JP2019040078A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させることを目的とする。【解決手段】シート上に画像を形成する画像形成部10と、第1の回転体100と、第1の回転体と協働して画像形成部により形成された画像をシートに定着するニップ部Nを形成する第2の回転体101と、第1の回転体を第2の回転体に向けて加圧する加圧機構112、113と、第1の回転体と第2の回転体によりニップ部が形成される第1の位置と、第1の回転体と第2の回転体が離間される第2の位置と、を加圧機構が取り得るように、加圧機構を移動させる移動機構120と、移動機構の動作を制御する制御部800と、を有し、画像形成ジョブの実行終了後から所定時間が経過したら加圧機構が第1の位置から第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードを実施可能であり、当該制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部831を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電子写真方式を採用した複写機やプリンタ、あるいはファクシミリ等の記録材上に画像形成可能な画像形成装置に関する。
転写タイプの電子写真方式を用いた画像形成装置は、像担持体としての感光体ドラム上に形成された潜像をトナー(現像剤)で現像し、そのトナー像(可視画像)を記録材(シート:以下、用紙又は紙と記す)に静電気力と圧力を用いて転写させる。そして、その転写トナー像を画像加熱装置としての定着装置により熱と圧力により定着させることによって、用紙材上に画像が記録形成されるようになっている。
定着装置として、内部にヒータを有する弾性定着ローラに対して加圧バネを張架した加圧レバーで弾性加圧ローラを加圧、圧接して定着ニップ部を形成し、ニップ部でトナー像を担持している用紙を挟持搬送して定着を行うローラ定着方式が従来採用されている。
また、定着ローラと加圧ローラとの圧接状態の維持による各ローラの弾性層の塑性変形等を抑止する目的で、加圧レバーを動作し加圧ローラを定着ローラから退避させて加圧解除する加圧解除機構を有する加圧方式が用いられている。
また、昨今の静音化に伴う動作音低減や圧解除機構部の寿命延長の目的で圧解除動作機構動作の回数を減らすために、圧解除をタイマーで行う装置が提案されている。近年においては、環境を考慮した省エネ目的から画像形成装置の非画像形成時には画像形成装置本体の低電力モードへの移行が行われている。低電力モードへの移行では定着装置の加圧解除動作も合せて行なわれている。
特許文献1には次のような画像形成装置が提案されている。即ち、用紙上に画像を形成する画像形成装置であって、二つの要素を当接および離間する機構と経過時間を計時する計時手段とを備え、通常電力供給モード中に、設定時間を超えた場合に節電モードを開始するように制御する制御手段とを備える。そして、節電モード中に画像形成動作終了後から経過時間を超えると節電モードを解除し、二つの要素を離間させ、さらに前記節電モードへの復帰を行うように制御する。
特開2009−58664号公報
ところで、特許文献1に記載されているように、低電力モードによる装置の休止と、本体稼働時からタイマーで時差を設けた圧解除動作を同時に起動させている場合、装置が休止している所からの突発起動となり唐突に装置を稼働させて圧解除を行っている。そのため、通常稼働音よりも稼働音が気になりユーザ(操作者)に不快感を与える可能性がある。また、それを回避するために低電力モード移行と同時に圧解除機構を動作させると加圧解除機構部の動作回数が増すことで機構の劣化による寿命低下の可能性がある。
本発明は、上記の従来技術に鑑みて提案されたものである。その目的は、定着装置における無駄な圧解除動作の回数の低減を優先したいユーザの要望と、定着装置における突発的動作の動作音の抑止を優先したいユーザの要望と、に応えることにより、ユーザの利便性を向上させる画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
画像を形成する画像形成装置であって、
シート上に画像を形成する画像形成部と、
第1の回転体と、
前記第1の回転体と協働して前記画像形成部により形成された画像をシートに定着するニップ部を形成する第2の回転体と、
前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記第1の回転体と前記第2の回転体が離間される第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
前記移動機構の動作を制御する制御部と、を有し、
前記画像形成装置は、画像形成ジョブの実行終了後から所定時間が経過したら前記加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードを実施可能であり、当該制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部を有することを特徴とする。
本発明によれば、定着装置における無駄な圧解除動作の回数の低減を優先したいユーザの要望と、定着装置における突発的動作の動作音の抑止を優先したいユーザの要望と、に応えることにより、ユーザの利便性を向上させる画像形成装置を提供することができる。
実施例における画像形成装置の構成模式図である。 操作部の拡大模式図である。 制御部のブロック図である。 ジャム処理の説明図である。 定着装置の外観斜視模式図である。 定着装置の長手一端側(駆動側)の要部の斜視模式図である。 同じく長手他端側(非駆動側)の要部の斜視模式図である。 定着装置の要部の拡大横断面模式図である。 定着ベルトユニットの分解斜視模式図である。 定着装置の加圧状態時の模式図である。 定着装置の加圧解除状態時の模式図である。 画像形成モードのフローチャートである。 待機モードのフローチャートである。 低電力モードのフローチャートである。
次に図面を参照しながら、本発明の実施形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。実施例は本実施形態に係る、加圧機構および加圧解除機構を有する定着装置を備える画像形成装置として説明する。
《第一の実施形態》
[画像形成装置]
図1は本実施形態における画像形成装置Aの構成模式図である。この画像形成装置Aは転写タイプの電子写真方式を用いた、タンデム型のデジタルカラー複写機(以下、単にコピー機と記す)である。図1は記録材(シート)Pの搬送方向に沿った断面の概略構成を示している。記録材(以下、用紙又は紙と記す)Pは、トナー像が形成されるものである。用紙Pの具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート状のもの、厚紙、オーバーヘッドプロジェクター用などがある。
以下、このコピー機Aの主構成について図1乃至図4に基づいて説明する。コピー機Aは、トナー像を用紙Pに形成するエンジン部(装置本体)600と、その上方に配置され原稿の画像を読取る画像読取部601を有する。また、コピー機Aの前面には、エンジン部600と画像読取部601の略中間にコピー機を操作する操作部700が配置されている。また、エンジン部600の背面側に配置され、エンジン部600や画像読取部601の動作制御をする制御部800(図3)が設けられている。
