JP2019001543A - 積層剥離容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観のデザインの自由度が高く且つ圧縮力を加えることによって内容物の吐出が可能な積層剥離容器を提供する。【解決手段】本発明によれば、容器本体と、前記容器本体に装着される筒状の外装ケースを備える積層剥離容器であって、前記容器本体は、内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を吐出する口部を備え、前記容器本体は、外殻と内袋とを備え、前記内袋が内容物の減少に伴って収縮するように構成され、前記外装ケースは、前記収容部の少なくとも一部を覆うように装着され、前記積層剥離容器は、前記外装ケースを変形させて前記内容物を前記口部から吐出可能に構成されている、積層剥離容器が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物の減少に伴って内袋が収縮する積層剥離容器に関する。
従来、内容物の減少に伴って内袋が収縮することによって容器の内部に空気が入り込むことを抑制する積層剥離容器が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015−163531号公報
特許文献1の積層剥離容器は、ブロー成形で形成した容器本体の収容部をシュリンクフィルムで覆って構成されているが、より高級感を醸し出す外観が求められる場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外観のデザインの自由度が高く且つ圧縮力を加えることによって内容物の吐出が可能な積層剥離容器を提供するものである。
本発明によれば、容器本体と、前記容器本体に装着される筒状の外装ケースを備える積層剥離容器であって、前記容器本体は、内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を吐出する口部を備え、前記容器本体は、外殻と内袋とを備え、前記内袋が内容物の減少に伴って収縮するように構成され、前記外装ケースは、前記収容部の少なくとも一部を覆うように装着され、前記積層剥離容器は、前記外装ケースを変形させて前記内容物を前記口部から吐出可能に構成されている、積層剥離容器が提供される。
本発明の積層剥離容器では、筒状の外装ケースで収容部の少なくとも一部を覆っているので容器の外観のデザインの自由度が高められる。また、外装ケースとして、優れた外観のものを選択することによって、高級感を醸し出す外観にすることができる。また、外装ケースとして容易に変形しないものを採用すると、容器に押圧力を加えて内容物を吐出することができなくなるが、本発明では、外装ケースとして変形が可能なものを採用しているので、外装ケースごと容器本体を変形させることによって、外装ケースを装着しても内容物の吐出が可能になっている。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記外装ケースは、前記外装ケースに押圧力を加えて変形させた後に前記押圧力を除くと前記外装ケースの復元力によって元の形状に復元するように構成されている。
好ましくは、前記外装ケースは、直径15mmの圧子で2kgの押圧力を加えたときの押し込み量の最大値が5mm以上となるように構成される。
好ましくは、前記押し込み量は、10mm以上である。
好ましくは、前記外装ケースは、射出成形体である。
好ましくは、前記外装ケースは、第1領域と第2領域を備え、第1領域は、第2領域を構成する材料よりも曲げ弾性率が低い材料で形成されるか、又は第2領域よりも厚さが薄い。
好ましくは、第1領域は、前記収容部の高さ方向の中央に対向する位置に配置される。
好ましくは、前記外装ケースは、前記容器本体の前記口部側から前記容器本体に被せるように装着される。
好ましくは、前記外装ケースは、本体部材を備え、前記本体部材は、一対の本体構成部材が組み合わさって構成される。
好ましくは、前記外装ケースは、底部部材を備え、前記本体部材は、前記底部部材よりも前記口部に近い位置に配置され、前記本体部材は、前記底部部材に係合されている。
好ましくは、前記容器本体は、前記収容部の底である底部を備え、前記外装ケースは、本体部材を備え、前記本体部材は、一対の凸部を備え、前記一対の凸部は、互いに対向しており、それぞれ、前記容器本体の前記底部の方向に向かって突出する。
好ましくは、前記凸部は、前記凸部を正面から見たときに、前記本体部材の全幅の80%以上の幅を有する。
好ましくは、前記凸部は、前記凸部を正面から見たときに、前記本体部材の幅方向の中央に向かって前記凸部の突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有する。
