JP4921301B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ICタグを有して熱による印字及び消去が可能な媒体に対するRFIDデータの書き込み及び印字を実行するプリンタに関する。
従来、熱により発色と消色とを繰り返すことが可能な発色型可逆感熱記録材料を用いたいわゆるリライタブル媒体が実用化されている。発色型可逆感熱記録材料としては、一例として、ロイコ染料と可逆顕色剤の化学反応を利用したロイコ染料型のものがある。そして、画像が形成されているリライタブル媒体に熱を加えて徐冷することでその画像を消去し、画像消去後のリライタブル媒体に対して例えばサーマルプリントヘッドによって印字データに基づく印字を行なうプリンタが開発されている。
また、従来、このようなリライタブル媒体に、データを書き換え自在に記憶可能なICタグを埋設したもの(RFIDリライタブル媒体)が知られている。このようなRFIDリライタブル媒体に対しては、非接触通信によるデータの書き込み及び読み取りが可能である。そこで、RFIDリライタブル媒体に対して画像形成と共にデータの書き込みを行えるように、プリンタに非接触通信を実行するためのプリンタアンテナを設けたものが知られている。
特開2006−150765公報
RFIDリライタブル媒体については、RFIDデータの書き込み及び印字がなされる前にプリンタから回収すべき場合がある。
一つは、印字及び消去の回数が制限に達している場合である。RFIDリライタブル媒体は、印字及び消去を繰り返す毎にその発色型可逆感熱記録材料の発色特性または消色特性は劣化してしまうため、その使用回数には制限がある。つまり、使用回数が制限に達したRFIDリライタブル媒体(寿命媒体)は、消去不良や印字不良が生じて良好な印字結果を得られないため廃棄対象である。なお、特許文献1には、印字または消去の回数をICタグに書き込みし、この回数が制限に達している場合には、媒体を通常とは別に排出するようにした技術が記載されている。これによれば、寿命媒体を印字等がなされる前にプリンタから回収することができる。
もう一つは、内蔵するICタグに書き込み不良が生じている場合である。書き込み不良は、その使用によって生ずるものではなく、製造販売メーカからの購入時点で既に生じているものであり、返品対象である。
したがって、RFIDリライタブル媒体は、「寿命」である場合と「不良」である場合とでは、共にプリンタでの使用に適さず回収すべき点で共通するものの、回収後の扱いが大きく異なる。つまり、寿命媒体は廃棄すべきものである一方で、不良媒体は製造販売メーカに返品して正常品と交換することができるものである。そのため、寿命媒体と不良媒体とでは、分別して回収できることが望まれている。なお、特許文献1に記載された技術においては、寿命媒体を不良媒体が排出される異常用紙排出部に排出するようになっていて、両者を分別することはできない。
本発明の目的は、RFIDリライタブル媒体が寿命である場合と不良である場合とで、それぞれ分別して回収できるようにすることである。
本発明のプリンタは、データを書き換え自在に記憶するICタグを有して熱による印字及び消去が可能な媒体をその搬送方向に沿って案内する媒体通路と、前記媒体通路に配置されて、前記媒体に対してサーマル印字方式の印字を行う印字部と、前記印字部よりも前記媒体の搬送方向上流側で前記媒体通路に配置されたアンテナを介して前記媒体の印字回数を含むデータの書き込み及び読み取りをするために前記ICタグと通信を実行し当該通信結果に基づき前記媒体の異常を判定する通信部と、前記印字部と前記アンテナとの間に配置されて、前記通信結果に基づき異常と判定された前記媒体を前記媒体通路から排除する排除機構と、前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を寿命回収位置と不良回収位置とに振り分ける振分機構と、を備え、前記通信結果に基づいて前記媒体が前記ICタグの通信不良により異常と判定された場合には、前記振分機構の駆動源を制御して前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を前記不良回収位置に振り分けさせ、前記通信結果に基づいて前記媒体が前記ICタグから読み取られた前記印字回数が制限回数に達していることにより異常と判定された場合には、前記振分機構の駆動源を制御して前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を前記寿命回収位置に振り分けさせるようにした。
本発明によれば、寿命媒体は排除機構によって媒体通路から排除された後に振分機構によって寿命回収位置に振り分けられ、不良媒体は排除機構によって媒体通路から排除された後に振分機構によって不良回収位置に振り分けられる。したがって、不良媒体と寿命媒体とを分別して回収することができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、ICタグ112を有するRFIDリライタブル媒体111に対して、消去動作、データ書き込み動作、及び、印字動作を順に行なうプリンタ101への適用例である。
図1は、プリンタ101の縦断側面図である。本実施の形態のプリンタ101は、直方体状のハウジング102に各部が収納されて構成されている。ハウジング102の後方(図1中右方)部分には、媒体収納部201と消去部301とが収納されている。ハウジング102の前方(図1中左方)部分には印字部401が収納されている。ハウジング102の正面には、媒体発行口103が形成されている。また、ハウジング102の正面側であって媒体発行口103の下方位置には、排出口110が形成されている。さらに、ハウジング102の正面には、表示部104と操作部105とが配置されている(いずれも図4参照)。表示部104は、横長に形成された液晶表示装置であり、数行程度の情報を表示することができる。
なお、媒体収納部201及び消去部301を収納するハウジング102の後方部分と印字部401を収納するハウジング102の前方部分とは、分離可能に構成されていても良い。
プリンタ101の内部には、RFIDリライタブル媒体111を案内する媒体通路106が形成されている。媒体通路106は、媒体収納部201と媒体発行口103とを連絡させており、その途中に、消去部301と印字部401とがそれぞれ配置されている。消去部301の配置位置は上流側、印字部401の配置位置は下流側である。
媒体収納部201は、昇降自在に設けられた媒体保持部としてのリフタ202を主体に構成されている。リフタ202は、複数枚のRFIDリライタブル媒体111を積層状態で載置支持可能である。リフタ202は、アクチュエータからなるリフタ駆動部203(図4参照)に駆動されて昇降する。
媒体収納部201には、リフタ202に載置されている最上位のRFIDリライタブル媒体111を媒体通路106に給送する給送部としての供給機構204が設けられている。供給機構204の主体をなすのは、ピックアップローラ205及びリバース方式の分離機構206である。ピックアップローラ205は、その回転によってリフタ202に載置されている最上位のRFIDリライタブル媒体111に給送力を付与する。分離機構206は、ピックアップローラ205の回転によって重送される下位のRFIDリライタブル媒体111を分離し、最上位のRFIDリライタブル媒体111のみが媒体通路106に給送されるようにする。このような媒体分離は、分離機構206が有しているリバースローラ207の給送方向とは逆方向の回転によってなされる。もっとも、分離機構206としては、分離爪方式、ゲート方式等、他の方式を採用してもよい。ピックアップローラ205及びリバースローラ207は、アクチュエータからなる給搬送部208(図4参照)に駆動されて回転する。
消去部301は、媒体通路106を介して対向配置されているヒートローラ302とプレスローラ303とを主体に構成されている。ヒートローラ302は媒体通路106の上方位置に、プレスローラ303は媒体通路106の下方位置にそれぞれ配置されている。ヒートローラ302は、通電によって発熱するヒータ304(図4参照)を内蔵し、媒体通路106を搬送されるRFIDリライタブル媒体111を加熱することができる。プレスローラ303は、媒体通路106を介してヒートローラ302に付勢されている。
印字部401は、媒体通路106を介して対向配置されているライン型のサーマルプリントヘッド402とプラテン403とを主体に構成されている。このような印字部401の配置位置は、媒体発行口103の近傍である。
プリンタ101は、供給機構204によって媒体通路106に給送されたRFIDリライタブル媒体111を搬送するための搬送部107を備えている。搬送部107は、媒体通路106に沿って三対設けられた第1搬送ローラ対108a、第2搬送ローラ対108b、第3搬送ローラ対108cを主体に構成されている。以下、これらを併せて搬送ローラ対108と称することがある。搬送ローラ対108は、媒体通路106を介して対向配置され、一方のローラ部材が他方のローラ部材に付勢されて構成されている。そして、当該他方のローラ部材はアクチュエータからなる給搬送部208(図4参照)に駆動されて回転し、当該一方のローラ部材はこれに追従回転する。
