JP2001248134A - トラス構造体 - Google Patents

トラス構造体

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JP2001248134A
JP2001248134A JP2000057079A JP2000057079A JP2001248134A JP 2001248134 A JP2001248134 A JP 2001248134A JP 2000057079 A JP2000057079 A JP 2000057079A JP 2000057079 A JP2000057079 A JP 2000057079A JP 2001248134 A JP2001248134 A JP 2001248134A
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steel pipe
truss structure
pipe pile
piles
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Tadashi Wakinaga
正 脇長
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、海(水)上に連設した鋼管杭等の
杭をベースとして構築される桟橋等の海洋・港湾構造物
に好適なトラス構造体に関する。 【解決手段】 トラス構造体を、並設して設けた杭に外
挿する1対の外挿管9と、該1対の外挿管9を連結する
水平ブレース5と、前記の1対の外挿管9から斜めに配
設された1対の斜めブレース4と、該1対の斜めブレー
ス4の交点で、かつ、前記杭上に載架した梁の略中央部
に固設する仕口14と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海(水)上に連設
した鋼管杭等の杭をベースとして構築される桟橋等の海
洋・港湾構造物に好適なトラス構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、桟橋等の海洋・港湾構造物は、図
4に示すように、海底8に打設した鋼管杭6にジャケッ
ト1を装着することで一体形成されていた。ここで、ジ
ャケット1は、鋼管杭6に外挿するレグ3と、レグ3上
に載架した橋桁2と、レグ3と橋桁2をトラス状に固設
する斜めブレース4と水平ブレース5から構成される。
図4では、3本のレグからなるジャケットを示している
が、実際のジャケットは多数のレグを立体的に結合した
巨大な構造体とされる。なお、橋桁2の上には床版21が
敷設され、人や輸送機器の往来を可能とする。
【0003】このようなジャケット方式を採用すること
で、ジャケットをあらかじめ陸上で組み立てておき、海
上でフローティングクレーンを用いて一体的に鋼管杭に
装着することが可能となる。そのため、海上での工事を
簡略化し、工期を短縮することが可能となるメリットが
あった。一方、最近では、海洋・港湾構造物の構築工事
を更に簡略化するため、図5に示すトラス構造体が採用
される場合もある(特公平2-50246 号公報参照)。
【0004】図5に示すトラス構造体は、外挿管9と斜
めブレース4、水平ブレース5で構成され、3本の鋼管
杭6に外挿管9を外挿して固設する構造とされる。ここ
で、一般的に、外挿管9と鋼管杭6とは膨張モルタル等
で固着するが、ボルト止めや溶接接合とする場合もあ
る。また、図5では、トラス構造体を水面7上として示
したが、海中に設置される場合もある。
【0005】このようにして鋼管杭をトラスで補強する
ようにしたので、そのまま鋼管杭6上に橋桁2を載置
し、床版21を敷設することができる。ただし、この工法
では、図5に示すトラス構造体を多数用意し、順次鋼管
杭に組み付けていくことが必要であるが、小規模のフロ
ーティングクレーンを採用できるメリットがある。ま
た、ジャケット方式に比べて、格点部以外の外挿管(レ
グ)を省略した構造であるので、使用する鋼材を格段に
少なくすることが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すトラス構造体では、トラスの格点を杭の外挿管9と
しているため、構造上、中央の鋼管杭が必須であるが、
床版21にかかる荷重が大きくない場合等、強度上から
は、床版21を支えるためには中央の鋼管杭は必須ではな
い。特に、桟橋等に適用した場合で、床版上を人や輸送
トラックが往来する程度のときは、過大な荷重もかから
ないことから、中央の鋼管杭を省略しても、強度上では
全く問題ない場合も多い。
【0007】従来のトラス構造体では、構造上、中央の
鋼管杭を省略することはできないために、強度上は必ず
しも不要である杭の打設を行う必要があり、作業量が増
えていた。本発明は、桟橋等に適用するのに好適なトラ
ス構造体であり、構造上からも、中央の鋼管杭を省略可
能とするものである。そして、鋼管杭の打設本数の削減
を実現し、更なる工期短縮と、コスト低減を実現するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来、3本
の鋼管杭で支持していた橋桁の中央部の杭は必ずしも必
須でないことに着目し、かつ、橋桁中央部をトラスの斜
めブレースで支持し、補剛することで、更に支持力・応
力の面で余裕ができることに着目し、本発明を完成する
に到った。また、本発明では、トラス構造体に仕口を設
け、梁との接続を現場において自由に、かつ、簡便に行
うことを可能とするものである。
【0009】すなわち、本発明は、並設して設けられた
杭に外挿する1対の外挿管9と、該1対の外挿管9を連
結する水平ブレース5と、前記の1対の外挿管9から斜
めに配設された1対の斜めブレース4と、該1対の斜め
ブレース4の交点で、かつ、前記杭上に載架した梁の略
中央部に固設する仕口14と、から構成することを特徴と
するトラス構造体によって上記課題を解決した。
【0010】また、上記のトラス構造体において、前記
仕口を、H型鋼部材とすることが好適であることを見出
したのである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のトラス構造体について、
図1に基づき説明する。本発明のトラス構造体は、並列
に立設している鋼管杭6に外挿して固定する1対の外挿
管9と、外挿管9を水平に連結する水平ブレース5と、
鋼管杭6上に載架する図示しない橋桁(梁)の略中央部
に固設する仕口14と、該仕口14と、前記の1対の外挿管
9をそれぞれ斜めに連結する1対の斜めブレース4とか
ら構成される。
【0012】ここで、仕口14は、RC構造の橋桁(梁)
との接合を簡便に行えるようにするため、H型鋼部材と
することを好適とする。また、そのH型鋼部材である仕
口14には、部材の補強のためにリブ15を付設しておくこ
とが好ましい。ここで、RC構造のRCとは、鉄筋コン
クリート(Reinforced Concrete )の略であり、梁をR
C構造とするのが好適である理由は、桟橋等を現場作業
で簡便に構築することが可能だからである。
【0013】図2に、仕口14であるH型鋼部材に鉄筋17
を溶接接合した状態を示す。18は、溶接部である。図示
しないが、このようにして鉄筋加工を行った後、木枠に
コンクリートを流し込んで、梁を形成する。図3に、本
発明のトラス構造体10を桟橋に適用した例を示す。図3
において、20はRC梁であり、仕口14と鉄筋17がそのR
C梁に埋め込まれた構造とされている。また、19に示す
ように、鉄筋17の一部が鋼管杭6の内部に折り込まれて
接合される。ここで、16は外挿管11の位置決めを行うた
めのストッパである。
【0014】以下、図3に示す桟橋を構築する工法を簡
単に説明する。まず、鋼管杭を導枠を用いて海底の所定
位置に打設した後、工場で事前に製作した本発明のトラ
ス構造体を鋼管杭の上からフローティングクレーン等を
用いて設置する。本発明のトラス構造体のレベル出し
は、鋼管杭を打設後、外挿管の下端なるべき位置にスト
ッパを取り付け、外挿管がストッパ位置で仮支持される
ようにする。
【0015】ここで、本発明のトラス構造体の外挿管の
直径は、鋼管杭の打設誤差を吸収できるよう、鋼管杭の
直径よりも20cm程度大きなものとすることを好適とす
る。なお、外挿管と鋼管杭はグラウト等により一体化す
る。上部工である梁は、現場での配筋によるRC構造と
し、H型鋼部材のフランジにRCの主鉄筋を現場溶接に
より接合して一体化する。
【0016】図3では、トラス構造体10が水面7よりも
上にある場合を示しているが、水中に付設される場合も
ある。なお、仕口14は、上記のような鉄筋を溶接するH
型鋼部材に限定されるものではない。例えば、橋桁を鋼
製等として、その橋桁にボルトで締結したり、また、直
に溶接接合するようにしても良いことは当然である。
【0017】本発明のトラス構造体を適用した桟橋は、
水深−7.5 〜−12m程度の場合に適用可能である。桟橋
の幅は、一般的に、水深が深くなるに応じて大きくする
が、水深が−7.5 〜−12m程度であれば、20m前後の幅
とされる。また、桟橋の総延長は、桟橋の幅に応じて長
くすることが可能であり、水深が−7.5 mの場合では17
0 m程度、水深が−12mの場合では240 m程度とするこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によって、桟橋等の海洋・港湾構
造物を構築するに際して、構造物の応力、支持力を最適
化し、構造物を短工期で完成させることができ、かつ、
鋼材の使用量を低減させた経済的な構造とすることが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラス構造体の斜視図である。
【図2】本発明のトラス構造体の仕口(H型鋼部材)に
鉄筋を溶接した状態の斜視図である。
【図3】本発明のトラス構造体を桟橋に適用した例を示
す正面図である。
【図4】従来のジャケットを適用した桟橋の正面図であ
る。
【図5】従来のトラス構造体を用いた桟橋の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ジャケット 2 橋桁 3 レグ 4 斜めブレース 5 水平ブレース 6 鋼管杭 7 水面 8 水底 9 外挿管 10 (本発明の)トラス構造体 14 仕口 15 リブ 16 ストッパ 17 鉄筋 18 溶接部 19 鋼管杭と接合した鉄筋部 20 RC梁 21 床版

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設して設けられた杭に外挿する1対の
    外挿管9と、該1対の外挿管9を連結する水平ブレース
    5と、前記の1対の外挿管9から斜めに配設された1対
    の斜めブレース4と、該1対の斜めブレース4の交点
    で、かつ、前記杭上に載架した梁の略中央部に固設する
    仕口14と、から構成することを特徴とするトラス構造
    体。
  2. 【請求項2】 前記仕口を、H型鋼部材とすることを特
    徴とする請求項1に記載のトラス構造体。
JP2000057079A 2000-03-02 2000-03-02 トラス構造体 Pending JP2001248134A (ja)

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