JP2019087028A - プリンタ装置及びプリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、簡易な構成により、位置が異なる様々な通帳上の磁気ストライプを読み取ることができるプリンタ装置及びプリント方法を提供する。【解決手段】プリンタ本体1に所定幅を有するように形成された取込み口2へ印刷対象物Sを案内するガイド板3と、取込み口2の外側に位置するガイド板3に配置されて該取込み口2を通過する印刷対象物S上の識別データDを読み取るヘッド部4と、プリンタ本体1の取込み口2に沿ってヘッド部4を移動自在に支持する位置決め機構6と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、通帳上の磁気情報に基づき取引結果を印字するプリンタ装置及びプリント方法に関する。
銀行等の金融機関で使用される通帳は、専用のプリンタ装置にて印字処理がなされる。
一般的な通帳プリンタ装置では、装置本体内に内蔵された磁気ヘッドにより、通帳上に貼付された磁気ストライプ内の磁気情報を読み取った後、該磁気情報に係る取引結果を上位コンピュータから読み出して該通帳内の所定位置に記帳する。
また、通帳上に貼付される磁気ストライプは、ユーザである金融機関毎に位置が異なるのが一般的である。このため、通帳プリンタでは、通帳上の異なる位置にある様々な磁気ストライプに対応したものが提供されている。
例えば、特許文献1に示される通帳プリンタでは、磁気ストライプの位置が異なる通帳に応じて、モータ駆動により磁気ヘッドの位置を適宜移動させ、これにより磁気ストライプの位置が異なる複数種の通帳を取り扱うことができるとの構成が示される。
特許文献2に示される通帳取り扱い装置では、通帳上の磁気ストライプの形状及び位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の検出結果に基づいて磁気ストライプの種類を判定する種類判定手段と、磁気ヘッドを各磁気ストライプ読み取り位置に移動する磁気ヘッド移動機構と、を設けるとの構成が示される。
特許文献3に示されるプリンタ装置では、プリンタヘッドと同一の機構部に実装されかつ磁気ストライプの読込み及び書込みを行うMSR/W(Magnetic Stripe Read/Write)ヘッドと、このMSR/Wヘッドの位置を任意の位置へ移動させる移動機構と、を有するとの構成が示される。
特開平02−016070号公報 特開平05−089618号公報 特開2002−230626号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に示されるプリンタ装置では、いずれも通帳上の磁気ストライプを読み取るための磁気ヘッドが、装置本体の内部空間に設置された駆動機構により移動される構成であるので、装置全体が大掛かりかつ複雑となり、ユーザが使用場所へ携帯して利用するには不向きであるという問題を有していた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、位置が異なる様々な通帳上の磁気ストライプを読み取ることができるプリンタ装置及びプリント方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様に示されるプリンタ装置では、プリンタ本体に所定幅を有するように形成された取込み口へ印刷対象物を案内するガイド板と、前記取込み口の外側に位置する前記ガイド板に配置されて該取込み口を通過する印刷対象物上の識別データを読み取るヘッド部と、前記プリンタ本体の取込み口に沿って前記ヘッド部を移動自在に支持する位置決め機構と、を有することを特徴とする。
本発明の第2態様に示されるプリンタ方法では、プリンタ本体の取込み口に沿うように、該取込み口の外側に位置するヘッド部を手動操作により移動させる位置決め段階と、前記位置決め段階の後、前記プリンタ本体の取込み口へ印刷対象物を案内して該印刷対象物上の識別データを読み取らせる識別データ読取段階と、前記識別データ読取段階で読み取った識別データに基づき、前記印刷対象物に対して該識別データに対応した印字処理を行わせる印字段階と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置が異なる様々な通帳上の磁気ストライプを読み取ることが可能となる。