媒体通路106をより詳細に説明すると、媒体通路106は、一対の構造体をなす相対向する板状の案内部材109によって構成されている。これらの案内部材109は、共に板状の板金によって形成されており、互いに対向面に媒体通路106を形成する。もっとも、一対の案内部材109は、消去部301を構成するヒートローラ302及びプレスローラ303、並びに、搬送部107を構成する搬送ローラ対108の配置箇所において、それらの各部を媒体通路106に接触させ得るようにしている。
また、案内部材109は、第2搬送ローラ対108bと第3搬送ローラ対108cとの間のものについては、単なる板状ではなく変形しており、その一部はRFIDリライタブル媒体111を媒体通路106から排除する排除機構601を構成する。排除機構601についての詳細は後述する(図3参照)。排除機構601の下方位置には、排除機構601によって媒体通路106から排除されたRFIDリライタブル媒体111の行先を振り分ける振分機構701が設けられている。振分機構701についての詳細も後述する(図3参照)。
プリンタ101は、RFIDリライタブル媒体111のICタグ112と非接触通信可能なプリンタアンテナ152を有する。プリンタアンテナ152は、消去部301と印字部401との間に位置させて配置されており、より詳細には、RFIDリライタブル媒体111の搬送方向において印字部401よりも上流側に位置している。その配置位置は、三対配列されている搬送ローラ対108のうち、媒体通路106の上流側から一つ目の第1搬送ローラ対108aと二つ目の第2搬送ローラ対108bとの間の位置である。
さらに、センサ類として、図1中には、環境温度センサ151、供給センサ153及び媒体レジストセンサ154が示されている。環境温度センサ151は、媒体収納部201の側壁に配置されている。環境温度センサ151は、温度センサである。供給センサ153は、媒体通路106中、分離機構206の直後に位置させてその下流側に配置されている。媒体レジストセンサ154は、媒体通路106中、印字部401の直前に位置させてその上流側に配置されている。これらの供給センサ153及び媒体レジストセンサ154は、共に、透過型の光センサである。
そして、ハウジング102の内部であって、排除機構601及び振分機構701の下方位置には、使用回数が制限に達したRFIDリライタブル媒体111を回収するための寿命回収ケース141が配置されている。したがって、寿命回収ケース141は、RFIDリライタブル媒体111を層状に収容可能な大きさ形状を有する。また、プリンタ101の正面と正対する位置には、内蔵するICタグ112の書き込み不良が発生しているRFIDリライタブル媒体111を回収するための不良回収ケース161が配置されている。不良回収ケース161は、RFIDリライタブル媒体111を層状に収容可能な大きさ形状を有している。また、不良回収ケース161は、そのケース高さが排出口110よりも低い位置でハウジング102に隣接配置されている。
図2は、RFIDリライタブル媒体111を示す斜視図である。本実施の形態のRFIDリライタブル媒体111は、白PETフィルム素材のシート状媒体である。また、ロイコ染料型の発色型可逆感熱記録材料を用いることで、熱による発色と消色との繰り返しを可能としている。したがって、RFIDリライタブル媒体111に対する消去部301での画像消去と印字部401での画像形成とが可能となっている。
RFIDリライタブル媒体111には、図2中破線で示すICタグ112が埋設されている。ICタグ112は、ICチップ113とICチップ113に接続したタグアンテナ114とによって構成されている。ICタグ112は、自ら電池を内蔵しないパッシブ型である。本実施の形態では、ICタグ112は、一例としてUHF帯あるいは13.56MHzの周波数帯を利用する電磁誘導方式によりパワーが供給される。つまり、ICタグ112は、埋設されたタグアンテナ114がプリンタアンテナ152(図1参照)からの磁界を受信して電力が発生しICチップ113が起動する。ICチップ113が起動したICタグ112は、プリンタアンテナ152との間で無線通信が可能となる。したがって、プリンタアンテナ152を介して、RFIDリライタブル媒体111のICタグ112に対するデータの書き込み及び読み取りが可能となっている。
