JP7294655B2 - 正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 - Google Patents
正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7294655B2 JP7294655B2 JP2019155111A JP2019155111A JP7294655B2 JP 7294655 B2 JP7294655 B2 JP 7294655B2 JP 2019155111 A JP2019155111 A JP 2019155111A JP 2019155111 A JP2019155111 A JP 2019155111A JP 7294655 B2 JP7294655 B2 JP 7294655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- packaging machine
- front cover
- main body
- cover portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
Description
当該包装機本体に横付け状態で付設されていて前記包装機本体の動作部分の制御装置や電源を含む電装品を収容する電気ボックス、及び
前記包装機本体の正面手前側に配置されており前記包装機本体の正面を開閉可能に覆う正面カバーを備えている縦型製袋充填包装機であって、
前記正面カバーは前記電気ボックスに近い側の第1カバー部と前記電気ボックスから遠い側の第2カバー部とから成っており、前記第1カバー部と前記第2カバー部とは隣り合う側縁部同士が旋回用の縦支軸を介して互いに旋回可能に接合されており、
前記電気ボックスの正面壁には、縦方向に延びている回動軸と、当該回動軸よりも前記包装機本体側の位置において前記回動軸と平行に延びている旋回軸とが配設されており、 前記正面カバーの第1カバー部は、その前記電気ボックス側の側端縁部が前記回動軸に連係されていることで前記回動軸を中心として回動可能であり、
前記正面カバーの第2カバー部は、前記旋回軸に対して旋回可能に連結された旋回アームに回動連結されていること
から成っている。
こうしたリンクアームを配設することにより、第1アームが取り付けられる第1カバー部は、第1アームを介して回動軸に回動自在に連係され、第1カバー部と第2カバー部は、第1アームと第2アームを介して縦支軸に回動自在に支持されることで、互いに隣り合う側縁部同士が縦支軸を介して互いに旋回可能に接合される。リンクアームという簡素な構造で、第1カバー部の回動軸に対する回動自在な連係構造と、第1カバー部と第2カバー部との互いに旋回可能な構造が得られる。リンクアームは、1本又は縦方向に離間して配置された複数本とすることができるが、開閉状態及び開閉動作の安定性や構造の簡素性の観点から上下2本とするのがこの好ましい。
正面カバーの包装機本体の正面を覆う閉じ状態において、正面カバーを包装機本体の正面に対して手前側に隙間を生じるようにオフセットした位置に配置し、正面カバーの裏面側に取り付けられるリンクアームと旋回軸から延びる旋回アームを当該隙間内に配置することで、閉じ状態にある正面カバーを包装機本体の正面に対して可及的に接近させるとともに外部に開く広さを小さくした状態で配置することができる。
電気ボックスの正面壁上での回動軸と旋回軸のこうした配置により、電気ボックスの正面壁を効率良く利用して正面カバーを支持することができるとともに、回動軸に連結されるリンクアームと旋回軸に連結される旋回アームを互いに干渉することなく回動動作させることができる。
旋回アームを第2アームにおいて回動可能に連結することで、第2カバー部は、板状のカバーでありながら、第2アームを介して旋回アームに対して回動連結される構造を得ることができる。
第1カバー部に設けられたストッパは、正面カバーの閉じ状態において、包装機本体の枠部に当接してストッパとして機能し、第1カバー部のみならず第2カバー部を含めた正面カバー全体の閉じ方向の行き過ぎを防止する。ストッパは、包装機本体側に設けられるものではなく、正面カバー側の構造である。包装機本体は、既存の枠体がストッパの当接対象とされるだけであり、ストッパを設けるに際しても包装機本体の構造には特別の変更を要しない。
