JP2019026414A - 部材、画像形成装置、画像読取装置および自動原稿搬送装置 - Google Patents

部材、画像形成装置、画像読取装置および自動原稿搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置、画像読取装置の騒音の発生を抑制することができる。【解決手段】基材の相手部材に摺動する摺動面に、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが0.12以下となる被膜層を形成した。この被膜層を形成する部材としては、用紙が摺動する搬送ガイド部材、支持軸に摺動する開閉カバーや手差しトレイ202などの装置の開閉カバー、固定軸に摺動するギヤ、ガイドレールに摺動するシート収容カセット26などの引き出しユニットに設けられたガイド部材などが挙げられる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像読取装置または自動原稿搬送装置に使用される部材、画像形成装置、画像読取装置および自動原稿搬送装置に関するものである。
画像形成装置や画像読取装置の自動原稿搬送装置には、記録紙や原稿などのシートの搬送路に設けられ、その搬送路に沿って搬送されているシートをガイドする樹脂材料からなる搬送ガイド部材が使用されている。
特許文献1には、かかる搬送ガイド部材であって、電子写真装置の転写部へ搬送される用紙をガイドする部材が開示されている。この部材をガラス繊維強化アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系樹脂で形成することにより部材の剛性及び耐熱性だけでなく長期利用時の耐摩耗性を向上させることができるとされている。
従来の樹脂材料で形成した搬送ガイド部材では、シートが搬送ガイド部材に摺動することで摺擦音が発生し、これが装置の騒音となる課題があった。
なお、上記課題は、搬送ガイド部材に限らず、相手部材に摺動する部材であれば同様に発生する課題である。
上記課題を解決するために、本発明は、画像形成装置、画像読取装置または自動原稿搬送装置に使用される部材において、基材と、前記基材に被膜された被膜層とを有し、前記被膜層の動摩擦係数と静止摩擦係数との差が、0.12以下であることを特徴とするものである。
本発明によれば、画像形成装置、画像読取装置または自動原稿搬送装置の騒音を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る搬送ガイド部材を備えた画像形成装置の一構成例を示す概略構成図。 実施形態に係る画像形成装置の定着部周辺の拡大図。 (a)及び(b)はそれぞれ、実施形態に係る画像形成装置の装置本体における第3の用紙搬送路を形成するように設けられた搬送ガイド部材の斜視図及び断面図。(c)は同搬送ガイド部材のリブ部の断面図。 (a)及び(b)はそれぞれ、実施形態に係る画像形成装置の装置本体における第2の用紙搬送路を形成するように設けられた搬送ガイド部材の斜視図及び断面図。(c)は同搬送ガイド部材のリブ部の断面図。 (a)及び(b)はそれぞれ、実施形態に係る画像形成装置の装置本体における第2及び第3の用紙搬送路を形成するように設けられた搬送ガイド部材の斜視図及び断面図。(c)は同搬送ガイド部材のリブ部の断面図。 (a)及び(b)はそれぞれ、実施形態に係る画像形成装置に設けられた画像読取装置における原稿搬送経路に設けられた搬送ガイド部材の斜視図及び断面図。(c)は同搬送ガイド部材のリブ部の断面図。 実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の一構成例を示す説明図。 実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の他の構成例を示す説明図。 実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の更に他の構成例を示す説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の更に他の構成例を示す平面図及び正面図。 開閉カバー、手差しトレイの開閉について説明する概略斜視図。 感光体などの回転体を駆動する装置本体に設けられた駆動装置の一例を示す概略構成図。 段ギヤの正面図。 画像形成装置において用紙に搬送力を付与する各ローラ部材と、シート収容カセットとを模式的に示す模式図。 シート収容カセットの概略構成図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一構成例を示す概略構成図である。また、図2は、図1の画像形成装置100の定着部周辺Aの拡大図である。画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成装置であり、プリント部である装置本体200と、画像読取装置300とを備えている。なお、本実施形態では、電子写真方式の画像形成装置100について説明するが、画像形成装置100における画像形成方式はインクジェット方式などの他の方式であってもよい。
装置本体200は、画像読取装置300で読み取られた画像の画像データや外部装置から送られてきた画像データに基づいて、シート供給部としての給紙装置210から供給された記録媒体としてのシートである用紙(記録シート)400にトナー画像を形成する。
画像読取装置300は、シート搬送装置としての原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)310と、スキャナ部320とを備える。原稿自動送り装置310は、利用者がセットした画像読取対象としてのシートである原稿410を送り出し、スキャナ部320は、原稿自動送り装置310から送り出された原稿410の画像を読み取る。
搬送対象の用紙400や原稿410などのシートの厚さは、例えば50μm〜500μmである。一般に上質紙と呼ばれる厚さが100μm程度(例えば100μm±10μm)の用紙400や原稿410などのシートも搬送対象とされる。
装置本体(プリント部)200は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を作像するための4つの作像ユニット6Y、6M、6C、6Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。作像ユニット6Y、6M、6C、6Kはそれぞれ、潜像担持体としてのドラム状の感光体、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置、除電装置、帯電装置、現像装置等を備えている。これらの作像ユニットは、装置本体200に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
図1において作像ユニット6Y、M、C、Kの図中下方には光書込ユニット7が配設されている。潜像形成手段としての光書込ユニット7は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、作像ユニット6Y、M、C、Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、各感光体上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。なお光書込ユニット7は、光源から発したレーザー光を、モーターによって回転駆動しているポリゴンミラーで主走査方向(感光体軸線方向)に偏向させながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
