JP2007127164A - スプリングユニット、及びそれを備えた摩擦係合要素用油圧サーボ、及び摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法 - Google Patents

スプリングユニット、及びそれを備えた摩擦係合要素用油圧サーボ、及び摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことが可能なスプリングユニットを提供する。
【解決手段】例えば摩擦係合用油圧サーボ1にあって、ピストン部材12と支持プレート16の間には、スプリングリテーナ13と座金15と複数のリターンスプリング14とからなるスプリングユニット2が配設される。このスプリングリテーナ13の複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部13bの先端部分が、該リターンスプリング14の端部14bの内径D2より幅広で、かつ該リターンスプリング14の内径部14baに嵌合し得る幅広部13bbを有している。これにより、例えば支持プレート16を組付ける際に衝撃等が生じた場合でも、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との組付け位置がずれてしまうことが防止され、それらの誤組付けが防がれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車輌用自動変速機の伝達経路を形成する摩擦係合要素用の油圧サーボに用いられるスプリングユニット、及びそれを備えた摩擦係合要素用の油圧サーボ及び摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法に係り、詳しくは、リターンスプリングを位置決めするスプリングリテーナを備えたスプリングユニット、及びそれを備えた摩擦係合要素用油圧サーボ及び摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法に関する。
一般に、例えば車輌用自動変速機などに用いられる多板式クラッチ用油圧サーボは、底部にシリンダ部が形成されたクラッチドラム内に、軸方向に摺動自在なピストン部材と、スナップリングにより軸方向に移動が規制されたキャンセルプレートと、該ピストン部材と該キャンセルプレートとの間に縮設されたコイル状のリターンスプリングとが配設されており、各シール部材によりシールされることで、シリンダ部及びピストン部材の間に作動油室とピストン部材及びキャンセルプレートの間にキャンセル油室とが形成されて構成されている(特許文献1)。
このような多板式クラッチ用油圧サーボにおいて、例えば不図示の油圧制御装置より上記作動油室に作動油圧が供給されると、ピストン部材がリターンスプリングの付勢力に反してキャンセルプレート側に押圧駆動され、該ピストン部材の先端部がクラッチドラムのドラム先端部の内周側に配設された複数の摩擦板を軸方向に押圧し、クラッチが係合状態とされる。また、上記作動油室に作動油圧が排出されると、該作動油室の遠心油圧がキャンセル油室の遠心油圧によりキャンセルされ、リターンスプリングの付勢力によってピストン部材がシリンダ部側に押圧駆動されて、該クラッチは解放状態とされる。
特開平9−303423号公報
ところで、上記従来の多板式クラッチ用油圧サーボ1においては、図4に示すように、ピストン部材12とキャンセルプレート16との間に、座金15に固定されたリターンスプリング14が周方向に複数配設されていると共に、該リターンスプリング14と該ピストン部材12との間に、各リターンスプリング14を位置決めするためのスプリングリテーナ113が備えられている。該スプリングリテーナ113には、図5に示すように、例えば押圧形成等によって、円筒状の凸部13cが、上記複数配設されたリターンスプリング14の周方向(ω1−ω2方向)に対応する位置に形成されている。これによって、図6(a)及び(b)に示すように、スプリングリテーナ113の凸部13cは、リターンスプリング14の内周部14baに挿入される形で係着し、それらリターンスプリング14のピストン部材12側の端部の位置が位置決めされ、ピストン部材12への付勢力に偏りが生じないように構成されている。
このような多板式クラッチ用油圧サーボ1を組立てる際には、まず、クラッチドラム11を上方に向けて開口する状態となるように設置し、ピストン部材12、スプリングリテーナ113の順に該クラッチドラム11内に載置する。また、一方では、上記座金15に全てのリターンスプリング14を取付けておく。そして、ピストン部材12及びスプリングリテーナ113が載置されているクラッチドラム11に、上方より座金15及びリターンスプリング14を載置し、その後キャンセルプレート16を載置する。そして該キャンセルプレート16をスナップリング17によってクラッチドラム11に対して係着させる。
