JP2020138349A - 通帳印刷装置および通帳印刷装置の制御方法 - Google Patents

通帳印刷装置および通帳印刷装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】銀行側が、第2開口部から通帳が排出されたことを、外部装置を介して認識可能とする通帳印刷装置を提供する。【解決手段】通帳201が挿入され、通帳201が取り出される第1開口部7、および通帳201が排出される第2開口部9、が設けられた筐体と、第1開口部7と第2開口部9とを結ぶ搬送路35と、搬送路35に沿って、通帳201を搬送する搬送部21と、通帳201に対し、印刷を行う印刷部23と、ホストコンピューターと通信する通信部と、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御した場合に、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報を、ホストコンピューターへ送信するように、通信部を制御する制御部とを備えた。【選択図】図3

Description

本発明は、通帳に印刷を行う通帳印刷装置および通帳印刷装置の制御方法に関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、通帳挿入口に搬送された通帳が取り忘れられた場合に、通帳を装置内に取り込み、通帳を開口部から排出する通帳類取扱い装置が知られている。
特開昭63−037975号公報
従来の通帳類取扱い装置では、通帳が開口部から排出された場合に、通帳が開口部から排出されたことを銀行側が認識することが困難である。
本発明の通帳印刷装置は、通帳が挿入され、通帳が取り出される第1開口部、および通帳が排出される第2開口部、が設けられた筐体と、第1開口部と第2開口部とを結ぶ搬送路と、搬送路に沿って、通帳を搬送する搬送部と、通帳に対し、印刷を行う印刷部と、外部装置と通信する通信部と、第2開口部から通帳が排出されるように、搬送部を制御した場合に、第2開口部から通帳が排出されたことを意味する第1情報を、外部装置へ送信するように、通信部を制御する制御部と、
を備えた。
本発明の通帳印刷装置の制御方法は、通帳が挿入され、通帳が取り出される第1開口部、および通帳が排出される第2開口部、が設けられた筐体と、第1開口部と第2開口部とを結ぶ搬送路と、搬送路に沿って、通帳を搬送する搬送部と、通帳に対し、印刷を行う印刷部と、外部装置と通信する通信部と、を備えた通帳印刷装置において、搬送部により、第2開口部から通帳を排出するステップと、通信部により、第2開口部から通帳が排出されたことを意味する第1情報を、外部装置へ送信するステップと、を備えた。
一実施形態に係る通帳印刷装置の斜視図である。 通帳印刷装置を+Y側から見た図である。 装置本体の断面図である。 装置本体のうち、搬送路よりも−Z側の部分の斜視図である。 通帳印刷装置の制御系を示すブロック図である。 制御部が実行する排出制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しつつ、印刷装置の一実施形態である通帳印刷装置1について説明する。なお、以下の図面では、XYZ直交座標系を表示するが、説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。また、各部の個数などを示す数値は、いずれも例示にすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
図1および図2に基づいて、通帳印刷装置1の概要について説明する。通帳印刷装置1は、銀行の支店等に設置されており、銀行の管理センター等に設置されたホストコンピューター101(図5参照)と通信可能に接続されている。通帳印刷装置1は、ホストコンピューター101から送信された印刷データに基づいて、通帳201に記帳すなわち印刷を行う。
通帳印刷装置1は、筐体3と、筐体3に収容された装置本体5(図3および図4参照)とを備えている。筐体3には、−Y側の面に第1開口部7が設けられ、+Y側の面に第2開口部9が設けられている。
第1開口部7は、X方向に長い略長方形状に形成されている。第1開口部7には、通帳201が手差し挿入される。また、第1開口部7からは、後述する印刷部23により印刷が行われた通帳201が取り出される。第1開口部7の外側すなわち−Y側には、通帳台11が設けられている。通帳台11は、通帳201が第1開口部7に挿入される際には、通帳201を第1開口部7に案内するガイドとして機能する。また、通帳台11は、印刷後に第1開口部7に搬送された通帳201を支持する。なお、通帳201は、通常、見開き状態で、第1開口部7から手差し挿入され、その状態のまま搬送されるが、これに限定されず、閉じられた状態で挿入、搬送されてもよい。また、通帳201の見開き外側の面には、磁気ストライプ203が設けられている。磁気ストライプ203には、通帳201を特定する第2情報が記録されている。第2情報には、店番号、口座番号等が含まれる。なお、磁気ストライプ203は、「磁気記録領域」の一例である。
