以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報管理装置を備える情報管理システム(ネットワークシステム)の構成を示す。情報管理システムは、各種店舗(施設)における利用者の順番待ちを管理するためのシステムである。なお、本実施形態において、店舗には、例えば飲食店、薬局、病院、美容院、旅行代理店、スマートフォンまたは携帯電話の購入及び契約が可能なショップ、及びアミューズメント施設等が含まれる。すなわち、本実施形態における店舗は、当該店舗を利用者が利用するために順番待ちが可能な店舗であればよい。
図1に示すように、情報管理システムは、情報管理装置10、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40を備える。なお、情報管理装置10は、第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40とそれぞれインターネットのようなネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
情報管理装置10は、店舗における利用者による順番待ちを管理するための機能を有するサーバ装置である。なお、情報管理装置10の機能構成については後述する。
第1店舗端末20及び第2店舗端末30は、順番待ちが可能な店舗に設けられている端末装置である。
第1店舗端末20は、例えば店舗の入り口(つまり、店頭)付近に設置され、主に店舗に来店する利用者(客)によって使用される。利用者は、例えば店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、第1店舗端末20を操作することによって当該店舗において順番待ちをすることができる。
第2店舗端末30は、例えば店舗のレジ付近に設置され、主に店舗のスタッフ(従業員等)によって使用される。店舗のスタッフは、第2店舗端末30において順番待ちの状況等を確認することができる。
本実施形態においては、第1店舗端末20及び第2店舗端末30が異なる端末であるものとして説明するが、当該第1店舗端末20及び第2店舗端末30は一体として構成されていてもよい。
利用者端末40は、例えば店舗を利用する利用者が所持する端末装置である。利用者端末40には、例えばスマートフォン、タブレット端末、フィーチャーフォン及びパーソナルコンピュータ(PC)等が含まれる。利用者端末40は、例えば店舗以外の場所から店舗に対する順番待ち(つまり、利用者端末40からの順番待ち)をするために用いられる。
なお、図1においては便宜的に第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40がそれぞれ1つずつ示されているが、情報管理装置10には、複数の第1店舗端末20及び第2店舗端末30が接続されていてもよいし、複数の利用者端末40が接続されていてもよい。具体的には、情報管理装置10には、例えば情報管理システムを導入している店舗と少なくとも同数の第1店舗端末20及び第2店舗端末30が接続される。また、情報管理装置10には、情報管理システムに予め登録している利用者と少なくとも同数の利用者端末40が接続される。
図2は、図1に示す情報管理装置10のハードウェア構成の一例を示す。図2に示すように、情報管理装置10においては、バス11に、不揮発性メモリ12、CPU13、メインメモリ14及び通信部15等が接続されている。なお、不揮発性メモリ12及びメインメモリ14は、情報管理装置10の記憶装置を構成する。
不揮発性メモリ12は、例えばオペレーティングシステム(OS)及び上記した店舗における順番待ちを管理するためのプログラム(以下、順番管理プログラムと表記)を含む各種プログラムを格納する。
CPU13は、例えば不揮発性メモリ12に格納されている各種プログラムを実行するプロセッサである。なお、CPU13は、情報管理装置10全体の制御を実行する。
メインメモリ14は、例えばCPU13が各種プログラムを実行する際に必要とされるワークエリア等として使用される。
図2においては不揮発性メモリ12及びメインメモリ14のみが示されているが、情報管理装置10は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を備えていてもよい。
通信部15は、インターネット等のネットワークを介して例えば第1店舗端末20、第2店舗端末30及び利用者端末40等の外部装置と実行される通信を制御する機能を有する。なお、通信部15によれば、例えば無線LAN及びWifi(登録商標)等の無線通信機能を実現することができる。
図3は、本実施形態に係る情報管理装置10の主として機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、情報管理装置10は、受付部101、第1登録部102、第2登録部103、管理部104、表示処理部105、設定部106及び格納部107等を含む。
本実施形態において、各部101〜106は、例えば図2に示すCPU13(つまり、情報管理装置10のコンピュータ)が不揮発性メモリ12に格納されている順番管理プログラムを実行すること(つまり、ソフトウェア)により実現されるものとする。なお、この順番管理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、この順番管理プログラムは、例えばネットワークを介して情報管理装置10にダウンロードされても構わない。
ここでは、各部101〜106がソフトウェアにより実現されるものとして説明したが、当該各部101〜106は、ハードウェアにより実現されてよいし、ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
また、本実施形態において、格納部107は、例えば図2に示す不揮発性メモリまたは他の記憶装置等に格納される。なお、格納部107は、後述する順番待ち情報が登録(格納)される順番待ち情報格納部と、各種設定情報が登録(格納)される設定情報格納部とを含む。
受付部101は、第1店舗端末20に対する複数の利用者の各々の操作に基づいて、当該第1店舗端末20から店舗に対する順番待ちを受け付ける。また、受付部101は、利用者端末40に対する利用者の操作に基づいて、当該利用者端末40から店舗に対する順番待ちを受け付ける。なお、受付部101は、第2店舗端末30から店舗に対する順番待ちを受け付けることも可能である。
第1登録部102は、受付部101によって第1店舗端末20からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を上記した順番待ち情報格納部に登録(格納)する。なお、上記したように第2店舗端末30からの順番待ちが受け付けられた場合には、第1登録部102は、当該順番待ちを示す順番待ち情報を順番待ち情報格納部に登録する。
第2登録部103は、受付部101によって利用者端末40からの順番待ちが受け付けられた場合、当該順番待ちを示す順番待ち情報を順番待ち情報格納部に登録(格納)する。
なお、上記した順番待ち情報は、当該順番待ち情報によって示される順番待ちが受け付けられた順に順番待ち情報格納部に格納される。
管理部104は、上記した利用者から店舗への順番待ちを受け付ける際に、当該店舗にとって有用な情報(以下、有用情報と表記)を利用者に入力させる入力項目を含む画面(以下、入力画面と表記)を生成する。また、管理部104は、例えば第2店舗端末30からの要求に応じて、順番待ち情報格納部に格納された順番待ち情報を当該第2店舗端末30に表示するための画面(以下、スタッフ画面と表記)を生成する。
表示処理部105は、管理部104によって生成された入力画面(データ)を利用者によって操作される第1店舗端末30または利用者端末40に送信し、当該入力画面を当該第1店舗端末30または利用者端末40に表示させる。また、表示処理部105は、管理部104によって生成されたスタッフ画面(データ)を第2店舗端末30に送信し、当該スタッフ画面を第2店舗端末30に表示させる。
