JP2019077286A - 小型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】操縦の違和感を抑制可能とした小型車両を提供する。【解決手段】乗用シート13を備え操向ハンドル15により操舵される前輪17を支持した前車体5と、パワーユニット37を支持した後車体7と、前車体5の後端と後車体7の前端とをローリング可能に連結するローリングユニットと、パワーユニット37に軸角度変化可能な車軸により結合される左右の後輪を後車体7に懸架し後車体7を左右の後輪に対してロール動作を可能とする懸架部11とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、自動三輪車等の小型車両に関する。
従来の小型車両として、例えば特許文献1に記載の揺動式三輪車がある。
この揺動式三輪車は、前車体と後車体とが揺動ジョイントで結合された構成である。後車体の後車体フレームには、スイングアームを介して後輪ユニットが取り付けられている。後車体フレームには、荷台が支持されている。スイングアームは、左右一体構成であり、後輪ユニットは、パワーユニット及び左右後輪が一体的にユニット化されたものである。
かかる構造では、後車体フレームが左右の後輪に対しスイングアームのスイングに応じて左右同時に上下する構造となっている。つまり、左右後輪と荷台とがロール方向に一体的であり、両者間にロール方向の相対運動の自由度がなく、次のような問題があった。
コーナリング走行において、前車体は揺動ジョイントにより後車体に対してロールできるが、後車体は遠心力(以下、「横G」と称する。)が限界を超えるまでそのままの走行姿勢を保つため、荷物にかかる横Gの大きさの情報が運転者に伝わり難かった。
この結果、横Gが限界を超えた時点で後内輪が浮き上がり、この浮き上がりに応じて荷台を含めた後車体全体がロールすることになる。このことにより始めて揺動ジョイントを介し運転者にその情報が伝わることになり、操縦の違和感となっていた。
また、後輪の左右一方が障害物に乗り上げるときも後車体が荷台を含め前車体に対し乗り上げ高さに応じて左右方向に傾斜するため、操縦の違和感となっていた。
特開平11−334670号公報
解決しようとする問題点は、後車体の横Gの情報が運転者に伝わり難いなどのために、操縦の違和感を招いていた点である。
本発明は、操縦の違和感を抑制可能とするため、乗用シートを備え操向ハンドルにより操舵される前輪を支持した前車体と、パワーユニットを支持した後車体と、前記前車体と前記後車体との間をローリング可能に連結するローリングユニットと、前記パワーユニットに車軸により結合される左右の後輪を前記後車体に懸架し前記後車体を前記左右の後輪に対してロール動作を可能とする懸架部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、上記構成であるから、後車体が前車体及び左右後輪に対しロールすることができ、後車体の横Gの情報を運転者にローリングユニットを介して早期に伝わり易くすることができる。
後輪の左右一方が障害物に乗り上げると後車体に対して乗り上げた後輪が後車体に対して動作することができ、後車体の左右方向への傾斜を抑制できる。
従って、コーナリング走行、障害物乗り上げ時の何れにおいても操縦の違和感を抑制することができる。
自動三輪車の後方側から見た斜視図である。(実施例1) 自動三輪車の断面図である。(実施例1) 自動三輪車の下面図である。(実施例1) 図3のIV−IV線矢視断面図である。(実施例1) 乗用シート及び左後輪等を省略した自動三輪車の側面図である。(実施例1) 乗用シート及び左後輪等を省略した自動三輪車の平面図である。(実施例1) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略して後方側から見た斜視図である。(実施例1) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略して前方側から見た斜視図である。(実施例1) アームの平面図である。(実施例1) アームの側面図である。(実施例1) ローリングユニットの正面図である。(実施例1) ローリングユニットの断面図である。(実施例1) ローリングユニットの取付状態斜視図である。(実施例1) スイングロックの拡大斜視図である。(実施例1) スイングロックを車幅方向から見た動作説明図である。(実施例1) スイングロックを車体後方から見た動作説明図である。(実施例1) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略して後方側から見た斜視図である。(実施例2) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略した側面図である。(実施例2) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略した平面図である。(実施例2) 自動三輪車の乗用シート及び左後輪等を省略した後面図である。(実施例2) 自動三輪車の概略後面図である。(実施例2) 自動三輪車の乗用シート等を省略して後方側から見た斜視図である。(実施例3) 自動三輪車の乗用シート等を省略した側面図である。(実施例3) 自動三輪車の乗用シート等を省略した平面図である。(実施例3) 自動三輪車の乗用シート等を省略した後面図である。(実施例3)
