JP2019047339A - 逐次比較型アナログデジタル変換器 - Google Patents

逐次比較型アナログデジタル変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019047339A
JP2019047339A JP2017168727A JP2017168727A JP2019047339A JP 2019047339 A JP2019047339 A JP 2019047339A JP 2017168727 A JP2017168727 A JP 2017168727A JP 2017168727 A JP2017168727 A JP 2017168727A JP 2019047339 A JP2019047339 A JP 2019047339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
comparator
analog
timing
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017168727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6899287B2 (ja
Inventor
中村 洋平
Yohei Nakamura
洋平 中村
山脇 大造
Daizo Yamawaki
大造 山脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2017168727A priority Critical patent/JP6899287B2/ja
Priority to US15/924,945 priority patent/US10312932B2/en
Publication of JP2019047339A publication Critical patent/JP2019047339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6899287B2 publication Critical patent/JP6899287B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/46Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter
    • H03M1/462Details of the control circuitry, e.g. of the successive approximation register
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/124Sampling or signal conditioning arrangements specially adapted for A/D converters
    • H03M1/1245Details of sampling arrangements or methods
    • H03M1/125Asynchronous, i.e. free-running operation within each conversion cycle
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/004Reconfigurable analogue/digital or digital/analogue converters
    • H03M1/007Reconfigurable analogue/digital or digital/analogue converters among different resolutions
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/46Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter
    • H03M1/466Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter using switched capacitors
    • H03M1/468Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type with digital/analogue converter for supplying reference values to converter using switched capacitors in which the input S/H circuit is merged with the feedback DAC array

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】逐次比較AD変換器の分解能を広範囲に可変にする。【解決手段】デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するデジタルアナログ変換器と、デジタルアナログ変換器の出力であるアナログ電圧を入力とするコンパレータと、コンパレータの出力に基づいてデジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路と、コンパレータの出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移によりコンパレータの判定を開始させる遅延回路と、コンパレータの判定を開始させる信号を生成するクロック生成回路と、遅延回路が生成する信号とクロック生成回路が生成する信号を選択して、コンパレータに供給する、セレクタ回路を含むことを特徴とする逐次比較型アナログデジタル変換器である。【選択図】 図1

Description

本発明は、逐次比較型のアナログデジタル(AD)変換技術に関する。
複数のセンサを工場の設備などに配置し、センサから取得されたデータを解析する事で、故障の予知や最適な稼働方法を求めることが期待されている。センサから取得されたアナログデータを送信、記録あるいは処理するために、アナログデジタル変換器(ADC)を用いてアナログデジタル変換(AD変換)を行い、デジタルデータに変換することが行われる。
このような分野においては複数種類のセンサを利用するため、センサ回路内のADCは、分解能(ビット数)やサンプリングレートをセンサに応じて適切に変更することが求められる。
非特許文献1には、複数の異なる種類のセンサ信号に小規模な回路で対応するための、分解能を可変できるADCについて提案されている。また、特許文献1では、非同期型逐次比較AD変換器において遅延量を調整する手段について提案されている。
特開2011−061597号公報
Marcus Yip and Anantha P. Chandrakasan "A Resolution-Reconfigurable 5-to-10-Bit 0.4-to-1 V Power Scalable SAR ADC for Sensor Applications" IEEE Journal of Solid-State Circuits, vol. 48, no. 6, June 2013