設定部106は、情報管理システム(情報管理装置10)における各種設定を行う。設定部106によって設定された内容(を示す設定情報)は、上記した設定情報格納部に登録(格納)される。なお、設定情報格納部に格納される設定情報については後述する。
以下、本実施形態に係る情報管理装置10の動作について説明する。まず、図4のシーケンスチャートを参照して、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。ここでは、第1店舗端末20から順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
まず、対象利用者が第1店舗端末20(及び第2店舗端末30)が設けられている店舗に来店した場合を想定する。この場合、第1店舗端末20には、対象利用者の店舗に対する順番待ちを受け付けるための受付画面が表示されている(ステップS1)。受付画面においては、例えば後述する第2店舗端末30に表示されるスタッフ画面と同様に、順番待ちの状況(順番待ち情報の一覧)が表示されていてもよい。
なお、この受付画面は、例えば第1店舗端末20上で動作するブラウザを介して表示されている。なお、第1店舗端末20に表示される受付画面以外の画面についても同様である。
例えば対象利用者が店舗に来店した時点で店舗が満席の状態にある場合、対象利用者は、第1店舗端末20に表示されている受付画面に対する操作を行う。第1店舗端末20は例えばタッチパネルを備えており、受付画面に対する操作は、例えば当該タッチパネルをタッチする操作等を含む。なお、例えば店舗の利用者の数等を把握するために、満席の状態でない場合であっても受付画面に対する操作を利用者に行わせるようにしてもよい。
受付画面に対する操作が行われた場合、第1店舗端末20は、第1店舗端末20からの順番待ちの受付要求を情報管理装置10に送信する(ステップS2)。
情報管理装置10に含まれる管理部104は、利用者端末40によって送信された受付要求を受信する。管理部104は、受信された受付要求に応じて、第1入力画面生成処理を実行する(ステップS3)。この第1入力画面生成処理は、第1店舗端末20からの順番待ちを受け付ける際に第1店舗端末20に表示させる入力画面を生成する処理である。第1入力画面生成処理の詳細については後述する。
ステップS3の処理が実行されると、表示処理部105は、当該ステップS3において生成された入力画面を第1店舗端末20に表示するための画面データを第1店舗端末20に送信する(ステップS4)。この場合、第1店舗端末20には、入力画面が表示される。
ここで、第1店舗端末20に表示された入力画面には、例えば複数の入力項目(入力カテゴリ)が含まれている。複数の入力項目には、例えば店舗に入店する人数等が含まれる。対象利用者は、第1店舗端末20に表示された入力画面に含まれる入力項目の各々に対して上記した有用情報を入力することができる。
入力画面に対して対象利用者が有用情報を入力した場合、第1店舗端末20は、当該有用情報を取得する(ステップS5)。
第1店舗端末20は、ステップS5において取得された有用情報を情報管理装置10に送信する(ステップS6)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、第1店舗端末20によって送信された有用情報を受信する。これにより、受付部101は、第1店舗端末20からの順番待ちを受け付ける。
次に、第1登録部102は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報を生成する(ステップS7)。
ここで、ステップS7の処理について説明する。まず、受付部101によって順番待ちが受け付けられた場合、第1登録部102は、当該順番待ちに対して受付番号を発行する。この受付番号は、例えば店舗の営業開始から順番待ちが受け付けられる度に連番で発行される。なお、受付番号は、例えば営業日が変わればリセットされるものとする。
また、第1登録部102は、例えば現在時刻を登録時刻として取得する。登録時刻は、順番待ち情報が登録された(順番待ちが受け付けられた)時刻として用いられる。なお、この登録時刻(現在時刻)は、例えば情報管理装置10内のクロック等から取得される。
また、第1登録部102は、順番待ちの経路の情報を取得する。ここでは、受付要求が第1店舗端末20から受信されているため、第1登録部102は、経路の情報として、第1店舗端末20からの順番待ちであることを示す「店舗」を取得する。
これにより、第1登録部102は、上記した有用情報に加えて、受付番号、登録時刻及び経路を含む順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS7において生成された順番待ち情報は、第1登録部102によって格納部107に登録される(ステップS8)。
ステップS8において順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(以下、登録完了通知と表記)が情報管理装置10から第1店舗端末20に送信される(ステップS9)。なお、登録完了通知には、登録された順番待ち情報に含まれる受付番号等が含まれる。
ここで、第1店舗端末20には、印刷装置が内蔵されているものとする。これにより、第1店舗端末20においては、情報管理装置10から送信された登録完了通知(に含まれる受付番号)が受信され、印刷装置によって当該受付番号が印刷された順番待ちカードが発券される(ステップS7)。なお、登録完了通知には、受付番号の他に、登録時刻等の情報が含まれていてもよい。
対象利用者は、発券された順番待ちカードに印刷されている受付番号に基づいて店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
次に、図5のシーケンスチャートを参照して、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報を登録する際の情報管理システムの処理手順について説明する。ここでは、利用者端末40から順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
ここで、上記したように店舗に来店した利用者は第1店舗端末20を操作することによって店舗に対する順番待ちをすることができるが、店舗に来店していない利用者は、利用者端末40から順番待ちをすることができる。
まず、対象利用者が利用者端末40から順番待ちをする場合、当該対象利用者は、所定のWebページ(サイト)において当該対象利用者に割り当てられているログインID及びパスワード(以下、対象利用者のログインID及びパスワードと表記)を入力することによって、情報管理システム(情報管理装置10)にログインする(ステップS11)。
なお、対象利用者のログインID及びパスワードは、対象利用者が例えば会員登録等を行う際に設定される。対象利用者のログインID及びパスワードは、情報管理装置10において管理されているものとする。これにより、図5においては示されていないが、利用者端末40において入力されたログインID及びパスワードは当該利用者端末40から情報管理装置10に送信され、当該ログインID及びパスワードが情報管理装置10で管理されている対象利用者のログインID及びパスワードと一致する場合に、対象利用者は、情報管理システムにログインすることができる。
ステップS11において情報管理システムにログインした場合、対象利用者は、利用者端末40を操作することによって順番待ちを指示することができる。
順番待ちをすることが指示された場合、利用者端末40は、当該順番待ちの受付要求を情報管理装置10に送信する(ステップS12)。
ここで、本実施形態において利用者端末40から順番待ちをする場合、対象利用者は、店舗への入店予定時刻を指定することができるものとする。このように入店予定時刻が指定された順番待ちの場合には、対象利用者が当該入店予定時刻に店舗に入店することが可能なように順番待ちが管理(調整)される。
上記したように受付要求が利用者端末40から送信された場合、情報管理装置10は、格納部107に格納されている順番待ち情報に基づいて、他の入店予定時刻を指定する順番待ちが登録されていない時間帯(の情報)を、利用者端末40に送信する(ステップS13)。