第2開口部9は、X方向に長い略長方形状に形成されている。第2開口部9からは、ユーザーが取り忘れた通帳201が排出される。すなわち、印刷後に第1開口部7に搬送された通帳201が、基準時間を超えても取り出されない場合には、通帳201が第1開口部7から第2開口部9へ搬送され、第2開口部9から筐体3外へ排出される。なお、第2開口部9から排出された通帳201は、例えば、第2開口部9の−Z側に設けられた通帳収容ケース(図示省略)内に落下し、通帳収容ケース内に収容される。
図3および図4に基づいて、装置本体5について説明する。装置本体5は、ベースフレーム13と、2つのサイドフレーム15と、第1搬送壁部17と、第2搬送壁部19とを備えている。また、装置本体5は、搬送部21と、印刷部23と、突当部材25と、第1通帳検出部27と、第2通帳検出部29(図5参照)と、磁気読書き部31と、画像読取り部33とを備えている。
2つのサイドフレーム15のうち、一方のサイドフレーム15は、ベースフレーム13の−X側の端部に設けられ、他方のサイドフレーム15は、ベースフレーム13の+X側の端部に設けられている。第2搬送壁部19は、2つのサイドフレーム15間に設けられている。第1搬送壁部17は、第2搬送壁部19の+Z側に設けられている。第1搬送壁部17と第2搬送壁部19との間の空間は、通帳201が搬送される搬送路35を構成している。すなわち、第1搬送壁部17は、搬送路35にて搬送される通帳201の+Z側の面と対向し、第2搬送壁部19は、通帳201の−Z側の面と対向する。搬送路35は、第1開口部7と第2開口部9とを結んでいる。ここで、搬送路35の第1開口部7側、すなわち通帳201が手差し挿入される側を、搬送路35の上流といい、搬送路35の第2開口部9側を、搬送路35の下流という。搬送路35に沿って、上流から順に、磁気読書き部31、突当部材25、印刷部23、および画像読取り部33が設けられている。
搬送部21は、通帳201を、搬送路35に沿って、第1搬送方向D1および第2搬送方向D2に搬送する。ここで、第1搬送方向D1は、搬送路35の上流から下流に向かう方向を意味し、第2搬送方向D2は、搬送路35の下流から上流に向かう方向を意味する。搬送部21は、3つの搬送ローラー対37と、搬送モーター39(図5参照)と、輪列41とを備えている。3つの搬送ローラー対37は、搬送路35に沿って設けられている。以下では、3つの搬送ローラー対37を、上流から順に、第1搬送ローラー対37a、第2搬送ローラー対37b、および第3搬送ローラー対37cという。また、これらを区別する必要がないときには、単に、搬送ローラー対37という。搬送ローラー対37が回転することで、通帳201が搬送路35に沿って搬送される。
各搬送ローラー対37は、−Z側に設けられた駆動ローラー43と、+Z側に設けられた従動ローラー45とを備えている。駆動ローラー43は、回転軸方向すなわちX方向に並んだ複数のローラー部47を有する分割ローラーである。同様に、従動ローラー45は、回転軸方向に並んだ複数のローラー部47を有する分割ローラーである。通帳201の手差し位置や、通帳201の幅すなわちX方向における寸法、などによっては、ローラー部47による通帳201の挟持箇所が、通帳201の幅方向すなわちX方向において、いずれか一方の側に偏る場合がある。この場合、通帳201が搬送される際に、通帳201が第1搬送方向D1或いは第2搬送方向D2に対して斜行する要因となり得る。
搬送モーター39は、搬送ローラー対37を回転させる駆動源である。搬送モーター39が第1駆動方向に回転すると、通帳201が第1搬送方向D1に搬送され、搬送モーター39が第1駆動方向とは反対の第2駆動方向に回転すると、通帳201が第2搬送方向D2に搬送される。輪列41は、+Z側のサイドフレーム15に設けられている。輪列41は、搬送モーター39の回転を搬送ローラー対37に伝達する。
