JP2019055752A - タイヤ交換補助具 - Google Patents
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Abstract
Description
タイヤ交換作業を行う作業面上で前後左右に移動可能な基台1と、
この基台1上にタイヤ6を回転可能に載置するために、基台1上に回転可能に支持された2本のローラ3,5とを有し、
2本のローラ3,5の内、一方のローラ(調節ローラ)3を他方のローラ(固定ローラ)5に対して平行移動させることで、これらローラ3,5上に載置されたタイヤ6の上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助装置であって、
一方のローラ3をギヤ機構41を有するローラ調節機構4で移動させるようにしたタイヤ交換補助装置が知られている。
なお、ギヤ機構を有するローラ調節機構によってローラを移動させる構造のものは、例えば特許文献2にも開示されている。
しかし、このタイヤ交換台も、複雑なカム機構を必要とするという難点を有している。
タイヤ交換作業を行う作業面上で前後左右に移動可能な基台と、
この基台上にタイヤを回転可能に載置するために、基台上に回転可能に支持された2本のローラとを有し、
2本のローラの内、一方のローラを他方のローラに対して平行移動させることで、これらローラ上に載置されたタイヤの上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助具であって、
前記ローラの軸線方向から見て前記2本のローラの間でかつ前記一方のローラ寄りに設けられた回動中心回りに回動可能に設けられたアームに対して前記一方のローラが回転可能に設けられ、前記アームの前記回動中心側と反対側には回動操作用の取っ手部が設けられ、前記ローラの軸線方向から見て、前記回動中心と前記一方のローラの軸との間の距離に比べ、前記一方のローラの軸と前記取っ手部との間の距離の方が長くなっていることを特徴とする。
(1)
2本のローラの上にタイヤを載せ、基台を適宜前後左右に移動させてタイヤを取り付けるべき車体に近づける。なお、車体は予めジャッキアップし、交換前のタイヤは外しておく。
(2)
一方の手(例えば左手)はタイヤに添え、他方の手(例えば右手)で、アームの取っ手部を持ち上げるようにしてアームを回動させる。
アームの回動に応じて一方のローラが他方のローラに対して平行移動することで2本のローラ間の間隔が狭まり、それによってタイヤも上動する。
そこで、アームの回動角を変えることでタイヤの上下位置を微調整し、タイヤの高さを調整する。
(3)
一方の手でタイヤを回転させたり、基台(したがって本補助具)を左右に移動させることで、車体側のボルトに対し、タイヤのホイールの穴を合わせる。
(4)
基台(したがって本補助具)を車体側に押し込み、車体側のボルトをタイヤのホイールの穴に挿通させ、ナットを締めてタイヤを車体に装着する。
(5)
基台(したがって本補助具)を手前に引き出す。
また、一方のローラはローラの軸線方向から見て前記2本のローラの間でかつ前記一方のローラ寄りに設けられた回動中心回りに回動可能に設けられたアームに対して回転可能に設けられた構成であるから、簡単に構成することができる。
前記取っ手部は、前記ローラの軸線方向から見て、前記基台よりも突出した前記アームの一端部に設けられた棒部を有し、この棒部の端部は、前記ローラの軸線方向と直交する方向から見て、前記基台よりも突出している構成することができる。
このように構成すると、取っ手部を基台の手前側に突出させることができるため、操作の更なる容易化を図ることができる。
前記一方のローラは他方のローラに比べて大径である構成とすることができる。
このように構成すると、アーム回動時に、他方のローラに比べてタイヤトレッド面に対する相対移動量が大きくなる一方のローラのタイヤトレッド面に対する相対移動を円滑にすることができ、結果として、操作の更なる容易化を図ることができる。
タイヤ交換作業を行う作業面(例えば路面)上で前後左右に移動可能な基台10と、
この基台10上にタイヤ100(図2参照)を回転可能に載置するために、基台10上に回転可能に支持された2本のローラ20,30とを有し、
2本のローラ20,30の内、一方のローラ30を他方のローラ20に対して平行移動させることで、これらローラ20,30上に載置されたタイヤ100(図2、図4参照)の上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助具である。
図1(b)に示すように、前記ローラの軸線方向から見て、回動中心41と一方のローラ30の軸31との間の距離L1に比べ、前記一方のローラ30の軸31と取っ手部42との間の距離L2の方が長くなっている。
(1)
図1(a)および図2に示すように、2本のローラ20,30の上にタイヤ100を載せ、基台10を適宜前後左右に移動させてタイヤ100を取り付けるべき車体(図示せず)に近づける。なお、車体は予めジャッキアップし、交換前のタイヤは外しておく。
(2)
一方の手(例えば左手)はタイヤ100に添え、他方の手(例えば右手)で、図3(a)から(b)に示すように、アーム40の取っ手部42を持ち上げるようにしてアーム40を矢印a1向へ回動させる。
すると、図4に示すように、アーム40の回動に応じて一方のローラ30が同図実線から破線で示すように他方のローラ20に対して平行移動することで2本のローラ20,30間の間隔が狭まり、それによってタイヤ100も上動する。上動量を符号Hで示す。
そこで、アーム40の回動角を変えることでタイヤ100の上下位置を微調整し、タイヤ100の高さを調整する。
