JP2006214497A - 湿式多板クラッチ - Google Patents

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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
    • F16D25/062Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
    • F16D25/063Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
    • F16D25/0635Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D25/0638Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae

Abstract

【課題】 低コストでコンパクトな構成で、クラッチハウジングとピストンとの相対回転を防止でき、Oリングやピストン周辺部の破損を防止することができる湿式多板クラッチを提供する。
【解決手段】 クラッチハウジング内に同軸上に配置された第1の摩擦係合要素と、第1の摩擦係合要素と交互に配置された第2の摩擦係合要素と、軸方向荷重を与え、第1及び第2の摩擦係合要素とを係合させるピストンを備えた湿式多板クラッチにおいて、クラッチハウジングの内径部の外周またはピストンの内周に突起を設けると共にピストンの内周またはクラッチハウジングの内径部の外周に凹部を設け、突起が凹部に係合することでクラッチハウジングとピストンとの相対回転が防止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の自動変速機などに用いられる湿式多板クラッチに関する。より詳細には、クラッチハウジングとピストンとの相対回転を防止する手段を設けた湿式多板クラッチに関する。
湿式多板クラッチでは、クラッチハウジング内に配置した、複数の摩擦係合要素を互いに係合させて、動力伝達を行っている。摩擦係合要素に軸方向の押圧力を与えるため、クラッチハウジング内には軸方向に移動するピストンが設けられている。
ピストンは、クラッチハウジングとの間に画成された油圧室に油圧を供給することで、軸方向に移動し、摩擦係合要素を締結させる。油圧室を液密状態にするため、ピストンの外周にはOリングが設けられている。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
実開昭50−101747号公報 実開昭50−94345号公報
湿式多板クラッチのピストン作動時に、摩擦係合要素を締結させるピストンが摩擦係合要素の回転により連れ回りをすることがある。摩擦係合要素の結合時にピストンが連れ回ると、その回転によりピストン周りに配置されたOリングを傷つける恐れがある。また、ピストンに接続されているスプリングがピストンの連れ回りによりねじれ破損する現象が見られる。このことにより周辺部材が傷つけられ作動不良を起こす危険性もある。
このような問題を解決するため、例えば特許文献1では、ピストンに隣接する摩擦係合要素、すなわちドライブプレートに軸方向に延在する爪部を設け、この爪部をピストンに設けた溝または穴部に係合させることで、クラッチハウジングとピストンとの相対回転を防止している。
また、特許文献2では、ピストンの外周に取り付けられた止め部材を、クラッチハウジングのスプラインに嵌合させることで、クラッチハウジングとピストンとの相対回転を防止している。
しかしながら、特許文献1に示したように、ドライブプレートに爪部を設けると、相対回転防止のためピストンの溝と爪部が繰り返し当たることになり、その衝撃などで、ドライブプレートに変形が生じする恐れがある。もし、変形が生じた場合は、摩擦係合装置の正常な機能に支障が出る。
特許文献2は、ピストンに止め部材という付加部材を設けるため、部品点数が増えるという問題点をかかえている。更に、ピストンの外径にスプライン溝をつけることにより、ピストンの径が必要以上に大きくなり、それによるコストの増加の恐れもある。
更に、特許文献1及び2は、ピストンとクラッチハウジングとを直接係合させて、相対回転を防止する構成となっていないため、回転防止の効果が十分得られないという問題点がある。
従って、本発明の目的は、低コストでコンパクトな構成で、クラッチハウジングとピストンとの相対回転を防止でき、Oリングやピストン周辺部の破損を防止することができる湿式多板クラッチを提供することである。
上述の問題点を解決するため、本発明の湿式多板クラッチは、
クラッチハウジング内に同軸上に配置された第1の摩擦係合要素と、第1の摩擦係合要素と交互に配置された第2の摩擦係合要素と、軸方向荷重を与え、第1及び第2の摩擦係合要素とを係合させるピストンを備えた湿式多板クラッチにおいて、クラッチハウジングの内径部の外周またはピストンの内周に突起を設けると共にピストンの内周またはクラッチハウジングの内径部の外周に凹部を設け、突起が凹部に係合することで、クラッチハウジングとピストンとの相対回転が防止されることを特徴としている。
本発明は、以下のような効果を奏する。
クラッチハウジングの内径部の外周に設けた突起をピストンの凹部に係合することで、ピストンとクラッチハウジングとの相対回転を防止できる。その結果、ピストンの連れ回りがなくなりピストン周辺部の摩耗が減少し、破損が防げる。また、クラッチの作動不良も防止できる。
また、Oリング部を改良することによりコンパクトかつ低コストな湿式多板クラッチが提供できる。
以下添付図面を参照して本発明の各実施例を詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符号で示してある。また、以下説明する実施例は、本発明を例示として説明するものであって、限定するものでないことは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施例の湿式多板クラッチ1を示す軸方向断面図であり、図2は、図1のA矢視部分の拡大図である。また、図3は、ピストンとクラッチハウジングの係合関係を示す軸方向断面図である。
湿式多板クラッチ1は、クラッチケース2とハブ(不図示)とを同軸上に配置している。クラッチケース2の外側円筒部21の内周側にはスプライン6が設けられ、このスプライン6に、第1の摩擦係合要素としてのセパレータプレート4が、またハブ(不図示)の外周側に設けられたスプラインには第2の摩擦係合要素としてのフリクションプレート5が、交互に同軸上に配置されている。フリクションプレート5の両面には、摩擦材38が固定されている。
クラッチケース2の軸方向の開口端側にはセパレータプレート4に比べて軸方向の厚さのあるバッキングプレート8が配置されている。これらの摩擦係合要素は止め輪18によって抜けが防止されるとともに軸方向の移動が制限されている。
一方、クラッチケース2の軸方向の閉口端側にはピストン30が配置されている。このピストン30は、クラッチケース2の内壁との間に画成される油室13に油圧が供給されることによって図中右方に移動し、セパレータプレート4に接触する面に設けられたウェーブスプリング35を介して、セパレータプレート4及びフリクションプレート5を密着締結させる。油圧用の油は、クラッチハウジング2の内径円筒部に設けられた油孔25を介して、油室13に供給される。
油が漏れないように、すなわち油室13を油密に維持するため、ピストン30とクラッチハウジング2との間にシールリング33が、また、クラッチケース2の内径円筒部22にはシール16が配置されている。また、ピストン30は油室13の油圧が抜かれると、リターンスプリング14の反発力によって押し戻され、摩擦係合要素を解放する。このリターンスプリング14は、Oリング39を介してピストン30に嵌合したキャンセラー11を介してスナップリング19によって支持されている。リターンスプリング14の他端は、スプリングホルダ28によりピストン30に保持されている。
ここで、図2及び図3を参照して、ピストン30とクラッチハウジング2との係合関係を説明する。クラッチハウジング2の内径円筒部22の外周面には、外径方向及び軸方向に延在する突起26が、円周方向等配に複数設けられている。
一方、ピストン30の内周面には軸方向に延在する凹部27が、円周方向等配に複数設けられている。図3に明瞭に示すように、ピストン30の凹部27は、円周方向等配に複数個設けられているが、その位置及び個数は突起26に対応している。
以上のような構成において、クラッチハウジング2の突起26がピストン30の凹部27に係合することで、クラッチハウジング2とピストン30との相対回転が防止される。従って、摩擦係合要素の回転に伴って、ピストン30が連れまわりで回転することがなくなり、Oリング33、16及び39を含めた各部の摩耗などが減少できる。
突起26は、必要であれば少なくともその一部を樹脂材で被覆することもできる。このようにすれば、突起26の摩擦性を向上させることができ、また摩耗を防ぐことができる。また、突起26を樹脂材で被覆する代わりに、ピストン30の凹部27の内面を樹脂材で被覆することもできる。必要であれば、突起26及び凹部27の両方を樹脂材で被覆することもできる。
以上説明した実施例では、クラッチハウジング2に突起26を、ピストン30に凹部27を設けたが、この構成は逆にしてもよい。すなわち、クラッチハウジング2に凹部を設け、それに嵌合する突起をピストン30に設けるように構成することもできる。
本発明の一実施例の湿式多板クラッチ1を示す軸方向断面図である。 図1のA矢視部分の拡大図である。 ピストンとクラッチハウジングの係合関係を示す軸方向断面図である。
符号の説明
1 湿式多板クラッチ
2 クラッチハウジング
4 セパレータプレート
5 フリクションプレート
30 ピストン
26 突起
27 凹部

Claims (4)

  1. クラッチハウジング内に同軸上に配置された第1の摩擦係合要素と、前記第1の摩擦係合要素と交互に配置された第2の摩擦係合要素と、軸方向荷重を与え、前記第1及び第2の摩擦係合要素とを係合させるピストンを備えた湿式多板クラッチにおいて、
    前記クラッチハウジングの内径部の外周に突起を設けると共に前記ピストンの内周に凹部を設け、前記突起が前記凹部に係合することで、前記クラッチハウジングと前記ピストンとの相対回転が防止されることを特徴とする湿式多板クラッチ。
  2. 前記突起または前記凹部は、樹脂材で被覆されていることを特徴とする請求項2に記載の湿式多板クラッチ。
  3. クラッチハウジング内に同軸上に配置された第1の摩擦係合要素と、前記第1の摩擦係合要素と交互に配置された第2の摩擦係合要素と、軸方向荷重を与え、前記第1及び第2の摩擦係合要素とを係合させるピストンを備えた湿式多板クラッチにおいて、
    前記クラッチハウジングの内径部の外周に凹部を設けると共に前記ピストンの内周に突起を設け、前記突起が前記凹部に係合することで、前記クラッチハウジングと前記ピストンとの相対回転が防止されることを特徴とする湿式多板クラッチ。
  4. 前記突起または前記凹部は、樹脂材で被覆されていることを特徴とする請求項3に記載の湿式多板クラッチ。
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