一般に逐次比較AD変換器は低電力動作が可能であるため、バッテリ駆動のセンサなどには適しているが、サンプリングレートに対して内部の動作レートが高速になるため、サンプリングクロックとは別に高速な制御クロックが必要となり、消費電力の観点からは高速動作には不向きである。
一方、コンパレータの出力結果を遅延させてコンパレータの動作クロックとする非同期型逐次比較AD変換器は、低電力かつ高速動作が可能な変換方式として有力である。非同期型逐次比較AD変換器においてはコンパレータの入力電圧が収束するまでの静定期間中、コンパレータを動作させないように待機させる遅延回路が必要である。遅延量は設計されたADCの特性に応じて適切な値に設定する必要があり、特許文献1では、非同期型逐次比較AD変換器において遅延量を調整する手段について提案されている。
しかし、特許文献1に記載されるような非同期型逐次比較AD変換器は、高速な動作に適している半面、分解能やサンプリングレートを広いレンジにわたって可変にするためには、遅延回路の可変遅延幅を広範囲で変化させる必要があり、回路規模や電力が大きくなるという課題がある。
本発明の一側面は、アナログ入力信号をサンプルする、容量値が重み付けされた複数の容量素子と、アナログ入力信号と参照アナログ信号とを比較し、比較結果を出力するコンパレータと、比較結果に基づいたデジタルデータを格納する複数のレジスタと、複数のレジスタの内容に基づいて参照アナログ信号を生成するDAC部と、を備え、コンパレータの出力に基づいてデジタルデータを逐次変化させていくことにより、アナログ入力信号をデジタルコードに変換する逐次比較型アナログデジタル変換器である。この逐次比較型アナログデジタル変換器において、発振回路の出力に基づいて第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成部と、コンパレータの出力の状態変化に基づいて、第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成部と、第1のタイミング信号と第2のタイミング信号を選択して、コンパレータに供給するセレクタ回路を備えている。
本発明の他の一側面は、デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するデジタルアナログ変換器と、デジタルアナログ変換器の出力であるアナログ電圧を入力とするコンパレータと、コンパレータの出力に基づいてデジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路と、コンパレータの出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移によりコンパレータの判定を開始させる遅延回路と、コンパレータの判定を開始させる信号を生成するクロック生成回路と、遅延回路が生成する信号とクロック生成回路が生成する信号を選択して、コンパレータに供給する、セレクタ回路を含むことを特徴とする逐次比較型アナログデジタル変換器である。
遅延回路の規模を拡大を抑制しつつ、分解能の可変幅を拡大する事が可能になる。
実施例1の逐次比較AD変換器のブロック図 実施例1の非同期クロック生成部の一例を示す回路図 実施例1の遅延生成回路の一例を示す回路図 実施例1の可変サンプルホールド・DAC回路の」一例を示す回路図 DACの段数によって変化するコンパレータ出力の収束波形を説明する波形図 実施例1の逐次比較AD変換器の非同期モードの動作を説明するブロック図 実施例1の逐次比較AD変換器の非同期モード動作時のタイムチャートを示す波形図 実施例1の逐次比較AD変換器の同期モードの動作を説明するブロック図 実施例1の逐次比較AD変換器の同期モード動作時のタイムチャートを示す波形図 実施例2の逐次比較AD変換器のブロック図 実施例2の逐次比較AD変換器の同期モード動作時のタイムチャートを示す波形図 実施例2のクロック生成部の一例を示す回路図
以下、実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。
同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、複数の要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数、順序、もしくはその内容を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
本明細書において単数形で表される構成要素は、特段文脈で明らかに示されない限り、複数形を含むものとする。
以下で詳細に説明される実施例の一例の概要は、外部クロックによりコンパレータの比較開始信号を生成する同期モードと、コンパレータの出力結果からコンパレータの比較開始信号を生成する非同期モードを切り替え可能な逐次比較AD変換器である。この逐次比較AD変換器では、コンパレータの出力結果をもとに生成した信号を遅延させることで生成したコンパレータ駆動クロックと、クロック生成回路によって生成されたコンパレータ駆動クロックのどちらかをコンパレータ駆動クロックとしてレジスタの設定値により選択可能としている。
図1に、第1の実施例である逐次比較AD変換器のブロック図を示す。アナログ入力信号Ainが、可変サンプルホールド・DAC部104に入力される。可変サンプルホールド・DAC部104は、可変ビットでアナログ入力信号Ainの電圧レベルをサンプルおよびホールドが可能な可変サンプルホールド回路と、変換結果記憶・DAC制御論理部116の出力を元に、アナログ電圧を出力するデジタルアナログ変換器(DAC)を含む。この逐次比較AD変換器は、同期モードと非同期モードの2つのモードで動作が可能である。また、サンプリングレートを可変としてもよい。
可変サンプルホールド回路は、サンプルホールドクロックV_clk_shがHighの期間入力アナログ電圧Ainのサンプルホールドを行い、Lowの期間サンプルホールドしたアナログ信号Ainのデジタル化を行う。本実施例においては、サンプルホールドする電圧レベルの分解能は、可変制御レジスタ106によって変更することが可能である。
コンパレータ108は、可変サンプルホールド・DAC部104の出力を入力として基準電圧と比較し、コンパレータ入力が基準電圧より大きい場合にHigh,小さい場合にLowとなる論理信号V_cmp_out_pと、コンパレータ入力が基準電圧より小さい場合にHigh,大きい場合にLowとなる論理信号V_cmp_out_nを出力する。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、デジタルの複数ビットを示すレジスタSAR(Successive Approximation Resister)を含む。レジスタSARは、同期クロック生成部118から生成されるサンプルホールドクロックV_clk_shと、コンパレータ108の出力結果を示す信号V_cmp_out_p、V_cmp_out_nと、コンパレータ108の出力のレジスタSARへの取り込みタイミングを制御するタイミング制御信号が入力される。後述するように、タイミング制御信号は、同期モードと非同期モードで異なる信号を用いる。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、デジタルの複数ビットを示すレジスタSARを含む。例えば本実施例ではN+3,N+2,N+1,Nで表される4つのレジスタSARで4ビットを表すとする。この構成は、可変サンプルホールド・DAC部104の構成に対応している。ビット数の数は任意であり4ビットより多く構成しても少なく構成してもよい。レジスタSARは順次出てくるコンパレータ108の結果によって内容を書き換える。その最終的な状態がAD変換結果D_outになる。