しかしながら、上述した多板式クラッチ用油圧サーボ1を組立てる際において、座金15及びリターンスプリング14をクラッチドラム11に載置する際には、目視によりリターンスプリング14の周方向(ω1−ω2方向)位置をスプリングリテーナ113の位置に位置決めしているが、例えばキャンセルプレート16を載置する際に衝撃等が生じると、リターンスプリング14が跳ねて組立位置からずれてしまう虞がある。このキャンセルプレート16を載置する際には、リターンスプリング14がクラッチドラム11、ピストン部材12、及びキャンセルプレート16等によって内包されるため、該リターンスプリング14のピストン側の端部を目視することができない。このため、リターンスプリング14とスプリングリテーナ113との組付け位置の確認が難しく、例えば図6(c)及び(d)に示すように、リターンスプリング14のピストン部材12側の端部14bが、上記スプリングリテーナ113の凸部13cの先端部13caに乗り上げたまま組付けられたり、また例えば図6(e)及び(f)に示すように、上記スプリングリテーナ113の凸部13c同士の間に入り込んで組付けられたりするような、いわゆる誤組付けが生じる虞があった。
そこで本発明は、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことが可能なスプリングユニット、及びそれを備えた摩擦係合要素用油圧サーボ、及び摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、シリンダ部(10)と、前記シリンダ部(10)に対して軸方向(X1−X2方向)に移動自在に配設され、該シリンダ部(10)との間に作動油室(31)を形成するピストン部材(12)と、前記シリンダ部(10)に対して前記軸方向(X1−X2方向)に位置決めされる支持プレート(16)と、を備え、前記作動油室(31)に供給される油圧に基づき摩擦板の係脱を行う摩擦係合要素用油圧サーボ(1)に用いられ、前記ピストン部材(12)と前記支持プレート(16)との間に配設されるスプリングユニット(2)において、
コイル状に形成され、前記ピストン部材(12)と前記支持プレート(16)との間に縮設されるための複数のリターンスプリング(14)と、
環状に形成され、前記複数のリターンスプリング(14)の一端(14a)に固定される座金(15)と、
基底部(13a)と、前記複数のリターンスプリング(14)の他端(14b)の内径部(14ba)に係着するように該基底部(13a)より突出した複数の凸部(13b,13c)と、を有して前記複数のリターンスプリング(14)の他端(14b)の位置を位置決めするスプリングリテーナ(13)と、を備え、
前記スプリングリテーナ(13)の複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部(13b)の先端部分(13ba)に、前記リターンスプリング(14)の他端(14b)の内径(D2)より幅広で、かつ該リターンスプリング(14)の内径部(14ba)に嵌合し得る幅広部(13bb)を有する、
ことを特徴とするスプリングユニット(2)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、前記請求項1記載のスプリングユニット(2)と、前記シリンダ部(10)と、前記ピストン部材(12)と、前記支持プレート(16)と、を備え、
前記座金(15)が、前記支持プレート(16)に対して前記軸方向(X1−X2方向)の前記シリンダ部(10)側に配設されると共に、前記複数のリターンスプリング(14)と前記支持プレート(16)との間に配設され、
前記スプリングリテーナ(13)が、前記ピストン部材(12)と前記複数のリターンスプリング(14)との間に配設される、
ことを特徴とする摩擦係合要素用油圧サーボ(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、前記スプリングリテーナの基底部(13a)は、中空円板状からなり、
前記幅広部(13bb)を有する前記スプリングリテーナの凸部(13b)は、前記リターンスプリング(14)の他端(14b)の内径(D2)より幅細な支持板部分(13bc)と、該支持板部分(13bc)の先端部分(13ba)に配設される幅広板部分(13bb)と、を有する板状からなり、