第1カバー部の横幅と第2カバー部の横幅をこのように設定することで、正面カバーを折り畳んで開き状態としたときには、回動軸の回りに半回転した第1カバー部は回動軸から第1カバー部の横幅に相当する距離だけ離れた位置から反転した姿勢で延びており、第1カバー部に対して縦支軸を介して旋回可能に接合されている第2カバー部は反転した姿勢にある第1カバー部の横幅、第1カバー部と回動軸との間の距離(第1カバー部の横幅に等しい)及び回動軸から包装機本体と電気ボックスとの境界までの距離(第1カバー部の横幅に等しい)の合計の横幅(第1カバー部の横幅の3倍)で広がっている。したがって、第2カバー部は、包装機本体の正面から丁度、離脱して包装機本体の正面を最も効率的に開き状態にすることができる。開き状態で第2カバー部が包装機本体の正面を一部でも覆うことなく完全に開くためには、第2カバー部の横幅については、第1カバー部に対する当該割合より小さいものであればよい。
第2カバー部の下辺に形成した切欠き部の一部を、その切り開いた側から包装機本体の側面カバーから延びる折曲げ部によって塞ぎ、切欠き部に残った開口部を袋包装体搬出装置の通過用の開口部としているので、開口部の広さを最低限度の必要な広さに抑えることができ、包装に関して安全性と衛生性の両方を満たすことができる。また、正面カバーを開く際には、第2カバー部は、第1カバー部の回動動作との複合動作によって、主として第1カバー部に引きずられる横方向移動をする。したがって、第2カバー部は袋包装体搬出装置と干渉することなく開き動作をすることができる。
正面カバーを開閉しようとするとき、第1カバー部は回動軸を中心とした回動動作をする。第2カバー部は、第1カバー部とは縦支軸を介して旋回可能に接合されているので第1カバー部の回動と連動する動作をする。第2カバー部は、更に旋回軸に連結された旋回アームの旋回動作にも規制された動作をするので、第2カバー部は、第1カバー部の回動動作と旋回アームの旋回動作の両方に整合した複合的な動作をする。即ち、電気ボックスの正面壁、第1カバー部、第2カバー部及び旋回アームは、互いに隣り合う同士が回動(旋回)可能に連結された四辺リンク機構様の働きをするので、第2カバーはそれ自体の回動動作は少なく当初の包装機本体の正面を覆う姿勢と略平行な姿勢を保って移動する。
このように、包装機本体の正面を覆う正面カバーについて、折り畳み形式に構成し、開閉状態に関わらず電気ボックスへの支持を確実にするとともに、正面カバーの開閉の際に包装機本体前方への振れ回りを小さくすることができる。
また、正面カバーを閉じるときに正面カバーの閉じ方向への行き過ぎを防止するストッパを配設する場合には、ストッパの役目を果たすステーを包装機本体に設置する必要を無くして、当該ステーが正面カバーの開き状態での包装機本体のメンテナンス作業の邪魔になるのを未然に回避することができる。袋包装体搬出装置を配設する場合には、正面カバーの開閉の際に、包装機本体前方への振れ回りを小さくして、左右カバー部の先端下端が袋包装体搬出装置との干渉が無くなり、袋包装体搬出のための開口部を可及的に低くすることができる。
なお、明細書にて「回動可能に連結する」としていた事項は、回動する軸(周囲に回転自在に支持されている)に対して固定的に設けられている構造であっても、また、固定の軸に対して回転自在に設けられている構造であってもよいことは明らかである。
2 包装機本体
2a 右側端 2b 左側端 2c 側面カバー
3 電気ボックス 3a 天壁 3b 正面壁
11 薄型モニタ
12 モニタアーム 13 支持具
14 正面カバー 15,16 左右のカバー部
16a 右側端 16b 左側端 16c 取っ手
17 回動軸 17a,17b 保持具 17c 上端部
18 リンク機構 19,20 リンクアーム
19a,19b アーム 20a,20b アーム
21 共通の縦支軸 22 リンクアーム
23 旋回アーム 24 ブラケット
25 短軸 26 旋回軸
27 ストッパ 28 切欠き部
29 折曲げ部
50 縦型製袋充填包装機 51 製筒器(セーラ)
52 充填筒
53 包装材送り装置 53a,53b 包装材送りベルト
54 縦シール装置 54a,54b 縦シーラバー
55 横シール装置 55a,55b 横シーラブロック
56 ガイドシュート 57 袋包装体搬出装置
58 薄型モニタ 59 取付け具
60 正面カバー 61,62 左右のカバー部
63 切欠き部 64 ステー
Wc1 第1カバー部15の横幅 Wc2 第2カバー部16の横幅
S オフセット距離 G 隙間
L1 モニタの一部分の横寸法 L2 回動軸から包装機本体に至る距離
La 回動軸17から包装機本体2と電気ボックス3の境界までの距離
W1 薄型モニタの横幅 Wb 電気ボックスの横幅
Cw モニタの幅方向中心線 D 回動軸17と中心線Cw間の距離
Fw 帯状包装材 Ft 筒状包装材
Sc 縦シール Se 横シール
Bp 袋包装
Claims (8)
- 縦方向に走行する帯状包装材から袋を形成しながら当該袋内に製品を充填し当該製品を収容した袋を封鎖して袋包装体を製造する包装機本体、
当該包装機本体に横付け状態で付設されていて前記包装機本体の動作部分の制御装置や電源を含む電装品を収容する電気ボックス、及び