レジスタSARの内容はまた、可変サンプルホールド・DAC部104のDACが出力すべきアナログ電圧を指定する。このためレジスタSARは、可変サンプルホールド・DAC部104のDACを制御する制御信号(DkP/DkN(kは変換ビット数))を出力する。制御信号はレジスタSARの値をそのまま出力している。すなわち、タイミング制御信号によって、レジスタSARの所定レジスタにデータが取り込まれて書き換わると、変更されたレジスタの内容が出力される。
同期クロック生成部118は、発振回路120の出力V_clkを分周してサンプルホールドクロックV_clk_shを生成する。また、V_clkを分周あるいはそのまま用いて同期クロックV_clk_cmp0を生成する。サンプルホールドクロックV_clk_shは、可変サンプルホールド・DAC部104と変換結果記憶・DAC制御論理部116に供給され、アナログ入力信号Ainのサンプルホールドおよび逐次比較のタイミングを制御する。同期クロックV_clk_cmp0は、同期モードにおいてコンパレータ108とレジスタSARのタイミング制御に用いられる。
非同期クロック生成部112は、コンパレータ108の出力V_cmp_out_p、V_cmp_out_nとサンプルホールドクロックV_clk_shに基づいて、非同期クロックV_clk_cmp1と変換終了信号V_validを生成する。
コンパレータ108については、同期クロックV_clk_cmp0と非同期クロックV_clk_cmp1は、セレクタ110によって選択して利用され、同期モードと非同期モードの2つのモードを可能とする。セレクタ110とセレクタ114の切り替え制御を行うのは、可変制御レジスタ106である。可変制御レジスタ106のかわりに、マイクロコンピュータ等の制御手段を用いてもよい。セレクタ110で切り替えられてコンパレータ108に入力される同期クロックV_clk_cmp0あるいは非同期クロックV_clk_cmp1は、コンパレータ制御クロックV_clk_cmpと称される。
変換結果記憶・DAC制御論理部116については、セレクタ114は、変換結果記憶・DAC制御論理部116のレジスタSARの取り込みタイミングを制御するクロックを、同期クロックV_clk_cmp0と変換終了信号V_validから選択して入力する。
以上のように、コンパレータ108の動作タイミングおよびコンパレータ108の出力の変換結果記憶・DAC制御論理部のレジスタSARへの取り込みタイミングは、発振回路120起源の同期クロックで制御する同期モードと、コンパレータ108の出力あるいはサンプルホールドクロックV_clk_shに基づく非同期クロックで制御する、非同期モードとを選択して制御できるように構成される。
図2に非同期クロック生成部112の構成の一例を示す。図1にも示したように、非同期クロック生成部112の入力は、同期クロック生成部118から生成されるサンプルホールドクロックV_clk_shと、コンパレータ108の出力結果を示す信号V_cmp_out_p、V_cmp_out_nである。出力は非同期モードにおいて、コンパレータ108を動作させる非同期クロックV_clk_cmp1および変換終了信号V_validである。
非同期クロック生成部112は、遅延生成回路202、遅延量制御回路204、および排他的論理和(XOR)ゲート206を含む。XORゲート206は、コンパレータ108の出力結果V_cmp_out_p、V_cmp_out_nの排他的論理和から、コンパレータ108による電圧比較が終了したこと示す変換終了信号V_validを生成する。すなわち、XORゲート206は、コンパレータ108の比較結果出力V_cmp_out_pとV_cmp_out_nが異なるレベルであればHighを出力し、同じレベルであればLowを出力する。V_cmp_out_pとV_cmp_out_nは理想的には排他的な信号であるから、コンパレータ108が安定に動作していれば、XORゲート206出力はHighのはずである。従って、XORゲート206出力がHighであることにより、コンパレータ108が比較を完了していることを示す変換終了信号V_validを生成することができる。
遅延生成回路202は、変換終了信号V_valid、もしくはサンプルホールドクロックV_clk_shのサンプリング期間の終了タイミングを遅延して非同期クロックV_clk_cmp1を生成する。V_clk_cmp1はコンパレータ108に入力され、これをリセットする。また、変換終了信号V_validは、変換結果記憶・DAC制御論理部116のレジスタSARの取り込みタイミングを制御する。なお、変換終了信号V_validのかわりに、サンプルホールドクロックV_clk_shを遅延してレジスタSARの取り込みタイミングを制御することもできる。
遅延量制御回路204は、例えばマイクロコンピュータで構成され、外部からの遅延量設定情報208をもとに遅延生成回路202の遅延量を制御する。なお、遅延量はサンプルホールドする電圧レベルの分解能、すなわち、逐次比較AD変換器の段数に応じて変更してもよい。一般には、逐次比較AD変換器の段数が増えると容量が増加するので、大きな遅延量が必要となる。
具体的な好ましい構成例としては、可変制御レジスタ106をマイクロコンピュータ構成として制御回路機能を持たせ、後述する可変サンプルホールド・DAC部104のスイッチS,Sの制御、セレクタ110、セレクタ114の切替、および遅延生成回路202の遅延量の制御を同期して行うことが好ましい。このように構成することにより、各回路のパラメータを整合させて、AD変換器の性能を向上させることができる。
図3に遅延生成回路202の構成の一例を示す。図3の遅延生成回路202は、インバータ302と、可変抵抗304と、可変抵抗304と並列に接続されてスイッチで接続数を切り替え可能な可変容量306を備えている。そして、可変抵抗304と可変容量306によって遅延した入力信号(サンプルホールドクロックV_clk_shあるいは変換終了信号V_valid)は、インバータ308によって極性を反転して出力される。また、可変抵抗304の抵抗値の制御信号310と、可変容量306の接続数を切り替える制御信号312は、遅延量制御回路204から供給される。
図3の遅延生成回路202では、入力信号の遅延は可変抵抗304と容量306によるRC遅延により実現される。遅延生成回路202の他の構成例としては、電流量が可変の縦続接続されたインバータ回路などを使用して、回路遅延により入力信号を遅延させることも可能である。
図4に可変サンプルホールド・DAC部104の構成例を示す。DACを構成する容量(CN+3,CN+2…)は上位から下位に向かって小さくなるようにスケーリングされており、Ck+1=αk*Cとして表わされる。一般的にはαk=2を用いられるが、冗長性を持たせるためにαk<2としてもよい。図4では簡単のために容量Cは4個としているが、数は任意である。