本発明に係るプリンタ装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンタ装置を示す概略構成図である。 図1のプリンタ装置にてヘッド部をスライドさせた場合の図である。 図1のプリンタ装置からペン型部材を取り外した状態を示す図である。 図4で外したペン型部材で、通帳の磁気ストライプを読み取る場合の図である。 印刷対象物上の磁気ストライプの設置パターン(6種)を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンタ装置を示す概略構成図である。 図7の位置決め機構を具体的に示す断面図である。 (A)は磁気ヘッド部を支持するヘッド支持部材とスライドレールとの位置関係を示す斜視図、(B)は図Aの変形例を示す図である。 プリンタ装置を駆動するための制御フローを示す図である。 第2実施形態の他の形態を示す断面図である。
本発明に係るプリンタ装置100について、図1を参照して説明する。
図1において符号1で示すものは、印刷対象物S(例えば、通帳)に印刷を行うためのプリンタ本体であって、その内部には、図示しない印字部が設けられている。
また、このプリンタ本体1の前面には、所定幅を有する印刷対象物Sの取込み口2が設けられている。この取込み口2には、該取込み口2を通じて印刷対象物Sをプリンタ本体1内の印字部に案内するためのガイド板3が設置されている。
取込み口2の外側に位置するガイド板3には、該取込み口2を通過する印刷対象物S上の識別データDを読み取るヘッド部4が設置されている。なお、この識別データDは例えば印刷対象物S上に位置するデータエリア5(例えば、磁気ストライプ)内に記憶されている。
このヘッド部4は、位置決め機構6により、プリンタ本体1の取込み口2の幅方向(矢印a1−a2方向)に沿って移動自在に支持される。このときのヘッド部4の移動は、作業者の手動操作により行われる。
そして、以上のようなプリンタ装置100では、位置決め段階、識別データ読取段階、印字段階といった段階を経て印刷対象物Sへの印刷処理がなされる。
まず、位置決め段階にて、プリンタ本体11の取込み口12に沿うように、手動操作により、該取込み口12の外側に位置する磁気ヘッド部14を移動させる。このときのヘッド部14の移動は、使用者が目視しながら手指で操作しながら、印刷対象物S上のデータエリア5に対応して行う。尚、磁気ヘッド部14によるデータの読み取りは、データエリア5の移動を伴うが、この移動には、プリンタ本体1内に設けられた搬送ローラ(図示しないが、例えば印刷対象物Sを挟んで機内に取り込む一対のローラ)により行われる。
次に、識別データ読取段階にて、プリンタ本体11の取込み口12へ印刷対象物Sを案内して該印刷対象物S上の識別データDを読み取らせる。
次に、印字段階にて、識別データ読取段階で読み取った識別データDに基づき、プリンタ本体11において、識別データDに対応した印刷対象物Sへの印字処理を行わせる。
そして、以上のように構成された本発明のプリンタ装置100では、プリンタ本体1に形成された所定幅の取込み口2の外側に、該取込み口2を通過する印刷対象物S上の識別データDを読み取るヘッド部4を設けたので、該ヘッド部4により読み取られた識別データDに基づき、印刷対象物Sに対して該識別データDに対応した印字処理を行うことができる。
また、本発明のプリンタ装置100では、プリンタ本体1の取込み口2の外側位置にてヘッド部4が移動自在に支持される構成であるので、作業者が、印刷対象物S上の識別データDに対してヘッド部4を手動で位置合わせすることが可能である。
すなわち、本発明のプリンタ装置100では、取込み口2の外側に位置するヘッド部4と、手動操作により該ヘッド部4を移動自在に支持する位置決め機構6という簡易な構成により、位置が異なる様々な印刷対象物S上の識別データDを読み取ることができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタ装置101について、図2〜図6を参照して説明する。
図2〜図5において符号11で示すものは、印刷対象物S(例えば、通帳10)に印刷を行うためのプリンタ本体であって、その内部には、図示しない印字部が設けられている。
また、このプリンタ本体11の前面には、矢印a1−a2方向に所定幅を有する印刷対象物Sの取込み口12が設けられている。この取込み口12には、該取込み口12を通じて印刷対象物Sを矢印b1−b2方向に挿入可能で、かつ該印刷対象物Sをプリンタ本体11内の印字部に案内するためのガイド板13が設置されている。
なお、このガイド板13には基準縁部13Aが設けられており、この基準縁部13Aに沿って印刷対象物Sが矢印b1−b2方向に案内される。
また、本例では、取込み口12の設置方向である矢印a1−a2方向と、印刷対象物Sの挿入方向である矢印b1−b2方向とが直交する位置関係に設けられている。
取込み口12の外側に位置するガイド板13には、該取込み口12を通過する印刷対象物S上に貼付された磁気ストライプ15内の識別データDを読み取るための磁気ヘッド部14が設置されている。