印刷部23は、通帳201に対して印刷を行う。印刷部23は、キャリッジ49と、キャリッジガイド軸51と、プラテン53と、印刷ヘッド55と、キャリッジモーター57(図5参照)とを備えている。キャリッジ49は、キャリッジモーター57を駆動源として、X方向に往復移動する。キャリッジガイド軸51は、X方向に延在している。キャリッジガイド軸51は、キャリッジ49のX方向への移動をガイドする。プラテン53は、第1搬送ローラー対37aと第2搬送ローラー対37bとの間に設けられ、X方向に延在している。印刷ヘッド55は、キャリッジ49に搭載されており、プラテン53に対し、搬送路35を間に挟んで、+Z側から対向している。印刷ヘッド55は、X方向に移動しながら、ドットインパクト方式により、プラテン53上に搬送された通帳201の+Z側の面に対して、印刷を行う。なお、印刷部23は、ドットインパクト方式により印刷を行う構成に限定されず、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、或いはサーマル方式により印刷を行う構成でもよい。
突当部材25には、搬送される通帳201が突き当たる。すなわち、通帳201が第1搬送方向D1に搬送される際には、搬送される通帳201の前端205が、−Y側から突当部材25に突き当たり、通帳201が第2搬送方向D2に搬送される際には、搬送される通帳201の後端207が、+Y側から突当部材25に突き当たる。ここで、通帳201の前端205とは、通帳201が第1開口部7に手差し挿入される際に前方となる側の端部、すなわち通帳201の+Y側の端部を意味する。通帳201の後端207とは、通帳201が第1開口部7に手差し挿入される際に後方となる側の端部、すなわち通帳201の−Y側の端部を意味する。通帳201が第1搬送方向D1に搬送される際に、通帳201の前端205が突当部材25に突き当たることで、通帳201の前端205がX方向と平行になり、通帳201の斜行が補正される。また、通帳201が第2搬送方向D2に搬送される際に、通帳201の後端207が突当部材25に突き当たることで、通帳201の後端207がX方向と平行になり、通帳201の斜行が補正される。
突当部材25は、第1搬送ローラー対37aと第2搬送ローラー対37bとの間に設けられている。突当部材25は、突当モーター59(図5参照)を駆動源として、Z方向に移動可能に構成されている。すなわち、突当部材25は、搬送路35に突出する突当位置と、搬送路35から退避する退避位置とに移動可能である。突当部材25は、通帳201を突き当てる際には、突当位置に移動し、通帳201を通過させる際には、退避位置に移動する。突当部材25は、X方向に並んだ複数の突出部26を備えている。突当部材25が突当位置に移動すると、複数の突出部26が第2搬送壁部19から搬送路35に突出する。なお、突当部材25の駆動源は、突当モーター59に限定されず、例えば、ソレノイドを用いてもよい。
第1通帳検出部27は、第1開口部7に手差し挿入された通帳201の有無や、印刷後に第1開口部7に搬送された通帳201の有無を検出する。第1通帳検出部27は、X方向に並んだ複数の第1光センサー61を備えている。第1光センサー61は、複数の突出部26に対して僅かに上流に位置して、複数の突出部26の相互間に設けられている。なお、第1光センサー61に代えて、例えば、マイクロスイッチを用いてもよい。
第1光センサー61の検出結果は、後述する制御部69(図5参照)に出力される。制御部69は、通帳201が第1開口部7に手差し挿入された際に、複数の第1光センサー61のうち、1つの第1光センサー61のみから「ON」が出力されると、通帳201が斜行していると判断し、2つ以上の第1光センサー61から「ON」が出力されると、通帳201が斜行していない、すなわち通帳201の斜行が補正されたと判断する。
また、制御部69は、通帳201が印刷後に第1開口部7に向けて第2搬送方向D2に搬送された後、少なくとも1つの第1光センサー61から「ON」が出力されると、通帳201が第1開口部7に搬送されたと判断する。その後、制御部69は、少なくとも1つの第1光センサー61から「ON」が出力されている間は、第1開口部7から通帳201が取り出されていないと判断し、すべての第1光センサー61から「OFF」が出力されると、第1開口部7から通帳201が取り出されたと判断する。制御部69は、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続しているか否かを判断し、基準時間を超えて継続していると判断した場合に、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御する。
第2通帳検出部29は、下流から突当部材25に突き当たった通帳201の有無を検出する。第2通帳検出部29は、図3および図4では図示省略したが、X方向に並んだ複数の第2光センサー62(図5参照)を備えている。第2光センサー62は、複数の突出部26に対して僅かに下流に位置して、複数の突出部26の相互間に設けられている。なお、第1光センサー61と同様に、第2光センサー62に代えて、例えば、マイクロスイッチを用いてもよい。