前記スプリングリテーナ(13)の他の凸部(13c)は、前記リターンスプリング(14)の他端(14b)の内径(D2)より小径な円筒状からなり、
前記スプリングリテーナ(13)を、押圧形成し得る、
ことを特徴とする請求項2記載の摩擦係合要素用油圧サーボ(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、前記スプリングリテーナ(13)の複数の凸部(13b,13c)のうちの少なくとも2つ以上の凸部の先端部分(13ba)に、前記幅広部(13bb)を有し、
前記スプリングリテーナ(13)を、前記支持プレート(16)に固定された前記複数のリターンスプリング(14)の他端(14b)に対して固定し得る、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の摩擦係合要素用油圧サーボ(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図3参照)、前記スプリングリテーナ(13)の複数の凸部(13b,13c)は、前記基底部(13a)に対して周方向(ω1−ω2方向)均等な位置に形成されてなり、
前記幅広部(13bb)は、前記幅広部(13bb)を有する凸部(13b)と隣り合う凸部(13c)との隙間の距離(L3)を、前記リターンスプリング(14)の他端(14b)の外径(D1)よりも小さくしてなる、
ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか記載の摩擦係合要素用油圧サーボ(1)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図1乃至図3参照)、作動油室(31)に供給される油圧に基づき摩擦板の係脱を行う摩擦係合要素用油圧サーボ(1)の組立方法において、
シリンダ部(10)を上方に向けて設置し、
前記シリンダ部(10)にピストン部材を(12)載置し、
座金(15)に複数のリターンスプリング(14)の一端(14a)を固定し、かつ前記リターンスプリングの他端(14b)に、スプリングリテーナ(13)の凸部(13b)の先端部分(13ba)に形成された幅広部(13bb)を嵌合させて、該リターンスプリング(14)に対して該スプリングリテーナ(13)を固定して、前記座金(15)、前記リターンスプリング(14)、及び前記スプリングリテーナ(13)からなるスプリングユニット(2)を構成し、
前記ピストン部材(12)に、前記スプリングユニット(2)を載置し、
前記ピストン部材(12)と支持プレート(16)との間に、前記スプリングユニット(2)が挟持されて前記リターンスプリング(14)が縮設されるように、該支持プレート(16)を組付ける、
ことを特徴とする摩擦係合要素用油圧サーボ(1)の組立方法にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、スプリングユニットは、スプリングリテーナの複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部の先端部分に、リターンスプリングの他端の内径より幅広で、かつ該リターンスプリングの内径部に嵌合し得る幅広部を有しているので、スプリングユニットを組立てる際にあって、リターンスプリングがその端部を撓ませながら幅広部を乗り越えて係着させることにより、例えば外部よりスプリングユニットに対して衝撃等が生じた場合でも、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付け位置がずれてしまうことを防ぐことができる。これにより、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことができる。
請求項2に係る本発明によると、摩擦係合要素用油圧サーボは、スプリングリテーナの複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部の先端部分に、リターンスプリングの他端の内径より幅広で、かつ該リターンスプリングの内径部に嵌合し得る幅広部を有するので、摩擦係合要素用油圧サーボを組立てる際にあって、リターンスプリングがその端部を撓ませながら幅広部を乗り越えて係着させることにより、例えばスプリングユニットに衝撃等が生じた場合でも、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付け位置がずれてしまうことを防ぐことができる。これにより、摩擦係合要素用油圧サーボの組立時におけるリターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことができる。