この磁気ヘッド部14は、ガイド板13上に矢印a1−a2方向に延びるように形成された収納溝16に、脱着自在とされるペン型部材20内に設けられている。
このペン型部材20は、ガイド板13上に矢印a1−a2方向に形成された収納溝16に脱着自在なペン把持部21と、該ペン把持部21の長さ方向に沿い形成された溝部22と、溝部22に沿いスライド自在な磁気ヘッド部14とを有する構成であって、該溝部22により位置決め機構23が形成されている。
そして、このようなペン型部材20では、図2及び図3に示されるように、ガイド板13上の収納溝16に取り付けられた状態で、作業者が、溝部22に沿い磁気ヘッド部14を矢印a1−a2方向にスライドさせることで、図6(A)〜(D)に示されるような、位置が異なる様々な印刷対象物S上の磁気ストライプ15を読み取ることができる。
具体的には、印刷対象物Sが銀行で使用される通帳10である場合に、図6(A)〜(D)に示されるように、銀行毎に、磁気ストライプ15が、プリンタ装置101への挿入方向(縦方向:矢印b1−b2方向)と直交する方向(横方向:矢印a1−a2方向)に対して異なる位置にある。
例えば、図6(A)で示されるA銀行の通帳10では、通帳10の右縁から若干離れた位置に、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)に沿う磁気ストライプ15(15A)があり、また、図6(B)で示されるB銀行の通帳10では、通帳10の右縁近傍に、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)に沿う磁気ストライプ15(15B)がある。
また、図6(C)で示されるC銀行の通帳10では、通帳10の左縁から若干離れた位置に、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)に沿う磁気ストライプ15(15C)があり、また、図6(D)で示されるD銀行の通帳10では、通帳10の左縁近傍に、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)に沿う磁気ストライプ15(15D)がある。
これにより、図6(A)〜(D)に示される通帳10では、図4〜図5に示されるように作業者が、ペン型部材20上の磁気ヘッド部14を手動操作により矢印a1−a2方向に適宜移動させることで、同方向(横方向)に位置が異なる複数種の通帳10の磁気ストライプ15(15A〜15D)に対応させることができる。
すなわち、本実施形態のプリンタ装置101では、プリンタ本体11の外側のペン型部材20に、磁気ストライプ15を読み取る磁気ヘッド部14を矢印a1−a2方向に移動自在に設けたので、通帳10毎に位置が異なる磁気ストライプ15(15A〜15D)を確実に読み取ることができ、磁気ストライプ15に対応した取引結果の印字を行うことが可能となる。
一方、図6(E)及び(F)で示されるE銀行及びF銀行の通帳10では、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)と直交する横方向(矢印a1−a2方向)に磁気ストライプ15(15E,15F)があり、プリンタ本体11内に磁気ヘッド部14が設置された状態(図2、図3参照)において、当該磁気ストライプ15を読み取ることができない。
このため、図6(E)及び(F)に示される通帳10では、図4及び図5に示されるように作業者が、ガイド板13上の収納溝16からペン型部材20を取り外した上で、該ペン型部材20を把持しつつ、該ペン型部材20の先端に位置する磁気ヘッド部14により通帳10上の磁気ストライプ15(15E,15F)を読み取るようにする。
その後、当該通帳10は、プリンタ装置101の取込み口12に挿入された後、該プリンタ装置101にて、磁気ヘッド部14により読み取られた磁気ストライプ15(15E,15F)に基づき、対応した取引結果の印字処理を行う。
これにより、本発明のプリンタ装置101では、磁気ストライプ15(15A〜15F)の位置が異なる種々の通帳10に応じて、ペン型部材20上の磁気ヘッド部14の位置を適宜移動させる(図6(A)〜(D)の場合)、又はペン型部材20をプリンタ本体11から取り外して磁気ヘッド部14を自由に移動させる(図6(E)(F)の場合)ことで、磁気ストライプ15の位置が異なる複数種の通帳10を取り扱うことができる。
なお、ペン型部材20からプリンタ本体11への識別データDの転送は、ケーブルを通じて行っても良いし、無線による信号送信により行っても良い。