本発明は、操縦の違和感を抑制可能にするという目的を、以下のように実現した。
乗用シートを備え操向ハンドルにより操舵される前輪を支持した前車体と、パワーユニットを支持した後車体と、前記前車体に前記後車体をローリング可能に連結するローリングユニットと、前記パワーユニットに車軸により結合される左右の後輪を前記後車体に懸架し前記後車体を前記左右の後輪に対してロール動作を可能とする懸架部とを備えた。
前記ローリングユニットは、スラスト荷重及びラジアル荷重の支持を可能とするユニット軸受で構成された。
前記ローリングユニットは、前記前車体の後端と後車体の前端との間に配置した。
前記懸架部は、左右の独立懸架部である。懸架部は、リジッドアクスル或いはドデオンアクスル等を用いた車軸懸架部にしてもよい。何れにしても、前後車体間のロール軸と懸架部によるロール軸との組合せが有ればよい。
前記パワーユニットは、電動モーターで構成されて前記後車体に支持された。
前記車軸の揺動支点は、前記車軸の後方位置に配置した。
図1〜図10は、実施例1の自動三輪車1を示す。図1は、自動三輪車1の後方側から見た斜視図である。図2は、自動三輪車1の断面図である。図3は、自動三輪車1の下面図である。図4は、図3のIV−IV線矢視断面図である。図5は、乗用シート及び左後輪等を省略した自動三輪車1の側面図である。図6は、乗用シート及び左後輪等を省略した自動三輪車1の平面図である。図7は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略して後方側から見た斜視図である。図8は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略して前方側から見た斜視図である。図9は、アームの平面図である。図10は、アームの側面図である。
図1〜図10は、主に自動三輪車1のフレーム骨格及び内部の主な機構を示しており、配線等、一部の記載を省略している。実際の自動三輪車1は、フレーム骨格を覆う外装が設けられる。
なお、以下の説明において、前後とは車体前後、左右とは、車幅方向の左右、上下とは、車体上下方向の上下を意味する。
図1〜図3のように、本実施例の自動三輪車1は、電動モーターの回転駆動力により左右一対の後輪3a、3bを駆動して走行する鞍乗型の小型車両である。この自動三輪車1は、前車体5と後車体7とを含んで構成されている。
前車体5と後車体7との間は、ローリングユニット9により相対的にローリング可能に連結されている。このため、前車体5を左右に傾動(バンク動作)させた場合、横Gが小さければ後車体7側の後輪3a、3bを路面に接地させたまま旋回走行を行うことができる。
左右の後輪3a、3bは、懸架部11により後車体7に懸架され、後車体7は、左右の後輪3a、3bに対してロール動作が可能である。
[前車体]
図1〜図3のように、前車体5は、乗用シート13を備え、操向ハンドル15により操舵される前輪17を支持した構造となっている。
前車体5は、前車体フレーム19を備えている。前車体フレーム19は、丸パイプで形成されている。但し、前車体フレーム19を矩形断面のパイプ等で形成することもできる。
前車体フレーム19は、前車体5の骨格を構成し、一体のメインフレーム19a及びベースフレーム19bを含んでいる。
メインフレーム19aは、上下方向に延出し、前方へ若干傾斜設定されている。
メインフレーム19aの上方前端部には、ヘッドパイプ21が取り付けられている。メインフレーム19aの下部19abは、湾曲部19acを介してベースフレーム19bに連続している。
ヘッドパイプ21は、ステアリングステム23を回動自在に軸支している。ステアリングステム23の上端部には、操向ハンドル15が取り付けられている。ステアリングステム23の下部には、フロントフォーク25が取り付けられている。フロントフォーク25は、第1フロントフォーク25a及び第2フロントフォーク25bを含んでいる。
第1フロントフォーク25aは、上下方向に配置され、上端部がステアリングステム23の下端に固定されている。第2フロントフォーク25bは、前後方向に配置され、前端に前記前輪17を回転自在に軸支している。
第2フロントフォーク25bの後部側に、結合ブラケット25baが設けられている。この結合ブラケット25baに、第1フロントフォーク25aの下端が前後方向に相対回転自在に結合されている。
第1フロントフォーク25aの上部側前面部と第2フロントフォーク25bの前部側上面部との間にショックアブソーバ及びコイルスプリングからなるフロントサスペンション29が左右一対結合されている。
ベースフレーム19bの前部側には、フロアーブラケット31a、31bが前後一対設けられている。フロアーブラケット31a、31bは、左右に突出している。フロアーブラケット31a、31b上に樹脂製等のフロアーパネル32が取りつけられる。