第2光センサー62の検出結果は、制御部69に出力される。制御部69は、複数の第2光センサー62のうち、1つの第2光センサー62のみから「ON」が出力されると、通帳201が斜行していると判断し、2つ以上の第2光センサー62から「ON」が出力されると、通帳201が斜行していない、すなわち通帳201の斜行が補正されたと判断する。
磁気読書き部31は、通帳201に設けられた磁気ストライプ203に記録された磁気データを読み取り、また、磁気ストライプ203に磁気データを書き込む。磁気読書き部31は、搬送路35の−Z側に設けられた磁気ヘッド63と、搬送路35の+Z側に設けられた通帳押え部64とを備えている。磁気ヘッド63は、磁気データの読取りおよび書込みを行う。通帳押え部64は、通帳201を+Z側から第2搬送壁部19に対して押え付け、通帳201が第2搬送壁部19から浮き上がることを抑制する。磁気読書き部31は、例えば、第1開口部7に手差し挿入された通帳201が、第1搬送方向D1に搬送される際に、磁気ストライプ203から上記の第2情報を読み取る。なお、磁気読書き部31は、「磁気読取り部」の一例である。
画像読取り部33は、第1読取り部65と、第2読取り部67とを備えている。第1読取り部65は、搬送路35の+Z側に設けられており、通帳201の+Z側の面に含まれる画像を読み取る。第2読取り部67は、搬送路35の−Z側に設けられており、通帳201の−Z側の面に含まれる画像を読み取る。第1読取り部65は、図示省略したが、イメージセンサーと、光源とを備えている。第2読取り部67は、第1読取り部65と同様に、イメージセンサーと、光源とを備えている。
図5に基づいて、通帳印刷装置1の制御系について説明する。通帳印刷装置1は、上記した各部のほか、制御部69と、通信部71とを備えている。制御部69は、通帳印刷装置1の各部を統括的に制御する。制御部69は、CPU73(Central Processing Unit、プロセッサー)と、ROM75(Read Only Memory)と、RAM77(Random Access Memory)とを備えている。CPU73は、ROM75に記憶された制御プログラムを読み出し、RAM77を用いて実行する。通信部71は、ホストコンピューター101との間で、コマンドや各種情報等を送受信する。なお、ホストコンピューター101は、例えば、顧客の口座番号やその暗証番号、取引履歴等の口座関連情報を格納するデータベースを保有しており、顧客の口座を管理する。
図6に基づいて、通帳201が印刷後に第1開口部7に向けて第2搬送方向D2に搬送された後、制御部69が実行する排出制御処理の流れについて説明する。なお、以下の排出制御処理は、CPU73が制御プログラムを実行することにより実現されるが、ハードウェア資源のみによって実現されてもよい。
制御部69は、ステップS1において、第1通帳検出部27の検出結果に基づいて、第1開口部7に通帳201が搬送されたか否かを判断する。制御部69は、第1開口部7に通帳201が搬送されたと判断した場合(S1;Yes)には、ステップS2に進む。一方、制御部69は、第1開口部7に通帳201が搬送されていないと判断した場合(S1;No)には、ステップS1を繰り返し行う。なお、制御部69は、通帳201の第2搬送方向D2への搬送開始後、所定の時間を超えても第1開口部7に通帳201が搬送されていないと判断した場合には、所定のエラー処理を行ってもよい。
制御部69は、ステップS2において、第1通帳検出部27の検出結果に基づいて、通帳201が第1開口部7から取り出されたか否かを判断する。制御部69は、通帳201が第1開口部7から取り出されたと判断した場合(S2;Yes)には、排出制御処理を終了する。一方、制御部69は、通帳201が第1開口部7から取り出されていないと判断した場合(S2;No)には、ステップS3に進む。
制御部69は、ステップS3において、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続しているか否かを判断する。すなわち、制御部69は、通帳201が第1開口部7に搬送された時点から、基準時間を経過したか否かを判断する。なお、通帳201が第1開口部7に搬送された時点とは、例えば、通帳201が第1開口部7に向けて第2搬送方向D2に搬送された後、少なくとも1つの第1光センサー61が「ON」を出力した時点を意味する。制御部69は、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続していると判断した場合(S3;Yes)には、ステップS4に進む、一方、制御部69は、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続していないと判断した場合(S3;No)には、ステップS2に戻る。また、基準時間の長さは、特に限定されないが、例えば、30秒以上60秒以下の任意の長さである。基準時間の長さは、予め制御プログラムに設定されているが、銀行側が、例えば通帳印刷装置1の利用状況等に応じて、適宜変更可能な構成でもよい。