請求項3に係る本発明によると、幅広部を有する凸部を備えたスプリングリテーナであっても、例えば従来と同様に、押圧形成し得るので、製造工程及び製造コストを増加させることなく、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことが可能な摩擦係合要素用油圧サーボを提供することができる。
請求項4に係る本発明によると、スプリングリテーナに幅広部を有する凸部を複数備えたので、幅広部を有する複数の凸部をリターンスプリングに嵌合させることができ、スプリングリテーナを、座金に固定された複数のリターンスプリングの端部に固定させることができる。これにより、摩擦係合要素用油圧サーボを組立てる際に、例えば衝撃等が生じた場合にも、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付け位置がずれてしまうことを、より確実に防ぐことができる。また、座金、リターンスプリング、及びスプリングリテーナからなるスプリングユニットを先に組立てておくことも可能となるので、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付けを容易にすることができるものでありながら、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことができる。
請求項5に係る本発明によると、幅広部が、幅広部を有する凸部と隣り合う凸部との隙間を、リターンスプリングの他端の外径よりも小さくするので、リターンスプリングをスプリングリテーナに組付ける際に、該リターンスプリングの他端が凸部同士の間に入り込むことを防ぐことができ、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことができる。
請求項6に係る本発明によると、座金、リターンスプリング、及びスプリングリテーナからなるスプリングユニットを先に組立てるので、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付けを容易にすることができるものでありながら、摩擦係合要素用油圧サーボを組立てる際に、例えば衝撃等が生じた場合にも、リターンスプリングとスプリングリテーナとの組付け位置がずれてしまうことを確実に防ぐことができて、リターンスプリングとスプリングリテーナとの誤組付けを防ぐことができる。
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。
本実施の形態に係る多板式クラッチ用油圧サーボ(摩擦係合要素用油圧サーボ)1は、例えばFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車輌に搭載される自動変速機に配設されるものである。該自動変速機は、トルクコンバータ(不図示)、変速機構5、及び油圧制御装置(不図示)等をハウジングケース及びミッションケース等からなるケース6内に備えて構成されており、該変速機構5は、入力軸7と、該入力軸7上に多板式クラッチCを含む複数のクラッチやブレーキ、及びプラネタリギヤ等からなる歯車機構等を備えて構成されている。そして、該クラッチCは、本発明に係る多板式クラッチ用油圧サーボ1と図示を一部省略した複数の摩擦板26とを有して構成されている。
図1に示すように、多板式クラッチ用油圧サーボ(以下、単に「油圧サーボ」という)1は、大まかに、シリンダ部10を形成するクラッチドラム11、ピストン部材12、スプリングリテーナ13、リターンスプリング14、座金15、キャンセルプレート(支持プレート)16によって構成されている。
該クラッチドラム11は、第1連結部材11Aと第2連結部材11Bとからなり、そのうちの第1連結部材11Aは、内周側において略X1−X2方向に向けて形成された中空軸状のボス部11aと、該ボス部11aから略々径方向外周側へ延設されたフランジ状のフランジ部11bとを構成し、また、第2連結部材11Bは、該フランジ部11bの外周側に一体的に固定され、該フランジ部11bからX2方向外周側に延設されたドラム状のドラム部11cを構成している。
