JP4929535B2 - 高層収納棚 - Google Patents

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陽一 杉田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体、半導体デバイス、液晶基板、ディスク等を保管する高層収納棚に関し、特に、収納棚のメンテナンスが可能である高層収納棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製品の製造工程において、半導体製品を各工程間或いは各工程間に自動搬送するためには、半導体製品を輸送する搬送装置と、これら半導体製品を一時的に保管する収納棚が不可欠である。
【0003】
近年、製品コストの低減を目的として、半導体ウェハーサイズが大きくなる傾向にあり、これを保管する収納棚も大きくなる傾向にある。これら、半導体ウェハーを扱う工程は、クリーンルーム内で行われているが、クリーンルームは建設費や運転費が非常に高く、その費用は床面積に比例する。そこで、一般的に、クリーンルーム内で使用する機器は、平面的に大きくできず、高さ方向に大きくする傾向にある。例えば、300mmのウェハーの収納棚において、そのサイズは、高さ6m〜8m、幅4mといったものがある。そして、この種の収納棚には、各収納部に半導体ウェハー等のワークを出し入れする移載ロボットが設けられている。
【0004】
この移載ロボットのワークの収納時に高い場所でトラブルが起こった場合、また、高層収納棚の高所において、メンテナンスが必要である。その際、従来は、脚立や梯子を使用し、作業者が脚立や梯子上でワークを直したり、メンテナンスを行ったりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、収納棚の高さが、6m〜8mと高くなり、また扱うキャリア(シリコンウェハーの入れ物)も大きくなってきた。例えば、300mmウェハーにおいて、通常用いられるキャリアとしては、幅430mm、奥行き365mm、高さ340mmで、重さ約10kgである。そのため、脚立や梯子上では作業がし難く作業者の作業効率も悪くなり、安全上の問題も生じていた。
【0006】
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、高層収納棚の高さに関係なく、高層収納棚全域にわたってメンテナンスが可能となる足場を形成するプラットホームを備えた高層収納棚を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の請求項1に記載の高層収納棚は、ワークを収納する収納部を上下左右に複数配列した収納棚と、前記収納棚に面する空間を上下左右に移動し、前記ワークを前記収納部に出し入れする伸縮ユニットを含む移載ロボットとを備えた高層収納棚であって、前記収納部への足場となるプラットホームが前記収納部の下部に収納・引き出し自在に、任意の高さの収納部の下部に設けられ、前記プラットホームと対向するように配置された前記収納棚又は対向する壁には、係止部が設けられ、前記プラットホームは、前記収納部の下部から、前記空間へと引き出し可能な平板状のステップ台と、一端側が前記収納部に回動可能に軸受された棒状の骨材と、前記ステップ台と前記骨材とを連結するリンクと、を備え、前記骨材は、前記ステップ台が前記収納部の下部に収納された状態では、前記収納部の下部に収納されており、前記ステップ台が前記収納部から引き出された状態では、前記リンクを介して回動して前記空間に引き出されて、他端側が前記係止部に架けわたされ、前記ステップ台を支えるように構成されることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によると、任意の高さの収納部の下部にプラットホームを設けることができるため、高層収納棚全域にわたってメンテナンスが可能となる位置にプラットホームを設けることができる。このため、どれだけの高さを有する高層収納棚であっても、適当な位置に足場を形成しその上で作業を行うことができ、作業者が脚立や梯子上で作業を行う必要がなくなる。よって、作業がし易くなり、作業効率があがり、作業時の安全性も向上する。また、プラットホームは収納・引き出し自在であるため、移載ロボットのトラブル発生時やメンテナンスをする時以外は収納されており、移載ロボットの移動の邪魔になることはない。
また、骨材によりプラットホームが支えられるため、上下方向に薄いプラットホームに形成することができるとともに、作業者がプラットホーム上に乗り重量のあるものを扱う作業を行う場合にも十分耐えられ、安定性があるため、作業時の安全性が向上する。
【0009】
請求項2に記載の高層収納棚は、請求項1において、前記収納棚が、前記収納棚の開口側が対向するように配置された2組の収納棚であり、前記空間が前記2組の収納棚の間である。
【0010】
上記の構成によると、プラットホームを設けることで、対向するように配置された2組の収納棚の両方に面して移動することができるため、作業効率がよい。
【0011】
請求項3に記載の高層収納棚は、請求項1又は2において、前記移載ロボットは、前記伸縮ユニットを、ベース上を左右に移動する横行ユニットに設け、前記ベースを上下方向に移動させるクレーン式である。
【0012】
上記の構成によると、ベースが上下に移動するので、移載ロボットがない場所においては、収納棚左右方向に何にも拘束されることなくプラットホームを設置することができる。そのため、プラットホームを収納棚左右方向のほぼ全域にわたって設けることが可能になり、作業効率がよい。
【0013】
請求項4に記載の高層収納棚は、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記プラットホームが、前記収納棚の左右方向に分割されて個別に収納・引き出し自在である。
【0014】
上記の構成によると、収納棚の左右方向に分割されてプラットホームを個別に収納・引き出し可能であるため、人手による作業性がよい。
【0015】
請求項5に記載の高層収納棚は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記プラットホームが、引き出される方向に折り畳み自在であり、折り畳まれた状態で前記収納部の下部に収納可能な奥行きである。
【0016】
上記の構成によると、収納部の幅が2組の収納棚の間に設けられた空間の幅よりも狭い場合でも、2組の収納棚の間を架けわたすプラットホームを収納部の下部に収納することができる。
【0017】
請求項6に記載の高層収納棚は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記プラットホームが前記収納部の下部に収納されたことを検知するセンサー手段と、センサー手段の検知により移載ロボットの移動を制御する制御部とを有する。
【0018】
上記の構成によると、センサー手段の検知により、プラットホームが収納部の下部に収納されたことを確認し、移載ロボットを可動とすることができ、プラットホームと移載ロボットとの衝突を回避することができる。
【0019】
請求項7に記載の高層収納棚は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記プラットホームが出し入れされる駆動手段と、前記空間に人が出入する扉と、前記プラットホームが正しい位置状態に引き出されたことを検知するセンサー手段と、前記センサー手段の検知により前記扉を開放可能とる制御部とを有する。
【0020】
上記の構成によると、センサー手段の検知により、プラットホームが完全に引き出されたことを確認し、扉を開放可能とすることができ、作業上安全である。
【0021】
請求項8に記載の高層収納棚は、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記プラットホームには梯子を架けるためのスペースが空いており、前記収納棚に左右方向に梯子がかけられている、或いは、前記収納棚の片側に梯子が横付けして架けられており、前記プラットホームと同じ高さに設けられたステップが横付けして常設されている、或いは、前記収納棚の片側に上下に移動するステップを備えたバッテリリフトが横付けされている
【0022】
上記の構成によると、作業者は、梯子からプラットホームに昇り、或いは、梯子からステップに昇ってプラットホームに昇り、或いは、ステップをプラットホームの高さまで上下動させることにより、プラットホームに昇り、作業を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の高層収納棚の一実施形態例を説明する。図1は、本発明に係る高層収納棚の一実施形態例を示すものである。図1において、(a)は、本実施形態例に係る高層収納棚の平面断面図を示し、(b)は、図1(a)におけるA-A´断面図を示す。
【0024】
本実施形態に係る高層収納棚1は、図1(a)に示すように、ワークを収納する収納部2を上下左右に複数配列した収納棚3と、同様に収納部2´を有する収納棚3´とが、収納部2と収納部2´の開口部が対向するように配置され、両側を枠体6で連結されている。収納棚3と収納棚3´の間には空間4が形成され、空間4にはワークを収納部2及び2´に出し入れする伸縮ユニットを備えた移載ロボット5が設けられている。収納棚3には、図1(b)に示すように、上段側プラットホーム21aと上段側プラットホーム21bとからなるプラットホーム21が設けられている。
【0025】
移載ロボット5は、ワークを把持し収納部2及び収納部2´の双方に対してワークを出し入れする伸縮ユニット7と、該伸縮ユニット7を左右に配列された各収納部2及び2´の所定位置に移動させる横行ユニット8と、該横行ユニット8の移動時のガイドとなるとともに、支柱10a及び支柱10bに沿って上下移動する昇降ベース9とで構成されている。これにより、伸縮ユニット7が空間4の上下左右に移動し、収納部2及び2´に収納されているワークを受け渡し位置Aまで移動したり、受け渡し位置Aから収納部2及び収納部2´にワークを移動したりすることを可能としている。
【0026】
ワークの収納部2及び2´への収納トラブルの発生時や、移載ロボット5のメンテナンス時の足場となるプラットホーム21は、図1(b)に示すように、収納棚3の左右方向一列の収納部2の下部に、収納・引き出し自在に設けることができる。本実施形態の場合、高層収納棚1の最下面から下段側プラットホーム21bの高さまでがメンテナンス可能であり、下段側プラットホーム21b上に作業者が乗ることで上段側プラットホーム21aの下部までのメンテナンスが可能となり、さらに上段側プラットホーム21a上に作業者が乗ることで、高層収納棚1の最上部までのメンテナンスが可能となる。このため、従来のように脚立や梯子を使用しなくても、高層収納棚1の全域にわたってメンテナンスが可能となる。もちろん、プラットホーム上に、踏み台を必要に応じて置いてもよい。尚、プラットホーム21は、任意の高さの収納部2の下部に設けることができるため、高層収納棚1の全域にわたってメンテナンスが可能となる位置に適宜設ければよい。
【0027】
次に、図2において、プラットホーム21が収納部2の下部に収納された状態から、空間4に引き出され、プラットホーム21として形成される具体的構造例を説明する。図2(a)〜(c)は、プラットホーム21が形成される工程順に構造を模式的に示す平面図である。
【0028】
図2(a)において、プラットホーム21は、収納部2の下部に収納されている。プラットホーム21は、収納部2の下部に収納された状態ではステップ台23及びステップ台24を保持し、ガイドレール22aに沿ってスライドするスライダー22と、スライダー22に両側を接合されたステップ台23と、ステップ台23の上部に重ねられた折り畳み自在なステップ台24と、ステップ台23を左右方向に二分する長さの、軸受26を有する骨材としてのリブ25と、ステップ台23とリブ25の間に設けられた棒状のリンク27とを備えている。
【0029】
スライダー22は、収納部2の下部に設けられたスライドレール22aにより誘導され空間4に引き出される。ステップ台23は、収納部2と平行な平板状であり、収納部2の左右方向に長く、収納部2の下部に収納される程度の奥行きである。ステップ台24は、収納部2の左右方向にステップ台23と同じ大きさで、奥行きはステップ台24よりもやや小さい。ステップ台23とステップ台24の奥行きを合計すると、収納部2から収納部2´までの距離よりもやや大きい値となっている。ステップ台24は、空間4側の辺をヒンジ等で回転可能にステップ台23と連結されて折り畳み可能であり、ステップ台23と連結されない辺の2角の上部には、立方体のストッパー31が設けられている。
【0030】
骨材としてのリブ25は、ステップ台23の空間4側の前面下部に設けられている。リブ25は、リンク27を介してステップ台23の下部と連結されている。リブ25の軸受26は、スライダー22の動きには干渉せず、収納部2に対して固定されている。収納部2に対向する収納部2´の下部には、リブ受31が設けられている。センサーA28は、プラットホーム21の収納を検知すると、移載ロボット5を作動可能とする制御部に連結されている。
【0031】
図3に、センサーA28の検知により、移載ロボット5の移動を制御する制御部32のブロック図を示す。センサーA28と動作指令が同時に接続されれば、移載ロボット5に接続されるようになっている。センサーA28により、プラットホーム21が収納されていることが検知されると、動作指令からの指令により、移載ロボット5が移動する。これにより、プラットホーム21が収納されていないときは、移載ロボット5が移動することはない。
【0032】
図2(b)において、プラットホーム21が空間4に引き出されている。まず、駆動装置(図示しない)により、ステップ台23が、重ねられたステップ台24とともに、ガイドレール22aに沿ったスライダー22の作動により引き出されて、リブ25の上部に乗る。それと同時に、リンク27のステップ台23に連結された方の一端が引張られ、リンク27のリブ25に連結された方の他端が引き出される。リブ25の軸受26がない方の端が空間4側に引張られることで、リブ25は軸受26を中心に回転して空間4に引き出され、収納部2に対向して配置された収納部2´のリブ受31に架けわたされる。センサー29は、リブ25が架けわたされたかどうか検知し、プラットホーム21の正しい位置状態を表示する制御する装置に連結されている。
【0033】
図4に、センサーB29の検知により、扉14の開閉を制御する制御部33のブロック図を示す。扉14の電気錠であるソレノイド34が、センサーB29と、他のロジック35と接続されている。リブ25が架けわたされると、センサーB29が接続されて電流が流れ、他のロジック35の作動により、扉14のソレノイド34の施錠が解除される。これにより、プラットホーム21が引き出されると、収納棚3と収納棚3´との間の空間4に人が入る扉14が開放可能となる。センサーB29が接続されないと、ソレノイド34に接続されている他のロジック35がソレノイド34に影響を与えることはない。この他のロジック35としては、例えばプラットホーム21の駆動装置の引き出し方向の駆動指令がある。
【0034】
図2(c)において、折り畳まれたステップ台24がステップ台23との連結部を中心に回転し、ステップ台23とステップ台24が同面となり、プラットホーム21が形成される。ステップ台24は、ストッパー30がリブ25に引っかかることで左右方向に位置決めされる。プラットホーム23及びプラットホーム24は、リブ25により支持され、リブ25は骨材としての役割を果たす。
【0035】
図5〜図8において、プラットホームが形成される工程を説明する。図5〜図8は、プラットホーム21が形成される工程を模式的に示す斜視図である。
【0036】
図5は、プラットホーム21が、収納部2の下部から空間4に引き出される途中の状態を示す。まず、駆動装置(図示しない)により、ステップ台24が重ねられたステップ台23が、ガイドレール22aに沿ったスライダー22の作動によりに引き出される。リンク27が連結されているため、リブ25の軸受26がない方の端が空間4側に引張られることで、リブ25は軸受26を中心にガイド22と平行となる方向に回転する。
【0037】
図6に示すように、リブ25が収納棚2´に架けわたされリブ受31に支持されると、スライダー22が完全に引き出される。この段階で、リブ25は、骨材としてステップ台23を支えている。
【0038】
図7に示すように、ステップ台23の収納棚2´側の辺を中心に、ステップ台24が回転される。そして、図8に示すように、ステップ台23とステップ台24が同面となり、プラットホーム21となる。リブ25は、ステップ台23及びステップ台24をささえている。骨材としてのリブ25に支持されることにより、プラットホーム21上に作業者が乗り、重量のあるものを扱う作業を行うのに十分な耐力を有することになる。
【0039】
次に、図10〜図12において、本発明に係る高層収納棚1への搭乗手段の例を示す。
【0040】
図10では、収納棚3に、上段側プラットホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けられ、収納棚3の左右方向の一端に梯子11がかけられている。上段側プラットホーム21a及び下段側プラットホーム21bは、梯子11を架けるためのスペースが空けられている。作業者40は、梯子11から上段側プラットホーム21a又は下段側プラットホーム21bに昇り、作業を行うことができる。
【0041】
図11では、収納棚3に、上段側プラットホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けられ、収納棚3の移載ステーション反対の片側に、ステップ12及び梯子11が常設され、扉14が設けられている。ステップ12及び扉14は、上段側プラットホーム21a及び下段側プラットホーム21bと同じ高さで設けられている。更に、扉14は、地面の高さにも設けられている。それぞれの扉14には、ソレノイド34が設けられており、制御部33に接続されている。プラットホーム21が設置されると、扉14は開放可能となり、作業者40は、梯子11からステップ12に昇り、扉14から空間4に入り、上段側プラットホーム21a又は下段側プラットホーム21bに乗り、作業を行うことができる。
【0042】
図12では、収納棚3に、上段側プラットホーム21a及び下段側プラットホーム21bが設けられ、収納棚3の片側に、上下に移動するステップ12を備えたバッテリリフト車13が横付けされ、扉14が設けられている。扉14は、上段側プラットホーム21a、下段側プラットホーム12b及び地面と同じ高さで設けられている。それぞれの扉14には、ソレノイド34が設けられており、制御部33に接続されている。プラットホーム21が設置されると、扉14は開放可能となり、作業者40は、扉14から空間4に入り、ステップ12上に乗り、ステップ12を上段側プラットホーム21a又は下段側プラットホーム21bの高さまで上下動させることにより、上段側プラットホーム21a又は下段側プラットホーム21bに昇り、作業を行うことができる。
【0043】
尚、本実施形態に係る高層収納棚は、本実施形態例に示したように、クリーンルーム内に設置され、半導体及び半導体デバイスの製造工程中のストッカに好適に用いられる。本発明に係る高層収納棚は、本実施形態例に示されるような半導体及び半導体デバイスの製造工程に使用されるストッカに限定されるものではなく、液晶基板製造、ディスクの製造に用いるストッカ、更に一般的な高層収納棚にも適用可能である。
【0044】
尚、上述した実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
【0045】
(1)本実施形態では、高層収納棚1は、2組の収納棚を備えるものとしたが、1つの収納棚と、対向する壁による高層収納棚としてもよい。この場合、プラットホームは、収納棚の収納部の下部に設けられ、片持ちによるものとなるが、壁側に係止部を設け、係止できるものとすることが好ましい。
【0046】
(2)移載ロボット5は、伸縮ユニットを上下に移動する昇降ユニットに固定し、昇降ユニットが左右方向に移動する横行ベース上の柱に昇降自在に設けられたスタッカ式でもよい。この場合、プラットホームを、収納棚の左右方向全体に引き出すことはできないが、左右方向に分割して設けられたプラットホームのうち、前記柱に干渉しない必要な箇所のプラットホームを引き出せばよい。
【0047】
(3)本実施形態では、プラットホーム21の引き出しを、駆動装置(図示しない)によって行ったが、プラットホーム21上の人の手動により引き出すことも可能である。その場合、リブ25の軸受26がない方の端が空間4側に引張られることで、リブ25は軸受26を中心にガイド22と平行となる方向に回転する。リンク27が連結されているため、ステップ台24が重ねられたステップ台23が、ガイドレール22aに沿ったスライダー22の作動によりに引き出される。
【0048】
(4)リブ25は、軸受26がスライダー22とともにスライドし、スライダー22に対し、水平面内で旋回自在とするものとしてもよい。この場合、図9に示すように、リブ25は、ステップ台23とともに空間4に引き出され、引き出された状態から軸受26を中心に回転し、リブ受31に架けわたされる。
【0049】
(5)プラットホームは、人が上に乗り、作業を行うのに十分耐えられるように支持されるのであれば、下部に突っ張りを設けたり、上部からチェーン等で吊り下げたりすることで支持してもよい。
【0050】
(6)プラットホームは、収納棚の左右方向ほぼ全域にわたる長さのステップ台23及びステップ台24とし、駆動装置によりプラットホームを引き出し形成することも可能である。この場合、一度に収納棚左右方向全域にわたりプラットホームを形成することができるため、作業時間が短縮され、作業効率がよい。
【0051】
(7)プラットホームは、十分な奥行きを有する収納棚であれば、折り畳み式のステップ台ではなく1枚のステップ台によるものとすることも可能である。この場合、プラットホームを形成する工程及び収納する工程が簡易なものとなり、作業効率がよい。
【0052】
【発明の効果】
以上、本発明によると、どれだけの高さを有する高層収納棚であっても、適当な位置に足場を形成しその上で作業を行うことができ、作業者が脚立や梯子上で作業を行う必要がなくなるため、作業がし易くなり、作業効率があがり、作業時の安全性も向上する。また、移載ロボットのトラブル発生時やメンテナンスをする時以外は収納されており、移載ロボットの移動の邪魔になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高層収納棚の一実施形態例を示す、概略図である。(a)は平面図、(b)は(a)におけるA-A´断面図である。
【図2】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程順に構造を模式的に示す平面図である。
【図3】センサー手段28により、移載ロボット5を制御する制御部32を模式的に示すブロック図である。
【図4】センサー手段29により、扉14の開閉を制御する制御部33を模式的に示すブロック図である。
【図5】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程を示す斜視図である。
【図9】本発明に係るプラットホーム21が形成される工程を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る高層収納棚への搭乗手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 高層収納棚
2 収納部
2´ 収納部
3 収納棚
3´ 収納棚
4 空間
5 移載ロボット
6 枠体
7 伸縮ユニット
8 横行ユニット
9 昇降ベース
10a 支柱
10b 支柱
21 プラットホーム
21a 上段側プラットホーム
21b 下段側プラットホーム

Claims (8)

  1. ワークを収納する収納部を上下左右に複数配列した収納棚と、前記収納棚に面する空間を上下左右に移動し、前記ワークを前記収納部に出し入れする伸縮ユニットを含む移載ロボットとを備えた高層収納棚であって、
    前記収納部への足場となるプラットホームが前記収納部の下部に収納・引き出し自在に、任意の高さの収納部の下部に設けられ、
    前記プラットホームと対向するように配置された前記収納棚又は対向する壁には、係止部が設けられ、
    前記プラットホームは、
    前記収納部の下部から、前記空間へと引き出し可能な平板状のステップ台と、
    一端側が前記収納部に回動可能に軸受された棒状の骨材と、
    前記ステップ台と前記骨材とを連結するリンクと、を備え、
    前記骨材は、前記ステップ台が前記収納部の下部に収納された状態では、前記収納部の下部に収納されており、前記ステップ台が前記収納部から引き出された状態では、前記リンクを介して回動して前記空間に引き出されて、他端側が前記係止部に架けわたされ、前記ステップ台を支えるように構成されることを特徴とする高層収納棚。
  2. 前記収納棚が、前記収納棚の開口側が対向するように配置された2組の収納棚であり、前記空間が前記2組の収納棚の間であることを特徴とする請求項1に記載の高層収納棚。
  3. 前記移載ロボットは、前記伸縮ユニットを、ベース上を左右に移動する横行ユニットに設け、前記ベースを上下方向に移動させるクレーン式である請求項1又は2に記載の高層収納棚。
  4. 前記プラットホームが、前記収納棚の左右方向に分割されて個別に収納・引き出し自在である請求項1〜3のいずれかに記載の高層収納棚。
  5. 前記プラットホームが、引き出される方向に折り畳み自在であり、折り畳まれた状態で前記収納部の下部に収納可能な奥行きである請求項1〜4のいずれかに記載の高層収納棚。
  6. 前記プラットホームが前記収納部の下部に収納されたことを検知するセンサー手段と、センサー手段の検知により移載ロボットの移動を制御する制御部とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の高層収納棚。
  7. 前記プラットホームが出し入れされる駆動手段と、前記空間に人が出入する扉と、前記プラットホームが正しい位置状態に引き出されたことを検知するセンサー手段と、前記センサー手段の検知により前記扉を開放可能とる制御部とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の高層収納棚。
  8. 前記プラットホームには梯子を架けるためのスペースが空いており、前記収納棚に左右方向に梯子がかけられている、或いは、
    前記収納棚の片側に梯子が横付けして架けられており、前記プラットホームと同じ高さに設けられたステップが横付けして常設されている、或いは、
    前記収納棚の片側に上下に移動するステップを備えたバッテリリフトが横付けされていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の高層収納棚。
JP2001175913A 2001-06-11 2001-06-11 高層収納棚 Expired - Fee Related JP4929535B2 (ja)

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