JP6810333B2 - 積層剥離容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物の減少に伴って内袋が収縮する積層剥離容器に関する。
従来、外殻と内袋を備え且つ内容物の減少に伴って内袋が収縮する積層剥離容器が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の積層剥離容器では、容器本体の外殻に形成された外気導入孔に弁部材を装着し、この弁部材が容器本体に対して相対移動することによって外気導入孔が開閉されるように構成されている。
WO/2015/080015
しかしながら、特許文献1の構成では、内袋によって弁部材が外殻に向かって押し付けられることによって弁部材の動きが妨げられる場合がある。弁部材の動きが妨げられると、内容物の吐出後に、外気導入孔を通じて外殻と内袋の間の空間に外気を導入すべきタイミングで外気が適切に導入されなくなり、その結果、外殻の復元性が悪くなる場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、内容物の吐出後に外殻と内袋の間の空間に外気を速やかに導入することができる積層剥離容器を提供するものである。
本発明によれば、外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する容器本体と、前記外殻と前記内袋の間の中間空間と前記容器本体の外部空間との間の空気の出入りを調節する弁部材とを備える積層剥離容器であって、前記容器本体は、内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を排出する口部とを備え、前記外殻は、前記収容部において前記中間空間と前記外部空間を連通する外気導入孔を備え、前記弁部材は、前記外部空間と前記中間空間を連通させるように設けられた空洞部を有する筒体と、前記空洞部内を移動可能に配置される移動体とを備え、前記筒体は、前記移動体を係止させることで当該移動体の前記外部空間側への移動を規制する第1のストッパ部を備え、前記弁部材は、前記移動体が前記第1のストッパ部に当接すると前記空洞部を通じた空気の流通が遮断されるように構成される積層剥離容器が提供される。
本発明によれば、弁部材が外部空間と中間空間を連通させるように設けられた空洞部を有する筒体と、前記空洞部内を移動可能に配置される移動体とを備えることから、筒体によって弁部材と内袋の干渉が抑制される。その結果、内容物の吐出後に、外気導入孔を通じて外殻と内袋の間の空間に外気が速やかに導入される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記弁部材は、前記移動体が前記第1のストッパ部に当接している状態から、前記移動体が前記筒体の中間空間側の先端よりも前記外部空間側に位置する状態を維持しつつ前記中間空間側へ移動可能となるよう構成される。
好ましくは、前記筒体は、前記移動体を係止させて当該移動体の前記中間空間側への移動を規制する第2のストッパ部をさらに備える。
好ましくは、前記移動体は、前記第2のストッパ部に係止された状態でも前記筒体の前記先端より前記外部空間側に位置するよう構成される。
好ましくは、前記筒体は、前記第1のストッパ部を前記空洞部を囲む面に有し、前記第2のストッパ部を前記第1のストッパ部よりも前記外部空間側に備える。
好ましくは、前記移動体は柱状の軸部を備え、当該軸部が前記筒体の空洞部に沿って移動するよう構成される。
好ましくは、前記移動体は、前記軸部の外部空間側に設けられ且つ前記第2のストッパ部と当接する係止部と、前記軸部の中間空間側に設けられ且つ前記第1のストッパ部と当接する膨径部を備える。
好ましくは、前記筒体は、前記外気導入孔内に配置される筒体軸部と、当該筒体軸部の前記外部空間側に設けられ且つ前記筒体が前記中間空間に入り込むことを防ぐ筒体係止部を備えるとともに、前記筒体軸部の前記中間空間側に設けられ且つ前記筒体が前記容器本体の外側から引き抜かれることを防ぐ筒体膨径部を有する。
好ましくは、前記筒体軸部は、前記外部空間側に向かって先細り形状となっている。
また、好ましくは、前記筒体膨径部は、前記中間空間側に向かって先細り形状となっている。
