JP2019034704A - 二輪車駐車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 二輪車を地面から高い位置へ移動させて駐車したり出庫したりすることが、女性や子供であっても容易に円滑に、かつ安全に行えるようにしたい。【解決手段】 中空の支柱1の頂部に設けた薇発条12から引き下ろした発条板13の下端部に昇降台10を取り付け、この昇降台10に、チャンネル材の開口部を上に向けた上部駐車台20を水平に取り付けて成る。地面に於いて上部駐車台20の上に自転車を前輪から進入させると、発条板13は薇発条12に巻き戻されて上部駐車台20は支柱1を上昇し、支柱1の上部で停止して、高い位置での駐車が行える。【選択図】図1
Description
この発明は立体的に駐車スペースを確保することが出来ると共に、上段への駐車が容易な二輪車駐車装置に関する。
従来より自転車の駐車収納設備としては、上下2段式の構造物を利用して駐車スペースを確保するものが提案されている。例えば特開2000−238673号の二段式自転車駐車設備のように、下部駐車スペースを有し、上段が支柱に一端部が取り付けられた上部駐車収納部材と、該部材に対して回動及び摺動自在に枢支された可動軌条部材とから成る上部駐車テーブルによって構成され、上部駐車収納部材より可動軌条部材を引き出しつつ下方へ回動傾斜させて所定角度に傾斜保持させ、このスロープ状となった可動軌条部材上に自転車の前輪を持ち上げて載せ置き、更に自転車の後輪を可動軌条部材上に押し上げた後、可動軌条部材の端部を持ってこれを水平状態に起こし、上部駐車収納部材内に挿入することによって、上部駐車テーブル上に自転車を駐車させる駐車装置がある。
しかしながら前述したような二段式自転車駐車設備では、下部駐車スペースへの自転車の駐車は容易であるが、上部駐車テーブルへの駐車は大変な作業であった。すなわち可動軌条部材が自転車の押し上げスロープを兼ねており、自転車を押し上げつつ可動軌条部材を水平状態まで持って行かねばならない。この操作を行うには大きな力を持続的に可動軌条部材に加えなければならず、特に女性や子供には大変な作業であり、このような自転車の持ち上げと押し上げの作業とが円滑に行われないと自転車の姿勢が不安定に成るきらいがあると言う問題があった。このことはまた自転車を下ろす時にも当てはまるのである。こうした問題は自転車が載った可動軌条部材が如何に重いかを示すものに他ならない。
この発明では上述したような問題点を解決して、女性や子供であっても容易に円滑に、かつ安全に二輪車の出し入れを行えるようにする。
すなわち上記課題は、支柱と、この支柱に水平に且つ昇降自在に設置された二輪車両の載置台と、この載置台を上昇させるための牽引手段とから成る二輪車駐車装置を提供することにって解決される。載置台はほぼ水平に設置されているために、二輪車の出し入れは極めて容易である。この載置台は二輪車を載せたままで牽引手段によって支柱を昇り降りする。この発明によれば女性や子供であっても容易に円滑にかつ安全に二輪車の駐車出庫を行うことが出来る効果がある。
さて前記牽引手段が薇発条であり、この薇発条の牽引端部に前記載置台が取り付けられているものとすることが出来る。この薇発条が牽引可能な重量は載置台の重量と二輪車の平均的な重量との和であるが、二輪車が載っていない場合の載置台にはストッパを掛けるようにすることで、載置台が不本意に跳ね上がるようなことを防止する。
次に前記牽引手段が重錘であり、牽引索の一側に前記載置台が、他側に前記重錘が取り付けられているものとすることが出来る。この牽引索は支柱の頂部に設けられたプーリに架け渡される。重錘の重量は、載置台の重量と二輪車の平均的な重量との和である。この構成に於いても二輪車が載っていない場合の載置台にはストッパを掛け得るようにして、載置台が不本意に跳ね上がることを防止する。
次に前記牽引手段が電動モータであり、この電動モータの回転軸に巻かれた牽引索の牽引端部に前記載置台が取り付けられているものとすることが出来る。この載置台は二輪車を載せたままで電動モータの牽引力によって自動的に支柱を昇り降りする。従って使用者が労力を使う場面は、載置台が下段まで降りた時の、二輪車の出し入れのみと言うことになる。なお電動モータの牽引力は牽引索によって載置台に及ぼされる。牽引索には金属製のワイヤーやチェーンを任意に使用し得る。
次に前記牽引手段が電動モータであり、この電動モータの回転軸にウォームギヤが取り付けられておりこのウォームギヤに噛合するウォームホイルが前記載置台が設けられているものとすることが出来る。前述したように載置台は電動モータの牽引力によって自動的に支柱を昇り降りする。ここでウォームホイルはウォームギヤに噛合しているため、このウォームホイルすなわち載置台はウォームギヤの回転が停止している時にはウォームギヤを上下動しにくくなってる。これは一種のブレーキ機能を内蔵していると言うことが出来る。これに対してウォームギヤが回転すると載置台は円滑に上下動を行うことが出来る。
次に前述のような牽引手段が電動モータであるものに関して、前記電動モータの回転制御または前記電動モータに掛かる負荷の計測制御を行うためのトルク制御装置を含むようにしても良い。回転制御とはすなわち載置台の昇降速度の制御であったり、載置台を安全のために使用者から遠ざけるように移動させる制御であったり、また載置台に思わぬ負荷が掛かったような場合にウォームギヤの回転にブレーキを掛けたり、載置台に対する二輪車の出し入れの際にウォームギヤをロックしたり、載置台の昇降動作の開始時や停止時に於ける弾みを生じにくくしたりする制御を言う。また電動モータに掛かる負荷の計測制御は、電動モータの所要のトルクに対して、これに負荷を掛けたりこれを加速させたりするような外力によるトルクを計測することを言う。このような負荷の計測制御は電動モータの回転制御と連携し得る。なお電動モータの回転制御のために、別途、近接センサなどのセンサ類を備えるようにして良いことは言うまでもない。
次に、前記載置台を風袋としてこの風袋重量を打ち消すための薇発条または重錘が設けられているものとすることが出来る。薇発条や重錘によって牽引手段への負荷を軽減することが出来、省エネにも資する。なお牽引手段が薇発条の場合の風袋重量を打ち消すための薇発条や、牽引手段が重錘の場合の風袋重量を打ち消すための重錘と言う組み合わせもあり得るが、牽引手段が薇発条の場合は風袋重量を打ち消すために重錘を、また牽引手段が重錘の場合は風袋重量を打ち消すために薇発条を、と言う組み合わせで構成することが可能である。また牽引手段が電動モータである場合の、風袋重量を打ち消すものに関しては、薇発条も重錘もあり得る。なお近年は、電動モータの小型化・省電力化・高出力化が進んでいるため、そもそも風袋重量を打ち消す必要を感じない場合があるのもまた事実である。薇発条や重錘を取り付けるよりも、これ等を必要としない構造が簡易な方を選択する設計もあり得る。
次に更に人が前記載置台の下側に入るなどの危険を感知するための人感知センサを備えているものとすることが出来る。これは前述のセンサ類の一であるが、何よりも安全第一とするための措置である。なお別途回転ライト(安全ライト)などの付属構成を施すことも好ましい。
この発明によれば、水平姿勢の載置台を支柱に沿って上昇させるための牽引手段を備えた二輪車駐車装置としたので、下段に止まっている載置台への二輪車の出し入れは極めて容易であり、二輪車を載せた載置台は牽引手段によって支柱を昇り降りするようにしたので、女性や子供であっても容易に円滑にかつ安全に二輪車の駐車出庫を行うことが出来ると言う効果がある。
なお牽引手段が電動モータであって載置台の重量を打ち消すための薇発条が設けられている場合のように、載置台の動作がより軽くて省エネであるものもある。また牽引手段が電動モータの場合であってウォームギヤを用いている場合には、ウォームギヤとウォームホイルおよび電動モータによるトルク制御が可能となる効果がある。
以下、自転車の駐車装置を例に上げてこの発明の4つの実施例を説明するが、この発明はこれ等の実施例に限定されるものではない。
図1及び図2によりこの実施例を説明する。中空の支柱1の頂部に設けた薇発条12から引き下ろした発条板13の下端部に昇降台10が取り付けられており、この昇降台10は上記支柱1の内部をその車輪11を以て上下動可能とされている。昇降台10は支柱1に上下方向に開口された図示しない掛止孔に対してストッパ14を掛止させることで固定し得るように構成されている。
支柱1の内部の昇降台10には支柱1の外部を上下動させるための取付板2が、支柱1に上下方向に開口された図示しないスリットを通して接続されている。従って取付板2は昇降台10と共に支柱1を上下動し得る。
この取付板2にチャンネル材の開口部を上に向けた上部駐車台20が水平に取り付けられている。上部駐車台20には図1の右方から自転車の車輪を受け入れることが出来る。またこの上部駐車台20の取付板2の側のチャンネル材を挟む両側に一対の支持枠21が立設されており、自転車を転倒しないように支えることが出来る。