図3は、排除機構601及び振分機構701を拡大して示す縦断断面図である。プリンタ101が有する他の各部については省略して示す。
まず、排除機構601について説明する。搬送ローラ対108のうちの、第2搬送ローラ対108bと第3搬送ローラ対108cとの間に位置させて、排除機構601が設けられている。排除機構601は、変位部材回動軸602を中心に変位自在な変位部材109aを有する。変位部材109aは、変位部材109aは、図3中実線で示す他の下側の案内部材109と平行な「通常状態」と図3中破線で示す傾斜状態の「排除状態」とに変位自在となっている。変位部材109aの第2搬送ローラ対108b側の位置には、媒体搬送方向に向けて斜め下に傾斜する傾斜部材109bが配置されている。また、変位部材109aの第3搬送ローラ対108c側の位置には、他の下側の案内部材109と平行な部分を有する平行部材109cが配置されている。傾斜部材109bと平行部材109cとは、変位部材109aの変位によってこの変位部材109aと接触しない位置に配置されている。そして、変位部材109aの上方位置には、変位部材109aの「通常状態」から「排除状態」への変位(または「排除状態」から「通常状態」への変位)に際してこの変位部材109aの第2搬送ローラ対108b側の端部と接触しないように、扇形状に湾曲した部分を有する扇状部材109dが配置されている。傾斜部材109bの傾斜方向の端部側には、搬送ローラ対108と同種の排除搬送ローラ対603が配置されている。
変位部材109aが図3中実線で示す「通常状態」に位置する状態では、第2搬送ローラ対108bによって送り出されたRFIDリライタブル媒体111は、変位部材109aの表面109aa上を案内され、扇状部材109dと平行部材109cとの間を案内され、第3搬送ローラ対108cに送り込まれる。
変位部材109aが図3中破線で示す「通常状態」に位置する状態では、第2搬送ローラ対108bによって送り出されたRFIDリライタブル媒体111は、変位部材109aの裏面109abに接触して傾斜部材109b上を案内されて排除搬送ローラ対603に送り込まれる。
次に、振分機構701について説明する。振分機構701は、排除搬送ローラ対603による搬送方向の先に設けられている。振分機構701は、その一端側に設けられた振分部材回動軸703を中心に変位自在な板状の振分部材702を有する。振分部材702は、図3中実線で示す「不良振分状態」と図3中破線で示す「寿命振分状態」とに変位自在となっている。「不良振分状態」は、振分部材702の自由端が排除搬送ローラ対603と対峙する位置である。「寿命振分状態」は、振分部材702が「不良振分状態」よりも起立して自由端が第3搬送ローラ対108c側に移動した位置である。振分部材702の振分部材回動軸703側の端部に連結する位置には、斜めに傾斜した板状の誘導部材704が配置されている。誘導部材704は、ハウジング102の正面であって媒体発行口103よりも下方位置に形成された排出口110に連通している。
振分部材702が図3中実線で示す「不良振分状態」に位置する状態では、排除搬送ローラ対603によって送り出されたRFIDリライタブル媒体111は、振分部材702の表面702a上を案内され、誘導部材704上を案内されて、排出口110から排出される。排出口110から排出されたRFIDリライタブル媒体111は、不良回収ケース161に収容される。
振分部材702が図3中破線で示す「寿命振分状態」に位置する状態では、排除搬送ローラ対603によって送り出されたRFIDリライタブル媒体111は、振分部材702の裏面702bに接触して排出口110側への案内が回避される。そして、RFIDリライタブル媒体111は排除搬送ローラ対603による送り出しの終了によって自重落下する。RFIDリライタブル媒体111の落下方向には、寿命回収ケース141がハウジング102内に配置されている。したがって、このRFIDリライタブル媒体111は、自重落下後に寿命回収ケース141に収容される。