本発明の第1実施形態の積層剥離容器1を示し、(a)は容器本体3にキャップ23及び弁部材4を装着した状態の正面図であり、(b)は容器本体3のみを示す正面図である。 (a)は図1(a)中のA−A断面図であり、(b)は図2(a)のキャップ23のキャップカバー23iを開いた状態の断面図である。 内層13の層構成を示す断面図である。 図1(a)の弁部材4を外殻12に装着した状態を示す断面図である。 図1(a)の弁部材4の筒体5と移動体6を分解して示す断面図である。 図5の分解された弁部材4の斜視図である。 同分解された弁部材4を他の角度から見た斜視図である。 図1(a)の弁部材4の状態を示す説明図であり、(a)は移動体6が第1のストッパ部5hに当接して空洞部5gを閉塞させた状態、(b)は移動体6と第1のストッパ部5hが当接せず中間空間と外部空間を連通させた状態を示す。 図1(a)の弁部材4の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の積層剥離容器1の弁部材4を示し、(a)は筒体5の正面図、(b)は筒体5の底面図、(c)は(b)中のA−A断面図、(d)は(c)中のB−B断面図、(e)は弁部材4の断面図、(f)は弁部材4を外殻12に装着した状態を示す断面図、(g)は移動体6が第1のストッパ部5hに当接して空洞部5gを閉塞させた状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.第1実施形態
図1〜図2に示すように、本発明の第1実施形態の積層剥離容器1は、容器本体3と、弁部材4を備える。容器本体3は、内容物を収容する収容部7と、収容部7から内容物を吐出する開口部9gを有する口部9を備える。
図2に示すように、容器本体3は、収容部7及び口部9において、外層11と内層13を備えており、外層11によって外殻12が構成され、内層13によって内袋14が構成される。内容物の減少に伴って内層13が外層11から離れることによって、内袋14が外殻12から離れて収縮する。なお、収容部7に内容物を収容する前に内層13を外層11から剥離する予備剥離工程を行う場合がある。この場合、予備剥離後に収容部7内にエアーを吹き込むか又は内容物を収容することによって内層13を外層11に接触させる。そして、内容物の減少に伴って内層13が外層11から離れる。一方、予備剥離工程を行わない場合は、内容物の吐出の際に内層13が外層11から剥離されて外層11から離れる。
ここで、外層11は、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などで構成される。外層11は、複数層構成であってもよい。例えば、リプロ層の両側をバージン材で形成した層で挟んだ構成であってもよい。ここで、リプロ層とは、容器の成形時に出たバリをリサイクルして使用した層をいう。また、外層11は、復元性が高くなるように、内層13よりも肉厚に形成される。
図3に示すように、内層13は、容器外面側に設けられたEVOH層13aと、EVOH層13aの容器内面側に設けられた内面層13bと、EVOH層13aと内面層13bの間に設けられた接着層13cを備える。EVOH層13aを設けることでガスバリア性、及び外層11からの剥離性を向上させることができる。接着層13cは省略してもよい。
EVOH層13aは、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂からなる層であり、エチレンと酢酸ビニル共重合物の加水分解により得られる。EVOH樹脂のエチレン含有量は、例えば25〜50mol%であり、酸素バリア性の観点から32mol%以下が好ましい。エチレン含有量の下限は、特に規定されないが、エチレン含有量が少ないほどEVOH層13aの柔軟性が低下しやすいので25mol%以上が好ましい。また、EVOH層13aは、酸素吸収剤を含有することが好ましい。酸素吸収剤をEVOH層13aに含有させることにより、EVOH層13aの酸素バリア性をさらに向上させることができる。
内面層13bは、積層剥離容器1の内容物に接触する層であり、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体及びその混合物などのポリオレフィンからなり、低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンからなることが好ましい。内面層13bを構成する樹脂の引張弾性率は、50〜300MPaが好ましく、70〜200MPaが好ましい。引張弾性率がこのような範囲の場合に、内面層13bが特に柔軟であるからである。引張弾性率は、具体的には例えば、具体的には例えば、50、100、150、200、250、300Mpaであり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