図1はコピー機Aを前面側から見ている図であり、エンジン部600に関しては、その内部構成を描いている。図2は操作部700の拡大模式図である。操作部700は、コピー機Aを動作させるために操作する操作ボタン701や、情報表示と操作が可能なタッチパネル702が設けられている。
操作ボタン701には、コピー開始ボタン(原稿読取開始ボタン)710やテンキー711や低電力モードボタン712等がある。ここで、コピー開始ボタン710は、画像読取部601に原稿の画像を読み取らせ、画像読取部601が読み取った画像を画像形成部10により用紙P上に形成させる複写動作(コピー動作)を開始させるためのボタンである。また、低電力モードボタン712は、待機モードM2から低電力モードM3への移行や、低電力モードM3から待機モードM2への復帰を指示するためのボタンである。尚、待機モードM2、低電力モードM3の詳細については、後述する。
タッチパネル702には、画面上(原稿複写の設定画面)で操作可能なボタンが表示される。たとえば、コピーの設定を行うコピーボタン720や読取画像転送するスキャンボタン721やFAX送信等の操作をするFAXボタン722や、用紙設定、動作設定を行う設定ボタン723等が表示される。それぞれのボタンは、操作者によって押下可能であり、押下されたボタンに対応する機能が稼働する。即ち、それぞれのボタンは、操作者による押下によってそれぞれの機能を稼働させるためのボタンである。
即ち、コピー機Aは、原稿の読取りおよび原稿の読取り画像を用紙へ画像形成する複写機能および原稿読取の指示が入力可能な操作部700を有している。
図3に示すように、制御部800は、主にエンジン部600の画像形成に関わるユニットを制御するエンジンコントローラ802と、コピー機全体の制御や画像読取部601の制御を行うメインコントローラ801とを備える。
エンジンコントローラ802には画像形成動作を制御する制御手段としてのCPU(ENG)810が設けられている。また、エンジンコントローラ802には、CPU(ENG)810が実行するプログラムを予め記憶したROM(ENG)811と、CPU(ENG)810が実行するプログラムの変数等を記憶したRAM(ENG)812が設けられている。
ROM(ENG)811には、画像形成する条件である用紙Pのサイズや種類、画像形成色モードや片面か両面かの画像形成モードが記憶されている。また、温湿度検知部材(不図示)やローラ温度検知部材(不図示)、等、からの検知結果に基づき選択的に画像形成条件を導く制御条件テーブルや、画像形成モードに応じたモータの回転数等の制御条件、等が記憶されている。RAM(ENG)812には、ROM(ENG)811が記憶する制御条件の中で、ユーザや保守で変更が必要な条件や様々な制御に用いる変数や演算値を記憶し、状況に応じて書き換え可能な設定値が記憶されている。
メインコントローラ801には、コピー機全体の制御や画像読取の制御、操作部700の制御をする制御手段としてのCPU(CNT)820が設けられている。即ち、CPU(CNT)820は、操作部700内のタッチパネル702の表示を制御する表示制御部として機能する。また、メインコントローラ801には、CPU(CNT)820が実行するプログラムを予め記憶したROM(CNT)821と、CPU(CNT)820が実行するプログラムの変数等を記憶したRAM(CNT)822が設けられている。
また、メインコントローラ801には、時差を設けて動作を行う時間カウントの役割のRTC(リアルタイムロックの略称)830が設けられている。
ROM(CNT)821には、操作部700および画像読取部601を制御する条件で、コピー動作の制御および設定条件や画像読取の制御および設定条件やFAXの送受信の制御および設定条件、等が記憶されている。
RAM(CNT)822には、ROM(CNT)821が記憶する制御条件の中で、ユーザや保守で変更が必要な条件や様々な制御に用いる変数や演算値を記憶し、状況に応じて書き換え可能な設定値が記憶されている。また、ROM(ENG)811およびRAM(ENG)812には、エンジン部600の主たる動作モードである画像形成モードM1、待機モードM2、低電力モードM3の条件、を記憶している。コピー機Aは、これらのモードを選択的に実行可能である。
画像形成モードM1はエンジン部600が画像形成可能な状態且つ画像読取部601が画像読取可能な状態にあるモードである。待機モードM2はエンジン部600が画像形成の準備状態且つ画像読取部601が画像読取可能な状態にあるモードである。低電力モードM3はエンジン部600および画像読取部601が休止状態にあるモードである。
低電力モードM3は、メインコントローラ801のCPU(CNT)820は動作可能な状態で、エンジンコントローラ802のCPU(ENG)810は休止状態(電力供給がOFF)となって動作電力を下げつつ、常夜運転状態となるモードである。即ち、低電力モードM3は、コピー機Aの非画像形成時状態では低電力化により制御部800を休止状態にするモードである。
RTC830は計時機能のICであり、ROM(CNT)821に記憶された設定時間が書き込まれ、あるトリガーからの設定時間経過後に動作信号を発するタイマー機能である。
RTC830は、タッチパネル702に設けられた設定ボタン723を押下した次階層画面(不図示)内にあるタイマーSWボタン831により、タイマー機能の動作可否のタイマーONないしはタイマーOFFが選択可能な状態となっている。この設定は、操作者が操作部700を操作することで設定できる。尚、本実施形態においては、タイマーSWボタン831がON状態を初期設定としている。
本実施形態においては、後述するように、画像形成ジョブの実行終了後から所定時間が経過したら定着装置40の加圧機構が第1の位置から第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードを実施可能である。そして、本実施形態において、このタイマーSWボタン831が当該制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部である。ユーザがタイマーSWボタン831をON状態とすることで当該制御モードを実施する設定となり、OFF状態とすることで当該制御モードを実施しない設定となる。
画像読取部601は、原稿を読取る手段として、原稿を単枚読取する原稿台610と原稿を多枚読取する原稿自動送装置(原稿の読取り部に原稿を自動搬送する装置:以下、ADFという)611から構成されている。
原稿台610は、一つの画像を読取る画像読取部であり、一枚原稿や書籍等の画像を読取るのに用いられる。主に、原稿台読取部(不図示)と圧板部(不図示)で構成され、原稿台読取部(不図示)に原稿を置き、圧板部(不図示)で原稿を抑えつつ、操作部700のコピー開始ボタン710やタッチパネル702のスキャンボタン721を押下する。これにより、原稿台読取部(不図示)で画像読取を行う。
ADF611は、自動で原稿を送りつつ画像を読取るのに用いられ、複数枚の原稿を連続で読取ることが可能となっている。主に、ADF読取部(不図示)と原稿送り部(不図示)で構成され、原稿送り部(不図示)に原稿を置き、操作部700のコピー開始ボタン710やタッチパネル702のスキャンボタン721を押下する。これにより、原稿を自動送りしつつADF読取部(不図示)で画像読取を行う。また、原稿送り部(不図示)には原稿の有無状態を検知する原稿検知センサ(不図示)が設けられている。
原稿読取動作においては、原稿台610あるいはADF611より画像を読取り、その画像データを電気信号に変換し、エンジン部600のレーザスキャナ6に伝達する。
エンジン部600は、トナー像を形成するための画像形成部10を備えている。画像形成部10は、Y(イエロ)色トナー像を形成する作像ユニットUY、M(マゼンタ)色トナー像を形成する作像ユニットUM、C(シアン)色トナー像を形成する作像ユニットUC、Bk(ブラック)色トナー像を形成する作像ユニットUBkを有する。また、画像形成部10は、レーザスキャナユニット6、中間転写ベルトユニット7を有する。各作像ユニットUは何れも電子写真プロセス機構であり、それぞれ、感光ドラム1、帯電器2、現像器3、一次転写帯電器4、ドラムクリーナ5を有する。
この構成の画像形成部10の電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。各作像ユニットUのドラム1から中間転写ベルトユニット7の回動するベルト8に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト8上にY+M+C+Bkの4色重畳のカラートナー像が形成される。
一方、カセット給紙部の給紙ローラ11が所定の制御タイミングで駆動されることで、給紙カセット9に積載されて収容されている用紙Pが1枚ずつ送り出されて、給紙後搬送路12を通り、レジストローラ対13に送り込まれる。レジストローラ対13は用紙Pを一旦受け止めて、用紙Pが斜行している場合、真っ直ぐに直す。そして、レジストローラ対13は、ベルト8上のトナー像と同期を取って、用紙Pをベルト8と二次転写ローラ14との圧接ニップ部である二次転写部15に送り込む。ベルト8上のカラートナー像は二次転写ローラ14によって用紙P(シート上)に対して4色一括して二次転写される。
二次転写部15を通った用紙Pは定着前搬送路16を通り定着装置(定着部)40に対して下向きの入口から導入される。用紙Pは定着装置40に搬送されて加熱および加圧されることでトナー像が用紙Pに定着される。
用紙Pの片面だけにトナー像を形成(印刷)する片面画像形成モードの場合には、定着装置40の上向きの出口から上に搬送された用紙Pが切り換えフラッパ17により排紙ローラ18の側に案内されて片面画像形成物として排紙トレイ19に排出される。
用紙Pの両面にトナー像を形成する両面画像形成モードの場合には、定着装置40を出た片面画像形成済みの用紙Pが排紙ローラ18によりトレイ19に搬送され後端部が定着装置40を出て反転ポイント20に達したとき、排紙ローラ18が逆回転される。これによって用紙がスイッチバック搬送されて両面搬送路21に導入される。
そして、用紙Pは両面搬送路21を通って搬送ローラ22によりレジストローラ対13の手前側において給紙後搬送路12に対して表裏反転状態で再導入される。以後は、用紙Pは片面画像形成モードの場合と同様の過程を経て他方面側にもトナー像が形成された両面画像形成物として排紙トレイ19に排出される。
尚、フラッパ17、排紙ローラ18のスイッチバック動作で構成される部分は、反転手段の一例である。本実施形態においては排紙ローラ18で反転しているが、印刷(画像形成)の生産性を高める為に、反転部を設けたり、排紙部を複数設けたり、等をして、排紙ローラ18以外の場所で反転を行っても良い。
エンジン部600の外郭部には、給紙カセット9以外の給紙部として手差給紙部(手差トレイ)23が設けられている。この手差給紙部23は、給紙カセット9にセットされた用紙P以外の種類の用紙Pに画像形成したい場合等に、簡易に用紙Pをセットできる等、ユーザ操作性を考慮した目的で設けられている。
手差給紙部23からの給紙(用紙の給送)による画像形成は、給紙ローラ24が所定の制御タイミングで駆動されることで、手差給紙部23にセットされた用紙Pが1枚ずつ送り出される。その用紙Pが搬送路25を通り搬送ローラ22によりレジストローラ対13の手前側において給紙後搬送路12に導入される。以後は給紙カセット9からの給紙の場合と同様に画像形成が実行される。
搬送路を搬送中の用紙Pの状態を検出する手段として搬送路に用紙検知センサを設けている。図1のコピー機Aにおいては、レジストローラ対13の下流の用紙検知をレジセンサ200が行う。また、定着装置40の下流の用紙検知を内排紙センサ201が行う。また、排紙ローラ18の下流の用紙検知を排紙センサ202が行う。エンジンコントローラ802のCPU810はそれらのセンサ200・201・202の検知信号に応じて選択的に次工程へ移行する。
例えば、用紙Pが搬送路を搬送中にいずれかのセンサのオン時間がシークエンス上の規定時間より長い場合や、いずれかのセンサへの到達がシークエンス上の規定時間より遅れた場合に、CPU810は、どこかで用紙が詰まった(ジャム発生)と判断する。そして、CPU810は用紙詰まりの状態が進行しないように検知信号に基づいて各ローラの駆動部(不図示)を停止させる。
装置内部に用紙Pが詰まり、各センサがジャムを検知した後に装置内部から詰まった用紙Pを除去する目的で、エンジン部(装置本体)600には、扉26がヒンジ27を回動中心として、図4のように、右側へ回動可能(開き回動可能)に設けられている。定着前搬送路16や二次転写ローラ14やレジストローラ対13の一方のローラ(図示右側)は扉26に具備されている。従って、扉26が開かれることで、給紙後搬送路12から排紙ローラ18までの間で定着装置40以外の搬送路が開放される。これによって搬送路にジャムした用紙の除去を容易に行うことができる。
なお、手差給紙部23は、不使用時は、扉26の外面に対して図1の2点鎖線示のように畳み込んで格納した状態にすることができる。使用時には図1の実線示のように扉26の外面から外方に所定の傾斜角度姿勢に展開した状態にすることができる。
[定着装置]
図5は定着装置40の外観の斜視模式図である。図6は定着装置40の長手一端側(駆動側)の要部の斜視模式図、図7は同じく長手他端側(非駆動側)の要部の斜視模式図である。図8は定着装置40の要部の断面模式図である。
この定着装置40はベルト(フィルム)加熱方式の画像加熱装置である。この定着装置40は、大別して、弾性定着ベルト(定着フィルム:第1の回転体)100を備えた定着ベルトユニット110、弾性加圧ローラ(第2の回転体)101、これらを収容した定着フレーム(装置筐体)115、により構成される。以下、定着ベルトユニット110を単にユニット110と記す。一対の回転体としての定着ベルト100と加圧ローラ101との協働によりニップ部(定着ニップ部)Nが形成される。ニップ部Nは未定着トナー像Tを担持している用紙Pを挟持搬送してトナー像を熱と圧力で定着する部分である。
図8に示すように、ユニット110は、円筒状の定着ベルト100、ヒータホルダ(加圧部材)103、ヒータ(加熱部材)102、加圧ステー(ベルトフレーム)104、フランジ部材(ベルトガイド)105A・105Bなどによる組立体である。図9はユニット110の分解斜視模式図であり、加圧ローラ101も描いてある。
(1)定着ベルト
定着ベルト100(以下、単にベルト100と記す)は可撓性・耐熱性を有する薄肉中空無端ベルト状の伝熱部材である。ベルト100は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を向上させるために、肉厚を総厚150μm以下としたポリイミドフィルム、PEEKフィルム等の耐熱樹脂からなる。熱伝導率が高くなるように導電材を付与した樹脂層に重ねて熱伝導率の高いゴム材料の弾性層を形成し、表面にフッ素樹脂の離型層を形成して内径φ25mmの無端状に形成されている。
本実施形態では、基層は厚み30μmのポリイミドを用い、弾性層は厚み70μmで熱伝導率が1.0W/m・Kのシリコーンゴム、離型層は厚さ30μmのPFAチューブを用いた。PFA層は、離型性の高いシート又はコート層であることが好ましく、例えばフッ素樹脂層を用いることができる。また、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミドアミド等に代表される耐熱性の高いシート状部材を基層とし、その上に導電層、さらにその上に表面離型層を積層したものでもよい。
(2)ヒータホルダ
ヒータホルダ103は、ヒータ102を固定支持させたニップ形成部材である。ヒータホルダ103は横断面略半円弧状樋型で、ベルト100の長手方向(幅方向)に沿って長い耐熱性樹脂等の断熱性部材である。省エネルギーの観点から加圧ステー104への熱伝導の少ない材料を用いるのが望ましく、例えば、耐熱ガラスや、ポリカーボネート、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂が用いられる。
(3)ヒータ
ヒータ102は通電により急峻に昇温する低熱容量の横長の板状発熱体であり、本実施形態ではセラミックヒータである。このヒータ102は、細長薄板状の熱伝導が良好なAlN基板上にAg・Pdペーストを厚膜印刷し焼成することで発熱体を形成する。そして、発熱体の上に摺動絶縁部材として50〜60μm程度の厚さのガラスコーティング層が一体となって設けられたセラミックヒータを構成する。本実施形態においては、厚み600μmのAlN基板上に発熱抵抗層を形成させている。ヒータ102はヒータホルダ102の外面にホルダ長手に沿って形成されている溝部には嵌め込まれて保持されている。
一方、AlN基板を挟んで発熱体が設けられている側と反対側の基板上には、チップ状のサーミスタTH1が設けられている。サーミスタTH1は、発熱体が存在する領域の反対側に、予め厚膜印刷で形成された電極パターン上に接着固定され、AlN基板の温度をモニターする。更に、発熱体の端部近傍の位置にもサーミスタTH2が設けられている。サーミスタTH1・TH2は、接着剤の耐熱温度を超えるような温度も検知するために不図示のバネ等の加圧手段により基板に所定の圧力で固定されている。
(4)加圧ステー
加圧ステー104は、ベルト100の幅方向に沿って長く、加圧ローラ101からの反力を受ける剛性部材であり、高い圧力を掛けられても撓みにくい材質であることが望ましく、本実施形態においては横断面コの字形のSUS304の型材を用いている。加圧ステー104は、ヒータホルダ104の内側に配設されてヒータホルダ104を支持する。
(5)フランジ部材
ベルト100は、上記のヒータホルダ103、ヒータ102、加圧ステー104の組立体に対してルーズに外嵌(外挿)されている。加圧ステー104の両端部104aはそれぞれベルト100の両端部の開口部から外方に突出している。その加圧ステー104の両端部104aに対してそれぞれフランジ部材105A・105Bが嵌着されている。ベルト100はその嵌着されたフランジ部材105A・105Bの対向するフランジ部105a・105a間に位置している。フランジ部材105A・105Bはユニット110におけるベルト100の長手方向移動および周方向の形状を規制する規制部材である。
フランジ部材105A・105Bは、PPS、液晶ポリマー、フェノール樹脂等の耐熱樹脂のモールド形成品であり、それぞれ、フランジ部(鍔座部)105aと、棚部105bと、被押圧部105cと、を有する。
フランジ部105aはベルト100の端部コバ面を受け止めてベルト100のスラスト方向への移動を規制する部分であり、ベルト100の外形形状より大きい外形形状をしている。棚部105bはフランジ部105aの内面側に円弧状に設けられており、ベルト端部の内面を保持してベルト100の円筒形状を保形する。被押圧部105cはフランジ部105aの外面側に設けられており、後述する加圧機構118A・18Bによる加圧力を受ける。
(6)加圧ローラ
加圧ローラ101は、鉄、アルミ等の金属製の円柱状芯金101aを芯材とし、該芯金の外周側にスポンジやシリコーンゴムなど柔軟なゴム材料の弾性層101bと、表層には離型層101cとしてのPFA層を備えている。
本実施形態では、鉄、アルミ等の芯金101aの表面をブラスト等の表面粗し処理を行った後、洗浄を行い、次いで芯金101aを筒型に挿入し、液状のシリコーンゴムを型内に注入し加熱硬化させて弾性層101bを形成している。この時、弾性層101bの表面に離型層101cとしてPFAチューブ等の樹脂チューブ層を形成するために、型内に予め内面にプライマーを塗布したチューブを挿入しておく。これにより、弾性層101bとしてのゴムの加熱硬化と同時にチューブ101cとゴム層101bの接着を行う。このようにして成型された加圧ローラ101は脱型処理した後、2次加硫を行う。
本実施形態では、加圧ローラ101の芯金101aの径はφ15mm、弾性層101bの肉厚は5mmでアスカー硬度64°のシリコーンゴム、離型層101cのPFAチューブ厚みは50μmとし、外径約φ25mmの加圧ローラ101とした。
加圧ローラ101は定着フレーム115の一端側と他端側の側板116A・116Bの間において、芯金101aの一端側と他端側がそれぞれ軸受114を介して回転可能に支持されている。
ユニット110は側板116A・116Bとの間において、加圧ローラ101に対してヒータ102の側を対向させるように、加圧ローラ101に平行に配列されている。ユニット110におけるフランジ部材105A・105Bはそれぞれの被押圧部105cが側板116A・116Bに対称に形成されたガイド穴117に加圧ローラ101の方向へスライド移動可能に嵌着されている。
そして、フランジ部材105A・105Bは、それぞれ、被押圧部105cにおいて後述する加圧機構118A・118Bにより加圧ローラ102に向かう方向へ所定の加圧力を受ける。本実施形態では加圧力を、両側それぞれで125N、総加圧力250Nとした。
その加圧力により、ユニット110のフランジ部材105A・105B、加圧ステー104、ヒータホルダ103の全体が加圧ローラ101の方向に加圧される。そのため、ヒータホルダ103とヒータ102はベルト100を介して加圧ローラ101に対して弾性層101bの弾性に抗して所定の加圧力で押圧されて、ベルト100と加圧ローラ101との間に用紙搬送方向Xに関して所定幅のニップ部Nが形成される。
(7)定着動作
加圧ローラ101の芯金101aの一端側には同心一体に駆動ギアG1が配設されている。このギアG1にCPU810で制御される定着モータ(駆動源)92の駆動力が定着駆動部90の駆動伝達機構部を介して伝達される。これにより、加圧ローラ101が駆動回転体として図8において矢印R101の反時計方向に所定速度で回転駆動される。加圧ローラ101が回転駆動されることで、ニップ部Nにおいてベルト100に加圧ローラ101との摩擦力で回転トルクが作用する。
これにより、ベルト100は、その内面がニップ部Nにおいてヒータ102とヒータホルダ103の一部に密着して摺動しながら、ヒータホルダ103と加圧ステー104の外回りを矢印R100の時計方向に従動回転する。ベルト100の回転周速度は加圧ローラ101の回転周速度とほぼ対応している。ベルト100とヒータ102およびヒータホルダ103の摺動面には摩擦力を低減する目的であらかじめ潤滑剤(不図示)が塗布されている。潤滑剤は、本実施形態においてはオイルが塗布されている。オイルとしては、高温環境下において使用可能なシリコーンオイル等が好ましい。
また、CPU810は給電部(不図示)からヒータ102に対する通電を開始する。給電部からヒータ102への給電経路は図には省略したけれども、給電部とヒータ102とを電気的に接続させた配線とコネクタを介してなされる。この通電によりヒータ102は急速に昇温する。サーミスタTH1はヒータ102の温度に応じた信号をCPU810に出力する。CPU810はサーミスタTH1で検知されるヒータ温度に基づいてヒータ温度が所定の目標設定温度に昇温して温調されるように給電部からヒータ102への供給電力を制御する。
上記の定着装置状態において、画像形成部10から未定着トナー像Tが形成された用紙Pが定着装置40に導入され、ニップ部Nで挟持搬送される。用紙Pはニップ部Nを挟持搬送される過程でヒータ102の熱がベルト100を介して付与される。未定着トナー画像Tはヒータ102の熱によって溶融され、ニップ部Nにかかっている圧力によって用紙Pに定着される。
(8)加圧機構
定着フレーム115の一端側と他端側の側板116A・116Bの外側にはそれぞれ一端側と他端側の加圧機構118A・118Bが配設されている。この両加圧機構118A・118Bは対称構成の同一構造であるから、一端側の加圧機構118Aを代表して説明する。
加圧機構118Aは加圧レバー112と加圧バネ113を有する。加圧レバー112は基部側が側板116Aに対して軸部111を中心に揺動可能に取り付けられている。加圧レバー112は軸部111からフランジ部材105Aの被押圧部105cの位置を経由して軸部111側とは反対側に延びている。加圧バネ113は加圧レバー112をフランジ部材105Aの被押圧部105cに当接させて加圧する方向に軸部111を中心に回動付勢する弾性部材である。
本実施形態においては、被押圧部105cを中にして軸部111側とは反対側の加圧レバー部分に透穴(不図示)を設けてあり、この透穴に長い加圧調整ネジ132を差し込み、ネジ先端部を側板116A側のネジ穴133に螺合させてある。そして、このネジ132の頭部(座面)132aと加圧レバー112との間のネジ部にコイル状の加圧バネ113を外嵌させて縮設させてある。従って、加圧レバー112は自由状態においては加圧バネ113の圧縮反力によりフランジ部材105Aの被押圧部105cに当接して加圧力を与える。
ネジ132を締めることによりネジ132の頭部132aが加圧バネ113のバネ長を縮め、加圧レバー112に付加されるバネ荷重を大きくすることができる。加圧レバー112は側板116Aに対して回動自在に支持されているので加圧バネ113の圧縮反力によって軸部111まわりに回動モーメントが発生して、フランジ部材105Aが加圧ローラ201方向へ所定の加圧力で押される。
以上、一端側の加圧機構118Aを説明したが、他端側の加圧機構118Bも一端側の加圧機構118Aと同様である。
(9)加圧解除機構
一端側と他端側の加圧機構118A・118Bによる加圧力の解除は加圧解除機構(移動機構)119によりなされる。本実施形態において、加圧解除機構119は、一端側と他端側の加圧機構118A・118Bのそれぞれの加圧レバー112を揺動させるための一端側と他端側のカム120を有する。
この2つのカム120は所定の偏心量を持った同一形状であり、側板116A・116B間に軸受131・131を介して回転可能に支持されて配設されたカム軸123の一端部と他端部と同位相で固定されており、カム軸123と一体に回転する。一端側と他端側のカム120は、それぞれ、一端側と他端側の加圧機構118A・118Bの加圧レバー112の先端部側に対応位置している。
カム軸123の一端部側には駆動ギアG2が同心一体に固定して配設されている。このギアG2にCPU810で制御される定着モータ92の駆動力がカム駆動部91の駆動伝達機構部を介して伝達される。
図10はベルト100と加圧ローラ101が圧接して両者間に所定幅のニップ部Nが形成されている状態時を表している。この状態時においては、加圧解除機構119の一端側と他端側のカム120が、それぞれ、一端側と他端側の加圧機構118A・118Bの加圧レバー112に対して最小隆起部が対向した、加圧レバー112に非接触の回転角姿勢とされている。
そのため、加圧レバー112は自由状態にあり、一端側と他端側のフランジ部材105A・105Bがそれぞれ一端側と他端側の加圧機構118A・118Bの加圧バネ113と加圧レバー112により加圧される。これにより、ベルト100と加圧ローラ101が圧接して両者間に所定幅のニップ部Nが形成されている状態(第1の位置)に保持される。
図11は加圧解除状態時を示している。図10の加圧状態時において、ギアG2に定着モータ92の駆動力がカム駆動部91の駆動伝達機構部を介して伝達されてカム軸123が回転され、一端側と他端側のカム120がそれぞれ同じ位相で回転される。そして、一端側と他端側の加圧レバー112に対して最大隆起部が対向した回転角姿勢とされる。
そうすると、一端側と他端側の加圧レバー112がそれぞれカム120により一端側と他端側のフランジ部材105A・105Bの被押圧部105cから離間する方向に加圧バネ113・113のバネ力に抗して押し上げられる。これにより、定着ベルト100と加圧ローラ101の加圧が解除される(第2の位置)。
(10)加圧解除制御と加圧制御
加圧解除動作はニップ部Nで用紙Pが搬送されている時に用紙Pがジャムを起こした場合にジャム用紙の除去操作性を上げる為になされる。また、装置駆動がなされないままの所定時間以上の圧接状態でベルト100や加圧ローラ101に圧接痕が付かないようにベルト100と加圧ローラ101の加圧解除させている。即ち、画像形成ジョブの実行終了から所定時間が経過したら定着装置40の加圧機構が第1の位置から第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードが実行される。
カム120の回転動作の中で、圧接位置、加圧解除位置を検知する手段としてカム120の支持軸であるカム軸123の同軸上にセンサフラグ121があり、カム120の回転と同期回転し、その回転方向位置を接離センサ122で検出している。接離センサ122は赤外線をセンサ内で透過させており、センサフラグ121がその赤外線を遮光ないしは透過のどちらか一方をすることにより信号を発信する。
図10の圧接状態から図11の加圧解除状態への動作は、エンジンコントローラ802からの加圧解除命令信号により、CPU(ENG)810が定着駆動部90の定着モータ92を停止させる。その停止後に、定着モータ92をCCW方向であるモータ反転方向V(図5)に回転駆動させて、カム駆動部92の駆動経路の駆動伝達によりカム120がW方向に回動し始める。それに伴ってカム軸123の同軸上にあるセンサフラグ121が同時回転する。
このセンサフラグ121の回転動作前に接離センサ122が透過状態であり、回転中は透過状態を維持しつつ、センサフラグ121が接離センサ122の赤外線照射域を遮って接離センサ122が遮光状態となるとカム120が加圧解除完了位置となる。この時の接離センサ122の出力信号の遷移により加圧解除状態と検知して定着モータ92が停止されることで加圧解除が完了する。
エンジンコントローラ802からの加圧解除命令信号は、各用紙検知センサがジャムを検知した場合や、扉80が開いた場合、等により信号出力される。また、加圧解除命令信号はRTC830の時間カウントによる所定時間経過後のトリガーでも出力される。タイマーSW831の初期設定がONのため、初期設定で使用している状態では前記用紙検知センサによるジャム検知や扉26の開動作等による加圧解除命令信号が無い限り、RTC830の所定時間経過による加圧解除動作となる。
前述したように、RTC830は、タッチパネル702に設けられた設定ボタン723を押下した次階層画面(不図示)内にあるタイマーSWボタン831により、タイマー機能の動作可否のタイマーONないしはタイマーOFFが選択可能な状態となっている。本実施形態においては、タイマーSWボタン831がON状態を初期設定としている。
タイマーSWボタン831が上記制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部である。ユーザがタイマーSWボタン831をON状態とすることで当該制御モードを実施する設定となり、OFF状態とすることで当該制御モードを実施しない設定となる。
逆に、図11の加圧解除状態から図10の加圧状態への圧接動作は、エンジンコントローラ802からの圧接命令信号により定着装置40を画像形成状態に復帰する為に、ベルト100と加圧ローラ101の圧接動作を開始する。まず、CPU(ENG)810が定着モータ92をCCW方向であるモータ反転方向Vに回転駆動させて、カム駆動部92の駆動経路の駆動伝達によりカム120がW方向に回動し始める。これに伴ってカム軸123の同軸上にあるセンサフラグ121が同時回転する。
加圧解除時は接離センサ122が遮光状態であり、センサフラグ121の回転中は遮光状態を維持しつつ、加圧解除完了位置まで回転するとセンサフラグ121が接離センサ122の赤外線照射域を抜けて接離センサ122が透過状態となる。この時の接離センサ122の出力信号の遷移によりニップ部Nが圧接状態と検知して定着モータ92が停止されることで圧接が完了する。
エンジンコントローラ802からの圧接命令信号は、コピー機Aが画像形成モードM1に移行しつつ、画像形成を行う状態となった時に信号出力される。画像形成を行う状態とは、コピーボタン720が押された時や、PC(パソコン)等による外部機器から画像形成信号が入力された、等の状態である。尚、画像形成モードM1への移行時にベルト100と加圧ローラ101が圧接状態であれば圧接命令信号は出力しない。
(11)モード移行
次に、コピー機Aが画像形成モードM1および待機モードM2および低電力モードM3に移行する動作と関わる機構について主として図12乃至図14に基づいて説明する。図12は画像形成モードM1のフローチャートである。図13は待機モードM2のフローチャートである。図14は低電力モードM3のフローチャートである。
コピー機Aが画像形成動作状態の画像形成モードM1の状態から画像形成(実行すべき画像形成ジョブ)を終えて、RAM(ENG)812に記憶された待機モードM2への移行時間を経ると、コピー機Aは待機モードM2に移行する(図12:S1からS4)。本実施形態においては待機モードM2への移行時間設定値を15秒(S4)とした。
待機モードM2への移行(図13)に合わせて、RTC830は加圧解除命令の時間カウントを開始する(S14からS17)。
尚、本実施形態では、RTC830の開始トリガーを、待機モードM2への移行をトリガーとしているが、これに限らない。RTC830による計時開始トリガーは、RTC830が実質的に定着処理の実行されていない時間(画像形成動作が行われていない時間でもよい)を計時できるトリガーであればよい。
例えば、定着装置40より搬送方向下流側にシートを検知するセンサを設け、そのセンサが画像形成ジョブの最後のシートを検知したこと(通紙完了時)をトリガーとしてもよい。
また、画像形成ジョブの最後のシートが所定の位置(例えば、定着ニップ部N)を通過してから、所定時間後(例えば、3秒後)から計時を開始するとしてもよい。
また、例えば、画像形成ジョブの最後のシートへの画像形成処理が終了したら、待機モードM2に移行することを見込んで、画像の露光開始をトリガーとして、早めにRTC830の計時を開始する設定としてもよい。
いずれの場合も、RTC830は、定着処理の実行されていない時間(画像形成動作が行われていない時間)が所定時間継続したことを計る機能を果たすことができる。
待機モードM2の状態はコピー機Aが待機状態の第一段階であり、各画像形成ユニットはエンジンコントローラ802に画像形成信号が入力されるとすぐに画像形成が可能な画像形成準備状態となっている(図13:S5からS13)。この時、定着装置40においては、ベルト100と加圧ローラ101は圧接状態である。
尚、待機モードM2の状態において、外部PC等から画像形成ジョブが入力されたり(S5)、操作部700を介してコピー動作の指示が入力されたり(S6〜S13)した場合には、コピー機Aは、待機モードM2から画像形成モードM1に移行する。尚、RTC830によりカウントされる時間が、設定時間(本実施例では、6時間)に満たない状態で待機モードM2から画像形成モードM1に移行する場合、RTC830の計時はリセットされる。
待機モードM2の状態からRAM(ENG)812に記憶された低電力モードM3への移行時間を経ると、コピー機Aは低電力モードM3に移行する(S7、S21)。本実施形態においては低電力モードM3への移行時間設定値(S7)を1分とした。
低電力モードM3の状態はコピー機Aが待機状態の第二段階であり、コピー機Aの待機電力を極力下げて省エネルギーな状態とする。そのためにエンジン部600やCPU(ENG)810を含むエンジンコントローラ802や画像読取部601を休止させて画像形成不可の状態となっている。
エンジン部600および操作部700には、低電力モードM3からの復帰機能が具備されているため、概機能以外の機能部を休止させている。メインコントローラ801のCPU(CNT)820は、低電力モードM3からの復帰動作のために動作可能な状態にある常夜運転状態で稼働状態となっている。
この時、定着装置40においては、タイマーSW831がON設定の為、ベルト100と加圧ローラ101は圧接状態を維持している。しかし、RTC830が所定時間経過してタイムアップした場合にベルト100と加圧ローラ101を離間させる(S14からS18、S20)。本実施形態においては、RTC830の加圧解除命令信号出力の設定時間(S18)を6時間とした。
本実施形態においては、[低電力モードM3への移行時間設定値1分(S7)<RTC830の所定時間6時間(S18)]、の関係性となっている。したがって、低電力モードM3への移行の次にニップ部Nの離間動作を行う(S7からS18、S20〜S21)。即ち、タイマーSWボタン831をON状態としている設定の場合は、低電力モードM3への移行の後に上記の所定時間6時間で行う圧解除動作を行う。
本実施形態においては上記のように[低電力モードM3への移行時間<RTC830の所定時間」、の関係性としている。これに限らず、[RTC830の所定時間(S18)<低電力モードM3への移行時間(S7)]の設定値としても良い。
尚、タイマーSW831がOFF設定の場合は、RTC830の動作と同期しない為、低電力モードM3に移行する時に加圧解除命令信号が出力される(S14、S20、S21)。即ち、低電力モードM3への移行時に(移行と連動して)加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行う。
尚、本実施形態では、待機モードM2において低電力モードM3への移行時間が経過したことに応じて、低電力モードM3に移行する構成としたが、次の構成としてもよい。即ち、待機モードM2状態で低電力モードボタン712が押下されたことに応じて低電力モードM3へ移行する構成としてもよい。
また、タイマーSW831がOFF設定の場合、RTC830のタイマー機能を停止する構成としてもよい。また、タイマーSW831がOFF設定の場合、RTC830によるタイマー機能は動作させるがRTC830の出力に応じた加圧解除命令信号の出力を行わない(すなわち計時結果を無視する)構成としてもよい。
次に、コピー機Aが低電力モードM3から復帰する動作と関わる機構につい説明する。低電力モードM3の状態では低電力モードM3からの復帰条件以外の機能部が休止状態となっている。ここで低電力モードM3から復帰するにはこの復帰条件機能部から復帰動作を行い、復帰条件信号が出力されることでコピー機Aは低電力モードM3から待機モードM2に移行する(図14:S22からS23)。
本実施形態において低電力モードM3からの復帰条件は以下とした。
・操作部700の低電力モードボタン712を押下(図14:S22)
待機モードM2に移行した際は、エンジンコントローラ802に画像形成信号が入力されるとすぐに画像形成が可能なように、各画像形成ユニットは画像形成準備状態となっている。
この時、本実施形態において、定着装置40は、RTC830の所定時間設定が6時間である。従って、タイマーSW831がON設定の場合は、RTC830のタイマー開始トリガーから6時間以上経過していれば、ベルト100と加圧ローラ101は加圧解除状態である。6時間未満であれば、ベルト100と加圧ローラ101は当接状態となっている。圧解除状態であれば、画像形成が可能なように待機モードM2に移行するのに同期してベルト100と加圧ローラ101の圧接動作を開始する(S14からS18、S20)。
尚、タイマーSW831がOFF設定の場合は、RTC830の動作と同期しない為、低電力モードM3に移行する時にベルト100と加圧ローラ101は加圧解除状態となる。そのため、待機モードM2に移行するのに同期してベルト100と加圧ローラ101の圧接動作を開始する(S14、S20、S21)。
圧接後に画像形成準備状態として待機初期動作を行うために、ヒータ102への通電および定着モータ92をCW方向であるモータ反転方向Yに回転駆動させて、ベルト100と加圧ローラ101を回して予熱状態にする。予熱状態に移行している途中で画像形成指示が来た場合は、待機モードM2から画像形成モードM1に切替えて画像形成動作を行う(S5からS13)。
以上説明したように、コピー機Aが低電力モードなどで休止中にタイマーなどによる時差装置により定着装置40の圧解除動作を行う動作シークエンスにおいて、タイマーなどの時差装置を動作可否する設定可否スイッチSW831を設けてユーザ選択式にする。
このような画像形成装置では、タイマーSW831をOFF設定にすることにより、突発音抑止を求めるユーザの要望に応えることができる。また、タイマーSW831をON設定にすることにより、加圧機構の加圧動作・圧解除動作の回数が低減されるので加圧部材の劣化防止を求めるユーザの要望に応えることができる。
したがって、突発音抑止と動作回数低減をユーザが自由選択することで利便性を図ることが可能な定着装置を有する画像形成装置を提供することができる。
《第二の実施形態》
第二の実施形態について説明する。第一の実施形態と同様の機能を有する部材には同様の符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態においては待機モードM2への移行時間設定値を15秒(図12:S4)とした。また、低電力モードM3への移行時間設定値(図13:S7)を6時間とした。また、RTC830の加圧解除命令信号出力の設定時間(S18)を4時間とした。
本実施形態においては、[RTC830の所定時間4時間(S18)<低電力モードM3への移行時間設定値6時間(S7)]の関係性となっている。したがって、ニップ部Nの離間動作の後に低電力モードM3への移行を行う(S14からS21)。即ち、所定時間4時間で行う圧解除動作を行った後に、低電力モードM3への移行を行う。
本実施形態においては、上記のように[RTC830の所定時間<低電力モードM3への移行時間]の関係性としているがこれに限らず、[低電力モードM3への移行時間(S7)<RTC830の所定時間(S18)]の設定値としても良い。
尚、タイマーSW831がOFF設定の場合は、RTC830の動作と同期しない為、低電力モードM3に移行する時に加圧解除命令信号が出力される(S14、S20、S21)。
《第三の実施形態》
第三の実施形態について説明する。第一の実施形態と同様の機能を有する部材には同様の符号を付し、その説明は省略する。本実施形態においては待機モードM2への移行時間設定値を15秒(図12:S4)とした。また、低電力モードM3への移行時間設定値(S図13:S7)を1分とした。
第1及び第2の実施形態では、タイマーSW831がOFF設定の場合は、RTC830の動作と同期しない為、低電力モードM3に移行する時に加圧解除命令信号が出力される(S14、S20、S21)構成とした。
本実施形態においては、タイマーSW831がOFF設定の場合は、非離間設定とした(S14、S19、S21)。すなわち、本実施形態では、低電力モードM3に移行する際に、離間は行わず当接状態を維持する。
尚、タイマーSW831がON設定の場合は、第1の実施形態や第2の実施形態と同様とする。
《その他の事項》
(1)以上の各本実施形態では、定着装置40として、加熱部材(ヒータ)側に張架しない無端状回転体を、加圧側にローラを用いているが、この定着方式に限定されるものではない。例えば、加圧ローラ側に無端状回転体を用いることや加熱部材側に張架式無端状回転体方式の定着方式を用いても良い。
(2)また、各実施形態では、図6に記載のように、ベルト100と加圧ローラ101とが離間するように加圧解除しているがこれに限定されるものではない。ベルト100や加圧ローラ101に圧接痕が付かない加圧力であれば、弱圧接触(の状態すなわち、加圧状態よりもニップ部にかかる荷重が小さい状態)を加圧解除状態としても良い。
(3)また、各実施形態では、加圧機構・加圧解除機構がベルト100側を動かすことで、加圧動作・加圧解除動作を行う構成としたが、加圧機構・加圧解除機構は、ベルト100と加圧ローラ101の少なくとも一方を動かす構成であればよい。たとえば、加圧機構・加圧解除機構は、加圧ローラ101側を動かすことで加圧動作・加圧解除動作を行う構成としてもよい。
(4)定着装置40として用紙上に形成された未定着トナー像を加熱して定着する装置を例にして説明したがこれに限られない。例えば、用紙に仮定着されたトナー像を加熱し最定着することにより画像のグロス(光沢度)を増大させる装置(この場合も定着装置と呼ぶことにする)であってもよい。
(5)回転体を加熱する加熱手段は実施の形態のセラミックヒータに限られない。内部加熱型あるいは外部加熱型の、電磁誘導加熱手段、ハロゲンヒータ、赤外線ランプ、ニクロム線ヒータ等の加熱器を用いる装置構成にすることもできる。
(6)画像形成装置は実施の形態の電子写真方式のフルカラー画像装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また、電子写真方式に限られず、静電記録方式、磁気記録方式など他の方式を用いてトナー像を形成する画像形成装置であってもよい。
(7)また、画像形成装置は、コピー機に限らない。画像読み取り部601やADF611を有しないプリンタであってもよい。
(8)また、各実施形態では、タイマー機能の動作可否のタイマーONないしはタイマーOFFの設定は、コピー機Aに設けられた操作部700のタッチパネル702を介してできる構成について説明した。しかしながら、タイマー機能の動作可否のタイマーONないしはタイマーOFFの設定を、外部PCを介してできる構成としてもよい。
ここで、外部PCとは、ネットワーク(例えばLANケーブルや無線LAN)上でコピー機Aと接続しているパーソナルコンピュータ等の機器である。例えば、外部PCにコピー機Aのタイマー機能の設定が可能な所定のドライバーをインストールしておくことで、外部PCのディスプレイ上でタイマー機能の動作可否のタイマーONないしはタイマーOFFの設定を操作者がする。外部PCのディスプレイ上で設定された情報は、ネットワークを介してコピー機Aの制御部800に送信される。制御部800は、受信した設定に合わせて、上述の各実施形態の制御を実行する構成としてもよい。
(9)また、各実施形態では、低電力モードM3からの復帰条件を低電力モードボタン712の押下としたが、それ以外のトリガーで低電力モードM3から復帰する構成としてもよい。例えば、低電力モードM3にて外部PCからの画像形成ジョブを受信可能な構成とし、外部PCから画像形成ジョブを受信したことをトリガーに低電力モードから復帰するとしてもよい。また、例えば、コピー機Aに、コピー機Aの周囲の人の存在を検知する人感センサを設け、人感センサが人を検知したことをトリガーに低電力モードM3から復帰するしてもよい。また、例えば、操作部700にて画像形成動作に係る所定の操作(コピー開始指示の入力など)が行われたことを低電力モードM3からの復帰トリガーとしてもよい。
A・・画像形成装置、10・・画像形成部、40・・定着部(定着装置)、100・101・・一対の回転体(定着ベルトと加圧ローラ)、N・・ニップ部、P・・記録材(用紙)、T・・トナー像、118A・118B・・加圧機構、119・・加圧解除機構、91・92・・加圧解除機構の駆動部、800・・制御部

Claims (10)

  1. 画像を形成する画像形成装置であって、
    シート上に画像を形成する画像形成部と、
    第1の回転体と、
    前記第1の回転体と協働して前記画像形成部により形成された画像をシートに定着するニップ部を形成する第2の回転体と、
    前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記第1の回転体と前記第2の回転体が離間される第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
    前記移動機構の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記画像形成装置は、画像形成ジョブの実行終了後から所定時間が経過したら前記加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードを実施可能であり、当該制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、非画像形成時の状態では前記制御部を休止状態にする低電力モードを有し、前記制御モードを実施する設定である場合は、前記低電力モードへの移行の後に前記所定時間で行う圧解除動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記制御モードを実施しない設定である場合は、前記低電力モードへの移行時に前記加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、非画像形成時の状態では前記制御部を休止状態にする低電力モードを有し、前記制御モードを実施する設定である場合は、前記所定時間で行う圧解除動作を行った後に、前記低電力モードへの移行を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御モードを実施しない設定である場合は、前記圧解除動作を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 画像を形成する画像形成装置であって、
    シート上に画像を形成する画像形成部と、
    第1の回転体と、
    前記第1の回転体と協働して前記画像形成部により形成された画像をシートに定着するニップ部を形成する第2の回転体と、
    前記第1の回転体を前記第2の回転体に向けて加圧する加圧機構と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体により前記ニップ部が形成される第1の位置と、前記加圧機構が前記第1の位置に位置する場合よりも前記加圧機構により前記第1の回転体と前記第2の回転体の間にかかる力が小さい第2の位置と、を前記加圧機構が取り得るように、前記加圧機構を移動させる移動機構と、
    前記移動機構の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記画像形成装置は、画像形成ジョブの実行終了後から所定時間が経過したら前記加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行う制御モードを実施可能であり、当該制御モードを実施するか否かの選択設定が可能なマニュアル操作部を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、非画像形成時の状態では前記制御部を休止状態にする低電力モードを有し、前記制御モードを実施する設定である場合は、前記低電力モードへの移行の後に前記所定時間で行う圧解除動作を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置
  8. 前記制御モードを実施しない設定である場合は、前記低電力モードへの移行時に前記加圧機構が前記第1の位置から前記第2の位置となるように圧解除動作を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、非画像形成時の状態では前記制御部を休止状態にする低電力モードを有し、前記制御モードを実施する設定である場合は、前記所定時間で行う圧解除動作を行った後に、前記低電力モードへの移行を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御モードを実施しない設定である場合は、前記圧解除動作を行わないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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