JP2002370807A - 高層収納棚 - Google Patents

高層収納棚

Info

Publication number
JP2002370807A
JP2002370807A JP2001175913A JP2001175913A JP2002370807A JP 2002370807 A JP2002370807 A JP 2002370807A JP 2001175913 A JP2001175913 A JP 2001175913A JP 2001175913 A JP2001175913 A JP 2001175913A JP 2002370807 A JP2002370807 A JP 2002370807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platform
storage
storage shelf
rise
shelves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001175913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4929535B2 (ja
Inventor
Tetsuya Miya
哲也 宮
Yoichi Sugita
陽一 杉田
Masanao Murata
正直 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP2001175913A priority Critical patent/JP4929535B2/ja
Publication of JP2002370807A publication Critical patent/JP2002370807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4929535B2 publication Critical patent/JP4929535B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層収納棚の高さに関係なく、高層収納棚全
域にわたってメンテナンスが可能となる足場を形成する
プラットホームとする。 【解決手段】 ワークを収納する収納棚2、2´を上下
左右に複数配列した収納棚3、3´と、前記収納部2、
2´の開口側が対向するように配置された前記収納棚
3、3´の間に設けられた空間4を、前記収納部2、2
´に面して上下左右に移動し、前記ワークを前記収納部
2、2´に出し入れするクレーン式の移載ロボット5と
を備えた高層収納棚1であって、前記ワークの前記収納
部2、2´への収納トラブルの発生時や、前記移載ロボ
ット5のメンテナンス時の際に足場となるプラットホー
ム21が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体、半導体デ
バイス、液晶基板、ディスク等を保管する高層収納棚に
関し、特に、収納棚のメンテナンスが可能である高層収
納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製品の製造工程において、半導体
製品を各工程間或いは各工程間に自動搬送するために
は、半導体製品を輸送する搬送装置と、これら半導体製
品を一時的に保管する収納棚が不可欠である。
【0003】近年、製品コストの低減を目的として、半
導体ウェハーサイズが大きくなる傾向にあり、これを保
管する収納棚も大きくなる傾向にある。これら、半導体
ウェハーを扱う工程は、クリーンルーム内で行われてい
るが、クリーンルームは建設費や運転費が非常に高く、
その費用は床面積に比例する。そこで、一般的に、クリ
ーンルーム内で使用する機器は、平面的に大きくでき
ず、高さ方向に大きくする傾向にある。例えば、300
mmのウェハーの収納棚において、そのサイズは、高さ
6m〜8m、幅4mといったものがある。そして、この
種の収納棚には、各収納部に半導体ウェハー等のワーク
を出し入れする移載ロボットが設けられている。
【0004】この移載ロボットのワークの収納時に高い
場所でトラブルが起こった場合、また、高層収納棚の高
所において、メンテナンスが必要である。その際、従来
は、脚立や梯子を使用し、作業者が脚立や梯子上でワー
クを直したり、メンテナンスを行ったりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納棚
の高さが、6m〜8mと高くなり、また扱うキャリア
(シリコンウェハーの入れ物)も大きくなってきた。例
えば、300mmウェハーにおいて、通常用いられるキ
ャリアとしては、幅430mm、奥行き365mm、高
さ340mmで、重さ約10kgである。そのため、脚
立や梯子上では作業がし難く作業者の作業効率も悪くな
り、安全上の問題も生じていた。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みなされたもので
あり、高層収納棚の高さに関係なく、高層収納棚全域に
わたってメンテナンスが可能となる足場を形成するプラ
ットホームを備えた高層収納棚を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載の高層収納棚は、ワークを収
納する収納部を上下左右に複数配列した収納棚と、前記
収納棚に面する空間を上下左右に移動し、前記ワークを
前記収納部に出し入れする伸縮ユニットを含む移載ロボ
ットとを備えた高層収納棚であって、前記収納部への足
場となるプラットホームが前記収納部の下部に収納・引
き出し自在に設けられている高層収納棚。
【0008】上記の構成によると、任意の高さの収納部
の下部にプラットホームを設けることができるため、高
層収納棚全域にわたってメンテナンスが可能となる位置
にプラットホームを設けることができる。このため、ど
れだけの高さを有する高層収納棚であっても、適当な位
置に足場を形成しその上で作業を行うことができ、作業
者が脚立や梯子上で作業を行う必要がなくなる。よっ
て、作業がし易くなり、作業効率があがり、作業時の安
全性も向上する。また、プラットホームは収納・引き出
し自在であるため、移載ロボットのトラブル発生時やメ
ンテナンスをする時以外は収納されており、移載ロボッ
トの移動の邪魔になることはない。
【0009】請求項2に記載の高層収納棚は、請求項1
において、前記収納棚が、前記収納棚の開口側が対向す
るように配置された2組の収納棚であり、前記空間が前
記2組の収納棚の間である。
【0010】上記の構成によると、プラットホームを設
けることで、対向するように配置された2組の収納棚の
両方に面して移動することができるため、作業効率がよ
い。
【0011】請求項3に記載の高層収納棚は、請求項1
又は2において、前記移載ロボットは、前記伸縮ユニッ
トを、ベース上を左右に移動する横行ユニットに設け、
前記ベースを上下方向に移動させるクレーン式である。
【0012】上記の構成によると、ベースが上下に移動
するので、移載ロボットがない場所においては、収納棚
左右方向に何にも拘束されることなくプラットホームを
設置することができる。そのため、プラットホームを収
納棚左右方向のほぼ全域にわたって設けることが可能に
なり、作業効率がよい。
【0013】請求項4に記載の高層収納棚は、請求項1
〜3のいずれかにおいて、前記プラットホームが、前記
収納棚の左右方向に分割されて個別に収納・引き出し自
在である。
【0014】上記の構成によると、収納棚の左右方向に
分割されてプラットホームを個別に収納・引き出し可能
であるため、人手による作業性がよい。
【0015】請求項5に記載の高層収納棚は、請求項2
において、前記プラットホームが、対向するように配置
された前記収納棚に架けわたされる収納・引き出し自在
である骨材により支えられる。
【0016】上記の構成によると、骨材によりプラット
ホームが支えられるため、上下方向に薄いプラットホー
ムに形成することができるとともに、作業者がプラット
ホーム上に乗り重量のあるものを扱う作業を行う場合に
も十分耐えられ、安定性があるため、作業時の安全性が
向上する。
【0017】請求項6に記載の高層収納棚は、請求項1
〜5のいずれかにおいて、前記プラットホームが、引き
出される方向に折り畳み自在である。
【0018】上記の構成によると、収納部の幅が2組の
収納棚の間に設けられた空間の幅よりも狭い場合でも、
2組の収納棚の間を架けわたすプラットホームを収納部
の下部に収納することができる。
【0019】請求項7に記載の高層収納棚は、請求項1
又は2において、前記プラットホームが前記収納部の下
部に収納されたことを検知するセンサー手段と、センサ
ー手段の検知により移載ロボットの移動を制御する制御
部とを有する。
【0020】上記の構成によると、センサー手段の検知
により、プラットホームが収納部の下部に収納されたこ
とを確認し、移載ロボットを可動とすることができ、プ
ラットホームと移載ロボットとの衝突を回避することが
できる。
【0021】請求項8に記載の高層収納棚は、請求項1
又は2において、前記プラットホームが出し入れされる
駆動手段と、前記空間に人が出入する扉と、前記プラッ
トホームが前記収納部の下部に収納されたことを検知す
るセンサー手段と、前記センサー手段の検知により前記
扉を開放可能とする制御部とを有する。
【0022】上記の構成によると、センサー手段の検知
により、プラットホームが完全に引き出されたことを確
認し、扉を開放可能とすることができ、作業上安全であ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
高層収納棚の一実施形態例を説明する。図1は、本発明
に係る高層収納棚の一実施形態例を示すものである。図
1において、(a)は、本実施形態例に係る高層収納棚
の平面断面図を示し、(b)は、図1(a)におけるA
-A´断面図を示す。
【0024】本実施形態に係る高層収納棚1は、図1
(a)に示すように、ワークを収納する収納部2を上下
左右に複数配列した収納棚3と、同様に収納部2´を有
する収納棚3´とが、収納部2と収納部2´の開口部が
対向するように配置され、両側を枠体6で連結されてい
る。収納棚3と収納棚3´の間には空間4が形成され、
空間4にはワークを収納部2及び2´に出し入れする伸
縮ユニットを備えた移載ロボット5が設けられている。
収納棚3には、図1(b)に示すように、上段側プラッ
トホーム21aと上段側プラットホーム21bとからな
るプラットホーム21が設けられている。
【0025】移載ロボット5は、ワークを把持し収納部
2及び収納部2´の双方に対してワークを出し入れする
伸縮ユニット7と、該伸縮ユニット7を左右に配列され
た各収納部2及び2´の所定位置に移動させる横行ユニ
ット8と、該横行ユニット8の移動時のガイドとなると
ともに、支柱10a及び支柱10bに沿って上下移動す
る昇降ベース9とで構成されている。これにより、伸縮
ユニット7が空間4の上下左右に移動し、収納部2及び
2´に収納されているワークを受け渡し位置Aまで移動
したり、受け渡し位置Aから収納部2及び収納部2´に
ワークを移動したりすることを可能としている。
【0026】ワークの収納部2及び2´への収納トラブ
ルの発生時や、移載ロボット5のメンテナンス時の足場
となるプラットホーム21は、図1(b)に示すよう
に、収納棚3の左右方向一列の収納部2の下部に、収納
・引き出し自在に設けることができる。本実施形態の場
合、高層収納棚1の最下面から下段側プラットホーム2
1bの高さまでがメンテナンス可能であり、下段側プラ
ットホーム21b上に作業者が乗ることで上段側プラッ
トホーム21aの下部までのメンテナンスが可能とな
り、さらに上段側プラットホーム21a上に作業者が乗
ることで、高層収納棚1の最上部までのメンテナンスが
可能となる。このため、従来のように脚立や梯子を使用
しなくても、高層収納棚1の全域にわたってメンテナン
スが可能となる。もちろん、プラットホーム上に、踏み
台を必要に応じて置いてもよい。尚、プラットホーム2
1は、任意の高さの収納部2の下部に設けることができ
るため、高層収納棚1の全域にわたってメンテナンスが
可能となる位置に適宜設ければよい。
【0027】次に、図2において、プラットホーム21
が収納部2の下部に収納された状態から、空間4に引き
出され、プラットホーム21として形成される具体的構
造例を説明する。図2(a)〜(c)は、プラットホー
ム21が形成される工程順に構造を模式的に示す平面図
である。
【0028】図2(a)において、プラットホーム21
は、収納部2の下部に収納されている。プラットホーム
21は、収納部2の下部に収納された状態ではステップ
台23及びステップ台24を保持し、ガイドレール22
aに沿ってスライドするスライダー22と、スライダー
22に両側を接合されたステップ台23と、ステップ台
23の上部に重ねられた折り畳み自在なステップ台24
と、ステップ台23を左右方向に二分する長さの、軸受
26を有する骨材としてのリブ25と、ステップ台23
とリブ25の間に設けられた棒状のリンク27とを備え
ている。
【0029】スライダー22は、収納部2の下部に設け
られたスライドレール22aにより誘導され空間4に引
き出される。ステップ台23は、収納部2と平行な平板
状であり、収納部2の左右方向に長く、収納部2の下部
に収納される程度の奥行きである。ステップ台24は、
収納部2の左右方向にステップ台23と同じ大きさで、
奥行きはステップ台24よりもやや小さい。ステップ台
23とステップ台24の奥行きを合計すると、収納部2
から収納部2´までの距離よりもやや大きい値となって
いる。ステップ台24は、空間4側の辺をヒンジ等で回
転可能にステップ台23と連結されて折り畳み可能であ
り、ステップ台23と連結されない辺の2角の上部に
は、立方体のストッパー31が設けられている。
【0030】骨材としてのリブ25は、ステップ台23
の空間4側の前面下部に設けられている。リブ25は、
リンク27を介してステップ台23の下部と連結されて
いる。リブ25の軸受26は、スライダー22の動きに
は干渉せず、収納部2に対して固定されている。収納部
2に対向する収納部2´の下部には、リブ受31が設け
られている。センサーA28は、プラットホーム21の
収納を検知すると、移載ロボット5を作動可能とする制
御部に連結されている。
【0031】図3に、センサーA28の検知により、移
載ロボット5の移動を制御する制御部32のブロック図
を示す。センサーA28と動作指令が同時に接続されれ
ば、移載ロボット5に接続されるようになっている。セ
ンサーA28により、プラットホーム21が収納されて
いることが検知されると、動作指令からの指令により、
移載ロボット5が移動する。これにより、プラットホー
ム21が収納されていないときは、移載ロボット5が移
動することはない。
【0032】図2(b)において、プラットホーム21
が空間4に引き出されている。まず、駆動装置(図示し
ない)により、ステップ台23が、重ねられたステップ
台24とともに、ガイドレール22aに沿ったスライダ
ー22の作動により引き出されて、リブ25の上部に乗
る。それと同時に、リンク27のステップ台23に連結
された方の一端が引張られ、リンク27のリブ25に連
結された方の他端が引き出される。リブ25の軸受26
がない方の端が空間4側に引張られることで、リブ25
は軸受26を中心に回転して空間4に引き出され、収納
部2に対向して配置された収納部2´のリブ受31に架
けわたされる。センサー29は、リブ25が架けわたさ
れたかどうか検知し、プラットホーム21の正しい位置
状態を表示する制御する装置に連結されている。
【0033】図4に、センサーB29の検知により、扉
14の開閉を制御する制御部33のブロック図を示す。
扉14の電気錠であるソレノイド34が、センサーB2
9と、他のロジック35と接続されている。リブ25が
架けわたされると、センサーB29が接続されて電流が
流れ、他のロジック35の作動により、扉14のソレノ
イド34の施錠が解除される。これにより、プラットホ
ーム21が引き出されると、収納棚3と収納棚3´との
間の空間4に人が入る扉14が開放可能となる。センサ
ーB29が接続されないと、ソレノイド34に接続され
ている他のロジック35がソレノイド34に影響を与え
ることはない。この他のロジック35としては、例えば
プラットホーム21の駆動装置の引き出し方向の駆動指
令がある。
【0034】図2(c)において、折り畳まれたステッ
プ台24がステップ台23との連結部を中心に回転し、
ステップ台23とステップ台24が同面となり、プラッ
トホーム21が形成される。ステップ台24は、ストッ
パー30がリブ25に引っかかることで左右方向に位置
決めされる。プラットホーム23及びプラットホーム2
4は、リブ25により支持され、リブ25は骨材として
の役割を果たす。
【0035】図5〜図8において、プラットホームが形
成される工程を説明する。図5〜図8は、プラットホー
ム21が形成される工程を模式的に示す斜視図である。
【0036】図5は、プラットホーム21が、収納部2
の下部から空間4に引き出される途中の状態を示す。ま
ず、駆動装置(図示しない)により、ステップ台24が
重ねられたステップ台23が、ガイドレール22aに沿
ったスライダー22の作動によりに引き出される。リン
ク27が連結されているため、リブ25の軸受26がな
い方の端が空間4側に引張られることで、リブ25は軸
受26を中心にガイド22と平行となる方向に回転す
る。
【0037】図6に示すように、リブ25が収納棚2´
に架けわたされリブ受31に支持されると、スライダー
22が完全に引き出される。この段階で、リブ25は、
骨材としてステップ台23を支えている。
【0038】図7に示すように、ステップ台23の収納
棚2´側の辺を中心に、ステップ台24が回転される。
そして、図8に示すように、ステップ台23とステップ
台24が同面となり、プラットホーム21となる。リブ
25は、ステップ台23及びステップ台24をささえて
いる。骨材としてのリブ25に支持されることにより、
プラットホーム21上に作業者が乗り、重量のあるもの
を扱う作業を行うのに十分な耐力を有することになる。
【0039】次に、図10〜図12において、本発明に
係る高層収納棚1への搭乗手段の例を示す。
【0040】図10では、収納棚3に、上段側プラット
ホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けら
れ、収納棚3の左右方向の一端に梯子11がかけられて
いる。上段側プラットホーム21a及び下段側プラット
ホーム21bは、梯子11を架けるためのスペースが空
けられている。作業者40は、梯子11から上段側プラ
ットホーム21a又は下段側プラットホーム21bに昇
り、作業を行うことができる。
【0041】図11では、収納棚3に、上段側プラット
ホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けら
れ、収納棚3の移載ステーション反対の片側に、ステッ
プ12及び梯子11が常設され、扉14が設けられてい
る。ステップ12及び扉14は、上段側プラットホーム
21a及び下段側プラットホーム21bと同じ高さで設
けられている。更に、扉14は、地面の高さにも設けら
れている。それぞれの扉14には、ソレノイド34が設
けられており、制御部33に接続されている。プラット
ホーム21が設置されると、扉14は開放可能となり、
作業者40は、梯子11からステップ12に昇り、扉1
4から空間4に入り、上段側プラットホーム21a又は
下段側プラットホーム21bに乗り、作業を行うことが
できる。
【0042】図12では、収納棚3に、上段側プラット
ホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けら
れ、収納棚3の片側に、上下に移動するステップ12を
備えたバッテリリフト車13が横付けされ、扉14が設
けられている。扉14は、上段側プラットホーム21
a、下段側プラットホーム12b及び地面と同じ高さで
設けられている。それぞれの扉14には、ソレノイド3
4が設けられており、制御部33に接続されている。プ
ラットホーム21が設置されると、扉14は開放可能と
なり、作業者40は、扉14から空間4に入り、ステッ
プ12上に乗り、ステップ12を上段側プラットホーム
21a又は下段側プラットホーム21bの高さまで上下
動させることにより、上段側プラットホーム21a又は
下段側プラットホーム21bに昇り、作業を行うことが
できる。
【0043】尚、本実施形態に係る高層収納棚は、本実
施形態例に示したように、クリーンルーム内に設置さ
れ、半導体及び半導体デバイスの製造工程中のストッカ
に好適に用いられる。本発明に係る高層収納棚は、本実
施形態例に示されるような半導体及び半導体デバイスの
製造工程に使用されるストッカに限定されるものではな
く、液晶基板製造、ディスクの製造に用いるストッカ、
更に一般的な高層収納棚にも適用可能である。
【0044】尚、上述した実施形態は、以下のように変
更して実施することができる。
【0045】(1)本実施形態では、高層収納棚1は、
2組の収納棚を備えるものとしたが、1つの収納棚と、
対向する壁による高層収納棚としてもよい。この場合、
プラットホームは、収納棚の収納部の下部に設けられ、
片持ちによるものとなるが、壁側に係止部を設け、係止
できるものとすることが好ましい。
【0046】(2)移載ロボット5は、伸縮ユニットを
上下に移動する昇降ユニットに固定し、昇降ユニットが
左右方向に移動する横行ベース上の柱に昇降自在に設け
られたスタッカ式でもよい。この場合、プラットホーム
を、収納棚の左右方向全体に引き出すことはできない
が、左右方向に分割して設けられたプラットホームのう
ち、前記柱に干渉しない必要な箇所のプラットホームを
引き出せばよい。
【0047】(3)本実施形態では、プラットホーム2
1の引き出しを、駆動装置(図示しない)によって行っ
たが、プラットホーム21上の人の手動により引き出す
ことも可能である。その場合、リブ25の軸受26がな
い方の端が空間4側に引張られることで、リブ25は軸
受26を中心にガイド22と平行となる方向に回転す
る。リンク27が連結されているため、ステップ台24
が重ねられたステップ台23が、ガイドレール22aに
沿ったスライダー22の作動によりに引き出される。
【0048】(4)リブ25は、軸受26がスライダー
22とともにスライドし、スライダー22に対し、水平
面内で旋回自在とするものとしてもよい。この場合、図
9に示すように、リブ25は、ステップ台23とともに
空間4に引き出され、引き出された状態から軸受26を
中心に回転し、リブ受31に架けわたされる。
【0049】(5)プラットホームは、人が上に乗り、
作業を行うのに十分耐えられるように支持されるのであ
れば、下部に突っ張りを設けたり、上部からチェーン等
で吊り下げたりすることで支持してもよい。
【0050】(6)プラットホームは、収納棚の左右方
向ほぼ全域にわたる長さのステップ台23及びステップ
台24とし、駆動装置によりプラットホームを引き出し
形成することも可能である。この場合、一度に収納棚左
右方向全域にわたりプラットホームを形成することがで
きるため、作業時間が短縮され、作業効率がよい。
【0051】(7)プラットホームは、十分な奥行きを
有する収納棚であれば、折り畳み式のステップ台ではな
く1枚のステップ台によるものとすることも可能であ
る。この場合、プラットホームを形成する工程及び収納
する工程が簡易なものとなり、作業効率がよい。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明によると、どれだけの高さ
を有する高層収納棚であっても、適当な位置に足場を形
成しその上で作業を行うことができ、作業者が脚立や梯
子上で作業を行う必要がなくなるため、作業がし易くな
り、作業効率があがり、作業時の安全性も向上する。ま
た、移載ロボットのトラブル発生時やメンテナンスをす
る時以外は収納されており、移載ロボットの移動の邪魔
になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高層収納棚の一実施形態例を示
す、概略図である。(a)は平面図、(b)は(a)に
おけるA-A´断面図である。
【図2】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程順に構造を模式的に示す平面図である。
【図3】センサー手段28により、移載ロボット5を制
御する制御部32を模式的に示すブロック図である。
【図4】センサー手段29により、扉14の開閉を制御
する制御部33を模式的に示すブロック図である。
【図5】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程を示す斜視図である。
【図9】本発明に係るプラットホーム21が形成される
工程を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す
斜視図である。
【図11】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す
斜視図である。
【図12】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 高層収納棚 2 収納部 2´ 収納部 3 収納棚 3´ 収納棚 4 空間 5 移載ロボット 6 枠体 7 伸縮ユニット 8 横行ユニット 9 昇降ベース 10a 支柱 10b 支柱 21 プラットホーム 21a 上段側プラットホーム 21b 下段側プラットホーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 正直 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 3F022 BB09 FF01 JJ11 JJ19 KK11 KK20 MM57 QQ01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを収納する収納部を上下左右に複
    数配列した収納棚と、前記収納棚に面する空間を上下左
    右に移動し、前記ワークを前記収納部に出し入れする伸
    縮ユニットを含む移載ロボットとを備えた高層収納棚で
    あって、 前記収納部への足場となるプラットホームが前記収納部
    の下部に収納・引き出し自在に設けられている高層収納
    棚。
  2. 【請求項2】 前記収納棚が、前記収納棚の開口側が対
    向するように配置された2組の収納棚であり、前記空間
    が前記2組の収納棚の間であることを特徴とする請求項
    1に記載の高層収納棚。
  3. 【請求項3】 前記移載ロボットは、前記伸縮ユニット
    を、ベース上を左右に移動する横行ユニットに設け、前
    記ベースを上下方向に移動させるクレーン式である請求
    項1又は2に記載の高層収納棚。
  4. 【請求項4】 前記プラットホームが、前記収納棚の左
    右方向に分割されて個別に収納・引き出し自在である請
    求項1〜3のいずれかに記載の高層収納棚。
  5. 【請求項5】 前記プラットホームが、対向するように
    配置された前記収納棚に架けわたされる収納・引き出し
    自在である骨材により支えられる請求項2に記載の高層
    収納棚。
  6. 【請求項6】 前記プラットホームが、引き出される方
    向に折り畳み自在である請求項1〜5のいずれかに記載
    の高層収納棚。
  7. 【請求項7】 前記プラットホームが前記収納部の下部
    に収納されたことを検知するセンサー手段と、センサー
    手段の検知により移載ロボットの移動を制御する制御部
    とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の高
    層収納棚。
  8. 【請求項8】 前記プラットホームが出し入れされる駆
    動手段と、前記空間に人が出入する扉と、前記プラット
    ホームが前記収納部の下部に収納されたことを検知する
    センサー手段と、前記センサー手段の検知により前記扉
    を開放可能とする制御部とを有することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の高層収納棚。
JP2001175913A 2001-06-11 2001-06-11 高層収納棚 Expired - Fee Related JP4929535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001175913A JP4929535B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 高層収納棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001175913A JP4929535B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 高層収納棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002370807A true JP2002370807A (ja) 2002-12-24
JP4929535B2 JP4929535B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=19016973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001175913A Expired - Fee Related JP4929535B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 高層収納棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4929535B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001670A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Asyst Shinko Inc ストッカー
JP2009073627A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Daifuku Co Ltd 物品収納設備
WO2010079600A1 (ja) * 2009-01-08 2010-07-15 株式会社ダイフク 物品収納設備
KR20170056441A (ko) * 2015-11-13 2017-05-23 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
JP2017520495A (ja) * 2014-07-08 2017-07-27 キマロックス・パテンテン・ベスローテン・フエンノートシャップQimarox Patenten B.V. パレットリフトおよびパレタイジング装置を備えるアセンブリ
JP2022082213A (ja) * 2020-11-20 2022-06-01 村田機械株式会社 ストッカ
WO2022215345A1 (ja) * 2021-04-07 2022-10-13 村田機械株式会社 台車昇降装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01158191A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Daifuku Co Ltd 自動倉庫の保守作業用梯子装置
JPH06135520A (ja) * 1992-07-21 1994-05-17 Daifuku Koei Kk 枠組棚構築装置
JPH1018578A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Kawada Kogyo Kk 部分作業足場とこれを用いたジョイント足場の架設方法
JP2001151307A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Itoki Crebio Corp 自動倉庫

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01158191A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Daifuku Co Ltd 自動倉庫の保守作業用梯子装置
JPH06135520A (ja) * 1992-07-21 1994-05-17 Daifuku Koei Kk 枠組棚構築装置
JPH1018578A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Kawada Kogyo Kk 部分作業足場とこれを用いたジョイント足場の架設方法
JP2001151307A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Itoki Crebio Corp 自動倉庫

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001670A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Asyst Shinko Inc ストッカー
JP2009073627A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Daifuku Co Ltd 物品収納設備
WO2010079600A1 (ja) * 2009-01-08 2010-07-15 株式会社ダイフク 物品収納設備
CN102272020A (zh) * 2009-01-08 2011-12-07 株式会社大福 物品收纳设备
US9045282B2 (en) 2009-01-08 2015-06-02 Daifuku Co., Ltd. Article storage facility
JP2017520495A (ja) * 2014-07-08 2017-07-27 キマロックス・パテンテン・ベスローテン・フエンノートシャップQimarox Patenten B.V. パレットリフトおよびパレタイジング装置を備えるアセンブリ
JP2017088360A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 株式会社ダイフク 物品搬送設備
KR20170056441A (ko) * 2015-11-13 2017-05-23 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
TWI693187B (zh) * 2015-11-13 2020-05-11 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
KR102572057B1 (ko) 2015-11-13 2023-08-28 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
JP2022082213A (ja) * 2020-11-20 2022-06-01 村田機械株式会社 ストッカ
JP7327361B2 (ja) 2020-11-20 2023-08-16 村田機械株式会社 ストッカ
WO2022215345A1 (ja) * 2021-04-07 2022-10-13 村田機械株式会社 台車昇降装置
JP7485208B2 (ja) 2021-04-07 2024-05-16 村田機械株式会社 台車昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4929535B2 (ja) 2012-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW546234B (en) Load storage equipment
TWI693187B (zh) 物品搬送設備
JP2008189396A (ja) 昇降搬送装置
US20230211948A1 (en) Container handling vehicle elevator
TW201940396A (zh) 倉儲系統
JP5429559B2 (ja) 倉庫設備
TW201730067A (zh) 保管裝置及搬送系統
JP2002370807A (ja) 高層収納棚
JP5622003B2 (ja) ストッカー
TW200307079A (en) An automatic warehouse able for a worker to work on a working place higher than the worker's height
JP2546593B2 (ja) 建設資材搬送装置
JP3776654B2 (ja) 自動倉庫
CA3237510A1 (en) Vehicle gate arrangement with first and second shutters, system comprising the arrangement and method of operation
JP4737713B2 (ja) ストッカー
JP3444135B2 (ja) 台車取り扱い設備
JPH0834506A (ja) 物品搬送装置
JP2010126266A (ja) 樽搬出入作業システム
JP2002249204A (ja) 高層収納棚及びそのメンテナンス方法
WO2015052998A1 (ja) ストッカとストッカからの引出棚ユニットの出し入れ方法
JPH11193112A (ja) 工場設備
JP3489654B2 (ja) 物品移載装置
JPH11303443A (ja) エレベータ式立体駐車装置
JP2545756Y2 (ja) タワー設備のスライドデッキのスライド構造
JPH0312795Y2 (ja)
JP2005082398A (ja) 移動荷棚

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080411

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091117

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4929535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees