JP2019001541A - 包装装置 - Google Patents

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裕司 岡本
Yuji Okamoto
裕司 岡本
寿晴 影山
Toshiharu Kageyama
寿晴 影山
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Abstract

【課題】包装装置に要求される安全規格を満たしながら、包装フィルムやフォーマの交換作業が楽にできる包装装置を提供する。【解決手段】包装部1に対して作業する作業空間XがパネルPで囲まれており、そのパネルPには、作業空間Xに作業者が入る扉Dが設けられている。その扉Dは、作業員の立ち入りを可能とする第一開度と、該第一開度よりも広く開く第二開度とに切り替え可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、安全規格を満足させる包装装置に関する。
内容量が一定の袋詰め商品は、組合せ計量装置で一定質量に計量された後、包装装置に排出されて袋詰めにされる。このような袋詰め商品を連続的に製造する装置としては、例えば下記特許文献に記載の装置が知られている。
下記特許文献1に記載の装置は、架台に組合せ計量装置を乗せ、その下段に包装装置を配置したもので、このタイプでは、架台上に作業員が登れるため、計量装置の清掃やメンテナンスに重宝されている。
一方、特許文献2に記載の装置では、包装装置上に組合せ計量装置を直に乗せているため、設置面積が小さくなり、狭い工場内でも導入できるメリットがある。
これらの装置は、それぞれの特長を踏まえて、各種工場に導入されているが、この種装置の安全規格として、運転中は、装置の可動部分に触ることができないような対策が求められている。そのため、床に配置される包装装置に対しては、例えば装置の外壁をパネルで囲ったり、可動部分にカバーを被せたりする等の対策が講じられている。
特開2002−168680号公報 特開2007−84100号公報
ところが、包装装置の外壁がパネルで囲まれると、包装フィルムの交換や包装フィルムをチューブ状に成形するフォーマ等の交換の際に、パネルを外さなければならないので、作業性が悪いという問題がある。
本発明は、この問題を解決せんとするもので、包装装置に要求される安全規格を満たしながら、包装フィルムやフォーマの交換作業が楽にできる作業性に優れた包装装置を提供することを課題とする。
本発明に係る包装装置は、包装部と、該包装部に対して作業する作業空間とがパネルで囲まれており、そのパネルには、前記作業空間に入る扉が設けられ、該扉は、作業員の立ち入りを可能とする開口幅を有する第一開度と、該第一開度よりも広い開口幅を有する第二開度とに切り替え可能であることを特徴とする。
ここで、包装部とは、例えば、帯状のフィルムをシリンダに巻き付けてチューブ状に成形した後、そのチューブ内に物品を充填し、続いてそのチューブ内の物品占有領域の両端部をシールして袋に成形する部分である。具体的には、上部から排出される物品を案内するシリンダと、該シリンダの周りに帯状のフィルムを巻き付けるフォーマと、該フォーマとシリンダで筒状に成形されたチューブ状フィルムをシール位置まで搬送するフィルム搬送機構と、チューブ状フィルムの合わせ目を縦シールする縦シール機構と、チューブ状フィルム内に充填された物品の占有領域の上下端を横シールする横シール機構とを備えたものである。
また、包装部に対する作業とは、例えば、フィルムをシリンダに巻き付けたり、フォーマを交換したりする作業である。フィルムが巻きつけられるシリンダは、袋の横幅を規定するため、袋サイズが変更されると、それに伴ってシリンダとフォーマが交換される。したがって、ここでの作業空間とは、フィルムをシリンダに巻き付けたり、フォーマを交換したりする空間である。また、シリンダと一体化されたフォーマは、相対的に大きく重いため、扉の開口幅が狭いと、フォーマの出し入れが難しくなる。そこで、本発明では、フォーマの交換作業を行うときは、扉の開口幅を作業員の立ち入りを可能とする第一開度から、それよりも広い開口幅を有する第二開度まで開いて、フォーマが楽に出し入れできるようにしている。