上記クラッチドラム11のボス部11aは、内周端部が、上記入力軸7の外側に延設されたフランジ部7aの外周端に連結されると共に、その内周面11aaが、ケース6よりX2方向に延設されたボス部6aの外周面に嵌合された支持部材27によって回転自在に支持されており、つまりクラッチドラム11は、支持部材27を介してケース6のボス部6aに回転自在に支持されていると共に、入力軸7に連結されて、入力軸7と一体回転するように構成されている。そして、クラッチドラム11には、該ボス部11aの外周面の一部と、フランジ部11bのX2側の側面と、ドラム部11cの内周面の一部とでシリンダ部10が形成されている。なお、該ボス部11aには、詳しくは後述する作動油室31に連通する油路33とキャンセル油室32に連通する油路34とが形成されている。
上記ピストン部材12は、概ね上記クラッチドラム11の形状に合せてX2方向側に内包される形状に形成されており、上述のシリンダ部10に対向して該クラッチドラム11に対してX1−X2方向に摺動自在に配設されている。該シリンダ部10と該ピストン部材12との間には、シールリップ21,23が配設されており、これらシールリップ21,23によってシールされて作動油室31が形成されている。また、該ピストン部材12は、径方向外周側の端部が摩擦板26を押圧するための押圧部12bとして形成されており、つまり上記作動油室31の油圧に基づき摩擦板26を押圧し得るように構成されている。また、該ピストン部材12のフランジ部11bに対向する部分の外周側には、X1方向に対して環状に凹んだ凹部12aが形成されており、詳しくは後述するスプリングリテーナ13及びリターンスプリング14を取付けし得るように構成されている。
一方、上記キャンセルプレート16は、ピストン部材12よりX2方向側にあって、中空円板状に形成されており、内周側がクラッチドラム11のボス部11aに嵌合し、外周側がピストン部材12の外周部分の内周面に嵌合するように配設されている。また、該キャンセルプレート16の内周端部は、該クラッチドラム11のボス部11aに嵌合されたスナップリング17によってX2方向側への移動が規制されている。該ピストン部材12と該キャンセルプレート16の外周端部との間には、シールリップ22が、また、該クラッチドラム11のボス部11aと該キャンセルプレート16の内周面との間にはOリング24が配設されており、これらシールリップ22,24と、上記ピストン部材12及びクラッチドラム11の間のOリング23とによってシールされて、上記作動油室31の遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室32が形成されている。
上記リターンスプリング14は、外径D1、及び内径D2を有するコイル状のスプリングからなり、上述したピストン部材12とキャンセルプレート16との間に、周方向(ω1−ω2方向)均等な位置に複数縮設され、該キャンセルプレート16の反力を受けて該ピストン部材12を上記シリンダ部10側に付勢している。また、該リターンスプリング14の端部(一端)14aは、座金15に固定されており、このリターンスプリング14を取付けた座金15がキャンセルプレート16の外周側に係着(着座)されている。さらに、リターンスプリング14の、該端部14aの反対側の端部(他端)14bは、後述するスプリングリテーナ13を介して該ピストン部材12の凹部12aに係着(着座)されている。
上記スプリングリテーナ13は、図2、図3(a)及び図3(b)に示すように、中空円板状の基底部13aと、該基底部13aのリターンスプリング14に対応する位置(つまり、周方向均等な位置)に押圧形成等で該基底部13aと一体的に形成された複数の凸部13b,13cとを有して構成されており、ピストン部材12の環状の凹部12aの底面に収納される形で係着している。
詳細には、上記複数の凸部は、幅広凸部(幅広部を有する凸部)13bと円筒凸部(他の凸部)13cとからなり、このうち円筒凸部13cは、従来どおりの形状であって、リターンスプリング14の内径D2よりも小径な円筒状で、該リターンスプリング14の端部14bの内周部(他端の内径部)14baに挿入される形で係着できる形状に形成されている(図5参照)。また、本発明の要部となる幅広凸部13bは、図3(a)に示すように、リターンスプリング14の内径D2の直径よりも幅広な幅L1を有する幅広部(幅広板部分)13bbと、リターンスプリング14の内径D2の直径よりも幅細な幅L2を有する支持板部(支持板部分)13bcとを備えた板状に形成されている。また、この幅広部13bbによって、図3(c)に示すように、幅広凸部13bと隣合う円筒凸部13cとの隙間の距離L3がリターンスプリング14の端部14bの外径D1よりも小さくなるように構成されている。