接着層13cは、EVOH層13aと内面層13bとを接着する機能を有する層であり、例えば上述したポリオレフィンにカルボキシル基を導入した酸変性ポリオレフィン(例:無水マレイン酸変性ポリエチレン)を添加したものや、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)である。接着層13cの一例は、低密度ポリエチレン又は直鎖状低密度ポリエチレンと、酸変性ポリエチレンの混合物である。
口部9には、キャップ23と係合可能な係合部9dが設けられている。キャップ23は、打栓式で装着するものであってもよく、ネジ式で装着するものであってもよい。
本実施形態では、キャップ23は、打栓式であり、図2(b)に示すように、キャップ本体23aとキャップカバー23iを備える。キャップ本体23aとキャップカバー23iは連結部23jにおいて連結されていて、キャップカバー23iが開閉可能になっている。キャップ本体23aは、上部23tと、上部23tに設けられた吐出口23bと、上部23tの外周から円筒状に延びる筒部23fと、筒部23fの内周面に沿って設けられた係合部23cと、筒部23fの内側において上部23tから円筒状に延びるインナーリング23dと、インナーリング23dの内側に設けられ且つ吐出口23bに連通する流通路23gと、流通路23gに設けられ、インナーリング23dから内側に延びる環状弁座23rと、逆止弁23eを備える。逆止弁23eは、環状弁座23rの中央に形成される吐出孔23r1を閉じる弁体23e1と、インナーリング23dから径方向中心に向かって延びるとともに弁体23e1を弾性的に支持する複数の弾性片23e2を有する。そして、収容部7内の圧力上昇により弁体23e1が吐出孔23r1から押し上げられることで、逆止弁23eが開くようになっている。係合部23cは、口部9の係合部9dに係合可能な環状の突起である。キャップ23が口部9に装着された状態で、収容部7内の内容物は、流通路23gを通って吐出口23bから吐出される。一方、逆止弁23eが吐出口23bからの外気の流入を遮断するので、容器本体3の内袋14内には外気は侵入せず、内容物の劣化が抑制される。なお、ここで示したキャップ23の構造は一例であって、別の構成の逆止弁を有するキャップ23を採用してもよい。
ところで、収容部7には、図1に示すように、傾斜した平面からなる弁部材取付凹部7aが設けられ、この凹部7aには、外殻12にのみ設けられた貫通孔であって中間空間21と外部空間Sを連通する外気導入孔15が設けられている。そして、収容部7には、図1、図2、図4に示すように、この外気導入孔15に装着することで、外殻12と内袋14の間の中間空間21と、容器本体3の外部空間Sとの間の空気の出入りを調節する弁部材4が設けられている。なお、凹部7aは、収容部7をシュリンクフィルムで覆う際に弁部材4とシュリンクフィルムの干渉を避けるために設けられるものである(図2参照)。また、凹部7aがシュリンクフィルムで密閉されてしまわないよう、凹部7aから口部9の方向に延びる空気流通溝7bが設けられる(図1参照)。
図4〜図6に示すように、弁部材4は、外部空間Sと中間空間21を連通させるように設けられた空洞部5gを有する筒体5と、空洞部5g内に移動可能に収容された移動体6とを備える。筒体5及び移動体6は、射出成形などによって形成され、後述する第1のストッパ部5hを乗り越えるように、移動体6を空洞部5g内に押し込むことによって、移動体6を空洞部5g内に配置させることができる。
筒体5は、図5に示すように、外気導入孔15内に配置される筒体軸部5aと、筒体軸部5aの外部空間S側に設けられる筒体係止部5bと、筒体軸部5aの中間空間21側に設けられる筒体膨径部5cを有する。
筒体軸部5aは、本実施形態において筒体軸部5aは中間空間21側に向かって先細り形状になっている。つまり、筒体軸部5aの外周面がテーパ面になっている。そして、筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって筒体5が容器本体3に装着される(図4参照)。このような構成によって、外気導入孔15の縁と筒体5の間の隙間を低減することができ、その結果、容器本体3を圧縮したときに中間空間21内の空気が外気導入孔15の縁と筒体5の間の隙間から流出することを抑制することができる。筒体係止部5bは、筒体軸部5aの外径よりも大きな外径を有し、その中間空間21側は、外殻12と当接する係止面5b1となっている。そして、筒体5の筒体軸部5a及び筒体膨径部5cを外気導入孔15に挿入した際には、この筒体係止部5bによって筒体5が中間空間21に入り込むことが防止される。筒体膨径部5cは、軸方向中央部の外径が筒体軸部5aの外径よりも大きくなっており、筒体膨径部5cによって、筒体5が容器本体3の外側から引き抜かれることが防止される。なお、筒体5は、筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって容器本体3に装着されるので、筒体膨径部5cは必ずしも必須ではない。
また、筒体5の先端は、図6に示すように、平坦面5dとなっており、平坦面5dには、空洞部5gに連通する開口部5eが設けられており、周方向の対向する2ヶ所には切り欠き5fが形成されている。このような構成によれば、仮に筒体5の先端が内袋14に触れたとしても、内袋14を傷つきにくくなっており、また、空気の流れが妨げられることを抑制することができる。
筒体5の空洞部5gは、筒体軸部5a及び筒体膨径部5cの内周面5j1によって形成される狭径部5g1と、筒体係止部5bの内周面5j2によって形成される広径部5g2とを有しており、図5に示すように断面形状が略T字形状となっている。狭径部5g1と広径部5g2の境界部分には、空洞部5gの径を狭径部5g1よりも小さくするような環状の突起である第1のストッパ部5hが設けられている。この第1のストッパ部5hは、移動体6が中間空間21側から外部空間S側に向かって移動するときに移動体6を係止することで、移動体6の外部空間S側への移動を規制する。
また、第1のストッパ部5hよりも外部空間S側の位置には、移動体6の中間空間21側への移動を規制する第2のストッパ部5kが設けられている。第2のストッパ部5kは、狭径部5g1と広径部5g2の境界部分の外部空間S側に形成される環状の平面であり、後述する移動体6の係止部6bと当接することで、移動体6の中間空間21側への移動が規制される。
一方、移動体6は、筒体5の空洞部5gと略相似形である柱状形状の部材であり、軸部6aと、軸部6aの外部空間S側に設けられる係止部6bと、軸部6aの中間空間21側に設けられる膨径部6cを有する。本実施形態において、移動体6は、その全体が筒体5の空洞部5gに収容される大きさとなっている。
軸部6aは、その外径が第1のストッパ部5hの内径よりも若干小さく設定されており、移動体6が筒体5の空洞部5gに収容された状態で当該移動体6が軸方向に移動できるようになっている。係止部6bは、軸部6aの外径よりも大きな外径を有し、その中間空間21側の外面は、筒体5の第2のストッパ部5kと当接する係止面6b1となっている(図6参照)。この係止面6b1により、移動体6を筒体5の空洞部5gに収容した状態で移動体6が中間空間21に入り込むことが防止される。係止部6bの中間空間21側の外面には、図6に示すように、流通路6b2が設けられており、係止部6bの係止面6b1が筒体の第2のストッパ部5kと当接した状態において、流通路6b2を通じて、外気を中間空間21内に導入可能になっている。また、膨径部6cは、軸方向中央部の外径が軸部6aの外径よりも大きくなっており、膨径部6cの外部空間S側の斜面6c1が筒体5の第1のストッパ部5hと当接することによって、中間空間21と外部空間Sの間の空洞部5gを通じた空気の流通が遮断され、空洞部5gは閉塞された状態となる。なお、本実施形態においては、筒体5の第1のストッパ部5h及び膨径部6cの外部空間S側の斜面6c1の寸法精度を高くすることで、中間空間と外部空間の間の空気の流通を完全に遮断することができる。
なお、空洞部5gの横断面での直径は、移動体6の対応する断面での直径よりもわずかに大きくなっており、図8に示すように、膨径部6cが第1のストッパ部5hに当接する状態(図8(a)参照)から、係止部6bが第2のストッパ部5kに当接する状態(図8(b)参照)となるまで、移動体6が軸方向に自由に移動可能な形状となっている。空洞部5gの(横断面の直径/移動体6の対応する断面)での直径で規定される比の値は、1.01〜1.2が好ましく、1.05〜1.15が好ましい。この値が小さすぎると移動体6のスムーズな移動が妨げられ、この値が大きすぎると空洞部5gを囲む面5jと移動体6との間の隙間が大きくなりすぎて、容器本体3を圧縮したときに移動体6に加わる力が不十分になりやすいからである。
以上のような構成の弁部材4は、筒体5の筒体膨径部5cが外気導入孔15を押し広げながら、筒体膨径部5cを中間空間21内に挿入することによって容器本体3に装着することができる。そのため、筒体膨径部5cの先端は、先細り形状になっていることが好ましい。このような弁部材4は、容器本体3の外側から筒体膨径部5cを中間空間21内に押し込むだけで装着可能なので、生産性に優れている。なお、筒体5の先端に平坦面5dが設けられているので、弁部材4を中間空間21内に押し込んだときに、弁部材4の先端が内袋14に衝突しても内袋14が傷つきにくくなっている。
次に、本実施形態の積層剥離容器の使用時の、弁部材の動作原理を説明する。
弁部材4は、図4に示すように、筒体膨径部5c側から外気導入孔15内に挿入され、筒体係止部5bが外殻12の外面に当接する位置まで押し込まれると、筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着した状態で、外殻12に保持される。中間空間21に空気が入っている状態で外殻12を圧縮すると、中間空間21内の空気が開口部5eを通じて空洞部5g内に入り、移動体6を押し上げて第1のストッパ部5hに当接させる(図8(a)参照)。移動体6が第1のストッパ部5hに当接すると、空洞部5gを通じた空気の流れが遮断される。
この状態で外殻12をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内袋14が圧縮されて、内袋14内の内容物が吐出される。また、外殻12への圧縮力を解除すると、外殻12が自身の弾性によって復元しようとする。外殻12の復元に伴って中間空間21内が減圧されることによって、図8(a)に示すように、移動体6に対して中間空間21方向の力FIが加わる。これによって、移動体6が中間空間21方向に移動して第2のストッパ部5kに当接し、図8(b)に示す状態となる。その結果、移動体6と内周面5j1,5j2の隙間、流通路6b2及び開口部5eを通って中間空間21内に外気が導入され、外殻12が復元される。
なお、本実施形態の弁部材4は、図8に示すように、移動体6が外部空間S側へ移動して膨径部6cが第1のストッパ部5hに当接した状態でも、中間空間21側へ移動して係止部6bが第2のストッパ部5kに当接した状態でも、移動体6の中間空間21側の端部6dが筒体5の先端である平坦面5dよりも外部空間S側に位置する状態が維持される構成となっている。このような構成となっていることから、内袋14と移動体6が干渉して移動体6の動作が妨げられることが抑制され、中間空間21への外気を速やかに且つ確実に導入することが可能となる。
なお、本発明は、以下の態様でも実施可能である。
・上記実施形態では、筒体5の筒体軸部5aが、中間空間21側に向かう先細り形状になっていたが、図9に示す筒体5のように、筒体軸部5aを外部空間側に向かって先細り形状となるよう構成しても良い。このようにすることで、一度筒体5を外殻12の外気導入孔15に装着した後は、筒体5が抜けにくい構成となる。
・上記実施形態では、移動体6全体が筒体5内に収容されていたが、図9に示すように、移動体6の係止部6bが空洞部5gの外側に位置する構成とすることもできる。この場合、第2のストッパ部5kは筒体5の外部空間S側の端面によって構成される。
・上記実施形態では、移動体6が常に筒体5の平坦面5dよりも外部空間S側に位置する構成となっていたが、移動体6が中間空間21側へ移動して係止部6bが第2のストッパ部5kに当接した状態においては、移動体6の端部6dが僅かに筒体5の平坦面5dよりも中間空間21側に位置する構成としてもよい。この場合であっても、内袋14の復元力によって移動体6に加わる容器外側方向の力が、筒体5がない場合に比べて低減されるので、移動体6の動作が妨げられることを抑制できる。
・上記実施形態では、空洞部5gは、異なる径の円柱を重ねあわせたような柱形状であり、移動体6は、筒体5を小さくした略相似形であるが、本実施形態と同様の機能を実現できる形状であれば、別の形状であってもよい。
2.第2実施形態
10を用いて、本発明の第2実施形態の積層剥離容器について説明する。第2実施形態は、弁部材4の構成のみが異なっている。以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態に係る弁部材4は、外部空間Sと中間空間21を連通させるように設けられた空洞部5gを有する筒体5と、空洞部5g内に移動可能に収容された移動体6とを備える。筒体5及び移動体6は、射出成形などによって形成され、第1のストッパ部5hを乗り越えるように、移動体6を空洞部5g内に押し込むことによって、移動体6を空洞部5g内に配置させることができる。本実施形態では、空洞部5gは、略円柱形状であり、移動体6は、略球形であるが、本実施形態と同様の機能を実現できる形状であれば、別の形状であってもよい。空洞部5gの横断面(図10(d)の断面)での直径は、移動体6の対応する断面での直径よりもわずかに大きくなっており、移動体6が図10(c)の矢印B方向に自由に移動可能な形状となっている。空洞部5gの横断面の直径/移動体6の対応する断面での直径で規定される比の値は、1.01〜1.2が好ましく、1.05〜1.15が好ましい。この値が小さすぎると移動体6のスムーズな移動が妨げられ、この値が大きすぎると空洞部5gを囲む面5jと移動体6との間の隙間が大きくなりすぎて、容器本体3を圧縮したときに移動体6に加わる力が不十分になりやすいからである。
筒体5は、外気導入孔15内に配置される筒体軸部5aと、筒体軸部5aの外部空間S側に設けられ且つ筒体5が中間空間21に入り込むことを防ぐ筒体係止部5bと、筒体軸部5aの中間空間21側に設けられ且つ筒体5が容器本体3の外側から引き抜かれることを防ぐ筒体膨径部5cを有する。筒体軸部5aは、中間空間21側に向かって先細り形状になっている。筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって筒体5が容器本体3に装着される。このような構成によって、外気導入孔15の縁と筒体5の間の隙間を低減することができ、その結果、容器本体3を圧縮したときに中間空間21内の空気が外気導入孔15の縁と筒体5の間の隙間から流出することを抑制することができる。なお、筒体5は、筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着することによって、容器本体3に装着されるので、筒体膨径部5cは必ずしも必須ではない。また、筒体軸部5aは、容器外側に向かって先細り形状になっていてもよく、筒体軸部5aの外周形状が軸方向に沿って変化しない柱状になっていてもよい。
空洞部5gを囲む面5jには、移動体6が中間空間21側から外部空間S側に向かって移動するときに移動体6を係止する第1のストッパ部5hが設けられている。第1のストッパ部5hは、環状の突起で構成されており、移動体6が第1のストッパ部5hに当接すると空洞部5gを通じた空気の流通が遮断されるようになっている。
また、筒体5の先端は、平坦面5dとなっており、平坦面5dには、空洞部5gに連通する開口部5eが設けられている。開口部5eは、平坦面5dの中央に設けられた略円形の中央開口部5e1と、中央開口部5e1から放射状に広がる複数のスリット部5e2を有する。本実施形態において、このスリット部5e2が特許請求の範囲の第2のストッパ部に該当する。このような構成によれば、移動体6が空洞部5gの底部に当接している状態でも空気の流れが妨げられない。
弁部材4は、図10(f)に示すように、筒体膨径部5c側から外気導入孔15内に挿入され、筒体係止部5bが外殻12の外面に当接する位置まで押し込まれると、筒体軸部5aの外周面が外気導入孔15の縁に密着した状態で、外殻12に保持される。中間空間21に空気が入っている状態で外殻12を圧縮すると、中間空間21内の空気が開口部5eを通じて空洞部5g内に入り、移動体6を押し上げて第1のストッパ部5hに当接させる。移動体6が第1のストッパ部5hに当接すると、空洞部5gを通じた空気の流れが遮断される。

この状態で外殻12をさらに圧縮すると、中間空間21内の圧力が高まり、その結果、内袋14が圧縮されて、内袋14内の内容物が吐出される。また、外殻12への圧縮力を解除すると、外殻12が自身の弾性によって復元しようとする。外殻12の復元に伴って中間空間21内が減圧されることによって、図10(g)に示すように、移動体6に対して容器内側方向の力FIが加わる。これによって、移動体6が空洞部5gの底に向かって移動して、図10(f)に示す状態となり、移動体6と面5jの隙間及び開口部5eを通って中間空間21内に外気が導入される。