ここで、第一開度とは、扉に備わった通常の開閉によってその扉を全開させたときに、作業空間に出入りできる最大の横幅(開口幅)であり、第二開度とは、前記通常の開閉による最大横幅よりもさらに広く開けた状態の開口幅をいう。この場合、第一開度から第二開度への切り替えは、扉に備わった通常の開閉を切り替える必要がある。
例えば、二枚の扉が中央で折れて片側に寄る折れ戸の場合、一方の扉を他方の扉に寄せて全開にしても、折れ重なった二枚の扉の厚み分だけ出入口の横幅が狭くなるから、この状態を第一開度とし、折れ重なった二枚の扉を、さらに開き戸のように一体的に全開させることによって、出入口の横幅をさらに広げた状態を第二開度とすることができる。ただし、扉は、こうした折れ戸には限定されない。例えば、二枚の扉がそれぞれレール上でスライドすることによって開く引違い戸の場合、一方の扉を全開にしても出入口の片側しか開けることができないので、この状態を第一開度とし、二枚の扉を開き戸のように一体的に全開させることによって、二枚分の扉の出入口を全開させた状態を第二開度とすることができるからである。
前記作業空間と前記包装部とは、計量装置を載置する架台の4本の支持脚で囲まれた空間内に配置され、前記パネルは、前記作業空間を囲む前記支持脚に取り付けられている。
ここでの計量装置は、物品を一定量に計量して排出する組合せ計量装置であるが、これには限定されず、例えば計量ホッパの計量値をモニタしながら、計量値が目標値に到達した時点で計量ホッパへの物品供給を停止する、所謂、自動計量装置であっても良い。こうした計量装置は、包装部の直上に配置されて、計量装置から包装部へ物品を直接排出して袋に充填するようになっているので、計量装置を支持する架台の4本の支持脚は、作業空間と包装部とを取り囲むように配置される。したがって、パネルを、それら4本の支持脚を囲むように取り付けることにより、パネルでもって作業空間と包装部とを取り囲んでいる。
また、前記4本の支持脚の内、前記包装部に近接する2本の支持脚は、前記包装部を支持する支持フレーム上に連結されている。これにより、架台の4本の支持脚の内、2本の支持脚は、包装装置のフレームと一体化されているため、パネルで囲まれた作業空間を含む包装装置全体がコンパクトなものになる。
作業空間に出入りする扉は、周辺装置と干渉しない面に設けられる。通常は、十分なスペースが確保されている通路側に設けられるが、そこには限定されない。また、作業空間に入るときは、通常は、包装装置を停止させてから扉を開けるが、万が一に備えて、この扉には、安全スイッチが設けられ、包装装置が停止していない状態で扉が開くと、包装装置は、自動的に停止するようになっている。
この扉は、両開き式でも良いが、作業員が出入りする通路側には、包装装置の操作表示部が配置されることが多いため、両開きにすると、片側の扉が操作表示部に当る場合がある。そうした場合は、折れ戸を使用する。折れ戸は、鉛直方向の回転軸で回動して重なる二枚の第一折れ戸と第二折れ戸を備えている。第一折れ戸は、架台の支持脚に回動自在に取り付けられ、第二折れ戸は、前記回転軸を介して第一折れ戸に回動自在に連結されている。また、第二折れ戸の自由端は、水平方向のガイドレールに案内されて移動することにより、第一折れ戸側に折れながら重なるようになっている。この場合の第二折れ戸と第一折れ戸とが折れて重なる側のガイドレールの端部には、開口部が形成され、その開口部から第二折れ戸が離脱できるようになっている。これにより、第二折れ戸を第一折れ戸側に寄せている間は、第二折れ戸は、ガイドレールに案内されて移動するが、第一折れ戸側に折れて重なる終端部において、第二折れ戸をガイドレールから離脱させると、第二折れ戸が、第一折れ戸に連結された前記回転軸回りに反対方向に回動して、第一折れ戸と一直線上に並んで一枚の開き戸となる。したがって、一枚の開き戸となった開口幅(作業空間Xに出入りできる最大の横幅)は、二枚の折れ戸が折れ重なった状態の開口幅よりも広くなるから、作業員がフォーマを持ったまま作業空間に楽に出入りすることができる。