そして、以上詳細に説明した第1実施形態のプリンタ装置101では、磁気ストライプ15の位置が異なる種々の通帳10に応じて、ペン型部材20上の磁気ヘッド部14の位置を適宜移動させる(図2、図3及び図6(A)〜(D)の場合)、又はペン型部材20をプリンタ本体11から取り外して磁気ヘッド部14を自由に移動させる(図4、図5及び図6(E)(F)の場合)ことで、磁気ストライプ15の位置が縦方向/横方向に異なる複数種の通帳10を取り扱うことができる、との効果を奏する。
また、第1実施形態のプリンタ装置101では、プリンタ本体11の取込み口12の外側位置にてペン型部材20上の磁気ヘッド部14が移動自在に支持される構成であるので、作業者が、印刷対象物S上の識別データDに対して磁気ヘッド部14を手動で位置合わせすることが可能である。
すなわち、第1実施形態のプリンタ装置101では、取込み口12の外側に位置する脱着自在なペン型部材20と、該ペン型部材20上の磁気ヘッド部14を移動自在に支持する位置決め機構23という簡易な構成により、磁気ストライプ15の位置が縦方向/横方向に異なる様々な通帳10上の識別データDを読み取ることが可能となる。
なお、上記実施形態では、印刷対象物S上に設けられた磁気ストライプ15内の識別データDを、磁気ヘッド部14により読み取るようにしたが、これに限定されず、識別データDをバーコードとして示し、当該バーコードを、光学センサからなる光学ヘッド部で読み取るようにしても良い。
また、上記実施形態では、磁気ヘッド部14で磁気ストライプ15内の識別データDを読み取るようにしたが、これに限定されず、磁気ヘッド部14で磁気ストライプ15内にデータを書き込むようにしても良い。このとき、磁気ヘッド部14はR/W(Read-Write )ヘッドを用いるようにする。
また、上記実施形態では、磁気ヘッド部14で読み取った磁気ストライプ15内の識別データDに基づき、通帳10に取引結果を印字したが、これに限定されず、別途、作業者が指定した情報に基づき印字処理を行っても良い。
本発明の第2実施形態に係るプリンタ装置102について、図7〜図10を参照して説明する。
第2実施形態に係るプリンタ装置102が、第1実施形態に係るプリンタ装置101と構成を異にする点は、磁気ヘッド部30の周辺構成である。
すなわち、第2実施形態のプリンタ装置102では、図7〜図8に示されるように、ガイド板13に形成されかつプリンタ本体11の取込み口12に沿う矢印a1−a2方向に延びる溝部31を有し、該溝部31内に、磁気ヘッド部30を支持するヘッド支持部材32がスライド自在とされる位置決め機構33(図8参照)が具備される。
より具体的には、この位置決め機構33は、図8及び図9(A)に示されるように、ガイド板13に設置された矢印a1−a2方向に沿う溝部31と、該溝部31の下方位置にて同方向に沿うに配置されたスライドレール34と、磁気ヘッド部30を支持しかつ該スライドレール34に沿ってスライド自在なヘッド支持部材32と、を有する構成である。ここで、磁気ヘッド部30を支持するヘッド支持部材32は、スライドレール34に沿って手動操作によりスライド自在とされる。
なお、磁気ヘッド部30とヘッド支持部材32とは、磁気ヘッド部30の凸部30Aとヘッド支持部材32の凹部32Aとを介して連結される。
そして、このような位置決め機構33では、通帳10の磁気ストライプ15を読み取る磁気ヘッド部30を矢印a1−a2方向に移動自在に設けたので、通帳10毎に位置が異なる磁気ストライプ15(図6(A)〜(D)に示される磁気ストライプ15)を確実に読み取ることができ、該磁気ストライプ15に対応した取引結果の印字処理が可能となる。
一方、図6(E)及び(F)で示されるE銀行及びF銀行の通帳10では、プリンタ装置101への挿入方向(矢印b1−b2方向)と直交する横方向(矢印a1−a2方向)に磁気ストライプ15があり、プリンタ装置102の磁気ヘッド30では、当該磁気ストライプ15を読み取ることができない。
このため、プリンタ装置102における溝部31内の空き空間31Aには、図7で示すような読取りペン40を脱着自在に設けても良い。
この読取りペン40は、印刷対象物S上の識別データDを読み取る第2磁気ヘッド部41をペン本体42の先端部に有するものであって、作業者が溝部31から取り外した状態で、図6(E)及び(F)で示される通帳10の磁気ストライプ15(15E,15F)に沿い、第2磁気ヘッド部41を摺動させることで、該磁気ストライプ15内の識別データDを読取り可能とする。
また、プリンタ本体11内の取込み口12近傍には、図8で示すようなガイド板13を通じて挿入された通帳10をプリンタ印字部Pに案内するための搬送ローラ50(図示例では、一対の搬送ローラ50の間に通帳10を挟んで所定方向に回転することにより、プリンタ本体11内に取り込み、あるいは逆方向に回転することにより取り込みあるいは排出される)が設けられている。なお、前記搬送ローラ50と印字部Pとの位置関係に応じて、これらの間での受け渡しのための搬送ローラ(図示略)を設けるようにしても良い。