制御部69は、ステップS4において、通帳201が第2搬送方向D2に搬送され、第2開口部9から排出されるように、搬送モーター39を制御する。
制御部69は、ステップS5において、第1情報および上記の第2情報をホストコンピューター101へ送信するように、通信部71を制御する。ここで、第1情報とは、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する情報である。第1情報としては、例えば、第2開口部9から通帳201を排出した通帳印刷装置1が設置されている支店の店番号、通帳印刷装置1の識別番号、第2開口部9から通帳201が排出された日時、などが含まれる情報を用いることができる。ホストコンピューター101は、受信した第1情報に基づいて、第2開口部9から通帳201が排出された旨を、例えば、ディスプレーに表示し、或いは、音声出力する。制御部69は、ステップS5を実行した後、排出制御処理を終了する。なお、通帳印刷装置1は、排出制御処理の終了後、次の利用者を受け付け可能な状態となる。
以上のように、本実施形態の通帳印刷装置1によれば、第2開口部9から通帳201が排出された場合に、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報が、ホストコンピューター101へ送信される。したがって、銀行側が、第2開口部9から通帳201が排出されたことを、ホストコンピューター101を介して認識することができる。これにより、銀行側は、利用者への通帳201の返却や、通帳201の再発行等の手続きを、迅速に行うことができる。また、第1情報に加えて、通帳201を特定する第2情報がホストコンピューター101に送信されるため、通帳201を再発行する際に必要とされる第2情報を、別途取得する必要がなく、銀行側の手間を省くことができる。
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。
通帳印刷装置1は、第2開口部9から通帳201が排出された旨を報知するランプ79(図2参照)を備え、制御部69が、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御した場合に、第2開口部9から通帳201が排出された旨を、例えば点灯或いは点滅することで報知するように、ランプ79を制御する構成でもよい。ランプ79は、例えば、第2開口部9と同様に、筐体3の+Y側の面に設けられる。第2開口部9から通帳201が排出された旨を報知する報知部としては、ランプ79のほか、例えば、ディスプレー、スピーカー、などを用いてもよい。
通帳印刷装置1は、通帳201を特定する第2情報を、画像読取り部33が取得する構成でもよい。すなわち、第2情報が画像情報として記録された画像記録領域が通帳201に含まれる場合には、画像読取り部33がその画像記録領域を読み取ることで、第2情報を取得してもよい。画像記録領域としては、例えば、バーコード、2次元マトリクスコードなどを用いることができる。
通帳印刷装置1は、第1通帳検出部27に代えて、磁気読書き部31が、印刷後に第1開口部7に搬送された通帳201の有無を検出する構成でもよい。また、画像読取り部33が第1開口部7の近傍に設けられている場合には、画像読取り部33が、印刷後に第1開口部7に搬送された通帳201の有無を検出する構成でもよい。
通帳印刷装置1は、第1情報および第2情報を、ホストコンピューター101に送信する構成に限定されず、例えば、通帳印刷装置1と同じ支店内に設置されたパソコンでもよく、銀行担当者が携帯するスマートフォン等の携帯端末でもよい。すなわち、「外部装置」とは、ホストコンピューター101のほか、パソコン、携帯端末などの情報処理装置を含む概念である。
以下、通帳印刷装置1について付記する。
通帳印刷装置1は、通帳201が挿入され、通帳201が取り出される第1開口部7、および通帳201が排出される第2開口部9、が設けられた筐体3と、第1開口部7と第2開口部9とを結ぶ搬送路35と、搬送路35に沿って、通帳201を搬送する搬送部21と、通帳201に対し、印刷を行う印刷部23と、ホストコンピューター101と通信する通信部71と、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御した場合に、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報を、ホストコンピューター101へ送信するように、通信部71を制御する制御部69と、を備えた。