好ましくは、前記外装ケースは、底部部材を備え、前記本体部材は、前記底部部材よりも前記口部に近い位置に配置され、前記本体部材は、少なくとも前記凸部において前記底部部材に係合されていない。
好ましくは、前記口部に装着されるキャップを備え、前記外装ケースは、前記キャップと前記容器本体によって挟持されて固定される。
本発明の第1実施形態の積層剥離容器1の正面図である。 図1の積層剥離容器1の右側面図である。 図1の積層剥離容器1のキャップ4及び外装ケース6を二分割した斜視図である。 図1の積層剥離容器1のキャップ4及び外装ケース6を別の方向に二分割した斜視図である。 図1中の外装ケース6の斜視図である。 図2の積層剥離容器1からキャップ4を外した状態のA−A断面図である。 図6の口部9近傍の拡大図である。 図7中の弁部材5の斜視図である。 本発明の第2実施形態の積層剥離容器1の斜視図である。 図9の積層剥離容器1のキャップ4及び外装ケース6を二分割した斜視図である。 図9の積層剥離容器1のキャップ4及び外装ケース6を別の方向に二分割した斜視図である。 図9中の外装ケース6を本体部材16と底部部材17に分解した状態の斜視図である。 図12中の本体部材16を一対の本体構成部材26に分解した状態の斜視図である。 本発明の第3実施形態の積層剥離容器1の斜視図である。 図14中の容器本体3及びキャップ4の斜視図である。 図14中の外装ケース6の斜視図である。 本発明の第4実施形態の積層剥離容器1の斜視図である。 図17中の外装ケース6の斜視図である。 図18の外装ケース6を本体部材36と底部部材37に分解した状態の斜視図である。 図19中の本体部材36の正面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
図1〜図8を用いて、本発明の第1実施形態の積層剥離容器1について説明する。本実施形態の積層剥離容器1は、容器本体3と、キャップ4と、弁部材5と、外装ケース6を備える。
<容器本体3、キャップ4、弁部材5>
図3に示すように、容器本体3は、内容物を収容する収容部7と、収容部7から内容物を吐出する口部9を備える。容器本体3は、収容部7及び口部9において、外殻12と内袋14を備えており、内容物の減少に伴って内袋14が外殻12から離れて収縮する。
収容部7の一端に底部8が設けられている。収容部7と口部9の間に肩部10が設けられている。収容部7は口部9よりも外径が大きく、肩部10において外径が拡大している。底部8には、外殻12及び内袋14をそれぞれシールするシール部8aが設けられている。シール部8aは、積層パリソンを用いたブロー成形における、積層パリソンのシール部である
口部9には、逆止弁付きのキャップ4と係合可能な係合部9dが設けられている。キャップ4は、打栓式で装着するものであってもよく、ネジ式で装着するものであってもよい。
図3〜図4に示すように、収容部7には凹部7aが設けられており、凹部7aに外気導入孔15が設けられている。外気導入孔15は、外殻12にのみ設けられた貫通孔であり、外殻12と内袋14の間の中間空間21と、容器本体3の外部空間Sとを連通する。
図6〜図8に示すように、弁部材5は、外気導入孔15に挿通され且つ外気導入孔15に対してスライド移動可能な軸部5aと、軸部5aの中間空間21側に設けられ且つ軸部5aよりも断面積が大きい蓋部5cと、軸部5aの外部空間S側に設けられ且つ弁部材5が中間空間21に入り込むことを防ぐ係止部5bを備える。
蓋部5cは、外殻12を圧縮した際に外気導入孔15を実質的に閉塞させるように構成され、軸部5aに近づくにつれて断面積が小さくなる形状になっている。また、係止部5bは、外殻12が圧縮された後に復元する際に中間空間21に空気が導入可能なように構成される。外殻12を圧縮すると、中間空間21内の圧力が外圧よりも高くなって、中間空間21内の空気が外気導入孔15から外部に漏れ出す。この圧力差と空気の流れによって蓋部5cが外気導入孔15に向かって移動し、蓋部5cが外気導入孔15を閉塞する。蓋部5cが軸部5aに近づくにつれて断面積が小さくなる形状であるので、蓋部5cが容易に外気導入孔15に嵌って外気導入孔15を閉塞する。
この状態で外殻12をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内袋14が圧縮されて、内袋14内の内容物が吐出される。また、外殻12への押圧力を解除すると、外殻12が自身の弾性によって復元しようとする。この際、蓋部5cが外気導入孔15から離れて、外気導入孔15の閉塞が解除されて、中間空間21内に外気が導入される。また、係止部5bが外気導入孔15を塞いでしまわないように、係止部5bには流通路5dが設けられており、係止部5bが外殻12に当接した状態でも、流通路5d及び外気導入孔15を通じて、外気が中間空間21内に導入可能になっている。
次に、容器本体3の層構成についてさらに詳細に説明する。容器本体3は、外殻12と内袋14を備える。
外殻12は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外殻12は、復元性が高くなるように、内袋14よりも肉厚に形成される。
内袋14は、容器外面側に設けられたEVOH層と、EVOH層の容器内面側に設けられた内面層と、EVOH層と内面層の間に設けられた接着層を備える。EVOH層を設けることでガスバリア性、及び外殻12からの剥離性を向上させることができる。接着層は省略してもよい。
EVOH層は、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなる層であり、エチレンと酢酸ビニル共重合物の加水分解により得られる。EVOH樹脂のエチレン含有量は、例えば25〜50mol%であり、酸素バリア性の観点から32mol%以下が好ましい。エチレン含有量の下限は、特に規定されないが、エチレン含有量が少ないほどEVOH層の柔軟性が低下しやすいので25mol%以上が好ましい。
内面層は、内容物に接触する層であり、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、シクロオレフィンポリマー、EVOH及びその混合物などからなり、EVOHからなることが好ましい。内容物に接触する層をEVOHで形成することによってバリア性を向上させることができる。
接着層は、EVOH層と内面層とを接着する機能を有する層であり、例えば上述したポリオレフィンにカルボキシル基を導入した酸変性ポリオレフィン(例:無水マレイン酸変性ポリエチレン)を添加したものや、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)である。接着層の一例は、低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンと、酸変性ポリエチレンの混合物である。
<外装ケース6>
外装ケース6は、筒状であり、収容部7の少なくとも一部を覆うように装着される。外装ケース6は、胴部6aと、上壁6bと、底部8側の開口部6cと、口部9側の開口部6dを備える。胴部6aは、略円筒形状であり、収容部7の高さ方向に沿って断面積が略一定である。収容部7は、収容部7の高さ方向の中央位置CP付近において縮径されており、図6に示すように、収容部7と外装ケース6の間に隙間22が設けられている。この隙間22によって積層剥離容器1の断熱性能が高められている。一方、中央位置CPよりも低い位置P1及び高い位置P2において収容部7は、外装ケース6に当接している。
外装ケース6の底部8側には底壁が設けられておらず、開口部6cは、胴部6aの内面形状と一致する。開口部6dは、開口部6cよりも小さい。開口部6dは、口部9の外径よりも大きく、肩部10の外径よりも小さくなっている。このため、外装ケース6を口部9側から被せるように装着すると、上壁6bが肩部10に当接して、外装ケース6が容器本体3に対して高さ方向に位置決めされる。
図3〜図4に示すように、上壁6bは、キャップ4と肩部10の間に配置されている。このため、キャップ4を締め付けると、キャップ4と肩部10によって上壁6bが挟持されて固定される。
外装ケース6は、容易に変形させることができる厚さ・材質で形成されており、外装ケース6を容器本体3に装着した状態で、外装ケース6に押圧力を加えて変形させることによって外殻12及び中間空間21を介して内袋14が圧縮されて、内袋14内の内容物が吐出される。
外装ケース6は、適度な復元力を有しており、外装ケース6に押圧力を加えて変形させた後に押圧力を除くと外装ケース6の復元力によって元の形状に復元するように構成されていることが好ましい。この場合、外装ケース6を繰り返し変形させて、内容物を繰り返し吐出することが可能になっている。
具体的には、外装ケース6は、直径15mmの圧子で2kgの押圧力を加えたときの押し込み量の最大値が5mm以上となるように構成されることが好ましい。この場合、外装ケース6が十分に変形されやすいので、内容物の吐出が容易である。押し込み量の最大値とは、外装ケース6の様々な部位において押し込み量を測定し、得られた値の最大値であり、外装ケース6の最も押し込まれやすい部位での押し込み量に相当する。この最大値は、例えば5〜40mmであり、具体的には例えば、5、10、15、20、25、30、35、40mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。また、(押し込み量の最大値)/(収容部7の直径)は、0.1以上が好ましく、例えば0.1〜0.7であり、具体的には例えば、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
外装ケース6は、収容部7の高さ方向の中央に対向する部位での押し込み量の最大値が上述した値になるように構成することがさらに好ましい。内容物を吐出する際には、収容部7の高さ方向の中央付近を押圧することが多いので、この部位において外装ケース6が変形されやすいことが好ましいからである。
外装ケース6は、外装ケース6に押圧力を加えて変形させることができるものであれば、その材料は限定されない。外装ケース6は、例えば射出成形体である。外装ケース6を射出成形によって形成することによってその外観を向上させることができる。
外装ケース6の厚さは、0.2mm以上が好ましく、0.5mm以上がさらに好ましい。この厚さは、例えば0.2〜3mmであり、具体的には例えば、0.2、0.5、1、1.5、2、2.5、3mmであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
外装ケース6は、第1領域61と第2領域62を備える。第1領域61は、収容部7の高さ方向の中央に対向する位置に配置されており、第1領域61に押圧力を加えて内容物を吐出することが想定されているので、第1領域61において外装ケース6が変形しやすいことが好ましく、第1領域61での押し込み量の最大値が上述した値になるように構成することが好ましい。
第1領域61において外装ケース6が変形されやすいように、第1領域61は、第2領域62を構成する第2材料よりも曲げ弾性率が低い第1材料(軟質の材料)で形成することが好ましい。このような外装ケース6は、二色成形やインサート成形などによって形成することができる。第1材料としては、エラストマー(オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、など)、天然ゴム、合成ゴム(シリコーンゴム、など)、EVA、低密度ポリエチレン、軟質ポリ塩化ビニル、またはこれらの材料を積層したものなどが挙げられる。第2材料としては、樹脂材料(高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ABS樹脂、硬質ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、繊維強化プラスチックなど)、木材、金属、ガラス、陶器、またはこれらの材料を積層したものなどが挙げられる。
また、第1領域61において外装ケース6が変形されやすいように、第1領域61の厚さを第2領域62よりも薄くしてもよい。この場合、第1領域61の厚さ/第2領域62の厚さは、0.95以下が好ましい。この厚さは、例えば0.3〜0.95であり、具体的には例えば、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
外装ケース6は、さらに外観を向上させるために、外表面に加飾を行ってもよい。
2.第2実施形態
図9〜図13を用いて、本発明の第2実施形態の積層剥離容器1について説明する。本実施形態は、外装ケース6の構成が第1実施形態と異なっている。容器本体3と、キャップ4と、弁部材5の構成は、第1実施形態と同じである。
本実施形態では、外装ケース6は、本体部材16と底部部材17を備える。本体部材16は、底部部材17よりも口部9に近い位置に配置される。
本体部材16は、胴部16aと、上壁16bと、底部8側の開口部16cと、口部9側の開口部16dを備える。胴部16aには、胴部16aが凹まされて形成されたパネル部16a1が設けられている。パネル部16a1が第1領域61に相当し、その他の部位が第2領域62に相当し、パネル部16a1に押圧力を加えて内容物を吐出させることが想定されている。従って、パネル部16a1をその他の部位よりも軟質の材料で形成することが好ましい。本体部材16は、二色成形によって形成することができる。
本体部材16の底部8側には底壁が設けられておらず、開口部16cは、胴部16aの内面形状と一致する。開口部16dは、開口部16cよりも小さい。開口部16dは、口部9の外径よりも大きく、肩部10の外径よりも小さくなっている。このため、本体部材16を装着すると、上壁16bが肩部10に当接して、本体部材16が容器本体3に対して高さ方向に位置決めされる。
本体部材16は、パネル部16a1が凹んでおり、パネル部16a1での本体部材16の内径が、パネル部16a1よりも高い位置での収容部7の外径よりも小さい。このため、本体部材16は、口部9側から被せるように装着することができない。そこで、本実施形態では、本体部材16は、図13に示すように、一対の本体構成部材26を組み合わせて構成している。一対の本体構成部材26は、同一形状であることが好ましい。
本体部材16の下端には縮径部26fが設けられており、縮径部26fには径方向外側に突出する環状の突出部26gが設けられている。また、底部部材17の上端近傍には径方向内側に突出する環状の突出部17aが設けられている。縮径部26fを底部部材17内に挿入することによって突出部26gと突出部17aが係合される。これによって、本体部材16と底部部材17が係合されて、一体の外装ケース6が構成される。
3.第3実施形態
図14〜図16を用いて、本発明の第3実施形態の積層剥離容器1について説明する。本実施形態は、第1実施形態に類似しており、容器本体3の形状及び第1領域61違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態の容器本体3は、図15に示す形状を有するが、その基本構成及び機能は、第1実施形態と同様である。第1領域61は、本実施形態では、周方向の全体に渡って設けられている。このような構成によれば、収容部7の高さ方向の中央付近において、周方向の任意の位置を押圧して内容物を吐出させることができる。
4.第4実施形態
図17〜図20を用いて、本発明の第4実施形態の積層剥離容器1について説明する。本実施形態は、第3実施形態に類似しており、外装ケース6の構成の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態の容器本体3の構成は、第3実施形態と同じである。外装ケース6は、本体部材36と底部部材37を備える。本体部材36は、底部部材37よりも口部9に近い位置に配置される。本体部材36と底部部材37は、射出成形によって形成可能である。
本体部材36は、胴部36aと、上壁36bと、底部8側の開口部36cと、口部9側の開口部36dを備える。胴部36aは、口部9側が断面円形であり、底部8側が断面楕円形である。つまり、胴部36aの断面形状は、口部9から底部8に向かって円形から楕円形に徐々に変化している。また、胴部36aの断面形状は、口部9から底部8に向かって徐々に大きくなっている。本体部材36の底部8側には底壁が設けられておらず、開口部36cは、底部8側での胴部36aの内面形状と一致する。開口部36dは、開口部36cよりも小さい。開口部36dは、口部9の外径よりも大きく、肩部10の外径よりも小さくなっている。このため、本体部材36を口部9側から被せるように装着すると、上壁36bが肩部10に当接して、本体部材36が容器本体3に対して高さ方向に位置決めされる。
本体部材36は、一対の凸部36eを備える。一対の凸部36eは、対向しており、それぞれ、底部8の方向に向かって突出している。一対の凸部36eの間に一対の基部36fが設けられている。一対の基部36fは対向している。本体部材36の底部8側の端部は、凸部36e、基部36f,凸部36e、基部36fがこの順で並び、波形状になっている。一対の凸部36e間の距離は、一対の基部36fの間の距離よりも短くなっている。
凸部36eは、図20に示すように、凸部36eを正面から見たときに、本体部材36の全幅の80%以上の幅を有する。本実施形態では、凸部36eは、本体部材36の幅方向の全体に渡って設けられているので、本体部材36の全幅の100%の幅を有する。
凸部36eは、凸部36eを正面から見たときに、本体部材36の幅方向の中央に向かって凸部36eの突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面36e1を有する。このため、凸部36eはテーパー形状を有する。また、凸部36eの先端36e2は、底部8側が凸になるように湾曲している。
底部部材37は、容器本体3の底部8に固定される。底部部材37の口部9側の端部は、本体部材36の底部8側の端部と相補形状になっている。底部部材37は、本体部材36に係合されていない。このため、本体部材36の底部8側の端部はフリーになっていて、容易に変形可能である。
使用時には、凸部36eに対して押圧力が加えることによって内容物を吐出させることができる。
5.その他実施形態
・第1及び第2実施形態では、一対の第1領域61が対向するように設けられているが、第1領域61は一箇所のみに設けてもよい。
・第2及び第4実施形態において、底部部材は、省略可能である。
・外装ケース6は、キャップ4と肩部10で挟持して固定する代わりに、別の機構によって容器本体3に固定してもよい。
・材料が異なる複数の領域を設ける代わりに、外装ケース6の全体を軟質材料で形成してもよい。
・弁部材5は、外装ケース6に押圧力を加えたときに外気導入孔15を閉塞させ、押圧力を除いたときに外気導入孔15を導通させる機能を有するものであれば、別の構成のものであってもよい。
・第2領域62は、金属やセラミックスなどの非樹脂材料で形成してもよい。
・第4実施形態において、本体部材36と底部部材37は、基部36fにおいて係合していてもよい。
・キャップ4に逆止弁を内蔵させる代わりに、別部材の逆止弁をキャップ4と容器本体3の間に配置してもよい。
1 :積層剥離容器
3 :容器本体
4 :キャップ
5 :弁部材
5a :軸部
5b :係止部
5c :蓋部
5d :流通路
6 :外装ケース
6a :胴部
6b :上壁
6c :開口部
6d :開口部
7 :収容部
7a :凹部
8 :底部
8a :シール部
9 :口部
9d :係合部
10 :肩部
12 :外殻
14 :内袋
15 :外気導入孔
16 :本体部材
16a :胴部
16a1 :パネル部
16b :上壁
16c :開口部
16d :開口部
17 :底部部材
17a :突出部
21 :中間空間
22 :隙間
26 :本体構成部材
26f :縮径部
26g :突出部
36 :本体部材
36a :胴部
36b :上壁
36c :開口部
36d :開口部
36e :凸部
36e1 :傾斜面
36e2 :先端
36f :基部
37 :底部部材
61 :第1領域
62 :第2領域
CP :中央位置
S :外部空間

Claims (15)

  1. 容器本体と、前記容器本体に装着される筒状の外装ケースを備える積層剥離容器であって、
    前記容器本体は、内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を吐出する口部を備え、
    前記容器本体は、外殻と内袋とを備え、前記内袋が内容物の減少に伴って収縮するように構成され、
    前記外装ケースは、前記収容部の少なくとも一部を覆うように装着され、
    前記積層剥離容器は、前記外装ケースを変形させて前記内容物を前記口部から吐出可能に構成されている、積層剥離容器。
  2. 前記外装ケースは、前記外装ケースに押圧力を加えて変形させた後に前記押圧力を除くと前記外装ケースの復元力によって元の形状に復元するように構成されている、請求項1に記載の積層剥離容器。
  3. 前記外装ケースは、直径15mmの圧子で2kgの押圧力を加えたときの押し込み量の最大値が5mm以上となるように構成される、請求項1又は請求項2に記載の積層剥離容器。
  4. 前記押し込み量は、10mm以上である、請求項3に記載の積層剥離容器。
  5. 前記外装ケースは、射出成形体である、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  6. 前記外装ケースは、第1領域と第2領域を備え、
    第1領域は、第2領域を構成する材料よりも曲げ弾性率が低い材料で形成されるか、又は第2領域よりも厚さが薄い、請求項1〜請求項5の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  7. 第1領域は、前記収容部の高さ方向の中央に対向する位置に配置される、請求項6に記載の積層剥離容器。
  8. 前記外装ケースは、前記容器本体の前記口部側から前記容器本体に被せるように装着される、請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  9. 前記外装ケースは、本体部材を備え、
    前記本体部材は、一対の本体構成部材が組み合わさって構成される、請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  10. 前記外装ケースは、底部部材を備え、
    前記本体部材は、前記底部部材よりも前記口部に近い位置に配置され、
    前記本体部材は、前記底部部材に係合されている、請求項9に記載の積層剥離容器。
  11. 前記容器本体は、前記収容部の底である底部を備え、
    前記外装ケースは、本体部材を備え、
    前記本体部材は、一対の凸部を備え、
    前記一対の凸部は、互いに対向しており、それぞれ、前記容器本体の前記底部の方向に向かって突出する、請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  12. 前記凸部は、前記凸部を正面から見たときに、前記本体部材の全幅の80%以上の幅を有する、請求項11に記載の積層剥離容器。
  13. 前記凸部は、前記凸部を正面から見たときに、前記本体部材の幅方向の中央に向かって前記凸部の突出量が大きくなるように傾斜する傾斜面を有する請求項12に記載の積層剥離容器。
  14. 前記外装ケースは、底部部材を備え、
    前記本体部材は、前記底部部材よりも前記口部に近い位置に配置され、
    前記本体部材は、少なくとも前記凸部において前記底部部材に係合されていない、請求項11〜請求項13の何れか1つに記載の積層剥離容器。
  15. 前記口部に装着されるキャップを備え、
    前記外装ケースは、前記キャップと前記容器本体によって挟持されて固定される、請求項1〜請求項14の何れか1つに記載の積層剥離容器。
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