この場合、利用者端末40には、入店予定時刻を指定することが可能な画面が表示される。対象利用者は、利用者端末40を操作することによって、この画面において入店予定時刻(他の順番待ちにおける入店予定時刻と重複しない時刻)を指定する。
対象利用者によって入店予定時刻が指定された場合、利用者端末40は、当該入店予定時刻を取得する(ステップS14)。
利用者端末40は、ステップS14において取得された入店予定時刻を情報管理装置10に送信する(ステップS15)。
情報管理装置10に含まれる管理部104は、利用者端末40によって送信された入店予定時刻を受信する。
次に、管理部104は、第2入力画面生成処理を実行する(ステップS16)。この第2入力画面生成処理は、利用者端末40からの順番待ちを受け付ける際に利用者端末40に表示させる入力画面を生成する処理である。第2入力画面生成処理の詳細については後述する。
ステップS16の処理が実行されると、表示処理部105は、当該ステップS16において生成された入力画面を利用者端末40に表示するための画面データを利用者端末40に送信する(ステップS17)。この場合、利用者端末40には、入力画面が表示される。
ここで、利用者端末40に表示された入力画面には、例えば複数の入力項目(入力カテゴリ)が含まれている。複数の入力項目には、例えば店舗に入店する人数等が含まれる。対象利用者は、利用者端末40に表示された入力画面に含まれる入力項目の各々に対して有用情報を入力することができる。
入力画面に対して対象利用者が有用情報を入力した場合、利用者端末40は、当該有用情報を取得する(ステップS18)。
利用者端末40は、ステップS18において取得された有用情報を情報管理装置10に送信する(ステップS19)。
情報管理装置10に含まれる受付部101は、利用者端末40によって送信された有用情報を受信する。これにより、受付部101は、利用者端末40からの順番待ちを受け付ける。
次に、第2登録部103は、受付部101によって受け付けられた順番待ちを登録するために、当該順番待ちを示す順番待ち情報を生成する(ステップS20)。
ここで、ステップS20の処理について説明する。以下の説明では、上記した第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報(つまり、図4に示すステップS7において生成される順番待ち情報)を店舗順番待ち情報、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報(つまり、ステップS20において生成される順番待ち情報)をWeb順番待ち情報とする。
上記したように店舗順番待ち情報によれば、対象利用者は店舗に入店する際に受付番号で呼び出される。このため、店舗順番待ち情報が生成(登録)される場合には、受付番号が発行される。
これに対して、Web順番待ち情報では入店予定時刻に対象利用者が店舗に入店することが可能となるように順番待ちが管理(調整)されるが、当該対象利用者は、受付番号で呼び出されてもよいし、当該対象利用者の氏名で呼び出されてもよい。このため、対象利用者が受付番号で呼び出される場合には受付番号が発行されるが、当該対象利用者が氏名で呼び出される場合には受付番号は発行されなくてもよい。以下、本実施形態においては対象利用者は氏名で呼び出されるものとして説明する。
なお、第2登録部103は、例えば現在時刻を登録時刻として取得する。また、第2登録部103は、上記した順番待ちの経路の情報を取得する。ここでは、受付要求が利用者端末40から受信されているため、第2登録部103は、経路の情報として、利用者端末40からの順番待ちであることを示す「Web」を取得する。
ここで、対象利用者は、利用者端末40として、スマートフォン、タブレット端末、フィーチャーフォン及びPC等を使用することができる。このため、受付要求が利用者端末40から受信されている場合、経路の情報は、当該利用者端末40(デバイス)の種別(スマートフォン、タブレット端末、フィーチャーフォン及びPC等)であってもよい。なお、デバイスの種別は例えば利用者端末40側で取得され、上記した受付要求等とともに情報管理装置10に送信されることによって、情報管理装置10において取得することができる。
また、上記したように利用者端末40からの順番待ちにおいて対象利用者を氏名で呼び出す場合、第2登録部103は、当該対象利用者の氏名(会員名)を取得する。なお、対象利用者の氏名は、上記した会員登録の際に情報管理装置10内に格納(登録)されているものとする。また、対象者の氏名は、対象利用者のログインID及びパスワードに対応づけられており、ステップS11の処理が実行される際に判別(取得)することができるものとする。
これにより、第2登録部103は、上記した入店予定時刻及び有用情報に加えて、登録時刻、経路及び氏名を含む順番待ち情報を生成する。
上記したようにステップS20において生成された順番待ち情報は、第2登録部103によって順番待ち情報格納部に登録される(ステップS21)。
ステップS21において順番待ち情報が登録されると、当該登録が完了した旨の通知(登録完了通知)が情報管理装置10から利用者端末40に送信される(ステップS22)。なお、この登録完了通知は、登録された順番待ち情報に含まれる入店予定時刻(対象利用者によって指定された入店予定時刻)を含み、例えば会員登録時に登録されている対象利用者のメールアドレスを用いてメールで送信される。
この場合、利用者端末40は、情報管理装置10から送信された登録完了通知(メール)を受信し、当該登録完了通知に含まれる入店予定時刻を表示することができる(ステップS23)。登録完了通知は、利用者端末40(例えば、スマートフォン等)上で動作するアプリケーションにおけるPush通知により利用者端末40に表示(通知)されても構わない。
利用者端末40からの順番待ちの場合、対象利用者は、ステップS23において表示された入店予定時刻に店舗に来店し、例えば順番待ち情報に含まれる氏名(会員名)で店舗のスタッフに呼び出されることによって、当該店舗に入店することができる。
ここでは、利用者端末40からの順番待ち(Web順番待ち情報)の場合には氏名で呼び出されるものとして説明したが、例えばステップS20において上記した図4の処理で発行される受付番号とは異なる番号等を対象利用者に割り当てることによって、当該番号を対象利用者の氏名の代わりに使用してもよい。この場合、ステップS22において送信される登録完了通知には対象利用者に割り当てられた番号が含まれており、対象利用者は、当該番号を利用者端末40に表示して確認することができる。これによれば、対象利用者に割り当てられた番号で当該対象利用者を呼び出すことができる。
ここで、図6は、上記した図4及び図5に示す処理が実行されることによって順番待ち情報格納部に登録された順番待ち情報のデータ構造の一例を示す。
図6に示す例では、順番待ち情報格納部には、順番待ち情報107a〜107fが格納(登録)されている。図6に示すように、順番待ち情報には、受付番号、人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名等(の情報)が含まれる。なお、受付番号、人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名については、上記した通りであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
なお、順番待ち情報107a〜107fは、情報管理装置10(受付部101)によって順番待ちが受け付けられた順(つまり、登録時刻順)に格納されている。
順番待ち情報107a〜107fのうち、経路「店舗」を含む順番待ち情報107a、107b及び107d〜107fは、第1店舗端末20からの順番待ちを示す順番待ち情報(店舗順番待ち情報)である。店舗順番待ち情報には、上記したように受付番号、人数、登録時刻及び経路が含まれている。
また、順番待ち情報107a〜107fのうち、経路「Web」を含む順番待ち情報107cは、利用者端末40からの順番待ちを示す順番待ち情報(Web順番待ち情報)である。Web順番待ち情報には、上記したように人数、入店予定時刻、登録時刻、経路及び氏名が含まれている。