ついで、油圧サーボ1の動作について説明する。油圧サーボ1において、例えば油圧制御装置(不図示)より作動油室31に作動油が油路33を通じて供給され作動油圧が生じると、ピストン部材12がリターンスプリング14の付勢力に反してX2方向に押圧駆動され、該ピストン部材12の押圧部12bが上述した複数の摩擦板26をX2方向に押圧し、クラッチCが係合状態とされる。また、作動油室31より作動油圧が油路33を通じて排出されると、該作動油室31の遠心油圧がキャンセル油室32の遠心油圧によりキャンセルされると共に、リターンスプリング14の付勢力によってピストン部材12がX1方向に押圧されて、該クラッチCは解放状態とされる。
次に、油圧サーボ1の組立方法について説明する。自動変速機を組立てる際にあって、油圧サーボ1を組立てる際には、まず、ケース6のボス部6aに対し、支持部材27を介してクラッチドラム11を上方に向けて開口する状態となるように設置し、続けて、該クラッチドラム11に対し、ピストン部材12を凹部12aが上方に開口する状態となるように設置し、さらに、該凹部12aに対し、スプリングリテーナ13を上記幅広凸部13bと円筒凸部13cとが上方を向くように載置する。また、一方では、上述の座金15に全てのリターンスプリング14を取付けておく。そして、ピストン部材12及びスプリングリテーナ13が載置されているクラッチドラム11に、上方より座金15及びリターンスプリング14のセットを載置・挿入していき、目視によりリターンスプリング14の端部14bとスプリングリテーナ13の幅広凸部13b及び円筒凸部13cとの周方向位置を位置合わせしつつ、スプリングリテーナ13と全てのリターンスプリング14を係着させる。
この際、本油圧サーボ1においては、図3(a)及び(b)に示すように、スプリングリテーナ13の幅広凸部13bとリターンスプリング14の端部14bとが、該幅広凸部13bの幅広部13bbを乗り越える形で係着することになる。つまり、リターンスプリング14の端部14bの内径D2よりも該幅広部13bbの幅L1の方が大きいので、リターンスプリング14の端部14bは、撓ませ(広がり)ながらスプリングリテーナ13の幅広凸部13bの幅広部13bbを乗り越えて嵌合し、該リターンスプリング14がスプリングリテーナ13の基底部13aに当接して組付けされる。
また、この際、図3(c)に示すように、幅広部13bbによって、幅広凸部13bと隣合う円筒凸部13cとの隙間の距離L3がリターンスプリング14の外径D1よりも小さくなっているため、リターンスプリング14の端部14bが幅広凸部13bと隣合う円筒凸部13cとの隙間に入り込むことはなく、リターンスプリング14が幅広凸部13bに嵌合しない限り、幅広凸部13b或いは隣合う円筒凸部13cの先端部分に乗り上げる形となって、つまり全てのリターンスプリング14がスプリングリテーナ13の幅広凸部13b及び円筒凸部13cに対して嵌らずに、組付けられることはない。
そして、その後、キャンセルプレート16をスナップリング17によってクラッチドラム11に対して固定し、これによって、本油圧サーボ1の組立が完了する。
以上のように本発明に係る油圧サーボ1によると、スプリングリテーナ13の複数の凸部13b,13cのうちの少なくとも1つの凸部13bの先端部分13baに、リターンスプリング14の他端14bの内径D2より幅広で、かつ該リターンスプリング14の内径部14baに嵌合し得る幅広部13bbを有するので、油圧サーボ1を組立てる際にあって、リターンスプリング14がその端部14bを撓ませながら幅広部13bbを乗り越えて係着させることにより、例えば衝撃等が生じた場合でも、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との組付け位置がずれてしまうことを防ぐことができる。これにより、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との誤組付けを防ぐことができる。
また、幅広部13bbを有する凸部13bを備えたスプリングリテーナ13であっても、例えば従来と同様に、押圧形成し得るので、製造工程及び製造コストを増加させることなく、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との誤組付けを防ぐことが可能な油圧サーボ1を提供することができる。
さらに、幅広部13bbが、幅広凸部13bと隣り合う円筒凸部13cとの隙間の距離L3を、リターンスプリング14の他端14bの外径D1よりも小さくするので、リターンスプリング14をスプリングリテーナ13に組付ける際に、該リターンスプリング14の他端14bが幅広凸部13b及び円筒凸部13c同士の隙間に入り込むことを防ぐことができ、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との誤組付けを防ぐことができる。
ところで、上述の組立方法においては、スプリングリテーナ13を先にピストン部材12に載置し、その後リターンスプリング14を取付けた座金15を組付ける方法を説明したが、本発明に係るスプリングリテーナ13に複数の幅広凸部13bを例えば対角線上に少なくとも2箇所、好ましくは3箇所以上有していることで、スプリングリテーナ13をリターンスプリング14に対して嵌合させて、面方向として正しい位置に(即ち座金15及びキャンセルプレート16に対して平行な面上に)固定させることができる。つまり、該リターンスプリング14に対して該スプリングリテーナ13を下方に向けても、幅広部13bbがリターンスプリング14の端部14bに引っ掛かって脱落しないようにすることができる。
そのため、上方に開口した状態のクラッチドラム11にピストン部材12だけを載置し、一方で、座金15、全てのリターンスプリング14、及びスプリングリテーナ13を組付けてスプリングユニット2を組立て、そして、スプリングリテーナ13とリターンスプリング14と座金15とのスプリングユニット2をクラッチドラム11及びピストン部材12に対して組付けることが可能となる。
これにより、座金15及びリターンスプリング14のセットを、クラッチドラム11及びピストン部材12内に載置されたスプリングリテーナ13に位置合わせしつつ組付けるよりも、予めスプリングリテーナ13とリターンスプリング14と座金15とのスプリングユニット2を位置合わせして組立て、該スプリングユニット2をクラッチドラム11及びピストン部材12に対して組付けることができるので、油圧サーボ1の組立てを容易にすることができる。
以上のように、座金15、リターンスプリング14、及びスプリングリテーナ13からなるスプリングユニット2を先に組立てることで、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との組付けを容易にすることができるものでありながら、油圧サーボ1を組立てる際に、例えば衝撃等が生じた場合にも、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との組付け位置がずれてしまうことを確実に防ぐことができて、リターンスプリング14とスプリングリテーナ13との誤組付けを防ぐことができる。
なお、以上説明した本実施の形態においては、油圧サーボとして多板式クラッチ用の油圧サーボを一例に説明したが、勿論、多板式ブレーキ用の油圧サーボであってもよく、スプリングリテーナがリターンスプリングとピストン部材の間に配設されているものであれば、どのようなものであってもよい。
また、スプリングリテーナに備えられる幅広凸部の数は1つ又は2つ以上でも充分な効果はあるが、スプリングリテーナに備えられる凸部が全て幅広凸部であっても構わない。
また、本実施の形態に係るスプリングリテーナ13に備えられる幅広凸部の形状は、一例として説明したが、例えば、逆三角形状のものや、円筒凸部の先端部分に突起部を備えたものや、円筒凸部の先端部分が拡がったものであってもよく、これらに限らず、上記した効果と同様な効果が得られるものであれば、どのような形状のものでも構わない。
本発明に係る多板式クラッチ用油圧サーボを示す縦断面図。 本発明のスプリングリテーナを示す図で、(a)は上方視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図、(c)は本発明の凸部の縦断面図。 本発明のリターンスプリングとスプリングリテーナとを示す図で、(a)は係着状態の断面図、(b)は係着状態の上方視図、(c)は乗り上げた状態の上方視図。 従来の多板式クラッチ用油圧サーボを示す縦断面図。 従来のスプリングリテーナを示す図で、(a)は上方視図、(b)は凸部の縦断面図。 従来のリターンスプリングとスプリングリテーナとの状態を示す図で、(a)は正しく係着した状態の断面図、(b)は(a)の上方視図、(c)はリターンスプリングがスプリングリテーナの円筒凸部に乗り上げた状態の断面図、(d)は(c)の上方視図、(e)はリターンスプリングがスプリングリテーナの隣同士の円筒凸部の間に入り込んだ状態の断面図、(f)は(e)の上方視図。
符号の説明
1 摩擦係合要素用油圧サーボ(多板式クラッチ用油圧サーボ)
2 スプリングユニット
10 シリンダ部
12 ピストン部材
13 スプリングリテーナ
13a スプリングリテーナの基底部
13b 幅広部を有する凸部(幅広凸部)
13ba 幅広部を有する凸部の先端部分
13bb 幅広部、幅広板部分
13bc 支持板部分