上部駐車台20には、チャンネル材の図1の右側に自転車の後輪を落し込むための図示しない底孔が開孔されており、この底孔に対応するチャンネル材の内側面に、図2で表す車輪キャッチャ22が巻発条23を介して取り付けられている。この車輪キャッチャ22はチャンネル材の中を通過する車輪に押されて曲がるものであるが、車輪の移動が止まると巻発条23の復元力によって元に位置に戻り、底孔に落とし込まれた後輪のスポークの間に納まる。すなわち車輪キャッチャ22は後輪を一時的に止めておくことが出来るも、上部駐車台20から自転車を出庫させる際には何ら障害にはならない。
このような支柱1と上部駐車台20との組が、図1の奥方向に等間隔で設置されるが、その支柱1の間間の床面に下部駐車台3が図1の奥方向に等間隔で設置される。このため上部駐車台20が支柱1を下降して床面に下りてきたとしても、下部駐車台3やこの上に駐車されている自転車に干渉することはないように設計されている。
下部駐車台3は床面上に脚部30を以て横設されたチャンネル材から成り、チャンネル材は開口部を上に向けて設置されており、上部駐車台20の支持枠21や車輪キャッチャ22と同様の支持枠31と車輪キャッチャ32とを有する。
さて自転車を上部駐車台20に上げるには、上部駐車台20を支柱1に沿って地面まで下す必要がある。使用者が上部駐車台20に手を掛けて、上部駐車台20すなわち昇降台10を引き下ろすと、薇発条12から発条板13が引き出されるが、そのまま上部駐車台20から手を離したのでは発条板13は薇発条12に巻き戻されてしまうので、上部駐車台20から手を離すに先立ってストッパ14を掛止させるようにする。その後チャンネル状の上部駐車台20の上に自転車を前輪から進入させて、ストッパ14を外すようにすると、発条板13は薇発条12に巻き戻されて上部駐車台20は支柱1を上昇して、支柱1の上部で停止する。これで自転車の駐車動作は終了するのであるが、この間に自転車はその後輪が上記底孔と車輪キャッチャ22とによって跳ね上がったり後退したりするようなことが抑えられ、前輪周りは左右一対の支持枠21によって支持されて安定している。
なお下部駐車台3に関して、脚部30にキャスタを用いて脚部30の下にガイドレールを敷設することによって、下部駐車台3が隣り合う方向に移動自在となる構成が可能である。この構成によれば、たくさんの下部駐車台3を詰めることが可能になる。下部駐車台3からの出庫時には、左右に隣り合う下部駐車台3を左右方向に移動させて間を広げるようにすることが出来る。また上部駐車台20を引き下ろす際には、下部駐車台3が真下にあるのであればそれを左右方向に移動させるようにすれば良い。
図3により説明するこの実施例は、上述した実施例1に於ける上部駐車台20を支柱1に沿って引き上げる薇発条12と発条板13との代わりに、重錘45と牽引索44とにより上部駐車台20を支柱4に沿って引き上げるようにするものである。
中空の支柱4の頂部に設けた回転軸43で回動する滑車42には牽引索44が架けられており、牽引索44の一端部は支柱4の背面を上下動可能な重錘45に接続され、他端部は上記支柱4の内部をその車輪41を以て上下動可能とされた昇降台40に接続されている。昇降台40は支柱4に上下方向に開口された図示しない掛止孔に対しストッパ46を掛止させることで固定し得るように構成されている。
支柱4の内部の昇降台40には支柱4の外部を上下動する取付板2が、支柱4に上下方向に開口された図示しないスリットを通して接続されている。この取付板2にチャンネル材の開口部を上に向けた上部駐車台20が水平に取り付けられている。従って上部駐車台20は昇降台40と共に支柱4を上下動し得る。
使用者が上部駐車台20に手を掛けて、上部駐車台20すなわち昇降台40を引き下ろすと、昇降台40に接続されている牽引索44が滑車42を回って重錘45を引き上げるので、上部駐車台20が地面に下りた所でストッパ46を掛止させる。その後チャンネル状の上部駐車台20の上に自転車を前輪から進入させて、ストッパ46を外すようにすると、上部駐車台20は重錘45に牽引されて支柱4を上昇して支柱4の上部で停止する。
図4により説明するこの実施例は、上述した実施例2に於ける上部駐車台20を支柱4に沿って引き上げる重錘45と牽引索44との代わりに、電動モータ52と牽引索54とにより上部駐車台20を支柱5に沿って引き上げるようにするものである。
中空の支柱5の頂部に設けた電動モータ52の回転軸に取り付けた滑車53には牽引索54が捲回されており、この牽引索54の端部は上記支柱5の内部をその車輪51を以て上下動可能とされている昇降台50に接続されている。昇降台50は支柱5に上下方向に開口された図示しない掛止孔に対してストッパ59を掛止させることで固定し得るように構成されている。
支柱5の内部の昇降台50には支柱5の外部を上下動する取付板2が、支柱5に上下方向に開口された図示しないスリットを通して接続されている。この取付板2にチャンネル材の開口部を上に向けた上部駐車台20が水平に取り付けられている。従って上部駐車台20は昇降台50と共に支柱5を上下動し得る。
この実施例では昇降台50が、支柱5の背面を上下動可能な重錘58に、支柱5の頂部に設けた回転軸56で回動する滑車55に架けた牽引索57を以て接続されている。この重錘58の重量は昇降台50と上部駐車台20とを風袋とする重量とほぼ同一となるように設定してある。従って自転車の載っていない上部駐車台20を昇降させるのに大きな力は要らず、電動モータ52はほぼ自転車の重量を上げ下げ出来れば良いことになる。なお風袋を打ち消すために重錘58の代わりに、例えば実施例1で説明したような薇発条12を利用しても良い
使用者は地面に下りているチャンネル状の上部駐車台20の上に自転車を前輪から進入させて、図示しない駐車スイッチをONにすると、電動モータ52が動作し、滑車53が回転して牽引索54を巻き揚げる。これにより自転車を載せた上部駐車台50は支柱5を上昇し、支柱5の上部で停止して電動モータ52が自動的にOFF状態になり駐車が完了する。またこの時、支柱5の図示しない掛止孔に対しストッパ59が掛止されて、昇降台50が固定される。
次に出庫するに当たっては図示しない出庫スイッチをONにすると、上記ストッパ59が外れると共に電動モータ52の滑車53が逆転し、自転車を載せた上部駐車台20が支柱5を下降し、上部駐車台20が地面に下りた所で電動モータ52が自動的にOFF状態になる。使用者は自転車を上部駐車台20から出庫させる。なお上部駐車台20は上昇する際にも下降する際にも、重錘58と牽引索57とによりその重量が打ち消されるため、電動モータ52は実質的に自転車の重量に対して作用すれば良いことになる。
図5乃至図8により説明するこの実施例は、上述した実施例4に於ける上部駐車台20を支柱5に沿って引き上げる電動モータ52と牽引索54との代わりに、電動モータ61とウォームギヤ63とウォームホイル65とにより上部駐車台26、27を支柱6に沿って昇降させるようにするものである。なお支柱6の頂部には後述する赤色灯の回転ライト66が取り付けられている。
中空の支柱6の内部には垂直姿勢でウォームギヤ63が設けられており、ウォームギヤ63の下端部は軸受け64に取り付けられている。また中空の支柱6の頂部には、回転軸を下方に向けて、ギヤボックス62を介してウォームギヤ63の上端部に接続する、電動モータ61が設置されている。このウォームギヤ63には、昇降台60に設けたウォームホイル65が噛合しており、この昇降台60は支柱6の内部を上下動し得るように設けられている。
この実施例では電動モータ61に駆動されるウォームギヤ63と、昇降台60に設けたウォームホイル65とを組み合わせた構成を採用している。このウォームギヤ63の回転はウォームホイル65に円滑に伝達される一方で、ウォームホイル65の回転はウォームギヤ63を回転させにくいと言う性質がある。すなわち電動モータ61の回転により昇降台60は容易に円滑に昇降するのに対して、電動モータ61の停止中に昇降台60を昇降させようとする外力に対しては強い抵抗力を示して、実質的には昇降台60を昇降させることは難しいのである。これは一種のブレーキ機能であり、あるいは一種のロック機能である。なおウォームホイル65のある昇降台60には、上部駐車台26、27による回転モーメントの力が働くが、ウォームギヤ63とウォームホイル65との噛合にはこの力が考慮された設計となっているのは言うまでもない。
支柱6の内部の昇降台60には支柱6の外部を上下動させるための取付板25が、支柱6に上下方向に開口された図示しないスリットを通して接続されている。このため取付板25は昇降台60と共に支柱6を上下動し得る。
この取付板25に、チャンネル材の開口部を上に向けた上部駐車台26、27が水平に取り付けられている。上部駐車台26、27は回動軸28を以て、上部駐車台27が上部駐車台26の上に折り畳めるように構成されている。このため支持枠29も図示するような構成の折り畳み自在なものとなっている。なお上部駐車台26、27は、下段へ自転車を駐車したいと言う場合や、使用者の安全確保を行いたい場合など、何らかの理由で使用者の頭上を開けたいような場合に、上部駐車台27を上部駐車台26の上に非電動で折り畳めるように構成されている。この折り畳みの動作を電動モータ駆動によって自動化させる構成も可能である。さて折り畳み状態から開いて直線状にした状態の上部駐車台26、27には、図5の右方から自転車の車輪を受け入れることが出来る。支持枠29は取付板25から上部駐車台27の前端部に掛けてチャンネル材の両側に一対で立設されており、自転車を転倒しないように支えることが出来る。
上部駐車台27には、チャンネル材の図5の右側に自転車の後輪を落し込むための図示しない底孔が開孔されており、この底孔に対応するチャンネル材の内側面に、図示しない巻発条を介して車輪キャッチャ22が取り付けられている。この車輪キャッチャ22は、底孔に落とし込まれた後輪のスポークの間に納まって、後輪を一時的に止めておくことが出来る。
図6は上記電動モータ61などを制御するための制御装置7をブロック図にて表わしたものである。この内トルク制御部70は、モータ制御部71やトルク計測部72や過負荷検知部73や報知部74を統合的に制御するためのものである。モータ制御部71は設定にしたがって電動モータ61の回転数や昇降速度などを適正に保つ。この状態のトルクはトルク計測部72によって計測されており、例えば電動モータ61が動作中に上部駐車台26を止めようとするような外力が加わったような場合にはトルクはトルク計測部72の計測結果から過負荷検知部73がこの外力を検知してトルク制御部70に伝える。この他上部駐車台27の先端部の下側に取り付けた人感知センサ24が、上部駐車台27の下へ使用者が入ったことを感知した場合にも、このことはトルク制御部70に伝えられる。
図7のトルク制御(1)の例では、トルク計測部72は載置台すなわち主に昇降台60と上部駐車台26、27と自転車との合計重量を計測し、この合計重量を更に重くするような、あるいは軽くするような外力が自転車や上部駐車台26、27などに加えられるかどうかを過負荷検知部73で監視し(ステップS1)、設定量以上の外力が加わったことを過負荷検知部73が検知した場合には、このことをトルク制御部70に伝えて、トルク制御部70はモータ制御部71に電動モータ61の回転を停止させる(ステップS2)。なおこの際にトルク制御部70は報知部74に上記回転ライト66を点灯させる。
また図8のトルク制御(2)の例では、トルク計測部72は載置台すなわち主に昇降台60と上部駐車台26、27と自転車との合計重量を計測し、この合計重量を更に重くするような、あるいは軽くするような外力が自転車や上部駐車台26、27などに加えられるかどうかを過負荷検知部73で監視し(ステップS3)、設定量以上の外力が加わったことを過負荷検知部73が検知したような場合には、このことをトルク制御部70に伝えて、トルク制御部70はモータ制御部71に電動モータ61を上昇させる、すなわち使用者の安全確保のために使用者の頭部から上部駐車台26、27などを離すように動作させる(ステップS4)。なおこの際にトルク制御部70は報知部74に上記回転ライト66を点灯させる。
上述した実施例では自転車の入出庫を取り扱ったが、この発明は原動機付自転車や電動バイクなどにもその用途を広げることが可能である。
1 支柱
10 昇降台
11 車輪
12 薇発条
13 発条板
14 ストッパ
2 取付板
20 上部駐車台
21 支持枠
22 車輪キャッチャ
23 巻発条
24 人感知センサ
25 取付板
26 上部駐車台
27 上部駐車台
28 回動軸
29 支持枠
3 下部駐車台
30 脚部
31 支持枠
32 車輪キャッチャ
4 支柱
40 昇降台
41 車輪
42 滑車
43 回転軸
44 牽引索
45 重錘
46 ストッパ
5 支柱
50 昇降台
51 車輪
52 電動モータ
53 滑車
54 牽引索
55 滑車
56 回転軸
57 牽引索
58 重錘
59 ストッパ
6 支柱
60 昇降台
61 電動モータ
62 ギヤボックス
63 ウォームギヤ
64 軸受け
65 ウォームホイル
66 回転ライト
7 制御装置
70 トルク制御部
71 モータ制御部
72 トルク計測部
73 過負荷検知部
74 報知部
10 昇降台
11 車輪
12 薇発条
13 発条板
14 ストッパ
2 取付板
20 上部駐車台
21 支持枠
22 車輪キャッチャ
23 巻発条
24 人感知センサ
25 取付板
26 上部駐車台
27 上部駐車台
28 回動軸
29 支持枠
3 下部駐車台
30 脚部
31 支持枠
32 車輪キャッチャ
4 支柱
40 昇降台
41 車輪
42 滑車
43 回転軸
44 牽引索
45 重錘
46 ストッパ
5 支柱
50 昇降台
51 車輪
52 電動モータ
53 滑車
54 牽引索
55 滑車
56 回転軸
57 牽引索
58 重錘
59 ストッパ
6 支柱
60 昇降台
61 電動モータ
62 ギヤボックス
63 ウォームギヤ
64 軸受け
65 ウォームホイル
66 回転ライト
7 制御装置
70 トルク制御部
71 モータ制御部
72 トルク計測部
73 過負荷検知部
74 報知部
Claims (8)
- 支柱と、この支柱に水平に且つ昇降自在に設置された二輪車両の載置台と、この載置台を上昇させるための牽引手段とから成る二輪車駐車装置。
- 前記牽引手段が薇発条であり、この薇発条の牽引端部に前記載置台が取り付けられている、請求項1に記載の二輪車駐車装置。
- 前記牽引手段が重錘であり、牽引索の一側に前記載置台が、他側に前記重錘が取り付けられている、請求項1に記載の二輪車駐車装置。
- 前記牽引手段が電動モータであり、この電動モータの回転軸に巻かれた牽引索の牽引端部に前記載置台が取り付けられている、請求項1に記載の二輪車駐車装置。
- 前記牽引手段が電動モータであり、この電動モータの回転軸にウォームギヤが取り付けられておりこのウォームギヤに噛合するウォームホイルが前記載置台が設けられている、請求項1に記載の二輪車駐車装置。
- 前記電動モータの回転制御または前記電動モータに掛かる負荷の計測制御を行うためのトルク制御装置を含む、請求項4または請求項5に記載の二輪車駐車装置。
- 前記載置台を風袋としてこの風袋重量を打ち消すための薇発条または重錘が設けられている、請求項2乃至請求項6の何れか一に記載の二輪車駐車装置。
- 更に人が前記載置台の下側に入るなどの危険を感知するための人感知センサを備えている、請求項1に記載の二輪車駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017170663A JP2019034704A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 二輪車駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017170663A JP2019034704A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 二輪車駐車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019034704A true JP2019034704A (ja) | 2019-03-07 |
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ID=65636579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017170663A Pending JP2019034704A (ja) | 2017-08-18 | 2017-08-18 | 二輪車駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019034704A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110615053A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-27 | 江苏省相城中等专业学校 | 一种自行车存取装置 |
KR20210054853A (ko) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 양영두 | 자동차 주차용 리프트장치 |
JP7186480B1 (ja) * | 2022-10-04 | 2022-12-09 | 株式会社Cpm | 上下2段式駐輪施設 |
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2017
- 2017-08-18 JP JP2017170663A patent/JP2019034704A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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