この構成によれば、第2開口部9から通帳201が排出された場合に、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報が、ホストコンピューター101へ送信される。したがって、銀行側が、第2開口部9から通帳201が排出されたことを、ホストコンピューター101を介して認識することができる。
この場合、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されたか否かを検出する第1通帳検出部27、を備え、制御部69は、第1通帳検出部27の検出結果に基づいて、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続しているか否かを判断し、基準時間を超えて継続していると判断した場合に、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御することが好ましい。
この構成によれば、基準時間を経過しても第1開口部7から通帳201が取り出されない場合に、第2開口部9から通帳201が排出される。これにより、利用者が通帳201を第1開口部7から取り忘れた場合にも、次の利用者が通帳印刷装置1を利用することができる。
この場合、第2開口部9から通帳201が排出された旨を報知するランプ79、を備え、制御部69は、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御した場合に、第2開口部9から通帳201が排出された旨を報知するように、ランプ79を制御することが好ましい。
この構成によれば、第2開口部9から通帳201が排出された場合に、ランプ79により、第2開口部9から通帳201が排出された旨が報知される。したがって、銀行側が、第2開口部9から通帳201が排出されたことを、ランプ79を介して認識することができる。
この場合、通帳201には、通帳201を特定する第2情報が記録された記録領域が含まれ、記録領域から第2情報を読み取る読取り部、を備え、制御部69は、第2開口部9から通帳201が排出されるように、搬送部21を制御した場合に、第1情報と、第2情報と、をホストコンピューター101へ送信するように、通信部71を制御することが好ましい。
この構成によれば、通帳201を再発行する際に必要とされる第2情報を、別途取得する必要がなく、銀行側の手間を省くことができる。
この場合、通帳201には、記録領域として、第2情報が磁気情報として記録された磁気ストライプ203、および、第2情報が画像情報として記録された画像記録領域、の少なくとも一方が含まれ、読取り部は、磁気ストライプ203から第2情報を読み取る磁気読書き部31、および画像記録領域から第2情報を読み取る画像読取り部33、の少なくとも一方を有することが好ましい。
この構成によれば、磁気読書き部31および画像読取り部33の少なくとも一方により、第2情報を読み取ることができる。
この場合、第1開口部7に搬送された通帳201が取り出されたか否かを検出する検出部、を備え、読取り部は、検出部としても機能することが好ましい。
この構成によれば、読取り部と検出部とを別々に備える必要がないため、部品点数を削減することができる。
この場合、搬送路35に沿って、印刷部23、磁気読書き部31および画像読取り部33が配置されていることが好ましい。
この構成によれば、搬送路35を搬送される通帳201に対して、印刷および第2情報の読取りを行うことができる。
通帳印刷装置1の制御方法は、通帳201が挿入され、通帳201が取り出される第1開口部7、および通帳201が排出される第2開口部9、が設けられた筐体3と、第1開口部7と第2開口部9とを結ぶ搬送路35と、搬送路35に沿って、通帳201を搬送する搬送部21と、通帳201に対し、印刷を行う印刷部23と、ホストコンピューター101と通信する通信部71と、を備えた通帳印刷装置1において、搬送部21により、第2開口部9から通帳201を排出するステップと、通信部71により、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報を、ホストコンピューター101へ送信するステップと、を備えた。
この構成によれば、第2開口部9から通帳201が排出された場合に、第2開口部9から通帳201が排出されたことを意味する第1情報が、ホストコンピューター101へ送信される。したがって、銀行側が、第2開口部9から通帳201が排出されたことを、ホストコンピューター101を介して認識することができる。
5…装置本体、7…第1開口部、9…第2開口部、11…通帳台、13…ベースフレーム、17…第1搬送壁部、19…第2搬送壁部、21…搬送部、23…印刷部、25…突当部材、31…磁気読書き部、33…画像読取り部、35…搬送路、37a…第1搬送ローラー対、37b…第2搬送ローラー対、37c…第3搬送ローラー対、43…駆動ローラー、45…従動ローラー、49…キャリッジ、51…キャリッジガイド軸、53…プラテン、55…印刷ヘッド、63…磁気ヘッド、64…通帳押え部、65…第1読取り部、67…第2読取り部、201…通帳、205…前端、207…後端、D1…第1搬送方向、D2…第2搬送方向。

Claims (8)

  1. 通帳が挿入され、前記通帳が取り出される第1開口部、および前記通帳が排出される第2開口部、が設けられた筐体と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを結ぶ搬送路と、
    前記搬送路に沿って、前記通帳を搬送する搬送部と、
    前記通帳に対し、印刷を行う印刷部と、
    外部装置と通信する通信部と、
    前記第2開口部から前記通帳が排出されるように、前記搬送部を制御した場合に、前記第2開口部から前記通帳が排出されたことを意味する第1情報を、前記外部装置へ送信するように、前記通信部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする通帳印刷装置。
  2. 前記第1開口部に搬送された前記通帳が取り出されたか否かを検出する検出部、を備え、
    前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記第1開口部に搬送された前記通帳が取り出されていない状態が、基準時間を超えて継続しているか否かを判断し、前記基準時間を超えて継続していると判断した場合に、前記第2開口部から前記通帳が排出されるように、前記搬送部を制御することを特徴とする請求項1に記載の通帳印刷装置。
  3. 前記第2開口部から前記通帳が排出された旨を報知する報知部、を備え、
    前記制御部は、前記第2開口部から前記通帳が排出されるように、前記搬送部を制御した場合に、前記第2開口部から前記通帳が排出された旨を報知するように、前記報知部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の通帳印刷装置。
  4. 前記通帳には、前記通帳を特定する第2情報が記録された記録領域が含まれ、
    前記記録領域から前記第2情報を読み取る読取り部、を備え、
    前記制御部は、前記第2開口部から前記通帳が排出されるように、前記搬送部を制御した場合に、前記第1情報と、前記第2情報と、を前記外部装置へ送信するように、前記通信部を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の通帳印刷装置。
  5. 前記通帳には、前記記録領域として、前記第2情報が磁気情報として記録された磁気記録領域、および、前記第2情報が画像情報として記録された画像記録領域、の少なくとも一方が含まれ、
    前記読取り部は、前記磁気記録領域から前記第2情報を読み取る磁気読取り部、および前記画像記録領域から前記第2情報を読み取る画像読取り部、の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項4に記載の通帳印刷装置。
  6. 前記第1開口部に搬送された前記通帳が取り出されたか否かを検出する検出部、を備え、
    前記読取り部は、前記検出部としても機能することを特徴とする請求項4または5に記載の通帳印刷装置。
  7. 前記搬送路に沿って、前記印刷部および前記読取り部が配置されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載の通帳印刷装置。
  8. 通帳が挿入され、前記通帳が取り出される第1開口部、および前記通帳が排出される第2開口部、が設けられた筐体と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを結ぶ搬送路と、
    前記搬送路に沿って、前記通帳を搬送する搬送部と、
    前記通帳に対し、印刷を行う印刷部と、
    外部装置と通信する通信部と、を備えた通帳印刷装置において、
    前記搬送部により、前記第2開口部から前記通帳を排出するステップと、
    前記通信部により、前記第2開口部から前記通帳が排出されたことを意味する第1情報を、前記外部装置へ送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする通帳印刷装置の制御方法。
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