光書込ユニット7の下方には、シート収容カセット26や、これに組み込まれた分離手段27などを有する給紙装置210が配設されている。シート収容カセット26は、用紙400を複数枚重ねたシート束の状態で収納している。また、分離手段27は、回転駆動可能なフィードローラ27aと、これに当接する分離パッド27bとによって分離ニップを形成している。
シート収容カセット26内のシート束における一番上の用紙400には、分離手段27のフィードローラ27aが接触している。フィードローラ27aは、自らの回転駆動により、用紙400を分離ニップ内に送り込む。分離ニップ内に対して複数枚の用紙400が重なった状態で送り込まれると、それらの用紙のうち、最上位の用紙400だけにフィードローラ27aが接触する。最上位の用紙400は、フィードローラ27aの表面移動に追従して分離ニップ内を給送方向に移動する。これに対し、最上位の用紙400を除く下位側の用紙には、表面移動しない分離パッド27bによる負荷抵抗が付与される。これにより、下位側の用紙は、最上位の用紙400に追従して給送方向に移動することができず、分離ニップ内に留まる。このようにして、分離手段27は、シート収容カセット26内から送り出された複数枚の用紙のうち、最上位の用紙400だけを1枚に分離して分離ニップから第1のシート搬送経路(給紙路)250に向けて送り出す。
給紙路の長さ方向における中間点付近には、搬送手段としての搬送ローラ対28が配設されている。この搬送ローラ対28は、搬送部材としての第1搬送ローラ28aと、搬送部材としての第2搬送ローラ28bとを当接させて搬送ニップを形成している。2つの搬送ローラのうち、少なくとも第1搬送ローラ28aは、駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
また、給紙路の長さ方向における末端付近には、突き当て搬送手段としてのレジストローラ対29が配設されている。このレジストローラ対29は、突き当て搬送部材としての第1レジストローラ29aと、これに当接して突き当て搬送ニップとしてのレジストニップを形成する第2レジストローラ対29bをと具備している。2つのレジストローラ対のうち、少なくとも第1レジストローラ29aは、駆動手段によって回転駆動されるようになっている。
搬送ローラ対28の第1搬送ローラ28aは、分離手段27のフィードローラ27aの回転駆動が開始されるのとほぼ同時、あるいは、僅かなタイムラグをおいて、回転駆動が開始される。分離手段27の分離ニップから給紙路に送り出された用紙400の先端部は、やがて搬送ローラ対28の搬送ニップに挟み込まれる。第1搬送ローラ28aは、フィードローラ27aよりも速い線速で回転駆動されるので、このとき、用紙400は分離ニップと搬送ニップとの間において強いテンションで張られる。そして、フィードローラに対して強いトルクがかかることで、トルクリミッターが作動してフィードローラが用紙400に連れ回るようになる。このとき、トルクリミッターが不規則に作動することで、用紙400に対してバックテンションが不規則にかかる。そして、用紙400が第1搬送ローラ28a上でスリップを起こすことで、第1搬送ローラ28aの摩耗を助長する。
その後、用紙400は、第1搬送ローラ28aの回転駆動によって搬送ニップ内からレジストローラ対29に向けて送り出された後、先端をレジストローラ対29のレジストニップに突き当てる。このとき、レジストローラ対29の回転駆動は停止されているため、用紙400はレジストニップ内に進入することができず、徐々に撓んでいく。この撓みにより、用紙400のスキューが補正される。
搬送ローラ対28の搬送ニップから用紙400が送り出され始めた後、所定のタイミングが到来した時点で、分離手段27のフィードローラ27aの回転駆動、及び搬送ローラ対28の回転駆動が停止される。これにより、用紙400は、先端部を撓ませた状態で搬送が一時停止される。
作像ユニット6Y、M、C、Kの図中上方には、中間転写体としての中間転写ベルト8を張架しながら無端移動させる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、4つの一次転写バイアスローラ9Y、M、C、K、ベルトクリーニング装置10などを備えている。また二次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。
中間転写ベルト8は、ループ内側の3つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動させられる。一次転写バイアスローラ9Y、M、C、Kは、このように無端移動させた中間転写ベルト8を感光体1Y、M、C、Kとの間に挟み込んでそれぞれ一次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。一次転写バイアスローラ9Y、M、C、Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY、M、C、K用の一次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y、M、C、K上のY、M、C、Kトナー像が重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
ベルトループ内側に配設された二次転写バックアップローラ12は、ベルトループ外側に配設された二次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで二次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、この二次転写ニップで用紙400に転写される。二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、用紙400に転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニング装置10によってクリーニングされる。
フィードローラ27aや搬送ローラ対28の回転駆動を一時停止された後、用紙400を二次転写ニップ内で中間転写ベルト8上の4色トナー像と同期させ得るタイミングが到来すると、フィードローラ27aや搬送ローラ対28の回転駆動が再開される。また、レジストローラ対29の回転駆動が開始する。これにより、用紙400がレジストローラ対29のレジストニップに挟み込まれた後、レジストニップから二次転写ニップに向けて送り出される。そして、二次転写ニップにおいて、中間転写ベルト8上の4色トナー像に重ね合わされる。
二次転写ニップから送り出された用紙400は、定着装置20の定着ローラ対230の間を通過する際に熱と圧力とにより、表面に転写された4色トナー像が定着される。その後、用紙400は、排紙ローラ対30のローラ間を経て機外へと排出される。装置本体200の上面には、スタック部31が形成されており、上記排紙ローラ対30によって機外に排出された用紙400は、このスタック部31上に順次スタックされる。
中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部31との間には、ボトル収容器33が配設されている。このボトル収容器33は、Y、M、C、Kトナーを収容する補給用トナー収容部としてのトナーボトル32Y、M、C、Kを収容している。トナーボトル32Y、M、C、Kは、ボトル収容器33上にトナー各色毎に上から置くようにして設置する。トナーボトル32Y、M、C、K内のY、M、C、Kトナーは、それぞれ後述するトナー搬送手段としてのトナー補給装置により、作像ユニット6Y、M、C、Kの現像装置に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y、M、C、Kは、作像ユニット6Y、M、C、Kとは独立して装置本体200に脱着可能である。
定着装置20の近傍には、スイッチバック装置が配設されている。用紙400の両面に画像を形成する両面プリントモードにおいて、片面だけにトナー像が形成された後に定着装置20を通過した用紙400は、このスイッチバック装置により、上下反転される。上下反転された用紙400は反転路254を経由してレジストローラ対29のレジストニップに向けて再送される。そして、レジストニップから二次転写ニップに送られてもう片方の面にもトナー像が形成された後、定着装置20でもう片方の面のトナー像の定着処理が施された後、排紙ローラ対30を経由してスタック部31上にスタックされる。
装置本体(プリント部)200の上には、前述のように原稿自動送り装置(ADF)310とスキャナ部320とを具備する画像読取装置300が配設されている。この画像読取装置300は、装置本体200の背面に固定された2本の脚部で支えられる架台199の上に固定されており、装置本体200のスタック部31と、架台199との間には大きな空間が介在している。スタック部31の上にスタックされる用紙400はその空間に位置することになる。
画像読取装置300のスキャナ部320は、固定読取部321や移動読取部322を有している。移動読取部322は、原稿410に接触するようにスキャナ部320のケーシング上壁に固定された第2コンタクトガラスの直下に配設されており、光源や、反射ミラーなどからなる光学系を図中左右方向に移動させることができる。そして、光学系を図中左側から右側に移動させていく過程で、光源から発した光を第2コンタクトガラス上に載置された原稿の表面で反射させた後、複数の反射ミラーを経由させて、スキャナ本体に固定された画像読取センサー323で受光する。
一方、固定読取部321は、光源、反射ミラー、CCD等の画像読取センサーなどを有しており、原稿410に接触するようにスキャナ部320のケーシング上壁に固定された第1コンタクトガラスの直下に配設されている。そして、原稿自動送り装置310によって搬送される原稿410が第1コンタクトガラス上を通過する際に、光源から発した光を原稿面で順次反射させながら、複数の反射ミラーを経由させて画像読取センサーで受光する。これにより、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、原稿410の第1面を光走査する。なお、原稿自動送り装置310は、原稿410の第2面を光走査する第2面読取センサーを具備している。
原稿自動送り装置310に複数の原稿410を積み重ねた原稿束がセットされている場合、その原稿410を1枚ずつ自動搬送することができる。そして、1枚ずつ自動搬送された原稿410の画像を、スキャナ部320内の固定読取部321や、原稿自動送り装置310内の第2面固定読取部に順次読み取らせていくことができる。この場合、原稿束を原稿載置台311上にセットした後、コピースタートボタンを押す。すると、原稿自動送り装置310が、原稿載置台311上に載置された原稿束の原稿410を上から順に搬送する。この搬送の過程で、原稿410を反転させた直後にスキャナ部320の固定読取部321の真上に通す。このとき、原稿410の第1面の画像がスキャナ部320の固定読取部321によって読み取られる。
上記構成の画像形成装置100において、装置本体200は、用紙400を搬送するためのシート搬送経路としての第1〜第3の用紙搬送経路250、252、253を有する。第1の用紙搬送経路250では、フィードローラ27aにより給紙装置210から送出された用紙400が、搬送ローラ対28及びレジストローラ対29を介して、二次転写バックアップローラ12と二次転写ローラ19とが対向している二次転写位置に搬送される。二次転写位置では、中間転写ベルト8上に形成されたトナー画像が、用紙400に転写される。第2の用紙搬送経路252では、画像形成位置でトナー画像が形成された用紙400が、そのトナー画像を定着する定着部の定着ローラ対230のニップ部を通過し、排紙ローラ対30を介してスタック部31上に排紙するように搬送される。第3の用紙搬送経路253では、用紙400の両面に画像を形成するために、定着ローラ対230のニップ部を通過した用紙400が、反転路254に搬送される。
画像読取装置300は、原稿410を搬送するためのシート搬送経路としての原稿搬送経路330を有する。原稿搬送経路330では、原稿自動送り装置310から送り出された原稿410が、スキャナ部320の画像読取位置に搬送される。
図3(a)及び(b)はそれぞれ、定着部を通過した用紙400を反転路254に向けて搬送する第3の用紙搬送路253を形成するように設けられた搬送ガイド部材260の斜視図及び断面図である。また、図3(c)は搬送ガイド部材260のリブ部261の断面図である。搬送ガイド部材260は、用紙搬送方向Bと直交する幅方向において所定の間隔で部分的に形成された用紙搬送方向Bに延在する複数の凸部としてのリブ部261を有し、そのリブ部261の頂面が、用紙400が接触するガイド面262になっている。また、このリブ部261の頂面からなるガイド面262の形状は、用紙搬送方向Bにおいて凹状に湾曲した形状になっている。また、搬送ガイド部材260の用紙400が接触するガイド面262には、後述するように、被膜層261bが形成されている。
この被膜層261bは、基材261aよりも表面粗さRaが小さく、また、後述するように、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが0.12以下である。ここで、表面粗さRaは、JIS B0601 2001に定義されている算術平均粗さである。
図4(a)及び(b)はそれぞれ、定着部を通過した用紙400を排紙ローラ対30のニップ部に向けて搬送する第2の用紙搬送経路252を形成するように設けられた搬送ガイド部材265の斜視図及び断面図である。図4(c)は搬送ガイド部材265のリブ部266の断面図。搬送ガイド部材265は、用紙搬送方向Cと直交する幅方向において所定の間隔で部分的に形成された用紙搬送方向Cに延在する複数の凸部としてのリブ部266を有し、そのリブ部266の頂面が、用紙400が接触するガイド面267になっている。また、このリブ部266の頂面からなるガイド面267の形状は、用紙搬送方向Cにおいて凹状に湾曲した形状になっている。また、搬送ガイド部材265の用紙400が接触するガイド面267には、後述するように、基材266aよりも表面粗さRaが小さく、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが0.12以下の被膜層266bが形成されている。
図5(a)及び(b)はそれぞれ、第2及び第3の用紙搬送経路252,253を形成するように設けられた搬送ガイド部材270の斜視図及び断面図である。図5(c)は搬送ガイド部材270のリブ部271の断面図である。搬送ガイド部材270は、用紙搬送方向D,Eと直交する幅方向において所定の間隔で部分的に形成された用紙搬送方向D,Eに延在する複数の凸部としてのリブ部271を有する。そのリブ部271の頂面が、用紙400が接触するガイド面272、273になっている。また、このリブ部271の頂面からなる2つのガイド面272、273のうち用紙搬送方向Dに延在する部分の頂面からなるガイド面272は、定着部を通過した用紙400を排紙ローラ対30のニップ部に向けて搬送する第2の用紙搬送経路252を形成する。このガイド面272の形状は、用紙搬送方向Dにおいて平面形状になっている。また、用紙搬送方向Eに延在する部分の頂面からなるガイド面273は、定着部を通過した用紙400を反転路254に向けて搬送する第3の用紙搬送路253を形成する。このガイド面273の形状は、用紙搬送方向Eにおいて上記搬送ガイド部材260のガイド面262の曲面に対応するように凸状に湾曲した形状になっている。また、搬送ガイド部材270の用紙400が接触する2つのガイド面272、273にはそれぞれ、後述するように、基材271aよりも表面粗さRaが小さく、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが0.12以下の被膜層271bが形成されている。
図6(a)及び(b)はそれぞれ、原稿自動送り装置310から送り出された原稿410をスキャナ部320の画像読取位置に搬送する原稿搬送経路330を形成するように設けられた搬送ガイド部材340の斜視図及び断面図である。図6(c)は搬送ガイド部材340のリブ部341の断面図である。搬送ガイド部材340は、原稿搬送方向Fと直交する幅方向において所定の間隔で部分的に形成された原稿搬送方向Fに延在する複数の凸部としてのリブ部341を有し、そのリブ部341の頂面が、原稿410が接触するガイド面342になっている。また、このリブ部341の頂面からなるガイド面342の形状は、原稿搬送方向Fにおいて湾曲した形状になっている。また、搬送ガイド部材340の原稿410が接触するガイド面342には、後述するように、基材341aよりも表面粗さRaが小さく、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが0.12以下の被膜層341bが形成されている。
上記構成の本実施形態の画像形成装置に設けられた搬送ガイド部材260、265、270、340の基材(母材)261a、266a、271a及び341aとしては、例えば次の表1に例示する樹脂材料とフィラーから構成される材料を用いることができる。
Figure 2019026414
表1中の樹脂材料1の「ABS−FR(17)」は、芳香族臭素化化合物とアンチモン化合物の組合せの難燃剤を添加した難燃性アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン樹脂である。また、樹脂材料2の「PET−GF」は、ガラス繊維をフィラーとして含有するポリエチレンテレフタレート樹脂である。また、樹脂材料3の「PBT+ABS」は、ポリブチレンテレフタレートとABSのアロイである。また、樹脂材料4の「PC+ABS−(TD+MD)5FR(40)」は、(TD)及び鉱物粉(MD)をフィラーとして含有するポリカーボネートとアクリロニトリル-ブタジエン-スチレンのアロイである。樹脂材料1〜4においてはカーボン繊維をフィラーとして含有してもよい。また、樹脂材料1、3、4においてはガラス繊維をフィラーとして含有してもよい。
また、搬送ガイド部材260、265、270、340それぞれのガイド面262、267、272、273、342には、前述のように被膜層261b、266b、271b及び341bが設けられている。この被膜層は、例えば後述の各種塗布方法のいずれかにより公知の一種または複数種の固体潤滑剤を、添加物を適宜含有した公知のバインダー樹脂に分散させて塗料状にした被膜層材料をガイド面に塗布することで形成することができる。
固形潤滑剤としては、二硫化モリブデン,二硫化タングステン,グラファイト,フッ化黒鉛,窒化ホウ素、フッ化カルシウム,二酸化ケイ素,フラーレン,カーボンナノチューブなどの無機化合物系、金,銀,錫,鉛,銅などの軟質金属系、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など高分子系、金属石鹸,蜜蝋など脂肪,固形エステル、メラミンシアヌレート,アミノ酸化合物などを挙げることができる。
また、バインダー樹脂としては、アクリル、エポキシ,フェノール,フタル酸,ポリアミドイミド,ポリイミド,シリコン、PEEK,PTFE,PFAなどを挙げることができる。
このガイド面に塗布された被膜層材料が固化することにより、基材(母材)261a、266a、271a及び341aよりも表面粗さRaが小さい被膜層261b、266b、271b及び341bとなる。この被膜層により、各搬送ガイド部材のシートが接触するガイド面の表面粗さを低減させることができるので、用紙400や原稿410等のシートをガイドしているときの搬送音を低減することができる。
上記構成の本実施形態の画像形成装置は、先端をレジストローラ対29のレジストニップに突き当てた状態で用紙400の搬送を一時停止したり、スイッチバック装置で用紙400を反転路254へ搬送する際に搬送を一時停止したりする。また、画像読取装置300は、原稿410が、スキャナ部320の画像読取位置に搬送される前に一時停止する。これら用紙搬送停止後の再搬送時において、用紙400の搬送ガイド部材260、265、270、340への摺擦でスティックスリップ現象が発生し、摺擦音(ビビリ音)が発生する場合があった。
そこで、本実施形態においては、被膜層261b、266b、271b及び341bの静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμを0.12以下にしている。このように、摩擦係数の差Δμを小さくすることで、スティックスリップ現象が発生するのを抑制することができ、再搬送時の摺擦音(ビビリ音)の発生を抑制することができる。これにより、搬送音を低減することができる。
下記表2は、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが、互いに異なる被膜層261b、266b、271bが形成された搬送ガイド部材260、265、270を画像形成装置に装着し、用紙400を画像形成時と同じ動作で連続搬送したときの騒音を測定した検証試験の結果である。
Figure 2019026414
静止摩擦係数μsおよび動摩擦係数μdは、摩擦係数測定機(新東科学(株)製 表面性測定機 TYPE HEIDON−14FW特)を用いて測定した。表面に被膜層を形成したコロを回転不能に上記測定機にセットし、上記測定機の移動テーブルに坪量60〜80g/mの用紙を固定する。そして、荷重400gf、テーブル送り速度43mm/secでコロを用紙に対して滑らせて静止摩擦係数μs、動摩擦係数μdを測定した。また、標準環境(23℃、65%)で測定を行い、上記コロ、上記用紙ともに、4時間以上調湿したものを用いた。なお、被膜層A〜Eの厚み、表面粗さRaは、同一とした。
また、騒音値[db]は、画像形成装置から発した音から、用紙搬送に関する音(周波数)を抽出し測定したものである。
表2からわかるように、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが、0.12以下の被膜層A、D、Eについては、騒音値を、58[db]以下に抑えることができ、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが、0.12を超える被膜層Bや被膜層Cに比べて、搬送音を低減することができた。
また、静止摩擦係数μsおよび動摩擦係数μdは、なるべく小さく抑えることで、スティックスリップ現象の発生を抑制することができる。従って、静止摩擦係数μsを、0.22以下に抑えるのが好ましい。これにより、静止摩擦係数μs、動摩擦係数μdを小さくした上で、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμを0.12以下に抑えることができ、スティックスリップ現象の発生をより一層抑制することができ好ましい。
なお、上記液状の被膜層材料は、搬送ガイド部材260、265、270、340それぞれのガイド面262、267、272、273、342に塗布可能であって塗布後に固化した状態で静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが、0.12以下となる材料であればよい。
また、上記被膜層261b、266b、271b及び341bは用紙400や原稿410等のシートが接触してもシート側に移行しないものであってもよい。この場合は、被膜層261b、266b、271b及び341bの機能を長期にわたって維持することができるので、上記搬送音を長期にわたって低減することができる。
また、上記搬送ガイド部材260、265、270、340のガイド面262、267、272、273、342それぞれに形成する被膜層261b、266b、271b及び341bの膜厚は50μm以下であってもよい。また、上記被膜層261b、266b、271b及び341bは膜厚が10μmよりも厚くなるように形成してもよい。
また、上記被膜層261b、266b、271b及び341bの表面粗さRaは0.2μm以下であり、上記基材(母材)261a、266a、271a、341aの表面粗さRaは0.2μm以上3μm以下であってもよい。
次に、上記構成の画像形成装置100に設けられた搬送ガイド部材のガイド面に被膜層を形成する方法について説明する。
図7は、本実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の一構成例を示す説明図である。図7において、液塗布装置500は前述の第3の用紙搬送路253を形成する搬送ガイド部材260のガイド面262に液状の被膜層材料を塗布している。なお、液塗布装置500で被膜層材料を塗布する対象は、前述の搬送ガイド部材265、270、340等の他の搬送ガイド部材であってもよい。
図7の液塗布装置500は液噴射方式の塗布装置である。液塗布装置500は、液状の被膜層材料である塗布液501を収容したタンク502と、液供給路形成部材としてのホース(又はパイプ)503を介してタンク502に接続された液噴射部504とを備えている。更に、液塗布装置500は、搬送ガイド部材260を保持して移動する可動式の保持機構を備えている。搬送ガイド部材260は、そのガイド面262が液噴射部504に対向するように保持機構で保持される。
液噴射部504は、タンク502から供給された塗布液を加圧する制御可能なポンプと、加圧された塗布液を放射状に噴射するノズルとを有し、制御可能な回転駆動部505で矢印G方向に回転可能に構成されている。
上記保持機構は、搬送ガイド部材260を保持する保持部506と、その保持部506を支持しながら駆動する制御可能な回転駆動部507及びスライド駆動部508とを備える。回転駆動部507は保持部506を支持しながら矢印H方向に回転駆動することができ、スライド駆動部508は回転駆動部507を支持しながら矢印I方向にスライド移動させることができる。この回転駆動及びスライド移動は、例えば、ガイド面262における塗布箇所を変化させるとき、ガイド面262に対する噴射部の噴射方向の角度が一定になるように制御される。
回転駆動部505及び回転駆動部507は例えばモータ、ギアなどの駆動伝達系、駆動軸部材などで構成することができる。また、スライド駆動部508は、例えば、スライドガイド部、そのスライドガイド部でガイドされる可動部、可動部を駆動するスライド駆動手段などで構成することができる。スライド駆動手段としては、例えば、ベルト駆動方式、ラックピニオン方式、リニアモータ方式などを用いることができる。
液噴射部504のポンプ、回転駆動部505、並びに保持機構の回転駆動部507及びスライド駆動部508は、CPUなどで構成された制御部により、所定の制御プログラムに基づいて制御される。
上記構成の液塗布装置500では、保持機構で保持された搬送ガイド部材260を所定方向に回転させながらスライド移動するとともに、液噴射部504を回転しながら塗布液を噴射することができる。これにより、搬送ガイド部材260のガイド面262が図示のように湾曲している場合でも、その湾曲した任意の形状のガイド面262に塗布液を均一に塗布し、均一な膜厚の被膜層261b(図3(c)参照)を形成することができる。
なお、図7の液塗布装置500では、搬送ガイド部材260をスライド移動させているが、搬送ガイド部材260の代わりに又は搬送ガイド部材260とともに、液噴射部504をスライド移動させてもよい。
図8は、本実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の他の構成例を示す説明図である。図8において、塗布装置510は前述の第2の用紙搬送路252を形成する搬送ガイド部材265のガイド面267に液状の被膜層材料を塗布している。なお、塗布装置510で被膜層材料を塗布する対象は、前述の搬送ガイド部材260、270、340等の他の搬送ガイド部材であってもよい。
図8の塗布装置510は塗布ローラ方式の塗布装置である。塗布装置510は、液状の被膜層材料である塗布液を含むスポンジ、ゴム、不織布、フェルト等からなる表面部を有する塗布ローラ511を備えている。塗布ローラ511は、図中矢印J方向に回転するとともに、図中の互いに直交する矢印K方向及びL方向にそれぞれにスライド移動可能に構成されている。この塗布ローラ511をスライド移動させるスライド駆動部は、CPUなどで構成された制御部により、所定の制御プログラムに基づいて制御される。なお、塗布ローラ511は、搬送ガイド部材265のガイド面267に従動して回転してもよいし、回転駆動部で回転駆動してもよい。
上記回転駆動部は例えばモータ、ギアなどの駆動伝達系、駆動軸部材などで構成することができる。また、上記スライド駆動部は、例えば、スライドガイド部、そのスライドガイド部でガイドされる可動部、可動部を駆動するスライド駆動手段などで構成することができる。スライド駆動手段としては、例えば、ベルト駆動方式、ラックピニオン方式、リニアモータ方式などを用いることができる。
上記構成の塗布装置510では、搬送ガイド部材265のガイド面267に塗布ローラ511が接触するように塗布ローラ511を矢印K方向及びL方向にそれぞれにスライド移動させる。これにより、搬送ガイド部材265のガイド面267が図示のように湾曲している場合でも、その湾曲した任意の形状のガイド面267に塗布液を均一に塗布し、均一な膜厚の被膜層266b(図4(c)参照)を形成することができる。
なお、図8の塗布装置510では、塗布ローラ511をスライド移動させているが、塗布ローラ511の代わりに又は塗布ローラ511とともに、搬送ガイド部材265をスライド移動させてもよい。
図9は、本実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の更に他の構成例を示す説明図である。図9において、塗布装置520は前述の原稿搬送経路330を形成する搬送ガイド部材340のガイド面342に液状の被膜層材料を塗布している。なお、塗布装置520で被膜層材料を塗布する対象は、前述の搬送ガイド部材260、265、270等の他の搬送ガイド部材であってもよい。
図9の塗布装置520は、前述の図7の液塗布装置500と同様に液噴射方式の塗布装置である。なお、図9において、図7の液塗布装置500と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9の塗布装置520において、搬送ガイド部材340は、そのガイド面342が液噴射部504に対向するように保持機構で保持される。また、搬送ガイド部材340のガイド面342以外の表面部分のうち、液噴射部504から噴射される塗布液が到達する可能性がある表面部分は、カバー部材525で覆われている。このカバー部材525により、ガイド面342以外の塗布不要な表面部分に塗布液が塗布されなくなるので、その塗布不要な表面部分への塗布液の塗布による液だれなどの不具合を防止することができる。
液噴射部504は、制御可能な回転駆動部521で矢印M方向に回転可能に構成されている。また、その回転駆動部521は、スライド駆動部522によって支持されながら矢印N方向にスライド移動させることができる。液噴射部504のポンプ、回転駆動部521及びスライド駆動部522は、CPUなどで構成された制御部により、所定の制御プログラムに基づいて制御される。
回転駆動部521は例えばモータ、ギアなどの駆動伝達系、駆動軸部材などで構成することができる。また、スライド駆動部522は、例えば、スライドガイド部、そのスライドガイド部でガイドされる可動部、可動部を駆動するスライド駆動手段などで構成することができる。スライド駆動手段としては、例えば、ベルト駆動方式、ラックピニオン方式、リニアモータ方式などを用いることができる。
上記構成の塗布装置520では、液噴射部504をスライド移動するとともに回転しながら塗布液を噴射することができる。これにより、搬送ガイド部材340のガイド面342の全体に塗布液を均一に塗布し、均一な膜厚の被膜層341b(図6(c)参照)を形成することができる。
なお、図9の塗布装置520では、液噴射部504をスライド移動させているが、液噴射部504の代わりに又は液噴射部504とともに、搬送ガイド部材340をスライド移動させてもよい。
図10(a)及び(b)はそれぞれ実施形態に係る搬送ガイド部材の製造に用いられる塗布装置の更に他の構成例を示す平面図及び正面図である。なお、図10において、図7の液塗布装置500と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図10において、塗布装置530は前述の第2及び第3の用紙搬送経路252,253を形成する搬送ガイド部材270のガイド面272、273に液状の被膜層材料を塗布している。なお、塗布装置530で被膜層材料を塗布する対象は、前述の搬送ガイド部材260、265、340等の他の搬送ガイド部材であってもよい。
図10の塗布装置530はインクジェット方式の塗布装置である。塗布装置530は、一列又は複数列に並べて複数のノズル531aが形成された液滴吐出ヘッド531と、その液滴吐出ヘッド531を移動させるヘッド移動手段とを備えている。液滴吐出ヘッド531は、例えば、圧電素子などで任意のタイミングで加圧される液室がノズル531aごとに設けられ、各液室にタンク502から塗布液が供給される。
搬送ガイド部材270は、そのガイド面272、273が液滴吐出ヘッド531のノズル531aに対向するようにステージ533上にセットされる。
上記ヘッド移動手段は、液滴吐出ヘッド531を支持する支持アーム532と、ステージ533上で図中矢印O方向に支持アーム532をガイドしながらスライド移動させる一対のスライド駆動機構534とを備えている。
液滴吐出ヘッド531の各ノズル531aからの塗布液の液滴の吐出及びスライド駆動機構534は、CPUなどで構成された制御部により、所定の制御プログラムに基づいて制御される。ここで、液滴吐出ヘッド531の各ノズル531aからの塗布液の液滴の吐出は、例えば、搬送ガイド部材270のガイド面のみに塗布液が塗布されるように制御してもよい。
スライド駆動機構534で支持アーム532を駆動するスライド駆動手段としては、例えば、ベルト駆動方式、ラックピニオン方式、リニアモータ方式などを用いることができる。
上記構成の塗布装置530では、支持アームに支持された液滴吐出ヘッド531を図中矢印O方向に移動させながら、液滴吐出ヘッド531から塗布液の液滴を吐出することができる。これにより、搬送ガイド部材270の任意の形状のガイド面272、273に塗布液を均一に塗布し、均一な膜厚の被膜層271b(図5(c)参照)を形成することができる。
なお、図10の塗布装置530では、液滴吐出ヘッド531をスライド移動させているが、液滴吐出ヘッド531の代わりに又は液滴吐出ヘッド531とともに、搬送ガイド部材270をスライド移動させてもよい。
図11は、開閉カバー201、手差しトレイ202の開閉について説明する概略斜視図である。
図11に示すように、装置本体200の正面には、作像ユニット6Y、6M、6C、6Kを交換する際に開閉される開閉カバー201が設けられている。また、装置本体200の側面には、手差しトレイ202が開閉可能に設けられている。開閉カバー201は、支持軸201aに回動自在に支持されており、図11に示す閉位置から図中矢印F方向に支持軸201aを支点にして回動することで開かれる。また、手差しトレイ202も、支持軸202aに回動自在に支持されており、図11に示す閉位置から図中矢印G方向に支持軸201aを支点にして回動することで開かれる。
開閉カバー201や手差しトレイ202は、樹脂材からなり、支持軸201a,202aは、金属材または樹脂材で構成される。
開閉カバー201や手差しトレイ202を開閉するとき、開閉カバー201や手差しトレイ202は、支持軸201a,202aに摺動する。従って、開閉カバー201や手差しトレイ202を、閉位置から開くときや、開位置から閉じるときに、スティックスリップ現象が発生し、摺動音が生じるおそれがある。
よって、開閉カバー201や手差しトレイ202の支持軸201a、202aに摺動する摺動面または支持軸201a,202aの外周面に上述した被膜層を形成するのが好ましい。これにより、開閉カバー201や手差しトレイ202の開閉の際に、摺動音が発生するのを抑制することができる。
また、図1に示すように、装置本体の上面には、トナーボトル32Y、M、C、Kを交換する際に開閉される上カバー203が設けられており、この上カバー203も支持軸203aに回動自在に支持されている。よって、上カバー203の支持軸203aに摺動する摺動面または支持軸203aの外周面にも上述した被膜層を形成するのが好ましい。
図12は、感光体などの回転体を駆動する装置本体200に設けられた駆動装置40の一例を示す概略構成図である。図13は、段ギヤ42の正面図である
図12に示す駆動装置は、対向配置された一対の側板に固定された金属の固定軸45に回転自在に支持された樹脂材からなる段ギヤ42を有している。駆動モータ41の駆動力が段ギヤ42を介して、回転体の軸O2に設けられた駆動ギヤ43に伝達され、回転体Oが回転駆動する。この回転体Oへの駆動伝達時に段ギヤ42は、固定軸45に摺動する。そのため、駆動開始時にスティックスリップ現象が発生し、摺動音が生じるおそれがある。よって、図13に示すように、段ギヤ42の固定軸45と摺動する固定軸45が貫通する貫通孔42aの内周面に上述した被膜層を形成する。これにより、駆動開始時の摺動音による騒音を抑制することができる。また、貫通孔42aの内周面ではなく固定軸45に上述した被覆層を形成してもよい。
また、回転体の軸O2を受ける軸受46は、樹脂材からなっており、この軸受46は、回転体の軸O2に摺動する。よって、この軸受46の回転体の軸O2が貫通孔の内周面や回転体の軸O2の軸受46に摺動する摺動面に、上記被膜層を形成することにより摺動音を抑制することができる。
図14は、画像形成装置において用紙400に搬送力を付与する各ローラ部材と、シート収容カセット26とを模式的に示す模式図であり、図15は、シート収容カセット26の概略構成図である。
シート収容カセット26は、カセット筐体212、ガイド部材213、エンドフェンス214、サイドフェンス、昇降底板215、カセット外装カバー216及び取っ手部211を備える。カセット筐体212は、内部に用紙400を収納する用紙収納空間を形成する上面が開放した箱状の樹脂材料からなる部材である。また、カセット筐体212の図中右側側板と左側側板とには、樹脂材料からなるガイド部材213が設けられている。ガイド部材213は給紙装置210にシート収容カセット26を装着する際に、給紙装置210本体側の金属製のガイドレール217に沿ってシート収容カセット26が移動するように案内する部材である。
取っ手部211を掴んでユーザーがシート収容カセット26を給紙装置210から引き出す際や、給紙装置210内に押し入れる際にガイド部材213は、ガイドレール217に摺動する。そのため、シート収容カセット26の押入れや引き出しの際にスティックスリップ現象が発生し、摺動音が生じるおそれがある。よって、ガイド部材213のガイドレール217に摺動する上下面、または、ガイドレール217のガイド部材213に摺動する面に上述した被膜層を形成するのが好ましい。これにより、シート収容カセット26の押入れや引き出しの際に摺動音が生じるのを抑制することができる。
また、上述は、一例にすぎず、画像形成装置において、相手部材に摺動する部材の摺動面に上述の被膜層を形成することができる。例えば、感光体に摺動して感光体表面をクリーニングするクリーニングブレードや、中間転写ベルトに摺動して中間転写ベルト表面をクリーニングするクリーニングブレードの相手部材に接触する先端部に上述した被膜層を形成してもよい。また、例えば、特開2014−146063号公報に記載のように、無端状の定着ベルトの内側に設けたニップ形成部材に、定着ベルトを介して加圧ローラを当接させて定着ベルトと加圧ローラとの間に定着ニップを形成する定着装置のニップ形成部材の定着ベルトとの摺動面に上述した被膜層を形成してもよい。
また、自動原稿搬送装置を備えていない画像読取装置においても、本発明を適用できる。かかる画像読取装置においては、コンタクトガラスにセットされた原稿の画像を読み取る際に、原稿面に光を照射するための光源などが搭載されたキャリッジを原稿面に沿って移動させる。この際に、キャリッジが、キャリッジをガイドするガイド部材に摺動して摺動音が発生するおそれがある。従って、キャリッジのガイド部材にガイドされる被ガイド部や、ガイド部材のキャリッジが摺動する箇所に上述した被覆層を形成することで、自動原稿搬送装置を備えていない画像読取装置の騒音を抑制できる。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
画像形成装置、画像読取装置または自動原稿搬送装置に使用される部材において、基材と、前記基材に被膜された被膜層とを有し、前記被膜層の静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμが、0.12以下である。
これによれば、先の検証実験で説明したように、スティックスリップ現象の発生を抑制することができ、摺動音(ビビリ音)の発生が抑制され、画像形成装置や画像読取装置の騒音を抑えることができる。
(態様2)
態様1において、被膜層の静止摩擦係数μsが、0.22以下である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、静止摩擦係数μs、動摩擦係数μdを小さくした上で、静止摩擦係数μsと動摩擦係数μdとの差Δμを、0.12以下にすることができる。これによりスティックスリップ現象の発生をより一層抑制することができ、摺動音を抑制することができる。
(態様3)
態様1または2において、当該部材の、用紙400などのシート状部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されている。
これによれば、上記実施形態で説明したように、用紙400などのシート状部材が停止した状態から動き出したときにスティックスリップ現象が発生するのを抑制することができ、摺動音が発生するのを抑制することができる。
(態様4)
態様1または2において、当該部材の、金属部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されている。
これによれば、図11〜図15を用いて説明したように、金属部材に摺動する部材の摺動面が停止した状態から動き出したときにスティックスリップ現象が発生するのを抑制することができ、摺動音が発生するのを抑制することができる。
(態様5)
態様1または2において、当該部材の、樹脂部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されている。
これによれば、樹脂部材に摺動する部材の摺動面が停止した状態から動き出したときにスティックスリップ現象が発生するのを抑制することができ、摺動音が発生するのを抑制することができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、前記被膜層の表面粗さが、前記基材の表面粗さ以下である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、部材の相手部材に摺動する摺動面を被膜層により表面粗さを低減させることができる。このように表面粗さを低減させた摺動面が相手部材に摺動することにより、基材が相手部材に摺動する従来構成に比して、摺動時の騒音を低減することができる。
(態様7)
態様6において、被膜層の表面粗さRaは0.2[μm]以下であり、基材の表面粗さRaは0.2[μm]以上3[μm]以下である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、より確実に摺動時の騒音を長期にわたって低減することができるとともに、基材の製造が容易になり製造コストを低減できる。
(態様8)
態様1乃至7いずれかにおいて、被膜層の膜厚は50[μm]以下である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、50μm以下の膜厚の被膜層を設けても、部材に摺動する相手部材に対する影響が小さくため、部材の寸法を変更したり摺動面の位置を変更したりすることなく、所定の機能を維持できる。
(態様9)
態様1乃至8いずれかにおいて、被膜層は10[μm]よりも厚い。
これによれば、上記実施形態で説明したように、被膜層の機能をより確実に発揮できる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、基材は、樹脂材料から構成されている。
これによれば、実施形態で説明したように、樹脂と金属、樹脂と樹脂、樹脂とシート部材との摺動によるスティックスリップ現象の発生を抑制することができ、摺動音を抑制することができる。
(態様11)
態様1乃至10いずれかにおいて、基材は、少なくとも樹脂とフィラーから構成されている。
これによれば、上記実施形態で説明したように、部材の剛性及び耐熱性を高めることができる。
(態様12)
態様1乃至11いずれかにおいて、当該部材は、画像形成装置または原稿自動搬送装置におけるシートの搬送経路に沿って設けられる搬送ガイド部材であり、前記シートが接触するガイド面に少なくとも前記被膜層が形成されている。
これによれば、実施形態で説明したように、シートをガイドしているときの搬送音を低減することができる。
(態様13)
態様12において、前記シートが接触するガイド面は湾曲している。
これによれば、上記実施形態で説明したように、シートの接触圧(摺動負荷)が高くなりやすい湾曲したガイド面にシートが摺擦してガイドされる場合においても、搬送音を長期にわたって低減することができる。
(態様14)
態様12または13において、シートの搬送方向と直交する幅方向において部分的に形成されシートの搬送方向に延在する一又は複数の凸部を有し、ガイド面は、前記凸部の頂面である。
これによれば、上記実施形態で説明したように、シートの搬送性を確保しつつ、被膜層を形成する面積を低減することができる。
(態様15)
用紙400などのシート部材を搬送し、画像を形成する画像形成装置において、態様1乃至14いずれかの部材を用いた。
これによれば、画像形成装置の騒音を抑制することができる。
(態様16)
原稿などのシート部材に形成された画像を読み取る画像読取装置において、態様1乃至14いずれかの部材を用いた。
これによれば、画像読取装置の騒音を抑制することができる。
(態様17)
シート状部材を搬送する自動原稿搬送装置において、態様1乃至14の部材を用いた。
これによれば、自動原稿搬送装置の騒音を抑制することができる。
段ギヤ 42
固定軸 45
軸受 46
100 画像形成装置
200 装置本体
201 開閉カバー
202 手差しトレイ
203 上カバー
201a、202a、203a 支持軸
210 給紙装置
213 ガイド部材
217 ガイドレール
250〜253 用紙搬送経路
260、265、270 搬送ガイド部材
261。266、271 リブ部
261a、266a、271a 基材
261b、266b、271b 被膜層
262、267、272、273 ガイド面
300 画像読取装置
310 原稿自動送り装置(ADF)
320 スキャナ部
330 原稿搬送経路
340 搬送ガイド部材
341 リブ部
341a 基材
341b 被膜層
342 ガイド面
400 用紙(シート)
410 原稿(シート)
500、510、520、530 塗布装置
501 塗布液
502 タンク
503 ホース
504 液噴射部
505 回転駆動部
506 保持部
507 回転駆動部
508 スライド駆動部
511 塗布ローラ
521 回転駆動部
522 スライド駆動部
525 カバー部材
531 液滴吐出ヘッド
531a ノズル
532 支持アーム
533 ステージ
534 スライド駆動機構
μd 動摩擦係数
μs 静止摩擦係数
Δμ 静止摩擦係数と動摩擦係数との差
特開平7−295405号公報

Claims (17)

  1. 画像形成装置、画像読取装置または自動原稿搬送装置に使用される部材において、
    基材と、
    前記基材に被膜された被膜層とを有し、
    前記被膜層の動摩擦係数と静止摩擦係数との差が、0.12以下であることを特徴とする部材。
  2. 請求項1に記載の部材において、
    前記被膜層の前記静止摩擦係数が、0.22以下であることを特徴とする部材。
  3. 請求項1または2に記載の部材において、
    当該部材の、シート状部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されていることを特徴とする部材。
  4. 請求項1または2に記載の部材において、
    当該部材の、金属部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されていることを特徴とする部材。
  5. 請求項1または2に記載の部材において、
    当該部材の、樹脂部材と接触して停止した状態と、相対的に摺動する状態とを取りうる部分に前記被膜層が形成されていることを特徴とする部材。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の部材において、
    前記被膜層の表面粗さが、前記基材の表面粗さ以下であることを特徴とする部材。
  7. 請求項6に記載の部材において、
    前記被膜層の表面粗さRaは0.2[μm]以下であり、
    前記基材の表面粗さRaは0.2[μm]以上3[μm]以下であることを特徴とする部材。
  8. 請求項1乃至7いずれか一項に記載の部材において、
    前記被膜層の膜厚は50[μm]以下であることを特徴とする部材。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の部材において、
    前記被膜層は10[μm]よりも厚いことを特徴とする部材。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の部材において、
    前記基材は、樹脂材料から構成されていることを特徴とする部材。
  11. 請求項10に記載の部材において、
    前記基材は、少なくとも前記樹脂材料とフィラーとで構成されていることを特徴とする部材。
  12. 請求項1乃至11いずれか一項に記載の部材において、
    当該部材は、前記画像形成装置または前記自動原稿搬送装置におけるシートの搬送経路に沿って設けられる搬送ガイド部材であり、
    前記シートが接触するガイド面に少なくとも前記被膜層が形成されていることを特徴とする部材。
  13. 請求項12に記載の部材において、
    前記シートが接触する前記ガイド面は湾曲していることを特徴とする部材。
  14. 請求項12または13に記載の部材において、
    前記シートの搬送方向と直交する幅方向において部分的に形成され前記シートの搬送方向に延在する一又は複数の凸部を有し、
    前記ガイド面は、前記凸部の頂面であることを特徴とする部材。
  15. シートを搬送し、画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至14いずれか一項に記載の部材を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  16. シートに形成された画像を読み取る画像読取装置において、
    請求項1乃至14いずれか一項に記載の部材を用いたことを特徴とする画像読取装置。
  17. シート状部材を搬送する自動原稿搬送装置において、
    請求項1乃至14いずれか一項に記載の部材を用いたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
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