この搬送ローラ50は、駆動制御部Cから出力された制御信号に基づきその駆動モータ51が回転制御される。
駆動制御部Cの具体的な制御内容としては、図10に示されるように、例えば、まず、通帳10が取り込み口12に挿入され、あるいはその近くにセットされたことが判別されたことを条件として、搬送ローラ50を複数回にわたって、正回転、あるいは逆回転させて、磁気ストライプからの情報の読み取りに足る程度のストロークにわたる取り込み/排出を行わせる。この動作に伴い、磁気ヘッド部30/41を通じて識別データDが読み取られたか否かを判断し(ステップS1)、YESの場合に、駆動モータ51を通じて通帳10を内部に取り込み(ステップS2)、通帳10に対して識別データDに基づく取引結果の印字作業を行わせる(ステップS3)。
一方、ステップS1にて、磁気ヘッド部30/41を通じて識別データDが読み取ることができないと判断された場合(ステップS1のNOの場合)には、駆動モータ51を停止又は逆転して通帳10の取り込みを拒否するとともに(ステップS4)、作業者に対して磁気ストライプ15の読み取りができない旨の警告信号を出力する。
そして、表示手段(図示略)では、この警告信号に基づき、警告ランプ、警告音声等で作業者への報知を行う。例えば、表示手段にて、ヘッドの位置を調整して下さい、あるいは通帳の位置を確認して下さいなどのガイダンスを表示する。
そして、以上のように構成された第2実施形態のプリンタ装置102では、磁気ストライプ15の位置が異なる種々の通帳10に応じて、溝部31内の磁気ヘッド部30の位置を適宜移動させる(図6、図7及び図6(A)〜(D)の場合)、又は読取りペン40を溝部31から取り外してその磁気ヘッド部41を自由に移動させる(図6(E)(F)の場合)ことで、磁気ストライプ15の位置が縦方向/横方向に異なる複数種の通帳10を取り扱うことができる。
また、第2実施形態のプリンタ装置102では、プリンタ本体11の取込み口12の外側位置にて溝部31内の磁気ヘッド部30が移動自在に支持される、又は第2磁気ヘッド部41を先端部に有する読取りペン40が脱着自在に設けられる構成であるので、作業者が、印刷対象物S上の磁気ストライプ15に対して、磁気ヘッド部30/41を手動で位置合わせすることが可能である。
すなわち、第2実施形態のプリンタ装置102では、溝部31内で移動自在な磁気ヘッド部30と、該凹状部31から脱着自在な読取りペン40という簡易な構成により、磁気ストライプ15の位置が縦方向/横方向に異なる様々な通帳10上の識別データDを読み取ることが可能となる。
(変形例1)
なお、第2実施形態のプリンタ装置102では、図9(B)に示されるように、磁気ヘッド部30を支持するヘッド支持部材32を、手動操作によりスライドレール34に沿ってスライド自在に設けたが、これに限定されず、ヘッド支持部材32を駆動モータ35により駆動してスライド移動させるようにしても良い。
(変形例2)
また、第2実施形態の位置決め機構33では、磁気ヘッド部30を支持するヘッド支持部材32を、手動操作によりスライドレール34に沿ってスライド自在に設けたが、これに限定されず、図11のような位置決め機構60を使用しても良い。
この位置決め機構60は、ガイド板13に形成された溝部31内にて矢印a1−a2方向に延びるレール部材61を有し、かつこのレール部材61上に、同方向に間隔をおいて設置された複数の凹部61Aを有する構成である。
これら凹部61Aには、磁気ヘッド部30の下部に形成された凸部30Aが脱着自在に結合されるようになっており、これにより該凹部61Aに磁気ヘッド部30が選択的に設置されることで、該磁気ヘッド部30が、矢印a1−a2方向の所定の位置への変更が可能となっている。この凸部30Aと凹部61Aとの脱着自在な嵌合は、凸部30A、およびまたはレール部材61の凹部61Aに対応する個所をゴム、プラスチック等の弾性変形容易な材料により構成することにより、容易に実現することができる。
すなわち、位置決め機構60においても、磁気ストライプ15(15A〜15D)の位置が異なる種々の通帳10に応じて、レール部材61上の磁気ヘッド部30の嵌合により取り付け位置を適宜変更することで、複数種の通帳10の取り扱い可能にすべく、磁気ヘッド30を位置決めすることができる。