ベースフレーム19bの後部側にシート取り付けフレーム33が上方へ突設されている。シート取り付けフレーム33は、シート支持バー33a及び補強バー33bとを含んでいる。
シート支持バー33aは、ベースフレーム19bの中間部から立ち上げられ、上部が後方に延出するように配置されている。補強バー33bは、ロールバー状に形成され、ベースフレーム19bの後端部上に交差して左右方向に沿って配置されている。ベースフレーム19bの後端部に取付ブラケット35が一体的に設けられている。取付ブラケット35は、左右に突出し、左右両端に補強バー33bの下部両端が固定されている。
シート支持バー33a及び補強バー33bには、シートブラケット36a、36bが取り付けられている。乗用シート13は、シート取り付けフレーム33上に配置され、シートブラケット36a、36bにボルトナット等により締結固定されている。
ベースフレーム19bの後部側には、シート取り付けフレーム33の下方部においてバッテリィ搭載パン39が固定されている。バッテリィ搭載パン39上には、左右一対のバッテリィ40a、40bが搭載固定されている。
バッテリィ40a、40bは、電動モーター等、電力により駆動する各種機構に対して電力を供給する。本実施例1の2つのバッテリィ40a、40bは、略直方体であり、乗用シート13の下部に収納載置されている。なお、本実施例1において、バッテリィ40a、40bの監視機構等はバッテリパック内に設けられている。
その他、前車体7には、ステアリングダンパーや前輪WF用のブレーキシステム、ヘッドライト、バックミラー等、自動三輪車において一般的な各種の構成が設けられている。
[後車体]
図1〜図8のように、後車体7は、左右のサイドメンバー38a、38bを含み、パワーユニット37を支持している。
左右のサイドメンバー38a、38bは、丸パイプで形成され、前端下部から立ち上がり、湾曲部を介して車体後方へ延出している。サイドメンバー38a、38bを角パイプ等で形成することもできる。左右のサイドメンバー38a、38bは、前部が結合パネル41により結合され、後部側が穴付きのクロスメンバー43で結合され、リヤクロスメンバー43のさらに後方側で穴付きのギヤボックスマウントパネル45がサイドメンバー38a、38b間に結合固定されている。
前記パワーユニット37は、電動モーター37a及びギヤボックス37bからなり、ギヤボックス37bがギヤボックスマウントパネル45にボルトナット等により着脱自在に取り付けられている。この取り付けにより、電動モーター37a及びギヤボックス37bからなる重量物のパワーユニット37がばね上の荷重となり、ばね下荷重は左右の後輪3a、3bのものとなっている。
ギヤボックス37aには、左右の車軸であるリヤドライブシャフト51a、51bが結合されている。左右のリヤドライブシャフト51a、51bの左右内端は、図4のように左右のユニバーサルジョイント52a、52bによりギヤボックス37aの出力軸に結合されている。左右のリヤドライブシャフト51a、51bの左右外端には、ユニバーサルジョイント54a、54bによりディスクブレーキを含むハブユニット55a、55bが結合されている。
ハブユニット55a、55bには、左右の後輪3a、3bがホイールナットにより締結固定されている。
従って、左右の後輪3a、3bは、パワーユニット37に左右のリヤドライブシャフト51a、51bにより結合されている。この左右の後輪3a、3bは、後車体7に懸架部11を構成する左右の独立懸架部53a、53bにより懸架された構成となる。
リヤドライブシャフト51a、51bは、ユニバーサルジョイント52a、52b、54a、54bにより後車体7及び後輪3a、3bに対して軸角度変化可能となっており、独立懸架部53a、53bに適応している。
左右の独立懸架部53a、53bは、左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bと左右のリヤサスペンション61a、61bとを含んでいる。
図3、図9、図10のように、左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bは、主体が角パイプで形成され、前端部にブッシュを有する結合部57aa、59aa、57ba、59baを備えている。左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの後端部には、筒部63a、63bが一体的に結合されている。筒部63a、63bはプレート64a、64bを含んでいる。
第1、第2アーム57a、59a間、第1、第2アーム57b、59b間には、ショックブラケット69a、69bが溶接などにより固定されている。ショックブラケット69a、69bの上部側にバンプラバーストッププレート71a、71bが固定されている。
なお、バンプラバーストッププレート71a、71bは、バンプラバー73a、73bに対応して配置されており、バンプラバー73a、73bは、左右のサイドメンバー38a、38b側に取り付けられている。
左右のサイドメンバー38a、38bは、丸パイプで形成されている。但し、サイドメンバー38a、38bを矩形断面のパイプ等で形成することもできる。このサイドメンバー38a、38bには、前部の左右外側面に左右の第1アーム結合ブラケット65a、67aが溶接等により固定されている。結合パネル41の後面には、左右の第2アーム結合ブラケット65b、67bが溶接等により固定されている。
左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの前端は、左右の第1、第2アーム結合ブラケット65a、67a、65b、67bに結合部57aa、59aa、57ba、59baにより上下方向に回転自在に結合されている。この結合において、結合部57aa、59aa、57ba、59baは後対角α(図3)を有している。
左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの筒部63a、63bは、ハブユニット55a、55b側に嵌合結合されている。
左右のリヤサスペンション61a、61bは、ショックアブソーバ及びコイルスプリングで構成されている。左右のリヤサスペンション61a、61bの上端は、サイドメンバー38a、38b側の支持ピン75a、75bにブッシュを介して取り付けられている。
左右のリヤサスペンション61a、61bの下端のUブラケットは、ショックブラケット69a、69bの下端にブッシュを介して取り付けられている。支持ピン75a、75bは、支持ブラケット76a、76bから車幅方向外側に突設されている。支持ブラケット76a、76bは、左右のサイドメンバー38a、38bに溶接等により固定されている。
従って、左右の後輪3a、3bは、後車体7に左右の独立懸架部53a、53bにより独立懸架された構成となっている。この独立懸架状態で、左右のリヤドライブシャフト51a、51bは、下反角β(図4)を備えている。
この下反角βと前記後対角αとが無い場合、独立懸架の後輪3a、3bは、コーナリングロール時に車体外側がトーアウトになる。これを後対角α及び下反角βによりバンプ時に後輪3a、3bがトーインとなるようにセットしている。
後輪3a、3bが独立懸架されたことにより、パワーユニット37は、上記のようにギヤボックスマウントパネル45によりサイドメンバー38a、38bに支持され、バッテリィ40a、40b側から電動モーター37aへの配線が、後輪3a、3b側ではなく、電動モーター37aと共に後車体7側への配置となる。
サイドメンバー38a、38bには、図示しないが荷台が取り付けられる。
[ローリングユニット]
図11〜図13は、ローリングユニット9に係る。図11は、ローリングユニット9の正面図である。図12は、ローリングユニット9の断面図である。図13は、ローリングユニット9の取付状態斜視図である。
図11、図12のように、ローリングユニット9は、スラスト荷重及びラジアル荷重の支持を可能とするユニット軸受9aで構成されている。ユニット軸受9aは、アンギラー軸受やテーパーローラーベアリングが用いられる。このローリングユニット9は、前記前車体5の後端と後車体7の前端との間に配置されている。
ローリングユニット9のユニット軸受9aは、ボルト9b及びナット9cの締結により組み上げられている。
ローリングユニット9の前後部に取り付け用の第1、第2フランジ9d、9eが設けられている。
第1フランジ9dは、上下左右の四個の舌部で構成され、各舌部に貫通孔9daが形成されている。第2フランジ9eは、上部及び左右斜め下両側の三個の舌部で構成され、各舌部に貫通孔9eaが形成されている。貫通孔9eaは、貫通孔9daよりも小径に形成されている。第1、第2フランジ9d、9eの数、貫通孔9da、9eaの大きさの設定は自由である。
図13のように、前記前車体5の後端部であるベースフレーム19bの後端には、第1取付フランジ81が溶接等により固定され、後車体7の前端である結合パネル41には、第2取付フランジ83が一体に形成されている。つまり、第1取付フランジ81が前車体5の後端を構成し、第2取付フランジ83が後車体7の前端を構成している。
第1取付フランジ81は、上下に長い矩形状に形成されている。第2取付フランジ83は、第1取付フランジ81に対向して形成され、上部が結合パネル41から矩形状に突出し、下部が結合パネル41で共用されている。
第1、第2取付フランジ81、83には、取付孔81a、83aが上下に形成されている。但し、図面では、上部の取付孔81a、83aのみ図示している。
取付孔81a、83aは、第1、第2取付フランジ81、83に第1、第2フランジ9d、9eを突き合わせたときユニット軸受9aを嵌合させるものである。上下の取付孔81a、83aを利用し、ローリングユニット9の取付位置を上下に変更することができる。取付孔81a、83aの周囲には、締結孔81b、83bが複数形成されている。
ローリングユニット9の第1フランジ9dは、第1取付フランジ81に突き合わされ、対向する貫通孔9da及び締結孔81bにボルトを通しナットで締結固定されている。ローリングユニット9の第2フランジ9eは、第2取付フランジ83に突き合わされ、対向する貫通孔9ea及び締結孔83bにボルトを通しナットで締結固定されている。
こうしてローリングユニット9は、前車体5の後端と後車体7の前端との間に配置され、前車体5と後車体7との間がローリング可能に連結されている。
第1、第2取付フランジ81、83に対するローリングユニット9の取り付け位置を上下に変更することで、基本構造を変更することなくローリングのピボット高さを変更することができる。また、ローリングユニット9は、軸角度を変更した仕様にすることもできる。
このため、ピボット高さ、角度を用途、運転者に合わせて適正に調節し、操縦の違和感を抑制することができる。
ローリングユニット9の取り付け角度の調節には、第1、第2取付フランジ81、83と第1、第2フランジ9d、9eとの間に調節用の断面楔状の傾斜スペーサーを介接してもよい。
ローリングユニット9は、ユニット軸受9aで構成されて前車体5の後端部と後車体7の前端部との間に配置したため、車体前後方向の長さを短くすることができ、車体の全長を変えることなく、バッテリィ40a、40bの収納スペース等を無理なく確保することができる。
[スイングロック]
図14〜図16は、車体のスイングロック85に係る。図14は、スイングロック85の拡大斜視図である。図15は、スイングロック85を車幅方向から見た動作説明図である。図16は、スイングロック85を車体後方から見た動作説明図である。
図14〜図16のように、スイングロック85は、ロックレバー87、ロックアーム89、ロックピン91a、91bを備えている。
ロックレバー87は、丸パイプで形成されている。ロックレバー87は、角パイプ等で形成することもできる。ロックレバー87は、握り部87aを一端に有してL字状に屈曲形成されている。このロックレバー87は、基端側が支持ブラケット87bにより補強バー33bの左側に回転操作自在に支持されている。
ロックレバー87の握り部87aは、乗用シート13の左側に配置される。握り部87aの配置は、ロックレバー87の補強バー33bに対する回転支持位置を変えて乗用シート13の右側にすることもできる。
ロックレバー87の基端側は車幅方向に沿って延設され、端部に第1リンク93aが回転自在に結合されている。第1リンク93aに対して第2リンク93b、第3リンク93cが相互に回転自在に結合され、第1、第2リンク93a、93bによりトグル機構95を構成している。
第1、第2リンク93a、93bは平板で形成され、第3リンク93cは角パイプで形成されている。但し、第1、第2リンク93a、93b、第3リンク93cの板材、パイプ材等の設定は自由である。
トグル機構95の関節部95aは、ストッパー97に当接可能となっている。ストッパー97は、補強バー33bのクロスメンバー33baに溶接等により固定されている。
第3リンク93cは、上下のL字状に形成されている。第3リンク93cの一端側は、下方に向けられ補強バー33bのクロスメンバー33ba側に回転自在に支持されている。第3リンク93cの他端側は、車体後方に向けられ、その後端にロックアーム89の左右中央が溶接等により結合されている。
ロックアーム89は、車幅方向に長く形成され、ロックアーム89の両端に対応してロックピン91a、91bが下側に配置されている。ロックピン91a、91bは、左右のサイドメンバー38a、38bが備える支持ブラケット101a、101bに支持され、上方に突出している。ロックピン91a、91bは、金属、ゴム、硬質樹脂等で形成されている。
[走行]
電動モーター37aを駆動制御するとギヤボックス37bを介して左右のリヤドライブシャフト51a、51bが駆動され、左右のハブユニット55a、55bを介して後輪3a、3bに駆動力が伝達される。左右の後輪3a、3bの駆動により走行が行われ、操行ハンドル15の操作でステアリングステム23、フロントフォーク25を介して前輪17を操舵することができる。
走行中の後輪3a、3bの振動等は、左右のリヤサスペンション61a、61bが吸収し、前輪17の振動等はフロントサスペンション29が吸収する。
[パワーユニット支持]
パワーユニット37は、上記のようにギヤボックスマウントパネル45によりサイドメンバー38a、38bに支持され、バッテリィ40a、40b側から電動モーター37aへの配線が、後輪3a、3b側ではなく、電動モーター37aと共に後車体7側への配置となっている。
このため、電動モーター37a及びギヤボックス37bの重量物がばね上に搭載され、ばね下荷重は左右の後輪3a、3bのものとすることができ、乗り心地を大幅に改善することができる。
配線の配策も後車体7側で行わせることができ、配索を簡単にすることができる。
バッテリィ40a、40b側から電動モーター37aへの配線が、後輪3a、3b側ではなく、電動モーター37aと共に後車体7側への配置となるため、後輪3a、3bが後車体7に対して上下揺動しても配線がこの揺動に影響を受けることは無く、配線の損傷も抑制することができる。
[ローリング及び障害物に乗り上げ]
コーナリング走行において、運転者はコーナー内側に体重移動をさせ前車体5をコーナー内側へ傾斜させるように操行する。
後車体7には、コーナー外側への横Gが働く。横Gが小さければ後車体7のロール姿勢にあまり大きな変化は無いが、横Gが大きくなると左右独立懸架部53a、53bの働きにより後車体7が後輪3a、3bに対してコーナー外側へロールする。
このとき、前後車体5、7間の相対的なローリングは、ローリングユニット9が許容する。