また、第二折れ戸をガイドレールから離脱させる開口部をガイドレールの途中にも設けて、途中から第二折れ戸をガイドレールから離脱させるようにしても良い。さらには、ガイドレールを無くして、二枚の折れ戸が折れ重なった時点で、マグネットキャッチで互いを折れ重なった状態に保持し、そのマグネットによる拘束を解除して第二折れ戸を反対側に回動させると、第一折れ戸と第二折れ戸が一枚の開き戸の状態にまで開くように構成してあっても良い。
加えて、シリンダとフォーマは、重量物であるため、この両者を水平面内で回動する回転アームに支持させて、該回転アームの旋回によって、シリンダとフォーマを、包装部の所定の位置から、扉の開閉位置まで回動するように構成してあっても良い。こうすれば、フォーマの交換作業がより楽に行える。
本発明によれば、作業空間と包装部がパネルで一体的に囲まれているため、装置としての安全規格を満足することができる。また、包装部に対して作業を行うときは、扉を開けて作業空間内に入ることができるから、パネルを取り外す煩わしさから開放される。さらに、作業空間に入る扉は、作業員の立ち入りを可能とする第一開度と、それよりも大きく開く第二開度とに切り替え可能であるから、フォーマを持ったままでも、楽に作業空間に出入りすることができる。
本発明の一実施形態に係る計量包装装置の正面図。 図1の側面図。 包装部の一例を示す要部外観斜視図。 図2の計量装置を省略し、扉を二つ折りにした包装装置の外観斜視図。 図4の包装装置の扉を全開状態にした包装装置の部分外観斜視図。 架台の支持脚に取り付けられた扉のヒンジ部分の外観斜視図。 図6のヒンジ部分を別な角度から見た外観斜視図。 図7の状態から扉をさらに開いたときの扉のヒンジ部分の外観斜視図。 図8の扉を折れ戸にするヒンジ部分の外観斜視図。 架台の支持脚に取り付けられた扉のヒンジ部分の外観斜視図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明に係る包装装置と計量装置とを一体化した一実施形態に係る計量包装装置100の正面図、図2はその側面図である。これらの図において、計量包装装置100は、上段の組合せ計量装置Wと、それを支える架台Cと、架台Cの下方に配置される包装装置Bとで構成されている。
(2)組合せ計量装置
組合せ計量装置Wは、袋詰めにされる物品を一定質量や所定個数に計量して包装装置Bへ排出するものである。この組合せ計量装置Wの中央上部には、円錐形の分散フィーダDFが配置され、その周囲には、複数の放射フィーダRFが等間隔に放射状に配置されて、分散フィーダDFに供給された物品が各放射フィーダRFに満遍なく供給されるようになっている。
各放射フィーダRFの先端下部には、放射フィーダRFから供給される物品を一時的に蓄えるプールホッパPHと、その下段に配置されて、プールホッパPHから供給された物品を計量する計量ホッパWHとが配置されている。
図1、図2では、放射フィーダRFとプールホッパPH,計量ホッパWHは、対向する両側だけを描いて他は省略しているが、放射フィーダRFは、分散フィーダDFの周りに放射状に等間隔に配置され、それらの放射フィーダRFの先端下方には、上下に配置されたプールホッパPHと計量ホッパWHとが等間隔に車座に配置されている。
そして、包装装置Bから組合せ計量装置Wに物品排出要求信号が送信されると、組合せ計量装置Wの図示しない制御部は、各計量ホッパWから出力された物品の質量を組合せて許容範囲内で目標質量に最も近い最適組合せを選択する。続いて選択された計量ホッパWHのゲートGを開閉させて下段の集合シュートCSに物品を排出させる。