なお上記実施形態のヘッド部として、磁気ストライプのデータの読み取りのみを行うもの、あるいは、読み取り書き込みの両方を行うことができる磁気ヘッドを採用するが、単に磁気データを読み取る磁気ヘッド、あるいは、バーコード等の画像データを光学的に読み取る光学読み取り装置等、他の読み取りおよびまたは書き込みが可能なセンサであっても良い。すなわち、プリンタ本体によって処理される媒体に記録されたデータを少なくとも読み取ることのできるセンサに代えた場合にも本発明を適用することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、通帳上の磁気情報に基づき取引結果を印字するプリンタ装置及びプリント方法に関する。
1 プリンタ本体
2 取込み口
3 ガイド板
4 ヘッド部
10 通帳
11 プリンタ本体
12 取込み口
13 ガイド板
14 磁気ヘッド部
15 磁気ストライプ
20 ペン型部材
23 位置決め機構
30 磁気ヘッド部
31 溝部
31A 空き空間
32 ヘッド支持部材
33 位置決め機構
40 読取りペン
41 第2磁気ヘッド部
50 搬送ローラ
60 位置決め機構
61A 凹部
100 プリンタ装置
101 プリンタ装置
102 プリンタ装置
C 駆動制御部
S 印刷対象物
D 識別データ

Claims (9)

  1. プリンタ本体に所定幅を有するように形成された取込み口へ印刷対象物を案内するガイド板と、
    前記取込み口の外側に位置する前記ガイド板に配置されて該取込み口を通過する印刷対象物上の識別データを読み取るヘッド部と、
    前記プリンタ本体の取込み口に沿って前記ヘッド部を移動自在に支持する位置決め機構と、を有することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 前記印刷対象物は、前記識別データとなる磁気ストライプを外側面に有する通帳であり、
    前記ヘッド部は、前記磁気ストライプ内に記憶された識別データを読み取る磁気ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記ヘッド部は、前記取込み口に沿うように前記ガイド板上に形成された収納溝に脱着自在なペン型部材に設けられ、
    前記位置決め機構は、前記ペン型部材の本体上に長さ方向に沿うように形成された溝部を有し、該溝部に沿うように前記ヘッド部がスライド自在に設けられることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  4. 前記位置決め機構は、前記取込み口に沿うように前記ガイド板上に設置された溝部を有し、該溝部に沿うように前記ヘッド部を支持するヘッド支持部材がスライド自在に設けられることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  5. 前記溝部内の空き空間には、印刷対象物上の識別データを読み取る第2ヘッド部を先端部に有する読取りペンが、脱着自在に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のプリンタ装置。
  6. 前記位置決め機構は、前記取込み口に沿うように前記ガイド板の溝部内に間隔をおいて設置された複数の凹部を有し、該凹部に前記ヘッド部が選択的に設置されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  7. 前記プリンタ本体には、前記取込み口を通じて印刷対象物を内部に取り込む搬送ローラと、該搬送ローラの駆動を制御する駆動制御部と、が設けられており、
    前記駆動制御部は、前記ヘッド部が印刷対象物上の識別データを読み取った場合に前記搬送ローラにより印刷対象物を記帳位置に案内し、また、前記ヘッド部が印刷対象物上の識別データを読み取りに失敗した場合に警告信号を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプリンタ装置。
  8. 前記駆動制御部は、前記警告信号に基づき作業者に対して警告ランプ、警告音声等による警告報知を行うことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ装置。
  9. プリンタ本体の取込み口に沿うように、該取込み口の外側に位置するヘッド部を手動操作により移動させる位置決め段階と、
    前記位置決め段階の後、前記プリンタ本体の取込み口へ印刷対象物を案内して該印刷対象物上の識別データを読み取らせる識別データ読取段階と、
    前記識別データ読取段階で読み取った識別データに基づき、前記印刷対象物に対して該識別データに対応した印字処理を行わせる印字段階と、を有することを特徴とするプリント方法。
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