JP2001151307A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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JP2001151307A
JP2001151307A JP33657999A JP33657999A JP2001151307A JP 2001151307 A JP2001151307 A JP 2001151307A JP 33657999 A JP33657999 A JP 33657999A JP 33657999 A JP33657999 A JP 33657999A JP 2001151307 A JP2001151307 A JP 2001151307A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】停電時やスタッカクレーンの故障時に格納庫に
荷物を手作業で出し入れすることを、高所でも安全かつ
容易に行える自動倉庫を提供する。 【手段】相対向して配置した格納庫2の前面に、人の背
丈程度の高さに位置した支持レール21を設ける。格納庫
2の端部に、支持レール21に連続した状態で鉛直状に延
びるエンドレール23を設ける。作業台17には、支持レー
ル21及びエンドレール23に転動自在に嵌まる車輪を設け
る。手作業での荷物の出し入れを行う場合は、作業台17
を支持レール21のみで支持した水平状態にする。自動倉
庫の運転中は、作業台17はエンドレール23に沿って鉛直
状の退避姿勢にしておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棚を多段に設けた
格納庫と、スタッカクレーンのような移載装置とを備え
た自動倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタッカクレーン式の自動倉庫は、スタ
ッカクレーンが走行する走行通路を挟んだ両側に格納庫
を配置した構造になっており、格納庫には、荷物が載る
棚を多段に配置している。
【0003】各段の棚は間口方向に細かく仕切られてい
ることが多く、このため格納庫は全体としてマトリック
ス状に形成されていることが多い。また、棚の形状はス
タッカクレーンにおけるピッキング装置の構造によって
異なっており、全体に板が張られて荷物の底面の全体を
支持する平棚形式のものや、荷物(コンテナ)を左右両
側部のみで支持するブラケット形式などがある。
【0004】この自動倉庫において、停電時したりスタ
ッカクレーンが故障したりした場合に手作業で荷物の取
り出しや格納をしなければならない場合がある。また、
格納庫内の荷物を点検したり、ずれ移動した荷物を元の
位置に戻したり、或いは格納庫自体の保守・点検を行っ
たりというような作業をする必要もある。
【0005】しかし、自動倉庫は一般に6〜7m以上の
高さがあるため、人の手が届かないような高いところで
荷物の人が種々の作業を行えるようにする必要がある。
【0006】この点について従来は、両格納庫の間の通
路を移動し得る移動梯子が使用されており、起動梯子
は、スタッカクレーンを運転している通常時には、格納
庫の端部に設けた退避場所に収納している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、移動梯子に、
作業者の安全のため、人を囲うフレームを設けているた
め、人は身体を自由に動かしづらく、このため、作業が
しにくいという問題があった。
【0008】また、作業位置を変更するには移動梯子を
小刻みに移動させなければならないため、作業位置の変
更が面倒かつ危険であるという問題もあった。更に、移
動梯子を収納するためのスペースを格納庫の端部に別に
設けなければならないため、スペースの使用効率が悪い
という問題もあった。
【0009】本発明は、これらの問題を改善することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
荷物が載る棚を多段に設けた格納庫と、格納庫の任意の
部位に荷物を出し入れするためのスタッカクレーン等の
移載装置とを備えた自動倉庫において、格納庫の前面箇
所でしかも地面(床面)に立った人の手が届かないよう
なある程度以上高い所において人が載って作業できるあ
る程度の面積を有する台手段を、移載装置の移動の邪魔
にならない箇所に移動させ得るようにして設けている点
に特徴を有する。
【0011】台手段は、人が立って安定して作業をでき
る広さがあれば足りるが、数歩歩くことのできる程度以
上の面積があるのが好ましい。
【0012】請求項2の発明に係る自動倉庫は、請求項
1の下位概念であり、一対の格納庫を、前記移載装置の
走行通路を挟んだ両側に相対向して配置し、両格納庫の
前面の同じ高さ位置に、前記台手段の一例としての板状
の作業台を水平動自在に支持する支持レールを設け、支
持レールの両端部のうち移載装置の走行の邪魔にならな
い一端部に、載置台を鉛直状の姿勢に変更させ得る姿勢
変更許容手段を設けている。
【0013】請求項3の発明に係る自動倉庫も請求項1
を具体化したものであり、一対の格納庫を、前記移載装
置の走行通路を挟んだ両側に相対向して配置し、両格納
庫の前面の同じ高さ位置に、前記台手段としての板状の
作業台を水平動自在に支持する支持レールを設け、更
に、前記両格納庫の外周部に、前記支持レールと連続し
た退避用レールを、当該退避用レールと前記支持レール
とに作業台を自在に移行させ得るようにして設けてい
る。
【0014】請求項3においては、作業台は、シャッタ
ー扉のように多数の単位支持体を屈曲自在に連設した形
態にすることにより、格納庫の全長にわたって延びる長
さに設定することが可能となる。
【0015】請求項4の発明に係る自動倉庫では、人又
は台手段が移載装置の走行通路に入っていることを検知
するセンサー手段を設け、このセンサー手段がONにな
ると前記移載装置が走行不能の状態になるように回路を
遮断するインターロック手段を設けている。
【0016】
【発明の作用・効果】いずれの請求項においても、人は
ある程度の面積を有する台手段に載って作業を行うもの
でるため、身体を自由に動かすことができ、その結果、
停電時又は移載装置故障時の荷物の出し入れ作業やメン
テナンス等の作業を容易に行うことができ、延いては作
業能率も向上できる。
【0017】また、台手段の長さを長くしたり、請求項
2のように作業台を格納庫の前面に沿って移動自在に設
けたり、或いは、請求項3の構成の下で作業台を格納庫
の間口寸法と略同じ長さに設定したりすることにより、
作業場所を変更することが容易となり、この点からも作
業能率を向上させることができる。
【0018】更に、作業台は板状のような薄形に形成で
きるため、請求項2のように格納庫の端部に立てた状態
で配置したり、請求項3のように格納庫の外周部の箇所
に配置したりすることが簡単にでき、このため、作業台
を設けたことによって自動倉庫の設置スペースが増える
ことを回避することが可能となる。
【0019】請求項4のように構成すると、例えば停電
中に人が作業をしているときに、停電が復旧してスタッ
カクレーン等の移載装置が暴走するような事故を防止で
きるため、安全性を格段に向上させることができる。
【0020】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0021】(1).第1実施形態(図1〜図7) 図1〜図7では第1実施形態を示している。この実施形
態はスタッカクレーン方式の自動倉庫に適用しており、
先ず、図1及び図2に基づいて全体の概要を説明する。
【0022】≪概要≫図1は自動倉庫を入出庫部1の方
向から見た概略斜視図、図2は自動倉庫を入出庫部と反
対側の端部から見た概略斜視図であり、これらの図に示
すように、自動倉庫は、相対向して配置した一対の格納
庫2と、両格納庫2の間の通路を走行するスタッカクレ
ーン3とを備えている。両格納庫2は、多数本の支柱4
と桟部材5とによって骨組みが構成されており、多数段
の棚6を備えている。
【0023】本実施形態の棚6は全体に板を張った平棚
形式に構成されており、各段の棚6は多数本の支柱4で
仕切られており、このため、単位収納部7が間口方向に
沿って多数並んでいる。各棚6の前面部には、棚板を支
持するフロントフレーム8が間口方向に沿って延びてい
る。フロントフレーム8は通路に向けて開口している
(コ字状など、他の形状でも良い)。
【0024】通路の地面には地レール9が配置されてい
る一方、通路の上面箇所には、両格納庫を繋ぐ天フレー
ム10を介して天レール11が配置されている。
【0025】スタッカクレーン3は、地レール9上を走
行する台車12と、台車12に立設したマスト(コラ
ム)13と、マスト13に昇降自在に設けた荷台14と
を備えている。図示していないが、荷台14には、当該
荷台14の荷物載置部と棚6との間に荷物を移し替るた
めのピッカーを設けている。
【0026】本形態の場合、棚6が平棚形式であるた
め、ピッカーは荷物の側方又は上方に沿って棚6内に進
退動することになる。なお、ピッカーはどのような構造
でも良い。
【0027】入出庫部1には、平面視で格納庫2と直列
状に配置した一対の入出庫コンベヤ15が延びている。
【0028】≪作業台≫図2に示すように、自動倉庫
は、通路の外側に退避させ得る作業台17(これは作業
用台車又は作業用デッキ若しくは作業用プラットフォー
ムと言い換えても良い)を設けている。この点を、図3
以下の図面も参照して説明する。
【0029】図3は作業台17を使用している状態での
自動倉庫の平断面図、図4は作業台17を使用している
状態での破断斜視図、図5は作業台17の構造を示す破
断斜視図、図6は図3のVI−VI視断面図、図7のうち
(A)は図3の VII-VII視断面図、 (B)は (A)の B-B視断
面図、 (C)は変形例を示す図である。
【0030】作業台17は、外周を矩形のフレーム18
で囲ったデッキ板19と、フレーム18の両端部に設け
た防護柵20とを備えておいる。デッキ板19はフレー
ム18の下部に固着されており、防護柵20はフレーム
18で囲われて凹所に倒すことができる。図では詳細は
示していないが、作業台17には、防護柵20を起こし
た姿勢と倒した姿勢とに選択的に保持し得るロック手段
を設けている。
【0031】なお、本例では、作業台17は人(一般成
人)の身長程度の長さに設定している(2〜3mでも良
い)。
【0032】両格納庫2の前面のうち、地面(又は床)
に立った人が手作業で荷物の出し入れを行えない程度の
高さに位置したフロントレール8を支持レール21と成
し、これら両支持レール21の内部に、作業台17の前
後両端に設けた車輪22を転動自在に嵌め入れている。
【0033】図2,3,7に示すように、自動倉庫のう
ち入出庫部1と反対側の端部には、請求項2に記載した
姿勢変更許容手段の一例として、支持レール21に連続
した状態で下向きに延びるエンドレール23を設けてい
る。
【0034】従って、図7(A)に一点鎖線で示すよう
に、作業台17の車輪22は支持レール21とエンドレ
ール23とに自在に移行でき、その結果、作業台17
は、エンドレール23に沿って延びる鉛直姿勢と、支持
レール21のみで支持された水平姿勢とに自在に姿勢・
位置を変更できる。
【0035】図7に示す符号24は、両格納庫2を端部
において繋ぐ端部連結フレームであり、言うまでもない
が、エンドレール23は端部連結フレーム24の外側に
位置している。
【0036】図3に例示するように、格納庫2の端部の
ような適宜箇所に、人が通路に入るとこれを検知するた
め、熱線感知センサーや光電スイッチ等のセンサーSを
設けており、このセンサーSがONになったら、スタッ
カクレーン3が走行不能となるようにしたインターロッ
ク手段と成している。いったんインターロックが入る
と、人が手作業で解除しないと、スタッカクレーン3を
駆動させることはできない。また、インターロック手段
は停電中でも作動し、停電が復旧してもスタッカクレー
ン3のモータ類には通電しない。
【0037】≪使用方法≫以上の説明から既に理解でき
るように、自動倉庫を運転中は、作業台17は防護柵2
0を内側に折り畳んだ状態でエンドレール23の箇所に
起立状態で退避させておく。この場合、作業台17が通
路の端部を塞ぐ安全柵の役割を果たす利点がある。
【0038】そして、メンテナンス等の作業を行う場合
は、スタッカクレーン3を入出庫部1に移動させてか
ら、作業台17を持ち上げて支持レール21に移行さ
せ、所望の箇所に移動させて作業を行えば良い。この場
合、作業者は広々とした場所で自由に身体を動かせるた
め、作業を楽な姿勢で容易に行うことができる。
【0039】なお、作業台17への乗り降りは、通常の
梯子又は脚立を使用して行っても良いし、格納庫2の端
部に別途乗り降り用の梯子を設けても良い。
【0040】人が作業台17に載った状態のままで、格
納庫2のフロントフレーム10や支柱4などに手を掛け
て引いたり押したりすることにより、作業台17を自在
に水平移動させることができるため、作業位置の変更も
容易である。防護柵23があるため、作業や移動を安全
に行うことができる。また、作業台17の長さは長いた
め小刻みに移動させる必要はなく、この点からも、作業
能率と安全性を向上できる。なお、車輪を駆動するモー
タを設けても良い。
【0041】図面では単純化のため作業台17を一段し
か設けていないが、自動倉庫の高さに応じて作業台17
を複数段設けても良い。複数段の作業台17を設ける場
合、各段の作業台17で安全に作業を行うためには、人
が直立しても上段の作業台17に当たらないような間隔
(例えば2m程度)で配置するのが好ましい。
【0042】支持レール21を例えば2mおき程度に複
数段設けて、各支持レール21を1本のエンドレール2
3に接続することにより、1台の作業台17を任意の段
の支持レール21に移行させ得るように構成しても良
い。
【0043】実施形態のようにフロントフレーム8を支
持レール21に兼用すると、特別のレールを設ける必要
がないためコストを抑制することができる利点がある。
【0044】更に、図7(A)に一点鎖線で示すよう
に、支持レール21の端部に、当該支持レール21内に
進退動自在なストッパー25を設けておくと、人が載っ
たままで作業台17の姿勢が変わる事故を防止できるた
め、安全性を向上できる利点がある。
【0045】また、作業中になんらかの弾みで作業台1
7が動くのを防止するため、作業台17には、車輪をロ
ックするブレーキ手段や、支持レール21を掴持するク
ランプ手段のようなロック機構を設けるのが好ましい。
【0046】本例では、姿勢変更許容手段としては、エ
ンドレール23を設けることには限らず、支持レール2
1の端部を開放させても良いのであり、これによっても
作業台17を鉛直状の退避姿勢とすることができる。ま
た、作業台17を支持レール21から完全に抜き外すよ
うに構成しても良い。
【0047】インターロック手段のセンサー手段は、通
路のどこに人がいても検知し得るように複数個設けても
良いし、また、作業台17をエンドレール23から移動
させることを検知するリミットスイッチなどでも良い
し、更に、これらを併用しても良い。
【0048】≪変形例≫図7(C)に示すように、棚6
が荷物(コンテナ)の左右端部のみを支持するブラケッ
ト方式の場合、棚6の下方の空間をスタッカクレーン3
のピッカーが通るようになっていることが多いが、この
場合は、支持レール21とその上段の棚6との間に、ス
タッカクレーン3のピッカーが通る間隔寸法Sの隙間を
空けておいたら良い。
【0049】(2).第2実施形態(図8〜図10) 図8〜図10は請求項3に対応した第2実施形態を示し
ており、図8は概念図、図9は作業台17の部分平面
図、図10は支持レール21と退避用レール26との接
続部の正面図である。
【0050】この実施形態では、作業台17は、図9に
示すように、格納庫2の間口方向に沿って延びる多数枚
の単位支持体17aを屈曲自在に連結して、その連結部
にそれぞれローラ29を設けることにより、シャッター
扉のような構造になっている。また、作業台17は、全
体として格納庫2の間口のほぼ全長にわたって延びる長
さに設定している。
【0051】他方、相対向した格納庫2の前面の適宜高
さ位置(すなわち、地面から1.5〜2mおき程度の高
さ位置)に、ローラ29が嵌まる支持レール21を設
け、更に、格納庫2の外周部には、支持レール21と連
続した状態で格納庫2を囲うように延びる退避レール2
6を設けている。言うまでもないが、退避レール26は
支持レール21と同じ断面形状になっている。
【0052】この例では、自動倉庫の運転中は、作業台
17は格納庫2の外周面に移動させておき、メンテナン
ス等の作業に際しては支持レール21に沿って引き出
す。作業台17の出し入れは手作業で行っても良いし、
モータ等の動力で駆動しても良い。
【0053】この例では、作業台17は格納庫の間口の
全長にわたって延びているため、いわば作業台17は人
が自由に歩ける歩廊の状態を呈しており、このため、作
業を安全かつ極めて容易に行うことができる利点があ
る。
【0054】(3).第3実施形態(図11〜図13) 図11〜図13では第3実施形態を示しており、図11
は概略側断面図、図12のうち (A)は図11の A-A視断
面図、 (B)はレールの断面図、図13のうち (A)は退避
状態を示す図、 (B)は棚の形態を示す図である。
【0055】この実施形態では作業台17はゴンドラ方
式になっている。すなわち、通路の天井部に、天レール
11を挟んだ両側に位置した2本の吊りレール38を設
ける一方、作業台17のうち前後左右の4か所に吊り部
材29を設け、吊り部材29の上端に設けたコロ30を
吊りレール38に転動自在に嵌め入れている。
【0056】各吊り部材29は格納庫2の間口方向に自
在に回動することができる。また、前後の吊り部材29
は着脱自在な連結杆31で繋いでいる(姿勢を安定させ
るためである)。
【0057】この例では、退避状態では、作業台17
は、図13(A)に示すように、一対の吊り部材29の
みを吊りレール28に引っかけた状態にして、全体とし
て伸ばした状態にしている(この状態では連結杆31は
取り外す)。
【0058】このゴンドラ方式の場合は格納庫2の前面
にレールを設ける必要はないため、図13(B)に示す
ブラケットタ式の棚にも支障無く適用できる利点があ
る。吊り部材29で吊支することに代えて、ワイヤーや
チェーンで吊っても良い(この場合は、昇降用のモータ
を設けて高さ自在に調節できるようにするのが好まし
い)。また、作業台17はモータで水平移動させても良
い。
【0059】(4).第4実施形態(図14〜図16) 図14〜図16では第4実施形態を示してりお、図14
は概略平面図、図15は概略断面図、図16は図14の
XVI−XVI視断面図である。
【0060】この実施形態は、第2実施形態に類似して
おり、作業台17は、多数の単位支持体17aを屈曲自
在に連結することによって間口寸法とほぼ同じ長さに設
定している。また、図15に大雑把に示すように、格納
庫2の外周には、作業台17の移動をガイドする退避レ
ール26を設けている。
【0061】他方、格納棚6の間口に位置した各支柱4
に、上向き鉤状の支持部材32を設ける一方、作業台1
7を構成する各単位支持体17aに、支持部材32に上
方から嵌まる側片33を設けている。各単位支持体17
aは、隣合った支柱4の支持部材32に跨がって嵌まる
長さに設定している。
【0062】この例では、例えばワイヤーで引っ張る等
して、作業台17を順次支柱4の支持部材32に引っ掛
けていくことにより、作業台17を通路の全体にわたっ
て配置することができる。そして、本例でも格納庫2の
前面には水平状の支持レールを設ける必要はないため、
棚6がブラケット方式に形成されている既設の自動倉庫
についても、歩廊状の作業台17を設けることができ
る。
【0063】鉤状の支持部材32に代えてローラを設
け、このローラで作業台17を支持しても良い。
【0064】(5).第5〜第6実施形態(図17〜図18) 図17に示す第5実施形態では、作業台17を、一方の
格納庫8の支持レール(又はフロントフレーム8)のみ
で支持している。この場合、安定のため、下段又はフロ
ントレール8に当たるコロ35を設けている。
【0065】この第5実施形態では、車輪22を支持レ
ール(フロントフレーム8)から抜き外すことにより、
作業台17を通路から取り出したら良い。通路から取り
出した作業台17は適当な場所に保管しておいたら良
い。
【0066】図18に示す第6実施形態では、作業台1
7を各段の棚6の内部に収納している。この場合は、棚
6の下面にスライド自在(矢印A参照)に配置したり、
棚6の下面の箇所に回動自在に設けたり(矢印B参
照)、背面に収納して倒してからスライドすることによ
って引き出すようにしたりするなど、様々の態様にする
ことができる。作業台7のガイド手段や支持手段は省略
している。
【0067】なお、図18の場合、何れの出し入れ手段
においても、使用状態での強度を確保するためには、通
路に引き出した作業台17は両方の格納庫2で支持する
のが好ましい。
【0068】(6).その他 本発明は上記の形態の他にも様々の形態に具体化でき
る。例えば、作業台の形状や長さは必要に応じて自在に
設定できる。
【0069】また、台手段としては、足付きの台とし
て、これを、移載装置の走行通路に入れて使用しても良
い。この場合、移動を容易にするために台に車輪を設け
るのが好ましく、また、台には乗り降りようの階段又は
梯子を設けるのが好ましい。
【0070】本発明はスタッカクレーン方式の自動倉庫
のみでなく、各棚の段ごとに台車を配置した自動倉庫な
ど、他の方式の自動倉庫にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫を入出庫部の方向から見た概略斜視図
である。
【図2】自動倉庫を入出庫部と反対側の端部から見た斜
視図である。
【図3】作業台を使用している状態での自動倉庫の平断
面図である。
【図4】作業台を使用している状態の破断斜視図であ
る。
【図5】作業台の構造を示す破断斜視図である。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】(A)は図3の VII-VII視断面図、 (B)は (A)の
B-B視断面図、 (C)は変形例を示す図である。
【図8】第2実施形態を示す概念図である。
【図9】第2実施形態における作業台の部分平面図であ
る。
【図10】第3実施形態における支持レールと退避用レー
ルとの接続部の正面図である。
【図11】第3実施形態の概略側断面図である。
【図12】(A)は図11の A-A視断面図、 (B)はレールの
断面図である。
【図13】(A)は作業台の退避状態を示す図、 (B)は棚の
形態を示す図である。
【図14】第4実施形態の概略平面図である。
【図15】第4実施形態を間口方向から見た概略断面図で
ある。
【図16】図14のXVI−XVI視断面図である。
【図17】第5実施形態の断面図である。
【図18】図6実施形態の断面図である。
【符号の簡単な説明】
1 入出庫部 2 格納庫 3 スタッカクレーン 6 棚 13 マスト 14 荷台 17 作業台 19 デッキ板 20 防護柵 21 支持レール(フロントフレーム) 22 車輪 23 エンドレール(退避レール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 春美 大阪市城東区今福東1丁目4番12号 株式 会社イトーキクレビオ内 Fターム(参考) 3F022 FF01 JJ09 MM05 MM11 MM52 QQ08 QQ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物が載る棚を多段に設けた格納庫と、格
    納庫の任意の部位に荷物を出し入れするためのスタッカ
    クレーン等の移載装置とを備えており、 更に、格納庫の前面箇所でしかも地面(床面)に立った
    人の手が届かないようなある程度以上高い所において人
    が載って作業できるある程度の面積を有する台手段を、
    移載装置の移動の邪魔にならない箇所に移動させ得るよ
    うにして設けている、自動倉庫。
  2. 【請求項2】一対の格納庫を、前記移載装置の走行通路
    を挟んだ両側に相対向して配置し、両格納庫の前面の同
    じ高さ位置に、前記台手段の一例としての板状の作業台
    を水平動自在に支持する支持レールを設け、支持レール
    の両端部のうち移載装置の走行の邪魔にならない一端部
    に、載置台を鉛直状の姿勢に変更させ得る姿勢変更許容
    手段を設けている、請求項1に記載した自動倉庫。
  3. 【請求項3】一対の格納庫を、前記移載装置の走行通路
    を挟んだ両側に相対向して配置し、両格納庫の前面の同
    じ高さ位置に、前記台手段としての板状の作業台を水平
    動自在に支持する支持レールを設け、更に、前記両格納
    庫の外周部に、前記支持レールと連続した退避用レール
    を、当該退避用レールと前記支持レールとに作業台を自
    在に移行させ得るようにして設けている、請求項1に記
    載した自動倉庫。
  4. 【請求項4】人又は台手段が移載装置の走行通路に入っ
    ていることを検知するセンサー手段を設け、このセンサ
    ー手段がONになると前記移載装置が走行不能の状態に
    なるように回路を遮断するインターロック手段を設けて
    いる、請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載した
    自動倉庫。
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