続いて制御部は、空になった計量ホッパWHの上段のプールホッパPHを駆動制御して空になった計量ホッパWHにプールホッパPHから物品を供給させる。続いて放射フィーダRFと分散フィーダDFを駆動させて、上段の放射フィーダRFから空になったプールホッパPHへ物品を供給させる。同時に物品の堆積量が少なくなった放射フィーダRFには、分散フィーダDFから物品が供給される。こうして、物品の供給・計量・排出が繰り返されて、組合せ計量動作が所定サイクルで繰り返されるようになっている。
こうした構成は、周知であるため、ここでは、さらに詳細な説明は省略するが、集合シュートCSは、計量ホッパWHと同数の単体シュートを計量ホッパWHと上下に対応させて放射状に配列したものである。したがって、各単体シュートに排出された物品は、下端の排出口で集合されて包装装置Bの後述する包装部1に排出されるようになっている。
(3)包装装置
包装装置Bは、所謂、製袋包装機と言われるもので、前述の包装部1は、集合シュートCSの鉛直下方に配置されて、集合シュートCSから排出される物品を受け取って袋詰めにする。具体的には、図3に示すように、集合シュートCSから落下してくる物品を受けるホッパ2と、該ホッパ2の下端開口部に接続されたシリンダ3と、該シリンダ3の外周に帯状フィルムFを巻き付けるフォーマ4と、該フォーマ4で筒状に成形されたチューブ状フィルムTFをシリンダ3に沿って下方へ搬送するフィルム搬送機構5と、チューブ状フィルムTFの縦方向の合わせ目をシールする縦シール機構6と、チューブ状フィルムTF内で物品の充填された領域の上下を横シールする横シール機構7とで構成されている。
フォーマ4と、その内側に配置されるシリンダ3との間には、フォーマ4で筒状に成形されたフィルムFを通す間隔が設けられている。そして、ホッパ2とシリンダ3、並びにその外周を取り巻くフォーマ4は、図示しないベース部材に固定されて、包装装置Bのフレームに着脱可能に取り付けられている。こうした構成のフォーマ4を着脱するときは、シリンダ3の両サイドを押えるフィルム搬送機構5と、チューブ状フィルムTFの合わせ目を押える縦シール機構6は、図示しない退避機構に連結されて、シリンダ3と干渉しない位置に退避するようになっている。
フィルムFは、ガイドロール8の下からフォーマ4の表面を通ってシリンダ3に巻き付けられ、そこでチューブ状に成形されるようになっている。また、チューブ状に成形されたフィルムの両側縁は、シリンダ3の前側で重ねられ、その上から縦シール装置6が加圧加熱することにより、チューブ状フィルムTFの合わせ目を縦シールするようになっている。図3の斜線で示す部分S1は、縦シールされた部分である。
フィルム搬送機構5は、チューブ状フィルムTFと接する側に開口部が設けられた負圧チャンバ51と、その負圧チャンバ51の周りを周回する穴開きベルト52とを備え、その穴開きベルト52が負圧チャンバ51の回りを周回することにより、チューブ状フィルムTFの側面を吸引しながらそれを下方へ搬送するようになっている。
縦シール機構6は、ヒータ61の回りを金属製のベルト62が上下方向に周回することにより、シリンダ3に巻かれたチューブ状フィルムTFの合わせ目をシリンダ3に押し付けながら連続的に加熱溶着して、縦シールS1を形成するようになっている。ただし、これは、チューブ状フィルムTFの合わせ目を封筒貼りにする場合であって、合掌貼りにする場合は、一対の加熱ローラ間にフィルムの合わせ目を走行させながらシールする場合もある。
横シール機構7は、チューブ状フィルムTFの両サイドに配置された一対のシールジョー71、71を圧接離反させながらチューブ状フィルムTFに水平方向の横シールを施していく。具体的には、チューブ状フィルムTF内の物品充填領域の上下、すなわち、下端の袋の上部シール部と、次の袋の下部シール部とを同時にシールした後、その境目をカットして分離するようになっている。この実施形態のシールジョー71、71は、D字形の運動軌跡を描いて互いに反対方向に周回するDモーションタイプであるが、これに限定されるものではなく、例えばシールジョー71、71が水平方向から垂直方向とへ順次周回するボックスモーションタイプや、水平面内で近接離反する往復動タイプであっても良い。なお、シールジョー71には、ヒータおよび可動ナイフが組み込まれている。