それぞれの容量Cはコンパレータ108の入力ノードに接続されている。各容量Cは可変制御レジスタ106で制御されるスイッチSA1,SA2,SA3,SB1,SB2,SB3により切り離すことが可能である。これにより、入力電圧VIN(アナログ入力信号Ainの電圧)の変換段数をスケーリングすることで、量子化雑音の調整や、総サンプリング容量(ΣC)のスケーリングによるサンプリング熱雑音の調整が可能である。このような可変サンプルホールドを可能とすることにより、例えば種々のセンサから得られる種々の特性のアナログ信号に対応して、特性を適合させることができる。
サンプルホールドクロックV_clk_shは、それがHighであるサンプル期間のあいだ容量CをVINに接続することによってアナログ入力信号をサンプルホールドし、V_clk_shのLowへの立下りにより、容量CをVINと切り離して基準電圧VCOMに接続し、AD変換器の逐次比較が開始される。基準電圧生成部404は第1の基準電圧VREFPと、第2の基準電圧VREFNを生成しており、これら基準電圧はスイッチ回路SWによって、サンプルホールドクロックV_clk_shがLowの逐次比較期間の間は、レジスタSARの内容に従って容量Cに供給される。
AD変換の動作の概要を説明する。可変サンプルホールド・DAC部104では、最初に可変制御レジスタ106でスイッチS,Sを切り替えて、所望の段数に容量Cを設定する。全てのスイッチS,SがONの場合はCN+3がMSB(最大ビット)、CがLSB(最小ビット)となり、4ビットのAD変換器が構成される。ここで、SA3,SB3をOFFとしてCN+3を切り離すとCN+2がMSBとなり、3ビットのAD変換器となる。このように、MSB側のスイッチを切り離していくことで分解能(bit数)を可変にすることができる。
スイッチ回路SWを構成するスイッチ群は、それぞれ上記容量(CN+3,CN+2…)の各一端を入力電圧VIN、第1の基準電圧VREFP、第2の基準電圧VREFNに選択的に接続するようになっている。スイッチ群はサンプルホールドクロックV_clk_shがHighであるサンプル期間のあいだ容量CをVINに接続する。また、サンプルホールドクロックV_clk_shがLowである逐次比較の際には、このスイッチ群は、変換結果記憶・DAC制御論理部116のレジスタSARの内容によって切り替えられる。
コンパレータ108は、コモンラインCOMからの入力電圧と基準電圧とを比較し、その比較結果信号を出力するようになっている。基準電圧VCOMは、第1の基準電圧VREFPと、第2の基準電圧VREFNの中央値に設定されている。すなわち、VCOM=(VREFP+VREFN)/2である。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、その内部に逐次比較用のレジスタSARを備えている。上述したスイッチ回路SWは、アナログスイッチから構成されており、レジスタSARからの信号DKP,DKNによりオンオフするようになっている。信号DKPはレジスタの内容がHigh(“1”)のときHighでLow(“0”)のときLowになり、DKNはレジスタの内容がLow(“0”)のときHighでHigh(“1”)のときLowとなる。スイッチ回路SWは、DKPがHighのとき容量Cを第1の基準電圧VREFPに接続し、DKNがHighのとき容量C第2の基準電圧VREFNに接続する。
本実施例のAD変換器の変換動作は、従来の逐次比較AD変換器と同様である。以下、全てのスイッチS,SがONの場合(4ビットAD変換器の場合)を例に説明する。可変サンプルホールド・DAC部104では、サンプリング処理において、コモンラインCOMを基準電圧VCOMから切り離し、サンプルホールドクロックV_clk_shがスイッチ回路SWを制御して、容量(CN+3,CN+2…)を入力電圧VINに接続する。これにより、容量Cは電圧(VIN−VCOM)により充電される。サンプルホールドクロックV_clk_shによって規定された充電に十分な時間が経過した後、スイッチ回路SWは容量(CN+3,CN+2…)を入力電圧VINから切り離す。これにより、容量Cはフローティングとなり充電電荷をホールドする。
続いて、変換結果記憶・DAC制御論理部116は逐次比較処理を実行する。逐次比較処理では、コモンラインCOMは基準電圧VCOMに接続される。最上位ビット(MSB)、すなわち4ビット目を決定するための第1回目の比較処理では、容量CN+3を第1の基準電圧VREFPに接続し、その他の容量CN+2,CN+1,Cを第2の基準電圧VREFNに接続する。これにより、サンプリング処理で各容量Cに充電された電荷が再分配され、コモンラインCOMの電圧Vcmpが定まる。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、コンパレータ108の出力信号がHighのときには、レジスタSARのMSBであるレジスタN+3を“1”に設定し、その結果D(N+3)PはHigh、D(N+3)NはLowとなって、MSBに対応する容量CN+3をVREFP側に保持するように、スイッチ回路SWを制御する。逆に、コンパレータ108の出力信号がLowのときには、レジスタN+3を“0”に設定し、容量CN+3を第2の基準電圧VREFNに接続する。
続く第3ビット目を決定するための第2回目の比較処理では、上記スイッチ状態から容量CN+2を第1の基準電圧VREFP側に切り替える。容量CN+3は第1の基準電圧VREFPに接続されているか(MSB=“1”の場合)、第2の基準電圧VREFNに接続されている(MSB=“0”の場合)。また、その他の容量CN+1、Cは、第2の基準電圧VREFNに接続される。これにより、再び各容量C間で電荷が再分配され、コモンラインCOMの電圧Vcmpが定まる。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、コンパレータ108の出力信号がHighのときには、レジスタSARの第3ビットであるレジスタN+2を“1”に設定し、容量CN+1を第1の基準電圧VREFPに接続する。逆に、コンパレータ108の出力信号がLレベルのときにはレジスタN+2を“0”に設定し、容量CN+1を第2の基準電圧VREFNに接続する。このようにして、全てのレジスタSARのビットを設定し、全ての容量Cの接続を設定する。最終的なレジスタSARの内容が、AD変換結果となる。
なお、上記説明ではスイッチS,SはすべてONであり、すべての容量Cを接続していたが、スイッチS,Sによって切り離された容量Cがある場合、その容量Cにはチャージされないことになる。
図5にスイッチS,Sにより容量Cを切り離すことで、AD変換器の段数を変化させた場合において、逐次比較を開始したときのコンパレータ108へのコンパレータ入力V_cmpの波形の図を示す。設計により決められる収束許容誤差500へ収束するまでにかかる収束時間は、例えば容量値がN段接続された場合の波形を示す501の収束時間502に比べてN+1段接続された場合の波形を示す503の収束時間504の方が長い。すなわち、AD変換器の合計容量値が大きいほうが、収束時間が長くなる傾向がある。従って、段数を変化させた場合には、DACの動作からコンパレータの比較開始までの待ち時間も変化させることが望ましい。以下では非同期モードと同期モードの動作の詳細について説明する。
図6は非同期モードの動作を説明するため、図1からセレクタ110,114を省略して簡略化したものである。非同期モードでは、コンパレータ108を制御するクロックは、非同期クロック生成部112で生成される非同期クロックV_clk_cmp1である。また、変換結果記憶・DAC制御論理部116のレジスタSARのデータ書き換えタイミングを制御するのは、変換終了信号V_validである。