前記包装機本体の正面手前側に配置されており前記包装機本体の正面を開閉可能に覆う正面カバーを備えている縦型製袋充填包装機であって、
前記正面カバーは前記電気ボックスに近い側の第1カバー部と前記電気ボックスから遠い側の第2カバー部とから成っており、前記第1カバー部と前記第2カバー部とは隣り合う側縁部同士が旋回用の縦支軸を介して互いに旋回可能に接合されており、
前記電気ボックスの正面壁には、縦方向に延びている回動軸と、当該回動軸よりも前記包装機本体側の位置において前記回動軸と平行に延びている旋回軸とが配設されており、 前記正面カバーの第1カバー部は、その前記電気ボックス側の側端縁部が前記回動軸に連係されていることで前記回動軸を中心として回動可能であり、
前記正面カバーの第2カバー部は、前記旋回軸に対して旋回可能に連結された旋回アームに回動連結されていること
から成る正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記第1カバー部と前記第2カバー部の裏面側にそれぞれ対応して延びる第1アームと第2アームとから成るリンクアームが配設されており、
前記第1アームは、前記第1カバー部に取り付けられているとともに、一端部において前記回動軸に回動自在に連結され且つ他端部において前記縦支軸に回動自在に連結されており、
前記第2アームは、前記第2カバー部に取り付けられているとともに、一端部において前記縦支軸に回動自在に連結されている
ことから成る請求項1に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記正面カバーは、前記包装機本体の正面を覆う閉じ状態において、前記包装機本体の正面に対して手前側にオフセットした位置に配置されており、
前記正面カバーの前記閉じ状態において、前記リンクアーム及び前記旋回アームは、当該オフセットによって生じている前記正面カバーの裏面と前記包装機本体の正面との間の隙間内に配置されている
ことから成る請求項2に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記回動軸は、前記電気ボックスの前記正面壁の幅方向中央付近に配置されており、
前記旋回軸は、前記電気ボックスの前記正面壁において、前記包装機本体に隣接した側縁端付近で且つ前記回動軸よりも下方の位置に配置されている
ことから成る請求項3に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記旋回アームの先端は、前記リンクアームの前記第2アームに対して回動可能に連結されている
ことから成る請求項3又は4に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記第1カバー部には、前記正面カバーの前記閉じ状態において、前記包装機本体の枠体に当接することで前記第1カバー部の閉じ方向の行き過ぎを防止するストッパが設けられている
ことから成る請求項3~5のいずれか一項に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記第1カバー部の横幅は前記回動軸から前記包装機本体と前記電気ボックスとの境界までの距離と同等であり、前記第1カバー部の横幅と前記第2カバー部の横幅は約1対3の割合である
ことから成る請求項1~6のいずれか一項に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。 - 前記第2カバー部の下辺に前記第1カバー部から遠い側の側縁部まで切り開いた切欠き部が形成されており、
前記包装機本体の前記第1カバー部から遠い側の側面カバーは、前記正面カバーの閉じ状態で前記切欠き部に入り込む配置となる折曲げ部を備えており、
前記折曲げ部によって一部が塞がれた前記切欠き部は、前記正面カバーの下辺中央において、前記包装機本体によって製造された袋包装体を前記正面カバーの外側に搬出する袋包装体搬出装置の通過用の開口部となっている
ことから成る請求項1~7のいずれか一項に記載の正面カバーを備える縦型製袋充填包装機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019155111A JP7294655B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019155111A JP7294655B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021031142A JP2021031142A (ja) | 2021-03-01 |
JP7294655B2 true JP7294655B2 (ja) | 2023-06-20 |
Family