こうした加熱部分と可動部分を有する包装部1は、集合シュートCS直下の図1、図2の包装装置B内の中央部分に配置されている。図2、図4において、包装装置Bは、図3の包装部1へ帯状フィルムFを供給する供給部9と、供給部9のフィルムFが無くなったときに、供給部9に新たに装着されるフィルムFの始端部を、先行するフィルムFの後端部に接続するスプライサー10と、包装装置Bに対し、各種条件の設定や運転操作を行う操作表示部11とを備えている。
供給部9は、フィルムロールを支持する支持シャフト12を備え、そのシャフト12の回転速度を制御することにより、フィルムロールから帯状フィルムFが所定速度で繰り出されてフォーマ4に供給されるようになっている。この供給部9とスプライサー10は、パネルPで覆われていないが、加熱部分と可動部分とを有する包装部1と、その包装部1に対して作業する作業空間X、すなわち、包装部1と対峙する側の作業空間Xは、パネルPで一体的に囲まれている。また、通路側のパネルPには、作業空間Xに出入りするための扉Dが設けられている。
(4)パネルと架台の構造
パネルPは、衝撃に強いポリカーボネート板で成形され、架台Cの水平フレーム13と支持脚14とにネジ止めされている。そのときに使用するネジSは、架台Cの所定位置に設けたネジ穴に捩じ込めるようになっている。扉Dは、4本の支持脚14の1本に回動自在に取り付けられているが、詳細については、後述する。架台Cは、組合せ計量装置Wを支える十分な強度を備えたSUS製で、前側二本の長い支持脚14(図1参照)と、後側二本の短い支持脚14(図2参照)と、これら前後の支持脚14間にそれぞれ渡された水平フレーム13と、左右方向に離間した二本の水平フレーム13間に渡された前後二本のアングルとで組まれている。なお、ここでは、作業空間X側を前、包装部1側を後とし、それと直交する方向を左右方向としている。また、組合せ計量装置Wを支持するベーブ部材BAは、左右方向に渡された前後二本のアングルの上に取り付けられている。
前述の長い2本の支持脚14は、作業空間X側に配置され、短い2本は、包装部1を支持する支持フレーム15の上端部に連結されている。この支持フレーム15は、包装装置Bの大黒柱となるもので、その上端に支持脚14を接続することにより、架台Cを包装装置Bと一体化させている。これにより、包装装置B上に組合せ計量装置Wを直に乗せた計量包装装置100を構成している。
パネルPは、作業空間Xを取り巻く鉛直方向の3面と、組合せ計量装置Wのベース部材BAを除く架台C上面と、包装部1が視認できる包装装置Bの側面とスプライサー10の上部上面とにそれぞれ取り付けられている。
(5)扉の構造
図4、図5において、扉Dは、鉛直方向の回転軸16(図9参照)で連結された第一折れ戸17と第二折れ戸18を有している。第一折れ戸17は、ステンレスパイプでフレーム17aが構成され、そのフレーム17aにパネルPがネジSでもって固定されている。また、架台Cの支持脚14側のフレーム17aは、上下方向の三か所のヒンジ19を介して架台Cの支持脚14に回動自在に取り付けられている。
このヒンジ19の回転軸19aは、図6〜図10に示すように、扉Dが閉まる位置の直線上にはなく、そこから斜め外側に飛び出た位置に取り付けられている。これは、扉Dを全開したときに、扉Dの内側の端を支持脚14の外に退避させて、扉Dが閉まる間口を大きく広げるためである。