なお、図6に示す例では、上記した有用情報として人数のみが示されているが、順番待ち情報には、他の有用情報についても同様に含まれている。
ここで、本実施形態においては第2店舗端末30に順番待ちの状況(つまり、順番待ち情報)を表示することが可能であるが、図6に示す順番待ち情報107a〜107fをそのまま表示した場合には、店舗のスタッフは、入店予定時刻が指定されているWeb順番待ち情報(順番待ち情報107c)によって示される順番待ちをしている利用者をどのタイミングで入店させるのかを容易に把握することができない。
ここで、図7のシーケンスチャートを参照して、第2店舗端末30に順番待ち情報を表示する際の情報管理システムの処理手順について説明する。
第2店舗端末30に順番待ち情報を表示する場合、当該第2店舗端末30から情報管理装置10に上記したスタッフ画面の表示(または更新)を要求する(ステップS31)。このステップS31の処理は、例えば店舗のスタッフによる第2店舗端末30に対する操作が行われた場合、または予め定められた期間、第2店舗端末30に対する操作が行われなかった場合に実行される。
管理部104は、第2店舗端末30からの要求に応じて、順番待ち情報格納部に格納(登録)されている順番待ち情報を取得する(ステップS32)。
次に、管理部104は、ステップS32において取得された順番待ち情報を表示するためのスタッフ画面を生成する処理(以下、スタッフ画面生成処理と表記)を実行する(ステップS33)。
なお、ステップS33において生成されるスタッフ画面において、Web順番待ち情報は、順番待ちが受け付けられた順に登録されている順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の間に挿入されるように並べ替えて表示される。スタッフ画面生成処理の詳細については後述する。
表示処理部105は、ステップS33において生成されたスタッフ画面を表示するための画面データを第2店舗端末30に送信する(ステップS34)。
第2店舗端末30は、表示処理部105によって送信された画面データを受信する。これにより、第2店舗端末30においては、スタッフ画面が表示される(ステップS35)。なお、このスタッフ画面は、例えば第2店舗端末30上で動作するブラウザを介して表示される。
次に、図8のフローチャートを参照して、上記したスタッフ画面生成処理(図7に示すステップS33の処理)の処理手順について説明する。
まず、管理部104は、現在時刻を取得する(ステップS41)。この現在時刻は、例えば情報管理装置10に内蔵されているクロック等から取得することが可能である。
次に、図7に示すステップS32において取得された順番待ち情報のうちの店舗順番待ち情報の各々についてステップS42〜S44の処理が実行される。以下、この処理の対象となる順番待ち情報を対象順番待ち情報と称する。また、対象順番待ち情報によって示される順番待ちをしている(登録している)利用者を対象利用者と称する。
この場合、管理部104は、ステップS32において取得された順番待ち情報のうちの対象順番待ち情報よりも登録時刻が早い順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の数、つまり、対象利用者の前に順番待ちをしている利用者の組の数に当該対象利用者(の組)を加えた待ち組数をカウントする(ステップS42)。なお、ここで待ち組数としてカウントされる利用者(の組)は、まだ店舗に案内されていない利用者であるものとする。利用者が店舗に案内された場合の処理については後述する。
ここで、本実施形態においては、順番待ちをしている1組の利用者が入店することができるまでの時間(以下、単位待ち時間と表記)が予め設定されている。この場合、管理部104は、この予め設定されている単位待ち時間にステップS42においてカウントされた待ち組数を乗算することによって、対象利用者が店舗に入店する(つまり、店舗を利用する)ことができるまでの時間(以下、待ち時間と表記)を算出する(ステップS43)。
ここで、待ち時間とは、店舗に来店した利用者が店舗に入店する(つまり、顧客がサービスの提供を受けられる)予定時間までの目安となる時間である。例えば、待ち時間は、「120分」といった形で利用者に向けて提示される。本実施形態において算出される待ち時間は、必ずしも店舗に入店する(サービス提供)までの残り時間の形でユーザに提示される必要はなく、例えば受付時間等に待ち時間を足し合わせた時間、すなわち、店舗に入店することができるまでの予定時間の形等で提示されても構わない。また、順番待ちを行う必要がない場合、すなわち、待ち時間が「0分」の場合も、本実施形態においては「0分」の待ち時間があるとして扱われるものとする。
なお、単位待ち時間は、情報管理装置10(情報管理システム)側で店舗毎に設定されていればよい。単位待ち時間は、例えば店舗の業種及び業態に応じた利用客数及び回転率等に従って設定される。しかしながら、店舗の状況等によっては単位待ち時間を店舗側で修正したい場合がある。この場合、単位待ち時間は店舗のスタッフによる第2店舗端末30に対する操作に応じて、上記した設定部107によって一時的に補正することができるような構成であってもよい。
ここでは単位待ち時間が情報管理装置10側で設定されるものとして説明したが、単位待ち時間は、情報管理装置10側では設定されず、各店舗に設けられている第2店舗端末30において設定される構成であってもよい。
次に、管理部104は、ステップS41において取得された現在時刻にステップS43において算出された待ち時間を加算することによって入店予定時刻を算出する(ステップS44)。
ここで、上記したステップS42〜S44の処理がステップS32において取得された順番待ち情報のうちの全ての店舗順番待ち情報について実行されたか否かが判定される(ステップS45)。
全ての店舗順番待ち情報について処理が実行されていないと判定された場合(ステップS45のNO)、ステップS42に戻って処理が繰り返される。この場合、処理が実行されていない店舗順番待ち情報を対象順番待ち情報としてステップS42〜S44の処理が実行される。
一方、全ての店舗順番待ち情報について処理が実行されたと判定された場合(ステップS45のYES)、管理部104は、全ての店舗順番待ち情報についてステップS44において算出された入店予定時刻(待ち時刻)とWeb順番待ち情報に含まれる入店予定時刻とに基づいて、ステップS32において取得された順番待ち情報を並び替える(ステップS46)。この場合、管理部104は、ステップS32において取得された順番待ち情報を、入店予定時刻が早い順に並べ替える。
ここで、ステップS46において順番待ち情報が並び替えられた場合、上記したWeb順番待ち情報が店舗順番待ち情報の前(間)に挿入されることによって、当該店舗順番待ち情報の順番が変更される場合がある。上記した店舗順番待ち情報についての待ち時間は単に店舗順番待ち情報の登録時刻順に基づいて算出されたものであり、ステップS46の処理によって店舗順番待ち情報の順番が変更されている場合には、当該待ち時間を変更(更新)する必要がある。
そこで、ステップS46の処理によって店舗順番待ち情報の順番が変更されているか否かが判定される(ステップS47)。
順番が変更されていると判定された場合(ステップS47のYES)、管理部104は、順番が変更された順番待ち情報(店舗順番待ち情報)の待ち時間(及び入店予定時刻)を、ステップS46において並び替えられた順番待ち情報の順番に基づいて更新する(ステップS48)。この場合における待ち時間の算出処理においては、ステップS42及びS43と同様の処理が実行されるため、その詳しい説明を省略する。なお、この場合において待ち組数としてカウントされる順番待ち情報(利用者の組)には、Web順番待ち情報も含まれる。
ステップS48の処理が実行されると、管理部104は、ステップS46において並び替えられた順番待ち情報及びステップS48において更新された待ち時間を表示するためのスタッフ画面(の画面データ)を生成する(ステップS49)。
