JPH09303423A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH09303423A
JPH09303423A JP8139518A JP13951896A JPH09303423A JP H09303423 A JPH09303423 A JP H09303423A JP 8139518 A JP8139518 A JP 8139518A JP 13951896 A JP13951896 A JP 13951896A JP H09303423 A JPH09303423 A JP H09303423A
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JP
Japan
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piston member
piston
coil spring
spring
sealing device
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JP8139518A
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Junya Hoshi
淳也 星
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリングコイルの組立を簡単に行い得る、
簡単な構成のスプリングリテーナを備えること、また作
動時のコイルスプリング及びピストン部材の変形を防止
し得る、作動特性の良い密封装置を提供する。 【解決手段】 コイルスプリング16の保持部材を、コ
イルスプリング16の端部が接する環状のシート部17
Aにコイルスプリング16内に位置するコイルスプリン
グ16の巻径Dに合わせた凸部17Bを一体的に設けた
ものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用自
動変速機の変速切り換え装置のクラッチを制御するピス
トン部等に用いられる密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の密封装置を用いた自動変速
機の要部を示す断面図である。
【0003】図において、100は回転軸であるシャフ
ト101が挿入されている内形状断面L字状のハウジン
グで、そのハウジング100の内周面とシャフト101
の外周面とで環状のピストン挿入穴102を形成してい
る。
【0004】ハウジング100の内周側には多板クラッ
チ103を設けていると共に、ピストン挿入穴102に
は、断面略コ字状の環状のピストン部材104をストロ
ーク可能に配置している。
【0005】また、シャフト101の外周には軸方向の
移動を規制した環状の規制部材としてのキャンセルプレ
ート105を取付けている。このキャンセルプレート1
05は、内周寄りにピストン部材104側を開口する環
状凹部105Aを有しており、この環状凹部105Aの
内周側端部がシャフト101に設けられたストッパ10
6に当接して軸方向の移動を規制している。
【0006】また、キャンセルプレート105の外周面
にはシール部材としてのシールリップ107を設けてお
り、そのシルリップ107はピストン部材104の外周
側円筒部104Aの内周面に密封接触している。
【0007】キャンセルプレート105とピストン部材
104との間には、ピストン部材104をキャンセルプ
レート105から離れる方向に付勢するコイルスプリン
グ(以下、単にスプリングという)108を周方向に複
数設けている。
【0008】このスプリング108は、キャンセルプレ
ート105の環状凹部105A内とピストン部材104
の内周側円筒部104B寄りの間に位置しており、図中
上下両端に保持部材としてのスプリングリテーナ109
を介して設けている。
【0009】この上下のスプリングリテーナ109は、
スプリング108の端部が接する環状のシート部109
Aに、スプリング108の動きを規制するためのその内
径端が接する内壁部109B及び外径端が接する外壁部
109Cを設けたスプリング108の端部が挿入される
環状凹部を有するものである(図4(b)参照)。
【0010】そして、スプリング108にて付勢される
ピストン部材104は、ハウジング100の端面100
Aにゴム状弾性体110を介して接触して静止する。
【0011】尚、ピストン部材104の内,外周にはピ
ストン挿入穴102を成すシャフト101の外周面とハ
ウジング100の内周面間をシールすべくそれぞれの周