一方、第二折れ戸18も、ステンレスパイプでフレーム18aが構成され、そのフレーム18aにパネルPがネジSでもって固定されている。また、第二折れ戸18側のフレーム18aは、図9の回転軸16を有するヒンジ16aでもって第一折れ戸17のフレーム17aに回動自在に連結されている。また、この第二折れ戸18の包装部1側フレーム18aの上端部には、図7に拡大して示すように、ガイドローラ18bが設けられ、そのガイドローラ18bが、横断面が逆U字状のガイドレール20内に嵌まって水平方向に移動するようになっている。これにより、第二折れ戸18は、ヒンジ16aで回動しながらガイドレール20に案内されて第一折れ戸17側に折れながら重なるようになっている。
また、第一折れ戸17と第二折れ戸18とが折れて重なる側のガイドレール20の端部には、開口部21が形成され、その開口部21から、図7、図8に示すように、第二折れ戸18のガイドローラ18bが離脱できるようになっている。これにより、第二折れ戸18を第一折れ戸17側に寄せている間は、第二折れ戸18は、図4に示すように、ガイドレール20に案内されて移動するが、第一折れ戸17側に折れて重なる終端部において、第二折れ戸18をガイドレール20から離脱させると、第二折れ戸18は、ヒンジ16aの回転軸16を中心として反対側に回動し、第二折れ戸18が第一折れ戸17と一直線上に並んで、図5に示すように、一枚の開き戸の状態となる。したがって、一枚の開き戸となった扉Dの開口幅(作業空間Xに出入りできる最大の横幅)は、二枚の折れ戸が折れ重なった状態の開口幅よりも広くなるから、作業員がフォーマを持ったまま作業空間Xに楽に出入りすることができるようになっている。
したがって、本発明では、図4に示すように、第二折れ戸18が第一折れ戸17側に折れて重なった状態を第一開度とし、図5に示すように、第一折れ戸17と第二折れ戸18が一直線上に並んだ状態を第二開度としている。
図4、図5、図9において、第一折れ戸17と第二折れ戸18とが隣り合う側の各フレーム17a、18aの対向側には、上下方向の三か所にマグネットキャッチ22が取り付けられ、第一折れ戸17と第二折れ戸18が一直線上に並んだときに、マグネットキャッチ22が働いて、これらの折れ戸17、18を一直線上に保持するようになっている。
また、第二折れ戸18の表側には、扉Dを開閉する取手23が取り付けられている。さらに、第二折れ戸18のフレーム18aには、扉Dの開閉を検知する図示しない安全スイッチが取り付けられている。これにより、包装装置Bが停止していない状態で扉Dが開くと、安全スイッチが働いて包装装置Bを一時的に停止させるようになっている。
なお、図1に示す正面側のパネルPは、上部のパネルP1と中央のパネルP2と、下部のパネルP3とに分けられており、上部のパネルP1は、側面視L字形に成形されて、架台Cの正面と上面とを被っている。また、中央のパネルP2は、架台Cの中段に設けられた水平方向の上下のフレームC1,C2にネジSでもって固定されている。また、下部のパネルP3の中央には、コンベヤの挿入口が設けられる。このコンベヤは、袋詰め商品を包装部1から搬出するもので、工場設置時に取り付けられる。また、正面側二本の支持脚14は、四角柱であるが、その側面を45度ずらして取り付けることにより、パネルPで覆われた正面側隅部を四角柱の一側面による面取り面としている。そのため、下部のパネルP3で覆われた支持脚14には、図1、図5に示すブラケット24が取り付けられ、そのブラケット24にネジSでもってパネルPが取り付けられている。同様に、扉Dの対面側のパネルPも、支持脚14に取り付けられたブラケット25に固定されている。
(6)フォーマの交換作業
新たなフィルムを包装部1にセットするときや、それに伴ってフォーマ4を交換するときは、操作表示部11を操作してフィルム搬送機構5と縦シール機構6を運転休止状態にしてから扉Dを開ける。その際、第二折れ戸18を第一折れ戸17側に寄せながら重ねていくが、第二折れ戸18を寄せきった図4の状態で第二折れ戸18を第一折れ戸17側に押すと、ガイドローラ18bがガイドレール20から外れてフリーとなる。続いて第二折れ戸18を反対側に回動しながら、図5に示すように第一折れ戸17と第二折れ戸18を一直線上に並べると、マグネットキャッチ22が働いて扉Dを開き戸の状態に保持する。