図4は、プリンタ101のハードウェア構成を示すブロック図である。プリンタ101は、情報処理を実行するハードウェア資源として、情報処理部501を有している。情報処理部501は、通信部としても機能するもので、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU502にSRAM503とフラッシュROM504とEEPROM505とがバスライン506を介して接続されることにより構成されている。SRAM503は、一時記憶データ等の可変データを書き替え自在に記憶し、ワークエリアとして利用される。フラッシュROM504は、各種設定値や各種テーブル等を書き替え自在に記憶し、その記憶内容を給電なしに保持可能である。EEPROM505は、制御プログラム等を書き替え自在に記憶し、その記憶内容を給電なしに保持可能である。
フラッシュROM504には、後述する発行処理(図5参照)で参照される制限回数が保持されている。この制限回数は、その印字結果が実用に耐え得る程度にRFIDリライタブル媒体111の印字及び消去が可能な回数である。制限回数は、操作部105での所定の操作によって任意の値が入力可能となっている。
情報処理部501によって制御され、あるいはそのような制御のために利用されるハードウェア資源として、上記消去部301、印字部401等の各部が情報処理部501に接続されている。より詳しくは、表示部104、操作部105、リフタ202の駆動源となるリフタ駆動部203、並びに、供給機構204、搬送部107(搬送ローラ対108)、及び、排除搬送ローラ対603の駆動源となる給搬送部208がバスライン506を介して情報処理部501に接続されている。また、消去部301を構成するヒータ304を制御するヒータコントローラ305が設けられ、このヒータコントローラ305がバスライン506を介して情報処理部501に接続されている。また、印字部401を構成するサーマルプリントヘッド402を制御するヘッド制御回路404が設けられ、このヘッド制御回路404がバスライン506を介して情報処理部501に接続されている。更に、上記センサ類からの信号を取り込むセンサ入力回路158が設けられ、このセンサ入力回路158もバスライン506を介して情報処理部501に接続されている。これらのセンサ類としては、前述した環境温度センサ151、供給センサ153及び媒体レジストセンサ154の他に、ヒータ温度センサ159及びヘッド温度センサ160も設けられている。ヒータ温度センサ159は、消去部301を構成するヒータ304の近傍に位置させてヒートローラ302に内蔵されている。ヘッド温度センサ160は、印字部401を構成するサーマルプリントヘッド402に搭載されている。
また、情報処理部501には、プリンタアンテナ152を制御するアンテナ制御回路508の他、変位部材回動軸602を回動させて変位部材109aを「通常状態」と「排除状態」とに変位させる排除機構駆動部509、及び、振分部材回動軸703を回動させて振分部材702を「不良振分状態」と「寿命振分状態」とに変位させる振分機構駆動部510がバスライン506を介して接続されている。
加えて、情報処理部501には、プリンタ101と外部機器との間の通信を実現させるための通信インターフェース507がバスライン506を介して接続されている。プリンタ101は、通信インターフェース507を経由して、外部機器から印字データ、RFIDデータ、発行指令を受信する。ここで、RFIDデータは、印字データに基づき印字される情報と同一の情報を有するデータである。
このような構成において、通信インターフェース507を経由して外部機器から発行指令を伴う印字データ及びRFIDデータを受信すると、CPU502は、センサ類の出力信号を参照しながら、各部を駆動制御し、受信したデータに基づく以下に説明する発行処理を実行する。
図5は、プリンタ101で実行される発行処理の流れを示すフローチャートである。CPU502は、まず、リフタ駆動部203を制御し、最上位のRFIDリライタブル媒体111がピックアップローラ205に当接するまでリフタ202を上昇させ、続いて給搬送部208を制御し、ピックアップローラ205及びリバースローラ207を回転駆動して最上位のRFIDリライタブル媒体111を媒体通路106に分離給送する。媒体通路106に分離給送された最上位のRFIDリライタブル媒体111は、給搬送部208の制御によって回転する搬送ローラ対108により、媒体通路106を搬送される。次に、CPU502は、適宜のタイミングでヒータコントローラ305に駆動信号を与え、ヒータコントローラ305にヒータ304を発熱駆動させる。これにより、消去部301を通過するRFIDリライタブル媒体111の画像形成側の表面がヒートローラ302によって加熱され、消去部301を通過した後の徐冷によってRFIDリライタブル媒体111に形成されていた画像が消去される。