弁部材4は、筒体膨径部5cが外気導入孔15を押し広げながら、筒体膨径部5cを中間空間21内に挿入することによって容器本体3に装着することができる。そのため、筒体膨径部5cの先端は、先細り形状になっていることが好ましい。このような弁部材4は、容器本体3の外側から筒体膨径部5cを中間空間21内に押し込むだけで装着可能なので、生産性に優れている。なお、筒体5の先端に平坦面5dが設けられているので、弁部材4を中間空間21内に押し込んだときに、弁部材4の先端が内袋14に衝突しても内袋14が傷つきにくくなっている。
以上のような構成の本実施形態の弁部材4も、図10(f)、図10(g)に示すように、移動体6が外部空間S側へ移動して第1のストッパ部5hに当接した状態でも、中間空間21側へ移動して第2のストッパ部であるスリット部5e2に当接した状態でも、移動体6の中間空間21側の端部6dが筒体5の先端である平坦面5d(図10(a)参照)よりも外部空間S側に位置する状態が維持される構成となっている。このような構成となっていることから、内袋14と移動体6が干渉して移動体6の動作が妨げられることが防止され、中間空間21への外気を速やかに且つ確実に導入することが可能となる。
1:積層剥離容器、3:容器本体、4:弁部材、5:筒体、5a:筒体軸部、5b:筒体係止部、5c:筒体膨径部、5d:平坦面(先端)、5e:開口部、5g:空洞部、5h:第1のストッパ部、5k:第2のストッパ部、6:移動体、6d:端部、7:収容部、9:口部、12:外殻、14:内袋、15:外気導入孔、21:中間空間、23:キャップ、S:外部空間

Claims (8)

  1. 外殻と内袋とを有し且つ内容物の減少に伴って前記内袋が収縮する容器本体と、
    前記外殻と前記内袋の間の中間空間と前記容器本体の外部空間との間の空気の出入りを調節する弁部材とを備える積層剥離容器であって、
    前記容器本体は、内容物を収容する収容部と、前記収容部から前記内容物を排出する口部とを備え、
    前記外殻は、前記収容部において前記中間空間と前記外部空間を連通する外気導入孔を備え、
    前記弁部材は、前記外部空間と前記中間空間を連通させるように設けられた空洞部を有する筒体と、前記空洞部内を移動可能に配置される移動体とを備え、
    前記筒体は、前記移動体を係止させることで当該移動体の前記外部空間側への移動を規制する第1のストッパ部を備え、
    前記弁部材は、前記移動体が前記第1のストッパ部に当接すると前記空洞部を通じた空気の流通が遮断されるように構成され
    前記筒体は、前記移動体を係止させて当該移動体の前記中間空間側への移動を規制する第2のストッパ部をさらに備え、
    前記筒体は、前記第1のストッパ部を前記空洞部を囲む面に有し、前記第2のストッパ部を前記第1のストッパ部よりも前記外部空間側に備える、積層剥離容器。
  2. 前記弁部材は、前記移動体が前記第1のストッパ部に当接している状態から、前記移動体が前記筒体の中間空間側の先端よりも前記外部空間側に位置する状態を維持しつつ前記中間空間側へ移動可能となるよう構成される、請求項1に記載の積層剥離容器。
  3. 前記移動体は、前記第2のストッパ部に係止された状態でも前記筒体の中間空間側の先端より前記外部空間側に位置するよう構成される、請求項1又は請求項2に記載の積層剥離容器。
  4. 前記移動体は柱状の軸部を備え、当該軸部が前記筒体の空洞部に沿って移動するよう構成される、請求項1〜請求項の何れかに記載の積層剥離容器。
  5. 前記移動体は、前記軸部の外部空間側に設けられ且つ前記第2のストッパ部と当接する係止部と、前記軸部の中間空間側に設けられ且つ前記第1のストッパ部と当接する膨径部を備える、請求項に記載の積層剥離容器。
  6. 前記筒体は、前記外気導入孔内に配置される筒体軸部と、当該筒体軸部の前記外部空間側に設けられ且つ前記筒体が前記中間空間に入り込むことを防ぐ筒体係止部を備えるとともに、前記筒体軸部の前記中間空間側に設けられ且つ前記筒体が前記容器本体の外側から引き抜かれることを防ぐ筒体膨径部を有する、請求項1〜請求項の何れかに記載の積層剥離容器。
  7. 前記筒体軸部は、前記外部空間側に向かって先細り形状となっている、請求項に記載の積層剥離容器。
  8. 前記筒体膨径部は、前記中間空間側に向かって先細り形状となっている、請求項又は請求項に記載の積層剥離容器。
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