なお、順番が変更されていない(つまり、同一である)と判定された場合(ステップS47のNO)、ステップS48の処理は実行されず、ステップS49の処理が実行される。
本実施形態においては、後述するようにスタッフ画面に待ち時間が表示されるものとして説明するが、当該スタッフ画面に待ち時間が表示されないのであれば、ステップS47及びS48の処理は省略されても構わない。
なお、本実施形態においては図8に示すスタッフ画面生成処理において待ち時間及び入店予定時刻を算出するものとして説明したが、当該待ち時間及び入店予定時刻は、例えば図4において説明した店舗順番待ち情報の登録時に算出され、当該店舗順番待ち情報に含まれるようにしてもよい。
しかしながら、上記した待ち時間は例えば順番待ちをする利用者の目安となる時間であり、入店予定時刻についても確実に利用者が入店することが可能な時刻を示すものではない。すなわち、待ち時刻及び入店予定時刻は、店舗内の利用客の利用状況等によって大きく変動する可能性がある。よって、本実施形態のように例えばスタッフ画面が生成される際に待ち時間及び入店予定時刻を算出することが好ましい。
ここで、図9は、第2店舗端末30に表示されるスタッフ画面の一例を示す。なお、図9においては、図6に示す順番待ち情報格納部に格納されている順番待ち情報107a〜107fが表示されたスタッフ画面200を示している。
図9に示すスタッフ画面200においては、順番待ち情報107a〜107fが入店予定時刻が早い順に上から表示されている。なお、順番待ち情報107cの入店予定時刻は、上記したように順番待ち情報107cの登録の際に利用者によって指定された時刻である。一方、順番待ち情報107c以外の順番待ち情報の入店予定時刻は、上記したスタッフ画面生成処理において算出された時刻である。
図9に示すスタッフ画面200の例によれば、店舗のスタッフは、順番待ち情報107a、107b、107d、107c、107e及び107fの順に利用者を呼び出して、店舗に入店させることになる。
ここで、スタッフ画面200に表示されている順番待ち情報の並びは、図6に示す順番待ち情報格納部に登録されている順番待ち情報の並びと異なっている。これは、順番待ち情報107c(Web順番待ち情報)の入店予定時刻が順番待ち情報107dについて算出された入店予定時刻と順番待ち情報107eについて算出された入店予定時刻との間に該当し、当該順番待ち情報107dと107fとの間に順番待ち情報107cが挿入されるように順番待ち情報が並び替えられたことに起因する。
なお、上記したスタッフ画面生成処理において説明したように、順番待ち情報107cについては待ち時間は算出されない。このため、スタッフ画面200における順番待ち情報107cの待ち時間の欄には当該順番待ち情報107cに含まれる入店予定時刻が表示されている。
また、上記したように順番待ち情報107c(を登録した利用者)の場合は、氏名で呼び出すため、スタッフ画面200には当該順番待ち情報107cに含まれる氏名が表示されている。
なお、順番待ち情報107cはWeb順番待ち情報であるが、スタッフ画面200において、Web順番待ち情報は他の順番待ち情報(店舗順番待ち情報)と容易に区別可能な態様で表示される。これによれば、店舗のスタッフはWeb順番待ち情報の存在を容易に把握することができる。
また、図9に示すスタッフ画面200においては、各順番待ち情報に対応する待ち時間は7分間隔となっている。つまり、図9では、店舗において単位待ち時間が7分に設定されている例を示している。
なお、図9においては待ち時間を表示する例を示しているが、当該待ち時間については表示されない構成としても構わない。また、上記した入店予定時刻はスタッフ画面を表示する際に順番待ち情報を並び替えるために算出された情報であり、スタッフ画面200には表示されていない。
店舗のスタッフは、店舗を利用していた他の利用者が当該店舗の利用を終えることによって、順番待ちをしている利用者が店舗に入店可能となった場合、スタッフ画面200を参照して、当該スタッフ画面200に表示されている順番待ち情報に含まれる受付番号または氏名を上から順に呼び出すことによって、当該受付番号が印刷された順番待ちカードを所持する利用者または当該氏名が呼ばれた利用者を店舗に入店させることができる。
なお、図9に示すようにスタッフ画面200には、各順番待ち情報に対応づけて「案内」ボタン201及び「不在」ボタン202が設けられている(表示されている)。
ここで、例えば図9に示すようにスタッフ画面200に順番待ち情報107a〜107fが表示されている場合において、店舗のスタッフが最上位に表示されている順番待ち情報107aに含まれる受付番号「1」を呼び出した場合を想定する。
この場合に、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードを所持する利用者が付近に待機しており、当該利用者を店舗に案内した(入店させた)場合には、店舗のスタッフは、スタッフ画面200において順番待ち情報107aに対応づけて表示されている「案内」ボタン201を押下する。
一方、受付番号「1」が印刷された順番待ちカードを所持する利用者が付近に待機しておらず、当該利用者を店舗に案内することができない場合には、店舗のスタッフは、スタッフ画面200において順番待ち情報107aに対応づけて表示されている「不在」ボタン202を押下して、順番待ち情報107aの次に表示されている順番待ち情報107bに含まれる受付番号「2」を呼び出す。
なお、「不在」ボタン202が押下された順番待ち情報107a(によって示される順番待ち)は、当該順番待ちを登録した利用者が予め定められた期間内に再度来店すれば入店させることができるが、例えば予め定められた期間を経過した場合にはキャンセルしたものとして扱われ、スタッフ画面200から削除されるものとする。
上記した図6においては省略されているが、順番待ちのステータス(例えば、「案内済み」、「不在」及び「キャンセル」等)は、順番待ち情報に含まれる(登録される)ものとする。これにより、図9に示すスタッフ画面200においては、順番待ちのステータスが「案内済み」及び「キャンセル」以外の順番待ち情報を表示することができる。なお、順番待ちのステータスが「不在」である順番待ち情報については、上記した順番待ちのステータスが「案内済み」及び「キャンセル」以外の順番待ち情報とともにスタッフ画面200に表示されてもよいし、当該スタッフ画面200とは別の画面で表示されるようにしてもよい。
ここで、上記したようにスタッフ画面200において例えば順番待ち情報107aに対応づけられている「案内」ボタン201を押下する操作が行われた場合を想定する。この場合、順番待ち情報107aによって示されるステータスは「案内済み」となる。なお、このように第2店舗端末30に対して操作が行われた場合には、図7(及び図8)の処理が実行され、スタッフ画面(の表示)が更新されるが、図7に示すステップS32においては上記したようにステータスが「案内済み」である順番待ち情報は取得されない(つまり、スタッフ画面には表示されない)。
この場合、例えば図10に示すようなスタッフ画面300が表示される。図10に示すように、スタッフ画面300においては、図9に示すスタッフ画面200と比較して、ステータスが「案内済み」である順番待ち情報107aは表示されておらず、Web順番待ち情報107c以外の順番待ち情報107b、107d、107e及び107fについての待ち時間が待ち組数の減少により短くなっている。
なお、スタッフ画面300における順番待ち情報の並びは、スタッフ画面200における順番待ち情報107aが削除されたものと同一であるが、例えば店舗における回転率が低下しているような場合には、例えば順番待ち情報107cに含まれる入店予定時刻が順番待ち情報107dについて算出された入店予定時刻よりも早くなり、当該順番待ち情報107cが順番待ち情報107dよりも上位に表示されるような場合もあり得る。
図9及び図10においては店舗順番待ち情報及びWeb順番待ち情報が混在して表示されている例について説明したが、例えば複数の店舗順番待ち情報しか存在しないような場合には、当該複数の店舗順番待ち情報は、登録時刻順と同じ順で表示される。また、例えば複数のWeb順番待ち情報しか存在しないような場合には、当該複数のWeb順番待ち情報は、当該順番待ち情報に含まれる入店予定時刻の順に表示されればよい。
以下、上記した利用者に有用情報を入力させるために第1店舗端末20及び利用者端末40に表示される入力画面について説明する。
上記したように入力画面には、店舗にとって有用な情報を入力させるための複数の入力項目が含まれる。この複数の入力項目には、例えば店舗に入店する人数、利用者の氏名、利用者の電話番号、利用者が利用する席の種別(テーブル席またはカウンター席、禁煙席または喫煙席等)及び利用者が注文するメニュー(商品名)等が含まれる。
ここで、例えば入力画面に利用者が注文するメニューを入力させる入力項目が含まれている場合を想定する。この場合、例えば店舗によっては昼の時間帯(ランチ)と夜の時間帯(ディナー)とで注文可能なメニューが異なるため、例えば利用者が来店する曜日及び時間帯に応じて入力画面に入力させる内容(つまり、入力項目)を変化させることが好ましい。
このため、本実施形態においては、例えば各曜日及び各時間帯において入力画面に表示される入力項目を予め設定することができるものとする。
図11は、入力画面に含まれる入力項目を設定するための画面(以下、第1設定画面と表記)の一例を示す。
図11に示すように、第1設定画面400には、項目名401、入力タイプ402、属性403、テキストタイプ404、テキスト入力文字数405及び数値範囲406等(の欄)が設けられている。
項目名401には、入力項目の名称を任意に設定することができる。入力タイプ402には、入力項目に入力される情報の入力タイプを設定することができる。入力タイプには、「テキスト」、「数値」及び「選択肢」が含まれる。入力タイプ402において「テキスト」が設定された場合、入力項目には、文字列(テキスト)を入力することができる。入力タイプ402において「数値」が設定された場合、入力項目には、数値を入力することができる。入力タイプ402において「選択肢」が設定された場合、入力項目には、例えば情報管理システムの管理者または店舗のスタッフ等によって作成された複数の選択肢のうちの1つを選択して入力することができる。
属性403には、入力項目に入力される情報の属性を設定することができる。属性は、「無し」、「人数」、「氏名(名前)」及び「電話番号」を含む。
テキストタイプ404は、入力タイプ402において「テキスト」が設定された場合に、入力項目に入力されるテキストのタイプを設定することができる。このテキストタイプ404には、例えば「全角かな」、「半角英数」及び「半角数字」のうちの1つが設定される。
テキスト入力文字数405は、入力タイプ402において「テキスト」が設定された場合に、入力項目に入力されるテキスト(文字列)を構成する文字数の範囲(最小値及び最大値)を設定することができる。
数値範囲406は、入力タイプ402において「数値」が設定された場合に、入力項目に入力される数値の範囲(最小値及び最大値)を設定することができる。
上記した各欄401〜406についての設定が完了した後、第1設定画面400の下部に設けられている「設定」ボタン407が押下されることによって、1つの入力項目の設定(登録)が完了する。
ここで、例えば店舗に入店する人数を入力するための入力項目が設定される場合には、項目名401には「人数」が設定され、入力タイプ402には「数値」が設定され、属性403には「人数」が設定される。また、入力タイプ402には「数値」が設定されているため、数値範囲406には、数値の範囲として例えば1(最小値)〜99(最大値)が設定される。このように設定された入力項目においては、例えば入力画面には0〜9までの各数値が割り当てられたボタンを押下することによって人数を入力することができる。なお、入力タイプ402に「テキスト」を設定することによって、例えば半角数字で人数を直接入力するようにしてもよい。
また、例えば利用者の氏名を入力するための入力項目を設定する場合には、項目名401には「氏名」が設定され、入力タイプ402には「テキスト」が設定され、属性403には「氏名」が設定される。また、入力タイプ402には「テキスト」が設定されているため、テキストタイプ404には「全角かな」が設定され、テキスト入力文字数405には例えば1(最小値)〜99(最大値)が設定される。このように設定された入力項目においては、全角かなで氏名を入力することができる。なお、テキスト入力文字数405の最小値を0に設定することによって、例えば氏名の入力を任意とすることも可能である。
また、例えば利用者の電話番号を入力するための入力項目を設定する場合には、項目名401には「電話番号」が設定され、入力タイプ402には「テキスト」が設定され、属性403には「電話番号」が設定される。また、入力タイプ402には「テキスト」が設定されているため、テキストタイプ404には「半角数字」が設定される。なお、例えば属性403に「電話番号」が設定された場合には、テキスト入力文字数405として例えば10(最小値)〜11(最大値)が自動的に設定される。このように設定された入力項目においては、半角数字で10桁または11桁の電話番号の入力を受け付けるようになり、それ以外の桁数はエラーとなる。
また、利用者が利用する席の種別を入力するために入力項目を設定する場合には、項目名401には「席種別」が設定され、入力タイプ402には「選択肢」が設定され、属性403には「無し」が設定される。なお、入力タイプ402に「選択肢」が設定された場合には、図示されていないが「席種別」の入力項目において選択する選択肢(例えば、テーブル席及びカウンター席等)を更に設定する。このように設定された入力項目においては、利用者が利用する席の種別として、テーブル席またはカウンター席を選択(入力)することができる。
ここでは、利用者が利用する席の種別を入力するための入力項目について説明したが、例えば利用者が注文するメニューを入力するための入力項目についても同様に設定することができる。なお、上記したように昼の時間帯と夜の時間帯とで注文可能なメニューが異なる場合には、当該メニューを入力するための入力項目としては、例えば昼の時間帯のメニューを入力(選択)するための入力項目及び夜の時間帯のメニューを入力(選択)するための入力項目とがそれぞれ設定される。
本実施形態においては、上記した第1設定画面400において設定される入力項目を複数組み合わせることによって、入力画面において表示される入力項目のパターン(以下、入力項目パターンと表記)が作成(設定)される。例えば店舗に入店する人数を入力させるための入力項目、利用者が利用する席の種別を入力させるための入力項目及び利用者が注文するメニューを入力するための入力項目を組み合わせた入力項目パターンが作成された場合には、当該各入力項目に対して情報(人数、席の種別、メニュー)を順次入力することができる入力画面が生成される。
ここで、本実施形態においては、異なる組み合わせの入力項目から構成される複数の入力項目パターンを作成しておき、例えば曜日及び時間帯(の組み合わせ)毎に1つの入力項目パターンを設定する。
図12は、曜日及び時間帯の組み合わせ毎に入力項目パターンを設定するための画面(以下、第2設定画面と表記)の一例を示す。
ここでは、複数の入力項目パターンとして、入力項目パターン「A」、「B」、「C」及び「D」が作成されているものとする。また、店舗の営業時間は、日曜日から土曜日の9時から23時までであるものとする。なお、図12に示す第2設定画面500において日曜日から土曜日の9時から23時までが表示されているのは、別途設定されている店舗の営業時間・休業日の情報が反映されているためである。
図12に示すように、第2設定画面500においては、各曜日及び各時間帯に対応づけて入力項目パターンが設定される。
図12に示す例では、月曜日から金曜日の9時から17時までの時間帯には入力項目パターン「A」が設定されている。また、月曜日から金曜日の17時から23時までの時間帯には入力項目パターン「B」が設定されている。これによれば、月曜日から金曜日の9時から17時までの時間帯においては、入力画面において入力項目パターン「A」を構成する複数の入力項目が表示されることが示されている。また、月曜日から金曜日の9時から17時までの時間帯においては、入力画面において入力項目パターン「B」を構成する複数の入力項目が表示されることが示されている。
また、日曜日及び土曜日の9時から17時までの時間帯には入力項目パターン「C」が設定されている。また、日曜日及び土曜日の17時から23時までの時間帯には入力項目パターン「D」が設定されている。これによれば、日曜日及び土曜日の9時から17時までの時間帯には入力項目パターン「C」を構成する複数の入力項目が表示されることが示されている。また、日曜日及び土曜日の17時から23時までの時間帯には入力項目パターン「D」を構成する複数の入力項目が表示されていることが示されている。
上記した入力項目パターン「A」に昼の時間帯のメニューを入力(選択)させるための入力項目が含まれており、入力項目パターン「B」に夜の時間帯のメニューを入力(選択)させるための入力項目が含まれているものとすると、図12に示すように入力項目パターンを設定することにより、例えば月曜日から金曜日の17時までの時間帯と17時以降の時間帯とで、入力画面において利用者に入力させるメニューの内容を変えることができる。日曜日及び土曜日についても同様に、17時までの時間帯と17時以降の時間帯とで入力画面において利用者に入力させるメニューの内容を変えることができる。
更に、平日(月曜日から金曜日)と週末(土曜日及び日曜日)とで異なる入力項目パターンが設定されていることにより、例えば平日には平日用のメニュー、週末には週末用のメニューを入力させるようにすることができる。
なお、第2の設定画面500においては、曜日及び時間帯に対応づけて設定されている入力項目パターンを他の入力項目パターンに変更(修正)することも可能である。また、図12に示す例では1時間毎に入力項目パターンが設定されているが、当該入力項目パターンが設定される時間帯は1時間毎以外であっても構わない。
上記した図12に示す各曜日及び各時間帯に対応づけて設定された入力項目パターン(入力項目)を示す情報は、設定情報として設定情報格納部に格納(登録)される。
ここで、例えば入力画面に利用者が注文するメニューの入力項目が含まれているような場合において順番待ちをするような場合を想定する。なお、店舗において注文可能なメニューは、昼の時間帯(ランチ)と夜の時間帯(ディナー)とで異なるものとする。また、順番待ちが受け付けられた時間帯が昼の時間帯であるが、当該順番待ちにおいて利用者が実際に店舗に入店する時間帯が夜の時間帯であるものとする。
上記したように本実施形態においては、設定情報格納部に格納されている設定情報に基づいて上記した入力画面が生成されるが、利用者が実際に店舗に入店する時間帯に応じた入力項目を含む入力画面が生成(表示)されることが好ましい。以下、上記した第1入力画面生成処理及び第2入力画面生成処理について説明する。
まず、図13のフローチャートを参照して、第1入力画面生成処理(図4に示すステップS3の処理)の処理手順について説明する。
図4において説明したように、第1入力画面生成処理は、図4に示すステップS2において順番待ちの受付要求が第1店舗端末20から送信された場合に実行される処理である。以下の説明においては、第1店舗端末20から順番待ちをする利用者を対象利用者と称する。
情報管理装置10に含まれる管理部104は、第1店舗端末20によって送信された受付要求を受信すると、当該受付要求が受信された日付に対応する曜日(を示す情報)を取得する(ステップS51)。この曜日は、例えば情報管理装置10において管理されているカレンダー情報等から取得することが可能である。
次に、管理部104は、現在時刻を取得する(ステップS52)。この現在時刻は、例えば情報管理装置10に内蔵されているクロック等から取得することが可能である。
ここで、管理部104は、順番待ち情報格納部に格納(登録)されている順番待ち情報の数、つまり、対象利用者の前に順番待ちをしている利用者の組の数に対象利用者(の組)を加えた待ち組数をカウントする(ステップS53)。なお、ステップS53において待ち組数としてカウントされる順番待ち情報は、上記したステータスが「未案内」である順番待ち情報である。
管理部104は、上記した単位待ち時間にステップS53において取得された待ち組数を乗算することによって、対象利用者が店舗に入店することができるまでの時間(待ち時間)を算出する(ステップS54)。
管理部104は、ステップS52において取得された現在時刻にステップS54において算出された待ち時間を加算することによって入店予定時刻を算出する(ステップS55)。なお、ステップS55において算出される入店予定時刻は、現在の順番待ちの状況において順番待ちをした(つまり、現時点で順番待ちを開始した)場合に想定される入店予定時刻に相当する。
次に、管理部104は、設定情報格納部に格納されている設定情報を参照して、ステップS51において取得された曜日及びステップS55において算出された入店予定時刻(を含む時間帯)に対応づけて設定されている入力項目パターン(を構成する入力項目)を特定する(ステップS56)。
図12に示す例では、ステップS51において取得された曜日が月曜日であり、ステップS55において算出された入店予定時刻が12時30分である場合には、管理部104は、月曜日及び12時(から13時までの)の時間帯に対応づけて設定されている入力項目パターン「A」を特定する。
また、ステップS51において取得された曜日が土曜日であり、ステップS55において算出された入店予定時刻が20時50分である場合には、管理部104は、土曜日及び20時(から21時まで)の時間帯に対応づけて設定されている入力項目パターン「D」を特定する。
ステップS56の処理が実行されると、管理部104は、当該ステップS56において特定された入力項目パターンを構成する入力項目を含む入力画面を生成する(ステップS57)。
ステップS57において生成された入力画面(データ)は、上記した図4に示すステップS4において第1店舗端末20に送信され、当該第1店舗端末20に表示される。
上記した第1入力画面生成処理が実行されることによって、対象利用者が店舗に入店すると想定される日時(曜日及び時間帯)に応じた入力項目を含む入力画面を生成して第1店舗端末20に表示することが可能となる。
次に、図14のフローチャートを参照して、第2入力画面生成処理(図5に示すステップS16の処理)の処理手順について説明する。
図5において説明したように、第2入力画面生成処理は、図5に示すステップS15において利用者端末40から入店予定時刻(対象利用者によって指定された入店予定時刻)が送信された場合に実行される処理である。以下の説明においては、入店予定時刻を送信した利用者端末40を所持する利用者(つまり、利用者端末40から順番待ちをしようとする利用者)を対象利用者と称する。
ここで、情報管理装置10に含まれる管理部104は利用者端末40から入店予定時刻を受信するが、当該入店予定時刻は、対象利用者が入店することを希望する日付、時間及び分(の情報)を含む。
この場合、管理部104は、受信された入店予定時刻に含まれる日付に対応する曜日(を示す情報)を取得する(ステップS61)。この曜日は、例えば情報管理装置10において管理されているカレンダー情報等から取得することが可能である。
次に、管理部104は、設定情報格納部に格納されている設定情報を参照して、ステップS51において取得された曜日、及び受信された入店予定時刻に含まれる時間及び分を含む時間帯に対応づけて設定されている入力項目パターン(を構成する入力項目)を特定する(ステップS62)。
ステップS62の処理が実行されると、管理部104は、ステップS62において特定された入力項目パターンを構成する入力項目を含む入力画面を生成する(ステップS63)。
ステップS63において生成された入力画面(データ)は、上記した図5に示すステップS17において利用者端末40に送信され、当該利用者端末40に表示される。
上記した第2入力画面生成処理が実行されることによって、対象利用者によって指定された入店予定時刻(曜日及び時間帯)に応じた入力項目を含む入力画面を生成して利用者端末40に表示することが可能となる。
上記したように本実施形態においては、各曜日及び各時間帯に対応づけて設定された入力項目を示す設定情報を設定情報格納部(第1格納部)に格納(登録)しておき、利用者からの順番待ちを受け付ける際に、当該順番待ちにおいて利用者が店舗に入店する時間帯に対応づけて設定されている入力項目を含む入力画面を生成して表示する構成により、順番待ちを受け付ける際に、状況に応じた適切な入力項目に情報を入力させることが可能となる。
具体的には、第1店舗端末20からの順番待ちを受け付ける場合には、順番待ち情報格納部(第2格納部)に登録されている順番待ち情報の数に基づいて利用者の入店予定時刻を算出し、当該算出された入店予定時刻に応じた入力項目を含む入力画面が生成される。
また、利用者端末40からの順番待ちを受け付ける場合には、利用者によって指定された入店予定時刻に応じた入力項目を含む入力画面が生成される。
本実施形態においては、このような構成により、例えば順番待ちを受け付けた時刻(時間帯)ではなく、実際に利用者が店舗に入店すると想定される時刻(時間帯)に応じた入力項目に対して情報を入力させることが可能となる。
なお、本実施形態においては、上記したように曜日及び時間帯の組み合わせ毎に入力項目(パターン)が設定されることにより、例えば曜日及び時間帯に応じて利用者に対して入力させる内容(例えば、利用者が注文するメニュー)が異なるような場合であっても、適切な入力項目を含む入力画面を表示することが可能である。
しかしながら、例えば利用者に対して入力させるメニューが時間帯によって異なるが、曜日間では同じである場合には、単に利用者が店舗に入店する時間帯(入店予定時刻を含む時間帯)に対応づけて設定されている入力項目を含む入力画面を生成する構成としてもよい。この場合、設定情報格納部には、各時間帯に対応づけて設定された入力項目(パターン)を示す設定情報が格納されていればよい。
また、本実施形態においては各曜日及び各時間帯に対応づけて設定された入力項目を示す設定情報が格納されているものとして説明したが、図15に示すように、当該設定情報は、曜日、時間帯及び端末装置(利用者から店舗への順番待ちを受け付ける際に当該利用者によって操作される端末装置)の種類毎に対応づけて設定された入力項目を示すものであっても構わない。なお、端末装置の種類には、第1店舗端末20及び利用者端末40が含まれる。このような構成によれば、例えば第1店舗端末20からの順番待ちであるか利用者端末40からの順番待ちであるか(つまり、端末装置の種類)に応じて、異なる入力項目(を含む入力画面)を表示することが可能となる。
以下、端末装置の種類に応じて異なる入力項目(を含む入力画面)を表示する場合について具体的に説明する。
ここで、例えば情報管理システムにおいては、例えば上記した入店予定時刻が近くなった場合、利用者端末40を介して利用者を呼び出すサービス(以下、呼び出しサービスと表記)を提供することができるものとする。このサービスにおいて、利用者は、例えばメールまたは電話で呼び出されるものとする。
この場合、例えば第1店舗端末20からの順番待ちを受け付ける際に当該第1店舗端末20に表示される入力画面(以下、第1店舗端末20の入力画面と表記)に含まれる入力項目に加えて、上記した呼び出しサービスを利用するか否か等を入力(選択)させる入力項目が、利用者端末40からの順番待ちを受け付ける際に当該利用者端末40に表示される入力画面(以下、利用者端末40の入力画面と表記)に更に含まれるようにすることができる。
一方、店舗が酒類を提供する飲食店(例えば、居酒屋等)である場合には、利用者端末40の入力画面に含まれる入力項目に加えて、第1店舗端末20の入力画面には、車で来店していないことを確認するような入力項目が更に含まれるようにすることができる。
ここでは、端末装置の種類(第1店舗端末20及び利用者端末40)に応じて異なる入力項目が表示される場合について説明したが、例えば利用者端末40の種別(スマートフォン、タブレット端末、フィーチャーフォン及びPC等)によっても異なる入力項目が表示されるようにしてもよい。
具体的には、例えば利用者端末40(の種類)がPCである場合には、利用者端末40の入力画面に駐車場を利用するか否かを確認するような入力項目が表示されるようにしてもよい。また、例えば利用者端末40(の種類)がスマートフォンまたはタブレット端末である場合には、利用者端末40の入力画面に利用者の現在地や来店までの時間等を入力させるような入力項目が表示されるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、利用者が店舗に入店する時間帯に対応づけて設定情報に設定されている入力項目を含む入力画面を生成して表示するものとして説明したが、例えば昼の時間帯の営業時間と夜の時間帯の営業時間とが休憩時間を挟んで分離されており、第1店舗端末20からの順番待ちのみを受け付ける(つまり、利用者端末40からの順番待ちは受け付けない)ような店舗であれば、単に順番待ちを受け付ける時間帯に対応づけて設定情報に設定されている入力項目を含む入力画面を生成して表示する構成としても構わない。このような構成によれば、入力画面を生成する際に入店予定時刻を算出する必要がないため、情報管理装置10における処理量を低減することが可能となる。
本実施形態においては情報管理装置10が1つの装置であるものとして説明したが、当該情報管理装置10は、ネットワークを介して通信可能な複数の装置によって実現されても構わない。
また、図3において説明した情報管理装置10の機能構成の少なくとも一部は、例えば第1店舗端末20または第2店舗端末30に備えられていてもよい。
なお、上記した実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
更に、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であってもよい。
なお、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。
本発明の1つの態様によれば、利用者から店舗への順番待ちを受け付ける際に当該利用者によって操作される端末装置と接続される情報管理装置が提供される。前記情報管理装置は、設定情報格納手段と、生成手段と、表示処理手段とを具備する。前記設定情報格納手段は、各時間帯に対応づけて設定された前記店舗にとって有用な情報を入力させる入力項目を示す設定情報を格納する。前記生成手段は、前記利用者からの順番待ちを受け付ける際に、前記設定情報に基づいて、当該順番待ちにおいて前記利用者が前記店舗に入店する時間帯に対応づけて設定されている入力項目を含む入力画面を生成する。前記表示処理手段は、前記生成された入力画面を前記端末装置に表示する。前記入力画面に含まれる入力項目の内容は、前記端末装置の種別に応じて異なる。
本発明の1つの態様によれば、利用者から店舗への順番待ちを受け付ける際に当該利用者によって操作される端末装置と接続される情報管理装置が提供される。前記情報管理装置は、設定情報格納手段と、生成手段と、表示処理手段と、順番待ち情報格納手段と、算出手段とを具備する。前記設定情報格納手段は、各時間帯に対応づけて設定された前記店舗にとって有用な情報を入力させる入力項目を示す設定情報を格納する。前記生成手段は、前記利用者からの順番待ちを受け付ける際に、前記設定情報に基づいて、当該順番待ちにおいて前記利用者が前記店舗に入店する時間帯に対応づけて設定されている入力項目を含む入力画面を生成する。前記表示処理手段は、前記生成された入力画面を前記端末装置に表示する。前記順番待ち情報格納手段は、他の利用者による順番待ちを示す複数の順番待ち情報を登録可能である。前記算出手段は、前記順番待ち情報格納手段に登録されている順番待ち情報の数に基づいて、前記利用者からの順番待ちが受け付けられた場合における当該利用者の入店予定時刻を算出する。前記利用者が前記店舗に入店する時間帯は、前記端末装置を操作することによって当該利用者によって入店予定時刻が指定されていない場合には前記算出された入店予定時刻を含む時間帯であり、前記端末装置を操作することによって当該利用者によって入店予定時刻が指定されている場合には当該入店予定時刻を含む時間帯である。前記入力画面に含まれる入力項目の内容は、前記端末装置の種別に応じて異なる。