JP2019014684A5 - - Google Patents

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Claims (23)

  1. 真菌感染によって生じる疼痛および/または痒みを処置するための、VNUT阻害活性を有する化合物を含む薬学的組成物。
  2. 真菌感染を処置するための薬学的組成物であって、VNUT阻害活性を有する化合物および抗真菌剤を含む薬学的組成物。
  3. 真菌感染を処置するための組合わせ医薬であって、VNUT阻害活性を有する化合物および抗真菌剤を含む組合わせ医薬。
  4. 前記抗真菌剤が、ミコナゾール、クロトリアゾール、エコナゾール硝酸塩、イソコナゾール硝酸塩、ビホナゾール、ケトコナゾール、イトラコナゾール、テルビナフィン塩酸塩、トルナフタート、および、リラナフタートからなる群から選択される、請求項2に記載の薬学的組成物または請求項3に記載の組合わせ医薬。
  5. 前記VNUT阻害活性を有する化合物は、VNUTによるATPの取り込みを阻害する効果を有する化合物、VNUTによって小胞内に蓄積されたATPの細胞外への放出を阻害する効果を有する化合物、VNUTとClとの結合を阻害するアロステリック薬物、VNUTと結合しVNUTとATPとの結合を阻害するATPアナログ、およびVNUTの発現を特異的に抑制する化合物からなる群から選択される化合物である、請求項1または2に記載の薬学的組成物あるいは請求項3に記載の組合わせ医薬。
  6. 前記VNUT阻害活性を有する化合物は、
    (I)
    以下の式1

    で示される化合物であり、
    ここで、Rは、H、OH、F、Cl、Br、CH、および、CHOHからなる群から選択され、Rは、H、OH、F、Cl、Br、CH、CHOH、および、Rからなる群から選択され、ここで、R

    であり、ここで、

    は単結合が3つ、または、単結合が2つと二重結合が1つであり、かつ、NがNであり;Lは結合またはC1−4アルキレンまたはC1−4置換アルキレンまたはC1−4アルケニレンであり;R41は、H、C1−4アルキレン、C1−4置換アルキレン、C1−4アルケニレンおよびC1−4置換アルケニレンからなる群から選択され、−CH=が存在する場合その半数以下が−N=で置換されていてもよく、R42またはR43と5員環を形成してもよく;R42およびR43は、C1−7アルキレン、C1−7置換アルキレン、C1−7アルケニレンおよびC1−7置換アルケニレンからなる群から独立して選択され、−CH=が存在する場合その半数以下が−N=で置換されていてもよく、R42とR43とは6員環を形成してもよく;
    は、H、OH、F、Cl、Br、CH、および、CHOHからなる群より独立して選択される、化合物であるか;あるいは、
    (II)
    以下の式2

    で示される化合物であり、
    ここで、nは0または1であり、
    ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、OH、および、CH、ならびに、一緒になって、Oからなる群から選択され、
    ここで、Rは、H、OH、CH、および、CHOHからなる群から選択され、ただし、RがHである場合、RおよびRは一緒になってOであり、
    、R、およびRの少なくとも1つは酸素原子を含む化合物であるか;
    (III)
    U−73122(Sigma Product No.U6756)であるか;
    あるいは上記(I)〜(III)の化合物の誘導体であり、ここで、該化合物の誘導体は、該化合物の薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、エステル、代謝産物、保護化誘導体、糖鎖修飾体、アシル化誘導体、またはアセチル化誘導体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物あるいは請求項3に記載の組合わせ医薬。
  7. 前記VNUT阻害活性を有する化合物がアセトアセテート、3−ヒドロキシ酪酸、グリオキシル酸、クロドロン酸、メドロン酸、ミノドロン酸、イバンドロン酸、ジフルオロメチレン2リン酸、メチレンビスフォスフォ2リン酸、U−73122、あるいは、その薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、エステル、代謝産物、保護化誘導体、糖鎖修飾体、アシル化誘導体、またはアセチル化誘導体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物あるいは請求項3に記載の組合わせ医薬。
  8. 前記VNUT阻害活性を有する化合物がVNUT遺伝子発現阻害剤である、請求項1または2に記載の薬学的組成物あるいは請求項3に記載の組合わせ医薬。
  9. 請求項1または2に記載の薬学的組成物あるいは請求項3に記載の組合わせ医薬であって、経口投与、直腸内投与、非経口投与、槽内投与、膣内投与、腹腔内投与、局所投与、口内投与、経口投与、鼻腔スプレー投与、点眼投与または眼球内注射投与するための、薬学的組成物あるいは組合わせ医薬
  10. 請求項7に記載の薬学的組成物または組合わせ医薬であって、被験体の体重1kgあたり0.001〜10mgの用量のクロドロン酸、あるいは、その薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、エステル、代謝産物、保護化誘導体、糖鎖修飾体、アシル化誘導体、またはアセチル化誘導体を含む、薬学的組成物あるいは組合わせ医薬。
  11. さらに、副腎皮質ステロイドを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の薬学的組成物あるいは組合わせ医薬。
  12. 前記副腎皮質ステロイドが、クロベタゾールプロピオン酸エステル、ジフロラゾン酢酸エステル、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、ジフルプレドナート、および、フルオシノニドからなる群から選択される、請求項11に記載の薬学的組成物あるいは組合わせ医薬。
  13. 真菌感染によって生じる疼痛および/または痒みを処置するための医薬の製造、あるいは、真菌感染を処置するための医薬の製造における、VNUT阻害活性を有する化合物の使用。
  14. 前記VNUT阻害活性を有する化合物は、VNUTによるATPの取り込みを阻害する効果を有する化合物、およびVNUTによって小胞内に蓄積されたATPの細胞外への放出を阻害する効果を有する化合物、VNUTとClとの結合を阻害するアロステリック薬物、VNUTと結合しVNUTとATPとの結合を阻害するATPアナログ、およびVNUTの発現を特異的に抑制する化合物からなる群から選択される化合物である、請求項13に記載の使用。
  15. 前記VNUT阻害活性を有する化合物は、
    (I)
    以下の式1

    で示される化合物であり、
    ここで、Rは、H、OH、F、Cl、Br、CH、および、CHOHからなる群から選択され、Rは、H、OH、F、Cl、Br、CH、CHOH、および、Rからなる群から選択され、ここで、R

    であり、ここで、

    は単結合が3つ、または、単結合が2つと二重結合が1つであり、かつ、NがNであり;Lは結合またはC1−4アルキレンまたはC1−4置換アルキレンまたはC1−4アルケニレンであり;R41は、H、C1−4アルキレン、C1−4置換アルキレン、C1−4アルケニレンおよびC1−4置換アルケニレンからなる群から選択され、−CH=が存在する場合その半数以下が−N=で置換されていてもよく、R42またはR43と5員環を形成してもよく;R42およびR43は、C1−7アルキレン、C1−7置換アルキレン、C1−7アルケニレンおよびC1−7置換アルケニレンからなる群から独立して選択され、−CH=が存在する場合その半数以下が−N=で置換されていてもよく、R42とR43とは6員環を形成してもよく;
    は、H、OH、F、Cl、Br、CH、および、CHOHからなる群より独立して選択される、化合物であるか;あるいは、
    (II)
    以下の式2

    で示される化合物であり、
    ここで、nは0または1であり、
    ここで、RおよびRは、それぞれ独立して、H、OH、および、CH、ならびに、一緒になって、Oからなる群から選択され、
    ここで、Rは、H、OH、CH、および、CHOHからなる群から選択され、ただし、RがHである場合、RおよびRは一緒になってOであり、
    、R、およびRの少なくとも1つは酸素原子を含む化合物であるか;
    (III)
    U−73122(Sigma Product No.U6756)であるか;
    あるいは上記(I)〜(III)の誘導体であり、ここで、該化合物の誘導体は、該化合物の薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、エステル、代謝産物、保護化誘導体、糖鎖修飾体、アシル化誘導体、またはアセチル化誘導体である、請求項13に記載の使用。
  16. 前記VNUT阻害活性を有する化合物がアセトアセテート、3−ヒドロキシ酪酸、グリオキシル酸、クロドロン酸、メドロン酸、ミノドロン酸、イバンドロン酸、ジフルオロメチレン2リン酸、メチレンビスフォスフォ2リン酸、U−73122、あるいは、その薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、エステル、代謝産物、保護化誘導体、糖鎖修飾体、アシル化誘導体、またはアセチル化誘導体である、請求項13に記載の使用。
  17. 前記VNUT阻害活性を有する化合物がVNUT遺伝子発現阻害剤である、請求項13に記載の使用。
  18. 前記医薬が抗真菌剤をさらに含む、請求項13〜17のいずれか一項に記載の使用。
  19. 前記抗真菌剤が、ミコナゾール、クロトリアゾール、エコナゾール硝酸塩、イソコナゾール硝酸塩、ビホナゾール、ケトコナゾール、イトラコナゾール、テルビナフィン塩酸塩、トルナフタート、および、リラナフタートからなる群から選択される、請求項18に記載の使用。
  20. 前記医薬が副腎皮質ステロイドをさらに含む、請求項13〜19のいずれか一項に記載の使用。
  21. 前記副腎皮質ステロイドが、クロベタゾールプロピオン酸エステル、ジフロラゾン酢酸エステル、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、ジフルプレドナート、および、フルオシノニドからなる群から選択される、請求項20に記載の使用。
  22. VNUT阻害活性を有する化合物を投与する工程を包含する、真菌感染を処置する方法。
  23. 披検物質が、VNUT阻害活性を有するか否かを評価する工程を含む、真菌感染によって生じる疼痛および/または痒みを処置する化学物質のスクリーニング方法。
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