後車体7のローリングにより荷台がパワーユニット37と共にコーナー外側に傾き、その情報がローリングユニット9に横方向への荷重を付加する。ローリングユニット9は、スラスト荷重及びラジアル荷重をユニット軸受9a及びボルト9bを介して第1取付フランジ81から第2取付フランジ83へ伝達する。
ローリングユニット9が伝達した荷重は、第1取付フランジ81から後端近傍の取付部ラケット35を介して補強バー33bの下端両側に伝達される。この伝達により補強バー33bを介し乗用シート13に荷重伝達が行なわれ、運転者に後車体7及び荷台、荷物のローリングの情報が素早く伝達される。
しかも、ローリングユニット9は、ユニット軸受9aで構成されて前車体5の後端と後車体7の前端との間に配置したため、車体前後方向の長さを短くして車体をコンパクトに形成できる他、第2取付フランジ83から第1取付フランジ81へ荷重がダイレクトに伝達され、運転者へのローリング情報の伝達を的確に素早く行わせることができる。
従って、運転者はコーナリング走行において後輪3a、3bを接地させたまま後車体7のローリングを素早く感じ取ることができ、過度のローリングを抑制しつつコーナリング走行を円滑に違和感を抑制して行わせることができる。
後車体7のロールセンターCは、図4のように下反角βの設定により低位に存在し、ロール角度を抑制することができ、安定したコーナリング走行を可能にする。
後輪3a、3bの一方が障害物に乗り上げたときは、左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの一方により後車体7に対して後輪3a、3bの乗り上げ側が上方へ揺動し、そのエネルギーは左右のリヤサスペンション61a、61bの一方で吸収される。
このため、後車体7の荷台部分及び荷物はロールすることなく、或いはロールが抑制され、そのまま安定した走行を継続することができる。
[スイングロック動作]
スイングロック85は、ロックレバー87を引き上げて図15の矢印Aのように操作すると関節部95aが支点越えをしてストッパー89に当接し、第3リンク93cがピボット位置93caを中心に矢印Bのように車体後方側へ回転する。
この回転によりロックアーム89の左右両端部がロックピン91a、91bに当接し、前車体5及び後車体7間のローリングユニット9のロール軸が固定される。
この場合、前後車体5、7間が相対的に傾き、ロックアーム89の左右両端部がロックピン91a、91bに対して均等に対向せず、図16の破線図示のように傾いていても、トグル機構95を介した操作でロックアーム89に大きな操作力が伝達される。
図16破線図示のようにロックアーム89の傾斜状態でロックピン91a、91bの一方に当接してもロックアーム89には回転モーメントが働く。この回転モーメントによりロックアーム89は、ロックピン91a、91bへの当接側を支点として回転動作をし、図16実線図示のように双方のロックピン91a、91bに当接するまで姿勢が自動的に修正される。
従って、前後車体5、7間のスイングロックを両者間が傾かない状態で確実且つ容易に行わせることができる。
図17〜図20は、実施例2に係る。図17は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略して後方側から見た斜視図である。図18は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略した側面図である。図19は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略した平面図である。図20は、自動三輪車1の乗用シート及び左後輪等を省略した後面図である。
なお、基本的な構造は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号を付し、重複した説明は省略する。
本発明は、前後車体5、7間のロール軸と懸架部11によるロール軸との組合せを特徴とするため、懸架部11を独立懸架部ではなく車軸懸架部53としてのドデオンタイプを用いることもできる。
図17〜図20のように、実施例2の自動三輪車1は、実施例1の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bに代えて左右のリーフスプリング103a、103bを採用した。
つまり、本実施例2の懸架部11は、実施例1の左右の独立懸架部53a、53bとは異なる。
リーフスプリング103a、103bはそれぞれ1枚であるが、枚数を増加することもできる。
リーフスプリング103a、103bは、左右サイドメンバー38a、38bの下方に配置され、前後方向に延設されている。
リーフスプリング103a、103bの前端は、ブラケット105a、105bによりサイドメンバー38a、38bの前部に結合されている。リーフスプリング103a、103bの後端は、シャンクル106a、106bによりサイドメンバー38a、38bの後部に結合されている。