面に密封接触するシール部材としてのシールリップ11
1,112を設けている。
【0012】このようにして、ハウジング100内に圧
力室X、油室Y,Zを区分形成している。
【0013】上記構成において、圧力室Xに油圧が作用
し、圧力が上昇すると、ピストン部材104がスプリン
グ108の付勢力に抗してキャンセルプレート105側
(図中下方向)にストロークし、ピストン部材104の
外周側円筒部104Aの端部にて多板クラッチ103を
押し、シャフト101と共回りするピストン部材104
及びキャンセルプレート105を介して動力を伝達す
る。
【0014】また、動力の伝達を解除する時は、油室Y
に油を供給し、圧力室Xの圧力を低くすることで、スプ
リング108の付勢力によりピストン部材104をハウ
ジング100の端面100A側にストロークして元の位
置に戻る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合にあっては、周方向に複数設けられる
スプリング108を同一円周上につなぐために、上下2
ケのスプリングリテーナ109を配しなければならず、
構成が複雑であり、また円周上に多数のスプリングを備
えることが多く、上下のスプリングリテーナに全てのス
プリングを保持させた状態としなければならず、組立が
難しく、組立性が低いものであった。
【0016】また、この上下2ケのスプリングリテーナ
109にあっては、上記したように複数のスプリング1
08を同一円周上につなぐ役目しかしておらず、シャフ
ト101と共回りする際の遠心力によるスプリング10
8の変形防止及び遠心力によるスプリング108のひら
きを防止することはできなかった。
【0017】このため、その防止策として、キャンセル
プレート105,ピストン部材104にガイド部を設定
する必要があった。
【0018】また、ピストン部材104がキャンセルプ
レート105側にフルストロークした際、圧力室X内に
作用した圧力によりピストン部材104の内周側がキャ
ンセルプレート105側に撓み、弾性内変形を起こして
いた。そのため、多板クラッチ103を切断(動力の伝
達を解除)するために、油室Yの油圧を上昇させても、
まず、弾性内変形を起こしたピストン部材104の内周
側の撓みが元に戻り、その後ピストン部材104が図に
おいて上側に移動するので多板クラッチ103の切断タ
イミングが遅れてしまうという問題があった。
【0019】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
スプリングコイルの組立を簡単に行い得る、簡単な構成
のスプリングリテーナを備えること、また作動時のコイ
ルスプリング及びピストン部材の変形を防止し得る、作
動特性の良い密封装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、ピストン挿入穴を備えたハウジン
グと、このピストン挿入穴内を軸方向に所定量ストロー
クするピストン部材と、前記ピストン挿入穴に対する軸
方向の移動を規制された規制部材と、前記ピストン部材
と規制部材との間に配置されてピストン部材を付勢する
コイルスプリングと、このコイルスプリングを所定位置
に位置決め保持する保持部材と、を備えた密封装置にお
いて、前記保持部材は、コイルスプリングの端部が当接
するシート部と、このシート部から突出してコイルスプ
リングの内径部に挿通される凸部を備えると共に、この
凸部の高さは、ピストン部材のストロークにより最接近
した状態のピストン部材と規制部材のコイルスプリング
配置部における距離にほぼ等しいことを特徴とする。
【0021】これにより、1つの保持部材でコイルスプ
リングの位置決めと、コイルスプリングをその軸方向か
ら傾くことを防止するガイド機能を発揮することが可能
となる。従って、従来のようにコイルスプリングの両端
を保持する必要がなく、組立が簡単であり、また、遠心
力等によるコイルスプリングの軸方向の傾き及び変形を
防止する。
【0022】また、前記保持部材は、前記ピストン部材
または規制部材のいずれか一方に備えられたことも好適
である。
【0023】従って、2つの保持部材によらずコイルス
プリングの位置決めと、コイルスプリングをその軸方向
から傾くことを防止するガイド機能を発揮するので、構
成が簡単となる。
【0024】また、前記保持部材は、ピストン部材のス
トロークによりピストン部材と規制部材が最接近した位
置近傍で、ピストン部材と規制部材の両方に当接するこ
とも好適である。
【0025】これによると、ピストン部材と規制部材が
最接近した位置近傍で、保持部材が支えとして機能し、
ピストン部材と規制部材がさらに接近する方向に撓むこ
とを防止する。
【0026】また、前記保持部材は、板状部材からなる
環状のシート部と、この環状のシート部の凹凸形状とし
た周縁部を折り曲げて形成する凸部とを一体的に備え、
この凸部の幅は前記コイルスプリングの内径にほぼ等し
いことも好適である。
【0027】この構成では、凸部によりコイルスプリン
グがその軸方向から傾くことなく保持されると共に、保
持部材は簡単な構成となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0029】図1は本発明の一実施の形態に係る密封装
置を自動車等の自動変速機のピストン部に用いた要部断
面図である。
【0030】図において、1は回転軸であるシャフトで
あり、このシャフト1の外周側には、内形状断面L字状
のハウジング2を備えている。
【0031】ハウジング2は径方向部3と円形部4とを
有する。円形部4の下方内周面側には多板クラッチ5を
収納してある。尚、ブレーキ板として本実施の形態に係
る密封装置をブレーキのON・OFF装置に用いても良
い。
【0032】そして、円形部4の内周面とシャフト1の
外周面との間にて、環状のピストン挿入穴6を形成して
おり、そのピストン挿入穴6内に環状のピストン部材7
をストローク可能に挿入してある。
【0033】ピストン部材7は断面略コ字状の金属環
で、ハウジング2の径方向部3の端面に面するワッシャ
状の端壁71と、端壁71の内外径端部から軸方向に多
板クラッチ5側に向かって延びる一対の内周及び外周ス
カート部72,73と、から構成している。
【0034】そして、内周スカート部72の先端には、
半径方向内方に延びる内向きフランジ部74を有してお
り、この内向きフランジ部74の内径端に内周シールリ
ップ8を一体的に焼付け固定している。
【0035】この内周シールリップ8は、軸方向ハウジ
ング2の径方向部3側に延びて半径方向内方に向かって
開くように傾斜しており、リップ先端がシャフト1の外
周面に摺動自在に密封接触している。
【0036】また、外周スカート部73は軸方向中途部
でハウジング2の円形部4の内周面側にずれており、そ
のずれている角部に外周シールリップ9を一体的に焼付
け固定している。
【0037】この外周シールリップ9は、軸方向ハウジ
ング2の径方向部3側に延びて半径方向外方に向かって
開くように傾斜しており、リップ先端がハウジング2の
円形部4の内周面に摺動自在に密封接触している。
【0038】このようにして、内周シールリップ8及び
外周シールリップ9を介してピストン部材7とハウジン
グ2との間に圧力室Fを形成している。
【0039】さらに、端壁71の端面、内周スカート部
72の内周面及び外周スカート部73の外周シールリッ
プ9までの外周面を、ゴム状弾性材による端面及び内,
外周被覆部10,11,12によって全面を被覆してお
り、上記内周シールリップ8と外周シールリップ9を、
端面及び内,外周被覆部10,11,12と一体成形し
ている。
【0040】端面被覆部10には、ハウジング2のピス
トン挿入穴6の奥端面である径方向部3の端面に当接し
てピストン部材7の位置決めのための環状凸部10Aを
設けている。
【0041】このピストン部材7に対向してシャフト1
の外周側には、軸方向の移動を規制した環状の規制部材
としてのキャンセルプレート13を設けている。
【0042】キャンセルプレート13は、金属環で、シ
ャフト1に対して着脱自在な内径に設定しており、スト
ッパ14により軸方向、具体的にはピストン部材7から
離れる方向の移動を規制している。
【0043】そして、キャンセルプレート13の外径は
ピストン部材7の外周スカート部73の内径より小さく
なっている。
【0044】即ち、このキャンセルプレート13は、半
径方向シャフト1からピストン部材7の外周スカート部
73まで延びるもので、その半径方向シャフト1寄りで
シャフト側端壁13Aの外周側に設けられるピストン部
材7の端壁71側を開口する環状凹部13Bと、その環
状凹部13Bの外周側端部から外周スカート部73側に
向かって延びる外周スカート部側端壁13Cと、さらに
半径方向内方に曲げられた傾斜部13Dとを有してい
る。
【0045】また、傾斜部13Dの先端に半径方向ピス
トン部材7の外周スカート部73側に延びる外向きフラ
ンジ部13Eを有しており、その外径端にピストン部材
7の外周スカート部73の内周面に摺動自在に密封接触
するシール部材としてのシールリップ15を設けてい
る。
【0046】このようにして、キャンセルプレート13
とピストン部材7との間に油室Gを形成すると共に、多
板クラッチ5側の油室Hと区分している。
【0047】そして、キャンセルプレート13とピスト
ン部材7との間に、本実施の形態では、キャンセルプレ
ート13の環状凹部13Bとピストン部材7の内周スカ
ート部72寄りの位置にコイルスプリング(以下、単に
スプリングという)16を設けており、ピストン部材7
をキャンセルプレート13から離れる方向に付勢してい
る。
【0048】このスプリング16は、保持部材としての
スプリングリテーナ17を介して周方向に複数設けてあ
る。
【0049】スプリングリテーナ17は、図2に示すよ
うに、スプリング16の下端部が接する環状のシート部
17Aと、周方向所定間隔を有して設けられる凸部17
Bとを備えている。
【0050】シート部17Aは板状部材からなる環状
(ワッシャ状)のプレートで、凸部17Bは例えばその
シート部17Aの周縁部を凹凸形状とするように、周方
向所定位置で所定幅切り込みを入れ、凸形状の部分をシ
ート部17Aに対してほぼ垂直に折曲することで形成さ
れる。。
【0051】この凸部17Bは、スプリング16の内径
部に挿通される位置に設けており、その幅は図1(b)
に示すようにスプリング16の巻径Dとほぼ同じとし、
また高さLはピストン部材7のストロークにより最接近
した状態のピストン部材7とキャンセルプレート13の
コイルスプリング16の配置部における距離とほぼ同じ
としている。
【0052】そして、スプリング16はスプリングリテ
ーナ17の凸部17Bの外周に差し込まれるように設け
られるので、簡単に組み立てることができ、また組立途
中においてスプリング16を保持する必要もない。しか
もスプリング16を保持する為に1つのスプリングリテ
ーナ17で対応可能としているので、従来のように、上
下のスプリングリテーナでスプリングを挟み込むという
工程が不要となり、その意味でも組立性が向上するもの
である。
【0053】また、組み立てられたスプリング16の一
端はシート部17Aの端面に当接し、他端はピストン部
材7の端壁71の端面に当接してピストン部材7をキャ
ンセルプレート13から離れる方向に付勢している。
【0054】上記構成において、油室Gに油を供給し
て、圧力室Fが低圧となる際は、スプリング16の付勢
力がピストン部材7に加わっており、端面被覆部10の
環状凸部10Aがハウジング2の径方向部3の端面に接
触して静止している。
【0055】また、圧力室Fに油圧Pが作用し、圧力が
上昇すると、ピストン部材7がスプリング16の付勢力
に抗してキャンセルプレート13側にストロークし、ピ
ストン部材7の外周スカート部73の端部にて多板クラ
ッチ5を押し、シャフト1と共回りするピストン部材7
及びキャンセルプレート13を介して動力を伝達する。
【0056】そして、動力の伝達を解除する時は、油室
Gに油を供給し、圧力室Fの圧力を低くすることで、ス
プリング16の付勢力によりピストン部材7をハウジン
グ2の径方向部3側にストロークさせる。これにより、
元の位置へと復帰することになる。
【0057】上記構成の密封装置にあっては、スプリン
グリテーナ17のシート部17Aに設けたスプリング1
6内に位置する凸部17Bがスプリング16のガイド機
能を成すと共に、複数のスプリング16を同一円周上に
設けることができることから、従来技術の上下2ケに対
して1ケで済む。
【0058】従って、このスプリングリテーナ17を下
部でなく、上部即ちピストン部材7側に設けても良い。
【0059】また、スプリング16内に位置する凸部1
7Bの幅をスプリング16の巻径Dに合わせていること
から、スプリング16のたわみ防止及びシャフト1と共
回りする際の遠心力による変形防止を成すことになる。
【0060】これにより、従来技術では遠心力によるス
プリング16の変形ガイドをピストン部材7またはキャ
ンセルプレート13に設定していたが、その変形ガイド
を兼ねているため不要となる。
【0061】さらに、凸部17Bの高さLをピストン部
材7がフルストロークしてキャンセルプレート13に最
接近した距離とほぼ同じにしていることから、凸部17
Bがピストン部材7のキャンセルプレート13側へのフ
ルストロークの際にピストン部材7の端壁71の端面に
当接することになり、ピストン部材7を支えることにな
る(図3参照)。
【0062】このため、油圧Pによる従来技術では生じ
ていたピストン部材7の弾性内変形(図3中点線部参
照)を抑えることができる。
【0063】これにより、多板クラッチ5を切断(動力
の伝達を解除)するために、油室Gの油圧を上昇させる
と直ちにピストン部材7が図において上側に移動するの
で多板クラッチ5の切断タイミングを正確に行うことが