13c 他の凸部(円筒凸部)
14 リターンスプリング
14a リターンスプリングの一端(端部)
14b リターンスプリングの他端(端部)
14ba リターンスプリングの他端の内径部(内周部)
15 座金
16 支持プレート(キャンセルプレート)
31 作動油室
D1 リターンスプリングの他端の外径
D2 リターンスプリングの他端の内径
L3 隙間の距離
X1−X2方向 軸方向
ω1−ω2方向 周方向

Claims (6)

  1. シリンダ部と、前記シリンダ部に対して軸方向に移動自在に配設され、該シリンダ部との間に作動油室を形成するピストン部材と、前記シリンダ部に対して前記軸方向に位置決めされる支持プレートと、を備え、前記作動油室に供給される油圧に基づき摩擦板の係脱を行う摩擦係合要素用油圧サーボに用いられ、前記ピストン部材と前記支持プレートとの間に配設されるスプリングユニットにおいて、
    コイル状に形成され、前記ピストン部材と前記支持プレートとの間に縮設されるための複数のリターンスプリングと、
    環状に形成され、前記複数のリターンスプリングの一端に固定される座金と、
    基底部と、前記複数のリターンスプリングの他端の内径部に係着するように該基底部より突出した複数の凸部と、を有して前記複数のリターンスプリングの他端の位置を位置決めするスプリングリテーナと、を備え、
    前記スプリングリテーナの複数の凸部のうちの少なくとも1つの凸部の先端部分に、前記リターンスプリングの他端の内径より幅広で、かつ該リターンスプリングの内径部に嵌合し得る幅広部を有する、
    ことを特徴とするスプリングユニット。
  2. 前記請求項1記載のスプリングユニットと、前記シリンダ部と、前記ピストン部材と、前記支持プレートと、を備え、
    前記座金が、前記支持プレートに対して前記軸方向の前記シリンダ部側に配設されると共に、前記複数のリターンスプリングと前記支持プレートとの間に配設され、
    前記スプリングリテーナが、前記ピストン部材と前記複数のリターンスプリングとの間に配設される、
    ことを特徴とする摩擦係合要素用油圧サーボ。
  3. 前記スプリングリテーナの基底部は、中空円板状からなり、
    前記幅広部を有する前記スプリングリテーナの凸部は、前記リターンスプリングの他端の内径より幅細な支持板部分と、該支持板部分の先端部分に配設される幅広板部分と、を有する板状からなり、
    前記スプリングリテーナの他の凸部は、前記リターンスプリングの他端の内径より小径な円筒状からなり、
    前記スプリングリテーナを、押圧形成し得る、
    ことを特徴とする請求項2記載の摩擦係合要素用油圧サーボ。
  4. 前記スプリングリテーナの複数の凸部のうちの少なくとも2つ以上の凸部の先端部分に、前記幅広部を有し、
    前記スプリングリテーナを、前記支持プレートに固定された前記複数のリターンスプリングの他端に対して固定し得る、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の摩擦係合要素用油圧サーボ。
  5. 前記スプリングリテーナの複数の凸部は、前記基底部に対して周方向均等な位置に形成されてなり、
    前記幅広部は、前記幅広部を有する凸部と隣り合う凸部との隙間の距離を、前記リターンスプリングの他端の外径よりも小さくしてなる、
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれか記載の摩擦係合要素用油圧サーボ。
  6. 作動油室に供給される油圧に基づき摩擦板の係脱を行う摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法において、
    シリンダ部を上方に向けて設置し、
    前記シリンダ部にピストン部材を載置し、
    座金に複数のリターンスプリングの一端を固定し、かつ前記リターンスプリングの他端に、スプリングリテーナの凸部の先端部分に形成された幅広部を嵌合させて、該リターンスプリングに対して該スプリングリテーナを固定して、前記座金、前記リターンスプリング、及び前記スプリングリテーナからなるスプリングユニットを構成し、
    前記ピストン部材に、前記スプリングユニットを載置し、
    前記ピストン部材と支持プレートとの間に、前記スプリングユニットが挟持されて前記リターンスプリングが縮設されるように、該支持プレートを組付ける、
    ことを特徴とする摩擦係合要素用油圧サーボの組立方法。
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