リーフスプリング103a、103bの中間部は、ブラケットを介してリヤドライブシャフト51a、51bのアクスルケースに結合されている。リーフスプリング103a、103bには、リヤドライブシャフト51a、51bのアクスルケースの直前位置でリヤサスペンション61a、61bの下端のUブラケットが嵌合結合されている。
ハブユニット55a、55b側のケースは、ドデオンパイプ107により結合されている。
パワーユニット37のギヤボックス37bは、実施例1のギヤボックスマウントプレート45に代えてクロスメンバー108で行なっている。クロスメンバー108は、サイドメンバー38a、38bと同様の丸パイプで形成され、車幅方向の中央部が低くなるように屈曲形成されている。クロスメンバー108の中央部の屈曲は、車体後方へも指向している。パワーユニット37のギヤボックス37bは、クロスメンバー108の中央部側で結合固定されている。
そして、ローリング時や障害物乗り上げ時に実施例1では、第1、第2アーム57a、59a、57b、59bが上下揺動するのに対し、本実施例2では、リーフスプリング103a、103bの上下方向の撓みが代用する。
但し、左右の後輪3a、3bは、ドデオンパイプ107により後車体7に対し独立して上下することは無く、双方同時に上下するかドデオンパイプ107の左右傾斜と共に動作する。
この場合、リヤドライブシャフト51a、51bは、左右のハブユニット55a、55bとギヤボックス37bとの間で角度変化が可能であり、実施例1とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
また、本実施例2では、リヤサスペンション61a、61bの他にリーフスプリング103a、103bが取り付けられ、後車体7側の振動吸収特性を向上させ、リーフスプリング103a、103bにしたことで駆動力、制動力も確実に支えることができる。
実施例1の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bに代えて左右のリーフスプリング103a、103bを採用したため、構造も簡単にすることができる。
その他、懸架部11に車軸懸架部53として図21に概略を示すバンジョータイプを用いることもできる。図21は、自動三輪車1の概略後面図である。
図21のように、バンジョータイプのギヤボックスを含むパワーユニット37にリジッドアクスルのリヤドライブシャフト51が結合されている。リヤドライブシャフト51には、左右のハブユニットを介して左右の後輪3a、3bが取り付けられている。
リヤドライブシャフト51のアクスルケースは、リーフスプリング103a、103bで後車体に懸架されている。リーフスプリング103a、103bの取付構造は、上記同様である。
従って、リジッドアクスルのリヤドライブシャフト51の場合でも左右のリーフスプリング103a、103bによって後車体7は左右の後輪3a、3bに対してローリング可能となる。
このため、リジッドアクスルの場合でも前後車体間のロール軸と懸架部11によるロール軸との組合せを有し、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
図22〜図25は、実施例3に係る。図22は、自動三輪車1の乗用シート等を省略して後方側から見た斜視図である。図23は、自動三輪車1の乗用シート等を省略した側面図である。図24は、自動三輪車1の乗用シート等を省略した平面図である。図25は、自動三輪車1の乗用シート等を省略した後面図である。
なお、基本的な構造は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分には同符号を付し、重複した説明は省略する。
図22〜図25のように、実施例3の自動三輪車1は、実施例1と同様に懸架部11を第1、第2アーム57a、59a、57b、59bを有する左右の独立懸架部53a、53bとして構成している。
一方、本実施例3では、車軸であるリヤドライブシャフト51a、51bの揺動支点を、リヤドライブシャフト51a、51bの後方位置に配置した。
本実施例3の左右のサイドメンバー38a、38bは、前端下部から立ち上がり、湾曲部及び傾斜部を介して車体後方へ延出し、湾曲部を介して後端下部へ立ち下がっている。
左右のサイドメンバー38a、38bの後端部は、後輪3a、3bよりも若干後方位置に突出している。但し、サイドメンバー38a、38bの後端部の位置は、自由に設定できる。
サイドメンバー38a、38bの後端部は、ロワークロスメンバー109で結合されている。ロワークロスメンバー109は、車幅方向の中央部で屈曲し、両端がサイドメンバー38a、38bの後端下部に結合固定されている。
左右のサイドメンバー38a、38bの後端部には、左右の第1アーム結合ブラケット65a、67aが車幅方向外側面に溶接等により固定されている。左右の第2アーム結合ブラケット65b、67bは、ロワークロスメンバー109に溶接等により固定されている。
左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bは、実施例1の図9、図10と同様に角パイプで形成され、実施例1に対して前後逆の向きに配置構成されている。なお、バンプラバーストッププレートに対応するバンプラバーは、図示はしないが左右のサイドメンバー38a、38bに取り付けられる。