できる。従って、密封装置の動作特性は向上したものと
なる。
【0064】尚、上記実施の形態で示した保持部材とし
てのスプリングリテーナ17の形状は仕様等により適宜
変更されるものである。
【0065】
【発明の効果】上記のように説明された本発明にあって
は、1つの保持部材でコイルスプリングの位置決めと、
コイルスプリングをその軸方向から傾くことを防止する
ガイド機能を発揮することが可能となる。従って、従来
のようにコイルスプリングの両端を保持する必要がな
く、組立が簡単であり、また、遠心力等によるコイルス
プリングの軸方向の傾き及び変形を防止するので、良好
な作動特性が得られる。
【0066】保持部材は、ピストン部材または規制部材
のいずれか一方に備えれば良いので、構成が簡単とな
る。
【0067】保持部材が支えとなることで、ピストン部
材と規制部材が最接近した位置からさらに接近する方向
に撓むことを防止可能となり、密封装置の安定した作動
特性が得られる。
【0068】保持部材は、板状部材から一体的に形成さ
れるので、保持部材は簡単な構成となり、コスト低減に
も寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施の形態に係る密封
装置の半断面図であり、同図(b)は同図(a)のA矢
視図である。
【図2】図2はスプリングリテーナの要部斜視図であ
る。
【図3】図3はピストン部材に圧力が作用してキャンセ
ルプレート側へのフルストロークの状態を示す図であ
る。
【図4】図4(a)は従来の密封装置の半断面図であ
り、同図(b)はスプリングリテーナの要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ハウジング 3 径方向部 4 円形部 5 多板クラッチ 6 ピストン挿入穴 7 ピストン部材 71 端壁 72 内周スカート部 73 外周スカート部 74 内向きフランジ部 8 内周シールリップ 9 外周シールリップ 10 端面被覆部 10A 環状凸部 11 内周被覆部 12 外周被覆部 13 キャンセルプレート(規制部材) 13A シャフト側端壁 13B 環状凹部 13C 外周スカート部側端壁 13D 傾斜部 13E 外向きフランジ部 14 ストッパ 15 シールリップ(シール部材) 16 コイルスプリング 17 スプリングリテーナ(保持部材) 17A シート部 17B 凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン挿入穴を備えたハウジングと、 このピストン挿入穴内を軸方向に所定量ストロークする
    ピストン部材と、 前記ピストン挿入穴に対する軸方向の移動を規制された
    規制部材と、 前記ピストン部材と規制部材との間に配置されてピスト
    ン部材を付勢するコイルスプリングと、 このコイルスプリングを所定位置に位置決め保持する保
    持部材と、 を備えた密封装置において、 前記保持部材は、コイルスプリングの端部が当接するシ
    ート部と、このシート部から突出してコイルスプリング
    の内径部に挿通される凸部を備えると共に、 この凸部の高さは、ピストン部材のストロークにより最
    接近した状態のピストン部材と規制部材のコイルスプリ
    ング配置部における距離にほぼ等しいことを特徴とする
    密封装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記ピストン部材また
    は規制部材のいずれか一方に備えられたことを特徴とす
    る請求項1に記載の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、ピストン部材のストロ
    ークによりピストン部材と規制部材が最接近した位置近
    傍で、ピストン部材と規制部材の両方に当接することを
    特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の密
    封装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、板状部材からなる環状
    のシート部と、この環状のシート部の凹凸形状とした周
    縁部を折り曲げて形成する凸部とを一体的に備え、この
    凸部の幅は前記コイルスプリングの内径にほぼ等しいこ
    とを特徴とする請求項1,2または3のいずれか1項に
    記載の密封装置。
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