JP2019033555A - コイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置 - Google Patents

コイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】成形用の部品を交換することなく種々の形状のコイルセグメントを成形可能であり、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、さらに、異なる成形加工工程間の移行時間を短縮化できるコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供する。【解決手段】コイルセグメント成形装置は、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体を上述の同一平面と交差する方向に曲げ加工する2次曲げ部を備えている。2次曲げ部は、上述の同一平面と交差する方向で互いに対向して配置され、1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて上述の同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。【選択図】図4

Description

本発明は、モータや発電機等の回転電機(回転電気機械)におけるステータやロータのコイル形成に用いられるコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置に関する。
回転電機におけるステータやロータのコイルとして、このステータ又はロータの周方向に沿って配列された複数のスロットに、線材をU字形状に加工してなる複数のコイルセグメント(ヘアピン)をそれぞれ挿入し、これらコイルセグメントの自由端側を溶接等により互いに接合してコイルを形成してなる、いわゆるセグメント型コイルが知られている。コイルセグメントは、所定長さの線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部とこれら1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなるU字形状を有している。
コイルセグメントの渡り部(コイルエンド部)には、一般に、レーンチェンジのために、クランク形状の段差部が形成されている。この段差部は、1対のスロット挿入部を互いにスロットの径方向にずらすためのものであり、スロットに挿入したコイルセグメントと他のコイルセグメントとの干渉を避けるために設けられている。
このようなクランク形状の段差部を形成する方法として、特許文献1には、所定長さに切断した線材の両端部を水平面内で支持し、この状態で線材に対して水平面内で接離自在な1対の第1成形型を線材の両側から接近移動させてプレスする方法が開示されている。これら1対の第1成形型は、クランク形状に対応した凹凸形状をそれぞれ有している。また、渡り部を湾曲形状に成形する方法として、特許文献1には、上述の水平面と直交する垂直面で接離自在であり、湾曲凸面とこれに対応した湾曲凹面をそれぞれ有する1対の第2成形型を線材の両側から接近移動させてプレスする方法が開示されている。
特開2004−297863号公報
特許文献1に開示されている従来のコイルセグメント成形方法によると、コイルセグメントの渡り部のクランク形状が第1成形型の固定の型形状(押圧面形状)によって規定され、湾曲形状が第2成形型の固定の型形状(押圧面形状)によって規定される。このため、クランク形状や、湾曲形状の曲率を変更するためには、成形型を取り替える必要がある。一般に、1つのコイルを形成するコイルセグメントには、U字形状における肩部の長さや角度、及び1対のスロット挿入部間の幅等が異なる多種類のコイルセグメントが混在するため、多種形状のセグメントを成形する必要がある。従って、従来においては、多種形状のセグメントを作成するには、多種形状の成形型を用意し、これら成形型をその都度取り替えざるを得ない。同種形状のセグメントを同一の成形型であらかじめ多数成形してストックしておき、ストックしておいたセグメントを必要時に取り出すようにすれば、成形型の取り替え作業回数を減らすことは可能であるが、ストックされている種々の形状のセグメントの管理が煩雑であり、また、種々の形状のセグメントを過不足なく形成しておくことも管理を複雑にする。さらに、異なる平面内で移動する2種類の対構成の型を用いて、1つの対構成の型による成形が終わりこれら対構成の型を離間させた後に他の対構成の型を接近移動させて成形する方法では、型の移動に伴う成形時間のロスが大きく、成形作業の効率低下を来していた。
従って、本発明の目的は、成形用の部品を交換することなく種々の形状のコイルセグメントを成形可能なコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要のないコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、異なる成形加工工程間の移行(クランク形状の成形から湾曲形状の成形、又は湾曲形状の成形からクランク形状の成形)時間を短縮化できるコイルセグメント成形装置、コイルセグメント成形方法及び回転電機の製造装置の提供をすることにある。
本発明によれば、コイルセグメント成形装置は、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体を上述の同一平面と交差する方向に曲げ加工する2次曲げ部を備えている。2次曲げ部は、上述の同一平面と交差する方向で互いに対向して配置され、1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて上述の同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。
1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する押圧治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、押圧治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。また、押圧治具の移動量を変えるだけで1つの成形加工工程から他の加工工程に迅速に移行することができる。
複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて複数対の押圧治具をそれぞれ移動させるように構成されていることが好ましい。
複数の駆動機構が、複数対の押圧治具を上述の同一平面と直交する方向及び/又はこの同一平面に対して斜めの方向に移動させて渡り部にこの同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
複数の駆動機構が、複数対の押圧治具を上述の同一平面と直交する方向に移動させた後、複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具をこの同一平面に対して斜めの方向に移動させて渡り部にこの同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
この場合、複数の駆動機構のうち1対の押圧治具を上述の同一平面に対して斜めの方向に移動させる駆動機構が、1対の押圧治具をこの同一平面内の1つの方向に移動すると同時に1つの方向と直交する方向に移動させるように構成されていることがより好ましい。
複数の駆動機構が、渡り部を湾曲させた後で1対の押圧治具を移動させて上述のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
この場合、複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具が上述の同一平面と直交する平面内で回動可能に設けられており、この回動によって渡り部の湾曲の曲率を変更可能であることも好ましい。
複数対の押圧治具の各対が、凹状に湾曲した押圧面を有する凹状押圧治具とこの凹状押圧治具に対応する凸状に湾曲した押圧面を有する凸条押圧治具とを備えていることも好ましい。
本発明によれば、さらに、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体の渡り部を、上述の同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されている複数対の押圧治具によって挟持して押圧し、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいてこの同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させることによってこの同一平面と交差する方向に曲げ加工するコイルセグメント成形方法が提供される。
1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する押圧治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、押圧治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。また、押圧治具の移動量を変えるだけで1つの成形加工工程から他の加工工程に迅速に移行することができる。
本発明によれば、さらにまた、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体を同一平面と交差する方向に曲げ加工する2次曲げ部を備えている回転電機の製造装置が提供される。2次曲げ部は、上述の同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されておりかつ渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいてこの同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有している。なお、この回転電機の製造装置は、線材を供給する線材供給部と、該線材供給部から供給された直線状の線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部と、該1次曲げ部によって曲げ加工された線材を前記同一平面と垂直な面内において曲げ加工する2次曲げ部と、該2次曲げ部によって曲げ加工されたコイルセグメントを回転電機のスロットに対応させて組み立てるコイル組立装置とを備えている。
1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する押圧治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、押圧治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。また、押圧治具の移動量を変えるだけで1つの成形加工工程から他の加工工程に迅速に移行することができる。
複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて複数対の押圧治具をそれぞれ移動させるように構成されていることが好ましい。
複数の駆動機構が、複数対の押圧治具を上述の同一平面と直交する方向及び/又はこの同一平面に対して斜めの方向に移動させて渡り部にこの同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
複数の駆動機構が、複数対の押圧治具を上述の同一平面と直交する方向に移動させた後、複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具をこの同一平面に対して斜めの方向に移動させて渡り部にこの同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
この場合、複数の駆動機構のうち1対の押圧治具を上述の同一平面に対して斜めの方向に移動させる駆動機構が、1対の押圧治具をこの同一平面内の1つの方向に移動すると同時に1つの方向と直交する方向に移動させるように構成されていることも好ましい。
複数の駆動機構が、渡り部を湾曲させた後で1対の押圧治具を移動させて上述のずれを形成するように構成されていることも好ましい。
複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具が上述の同一平面と直交する平面内で回動可能に設けられており、この回動によって渡り部の湾曲の曲率を変更可能であることも好ましい。
複数対の押圧治具の各対が、凹状に湾曲した押圧面を有する凹状押圧治具とこの凹状押圧治具に対応する凸状に湾曲した押圧面を有する凸条押圧治具とを備えていることも好ましい。
本発明によれば、1次曲げ成形体の渡り部を挟持して押圧する押圧治具の位置を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じて設定された移動量で移動させることにより、即ちコイルセグメント毎に治具の移動量を設定することにより、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、成形すべき曲げ形状に応じた形状を有する成形型を用いる必要がないから製造コストが安価となる。また、成形型交換等の作業が不要となるため、種々の形状のコイルセグメントを成形する場合に、作業が容易かつ確実となることのみならず、作業時間の短縮化を図ることができる。その結果、コイルセグメントの成形作業全体の作業効率を大幅に向上させることができる。さらに、押圧治具の移動量をコイルセグメント毎に設定可能であるため、種々の形状のコイルセグメントをあらかじめ多数成形してストックしておく必要がなく、ストックされているセグメントの管理が不要となる。また、種々の形状のセグメントを、必要に応じてその都度容易に作成することができる。また、押圧治具の移動量を変えるだけで1つの成形加工工程から他の加工工程に迅速に移行することができる。即ち、湾曲成形工程からずれの成形工程への移行又はずれの成形工程から湾曲成形工程への移行が押圧治具の移動量(数値)を変えるだけで可能となるので、成形型を替えることなく2次曲げ部における複数種類の成形作業が迅速にできる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の製造装置の一部構成を概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1の実施形態におけるコイルセグメント成型装置の2次曲げ部の押圧治具の構成と、これら押圧治具によって曲げ加工される1次曲げ成形体の位置を概略的に示す分解斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の各押圧治具の移動方向を示す図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の渡り部の湾曲状の曲げ加工(湾曲形状の成形)工程と段差形状の付与(クランク形状の段差部形成)工程とを説明する図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の曲率調整動作を説明する図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の駆動機構を含む全体構成を概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の駆動機構を含む全体構成を概略的に示す平面図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の片側部分(正面から見て左側半分)の駆動機構を含む構成を示す分解斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の図8に示す片側部分を背面側から見た分解斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の図8に示す片側部分の駆動機構の動作を説明するための正面図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の片側部分(正面から見て右側半分)の駆動機構を含む構成を示す分解斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の図11に示す片側部分を背面側から見た分解斜視図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の図11に示す片側部分の駆動機構の動作を説明するための正面図である。 図1の実施形態におけるコイルセグメント成形装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1の実施形態における2次曲げ部の曲げ動作の制御工程を概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態におけるコイル幅小の1次曲げ成形体の2次曲げ動作の制御工程を示すタイミングチャートである。 コイル幅大の1次曲げ成形体の2次曲げ動作の制御工程を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に述べる実施形態は、線材として断面が四角形状の平角線を用いる場合について説明するが、例えば丸形状、正方形形状、多角形状若しくはその他の任意の断面形状の単線、又は撚り線による線材であっても本発明は適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機の製造装置は、コイルセグメント成形装置1と、コイルセグメント成形装置1で成形されたコイルセグメントを回転電機の周方向に沿って円環状に配列されたスロットに対応させてアセンブルするコイル組立装置2とを備えている。コイルセグメント成形装置1は、線材供給部3と、線材供給部3から供給された所定長さの直線状の線材を同一平面(本実施形態では水平平面)内で所定の形状(例えばU字形状)に曲げ加工する1次曲げ部4と、1次曲げ部4で曲げ加工されたコイルセグメント(1次曲げ成形体)をこのコイルセグメントの軸線及び上述の平面と垂直な平面(本実施形態では垂直平面)内において曲げ加工する(湾曲形状に成形する)と共にその先端部にコイルセグメントの1対のスロット挿入部が互いにコアの径方向にずれるための形状(例えば、段差形状、クランク形状)を付与する(クランク形状の段差部を成形する)2次曲げ部5とを備えている。
線材供給部3は、表面が絶縁層で被覆された平角線による線材6が巻かれたボビン7と、ボビン7から線材6を引き出して供給方向を変える供給方向転換部8と、線材6のフラットワイズ面を挟持して搬送する複数のローラ対9aと、線材6のエッジワイズ面を挟持して搬送する複数のローラ対9bと等を有し、長手方向の歪みを矯正する矯正搬送部9と、歪みが矯正された線材6の所定長さに対応する両端部における被覆絶縁層を剥離する剥離部10と、剥離部10を通過した線材6を所定長さ位置で切断する切断部11とを備えている。本実施形態における剥離部10はレーザ光で被覆絶縁層を剥離する構成を有し、剥離範囲は次の線材の片側端部の剥離部を含んでいる。従って、切断部11は剥離範囲の中央部で線材6を切断するように構成されている。なお、剥離部10として、レーザ光を用いることなく、機械的な切削又は削り取りで線材6の被覆絶縁層を剥離する構成を用いても良いことはもちろんである。
1次曲げ部4によって曲げ加工された線材6、即ちU字形状に曲げられた1次曲げ成形体は、1次曲げ部4と2次曲げ部5との間に配置された移送機構12によって2次曲げ部5へ移送される。移送機構12はエアシリンダによる1対のチャック部(図示無し)を備えており、この1対のチャック部は1次曲げ成形体の両脚部(1対のスロット挿入部)が曲げによって旋回してくる範囲にチャック片が開放された状態で待機している。チャック部が1次曲げ成形体の両脚部を把持すると、移送機構12は上昇して1次曲げ部4から1次曲げ成形体を外し、2次曲げ部5へ移送する。移送機構12で移送された1次曲げ成形体はその両脚部の端部が保持部材13で保持される。保持部材13は、移送部材12と同様に、エアシリンダによって開閉する1対のチャック部で1対のスロット挿入部を把持する構成を有している。1次曲げ成形体を保持部材13に受け渡した移送機構12が退避してスペース的にコイルエンド部(渡り部)側が開放された状態で、このコイルエンド部に対して2次曲げ部5による湾曲形状の成形及びクランク形状の段差部の形成を含む曲げ加工がなされる。なお、図1に示す構成では、線材供給部3の供給方向転換部8、矯正搬送部9、剥離部10及び切断部11と、1次曲げ部4とが図1(a)にて横方向に一列状に配置され、2次曲げ部5が1次曲げ部4に対して図1(a)にて縦方向(直角方向)に配置され、コイル組立装置2が2次曲げ部5に対して図1(a)にて横方向に配置されているが、これら供給方向転換部8、矯正搬送部9、剥離部10、切断部11、1次曲げ部4、2次曲げ部5及びコイル組立装置2が図1(a)にて横方向に一列状に配置されていても良い。即ち、コイルセグメントの成形部とコイルの組立部との配置の制限、換言すれば、単一の製造装置においてコイル形成が完結する構成であれば、レイアウト上の制限はない。
次に、図2を参照して、2次曲げ部5の押圧治具の構成及び1次曲げ成形体を曲げ加工する動作について説明する。
2次曲げ部5は、図2に示すように、下面に凹状に湾曲した押圧面53A−1を有するブロック状の押圧治具53Aと、上面に押圧面53A−1に対応する凸状に湾曲した押圧面53B−1を有するブロック状の押圧治具53Bと、下面に凹状に湾曲した押圧面54A−1を有するブロック状の押圧治具54Aと、上面に押圧面54A−1に対応する凸状に湾曲した押圧面54B−1を有するブロック状の押圧治具54Bとを有している。1対の押圧治具53A及び53Bは、1次曲げ成形体17が保持されている平面(本実施形態では水平平面)と交差する交差方向(例えば直交する直交方向)で互いに対向するように配置されており、この交差方向に沿って互いに近接移動するように構成されている。1対の押圧治具54A及び54Bも、1次曲げ成形体17が保持されている平面(本実施形態では水平平面)と交差する交差方向(例えば直交する直交方向)で互いに対向するように配置されており、この交差方向に沿って互いに近接移動するように構成されている。1次曲げ成形体17が保持されている平面とは、1次曲げ成形体17が1次曲げ部3で曲げ加工がなされた平面である。即ち、1次曲げ成形体17は1次曲げ部3で曲げ加工された姿勢のまま移送部材12で2次曲げ部5へ移送され、その姿勢で2次曲げ部5の曲げ加工がなされる。
図2において左上に位置している押圧治具53Aは、後述する支持部材に固定するためのボルト挿通孔53A−2及び53A−3を有しており、図2において右上に位置している押圧治具54Aも、同様に、ボルト挿通孔54A−2及び54A−3を有している。ボルト挿通孔53A−2及び53A−3は、押圧治具54Aに対する押圧治具53Aの水平方向の位置調整、換言すれば、押圧治具53A及び54Aを合わせて形成される1つの凹状に湾曲した押圧面の組み付け時の誤差を吸収するためにそれぞれ長穴形状となっている。
図2において左下に位置している押圧治具53Bは、後述する支持部材に固定するためのボルト挿通孔53B−2及び53B−3を有しており、図2において右下に位置している押圧治具54Bも、同様に、ボルト挿通孔54B−2及び54B−3を有している。ボルト挿通孔53B−2及び53B−3は、押圧治具54Bに対する押圧治具53Bの水平方向の位置調整、換言すれば、押圧治具53B及び54Bを合わせて形成される1つの凸状に湾曲した押圧面の組み付け時の誤差を吸収するためにそれぞれ長穴形状となっている。
前述したように、1次曲げ部4でU字形状に曲げ加工された1次曲げ成形体17は、山形形状をなす渡り部17aと、この渡り部17aによって連結され、互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部17b及び17cとから構成されている。2次曲げ部5においては、まず、この1次曲げ成形体17の渡り部17aが、この1次曲げ成形体17の平面(本実施形態では水平平面)と交差する交差方向(例えば直交する直交方向)に湾曲状に曲げ加工される。具体的には、押圧治具53A及び54Aが成形すべきコイルセグメントの制御データに基づいて位置付けられることにより、即ち押圧治具53A及び54Aを互いに近接して隣り合う状態に移動させることにより、それらの押圧面53A−1及び54A−1が1つの凹状の湾曲面を構成した状態となり、また、押圧治具53B及び54Bが成形すべきコイルセグメントの制御データに基づいて位置付けられることにより、押圧治具53B及び54Bを互いに近接して隣り合う状態に移動させることにより、それらの押圧面53B−1及び54B−1が1つの凸状湾曲面を構成した状態となる。
この状態で押圧治具53A及び54Aと押圧治具53B及び54Bとのいずれか一方又は双方が、1次曲げ成形体17の平面(水平平面)と直交する平面(垂直平面)内で上下方向に移動することにより、1次曲げ成形体17の渡り部17aが押圧されて湾曲形状に成形される。この押圧時に渡り部17aの表面に接触する押圧治具53A、53B、54A及び54Bの角部53A−4、53B−4、54A−4及び54B−4は、それぞれ、渡り部17aの絶縁層を傷付けないように面取りされている。
押圧治具53A及び54Aを一体的なブロックとして構成するのではなく、互いに分割したブロックとして構成しているため、渡り部17aを湾曲形状に成形する曲げ加工工程と、渡り部17aの頂部にクランク形状の段差部を形成する曲げ加工工程とを、この2次曲げ部5で連続的に行うことができる。即ち、1次曲げ成形体17の平面(水平平面)と直交する平面(垂直平面)内で湾曲形状の曲げ加工とクランク形状の段差部の形成との2種類の曲げ加工工程を成形型(押圧治具)の交換をせずに行うことができる。押圧治具53B及び54Bについても同様である。また、これら押圧治具53A、53B、54A及び54Bの移動量をそれぞれ変えることにより、2種類の曲げ加工における制御条件を変化させることができ、これにより、種々のコイルセグメントの成形に対応することができる。
図3は2次曲げ部5の各押圧治具の移動方向を示している。同図に示すように、押圧治具54Aの中心軸側(内側)の上下方向の厚さは押圧治具53Aの中心軸側(内側)の上下方向の厚さよりも大きくなるように設定されており、押圧治具53Bの中心軸側(内側)の上下方向の厚さは治具54Bの中心軸側(内側)の上下方向の厚さよりも大きくなるように設定されている。これら押圧治具53A、54A、53B及び54Bは、後述する駆動機構により、垂直平面内で上下方向(UY方向、UX方向、UU方向、及びUZ方向)に別個に移動可能となっている。押圧治具53A、54A、53B及び54Bそれぞれの移動方向及び移動速度を揃えることにより、押圧治具53A及び53Bは1つの押圧治具ユニット55として上下方向(UV方向)に移動可能であり、同様に、押圧治具54A及び54Bは1つの押圧治具ユニット56として上下方向(UW方向)に移動可能である。押圧治具ユニット55は水平方向(H方向)へも移動可能であり、従って上下方向への移動と水平方向への移動とを同時に行うことにより斜め方向(K方向)への移動が可能となる。押圧治具ユニット56は、上下方向の移動の他に、垂直平面内でR方向に回動(旋回)可能となっている。押圧治具ユニット56のこの回転により、1次曲げ成形体17の渡り部17aに湾曲形状(湾曲面)を成形する際のその湾曲面の曲率を可変調整できると共に、スロット挿入部17b及び17c間の幅が異なっている1次曲げ成形体17の渡り部17aに関しても湾曲面を成形することが可能となる。即ち、種々の形状のコイルセグメントに対する2次曲げ加工が可能となる。押圧治具53A、53B、54A及び54Bそれぞれの上下方向の移動、押圧治具ユニット55の水平方向の移動及び斜め方向の移動、並びに押圧治具ユニット56の旋回移動は、設定された移動量のデータ(制御データ)に基づいてそれぞれ数値制御(NC制御)される。なお、図3、図4及び図5においては、各押圧治具53A、53B、54A及び54Bの支持部材に対する固定部分は、図示を省略している。
次に、図4を参照して、2次曲げ部5における曲げ加工動作の概要を説明する。なお、同図においては、1次曲げ成形体17はその加工対象である渡り部17aのみがハッチングで表わされている。
図4(a)は押圧治具53A、53B、54A及び54Bが初期位置(ホームポジション)にある状態を示している。即ち、同図は、1次曲げ部4で曲げ加工されて得られた1次曲げ成形体17が移送部材12によって移送され、1次曲げ成形体17の1対のスロット挿入部17b、17cの自由端部が保持部材13によって保持され、その後、移送部材12が退避して2次曲げ部5における曲げ加工を開始可能な状態を示している。このホームポジションにおいては、互いに近接して隣り合う押圧治具53A及び54Aはそれらの上端面が同一面となるように位置しており、押圧治具53B及び54Bはそれらの下端面が同一面となるように位置している。この状態では、押圧治具53A及び54Aによる押圧面53A−1及び54A−1は両者間に段差を有しており、押圧治具53B及び54Bによるによる押圧面53B−1及び54B−1は両者間に段差を有している。
図4(b)に示すように、ホームポジション状態から、押圧治具53A及び53Bからなる押圧治具ユニット55が一体的に左斜め下方向に移動され、その結果、押圧治具53Aと押圧治具54Aとの間に隙間gが形成されると共に、押圧治具53A及び54Aによる押圧面53A−1及び54A−1は両者間に段差のない滑らかな1つの凹状の湾曲面を構成しており、押圧治具53B及び54Bによる押圧面53B−1及び54B−1も両者間に段差のない滑らかな1つの凸状の湾曲面を構成している。
この状態から、図4(c)に示すように、まず、1対の押圧治具53B及び54Bを上昇させて渡り部17aの下面に当接させ、その状態で1対の押圧治具53A及び54Aを下降させて押圧動作を開始する。即ち、1対の押圧治具53A及び54Aの押圧面53A−1及び54A−1による凹状の湾曲面と、1対の押圧治具53B及び54Bの押圧面53B−1及び54B−1による凸状の湾曲面との間に渡り部17aを挟んで押圧動作を行い、渡り部17aをその水平平面に対して垂直の方向に湾曲させる。押圧動作がある程度進行した時点、換言すれば1次曲げ成形体17が位置ずれするおそれのなくなった時点で、保持部材13による保持(エアーシリンダによるチャッキング)が解除される。なお、この押圧動作における押圧治具の移動過程は上述した例に限定されず、1次曲げ成形体17が位置ずれしない範囲で種々の移動過程とすることが可能である。押圧動作の完了によって、渡り部17aの湾曲形状の成形である曲げ加工が終了する。
渡り部17aの湾曲形状の成形が終了した後、押圧治具53A及び54Aの押圧面53A−1及び54A−1と押圧治具53B及び54Bの押圧面53B−1及び54B−1とが渡り部17aを挟持している状態で、図4(d)に示すように、押圧治具53A及び54Aの上端面が同一面となり、かつし、押圧治具53B及び54Bの下端面が同一面となるように、押圧治具ユニット55(押圧治具53A及び53B)が右斜め上方向に移動される。これにより、渡り部17aの頂部にはクランク形状の段差部57が形成される。即ち、図4(b)に示す押圧治具ユニット55の左斜め下方向への移動による隙間gは、渡り部17aへの湾曲形状の成形とクランク形状の段差部の形成とのために形成されたものである。
従来技術のように押圧面の形状が固定された成形型を用いれば、渡り部17aに対する湾曲形状の成形とクランク形状の段差部の形成とを1回の押圧動作で同時に行うことは可能である。しかしながら、従来技術のように成形型が所望の湾曲形状及び段差形状をあらかじめ備えている成形方式によると、種々の形状の曲げ加工を行う場合に成形型をその都度を取り替える必要があった。また、成形型によって無理な曲げ加工が行われて線材の両面、場合によっては周面全体が押圧力を受けるため、線材の絶縁層に傷付きが発生するおそれがあった。即ち、曲げ加工精度を上げようとすると成形面のエッジが先鋭化するが、ここに応力が集中して絶縁層が傷付き易かった。また、成形型で押圧する方式では、実際に押圧してみないと絶縁層が傷付くかどうかわからず、不具合があった場合に成形型作製のやり直しが必要となり高コスト化を招来していた。これに対して本実施形態では、湾曲形状の成形とクランク形状の段差部の形成という複数種類の曲げ加工(成形)を別個に行うことにより、各曲げ加工工程(成形工程)を意図的に単純化し、押圧治具の移動によって行っている。このため、成形型を用いることによる上述した問題を解消することができ、湾曲形状の成形工程からクランク形状の段差部の形成工程間の移行も押圧治具の移動量の変更だけであるので迅速に行うことができ、成形型を用いて1工程で成形する従来技術と比べても成形時間にほぼ同じである。さらに、本実施形態では、湾曲形状の成形の曲げ加工では滑らかな湾曲面間に渡り部を挟んで押圧するので線材の絶縁層の傷付きは生じない。また、クランク形状の段差部の形成では、渡り部を挟持している対の押圧治具の位置をずらすだけであり、段差形状を有する成形面を押圧する構成ではないので、同様に絶縁層の傷付きは生じない。
次に、図5を参照して湾曲形状成形の曲げ加工における湾曲形状の曲率の調整動作について説明する。図5(a)は曲率の調整動作を行う前の初期状態を示している。この状態は図4(c)に示した状態に相当し、曲率半径はR1である。この状態から、図にて右側の押圧治具ユニット56を後述する曲率中心Cの回りを角度θだけ回動させると、図5(b)に示すように、曲率半径がR1からR2(R1<R2)となり、曲率(1/R2)が小さくなる。即ち、押圧治具ユニット56の回動によって渡り部17aの湾曲形状における曲率を変化させることができ、渡り部17aの湾曲形状の曲率が異なる種々のコイルセグメントの曲げ加工を行うことができる。このことは、1次曲げ成形体17のスロット挿入部17b及び17c間の幅が異なる場合にも、曲率を調整して対応する曲げ加工が可能であることを意味する。
次に、図6及び図7を参照し、2次曲げ部5の駆動機構を含む構成について詳細に説明する。
図6及び図7に示すように、2次曲げ部5は、垂直平面(1次曲げ成形体17が保持されている水平平面に直交する平面)と平行に配置され、中央部に開口部58aを有する固定ベース58と、この固定ベース58と平行な左右方向に移動可能に設けられた可動ベース59と、この可動ベース59に固定され、押圧治具53Aを上下方向(UY方向)に移動させる駆動機構60Aと、可動ベース59に固定され、押圧治具53Bを上下方向(UU方向)に移動させる駆動機構60Bと、固定ベース58に固定され、可動ベース59を左右方向(UV方向)に移動させる駆動機構61と、固定ベース58に連結され、垂直平面内で曲率中心Cの回りを回動可能に設けられた回動ベース62と、この回動ベース62に固定され、押圧治具54Aを上下方向(UX方向)に移動させる駆動機構63Aと、回動ベース62に固定され、押圧治具54Bを上下方向(UZ方向)に移動させる駆動機構63Bと、回動ベース62に連結されており、この回動ベース62を上下方向(UW方向)に駆動することにより曲率中心Cの回りを回動させる駆動機構64とを備えている。なお、図7に示すように、この固定ベース58は、長手方向(左右方向)の両側に固定されたL字形状の2つのブラケット94によって垂直に支持されている。
駆動機構60Aは、上下方向に平行なUY方向の回転軸を有するボールネジ部65と、このボールネジ部65に螺合しておりUY方向に摺動可能なナット部66と、ボールネジ部65に螺合せずに単に回転軸に沿ってUY方向に摺動可能に設けられたスライダ67と、ボールネジ部65を回転駆動するサーボモータ68とを備えている。
駆動機構60Bは、上下方向に平行なUU方向の回転軸を有するボールネジ部69と、このボールネジ部69に螺合しておりUU方向に摺動可能なナット部70と、ボールネジ部69に螺合せずに単に回転軸に沿ってUU方向に摺動可能に設けられたスライダ71と、ボールネジ部69を回転駆動するサーボモータ72とを備えている。
駆動機構60Aのナット部66及び駆動機構60Bのスライダ71には押圧治具を支持する部材である移動プレート73が固定されており、移動プレート73の右側下端部には押圧治具53Aが複数のボルトネジで固定されている。従って、駆動機構60Aのサーボモータ68の動作によって押圧治具53AのみをUY方向に移動させることができる。また、駆動機構60Aのスライダ67と駆動機構60Bのナット部70には押圧治具を支持する部材である移動プレート74が固定されており、移動プレート74の図にて右側上端部には押圧治具53Bが複数のボルトネジで固定されている。従って、駆動機構60Bのサーボモータ72の動作によって押圧治具53BのみをUU方向に移動させることができる。移動プレート73及び74は、押圧治具53A及び53Bによる押圧加工精度を確保・維持するための剛性及び安定性を得るために駆動機構60A及び60Bに跨って支持されている。
駆動機構63Aは、上下方向に平行なUX方向の回転軸を有するボールネジ部75と、このボールネジ部75に螺合しておりUX方向に摺動可能なナット部76と、ボールネジ部75に螺合せずに単に回転軸に沿ってUX方向に摺動可能に設けられたスライダ77と、ボールネジ部75を回転駆動するサーボモータ78とを備えている。
駆動機構63Bは、上下方向に平行なUZ方向の回転軸を有するボールネジ部79と、このボールネジ部79に螺合しておりUZ方向に摺動可能なナット部80と、ボールネジ部79に螺合せずに単に回転軸に沿ってUZ方向に摺動可能に設けられたスライダ81と、ボールネジ部79を回転駆動するサーボモータ82とを備えている。
駆動機構63Aのナット部76及び駆動機構63Bのスライダ81には押圧治具を支持する部材である移動プレート83が固定されており、移動プレート83の左側下端部には押圧治具54Aが複数のボルトネジで固定されている。従って、駆動機構63Aのサーボモータ78の動作によって押圧治具54AのみをUX方向に移動させることができる。また、駆動機構63Aのスライダ77と駆動機構63Bのナット部80には押圧治具を支持する部材である移動プレート84が固定されており、移動プレート84の左側上端部には押圧治具54Bが複数のボルトネジで固定されている。従って、駆動機構63Bのサーボモータ82の動作によって押圧治具54BのみをUZ方向に移動させることができる。移動プレート83及び84は、押圧治具54A及び54Bによる押圧加工精度を確保・維持するための剛性及び安定性を得るために駆動機構63A及び63Bに跨って支持されている。
次に、図6、図8、図9及び図10を参照し、駆動機構60A及び60Bを支持する可動ベース59が左右に移動する構成及び可動ベース59を移動させる駆動機構61について説明する。なお、図8は2次曲げ部5の片側部分(正面から見て左側半分)及び駆動機構61の周辺の構成を分解して表しており、図9はこの部分を背面側から見た構成を分解して表しており、図10はこの部分の動作を表している。
図6、図8及び図9に示すように、固定ベース58に固定された駆動機構61は、上下方向に平行なUV方向の回転軸を有するボールネジ部85と、このボールネジ部85に螺合しておりUV方向に摺動可能なナット部86及び87と、ナット部86及び87に固定されUV方向にスライド可能なスライドプレート88と、ボールネジ部85を回転駆動するサーボモータ89とを備えている。固定ベース58には、左右方向に延びる1対のレール部材90が互いに平行に上下2列で固定されている。可動ベース59の背面には2対の摺動部材91が固定されている。各対の摺動部材91は、各レール部材90に沿って摺動可能にこのレール部材90に係合している。これにより、可動ベース59は、UV方向(図6参照)と直交する左右方向(水平方向)に移動可能に支持されている。
図9に示すように、可動ベース59にはその表面から突出するカムフォロア92が設けられており、スライドプレート88の背面にはこのカムフォロア92が係合して摺動する係合溝93がUV方向に対して傾斜して形成されている。図4(c)に示す状態では、係合溝93に係合したカムフォロア92は図10(a)に示す位置にある。駆動機構61のサーボモータ89が動作してスライドプレート88がUV(+)方向に上昇すると、スライドプレート88が上昇することにより係合溝93が上昇する。これにより、係合溝93内を摺動するカムフォロア92が、図10(b)に示すように、図にて右方向へ案内されることとなり、このカムフォロア92が固定されている可動ベース59が図10(b)に示す寸法Sだけ右方向に移動する。サーボモータ89を逆回転させれば、可動ベース59は逆方向に移動する。係合溝93の傾斜角及び/又は長さを変えることにより、可動ベース59の左右方向の移動量を変えることができる。可動ベース59の左右方向の移動量を変えることにより、渡り部17aに形成するクランク形状又は段差形状や、湾曲形状の曲率を変えることが可能となる。
前述したように、押圧治具53A及び53Bからなる押圧治具ユニット55は駆動機構60A及び60Bによって上下方向に移動可能であるため、駆動機構61による左右方向の移動と駆動機構60A及び60Bによる上下方向の移動とを組み合わせて同時に行うことにより、押圧治具ユニット55の斜め移動が可能となる。例えば、駆動機構61によって可動ベース59を左方向に移動させるのと同時に、駆動機構60A及び60Bによって移動プレート73及び74を下方向に移動させることにより、図4(a)に示すホームポジション状態から図4(b)に示す状態に斜め移動が可能となる。また、駆動機構61によって可動ベース59を右方向に移動させるのと同時に、駆動機構60A及び60Bによって移動プレート73及び74を上方向に移動させることにより、図4(c)に示す状態から図4(d)に示す状態に斜め移動が可能となる。
次に、図11、図12及び図13を参照し、駆動機構63A及び63Bを支持する回動ベース62が回動する構成及び回動ベース62を回動させる駆動機構64について説明する。なお、図11は2次曲げ部5の片側部分(正面から見て右側半分)及び駆動機構64の周辺の構成を分解して表しており、図12はこの部分を背面側から見た構成を分解して表しており、図13はこの部分の動作を表している。
図12及び図13に示すように、固定ベース58には共通の曲率中心Cを有すると共に互いに曲率の異なる円弧形状の1対のレール部材95及び96が左右方向に互いに離隔して固定されており、回動ベース62の背面には1対の摺動部材97及び1つの摺動部材98が固定されている。1対の摺動部材97はレール部材95に沿って摺動可能にこのレール部材95に係合しており、1つの摺動部材98はレール部材96に沿って摺動可能にこのレール部材96に係合している。駆動機構64は、上下方向に平行なUW方向の回転軸を有するボールネジ部99と、このボールネジ部99に螺合しておりUW方向に摺動可能なナット部100と、ナット部100に固定された係合部材101と、ボールネジ部99を回転駆動するサーボモータ102とを備えている。回動ベース62にはその表面から突出するカムフォロア103が設けられており、係合部材101の背面にはこのカムフォロア103が係合する係合溝101a(図12参照)が設けられている。
駆動機構64のサーボモータ102が動作して係合部材101がUW(−)方向に移動すると、その係合溝101aに係合しているカムフォロア103が移動することから、摺動部材97及び98がレール部材95及び96に沿って摺動し、回動ベース62は曲率中心Cを中心として反時計回り方向に回動する。即ち、図13(a)に示す状態(中央位置)にある回動ベース62は、図13(b)に示す状態に回動する。この回動部材62には押圧治具54A及び54Bが固定されているため、これらを一体とした押圧治具ユニット56が回動する。この場合、押圧治具53A、53B、54A及び54Bによる渡り部17aに対する湾曲形状成形時の曲率が大きくなる。逆に、回動ベース62を図13(a)に示す中央位置から時計回り方向に回動させると、湾曲形状成形時の曲率を小さくすることができる。1対のレール部材95及び96によって安定に案内される回動ベース62の回動の中心である曲率中心Cは、押圧治具54A及び54Bの左端近傍となっており、これにより渡り部17aに対する湾曲形状成形時の曲率を高精度に変化させることができる。
図14には、本実施形態における成形装置の電気的構成が示されている。同図に示すように、タッチパネル等の入力及びディスプレイ手段を含むヒューマンマシンインターフェース(HMI)45によって、線材の成形加工のための制御データの入力、メモリに記憶されている制御データの読み出し指示、メモリに記憶されている制御データの修正指示、NC制御の開始指示、又はNC制御の終了指示等が入力される。HMI45はイーサネット(登録商標)を介してプログラマブルロジックコントローラ(PLC)46に接続され、PLC46にはCC−Link等の高速ネットワークで第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48が接続されている。PLC46は、種々の形状のコイルセグメントを成形するための制御データと制御プログラムとを少なくとも記憶するメモリとセントラルプロセッシングユニット(CPU)と入出力インタフェースとを備えており、CPUがそのプログラムに従って指示された制御データを第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48へ転送する機能を有している。第1のNCコントローラ47は、1次曲げ部4における線材の長さ、コイルセグメントの頂部角度、ピッチ、及びコイルセグメントの肩部角度等の制御データ、及び多軸制御実行についてのデータ展開を行い、さらに、2次曲げ部5における渡り部17aの湾曲形状の成形及びクランク形状の段差部の形成等の制御データ、及び多軸制御実行についてのデータ展開を行う。第2のNCコントローラ48は、コイル組立装置2におけるコイル配置等の制御データについてデータ展開を行う。PLC46と第1のNCコントローラ47及び第2のNCコントローラ48とにより、線材供給部3、1次曲げ部4、2次曲げ部5及びコイル組立装置2を制御する制御部49が構成されている。
第1のNCコントローラ47は、サーボリンク構成用の光通信ケーブル50を介して、線材供給部3、1次曲げ部4及び2次曲げ部5に接続されている。これら線材供給部3、1次曲げ部4及び2次曲げ部5においては、光通信ケーブル50に複数の増幅及び駆動回路が接続されており、これら複数の増幅及び駆動回路に複数のサーボモータがそれぞれ接続されている。複数の増幅及び駆動回路には、複数のサーボモータに機械的に連結されたエンコーダからの信号線がそれぞれ接続されている。
本実施形態において、2次曲げ部5は前述したように、6軸制御構成となっており、光通信ケーブル50には、UX方向駆動用のサーボモータ78の増幅及び駆動回路、UY方向駆動用のサーボモータ68の増幅及び駆動回路、UZ方向駆動用のサーボモータ82の増幅及び駆動回路、UU方向駆動用のサーボモータ72の増幅及び駆動回路、UV方向駆動用のサーボモータ89の増幅及び駆動回路、並びにUW方向駆動用のサーボモータ102の増幅及び駆動回路が接続されている。
第2のNCコントローラ48は、サーボリンク構成用の光通信ケーブル51を介して、コイル組立装置2に接続されている。コイル組立装置2においては、光通信ケーブル51に複数の増幅及び駆動回路が接続されており、これら複数の増幅及び駆動回路に複数のサーボモータがそれぞれ接続されている。複数の増幅及び駆動回路には、複数のサーボモータに機械的に連結されたエンコーダからの信号線がそれぞれ接続されている。
PLC46及び第1のNCコントローラ47は、図15のフローチャートに示すステップに基づいて1次曲げ成形体17に対する湾曲形状の成形及びクランク形状の段差部の形成の2次曲げ動作を制御する。以下、図15のフローチャート及び図16のタイミングチャートを用いて、2次曲げ動作を詳細に説明する。なお、以下の説明は、コイル幅が小さい、即ち渡り部の各辺の長さが小さい1次曲げ成形体17に2次曲げを行う場合であり、コイル幅が大きい、即ち渡り部の各辺の長さが大きい場合は、図17のタイミングチャートに表される。
まず、PLC46は、複数形状のコイルセグメントのうち、次に成形を行うコイルセグメント(1次曲げ成形体)に関する湾曲形状の成形についての各押圧治具の移動量、段差形成(Z曲げ)についての各押圧治具の移動量等を規定する一連の制御データをメモリから読み出し、第1のNCコントローラ47へ出力する(ステップS1)。
第1のNCコントローラ47は、これにより受信した制御データを展開し、指定されたアドレスの駆動機構のNC制御を実行する。まず、1次曲げ成形体17の寸法(形状)に応じた各押圧治具53A、53B、54A及び54Bの配置移動についてのNC制御を行う(ステップS2)。即ち、押圧治具の移動量に関する制御データを展開して、押圧治具53A及び54Aによる凹状の湾曲面、押圧治具53B及び54Bによる凸状の湾曲面が所定の曲率となるように2次曲げ部5の駆動機構60A、60B、63A及び63Bへ出力し対象となるサーボモータを駆動して押圧治具を移動させる。図4(b)はこの状態を示している。
次いで、第1のNCコントローラ47は、1次曲げ成形体17の渡り部17aを軽度に押圧する軽度押圧処理(軽度プレス処理)を実行するNC制御を行う(ステップS3)。即ち、押圧処理のための制御データを展開して2次曲げ部5の駆動機構に出力し対象となるサーボモータを駆動して軽度の押圧処理を行い、1次曲げ成形体17が位置ずれしないようにする。
次いで、第1のNCコントローラ47は、保持部材13による1次曲げ成形体17の保持を解除するNC制御を行う(ステップS4)。即ち、1次曲げ成形体17を保持部材13から解放する制御データを展開して保持部材13の駆動機構に出力し、エアシリンダを駆動してチャックによるスロット挿入部17b及び17cの把持を解除させる。
次いで、第1のNCコントローラ47は、渡り部17aを湾曲形状に曲げ加工する湾曲成形のNC制御を行う(ステップS5)。即ち、押圧のための制御データを展開して駆動機構60A、60B、63A及び63Bへ出力し対象となるサーボモータを駆動して押圧処理を行う。図16の領域(1)がこの場合の駆動機構60A、60B、63A及び63Bの動作状態を表している。
この種の曲げ加工(押圧処理)では、曲げた後に押圧力を解除すると材質上の弾性で若干元に戻る、いわゆるスプリングバック現象が生じる可能性がある。このスプリングバックによる戻り量は線材6の材質、湾曲形状の曲率等のパラメータによって異なる。成形型で押圧して成形する従来方式では、あらかじめスプリングバックの影響を考慮して成形面を設計しても、事後的にスプリングバックの影響が判明した場合には型を作製し直さなければならず、成形型作成費用が高くなりコイルセグメントの成形コスト、ひいては回転電機の製造コスト上昇を招いていた。成形型作成のやり直しが複数回となる場合には大幅なコスト上昇となっていた。本実施形態では、スプリングバックの影響が判明した場合には、例えば押圧時間を長くする、押圧治具の押圧方向への移動量を多めにするなど制御データの補正だけで修正して対応できる。スプリングバックの影響を抑制できるデータを上記のパラメータであらかじめ実験により取得して制御テーブルを作成しても良いし、入力された線材6の種類や1次曲げ成形体17の形状等に応じてスプリングバックを抑制できる成形条件が自動的に設定されるようにしても良い。
次いで、第1のNCコントローラ47は、駆動機構61により押圧治具ユニット55(押圧治具53A及び53B)を斜めに移動させてクランク形状の段差部を形成するNC制御を行う(ステップS6)。即ち、段差部を形成するための制御データを展開して駆動機構61に出力し、サーボモータ89を駆動して可動ベース59を右方向に移動しつつ、制御データを駆動機構60A及び60Bに出力し、サーボモータ68及び72を駆動して押圧治具53A及び53Bを互いに同期した状態で上方向に移動させることにより、押圧治具53A及び53Bからなる押圧治具ユニット55を右斜め上方に移動させる。図16の領域(2)がこの場合の駆動機構60A及び60Bのみの動作状態を表している。
段差部を形成した後、第1のNCコントローラ47は、押圧状態を一部解除するNC制御を行う(ステップS7)。即ち、左側の押圧治具53A及び53Bを移動させるための制御データを展開して駆動機構60A及び60Bに出力し、サーボモータ68及び72を駆動して押圧治具53A及び53Bが押圧位置から離れるように制御する。図16の領域(3)がこの場合の駆動機構60A及び60Bの動作状態を表している。
左側の押圧治具53A及び53Bが押圧位置から離れるタイミングで、第1のNCコントローラ47は、2次曲げが終了した線材である2次曲げ成形体17を把持してコイル組立装置2へ移送する準備のためのNC制御を行う(ステップS8)。即ち、移送のための制御データを展開して図示しないローダの駆動機構に出力し、エアシリンダを駆動して2次曲げ成形体17を1対のチャックで把持する。図16の領域(4)がこの場合の各駆動機構の動作状態を表している。
その後、第1のNCコントローラ47は、2次曲げ部5の駆動機構をリセットし、次のコイルセグメント(1次曲げ成形体)の2次曲げに備える。具体的には、まず、駆動機構60A及び63Aにより移動プレート73及び83をUY(−)方向及びUX(−)方向にそれぞれ半分ほど戻すと共に、駆動機構60B及び63Bにより移動プレート74及び84をUU(−)方向及びUZ(−)方向にそれぞれ半分ほど戻す。図16の領域(5)がこの場合の駆動機構60A、60B、63A及び63Bの動作状態を表している。次いで、駆動機構60A及び63Aにより移動プレート73及び83をUY(−)方向及びUX(−)方向の所定位置、即ち、図6に示すホームポジション、まで完全に戻すと共に、駆動機構60B及び63Bにより移動プレート74及び84をUU(−)方向及びUZ(−)方向の所定位置(ホームポジション)まで完全に戻す。図16の領域(6)がこの場合の駆動機構60A、60B、63A及び63Bの動作状態を表している。
第1のNCコントローラ47による1次曲げ部4のNC制御及び第2のNCコントローラ48によるコイル組立装置2のNC制御については、本明細書では説明を省略する。
以上の実施形態においては、1次曲げ成形体17の渡り部17aの頂部にクランク形状の段差部を形成しているが、レーンチェンジのために1次曲げ成形体17の1対のスロット挿入部を互いにスロットの径方向にずらす「ずれ」であれば、段差に限定されることなく、滑らかなものであっても良いし、いかなる形状のものであっても良い。
図17は、渡り部の各辺の長さ(コイル幅)が大きい1次曲げ成形体を2次曲げする場合の第1のNCコントローラ47の制御動作のタイミングチャートである。この場合にも、前述した実施形態の場合と同様の制御が行われ、同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 コイルセグメント成形装置
2 コイル組立装置
3 線材供給部
4 1次曲げ部
5 2次曲げ部
6 線材
7 ボビン
8 供給方向転換部
9a、9b ローラ対
10 剥離部
11 切断部
12 移送機構
13 保持部材
17 1次曲げ成形体
17a 渡り部
17b、17c スロット挿入部
45 HMI
46 PLC
47 第1のNCコントローラ
48 第2のNCコントローラ
49 制御部
50、51 光通信ケーブル
53A、53B、54A、54B 押圧治具
53A−1、53B−1、54A−1、54B−1 押圧面
53A−2、53A−3、53B−2、53B−3 ボルト挿通孔
55、56 押圧治具ユニット
57 段差部
58a 開口部
58 固定ベース
59 可動ベース
60A、60B、61、63A、63B、64 駆動機構
62 回動ベース
94 ブラケット
65、69、75、79、85 ボールネジ部
66、70、76、80、86、87、100 ナット部
67、71、77、81 スライダ
68、72、78、82、89、102 サーボモータ
73、74、83、84 移動プレート
88 スライドプレート
90、95、96 レール部材
91、97、98、99 摺動部材
92、103 カムフォロア
93、101a 係合溝
101 係合部材
C 曲率中心

Claims (18)

  1. 互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体を前記同一平面と交差する方向に曲げ加工する2次曲げ部を備えており、
    前記2次曲げ部は、前記同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されておりかつ前記渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、前記複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とするコイルセグメント成形装置。
  2. 前記複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて前記複数対の押圧治具をそれぞれ移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイルセグメント成形装置。
  3. 前記複数の駆動機構が、前記複数対の押圧治具を前記同一平面と直交する方向及び/又は該同一平面に対して斜めの方向に移動させて前記渡り部に前記同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイルセグメント成形装置。
  4. 前記複数の駆動機構が、前記複数対の押圧治具を前記同一平面と直交する方向に移動させた後、前記複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具を前記同一平面に対して斜めの方向に移動させて前記渡り部に前記同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコイルセグメント成形装置。
  5. 前記複数の駆動機構のうち前記1対の押圧治具を前記同一平面に対して斜めの方向に移動させる駆動機構が、前記1対の押圧治具を前記同一平面内の1つの方向に移動すると同時に前記1つの方向と直交する方向に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のコイルセグメント成形装置。
  6. 前記複数の駆動機構が、前記渡り部を湾曲させた後で1対の押圧治具を移動させて前記ずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のコイルセグメント成形装置。
  7. 前記複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具が前記同一平面と直交する平面内で回動可能に設けられており、該回動によって前記渡り部の湾曲の曲率を変更可能であることを特徴とする請求項6に記載のコイルセグメント成形装置。
  8. 前記複数対の押圧治具の各対が、凹状に湾曲した押圧面を有する凹状押圧治具と該凹状押圧治具に対応する凸状に湾曲した押圧面を有する凸条押圧治具とを備えていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のコイルセグメント成形装置。
  9. 互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体の前記渡り部を、前記同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されている複数対の押圧治具によって挟持して押圧し、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させることによって前記同一平面と交差する方向に曲げ加工することを特徴とするコイルセグメント成形方法。
  10. 互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とが同一平面内で形成されている1次曲げ成形体を前記同一平面と交差する方向に曲げ加工する2次曲げ部を備えており、
    前記2次曲げ部は、前記同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されておりかつ前記渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、前記複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とする回転電機の製造装置。
  11. 線材を供給する線材供給部と、該線材供給部から供給された直線状の線材を互いに略平行に延びる1対のスロット挿入部と該1対のスロット挿入部を連結する渡り部とからなる所定の形状に同一平面内で曲げ加工する1次曲げ部と、該1次曲げ部によって曲げ加工された線材を前記同一平面と垂直な面内において曲げ加工する2次曲げ部と、該2次曲げ部によって曲げ加工されたコイルセグメントを回転電機のスロットに対応させて組み立てるコイル組立装置とを備えており、
    前記2次曲げ部が、前記同一平面と交差する方向で互いに対向して配置されておりかつ前記渡り部を挟持して押圧する複数対の押圧治具と、前記複数対の押圧治具を、成形すべきコイルセグメントの形状条件に応じてそれぞれ設定された移動量に基づいて前記同一平面と交差する方向にそれぞれ移動させる複数の駆動機構とを有していることを特徴とする回転電機の製造装置。
  12. 前記複数の駆動機構が、設定された移動量のデータに基づいて前記複数対の押圧治具をそれぞれ移動させるように構成されていることを特徴とする請求項11に記載の回転電機の製造装置。
  13. 前記複数の駆動機構が、前記複数対の押圧治具を前記同一平面と直交する方向及び/又は該同一平面に対して斜めの方向に移動させて前記渡り部に前記同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の回転電機の製造装置。
  14. 前記複数の駆動機構が、前記複数対の押圧治具を前記同一平面と直交する方向に移動させた後、前記複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具を前記同一平面に対して斜めの方向に移動させて前記渡り部に前記同一平面と交差する方向のずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の回転電機の製造装置。
  15. 前記複数の駆動機構のうち前記1対の押圧治具を前記同一平面に対して斜めの方向に移動させる駆動機構が、前記1対の押圧治具を前記同一平面内の1つの方向に移動すると同時に前記1つの方向と直交する方向に移動させるように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の回転電機の製造装置。
  16. 前記複数の駆動機構が、前記渡り部を湾曲させた後で1対の押圧治具を移動させて前記ずれを形成するように構成されていることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の回転電機の製造装置。
  17. 前記複数対の押圧治具のうちの1対の押圧治具が前記同一平面と直交する平面内で回動可能に設けられており、該回動によって前記渡り部の湾曲の曲率を変更可能であることを特徴とする請求項16に記載の回転電機の製造装置。
  18. 前記複数対の押圧治具の各対が、凹状に湾曲した押圧面を有する凹状押圧治具と該凹状押圧治具に対応する凸状に湾曲した押圧面を有する凸条押圧治具とを備えていることを特徴とする請求項11から17のいずれか1項に記載の回転電機の製造装置。
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