そして、CPU502は、搬送部107による搬送中のRFIDリライタブル媒体111のICタグ112がプリンタアンテナ152と対峙するタイミングでアンテナ制御回路508を制御して、プリンタアンテナ152にこのICタグ112との通信を実行させる(ステップS101)。なお、RFIDリライタブル媒体111の搬送を、そのICタグ112とプリンタアンテナ152とが対峙する位置で停止させた後にアンテナ制御回路508を制御して通信を実行させても良い。また、内蔵するICタグ112がプリンタアンテナ152よりも下流側に位置する位置までRFIDリライタブル媒体111を搬送させた後に、搬送部107にこのRFIDリライタブル媒体111をバックフィードさせて、ICタグ112とプリンタアンテナ152とが対峙する位置にRFIDリライタブル媒体111を位置付けても良い。
このとき、例えばICチップ113の破損等を原因として、ICタグ112との通信が確立しなかった場合(ステップS102のN)、CPU502は、このRFIDリライタブル媒体111を不良媒体であると判定して、排除制御(ステップS107)と不良振分制御(ステップS108)とを実行する。ステップS107の排除制御は、排除機構駆動部509を制御して変位部材回動軸602を駆動させて変位部材109aを「排除状態」に変位させ、給搬送部208を制御して排除搬送ローラ対603の回転を開始させる処理である。ステップS108の不良振分制御は、振分機構駆動部510を制御して振分部材回動軸703を駆動させて振分部材702を「不良振分状態」に変位させる処理である。排除制御と不良振分制御との実行により、RFIDリライタブル媒体111は排出口110から排出されて不良回収ケース161に収容される。
一方で、プリンタアンテナ152とICタグ112との通信が確立した場合には(ステップS102のY)、CPU502は、このRFIDリライタブル媒体111を不良媒体ではないと判定して、変位部材109aを「排除状態」に変位させない。つまり、CPU502は、当初から変位部材109aを「通常状態」に変位させているので、変位部材109aは「通常状態」を維持する。
そして、CPU502は、通信が確立したICタグ112のICチップ113に記憶されている印字回数の読み取りを実行し(ステップS103)、読み取った印字回数が、フラッシュROM504に予め保持されている制限回数に達しているか否かの判定を実行する(ステップS104)。なお、RFIDリライタブル媒体111が新品である場合には、印字回数は記憶されていないため、CPU502は、印字回数をゼロと判定する。
判定(ステップS104)の結果、読み取った印字回数が制限回数に達していた場合には(ステップS104のN)、CPU502は、このRFIDリライタブル媒体111を寿命媒体であると判定して、排除制御(ステップS109)と寿命振分制御(ステップS110)とを実行する。ステップS109の排除制御は、ステップS107と同一の処理内容である。ステップS110の寿命振分制御は、振分機構駆動部510を制御して振分部材回動軸703を駆動させて振分部材702を「寿命振分状態」に変位させる処理である。排除制御と寿命振分制御との実行により、RFIDリライタブル媒体111は寿命回収ケース141に収容される。
一方で、判定(ステップS104)の結果、読み取った印字回数が制限回数に達していない場合には(ステップS104のY)、CPU502は、このRFIDリライタブル媒体111を寿命媒体でないと判定して、RFIDデータの書き込み(ステップS105)と、印字データに基づく印字(ステップS106)とを実行する。つまり、ステップS105では、通信が確立しているICタグ112に対して、受信しているRFIDデータの書き込みをする。なお、書き込み前に際しては、当初からICタグ112に記憶されているデータを消去させる。また、ステップS105では、ステップS103で読み取った印字回数をインクリメントして、インクリメント後の印字回数をICタグ112に書き込みする。次に、ステップS106では、CPU502は、適宜のタイミングでヘッド制御回路404を制御し、形成画像が消去されているRFIDリライタブル媒体111に対して、受信した印字データに基づき、サーマルプリントヘッド402によるサーマル印字方式の印字を行なう。印字後のRFIDリライタブル媒体111は、媒体発行口103から発行される。
なお、排除制御(ステップS107)と不良振分制御(ステップS108)とがなされた場合、及び、排除制御(ステップS109)と寿命振分制御(ステップS110)とがなされた場合には、RFIDデータ書き込み(ステップS105)と印字(ステップS106)とが実行されていないため、繰り返して発行処理が実行されることになる。
なお、ステップS105でRFIDデータ書き込みを行った後、この書き込んだRFIDデータをプリンタアンテナ152を介して読み込み、書き込み処理が正常になされたか否かを判断し、正常に書き込まれていない場合には不良媒体とすることも可能である。この場合、正常に書き込み処理が行われなかったときには、ステップS107の処理に移るようにすればよい。
以上説明したように本実施の形態によれば、RFIDリライタブル媒体111の印字回数が制限回数に達している場合には、排除機構601によって媒体通路106から排除された後に振分機構701によって寿命回収ケース141に振り分け収容される。また、RFIDリライタブル媒体111が書き込み不良である場合には、排除機構601によって媒体通路106から排除された後に振分機構701によって不良回収ケース161に振り分け収容される。したがって、不良媒体と寿命媒体とを分別して回収することができる。
また、本実施の形態によれば、不良媒体又は寿命媒体と判定されたRFIDリライタブル媒体111は、排除機構601によって媒体通路106から排除された後に振分機構701によってその行先が振り分けられる。そのため、媒体通路106からの分岐通路を2本(不良媒体を排除するための通路、及び、寿命媒体を排除するための通路)設ける必要がない。これにより、分岐通路を複数設けることの弊害である媒体通路106を長くしなければならないという不具合を回避することができる。また、媒体通路106を長くする必要がなく、かつ、分岐通路を複数設けなくても良いため、プリンタ101(ハウジング102)のサイズをコンパクトに抑えることができる。
なお、本実施の形態では、不良回収ケース161をハウジング102の外部に配置した例を示したが、不良回収ケース161がハウジング102内に配置されていても良いことは言うまでもない。
プリンタの縦断側面図である。 RFIDリライタブル媒体を示す斜視図である。 排除機構及び振分機構を拡大して示す縦断断面図である。 プリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 プリンタで実行される発行処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101…プリンタ
106…媒体通路
111…RFIDリライタブル媒体(媒体)
112…ICタグ
152…プリンタアンテナ(アンテナ)
401…印字部
501…情報処理部(通信部)
601…排除機構
701…振分機構

Claims (1)

  1. データを書き換え自在に記憶するICタグを有して熱による印字及び消去が可能な媒体をその搬送方向に沿って案内する媒体通路と、
    前記媒体通路に配置されて、前記媒体に対してサーマル印字方式の印字を行う印字部と、
    前記印字部よりも前記媒体の搬送方向上流側で前記媒体通路に配置されたアンテナを介して前記媒体の印字回数を含むデータの書き込み及び読み取りをするために前記ICタグと通信を実行し当該通信結果に基づき前記媒体の異常を判定する通信部と、
    前記印字部と前記アンテナとの間に配置されて、前記通信結果に基づき異常と判定された前記媒体を前記媒体通路から排除する排除機構と、
    前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を寿命回収位置と不良回収位置とに振り分ける振分機構と、
    前記通信結果に基づいて前記媒体が前記ICタグの通信不良により異常と判定された場合には、前記振分機構の駆動源を制御して前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を前記不良回収位置に振り分けさせる手段と、
    前記通信結果に基づいて前記媒体が前記ICタグから読み取られた前記印字回数が制限回数に達していることにより異常と判定された場合には、前記振分機構の駆動源を制御して前記排除機構によって排除された前記媒体の行先を前記寿命回収位置に振り分けさせる手段と、
    を備えるプリンタ。
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