JP2003327393A - 移動式リフター - Google Patents

移動式リフター

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JP2003327393A
JP2003327393A JP2002135437A JP2002135437A JP2003327393A JP 2003327393 A JP2003327393 A JP 2003327393A JP 2002135437 A JP2002135437 A JP 2002135437A JP 2002135437 A JP2002135437 A JP 2002135437A JP 2003327393 A JP2003327393 A JP 2003327393A
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lifter
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truck
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Seiji Moriyama
清次 森山
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MORIYAMA TEKKO KK
Moriyama Tekko KK
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MORIYAMA TEKKO KK
Moriyama Tekko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック等の荷台に荷物を載せる為の移動式
リフターであって、荷台が床面との間に大きな隙間を残
さない程度に降下して、台車が荷台に乗り入れ易くした
移動式リフターの提供。 【解決手段】 該リフターの基台2はコ型を成して両コ
ーナと両先端に合計4本の支柱3,3…を垂直に起立す
ると共に支柱内にはスライド棒4,4…をスライド可能
に嵌め、さらに基台2に軸支したスクリューシャフト
6,6…をスライド棒4,4…の中心軸部に設けると共
に該スクリューシャフト6,6…にはスライド棒4,4
…の下端部に取着したナットを螺合し、そしてスライド
棒4,4…の下端には支持金具5,5…を介して荷台1
を取着し、4本のスクリューシャフト6,6…を連動し
てモータ8で回転することで荷台1を昇降動することが
出来るように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラック等の荷台に
荷物を載せたり、又荷台から荷物を下ろす際に使用する
移動式リフターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラックの荷台に荷物を載せたり下ろす
場合、比較的軽いものであれば手で持ち上げて行うこと
が出来るが、重い荷物ともなれば持ち上げることが出来
ず、リフターが使用されている。従来のリフターとは車
両の正面にフォークを備え、該フォークが昇降動するよ
うに成っていて、パレット上に載せた重い荷物をフォー
クで支えて持ち上げ、車両を移動させてトラックの荷台
に載せることが出来る。
【0003】しかし、この種のリフターを使用するには
特殊運転免許が必要であり、作業者が誰でも使えるもの
ではない。そして、リフターは定位置に止まってフォー
クだけを昇降動するだけで荷物の積み下ろしは出来ず、
その都度移動しなくてはならず効率的ではない。勿論、
非常に重い荷物の場合にはリフターでなくてはならない
が、一般的な荷物の積み下ろしには時間がかかり不便で
ある。そして比較的軽い荷物であっても、その積み下ろ
しは重労働であり、腰を痛める場合が多い。
【0004】そこで出願人は平成12年5月25日付け
で「移動式リフター」に関する特許出願を行っている
(特開2001−335290号)。この移動式リフター
とは「トラック等の荷台に荷物を載せる為の移動式リフ
ターにおいて、基台には複数本の支柱を垂直に起立する
と共に支柱内にはスライド棒をスライド可能に嵌め、さ
らに基台に軸支したスクリューシャフトをスライド棒の
中心軸部に設けると共に該スクリューシャフトにはスラ
イド棒の下端部に取着したナットを螺合し、そしてスラ
イド棒の下端には支持金具を介して荷台を取着し、複数
本のスクリューシャフトを連動して回転することで荷台
を昇降動することが出来、又基台には車輪を取着したこ
とを特徴とする移動式リフター」である。
【0005】ところで、トラックに荷物を載せる場合に
は、リフターの荷台を下死点まで降ろし、床面との間に
僅か傾斜した下渡り板を通過して荷物を載せた台車が荷
台に乗り、そして該荷台を上昇させる。荷台の上昇はス
クリューシャフトをモータが回転することで行われ、所
定の高さに達したところで停止する。荷台とトラック間
には上渡り板が掛架されていて、台車は上渡り板を通過
してトラックの荷台へ移動することが出来る。
【0006】上記下渡り板は荷台の入口側底板に軸支さ
れ、荷台が上昇すると傾斜角度が大きくなって底板の入
口側縁との間に段差が生じ、荷台が降下した下死点では
傾斜角度が小さくなるように揺動可能に軸支されてい
る。従って、荷物を積んだ台車が荷台に乗り上げる場合
には傾斜角度の緩やかにして下渡り板を通過して荷台に
乗り上げることが出来る。その為には荷台が床面に近接
するまで降下しなくてはならないが、移動式リフターの
基台はH型を成していて荷台が降下して下死点まで達し
ても床面との間に大きな空間が残されている。
【0007】従って、下渡り板の傾斜角度を緩やかにす
ることが出来ず、荷台への台車の乗り上げが容易でな
い。一方、トラック荷台とリフターの荷台を繋ぐ上渡り
板は、リフターを所定の位置に設置したところで作業者
が手で持上げて掛架しなくてはならない。しかし、金属
製の大きな上渡り板を高く持上げてトラック荷台に掛架
する作業は容易でなく、更に高い所へ掛架する場合には
大変である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
フターには上記のごとき問題がある。本発明が解決しよ
うとする課題はこれら問題点であり、移動式リフターの
荷台ヘ台車が乗り入れ易くすると共に、上渡り板を手で
持上げて掛架する必要のない移動式リフターを提供す
る。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る移動式リフタ
ーの基本構造は従来と同じであって、基台には車輪を有
して移動することが出来、そして基台には複数本の支柱
が垂直に起立している。車輪は通常後退していて定位置
に安定するが、移動する際に下方へ突出して基台を浮上
させる構造と成っている。
【0010】そして荷物を載せる荷台を有し、基台に軸
支されて支柱に設けているスクリューシャフトに沿って
荷台が昇降動することが出来る。スクリューシャフトは
回転することが出来、荷台を取着しているスライド棒に
取付けたナットをスクリューシャフトに螺合すること
で、該荷台は昇降動出来る。
【0011】荷台の前後には渡し板を取付けし、出口側
(後方側)に設けている上渡し板は基台に対して垂直に起
立している棒(ガイドレール)に沿って上下動することが
出来、トラックの荷台等に係止することが出来る。一方
の入口側(手前側)に設けている下渡し板は荷台に軸支さ
れて揺動可能となっていて、台車が荷台に乗り入れ易く
している。
【0012】ところで、荷台が下死点に位置する場合に
下渡り板の傾斜角度が揺るやなになるように、すなわち
荷台の下死点が床面との間に殆ど隙間を残さないように
している。その為に、本発明の移動式リフターの基台は
コ型を成して、正面が開口した形状をしている。コ型基
台の内部には補強材は存在せず、荷台はコ型基台の内部
に収容されて下死点まで降下する。
【0013】コ型基台の両コーナーと両先端には支柱が
垂直に起立し、支柱の内部にはスクリューシャフトが収
容され、スクリューシャフトの下端は基台に設けている
軸受けによって支持され、そして全てのスクリューシャ
フトはモータにて回転駆動され、しかも同一速度で回転
するように互いに連動している。
【0014】本発明の移動式リフターは移動してトラッ
クの荷台後方等に配置されるが、この移動に際しては荷
台を降下すると共に車輪を突出し、基台を浮上する。車
輪は上方に延びるシャフトを有し、このシャフトは基台
から上方へ突出し、荷台を降下することでこのシャフト
を下方へ押圧するならば、逆に基台が浮上する構造と成
っている。
【0015】そして、所定の場所に移動して配置された
リフターは荷台を下死点まで降ろし(この場合には車輪
のシャフトを押圧しない)、床面との間に僅か傾斜した
下渡り板を通過して荷物を載せた台車が荷台に乗り、該
荷台を上昇させる。荷台の上昇はスクリューシャフトを
モータが回転することで行われ、所定の高さに達したと
ころで停止する。この場合、上渡り板は上昇する荷台と
共に持上げられてトラックの荷台に掛架される。勿論、
台車の持ち上げとは別に上渡り板を前以て上昇させてト
ラック荷台に掛架することは自由である。
【0016】上渡り板は支柱に沿って設けているガイド
レールに取付けられ、通常は垂下して基台の上に載って
いる。トラック荷台に掛架する際には、基台の側板に取
付けているツメを回転してガイドレールに沿って上下動
するスライダーに係止可能とし、荷台を上昇させるなら
ばツメがスライダーに係止して上渡り板を持上げること
が出来る。所定の高さになったところで水平に回転して
荷台を降下するならば先端部がトラック荷台に係止して
落下しないように保持される。
【0017】トラックの荷台が荷物の重さにより上下動
しても、上渡り板は常にトラック荷台と同じ高さに保た
れ、上昇する荷台は上渡り板の高さで停止することが出
来るように制御されている。以下、本発明に係る実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
【実施例】図1、図2は本発明に係る移動式リフターを
示す実施例であり、図1は荷台1が下死点にある場合、
図2は荷台1が上死点又は上死点付近にある場合を示し
ている。基台2は前方を開口したコ型を成して4本の支
柱3,3…が垂直に起立し、この支柱3,3…にはスラ
イド棒4,4…が嵌っている。さらに、このスライド棒
4,4…は中空と成っていて、中心軸部には基台2に軸
支したスクリューシャフトが起立している。スライド棒
4,4…の下端部には支持金具5,5…が取着され、こ
の支持金具5,5…は荷台1に固定されている。すなわ
ち、荷台1はスライド棒4,4…の下端部に支持金具
5,5…を介して取付けられている。
【0019】そして、スライド棒4,4…の下端には上
記スクリューシャフトに螺合しているナットが固定され
ていて、スクリューシャフトが回転するならば、スライ
ド棒4,4…と共に荷台1が昇降動することが出来る。
図3、図4は移動式リフターの内部構造を示している
が、スクリューシャフト6は基台2の軸受け7に軸支さ
れ、下端にはスプロケットが取着されてモータ8の主軸
に取付けているスプロケットとチェーン9を介して連動
する。そして4本のスクリューシャフト6,6…が同時
に、同速で回転することが出来るように下端に取着した
スプロケットにはチェーンが巻き掛けられている。
【0020】スクリューシャフト6の高さは図3、図4
に示しているように、支柱3とほぼ同じであって、支柱
3に嵌って上昇するスライド棒4は図4のように支柱3
の上端付近まで上がることが出来る。荷台1は支柱3,
3…に嵌っているスライド棒4,4…の下端に取着され
ている為に該荷台1が傾くことはなく、しかもスライド
棒4,4…と共にスムーズに昇降動することが出来る。
ここで、スライド棒4,4…の下端に取着されて荷台1
を支える支持金具5,5…が支柱3,3…に沿って昇降
動することが出来るように、支柱3,3…には支持金具
5,5…が移動するスリット溝10,10…が沿設され
ている。
【0021】左右のスライド棒4,4の上端は概略コ型
の繋ぎ材11によって連結され、更に前後の繋ぎ材1
1,11の間には両側に桟12,12が掛架していて、
荷台1を取付けている4本のスライド棒4,4…の捩れ
を防止して高い剛性を確保している。従って、スライド
棒4,4…は支柱3,3…に沿ってスムーズに昇降動を
行なうことが出来る。
【0022】そして荷台1の両側板14,14の上縁か
ら前桟13,13が垂直に起立し、前桟13,13の上
端は湾曲して繋ぎ材11に固定されているが、一方の前
桟13には所定の間隔をおいて2個の支持具15,15
が取着され、この支持具15,15に扉16が開閉出来
るように取付けられている。扉16の形態は中央部が前
方へ湾曲して突出したもので、複数本の縦桟が設けられ
て作業者が荷台1から落下しない形態を成している。
【0023】又、荷台1には補助台17が備わってい
て、作業者は荷物を載せた台車を荷台1に載せた場合に
該補助台17に載って台車と共に上昇してトラックの荷
台へ上がることが出来る。上記補助台17は荷台1の底
より前方に張出しているが、扉16はこの補助台17に
合わせて湾曲している為に、該扉16を閉じることで作
業者は荷台1から落下することなく該補助台17に載る
ことが出来る。
【0024】図1に示している扉16は開いているが、
荷台1に荷物を積んだ台車が載って上昇する場合には図
2に示すように閉じられる。本発明のリフターにはロッ
ク装置18が備わっていて、一旦扉16が閉じて荷台1
が上昇するならば開かない構造となっている。従って、
扉16が独りでに開いて作業者が補助台17から落下す
ることはない。
【0025】ところで、本発明の移動式リフターは荷台
1が降下した下死点では、荷物を積んだ台車が該荷台1
に乗り上げ易く成っている。その為に、下死点での荷台
1は床面との間に大きく隙間を残さないように、基台2
の形状はコ型を成している。図5はコ型をした基台2を
示す実施例である。該基台2には4本の支柱3,3…が
垂直に起立し、支柱3,3…の中心軸にはスクリューシ
ャフト6,6…が収容されていて、基台2に設けている
軸受けで回転自在に支えられている。
【0026】スクリューシャフト6,6…の下端にはス
プロケット19,19…が取着され、モータ8の軸に取
着しているスプロケット19とチェーン9にて連動され
ている。そして、全てのスクリューシャフト6,6…の
スプロケット19,19…がチェーン9,9…にて連動
されることで、該モータ8によって4本のスクリューシ
ャフト6,6…は同速で回転することが出来る。
【0027】コ型の基台2は前方が開口し、空間20に
は基台2の強度を補強する為の補強材は存在せず、降下
する荷台1は該空間20に収容され、しかも床面に近接
するまで降下することが出来る。図6は、補助台17は
備わっていないが、下死点に位置する荷台1を示した場
合であり、底板21の両側には側板14,14が起立
し、入口側には下渡し板22が揺動可能に軸支されてい
る。
【0028】下渡り板22は荷台1が下死点に降下した
場合の床面との間の繋ぎ材であり、台車は該下渡り板2
2を通過して荷台1に乗り上げる。従って、下渡り板2
2は僅かに傾斜しているが、荷台1が降下して床面との
間の大きな隙間が存在しないことで下渡り板22の傾斜
角度は小さくなる。下渡り板22は両側が側板14,1
4に軸支されていて、荷台1が降下して下渡り板22の
先端が床面に当るならば持上げられて緩やかな傾斜と成
り、荷台1が上昇する場合には自重によって先端が降下
するようになる。
【0029】一方、荷台1の後方には上渡り板23が備
わっている。この上渡り板23は荷台1とトラック荷台
との繋ぎ材であり、荷台1が上昇してトラック荷台へ台
車が移動する場合に用いられる。コ型基台2の後方には
2本のガイドレール24,24が支柱3,3に沿って起
立し、ガイドレール24,24にはスライダー25,2
5が上下動出来るように取付けられている。そして、こ
のスライダー25,25に上渡り板23が回転可能に取
着されている。
【0030】上渡り板23の底には軸26が設けられ、
該軸26の両端がスライダー25,25に軸支され、従
って、上渡り板23は軸26を中心として回転すること
が出来る。図6に示す上渡り板23は後方端側を下方に
して垂下した状態であり、基台2に載っている。そし
て、荷台1の側板14,14の後方端にはツメ27,2
7が回動可能に取付けられ、このツメ27,27をスラ
イダー25,25側へ向けて荷台1が上昇するならば、
ツメ27,27にスライダー25,25が係止して持上
げられる。
【0031】図7は荷台1によって上渡り板23が持上
げられた場合であり、ツメ27はスライダー25に係止
している。図8は上渡り板23を水平に回転して荷台1
を降下し、先端部をトラック荷台に掛架する場合であ
る。上渡り板23の先端部がトラック荷台に係止するな
らば、荷台1が更に降下しても上渡り板23は落下する
ことなく支えられるように成っている。すなわち、上渡
り板23の先端がトラック荷台に係止した状態で荷台1
側が降下するような回転は出来ない。その後は、荷台1
に荷物を積んだ台車を載せて上昇し、荷台1は上渡り板
23の高さで停止し、該上渡り板23を通過してトラッ
ク荷台へ移動することが出来る。そしてトラック荷台に
荷物を下ろした台車は再び上渡り板23を通過して荷台
1に載って降下する。
【0032】荷台1の側板14,14には押圧部材2
8,28…が取り付けられ、ハンドル29の操作で側板
14,14の外方向へ向きを変えることが出来る。図8
に示す押圧部材28,28…は側板14,14に面して
いるが、図7に示す押圧部材28,28…は側板14,
14の外方向へ向いている。この状態で荷台1が降下し
て下死点付近に達するならば、基台2に取付けている車
輪の軸上端に当り、更に降下するならば基台2が上昇し
て車輪が下方へ突出することになる。従って、リフター
は車輪によって移動することが出来る。
【0033】図9は本発明の移動式リフターを使用して
荷物をトラック荷台に積み上げる場合である。該リフタ
ーは所定の場所に移動して配置され、荷台1をトラック
荷台の高さまで上昇して荷物を載せた台車をトラック荷
台へ移動させる。この場合、荷台1は上渡し板23の高
さに達したところで停止する。すなわち、荷台1にはリ
ミットスイッチが取付けられていて、上渡し板23の高
さに達するならばリミットスイッチが作動して停止す
る。荷物を下ろして空になった台車はそのまま移動して
リフターの荷台1に乗って再び降下する。
【0034】ここで、トラック荷台に多くの荷物を積載
することでその高さは少しづつ下がることになるが、そ
れに伴って上渡し板23は降下することが出来、上渡し
板23とトラック荷台との間に段差を生じることはな
い。荷台1に乗った台車は、該台車1から落ちないよう
に側板14,14が備わっており、又荷台1の入口側に
取付けた扉16がロックされることでストッパーとして
機能している。
【0035】そして、荷台1には作業者自らも乗ってト
ラック荷台へ荷物を載せることが出来るが、自動ロック
される扉によって落下することはない。以上述べたよう
に、本発明の移動式リフターは基台の形状をコ型とした
ものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0036】
【発明の効果】本発明の移動式リフターはトラック荷台
の後方等、適当な場所へ移動することが出来る。その為
に、基台には車輪を備えているが、この車輪は移動する
場合にだけ突出することが出来、通常は後退していて床
面に接地した基台は安定している。そして、この基台に
起立した支柱に沿って荷台が昇降動し、該荷台に載せた
荷物を持ち上げることが出来るが、荷台の後方には上下
動する上渡し板を有していて、例えばトラック荷台との
間に段差を無くして繋ぐことが出来る。従って、台車に
載せた荷物は該リフターを使用することで楽に積み下ろ
しが出来る。
【0037】そして、基台はコ型を成していてコ型空間
には補強材が存在しないことで、降下した荷台は該基台
の空間に収容され、下死点では床面との間に大きな隙間
を残すことはない。従って下渡り板の傾斜度は小さくな
って荷物を積んだ台車は下渡り板を通過して荷台に容易
に載り入れることが出来る。該リフターの支柱に嵌って
いるスライド棒は荷台を下端に取着し、そして上端が繋
ぎ材によって繋がれ、又繋ぎ材は桟によって連結されて
いることで捩れ等の剛性は高く、基台がコ型であっても
荷台をスムーズに昇降動させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動式リフターで荷台が降下している
場合。
【図2】本発明の移動式リフターで荷台が上昇している
場合。
【図3】本発明の移動式リフターの内部構造で荷台が降
下している場合。
【図4】本発明の移動式リフターの内部構造で荷台が上
昇している場合。
【図5】コ型の基台を示す実施例。
【図6】下死点での荷台及び上渡り板。
【図7】上死点での荷台及び上渡り板。
【図8】上渡り板をトラック荷台に掛架した場合。
【図9】トラック荷台の後方にリフターを配置した場
合。
【符号の説明】
1 荷台 2 基台 3 支柱 4 スライド棒 5 支持金具 6 スクリューシャフト 7 軸受け 8 モータ 9 チェーン 10 スリット溝 11 繋ぎ材 12 桟 13 前桟 14 側板 15 支持具 16 扉 17 補助台 18 ロック装置 19 スプロケット 20 空間 21 底板 22 下渡り板 23 上渡り板 24 ガイドレール 25 スライダー 26 軸 27 ツメ 28 押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック等の荷台に荷物を載せる為の移
    動式リフターにおいて、該リフターの基台はコ型を成し
    て両コーナと両先端に合計4本の支柱を垂直に起立する
    と共に支柱内にはスライド棒をスライド可能に嵌め、さ
    らに基台に軸支したスクリューシャフトをスライド棒の
    中心軸部に設けると共に該スクリューシャフトにはスラ
    イド棒の下端部に取着したナットを螺合し、そしてスラ
    イド棒の下端には支持金具を介して荷台を取着し、4本
    のスクリューシャフトを連動してモータで回転すること
    で荷台を昇降動することが出来、又基台には車輪を出没
    可能に取着したことを特徴とする移動式リフター。
  2. 【請求項2】 上記コ型基台に起立した支柱に嵌ってい
    るスライド棒の下端には荷台を取着し、上端は繋ぎ材に
    よって連結すると共に繋ぎ材は桟にて繋がれている請求
    項1記載の移動式リフター。
  3. 【請求項3】 上記荷台の底板入口側には下渡り板を揺
    動可能に軸支した請求項1、又は請求項2記載の移動式
    リフター。
  4. 【請求項4】 上記荷台の後方支柱に沿って起立したガ
    イドレールにはスライダーを上下動可能に取付け、該ス
    ライダーに上渡り板を回転可能に軸支し、荷台側板上縁
    の後方端には上記スライダーに係止するツメを回転可能
    に取付けた請求項1、請求項2、又は請求項3記載の移
    動式スライダー。
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