(3)
一方の手でタイヤ100を回転させたり、基台10(したがって本補助具)を左右に移動させることで、車体側のボルト(図示せず)に対し、タイヤ100のホイールの穴101(図2参照)を合わせる。
(4)
基台10(したがって本補助具)を車体側に押し込み、車体側のボルトをタイヤ100のホイールの穴101に挿通させ、ナット(図示せず)を締めてタイヤ100を車体に装着する。
(5)
基台10(したがって本補助具)を手前に引き出す。
このように構成すると、アーム40回動時に、他方のローラ20に比べてタイヤトレッド面102に対する相対移動量が大きくなる一方のローラ30のタイヤトレッド面102に対する相対移動を円滑にすることができ、結果として、操作の更なる容易化を図ることができる。
この実施の形態では、以下の構成となっている。
アーム部材46、46の左端の上下は上連結部材48と下連結部材49とで連結されている。下連結部材49の前後両端が、基台10の右フレーム部14に対し、前記回動中心41を構成するヒンジ部材41hで回動可能に連結されている。
位置調整機構50は、位置調整ボルト51と、微調整兼ロックナット52,53とを有している。
10: 基台
20: 他方のローラ
30: 一方のローラ
40: アーム
41: 回動中心
42: 取っ手部
100: タイヤ
タイヤ交換作業を行う作業面上で前後左右に移動可能な基台と、
この基台上にタイヤを回転可能に載置するために、基台上に回転可能に支持された2本のローラとを有し、
2本のローラの内、一方のローラを他方のローラに対して平行移動させることで、これらローラ上に載置されたタイヤの上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助具であって、
前記ローラの軸線方向から見て前記2本のローラの間でかつ前記一方のローラ寄りに、基台に設けられ、かつ軸線が前記ローラの軸線と平行な回動中心回りに左右方向に回動可能に設けられたアームを備え、
このアームに対して前記一方のローラが回転可能に設けられ、前記ローラの軸線方向から見て、左右方向に関し、順次、前記他方のローラ、前記アームの回動中心、前記一方のローラ、前記アームの回動操作用の取っ手部の順で配置され、
前記アームは、前記取っ手部を上動させたとき、前記一方のローラも上動させるアームであり、
前記ローラの軸線方向から見て、前記回動中心と前記一方のローラの軸との間の距離に比べ、前記一方のローラの軸と前記取っ手部との間の距離の方が長くなっていることを特徴とする。
タイヤ交換作業を行う作業面上で前後左右に移動可能な基台と、
この基台上にタイヤを回転可能に載置するために、基台上に回転可能に支持された2本のローラとを有し、
2本のローラの内、一方のローラを他方のローラに対して平行移動させることで、これらローラ上に載置されたタイヤの上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助具であって、
前記ローラの軸線方向から見て前記2本のローラの間でかつ前記一方のローラ寄りに、基台に設けられ、かつ軸線が前記ローラの軸線と平行な回動中心回りに左右方向に回動可能に設けられたアームを備え、
このアームに対して前記一方のローラが回転可能に設けられ、前記ローラの軸線方向から見て、左右方向に関し、順次、前記他方のローラ、前記アームの回動中心、前記一方のローラ、前記アームの回動操作用の取っ手部の順で配置され、
前記アームは、前記取っ手部を左右方向に上動させたとき、前記一方のローラも左右方向に上動させるアームであり、
前記ローラの軸線方向から見て、前記回動中心と前記一方のローラの軸との間の距離に比べ、前記一方のローラの軸と前記取っ手部との間の距離の方が長くなっていることを特徴とする。
Claims (3)
- タイヤ交換作業を行う作業面上で前後左右に移動可能な基台(10)と、
この基台(10)上にタイヤ(100)を回転可能に載置するために、基台(10)上に回転可能に支持された2本のローラ(20,30)とを有し、
2本のローラ(20,30)の内、一方のローラ(30)を他方のローラ(20)に対して平行移動させることで、これらローラ上に載置されたタイヤ(100)の上下位置を調整可能としたタイヤ交換補助具であって、
前記ローラの軸線方向から見て前記2本のローラ(20,30)の間でかつ前記一方のローラ(30)寄りに設けられた回動中心(41)回りに回動可能に設けられたアーム(40)に対して前記一方のローラ(30)が回転可能に設けられ、前記アーム(40)の前記回動中心(41)側と反対側には回動操作用の取っ手部(42)が設けられ、前記ローラの軸線方向から見て、前記回動中心(41)と前記一方のローラ(30)の軸との間の距離(L1)に比べ、前記一方のローラ(30)の軸(31)と前記取っ手部(42)との間の距離(L2)の方が長くなっていることを特徴とするタイヤ交換補助具。 - 請求項1において、
前記取っ手部(42)は、前記ローラの軸線方向から見て、前記基台(10)よりも突出した前記アーム(40)の一端部(43)に設けられた棒部(44)を有し、この棒部(44)の端部(45)は、前記ローラの軸線方向と直交する方向から見て、前記基台(10)よりも突出していることを特徴とするタイヤ交換補助具。 - 請求項1または2において、
前記一方のローラ(30)は他方のローラ(20)に比べて大径であることを特徴とするタイヤ交換補助具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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