ID=74675225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019155111A Active JP7294655B2 (ja) | 2019-08-27 | 2019-08-27 | 正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7294655B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018136983A1 (de) | 2017-01-25 | 2018-08-02 | Julius Blum Gmbh | AUSSTOßVORRICHTUNG FÜR EIN BEWEGBARES MÖBELTEIL |
JP2018184193A (ja) | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社イシダ | 包装装置 |
JP2019001541A (ja) | 2017-06-20 | 2019-01-10 | 株式会社イシダ | 包装装置 |
-
2019
- 2019-08-27 JP JP2019155111A patent/JP7294655B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018136983A1 (de) | 2017-01-25 | 2018-08-02 | Julius Blum Gmbh | AUSSTOßVORRICHTUNG FÜR EIN BEWEGBARES MÖBELTEIL |
JP2018184193A (ja) | 2017-04-26 | 2018-11-22 | 株式会社イシダ | 包装装置 |
JP2019001541A (ja) | 2017-06-20 | 2019-01-10 | 株式会社イシダ | 包装装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021031142A (ja) | 2021-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9056397B2 (en) | Robot | |
WO2015064422A1 (ja) | ヒンジ装置 | |
JP7294655B2 (ja) | 正面カバーを備える縦型製袋充填包装機 | |
JP2008247479A (ja) | 両開きホッパ、ホッパ、ホッパユニットおよび組合せ計量装置 | |
JP6411339B2 (ja) | 開封明示シール | |
CN207077993U (zh) | 车辆的滑动门装置 | |
JP5260658B2 (ja) | テーピングヘッド | |
WO2017187788A1 (ja) | 包装装置 | |
PT2019782E (pt) | Máquina de empacotamento utilizando uma película termoadesiva | |
JP2017197238A5 (ja) | ||
JP7294652B2 (ja) | 薄型モニタを備える正面カバー付き縦型製袋充填包装機 | |
JP2010265582A (ja) | 建設機械 | |
JP2005503974A5 (ja) | ||
JP2013007193A (ja) | 筐体のせり出し回転型ヒンジ装置 | |
JP5576241B2 (ja) | コンバインの穀粒搬出装置 | |
JP2021511260A (ja) | ヒンジ式蓋パッケージング | |
JP2021511260A5 (ja) | ||
JP2019001541A (ja) | 包装装置 | |
KR20120008909A (ko) | 비누 포장기 | |
CN108016928A (zh) | 用于生产和/或分离互连包装垫串的装置和方法 | |
JP4205095B2 (ja) | Ptp包装機のカバー開閉機構及びptp包装機 | |
JP2015020770A (ja) | 紙カートン | |
JPS6341303Y2 (ja) | ||
JP7016162B2 (ja) | 搬送ベルト装置 | |
JP5417381B2 (ja) | 筐体の持出し回転型ヒンジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20190909 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220818 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7294655 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |