JP2019019226A - 共重合体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジフェニレンスルホン化合物の高分子量の重合体の製造方法の提供。【解決手段】式(1)で表されるモノマー(A)と、式(2)及び式(3)で表される化合物の交互共重合体であって、末端基がXであるマクロマー(B)とを、亜鉛(C)と、特定の二価のニッケル錯体(D)との共存下で、重合させる共重合体の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、共重合体の製造方法に関する。
燃料電池、特に固体高分子形燃料電池における電解質膜の材料として、スルホ基を有する重合体が検討されている。この重合体としては、ナフィオン(登録商標)に代表されるパーフルオロアルキレン系重合体が、古くから研究されている。しかしながら、ナフィオンは、高価であり、耐熱性及び強度が不十分であるという問題がある。このような問題を解消するため、近年、ポリアリーレン系重合体が検討されている。
例えば、特許文献1には、−SO−基がビフェニル環に直接結合した特定の芳香族化合物を、ニッケル化合物と、金属還元剤と、電子求引性基を有する2,2’−ビピリジル化合物と電子求引性基を有する1,10−フェナントロリン化合物とからなる群から選ばれる少なくとも1つの配位子(L1)、電子供与性基を有する2,2’−ビピリジル化合物と電子供与性基を有する1,10−フェナントロリン化合物とからなる群から選ばれる少なくとも1つの配位子(L2)、及び2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとからなる群から選ばれる少なくとも1つの配位子(L3)からなる群から選ばれる少なくとも2種の配位子との存在下に重合させる重合体の製造方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、組成の異なる芳香族化合物の重合に用いると、分子量の高い重合体を得ることが難しい。
特許文献2には、ジフェニレンスルホン化合物をゼロ価のニッケル錯体(ビス(シクロオクタジエン)ニッケル(0)と2,2’−ビピリジルから得られる錯体)の存在下で重合させる高分子電解質の製造方法が提案されている。
しかしながら、特許文献2に記載の方法で使用するビス(シクロオクタジエン)ニッケル(0)は、市販されているが、入手困難であって、非常に高価である。また、臭気が非常にきつく、ニッケル錯体が不安定であるため、取扱いが困難である。
特開2013−203778号公報 特開2016−148052号公報
本発明は、安価な金属触媒を用いて、特定組成のジフェニレンスルホン化合物の高分子量の重合体を製造することができる方法を提供することを目的とする。
本発明者は、安価な金属触媒を用いて、特定組成のジフェニレンスルホン化合物の高分子量の重合体を製造することができる方法を開発すべく鋭意検討を重ねた結果、二価のニッケル錯体の配位子として、2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとを使用することにより、上記課題を解決できることを見出した。本発明はこのような知見に基づき完成されたものである。
本発明は、下記項1〜項7に示す共重合体の製造方法に係る。
項1. 下記式(1):
Figure 2019019226
[式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキレン基を示す。A及びAは、同一又は異なって、アルカリ金属原子、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。]
で表されるモノマー(A)と、下記式(2):
Figure 2019019226
[式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]
で表される化合物、及び下記式(3):
Figure 2019019226
[式中、Zは、CH、C(CH、C(CF又はSOを示す。]
で表される化合物の交互共重合体であって、末端基がX又はXであるマクロマー(B)とを、亜鉛(C)と、二価のニッケル、並びに配位子として2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンを含む二価のニッケル錯体(D)との共存下で重合させる、共重合体の製造方法。
項2. 前記マクロマー(B)が、式(4):
Figure 2019019226
[式中、nは2〜2000の整数である。X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。Zは、CH、C(CH、C(CF又はSOを示す。]
で表される交互共重合体である、上記項1に記載の製造方法。
項3. 前記式(4)において、ZがC(CFである、上記項2に記載の製造方法。
項4. 前記式(1)において、R及びRが、同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキレン基である、上記項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
項5. 前記式(1)において、R及びRが、1,3−プロピレン基である、上記項4に記載の製造方法。
項6. 前記二価のニッケル錯体(D)の配位子が、2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンのみからなる、上記項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
項7. 前記二価のニッケル錯体(D)における2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとの合計量に対する1,10−フェナントロリンの量が5〜80モル%である、上記項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
本発明の方法によれば、金属触媒に、配位子として2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンを有する二価のニッケル錯体と亜鉛とを用いることにより、分子量の高い重合体を製造することができる。配位子として2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンを有する二価のニッケル錯体と亜鉛との組合せて用いることで、高価なゼロ価のニッケル錯体を使用するよりもコストを安くすることができる。
本発明は、モノマー(A)と、マクロマー(B)とを、亜鉛(C)と、二価のニッケル錯体(D)との共存下で重合させることにより共重合体を製造する方法である。
モノマー(A)
モノマー(A)は、下記式(1):
Figure 2019019226
[式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキレン基を示す。A及びAは、同一又は異なって、アルカリ金属原子、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。]
で表される化合物である。
及びXで示されるハロゲン原子として、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられ、塩素原子及び臭素原子が好ましく、塩素原子がより好ましい。X及びXは同一であっても、異なっていてもよい。モノマー(A)の合成が容易となることから、X及びXは同じ原子であることが好ましい。
及びRで示される炭素数1〜10のアルキレン基として、メチレン、エチレン、トリメチレン(1,3−プロピレン)、テトラメチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン、デカメチレン等が挙げられる。R及びRとしては、メチレン、エチレン、1,3−プロピレン、テトラメチレン、ヘキサメチレン等の炭素数1〜6のアルキレン基が好ましく、1,3−プロピレンがより好ましい。R及びRは同一であっても、異なっていてもよい。モノマー(A)の合成が容易となることから、R及びRは同じであることが好ましい。
及びAで示されるアルカリ金属として、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム等が挙げられ、ナトリウムが好ましい。
及びAで示される炭素数1〜15のアルキル基として、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−デシル、n−ドデカメチル、n−テトラデカメチル等の直鎖状アルキル基、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチル等の分岐鎖状アルキル基が挙げられる。
及びAで示される炭素数7〜20のアラルキル基として、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル等が挙げられる。
及びAとしては、アルカリ金属が好ましく、ナトリウムがより好ましい。
及びAは同一であっても、異なっていてもよい。モノマー(A)の合成が容易となることから、A及びAは同じであることが好ましい。
前記モノマー(A)の具体例として、下記式で示される化合物が挙げられる。
Figure 2019019226
前記モノマー(A)は、公知の方法を用いて製造することができる。例えば、上記化合物であれば、下記の実施例で詳述しているように、5,5’−ジクロロ−2,2’−ジヒドロキシジフェニルスルフィドを酸化して得られた5,5’−ジクロロ−2,2’−ジヒドロキシジフェニルスルホンと、1,3−プロパンスルトンとを反応させることにより製造することができる。
マクロマー(B)
マクロマー(B)は、下記式(2):
Figure 2019019226
[式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]
で表される化合物、及び下記式(3):
Figure 2019019226
[式中、Zは、CH、C(CH、C(CF又はSOを示す。]
で表される化合物の交互共重合体であって、末端基がX又はXである。
前記マクロマー(B)は、式(2)で示されるモノマーと式(3)で示されるモノマーとが交互に並び、両末端が式(2)で示されるモノマーである共重合体である。
前記マクロマー(B)は、式(4):
Figure 2019019226
[式中、nは2〜2000の整数である。X、X、及びZは、前記と同じ意味を示す。]
で表される交互共重合体(以下、「マクロマー(B1)」という。)であることが好ましい。
及びXで示されるハロゲン原子として、X及びXで示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられる。X及びXとして、例えば、塩素原子及び臭素原子が好ましく、塩素原子がより好ましい。X及びXは同一であっても、異なっていてもよい。X及びXは同じ原子であることが好ましい。
Zとして、CH、C(CH、C(CF、及びSOが挙げられ、C(CFが好ましい。
nは2〜2000の整数であり、5〜200が好ましい。nが2000以下であると、溶解性、溶解後の粘度の取り扱い、重合反応性等の産業上の実施観点から好ましい。
マクロマーの重量平均分子量(Mw)は、1000〜1000000程度が好ましく、2000〜100000程度がより好ましい。なお、マクロマーの重量平均分子量(Mw)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により、ポリスチレンを標準物質とした測定値である。
前記マクロマー(B1)は、公知の方法を用いて製造することができる。例えば、式(2)で示されるモノマーと式(3)で示されるモノマーとを約1:1モル比で反応させ、重合反応の終了間際に、式(2)で示されるモノマーを加えることで、両末端がハロゲン原子であるマクロマー(B1)を製造することができる。
亜鉛(C)
亜鉛(C)は、還元剤であり、下記の二価のニッケル錯体(D)中の二価ニッケルをゼロ価ニッケルに還元するために使用される。
亜鉛は、市販のものを使用することができる。亜鉛の性状として、例えば、粉末状、チップ状等を挙げることができる。
亜鉛の使用量は、モノマー(A)1モルに対して、2〜8モル程度の範囲が挙げられる。
二価のニッケル錯体(D)
二価のニッケル錯体(D)は、二価のニッケル、並びに配位子として2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンを含む。
上記モノマー(A)とマクロマー(B)との重合反応において、二価のニッケル錯体(D)が亜鉛によりゼロ価のニッケル錯体に還元され、該ゼロ価のニッケル錯体が触媒として作用する。
本発明の方法では、二価のニッケル錯体に、配位子として、2,2’−ビピリジル(bpy)及び1,10−フェナントロリン(phen)が含まれることが大きな特徴である。これらを配位子として使用することにより、分子量の高い共重合体を得ることができる。
二価のニッケル錯体(D)が、2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリン以外の配位子を含む場合、配位子として、例えば、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、アセチルアセトナート、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリブチルホスフィン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン等が挙げられる。これらの配位子を含む場合、その配合量は、bpy及びphenの合計モル数を100モル%とすると、5モル%以下が好ましく、1モル%以下がより好ましく、0モル%が特に好ましい。よって、二価のニッケル錯体の配位子は、2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンのみからなることが好ましい。
2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとの配合割合は、より分子量の高い共重合体が得られることから、2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとの合計モル数を100モル%としたときに、1,10−フェナントロリンが5〜80モル%程度の割合で含まれることが好ましく、8〜70モル%程度がより好ましい。
二価のニッケル錯体(D)の使用量は、モノマー(A)1モルに対して、0.1〜10モル程度が好ましく、2〜6モル程度がより好ましい。
前記二価のニッケル錯体は、別途合成したものを使用することができる。ニッケル錯体の合成方法として、例えば、ニッケルのハロゲン化物又は酸化ニッケルと配位子(bpy及びphen)とを反応させて合成する方法が挙げられる。好ましい方法として、先にニッケルのハロゲン化物、例えば、塩化ニッケルをbpyと反応させて塩化ニッケル(bpy)を製造し、得られた塩化ニッケル(bpy)とphenとを反応させる方法が挙げられる。合成したニッケル錯体は、反応系中から取り出して使用してもよく、又は取り出さずにin situで使用してもよい。但し、前記二価のニッケル錯体の含水率は、低い方が好ましい。
本発明の製造方法では、前記二価のニッケル錯体を還元剤である亜鉛で還元してゼロ価のニッケル錯体とし、モノマー(A)とマクロマー(B)とを該ゼロ価のニッケル錯体の存在下で縮重合させる。
モノマー(A)及びマクロマー(B)の配合量は、モノマー(A)100質量部に対して、マクロマー(B)を20〜60質量部程度、好ましくは35〜45質量部程度使用する。
ゼロ価のニッケル錯体の使用量としては、モノマー(A)100モル%に対して、10モル%以上が好ましく、100モル%以上がより好ましく、200モル%以上が特に好ましい。使用量が10モル%以上であると、収率又は重合度が低下することを抑制することができる。使用量の上限については特に制限はないが、500モル%以下であると、重合の後処理をする際の処理が容易となる。
重合反応の条件として、反応温度は0℃以上200℃以下が好ましく、50℃以上100℃以下がより好ましい。反応時間は、0.5時間以上100時間が好ましく、1時間以上40時間以下がより好ましい。
重合反応は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行われることが好ましい。
重合反応は、溶媒中で行われることが好ましい。溶媒として、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の非プロトン性溶媒;トルエン、キシレン、メシチレン、ベンゼン、ブチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル系溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロゲン化アルキル系溶媒等が挙げられる。溶媒は、1種単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。これらの溶媒は、十分に脱水してから用いることが好ましい。
重合反応の収率又は重合度を高めるためには、高分子が溶媒に十分に溶解していることが望ましい。したがって、高分子に対して良溶媒であるテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、トルエン等を使用することが好ましい。より好ましい溶媒は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、及びこれらの2種以上の混合物である。
上記溶媒中におけるモノマー(A)の総量の濃度は、1質量%以上90質量%以下であることが好ましい。また、上記溶媒中におけるマクロマー(B)の総量の濃度は、5質量%以上40質量%以下であることが好ましい。上記の濃度範囲とすることにより、反応中の攪拌が容易となるとともに、生成した高分子の回収が容易となる。
上記の方法によって、ブロック共重合体を合成することができる。生成したブロック共重合体は、公知の方法で反応混合物から取り出すことができる。例えば、反応混合物に貧溶媒を添加することでポリマーを析出させ、濾別等により目的物を得ることができる。また、必要に応じて、さらに水で洗浄する、良溶媒及び貧溶媒と用いて再沈殿を行う等の通常の精製方法によって精製することができる。
得られた共重合体は、重量平均分子量(Mw)が、50000以上であり、bpy及びphen以外の配位子を含むニッケル錯体を用いて製造した共重合体よりも分子量が高い。なお、共重合体の重量平均分子量(Mw)は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)法により、ポリスチレンを標準物質とした測定値である。
得られた共重合体は、燃料電池、特に固体高分子形燃料電池の電解質膜として利用することができる。固体高分子形燃料電池の電解質膜として利用する場合には、生成したブロック共重合体中のスルホン酸基がナトリウム塩等の塩の形である場合、スルホン酸基を遊離酸の形に変換することが好ましい。遊離酸への変換は、通常、酸性溶媒での洗浄によって行うことができる。使用される酸として、例えば、塩酸、硫酸、硝酸等が挙げられ、塩酸が好ましい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を更に詳細に説明するが、これらの実施例により本発明の範囲が限定されるものではない。
[水分量測定]
水分量の測定は、メトローム社製 カール・フィッシャークーロメーター 831型電量滴定式装置(陽極液:三菱化学株式会社製アクアミクロンAKX、陰極液:三菱化学株式会社製アクアミクロンCXU)を用いて行った。
[GPC条件1]
カラム:TSKgel GMHHR−M(300×7.8mm)&TSKguardcolumn HHR−H(東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃
移動相:臭化リチウム(東京化成工業株式会社製)(濃度:10mM)含有のN,N−ジメチルホルムアミド(和光純薬工業株式会社製)
流量:0.5mL/分
検出器:UV(300nm)
標準物質:ポリスチレン(東ソー株式会社製)
[GPC条件2]
カラム:TSKgel SuperAWM−H(150×6mm)×2(東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃
移動相:臭化リチウム(濃度:60mM)及びリン酸(和光純薬工業株式会社製)(濃度:60mM)含有のN,N−ジメチルアセトアミド(和光純薬工業株式会社製)
流量:0.6mL/分
検出器:RI
標準物質:ポリスチレン
[GPC条件3]
カラム:OHpak SB−806M HQ(300×8mm)×2(昭和電工株式会社製)
カラム温度:40℃
移動相:臭化リチウム(濃度:60mM)及びリン酸(濃度:60mM)含有のN,N−ジメチルホルムアミド
流量:0.6mL/分
検出器:RI
標準物質:ポリスチレン
H−NMR条件]
共鳴周波数:400MHz
測定温度:室温
積算回数:16回
溶媒:0.03vol%テトラメチルシラン含有重ジメチルスルホキシド0.75mL(関東化学株式会社製)
<モノマー導入率の算出>
モノマー導入率は、モノマー由来の4ppm付近のメチレンプロトン(OCH CH CH)と7.4ppm付近のマクロマー由来の芳香族環由来のプロトンの積分比より算出した。
[合成例1]マクロマー(B1−1)及びマクロマー(B1−2)の合成
攪拌機、温度計、Dean−Stark管、窒素導入管、及び冷却管をとりつけた四口フラスコに、4,4'−ジクロロジフェニルスルホン(東京化成工業株式会社製)13.73g(47.8mmol)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(東京化成工業株式会社製)15.00g(44.6mmol)、炭酸カリウム(和光純薬工業株式会社製)13.4g(97mmol)、N,N−ジメチルアセトアミド(関東化学株式会社製)51g、及びトルエン27gを加えて攪拌した。
オイルバスで反応液を150℃で加熱還流させた。反応によって生成する水はDean−Stark管にトラップした。8時間後、水の生成がほとんど認められなくなったところで、80℃に冷却した後、4,4'−ジクロロジフェニルスルホン4.8g(17mmol)を加え、反応温度を154℃ に上げ、2.5時間攪拌して末端基を処理した。その後、反応液を冷却し、メタノール500gに注ぎ、白色固体を沈殿させた。沈殿物を濾過し、水に懸濁させ、無機塩を除去した後、乾燥させた。その後、乾燥させた固体をテトラヒドロフラン140gに溶解し、メタノール700gに注いで再沈殿させた。
沈殿した白色粉末を濾過し、減圧乾燥させることで、白色固体であるマクロマー(B1−1)22.2g を得た。GPCで測定した重量平均分子量(Mw)は19000、Mw/Mnは1.7[GPC条件1]であった。
また、上記と同様にして、以下の分子量を有するマクロマー(B1−2)を合成した。
Mw=18000、Mw/Mn=1.6[GPC条件1]
[合成例2]モノマーの合成
攪拌機、温度計、窒素導入管、及び冷却管をとりつけたセパラブルフラスコにおいて、窒素雰囲気下、エタノール1945g、特公昭57−48112号公報の実施例2の方法を用いて、5,5’−ジクロロ−2,2’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド(東京化成工業株式会社製)から合成した5,5’−ジクロロ−2,2’−ジヒドロキシジフェニルスルホン270g(0.85mol)、及び水酸化ナトリウム108g(2.7mol)の混合溶液を50℃に昇温した後、エタノール2916gと1,3−プロパンスルトン(東京化成工業株式会社製)331g(2.7mol)との混合溶液を投入し、10時間還流した。反応液を室温に冷却した後、析出物を濾過し、エタノール水(質量比70:10)で洗浄し、エタノール水(質量比89:11)で懸濁した後、濾過して乾燥させ、粗製品372gを得た。この粗製品を水/エタノールで晶析し、析出物を濾過し、エタノール水(質量比85:15)で洗浄した後、減圧乾燥して、351gの下記式で表されるモノマーを得た。
Figure 2019019226
[合成例3]NiCl(bpy)の合成
攪拌子を入れたシュレンク管において、エタノール150gに塩化ニッケル六水和物(関東化学株式会社製)40.3g(170mmol)を溶解させ、エタノール185gに溶解させた2,2’−ビピリジル(bpy)(東京化成工業株式会社製)27.7g(177mmol)を加え、室温下で4時間攪拌した。その後、析出物を濾過し、エタノールで洗浄した後、減圧乾燥させ、35.37gのNiCl(bpy)を得た。水分量は500ppm以下であった。
[合成例4]NiCl(tmen)の合成
攪拌子を入れたシュレンク管において、窒素雰囲気下、メタノール35g中に無水塩化ニッケル(東京化成工業株式会社製)7.00g(54mmol)とN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(tmen)(東京化成工業株式会社製)6.34g(55mmol)とを加え、72℃に昇温し、14.5時間攪拌した。その後、反応液を濃縮した後、冷却して結晶を析出させた。結晶を濾過し、n−ヘキサンで洗浄した後、減圧乾燥させ、13.27gのNiCl(tmen)を得た。水分量は30000ppmであった。
[合成例5]NiCl(phen)の合成
攪拌子を入れたシュレンク管において、無水エタノール63gに塩化ニッケル六水和物6.00g(25mmol)を溶解させ、無水エタノール100gに溶解させた1,10−フェナントロリン(phen)(シグマ−アルドリッチジャパン合同会社製)9.14g(51mmol)を加え、62℃に昇温し、2時間攪拌した。その後、析出物を濾過し、エタノールで洗浄した後、減圧乾燥させ、9.75gのNiCl(phen)を得た。水分量は440ppmであった。
[実施例1]
(1)モノマー及びマクロマーの混合溶液の調製
攪拌子を入れたシュレンク管に、前記合成例2で合成したモノマー3.779g(6mmol)、及び前記マクロマー(B1−1)1.486g(Mw=19000、Mw/Mn=1.7)を仕込み、110℃/20mmHgで3時間減圧乾燥させた。その後、反応容器内を窒素置換した後、反応液を80℃に冷却した後、脱水ジメチルスルホキシド(関東化学株式会社製)24gを加えて溶解させ、窒素バブリングを実施し、モノマー及びマクロマーの混合溶液を得た。該溶液の水分量は320ppmであった。
(2)ニッケル錯体溶液の調製
攪拌機、温度計、及び窒素導入管をとりつけた四口フラスコにおいて、亜鉛末1.60g(24mmol)(Alfa Aesar製、325mesh)を110℃/20mmHgで3時間減圧乾燥した後、反応容器内を窒素置換し、室温に冷却した。その後、2,2’−ビピリジル2.40g(15mmol)、事前に減圧乾燥させ、水分量が260ppmの1,10−フェナントロリン0.92g(5mmol)、ヨウ素(和光純薬工業株式会社製)40mg(0.2mmol)、合成例3で調製したニッケル錯体NiCl(bpy)4.87g(17mmol)、及び脱水ジメチルスルホキシド15gを加え、400rpmで溶解させ、窒素バブリングを実施した。その後、40℃で1時間保温し、ニッケル錯体溶液を得た。
(3)重合反応
40℃で、前記(2)で調製したニッケル錯体溶液に、前記(1)で調製したモノマー及びマクロマーの混合溶液を加え、65℃で24時間攪拌した。冷却した後、反応液を大量のイオン交換水に注ぐことによりポリマーを析出させ濾取した。その後、3M塩酸による洗浄及び濾過操作を2回繰り返した後、イオン交換水で洗浄し、減圧乾燥し、固体である共重合体3.75gを得た。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=76,000、Mw/Mn=36[GPC条件2]、H−NMRより、モノマー導入率は100%であった。
[実施例2]
(1)モノマー溶液の調製
攪拌子を入れたシュレンク管に、前記合成例2で合成したモノマー3.791g(6mmol)を仕込み、110℃/20mmHgで3時間減圧乾燥した後、反応容器内を窒素置換した。その後、反応液を80℃に冷却した後、脱水ジメチルスルホキシド15gを加えて溶解させ、窒素バブリングを実施し、モノマー溶液を得た。溶液の水分量は1100ppmであった。
(2)マクロマー溶液の調製
攪拌子を入れたシュレンク管に、前記マクロマー(B1−1)1.486g(Mw=19000、Mw/Mn=1.7)を仕込み、110℃/20mmHgで3時間減圧乾燥した後、反応容器内を窒素置換。その後、反応液を80℃に冷却した後、脱水ジメチルスルホキシド9gを加えて溶解させ、窒素バブリングを実施し、マクロマー溶液を得た。溶液の水分量は950ppmであった。
(3)ニッケル錯体溶液の調製
攪拌機、温度計、及び窒素導入管をとりつけた四口フラスコにおいて、亜鉛末1.60g(24mmol)を110℃/20mmHgで3時間減圧乾燥した後、反応容器内を窒素置換した。その後、反応液を室温に冷却した後、事前に減圧乾燥させ、水分量が830ppmの1,10−フェナントロリン3.69g(21mmol)、ヨウ素40mg(0.2mmol)、合成例3で調製したニッケル錯体NiCl(bpy)4.87g(17mmol)、及び脱水ジメチルスルホキシド15gを加え、400rpmで溶解させ、窒素バブリングを実施した。その後、40℃で1時間保温し、ニッケル錯体溶液を得た。
(4)重合反応
40℃で、前記(3)で調製したニッケル錯体溶液に、前記(1)で調製したモノマー溶液を加え、65℃で1時間攪拌した。その後、更に前記(2)で調製したマクロマー溶液を加えて、65℃で23時間攪拌した。反応液を冷却した後、実施例1と同様の後処理を実施し、固体である共重合体1.65gを得た。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=1,047,000、Mw/Mn=11[GPC条件3]、H−NMRより、モノマー導入率は33%であった。
[実施例3]
実施例1(2)のニッケル錯体溶液の調製において、2,2’−ビピリジル2.40g及び1,10−フェナントロリン0.92gの代わりに、事前に減圧乾燥させ、水分量が135ppmの1,10−フェナントロリン3.69g(21mmol)を使用してニッケル錯体溶液を調製した以外は実施例1と同様に実施し、固体である共重合体1.75gを得た。なお、モノマー及びマクロマーの混合溶液の水分量は1010ppmであった。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=574,000、Mw/Mn=2.0[GPC条件3]、H−NMRより、モノマー導入率は7%であった。
[比較例1]
マクロマー(B1−1)の代わりに前記マクロマー(B1−2)1.484g(Mw=18000、Mw/Mn=1.6)を用い、脱水ジメチルスルホキシドから脱水N,N−ジメチルアセトアミド(関東化学株式会社製)に変更した以外は実施例1の方法と同様にモノマー及びマクロマーの混合溶液を調製した。溶液の水分量は610ppmであった。
2,2’−ビピリジル2.40g及び1,10−フェナントロリン0.92gの代わりに2,2’−ビピリジル3.20g(21mmol)を用い、脱水ジメチルスルホキシドから脱水N,N−ジメチルアセトアミドに変更した以外は実施例1と同様にニッケル錯体溶液を調製し、実施例1と同様に重合させ、固体である共重合体0.65gを得た。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=27,000、Mw/Mn=1.9[GPC条件3]、H−NMRより、モノマー導入率は24%であった。
[比較例2]
脱水N,N−ジメチルアセトアミドから脱水ジメチルスルホキシドに変更してモノマー及びマクロマーの混合溶液を調製した以外は、比較例1のニッケル錯体溶液と同様のニッケル錯体溶液を用いて比較例1と同様に実施し、固体である共重合体3.16gを得た。なお、モノマー及びマクロマーの混合溶液の水分量は1040ppmであった。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=36,000、Mw/Mn=6.0[GPC条件2]、H−NMRより、モノマー導入率は83%であった。
[比較例3]
比較例2で使用したニッケル錯体NiCl(bpy)を合成例4で調製したニッケル錯体NiCl(tmen)4.33g(17mmol)に変更してニッケル錯体溶液を調製した以外は、比較例2と同様の手順で実施し、固体である共重合体0.95gを得た。なお、モノマー及びマクロマーの混合溶液の水分量は620ppmであった。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=22,000、Mw/Mn=1.7[GPC条件3]、H−NMRより、モノマー導入率は0%であった。
[比較例4]
比較例2で使用した2,2’−ビピリジルを2,2’−ビピリジル−4,4’−ジカルボン酸ジメチル(COMe−bpy)5.57g(21mmol)に変更してニッケル錯体溶液を調製した以外は、比較例2と同様の手順で実施し、固体である共重合体0.80gを得た。なお、モノマー及びマクロマーの混合溶液の水分量は620ppmであった。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=21,000、Mw/Mn=1.1[GPC条件3]であり、H−NMRより、モノマー導入率は0%であった。
[比較例5]
比較例2で使用したニッケル錯体NiCl(bpy)を合成例5で調製したニッケル錯体NiCl(phen)8.36g(17mmol)に変更し、2,2’−ビピリジルを使用せずにニッケル錯体溶液を調製した以外は、比較例2と同様の手順で実施して、固体である共重合体3.89gを得た。なお、モノマー及びマクロマーの混合溶液の水分量は230ppmであった。得られた共重合体のGPCを測定したところ、Mw=19,000、Mw/Mn=14[GPC条件2]、H−NMRより、モノマー導入率は100%であった。

Claims (7)

  1. 下記式(1):
    Figure 2019019226
    [式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。R及びRは、同一又は異なって、炭素数1〜10のアルキレン基を示す。A及びAは、同一又は異なって、アルカリ金属原子、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す。]
    で表されるモノマー(A)と、下記式(2):
    Figure 2019019226
    [式中、X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。]
    で表される化合物、及び下記式(3):
    Figure 2019019226

    [式中、Zは、CH、C(CH、C(CF又はSOを示す。]
    で表される化合物の交互共重合体であって、末端基がX又はXであるマクロマー(B)とを、亜鉛(C)と、二価のニッケル、並びに配位子として2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンを含む二価のニッケル錯体(D)との共存下で重合させる、共重合体の製造方法。
  2. 前記マクロマー(B)が、式(4):
    Figure 2019019226
    [式中、nは2〜2000の整数である。X及びXは、同一又は異なって、ハロゲン原子を示す。Zは、CH、C(CH、C(CF又はSOを示す。]
    で表される交互共重合体である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記式(4)において、ZがC(CFである、請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記式(1)において、R及びRが、同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキレン基である、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 前記式(1)において、R及びRが、1,3−プロピレン基である、請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記二価のニッケル錯体(D)の配位子が、2,2’−ビピリジル及び1,10−フェナントロリンのみからなる、請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 前記二価のニッケル錯体(D)における2,2’−ビピリジルと1,10−フェナントロリンとの合計量に対する1,10−フェナントロリンの量が5〜80モル%である、請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
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