JP2019035259A - プレキャスト堤体本体部および杭式堤体 - Google Patents

プレキャスト堤体本体部および杭式堤体 Download PDF

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Abstract

【課題】現場での施工量を少なくすることができ、かつ、地盤条件が悪い場所への適用も可能な、プレキャスト堤体本体部および杭式堤体を提供する。【解決手段】軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭200に連結され得るプレキャスト堤体本体部20であって、プレキャストフーチング部30と、プレキャスト壁部50と、を一体的に有し、かつ、陸送可能である。また、プレキャスト堤体本体部20と、杭200と、を有してなり、プレキャスト堤体本体部20は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭200に連結されている杭式堤体10である。【選択図】図1

Description

本発明は、プレキャスト堤体本体部および杭式堤体に関し、詳細には、フーチング部と壁部とが一体化されているプレキャスト堤体本体部および前記プレキャスト堤体本体部を用いた杭式堤体に関する。
プレキャスト製の壁部を有する構造物には、プレキャスト部材を用いた杭式堤体やプレキャスト擁壁等がある。
プレキャスト部材を用いた杭式堤体は、例えば特許文献1に示すように、フーチング部と壁部を構成するプレキャスト部材が分割されているため、現場での施工量が比較的多くなる。
プレキャスト擁壁は、例えば非特許文献1に示すように、フーチング部と壁部とが一体化されているプレキャスト製のものもあるが、このプレキャスト擁壁を用いた擁壁は重力式が多く、地盤条件が悪い場所への適用が困難となることがある。
特開2015−169019号公報
「プレキャストL型擁壁設計施工マニュアル(案) 改訂版」、国土交通省 四国地方整備局、平成13年12月、p.9−10
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、現場での施工量を少なくすることができ、かつ、地盤条件が悪い場所への適用も可能な、プレキャスト堤体本体部および杭式堤体を提供することを課題とする。
本発明は、以下のプレキャスト堤体本体部および杭式堤体により、前記課題を解決したものである。
即ち、本発明に係るプレキャスト堤体本体部の第1の態様は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭に連結され得るプレキャスト堤体本体部であって、プレキャストフーチング部と、プレキャスト壁部と、を一体的に有し、かつ、陸送可能であることを特徴とするプレキャスト堤体本体部である。
ここで、「プレキャストフーチング部と、プレキャスト壁部と、を一体的に有」するとは、前記プレキャストフーチング部と前記プレキャスト壁部とが一体的に形成されて作製されている場合だけでなく、前記プレキャストフーチング部と前記プレキャスト壁部とが別々に作製された後、前記プレキャストフーチング部と前記プレキャスト壁部とが事後的に連結されて一体化された場合も含む概念である。
また、「陸送可能」とは、我が国の交通法規に違反せず、かつ、安全に、車両を用いて運搬できることを意味する。
前記プレキャスト堤体本体部は、高さ方向の寸法が3.65m以下であり、法線方向の寸法が3.50m以下であり、法直方向の寸法が6.50m以下であり、重量が60トン以下であることが好ましい。
ここで、「高さ方向の寸法」とは、プレキャストフーチング部の下面からプレキャスト壁部の上端までの長さのことである。「法線方向」とは、前記プレキャスト壁部の幅方向のことである。通常の場合、前記プレキャスト堤体本体部を現場に据え付けた状態において前記プレキャスト壁部が延びる水平方向が「法線方向」となる。「法直方向」とは、前記プレキャスト壁部と直交する方向のことである。
前記プレキャストフーチング部は、鋼製さや管を備え、前記鋼製さや管は、軸方向が前記プレキャストフーチング部の厚さ方向となるように配置されており、前記鋼製さや管に前記杭を挿入させることが可能であるように構成してもよい。
前記プレキャストフーチング部は、前記鋼製さや管を複数備え、複数の前記鋼製さや管のうち、少なくとも2つの鋼製さや管は略法直方向に並んでいるように構成してもよい。
前記プレキャストフーチング部は、その内部に、長手方向が略法直方向である法直連結鋼材を備えており、略法直方向に並んでいる前記少なくとも2つの鋼製さや管は、前記法直連結鋼材を介して連結されているように構成してもよい。
ここで、「2つの鋼製さや管は、前記法直連結鋼材を介して連結されている」とは、2つの鋼製さや管が前記法直連結鋼材のみを介して連結されている場合だけでなく、2つの鋼製さや管が前記法直連結鋼材以外に他の部材も介して連結されている場合も含む概念である。
前記プレキャストフーチング部は、その内部に、前記法直連結鋼材と連結する壁部下方鋼材をさらに備えており、前記壁部下方鋼材は、その長手方向が略法線方向となるように、かつ、その少なくとも一部が前記プレキャスト壁部の鉛直方向下方に位置するように、配置して構成してもよい。
前記壁部下方鋼材には、壁部縦鉄筋が溶接で取り付けられており、前記壁部縦鉄筋は、前記プレキャスト壁部の内部を前記プレキャスト壁部の高さ方向に延びているように構成してもよい。
前記壁部下方鋼材は、断面形状が略長方形状の鋼管、または断面形状がI形の鋼材であって、前記プレキャスト壁部の高さ方向と略直交する上面鋼板を有しており、前記壁部縦鉄筋は、前記壁部下方鋼材の前記上面鋼板に溶接で取り付けられているように構成してもよい。
なお、本願において、部材の断面形状とは、当該部材の長手方向と直交する平面で切断して得られる断面の形状のことを意味する。
本発明に係るプレキャスト堤体本体部の第2の態様は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭に連結され得るプレキャスト堤体本体部であって、プレキャストフーチング部と、プレキャスト壁部と、を一体的に有し、前記プレキャストフーチング部は、鋼製さや管を複数備え、複数の前記鋼製さや管のうち、少なくとも2つの鋼製さや管は略法直方向に並んでおり、また、前記プレキャストフーチング部は、その内部に、長手方向が略法直方向である法直連結鋼材と、前記法直連結鋼材と連結する壁部下方鋼材と、を備えており、略法直方向に並んでいる前記少なくとも2つの鋼製さや管は、前記法直連結鋼材を介して連結されており、前記壁部下方鋼材は、その長手方向が略法線方向となるように、かつ、その少なくとも一部が前記プレキャスト壁部の鉛直方向下方に位置するように、配置されており、前記壁部下方鋼材には、壁部縦鉄筋が溶接で取り付けられており、前記壁部縦鉄筋は、前記プレキャスト壁部の内部を前記プレキャスト壁部の高さ方向に延びていることを特徴とするプレキャスト堤体本体部である。
前記壁部下方鋼材は、断面形状が略長方形状の鋼管、または断面形状がI形の鋼材であって、前記プレキャスト壁部の高さ方向と略直交する上面鋼板を有しており、前記壁部縦鉄筋は、前記壁部下方鋼材の前記上面鋼板に溶接で取り付けられているように構成してもよい。
前記杭は、鋼管杭としてもよい。
本発明に係る杭式堤体の第1の態様は、前記プレキャスト堤体本体部と、前記杭と、を有してなり、前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体である。
本発明に係る杭式堤体の第2の態様は、前記プレキャスト堤体本体部と、前記杭と、を有してなり、前記杭は前記鋼製さや管に挿入されており、前記杭と前記鋼製さや管との間隙にはグラウト材が充填されており、前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体である。
本発明に係る杭式堤体の第3の態様は、前記プレキャスト堤体本体部と、前記鋼管杭と、を有してなり、前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記鋼管杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体である。
本発明に係る杭式堤体の第4の態様は、前記プレキャスト堤体本体部と、前記杭と、
を有してなり、前記杭は鋼管杭であり、前記鋼管杭は前記鋼製さや管に挿入されており、前記鋼管杭と前記鋼製さや管との間隙にはグラウト材が充填されており、前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記鋼管杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体である。
本発明に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体によれば、現場での施工量を少なくすることができ、かつ、地盤条件が悪い場所への適用も可能である。
本発明の第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図 陸送可能な大きさについて説明するための斜視図で、寸法の方向(高さ方向の寸法H、法線方向の寸法B、法直方向の寸法L)を明示した斜視図 本発明の第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図 本発明の第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(1)第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図である。図1では、本第1実施形態に係る杭式堤体10(プレキャスト堤体本体部20)を法線方向に並ぶように3つ描いているが、一部の部位については、内部の鋼材の配置状況を示すためコンクリートを描いていない。
本第1実施形態に係る杭式堤体10は、プレキャスト堤体本体部20と鋼管杭200とを有してなり、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20は、プレキャストフーチング部30と、プレキャスト壁部50とを有してなる。1つの杭式堤体10は、略法直方向に並ぶように2本の鋼管杭200を備えている。
プレキャスト堤体本体部20は、プレキャストフーチング部30と、プレキャスト壁部50とが一体的に形成されて作製されており、現場には、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とが一体化された状態で搬入される。そのため、現場において、フーチング部と壁部との連結作業を行う必要がなく、現場での施工量を少なくすることができる。
プレキャスト堤体本体部20を作製する際には、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とが一体化されるようにコンクリート打設を行って一体的に作製を行うことが標準的な作製方法であるが、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とを別々に作製して、現場搬入前に連結して一体化するようにしてもよい。ただし、後述するように、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20は、プレキャスト壁部50の壁部縦鉄筋52が、プレキャストフーチング部30の壁部下方鋼材38の上面鋼板38Aの上面に溶接されているため、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20の作製の際に、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とを別々に作製することは困難であり、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20は、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とを一体的に作製する方が好ましい。
プレキャストフーチング部30は、鋼製さや管32と、法直連結鋼材34と、ダイヤフラム36と、壁部下方鋼材38と、コンクリート40と、蓋42と、を有してなる。
鋼製さや管32は、プレキャストフーチング部30を鋼管杭200に連結させるための部位であり、鋼管杭200の上端部を挿入できるような内部空間を有しており、軸方向がプレキャストフーチング部30の厚さ方向となるように配置されており、かつ、鋼製さや管32の軸方向の全長が、プレキャストフーチング部30内に収まるように配置されている。鋼製さや管32に挿入された鋼管杭200の上端部の外面と鋼製さや管32の内面との間にはグラウト材が充填されて一体化されている。鋼製さや管32と鋼管杭200とは、グラウト材を介して一体化されているので、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように連結されている。
鋼製さや管32と鋼管杭200との間の応力伝達は、グラウト材を介してなされるので、鋼製さや管32の内面および鋼管杭200の上端部の外面にはずれ止め(シアキー)を設けることが好ましい。ずれ止め(シアキー)としては、例えば丸鋼、溶接ビード、角鋼等を用いることができる。
鋼製さや管32と鋼管杭200との間の応力伝達を十分になすための所定の性能を有していれば、用いるグラウト材の種類は特には限定されない。具体的には、例えば、所定の性能を有する無収縮モルタル等を用いることができる。
本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20のプレキャストフーチング部30は、略法直方向に並んだ2つの鋼製さや管32を有しており、略法直方向に並んだ2つの鋼製さや管32は、法直連結鋼材34およびダイヤフラム36を介して連結されている。
2つの鋼製さや管32の外表面には、該外表面と直交する方向に突出するようにそれぞれダイヤフラム36が設けられており、法直連結鋼材34はその両端部が、2つの鋼製さや管32の外表面にそれぞれ設けられたダイヤフラム36にそれぞれ取り付けられている。
法直連結鋼材34は、断面形状がI形の鋼材であり、その長手方向が略法直方向となるように配置されており、プレキャスト堤体本体部20のプレキャスト壁部50が受けた津波流等による外力は、法直連結鋼材34を介して、効率的に2つの鋼管杭200に伝達される。したがって、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、プレキャストフーチング部30の内部に配置する鉄筋の量を少なくすることができる。また、略法直方向に並んだ2つの鋼管杭200は、鋼製さや管32、法直連結鋼材34およびダイヤフラム36を介して強固に連結されているので、略法直方向に並んだ2つの鋼管杭200は、協働して外力に抵抗することができ、本第1実施形態に係る杭式堤体10は、津波流等の外力に対して安定した抵抗力を発揮することができる。
本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20において用いる法直連結鋼材34は、断面形状がI形の鋼材であるが、2つの鋼製さや管32の間を十分に強固に連結できる鋼材であれば、断面形状は特には限定されず、断面形状が例えば略長方形状の鋼管等を用いてもよい。
ダイヤフラム36は、2つの鋼製さや管32の外表面に、該外表面と直交する方向に突出するように溶接で取り付けられた板状の鋼材であり、鋼製さや管32と法直連結鋼材34との連結部を補剛し、鋼製さや管32と法直連結鋼材34との間で十分な応力伝達が可能となるようにする役割を有する。本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、ダイヤフラム36と法直連結鋼材34との連結も溶接で行っているが、必要な応力伝達能力が確保できるのであれば、ダイヤフラム36と法直連結鋼材34との連結は、添接板(図示せず)を介してボルト接合で連結することも可能である。
壁部下方鋼材38は、プレキャスト壁部50の鉛直方向下方に位置する鋼材で、断面形状が略長方形状の鋼管であり、その長手方向が略法線方向となるように配置されている。また、壁部下方鋼材38は、法直連結鋼材34をその長手方向と直交する方向に挟み込むように、法直連結鋼材34の両側に配置されており、法直連結鋼材34に溶接で取り付けられている。本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、上方から見て、プレキャスト壁部50が、2つの鋼製さや管32の間の中間付近に位置するため、壁部下方鋼材38も2つの鋼製さや管32の間の中間付近に位置している。
壁部下方鋼材38の上面鋼板38Aは、プレキャスト壁部50の高さ方向と略直交する鋼板であり、その上面には、壁部縦鉄筋52が溶接で取り付けられている。壁部縦鉄筋52は、プレキャスト壁部50の高さ方向に延びている鉄筋であり、プレキャスト壁部50のコンクリート56内に埋め込まれている。
したがって、プレキャスト堤体本体部20のプレキャスト壁部50が受けた津波流等による外力は、コンクリート56→壁部縦鉄筋52→壁部下方鋼材38→法直連結鋼材34→鋼製さや管32→鋼管杭200の順に伝達されて、効率的に2つの鋼管杭200に伝達される。
なお、プレキャスト壁部50は、通常の堤体の壁部と同様に、縦横に鉄筋が配置されており、プレキャスト壁部50の高さ方向に延びる壁部縦鉄筋52と、プレキャスト壁部50の法線方向に延びる壁部横鉄筋54とを、コンクリート56の内部に有してなる。前述したように、壁部縦鉄筋52は、壁部下方鋼材38の上面鋼板38Aの上面に溶接で取り付けられており、これにより、プレキャスト壁部50はプレキャストフーチング部30に強固に連結されており、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とは一体化されており、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20は一体的に形成されている。なお、壁部縦鉄筋52の多くは、図1に示すように、壁部下方鋼材38の上面鋼板38Aの上面に溶接で取り付けられているが、壁部縦鉄筋52の一部は、法直連結鋼材34の上面に溶接で取り付けられている。
蓋42は、鋼製さや管32および鋼管杭200の上端部を上方から覆う部材である。蓋42を設けることで、鋼製さや管32および鋼管杭200が外界に暴露されなくなるため、鋼製さや管32および鋼管杭200の腐食を抑制することができる。蓋42を設置しやすくする観点から、鋼製さや管32および鋼管杭200の上端の高さ位置は、プレキャストフーチング部30の上面の高さ位置よりもある程度低くしておくことが好ましい。
以上説明したように、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、法直連結鋼材34および壁部下方鋼材38が備えられているため、プレキャスト堤体本体部20のプレキャスト壁部50が受けた津波流等による外力は効率的に2つの鋼管杭200に伝達される。このため、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、プレキャストフーチング部30に配置させる鉄筋量を少なくすることができ、プレキャスト堤体本体部20の大きさをコンパクトな大きさに収めやすくなっており、陸送可能な大きさおよび重量にしやすくなっている。
ここで、陸送可能な大きさおよび重量について説明しておく。図2は、陸送可能な大きさについて説明するための図で、寸法の方向(高さ方向の寸法H、法線方向の寸法B、法直方向の寸法L)を明示した図である。高さ方向の寸法Hは、プレキャストフーチング部30の下面から、プレキャスト壁部50の上端までの長さである。法線方向の寸法Bは、プレキャスト堤体本体部20の法線方向の長さである。法直方向の寸法Lは、プレキャスト堤体本体部20(プレキャストフーチング部30)の法直方向の長さである。
現時点において手配可能なトレーラーに積載できるプレキャスト堤体本体部20の各寸法の最大値は、高さ方向の寸法Hが3.65mであり、法線方向の寸法Bが3.50mであり、法直方向の寸法Lが6.50mである。したがって、プレキャスト堤体本体部20の各寸法は前記した寸法の最大値以下にすることが原則である。また、前記した寸法の最大値をもつプレキャスト堤体本体部20を運搬するためには、特殊車両通行許可を取ることに加えて、制限外積載許可を取ることが必要である。
また、手配が容易なトレーラーに積載できる大きさにするという観点から、プレキャスト堤体本体部20の各寸法は、高さ方向の寸法Hを3.05m以下にすることが好ましく、法線方向の寸法Bを2.50m以下にすることが好ましく、法直方向の寸法Lを6.00m以下にすることが好ましい。プレキャスト堤体本体部20の各寸法が、前記した好ましい寸法以下の場合は、特殊車両通行許可を取る必要はあるが、制限外積載許可を取ることは不要である。
なお、高さ方向の寸法Hについては、手配が容易なトレーラーに積載する際に用いる輸送器具の高さを考慮すると、3.00m以下にすることがより好ましい。
重量については、現時点において手配可能なトレーラーに積載できる最大重量が60トンであるので、プレキャスト堤体本体部20の重量を60トン以下にすることが原則である。また、手配が容易なトレーラーに積載できる最大重量が30トンであるので、プレキャスト堤体本体部20の重量は30トン以下にすることが好ましい。また、手配が容易なトレーラーに積載する際に用いる輸送器具の重量を考慮すると、プレキャスト堤体本体部20の重量は25トン以下にすることがより好ましい。
当然のことであるが、プレキャスト堤体本体部20の重量は、プレキャスト堤体本体部20の大きさが大きくなればなるほど大きくなるので、陸送可能という要件を満たすためには、重量の制限についても考慮した上で、プレキャスト堤体本体部20の各寸法を調整する必要がある。
プレキャスト堤体本体部20の各寸法および重量が、それぞれ前記最大値以下で、かつ、必要なトレーラーが確保でき、さらに必要な許可が取れれば、我が国の交通法規に違反せず、かつ、安全に、プレキャスト堤体本体部20を陸送することができる。
前述したように、本第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20においては、プレキャストフーチング部30に配置させる鉄筋量を少なくすることができ、プレキャスト堤体本体部20の大きさをコンパクトな大きさに収めやすくなっているので、プレキャストフーチング部30とプレキャスト壁部50とを一体的に形成しても、陸送可能な大きさおよび重量にしやすくなっている。
(2)第2実施形態
図3は、本発明の第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図である。図3では、本第2実施形態に係る杭式堤体60(プレキャスト堤体本体部70)を法線方向に並ぶように3つ描いているが、一部の部位については、内部の鋼材の配置状況を示すためコンクリートを描いていない。なお、第1実施形態に係る杭式堤体10およびプレキャスト堤体本体部20の各部と同一の構成については原則として同一の符号を付し、説明は省略する。
本第2実施形態に係る杭式堤体60は、プレキャスト堤体本体部70と鋼管杭200とを有してなり、本第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部70は、プレキャストフーチング部80と、プレキャスト壁部90とを有してなる。
第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20のプレキャストフーチング部30は、壁部縦鉄筋52が溶接で取り付けられている壁部下方鋼材38を、プレキャスト壁部50の鉛直方向下方に備えていたが、本第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部70のプレキャストフーチング部80は壁部下方鋼材38を備えていない。このため、本第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部70のプレキャスト壁部90の壁部縦鉄筋92は、図3に示すように、プレキャストフーチング部80のコンクリート84内に埋め込まれる部位が、水平方向に折り曲げられていて、プレキャストフーチング部80のコンクリート84内に定着されており、これによってプレキャスト壁部90はプレキャストフーチング部80と連結して一体化している。
なお、プレキャスト壁部90は、通常の堤体の壁部と同様に、縦横に鉄筋が配置されており、プレキャスト壁部90の高さ方向に延びる壁部縦鉄筋92と、プレキャスト壁部90の法線方向に延びる壁部横鉄筋94とを、コンクリート96の内部に有してなる。
第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部70のプレキャストフーチング部80は、前述したように壁部下方鋼材38を備えていないため、プレキャストフーチング部80は、第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20のプレキャストフーチング部30と比べて、縦横に載置される鉄筋82の量が多くなっている。しかし、前述したように、プレキャスト壁部90はプレキャストフーチング部80と連結して一体化しているので、現場において、フーチング部と壁部との連結作業を行う必要がなく、現場での施工量を少なくすることができる。なお、第1実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20のプレキャストフーチング部30内にも、図1に描いた壁部縦鉄筋52の溶接部近傍の部位以外に、縦横に鉄筋がある程度配置されているが、図1においては、その記載を省略している。
(3)第3実施形態
図4は、本発明の第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部および杭式堤体を示す斜視図である。図4では、本第3実施形態に係る杭式堤体100(プレキャスト堤体本体部110)を法線方向に並ぶように3つ描いているが、一部の部位については、内部の鋼材の配置状況を示すためコンクリートを描いていない。
本第3実施形態に係る杭式堤体100は、プレキャスト堤体本体部110と鋼管杭300とを有してなり、本第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部110は、プレキャストフーチング部120と、プレキャスト壁部130とを有してなる。
第1および第2実施形態に係る杭式堤体10、60は、それぞれ2本の鋼管杭200を略法直方向に並ぶように備えていたが、本第3実施形態に係る杭式堤体100は、図4に示すように、1つの杭式堤体100につき、1本の鋼管杭300を備える。本第3実施形態に係る杭式堤体100は、想定される外力があまり大きくない場合に適用することが想定される。
本第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部110のプレキャストフーチング部120は、鋼管杭300との連結に用いる鋼製さや管122を1つ備えるのみであるので、第1および第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20、70のプレキャストフーチング部30、80が備えていた法直連結鋼材34は不要であり、備えていない。このため、本第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部110のプレキャストフーチング部120は、第1および第2実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20、70のプレキャストフーチング部30、80よりも小型化されていて軽量化されており、プレキャストフーチング部120とプレキャスト壁部130とを一体的に形成しても、陸送可能な大きさおよび重量にすることをより行いやすくなっている。
本第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部110のプレキャスト壁部130の壁部縦鉄筋132は、図4に示すように、プレキャストフーチング部120のコンクリート124内に埋め込まれる部位が、水平方向に折り曲げられていて、プレキャストフーチング部120のコンクリート124内に定着されており、これによってプレキャスト壁部130はプレキャストフーチング部120と連結して一体化している。そのため、現場において、フーチング部と壁部との連結作業を行う必要がなく、現場での施工量を少なくすることができる。
プレキャスト壁部130は、通常の堤体の壁部と同様に、縦横に鉄筋が配置されており、プレキャスト壁部130の高さ方向に延びる壁部縦鉄筋132と、プレキャスト壁部130の法線方向に延びる壁部横鉄筋134とを、コンクリート136の内部に有してなる。
なお、本第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部110のプレキャストフーチング部120内にも、図4に描いた壁部縦鉄筋132の埋め込み部以外に、縦横に鉄筋が配置されているが、図4においては、その記載を省略している。
(4)補足
第1および第2実施形態に係る杭式堤体10、60で用いた杭は鋼管杭200であり、第3実施形態に係る杭式堤体100で用いた杭は鋼管杭300であったが、本発明に係る杭式堤体に使用可能な杭は鋼管杭に限定されるわけではない。例えば、上端部(頭部)が鋼管で、それよりも下方の部位がコンクリートで形成されているような杭も、本発明に係る杭式堤体に使用可能である。
また、第1および第2実施形態に係る杭式堤体10、60で用いた杭の本数は2本であり、第3実施形態に係る杭式堤体100で用いた杭の本数は1本であったが、本発明に係る杭式堤体に使用可能な杭の本数は2本以下というわけではなく、杭の本数は3本以上にしてもよい。杭の本数を3本以上にする場合は、杭の本数に合わせて、プレキャスト堤体本体部のプレキャストフーチング部に備えさせるさや管の数を増加させればよい。
また、第1〜第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20、70、110を法線方向から見た側面は、左右対称の形状になっている。このため、トレーラーへの積み込み作業および積み下ろし作業ならびに現場での設置作業を行いやすくなっている。ただし、本発明に係るプレキャスト堤体本体部の形状が、前記左右対称の形状に限定されるわけではない。
また、第1〜第3実施形態に係るプレキャスト堤体本体部20、70、110のプレキャスト壁部50、90、130を法線方向から見た側面は、下辺の長い等脚台形状になっているが、このような形状にした理由は、想定される外力によって生じる断面力が大きくなる部位の耐力を向上させるためであり、耐力的に問題がなければ、前記側面をストレート形状(細長い長方形状)にしてもよい。
本発明に係る杭式堤体は、通常の場合、図1、図3および図4に示す第1〜第3実施形態に係る杭式堤体10、60、100のように、法線方向に隣り合うように配置するが、法線方向に隣り合うように配置した杭式堤体同士は構造的に連結することは不要である。ただし、法線方向に隣り合うように配置することで生じる隙間は、シーリング材やコーキング材等の目地材で塞ぐことが一般的である。
第1〜第3実施形態に係る杭式堤体10、60、100は、杭式構造物であるので、地盤条件が悪い場所への適用も可能である。
10、60、100…杭式堤体
20、70、110…プレキャスト堤体本体部
30、80、120…プレキャストフーチング部
32、122…鋼製さや管
34…法直連結鋼材
36…ダイヤフラム
38…壁部下方鋼材
38A…上面鋼板
40、56、84、96、124、136…コンクリート
42…蓋
50、90、130…プレキャスト壁部
52、92、132…壁部縦鉄筋
54、94、134…壁部横鉄筋
82…鉄筋
200、300…鋼管杭

Claims (15)

  1. 軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭に連結され得るプレキャスト堤体本体部であって、
    プレキャストフーチング部と、
    プレキャスト壁部と、
    を一体的に有し、
    かつ、陸送可能であることを特徴とするプレキャスト堤体本体部。
  2. 高さ方向の寸法が3.65m以下であり、法線方向の寸法が3.50m以下であり、法直方向の寸法が6.50m以下であり、重量が60トン以下であることを特徴とする請求項1に記載のプレキャスト堤体本体部。
  3. 前記プレキャストフーチング部は、鋼製さや管を備え、
    前記鋼製さや管は、軸方向が前記プレキャストフーチング部の厚さ方向となるように配置されており、
    前記鋼製さや管に前記杭を挿入させることが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のプレキャスト堤体本体部。
  4. 前記プレキャストフーチング部は、前記鋼製さや管を複数備え、複数の前記鋼製さや管のうち、少なくとも2つの鋼製さや管は略法直方向に並んでいることを特徴とする請求項3に記載のプレキャスト堤体本体部。
  5. 前記プレキャストフーチング部は、その内部に、長手方向が略法直方向である法直連結鋼材を備えており、
    略法直方向に並んでいる前記少なくとも2つの鋼製さや管は、前記法直連結鋼材を介して連結されていることを特徴とする請求項4に記載のプレキャスト堤体本体部。
  6. 前記プレキャストフーチング部は、その内部に、前記法直連結鋼材と連結する壁部下方鋼材をさらに備えており、
    前記壁部下方鋼材は、その長手方向が略法線方向となるように、かつ、その少なくとも一部が前記プレキャスト壁部の鉛直方向下方に位置するように、配置されていることを特徴とする請求項5に記載のプレキャスト堤体本体部。
  7. 前記壁部下方鋼材には、壁部縦鉄筋が溶接で取り付けられており、前記壁部縦鉄筋は、前記プレキャスト壁部の内部を前記プレキャスト壁部の高さ方向に延びていることを特徴とする請求項6に記載のプレキャスト堤体本体部。
  8. 前記壁部下方鋼材は、断面形状が略長方形状の鋼管、または断面形状がI形の鋼材であって、前記プレキャスト壁部の高さ方向と略直交する上面鋼板を有しており、前記壁部縦鉄筋は、前記壁部下方鋼材の前記上面鋼板に溶接で取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載のプレキャスト堤体本体部。
  9. 軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように杭に連結され得るプレキャスト堤体本体部であって、
    プレキャストフーチング部と、
    プレキャスト壁部と、
    を一体的に有し、
    前記プレキャストフーチング部は、鋼製さや管を複数備え、複数の前記鋼製さや管のうち、少なくとも2つの鋼製さや管は略法直方向に並んでおり、
    また、前記プレキャストフーチング部は、その内部に、長手方向が略法直方向である法直連結鋼材と、前記法直連結鋼材と連結する壁部下方鋼材と、を備えており、
    略法直方向に並んでいる前記少なくとも2つの鋼製さや管は、前記法直連結鋼材を介して連結されており、
    前記壁部下方鋼材は、その長手方向が略法線方向となるように、かつ、その少なくとも一部が前記プレキャスト壁部の鉛直方向下方に位置するように、配置されており、
    前記壁部下方鋼材には、壁部縦鉄筋が溶接で取り付けられており、前記壁部縦鉄筋は、前記プレキャスト壁部の内部を前記プレキャスト壁部の高さ方向に延びていることを特徴とするプレキャスト堤体本体部。
  10. 前記壁部下方鋼材は、断面形状が略長方形状の鋼管、または断面形状がI形の鋼材であって、前記プレキャスト壁部の高さ方向と略直交する上面鋼板を有しており、前記壁部縦鉄筋は、前記壁部下方鋼材の前記上面鋼板に溶接で取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載のプレキャスト堤体本体部。
  11. 前記杭は、鋼管杭であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のプレキャスト堤体本体部。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のプレキャスト堤体本体部と、
    前記杭と、
    を有してなり、
    前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体。
  13. 請求項3〜10のいずれかに記載のプレキャスト堤体本体部と、
    前記杭と、
    を有してなり、
    前記杭は前記鋼製さや管に挿入されており、
    前記杭と前記鋼製さや管との間隙にはグラウト材が充填されており、
    前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体。
  14. 請求項11に記載のプレキャスト堤体本体部と、
    前記鋼管杭と、
    を有してなり、
    前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記鋼管杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体。
  15. 請求項3〜10のいずれかに記載のプレキャスト堤体本体部と、
    前記杭と、
    を有してなり、
    前記杭は鋼管杭であり、
    前記鋼管杭は前記鋼製さや管に挿入されており、
    前記鋼管杭と前記鋼製さや管との間隙にはグラウト材が充填されており、
    前記プレキャスト堤体本体部は、軸力、せん断力および曲げモーメントが伝達可能なように前記鋼管杭に連結されていることを特徴とする杭式堤体。
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