左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの後端は、左右の第1、第2アーム結合ブラケット65a、67a、65b、67bに結合部57aa、59aa、57ba、59baにより上下方向に回転自在に結合されている。ドライブシャフト51a、51bの揺動支点は、第1、第2アーム結合ブラケット65a、67a、65b、67bに対する結合部57aa、59aa、57ba、59baの回転支点となる。この結合において、結合部57aa、59aa、57ba、59baは後対角(図3と同様)を有している。
左右の第1、第2アーム57a、59a、57b、59bの筒部(実施例1の筒部63a、63bと同様)は、実施例1同様にリヤドライブシャフト51a、51bのアクスルケースに嵌合結合されている。
左右のリヤサスペンション61a、61bは、実施例1と同様にショックブラケット69a、69b及びサイドメンバー38a、38b側の支持ピン75a、75bに結合されている。
従って、左右の後輪3a、3bは、後車体7に左右の独立懸架部53a、53bにより独立懸架された構成となっている。この独立懸架状態で、左右のリヤドライブシャフト51a、51bは、下反角(図4と同様)を備えている。
下反角及び後対角の作用は、実施例1と同様である。
本実施例3のパワーユニット37は、実施例1の電動モーター37aに代えてガソリンエンジン37cが採用されている。
ガソリンエンジン37cはファーストクロスメンバー111側にマウント支持されている。ファーストクロスメンバー111は、サイドメンバー38a、38bの前部側間に溶接等により結合され、本実施例3では、このファーストクロスメンバー111にスイングロック85のロックピン91a、91bが固定されている。
パワーユニット37のギヤボックス37bは、実施例1のギヤボックスマウントパネル45に代えたセカンドクロスメンバー113に固定されている。セカンドクロスメンバー113は、サイドメンバー38a、38bの前後中間部間に溶接等により結合されている。
サイドメンバー38a、38bの前部の傾斜部は、後傾するように形成され、シート取付フレーム33の補強バー33bは、イドメンバー38a、38bの傾斜に合わせて後傾配置されている。シート支持バー33aは、下部の傾斜部と上部の水平部との間の縦部が僅かに前傾するように形成されている。
シート取付フレーム33は、全体的には後車体7側へ後傾したような形態となり、前フレーム5の前車体フレーム19の全長を短くすることができる。
このため、第1、第2アーム57a、59a、57b、59bをリヤドライブシャフト51a、51bの後方に配置した本実施形態において、実施例1の形態と全長をほぼ同じにすることができる。
本実施例3のバッテリィは、パワーユニット37にガソリンエンジン37cを用いているので小型でよく、シート取付フレーム33の下側に無理なく配置することができる。
ガソリンタンクは、図示はしないがサイドメンバー38a、38bの後部側間等に配置することができる。
バッテリィとガソリンタンクとの配置を相互間で変えることもできる。
本実施例では、実施例1と同様の作用効果を奏することができるほか、ガソリンエンジンを無理なく搭載することができる。
また、荷台の前後長さを若干拡大することもできる。
1 自動三輪車(小型車両)
3a、3b 後輪
5 前車体
7 後車体
9 ローリングユニット
11 懸架部
37 パワーユニット
51、51a、51b リヤドライブシャフト(車軸)
53 車軸懸架部
53a、53b 独立懸架部
65a、67a、65b、67b 第1、第2アーム結合ブラケット(揺動支点)
57aa、59aa、57ba、59ba 結合部(揺動支点)

Claims (5)

  1. 乗用シートを備え操向ハンドルにより操舵される前輪を支持した前車体と、
    パワーユニットを支持した後車体と、
    前記前車体の後端と前記後車体の前端とをローリング可能に連結するローリングユニットと、
    前記パワーユニットに車軸により結合される左右の後輪を前記後車体に懸架し前記後車体を前記左右の後輪に対してロール動作を可能とする懸架部と、
    を備えたことを特徴とする小型車両。
  2. 請求項1記載の小型車両であって、
    前記ローリングユニットは、スラスト荷重及びラジアル荷重の支持を可能とするユニット軸受である、
    ことを特徴とする小型車両。
  3. 請求項2記載の小型車両であって、
    前記ローリングユニットは、前記前車体の後端部と後車体の前端部との間に配置した、
    ことを特徴とする小型車両。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の小型車両であって、
    前記懸架部は、左右の独立懸架部又は車軸懸架部である、
    ことを特徴とする小型車両。
  5. 請求項4記載の小型車両であって、
    前記車軸の揺動支点は、前記車軸の後方位置に配置した、
    ことを特徴とする小型車両。
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