続いて、作業空間Xに入って、フィルム搬送機構5と縦シール機構6をシリンダ3から退避させると、フォーマ4が取り出し可能となるから、それを取り外して新たなフォーマ4と交換する。ただし、ここでいうフォーマ4は、ホッパ2とシリンダ3とフォーマ4とこれらを支持するベース部材とが一体となったものである。
また、フォーマ4を交換した後、新たなフィルムをセットするときは、供給部9のフィルムロールから繰り出したフィルムFをガイドローラ8からフォーマ4の上面に沿わせてシリンダ3に巻き付ける。そうしてフィルムのセットが完了すると、第一折れ戸17と第二折れ戸18を逆の手順で折り重ねながら、ガイドローラ18bをガイドレール20に挿入して扉Dを閉める。これで作業が完了して、再び操作表示部11を操作して運転状態に入る。
(7)変形例
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の構成も採用可能である。例えば、扉Dは、一か所しか設けられていないが、対面側にも設けて、反対側からも作業空間Xに出入りできるようにしても良い。
また、操作表示部11が計量包装装置100の正面側に配置されて、開けた扉Dと干渉しない場合は、扉Dを両開き式としても良い。この場合には、左右に開く一方の扉の横幅を大きくするとともに、その扉を、上記実施形態のような折れ戸とする。このようにすれば、折れ戸が開放された状態を第一開度とし、横幅の小さい他方の扉も同時に開放された状態を第二開度とすることができる。さらに、横幅の大きい折れ戸を、折れ重なった端部においてガイドレールから離脱させるようにすれば、第二開度よりもさらに広く開く第三開度とすることができる。
また、ガイドレールの途中から第二折れ戸を離脱させても良いし、さらには、ガイドレールを無くして、第二折れ戸を第一折れ戸に寄せて折れ重なるように構成しても良い。
1 包装部
14 支持脚
15 支持フレーム
16 鉛直方向の回転軸
17 第一折れ戸
18 第二折れ戸
20 ガイドレール
21 開口部
X 作業空間
P パネル
D 扉
F 帯状フィルム
W 計量装置
C 架台

Claims (5)

  1. 包装部と、該包装部に対して作業する作業空間とがパネルで囲まれており、そのパネルには、前記作業空間に入る扉が設けられ、該扉は、作業員の立ち入りを可能とする開口幅を有する第一開度と、該第一開度よりも広い開口幅を有する第二開度とに切り替え可能であることを特徴とする包装装置。
  2. 前記包装部が、帯状フィルムをチューブ状に成形した後、物品の充填されたチューブをシールして袋に成形する部分である請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記包装部と前記作業空間とは、計量装置を載置する架台の4本の支持脚で囲まれる空間内に配置され、前記パネルは、前記作業空間を囲む前記支持脚に取り付けられている請求項1又は2に記載の包装装置。
  4. 前記4本の支持脚の内、前記包装部近傍の2本の支持脚が、前記包装部を支持する支持フレーム上に接続されている請求項3に記載の包装装置。
  5. 前記扉は、鉛直方向の回転軸で連結されて回動する第一折れ戸と第二折れ戸を備え、前記第一折れ戸は、前記支持脚に回動自在に取り付けられ、前記第二折れ戸は、水平方向のガイドレールに案内されて第一折れ戸側に折れながら重なるように構成され、さらに前記第二折れ戸と前記第一折れ戸とが重なる側の前記ガイドレールの端部、及び/又は、前記端部に至るまでの途中には、前記第二折れ戸が前記ガイドレールから離脱できる開口部が形成されている請求項1〜4の何れかに記載の包装装置。
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