図7に逐次比較における非同期モードの動作タイムチャートを示す。図では4ビット動作を仮定している。同期クロック生成部118から変換結果記憶・DAC制御論理部116に入力されるサンプルホールドクロックV_clk_shの立下りのタイミングで、変換結果記憶・DAC制御論理部116からDn+3P,Dn+3Nが可変サンプルホールド・DAC部104に入力されてDACが動作を開始する。これにより、図4で説明したように、容量CN+3が基準電圧VREFPに、その他の容量がVREFNに接続されて電荷が再分配され、コモンラインCOMの電圧V_cmpが定まり、当該電圧はコンパレータ108に入力される。
図7に示すようにV_cmpは収束を開始し、サンプルホールドクロックV_clk_shの立下りから一定時間D1後に非同期クロック生成部112で生成されるコンパレータ制御クロックV_clk_cmp(すなわち非同期クロックV_clk_cmp1)が立ち上がることによってコンパレータ108が比較を開始し、V_cmp_outp,V_cmp_outnで結果が出力される。
遅延生成回路はV_cmp_outp,V_cmp_outnをもとに変換終了信号V_validを生成し、比較の終了を通知し、そのタイミングで当該ビットが確定する。V_valid立ち上がりの一定時間D2後に再度コンパレータ制御クロックV_clk_cmpが立ち上がることで次の段の比較が実行される。以降は最下位ビットまで繰り返しとなる。このとき、変換終了信号V_validは、変換結果記憶・DAC制御論理部116において、レジスタSARの取り込みタイミングを定め、V_cmp_outpがHighかつV_cmp_outnがLowのときレジスタ内容が“1”となり、V_cmp_outpがLowかつV_cmp_outnがHighのときレジスタ内容が“0”となる。
非同期モードにおいては、図2および図3に示した遅延生成回路202によって、非同期クロックV_clk_cmp1を生成することができ、かつ遅延時間を可変にすることができる。図5で説明した様に必要な遅延量は比較段数を増やすことで増加するが、図3に見られるように、遅延生成回路202の面積は必要な遅延量の可変幅と同時に増大するため、制約がある。そこで、比較段数を所定閾値以上に増やした場合には、以下説明する同期モードで動作させることで、回路規模の増大を避けつつ必要な遅延量に対応することができる。
図8は同期モードの動作を説明するため、図1からセレクタ110,114を省略して簡略化したものである。同期モードでは、コンパレータ108を制御するクロックは、同期クロック生成部118で生成される同期クロックV_clk_cmp0である。また、変換結果記憶・DAC制御論理部116のレジスタSARのデータ書き換えタイミングを制御するのも、同期クロックV_clk_cmp0である。
図9に逐次比較における同期モードの動作タイムチャートを示す。図7の非同期モードと同様に、同期クロック生成部118で生成されるサンプルホールドクロックV_clk_shの立下がり後、サンプルホールド・DAC部104ではDACが動作を開始し、コンパレータ108の入力信号V_cmpが収束を開始する。コンパレータ108は、発振回路120の出力V_clkに基づいて同期クロック生成部118によって生成されたコンパレータ制御クロックV_clk_cmp(すなわち同期クロックV_clk_cmp0)の立ち上がりに従って、比較を開始し、比較結果V_cmp_outp,V_cmp_outnが出力される。図9の例ではV_clk_shの立下がり後、半周期後のコンパレータ制御クロックV_clk_cmpの立ち上がりに従って比較を開始しているが、何周期目の立ち上がり(あるいはたち下がり)を用いるかは任意であり、遅延時間を任意に設定することができる。
変換結果記憶・DAC制御論理部116は、V_clk_cmpの立下がりに従って、コンパレータ108の出力結果を取り込み、次の段のDACを動作させる。以下同様にコンパレータはコンパレータ制御クロックV_clk_cmpの立ち上がり時に比較を実行し、変換結果記憶・DAC制御論理部はコンパレータ制御クロックV_clk_cmpの立下がりに伴ってコンパレータ108の出力の取り込みを実行する。
同期モードはコンパレータ108の収束待ち時間を同期クロックV_clk_cmp0の周期によって変更可能であるため、可変幅を大きくとることができる。一方、高速動作時には同期クロック生成部118から高速なクロックを供給する必要があり、またトランジスタ等のデバイスの最大動作速度の制約を受けてしまうことから高速動作させる範囲に制限がある。このような場合は非同期モードに切り替えることで対処が可能である。たとえば、高分解能の動作時には、可変サンプルホールド部のビット数が増え、容量が増加することによりコンパレータ108の静定時間長くなる。これに対して、非同期モードで有る程度遅延時間を伸ばすことができるが、遅延時間が一定以上長くなる場合には、同期モードに変更することにより対応することが可能となる。
従って、本実施例の提案する一つの構成は、可変サンプルホールド部のビット数を変更するのに伴ってセレクタ回路を切替えて、コンパレータ108を制御するクロックを切り替えることである。具体例としては、セレクタ回路は、デジタルコードのビット数が所定閾値以上の場合、同期クロックV_clk_cmp0を選択し、閾値未満の場合、非同期クロックV_clk_cmp1を選択して、コンパレータ制御クロックV_clk_cmpとする。
実施例1では、非同期モードと同期モードを切り替えるために、セレクタ110とセレクタ114を使用した。これにより非同期クロックによる遅延時間の制約を回避することが可能であるが、セレクタの存在によりクリティカルパスが形成され信号遅延が生じる場合がある。また、同期クロックV_clk_cmp0でレジスタSARのデータ書き換えタイミングを制御する際に、タイミング調整が必要になる場合がある。
図10に第2の実施例にかかる逐次比較AD変換器の動作形態を示す。実施例1との相違点を述べると、本実施例では、非同期クロック生成部112から変換結果記憶・DAC制御論理部116へ、変換終了信号V_validがセレクタを介さずに直接供給されている。すなわち、変換結果記憶・DAC制御論理部116では、同期クロックV_clk_cmp0’を使用しない。実施例2では、非同期モードの動作は実施例1と同様となる。以下では、同期モード時の動作を説明する。
図11に実施例2の逐次比較における同期モードの動作タイムチャートを示す。同期クロック生成部118では、サンプルホールドクロックV_clk_sh立下がり後、発振回路の出力V_clkが1サイクル経過する時間WTをまってからコンパレータ制御クロックV_clk_cmp(すなわち、同期クロックV_clk_cmp0’)を生成する。すなわち1サイクル分、発振回路の出力V_clkをマスクする。同期クロックV_clk_cmp0’は、セレクタ110を経由してコンパレータ108に入力され、コンパレータ108はサンプルホールドクロックV_clk_sh立下がり後、時間WTを待ってから動作することになる。その後、コンパレータ108は、コンパレータ制御クロックV_clk_cmpの立ち上がりのタイミングで比較を開始する。
コンパレータ制御クロックV_clk_cmpの立ち上がりから所定の遅延をもって、コンパレータ108は比較を終了し、変換終了信号V_validが立ち上がる。実施例2では、変換終了信号V_validは同期モードにおいても変換結果記憶・DAC制御論理部116において、レジスタSARの取り込みタイミングを制御する。
実施例2によると、レジスタSARの動作をコンパレータの変換終了信号V_validにより開始し、一方で、コンパレータ入力の待ち時間は発振回路の出力信号V_clkの周期によって調整することが可能である。
図12にサンプルホールドクロックV_clk_sh立下がり後、発振回路の出力信号V_clkの1周期経過後から、V_clkを同期クロックV_clk_cmp0’として通過させる回路の一例を示す。この回路は一例に過ぎず、同様の機能を奏する回路は種々の公知の手法を適用することができる。
以上説明した実施例によれば、遅延時間が短くてよい比較的低分解能の動作では、非同期モードを選択することができる。非同期モードでは、高速クロック(V_clk)が不要のため、最大動作周波数を下げることができ、特に高速時(高サンプリングレート)のIC電力効率が向上するという効果がある。
一方、比較的高分解能の動作では、遅延時間を任意に設定できる同期モードを選択することができる。特に、比較的高分解能で低速時(低サンプリングレート)の場合は、クロック分配部分の電力に比べて、AD変換内部のDAC電力が支配的になるので、IC電力効率の低下に比べて同期式による広範な制御範囲の利点が大きくなる。
同期モードと非同期モードを切り替えるためのセレクタ110とセレクタ114は、手動で切替可能とできることはいうまでもないが、上記特性を考慮して、分解能すなわち可変サンプルホールド回路の段数に閾値S1(S1は自然数)を設け、S1以上では同期モード、S1未満では非同期モードを自動的に選択できるようにしてもよい。あるいは、さらにサンプリングレートに閾値S2(S2は自然数)を設け、基本的に非同期モードで動作させるが、サンプルホールド回路の段数が閾値S1以上でかつサンプリングレートがS2未満の場合のみ同期モードに切り替えるように構成してもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
V_clk_sh:サンプルホールドクロック
V_clk_cmp:コンパレータ制御クロック
V_clk_cmp0、V_clk_cmp0’:同期クロック
V_clk_cmp1:非同期クロック
V_valid:変換終了信号
V_clk:発振回路出力

Claims (11)

  1. アナログ入力信号をサンプルする、容量値が重み付けされた複数の容量素子と、
    前記アナログ入力信号と参照アナログ信号とを比較し、比較結果を出力するコンパレータと、
    前記比較結果に基づいたデジタルデータを格納する複数のレジスタと、
    前記複数のレジスタの内容に基づいて前記参照アナログ信号を生成するDAC部と、
    を備え、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルデータを逐次変化させていくことにより、前記アナログ入力信号をデジタルコードに変換する逐次比較型アナログデジタル変換器であって、
    発振回路の出力に基づいて第1のタイミング信号を生成する第1のタイミング信号生成部と、
    前記コンパレータの出力の状態変化に基づいて、第2のタイミング信号を生成する第2のタイミング信号生成部と、
    前記第1のタイミング信号と、前記第2のタイミング信号を選択して、前記コンパレータに供給する、セレクタ回路を備える、
    逐次比較型アナログデジタル変換器。
  2. 前記アナログ入力信号をサンプルする複数の容量素子の個数を変更し、前記デジタルコードのビット数を変更する制御回路を備える、
    請求項1記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  3. 前記制御回路は、前記デジタルコードのビット数を変更するのに伴って、前記セレクタ回路を切り替える、
    請求項2記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  4. 前記セレクタ回路は、
    前記デジタルコードのビット数が所定閾値以上の場合、前記第1のタイミング信号を選択し、
    前記デジタルコードのビット数が前記閾値未満の場合、前記第2のタイミング信号を選択する、
    請求項2記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  5. 前記第2のタイミング信号生成部は、
    前記コンパレータの出力の状態変化に基づいて変換終了信号を生成する論理回路と、
    前記変換終了信号を遅延させて前記第2のタイミング信号を生成する遅延生成回路と、を備える、
    請求項2記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  6. 前記第2のタイミング信号生成部は、
    前記アナログ入力信号のサンプル終了のタイミングを遅延させて最初の第2のタイミング信号を生成し、2番目以降の第2のタイミング信号については、前記変換終了信号を遅延させて生成する、
    請求項5記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  7. 前記遅延生成回路の遅延量が可変であり、
    前記制御回路は、前記デジタルコードのビット数を変更するのに伴って、前記遅延量を変更する、
    請求項5記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  8. 前記複数のレジスタのデータの取り込みのタイミングは、
    前記第1のタイミング信号が前記コンパレータに供給されている第1のモードにおいては、前記第1のタイミング信号を基にしたタイミングで制御され、
    前記第2のタイミング信号が前記コンパレータに供給されている第2のモードにおいては、前記変換終了信号を基にしたタイミングで制御される、
    請求項5記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  9. 前記複数のレジスタに供給するタイミング信号を切り替えるためのレジスタ用セレクタを備え、
    前記レジスタ用セレクタは、前記セレクタ回路と同期して切替を行う、
    請求項8記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  10. 前記複数のレジスタのデータの取り込みのタイミングは、
    前記第1のタイミング信号が前記コンパレータに供給されている第1のモードにおいては、前記変換終了信号を基にしたタイミングで制御され、
    前記第2のタイミング信号が前記コンパレータに供給されている第2のモードにおいても、前記変換終了信号を基にしたタイミングで制御される、
    請求項5記載の逐次比較型アナログデジタル変換器。
  11. デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するデジタルアナログ変換器と、
    前記デジタルアナログ変換器の出力である前記アナログ電圧を入力とするコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路と、
    前記コンパレータの出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移により前記コンパレータの判定を開始させる遅延回路と、
    前記コンパレータの判定を開始させる信号を生成するクロック生成回路と、
    前記遅延回路が生成する信号と、前記クロック生成回路が生成する信号を選択して、前記コンパレータに供給する、セレクタ回路を含むことを特徴とする逐次比較型アナログデジタル変換器。
JP2017168727A 2017-09-01 2017-09-01 逐次比較型アナログデジタル変換器 Active JP6899287B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168727A JP6899287B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 逐次比較型アナログデジタル変換器
US15/924,945 US10312932B2 (en) 2017-09-01 2018-03-19 Successive approximation analog-to-digital converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168727A JP6899287B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 逐次比較型アナログデジタル変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019047339A true JP2019047339A (ja) 2019-03-22
JP6899287B2 JP6899287B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=65518267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017168727A Active JP6899287B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 逐次比較型アナログデジタル変換器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10312932B2 (ja)
JP (1) JP6899287B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111277270A (zh) * 2020-03-22 2020-06-12 华南理工大学 一种高速逐次逼近型模数转换电路及dac权重分配方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111404550B (zh) * 2019-01-03 2022-09-09 无锡华润上华科技有限公司 模数转换器及其时钟产生电路
CN110034762B (zh) * 2019-04-23 2024-03-26 南京邮电大学 一种采样频率可调的模数转换器
US11424756B2 (en) * 2020-08-31 2022-08-23 Texas Instruments Incorporated Successive approximation register analog-to-digital converter with embedded filtering
JPWO2022102035A1 (ja) * 2020-11-12 2022-05-19
CN114759926A (zh) * 2021-01-08 2022-07-15 博通集成电路(上海)股份有限公司 逐次逼近寄存器模数转换器电路
US11677409B2 (en) 2021-03-19 2023-06-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Cloud assisted calibration of analog-to-digital converters
US11387838B1 (en) * 2021-03-19 2022-07-12 Microsoft Technology Licensing, Llc SAR analog-to-digital converter calibration
US11929756B2 (en) 2022-03-14 2024-03-12 Avago Technologies International Sales Pte. Limited System and method for offset calibration in a successive approximation analog to digital converter
US11863198B2 (en) * 2022-03-21 2024-01-02 Avago Technologies International Sales Pte. Limited Successive approximation register analog to digital converter with reduced data path latency
CN115603750B (zh) * 2022-12-15 2023-04-28 麦斯塔微电子(深圳)有限公司 一种用于模数转换器的逻辑控制装置、方法及电子设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032695A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Advantest Corporation Convertisseur analogique/numérique et procédé de conversion analogique/numérique
WO2010010661A1 (ja) * 2008-07-21 2010-01-28 株式会社アドバンテスト Ad変換装置
JP2011061597A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Fujitsu Ltd 逐次比較型ad変換器及び逐次比較型ad変換器の動作クロック調整方法
JP2014086748A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Renesas Electronics Corp 逐次比較型a/dコンバータ及び逐次比較型a/dコンバータの補正チャージ方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002043942A (ja) * 2000-07-24 2002-02-08 Mitsubishi Electric Corp A/d変換器
JP4977570B2 (ja) * 2007-10-03 2012-07-18 株式会社日立製作所 デジタルキャリブレーション型アナログデジタル変換器及びそれを用いた無線受信回路及び無線送受信回路
US7868796B2 (en) * 2008-09-30 2011-01-11 Freescale Semiconductor, Inc. Self-calibrating data conversion circuitry and method therefor
EP2270986B1 (en) * 2009-01-26 2012-01-25 Fujitsu Semiconductor Limited Sampling
JP4884519B2 (ja) * 2009-12-03 2012-02-29 株式会社半導体理工学研究センター アナログ−デジタル変換器
JP5517898B2 (ja) * 2010-11-26 2014-06-11 株式会社日立製作所 アナログデジタル変換器
JP5904022B2 (ja) * 2012-06-08 2016-04-13 富士通株式会社 Ad変換装置及びad変換方法
US8830106B2 (en) * 2012-08-30 2014-09-09 Texas Instruments Incorporated Asynchronous analog-to-digital converter having adapative reference control
JP6111662B2 (ja) * 2012-12-28 2017-04-12 富士通株式会社 アナログ/デジタル変換器
JP6114390B2 (ja) * 2013-06-27 2017-04-12 株式会社日立製作所 アナログデジタル変換器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032695A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Advantest Corporation Convertisseur analogique/numérique et procédé de conversion analogique/numérique
WO2008032694A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Advantest Corporation Convertisseur analogique-numérique et procédé de conversion analogique-numérique
WO2008032607A1 (fr) * 2006-09-13 2008-03-20 Advantest Corporation Convertisseur a/n, procédé de conversion a/n, programme de conversion a/n et appareil de commande
WO2010010661A1 (ja) * 2008-07-21 2010-01-28 株式会社アドバンテスト Ad変換装置
JP2011061597A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Fujitsu Ltd 逐次比較型ad変換器及び逐次比較型ad変換器の動作クロック調整方法
JP2014086748A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Renesas Electronics Corp 逐次比較型a/dコンバータ及び逐次比較型a/dコンバータの補正チャージ方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111277270A (zh) * 2020-03-22 2020-06-12 华南理工大学 一种高速逐次逼近型模数转换电路及dac权重分配方法
CN111277270B (zh) * 2020-03-22 2023-05-23 华南理工大学 一种高速逐次逼近型模数转换电路及dac权重分配方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20190074845A1 (en) 2019-03-07
JP6899287B2 (ja) 2021-07-07
US10312932B2 (en) 2019-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019047339A (ja) 逐次比較型アナログデジタル変換器
US10050639B1 (en) Partially asynchronous clock scheme for SAR ADC
JP6938538B2 (ja) 時間インタリーブ型逐次比較アナログ−デジタル変換器のための非同期クロック生成
TWI559687B (zh) 逐次逼進型類比至數位轉換器
JP4153026B2 (ja) Ad変換器およびad変換方法
TWI521887B (zh) 連續近似式類比數位轉換器
TWI572143B (zh) 連續逼近式類比數位轉換電路及其方法
US10484000B2 (en) Analog-to-digital converters
US10128860B1 (en) High speed SAR ADC using comparator output triggered binary-search timing scheme and bit-dependent DAC settling
US20120139771A1 (en) Differential successive approximation analog to digital converter
US20110304493A1 (en) Ternary search sar adc
US11025263B2 (en) Adaptive low power common mode buffer
JP2009218964A (ja) アナログデジタル変換回路およびそれを搭載した撮像装置
JP2007013885A (ja) パイプラインa/d変換器およびパイプラインa/d変換方法
JP2019097121A (ja) ラッチドコンパレータ
JP5695629B2 (ja) 逐次比較型a/d変換器及びそれを用いたマルチビットデルタシグマ変調器
TWI446726B (zh) 連續逼近暫存式類比數位轉換器
GB2495177A (en) A capacitor array ADC using alternate comparators in successive conversion steps
JP2001267925A (ja) 逐次比較型ad変換器
JP7288645B2 (ja) Ad変換器
CN111384953A (zh) 模数转换电路及其信号转换方法
US20240178857A1 (en) Time domain analog-to-digital converter and analog-to-digital converting method
JP2017135616A (ja) アナログ・デジタル変換回路
Dashtbayazi et al. An Optimized DAC Timing Strategy in SAR ADC with Considering the Overshoot Effect
JP4941056B2 (ja) アナログ信号処理回路および集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6899287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150