JP5576241B2 - コンバインの穀粒搬出装置 - Google Patents

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本発明は、搬送用スクリューを内装した搬送用筒体の搬送終端側に、下向きに開口する吐出口が形成された吐出筒を備え、この吐出筒を横断する方向の横軸心回りに揺動して前記吐出口を開閉操作可能なシャッタを設け、前記シャッタを開閉操作するシャッタ駆動装置を備え、このシャッタ駆動装置には、動力源となる開閉用電動モータと、その開閉用電動モータの駆動力で前記シャッタを開閉作動させる操作機構とを備えたコンバインの穀粒搬出装置に関する。
このような吐出口を開閉操作可能なシャッタとシャッタ駆動装置とを設けたコンバインの穀粒搬出装置としては、下記[1]及び[2]に記載のものが知られている。
[1]搬送用スクリューを内装した搬送用筒体の搬送終端側に、下向きに開口する吐出口が形成された吐出筒を備え、この吐出筒を横断する方向の横軸心回りに揺動して前記吐出口を開閉操作可能なシャッタを設け、このシャッタを駆動する電動モータを、そのモータ本体の中心線の方向が搬送用筒体の筒軸線方向に沿う状態で配設し、この電動モータから伝動ボックス内の伝動機構を介してシャッタ取付軸に動力を伝え、前記シャッタを正逆方向に回動させて、吐出口からの穀粒の排出を行う状態と、吐出口からの穀粒の排出を制限する状態とに切り換え操作自在に構成したもの(特許文献1参照)。
[2]搬送用スクリューを内装した搬送用筒体の搬送終端側に、下向きに開口する吐出口が形成された吐出筒を備え、この吐出筒を横断する方向の横軸心回りに揺動して前記吐出口を開閉操作可能な平板状のシャッタと、そのシャッタを前記横軸心回りで揺動させて開閉操作する開閉用電動モータとを備え、前記開閉用電動モータに減速機を介して開閉アームが取り付けられていて、開閉アームの上昇側への回転にともなってシャッタを押し上げて閉じ、開閉アームの下降側への回転にともなってシャッタが自重下降して開き姿勢となるように構成してある。そしてこの構造では、開閉用電動モータはモータ本体の中心線方向が吐出筒の上下方向の側壁部分に沿う状態で配設され、かつ開閉アームの回転中心の斜め下方側に、開閉用電動モータのモータ本体の中心線が斜めに傾斜した姿勢で配設されている(特許文献2参照)。
特開2003−111511号公報(段落〔0008〕、図2、図5、図6) 特開2010−130972号公報(段落〔0075〕、〔0076〕、図6、図8、図18)
上記[1]のように、開閉用電動モータの駆動力によりシャッタを正逆方向に回転駆動して、吐出口からの穀粒の排出を行う状態と、吐出口からの穀粒の排出を制限する状態とに切り換え操作自在に構成したものでは、搬送用スクリューの穀粒送り出し作用に搬送抵抗を与えるなどの動力ロスなくシャッタの開閉を軽快に行える点で有利である。しかしながら、この構造では、開閉用電動モータのモータ本体の中心線の方向が搬送用筒体の筒軸線方向に沿う状態で開閉用電動モータを配設しているため、吐出筒周辺に開閉用電動モータや、開閉用電動モータの駆動力をシャッタ駆動軸に伝達するための伝動機構を備える伝動ボックスを配設するための前後方向に大きな配設用空間が必要であり、吐出筒周辺を小型化し難いという問題があった。
上記[2]のように、開閉用電動モータのモータ本体の中心線方向が吐出筒の上下方向の壁面に沿う状態で配設された構造のものでは、開閉用電動モータを配設するための前後方向でのスペースが少なくて済む点での有利さがある。そして、この構造のものでは、開閉アーム先端がシャッタの幅方向での中央付近を支持するシャッタ閉塞姿勢で、開閉アームの回転中心位置が前記開閉アーム先端での支持箇所の直下近くに位置するように、前記開閉アームの回転中心位置もシャッタの幅方向での中央付近に位置するように設けられている。
このように開閉アームの回転中心位置が開閉アームの先端側の直下近くに位置する直立状態でシャッタの閉塞姿勢が維持されていると、閉塞姿勢のシャッタの重量が開閉アームに対する回転方向への作用力として働き難いので、開閉アームの姿勢を安定良く保ち易いものである。しかしながら、前記開閉アームの回転中心位置をシャッタの幅方向での中央付近に位置させると、開閉アームの回転中心位置から吐出筒の両側の側壁部分との間における間隔が狭くなり、開閉用電動モータをシャッタの幅方向に沿って開閉アームの横に並べて配置することができず、開閉用電動モータをそのモータ本体の中心線が斜めに傾斜するように傾斜姿勢で配設していた。
このため、傾斜した開閉用電動モータの幅方向寸法が大きなものとなって、前記シャッタの幅方向に沿う方向での寸法が小さな吐出筒に対しては配設することが困難であり、比較的大きな吐出筒に対してしか採用されていなかった。
本発明の目的は、穀粒搬出装置の吐出筒に対するシャッタ駆動装置の取り付け構造を工夫して、比較的小型の吐出筒に対してもコンパクトに装備させることができるように構成したコンバインの穀粒搬出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
本発明は、搬送用スクリューを内装した搬送用筒体の搬送終端側に、下向きに開口する吐出口が形成された吐出筒を備え、この吐出筒を横断する方向の横軸心回りに揺動して前記吐出口を開閉操作可能なシャッタを設け、前記シャッタを開閉操作するシャッタ駆動装置を備え、このシャッタ駆動装置には、動力源となる開閉用電動モータと、その開閉用電動モータの駆動力で前記シャッタを開閉作動させる操作機構とを備えたコンバインの穀粒搬出装置であって、前記操作機構は、前記開閉用電動モータの回転駆動力が伝えられる回転カムを、前記シャッタの横軸心に沿う方向の移動軌跡を有して回転駆動されるように配設して、その回転カムの回転角度の変化に伴ってシャッタを揺動開閉操作するように構成してあり、前記回転カムの移動軌跡と前記開閉用電動モータのモータ本体の中心線とが前記吐出筒の上下方向の側壁部分に沿うように前記回転カムと前記開閉用電動モータとを配設し、前記シャッタの横軸心に沿う方向における吐出筒の幅方向での中心位置に対して、前記回転カムの回転中心位置を前記幅方向での一方側に偏倚させて設けるとともに、前記開閉用電動モータのモータ本体の中心線を、前記吐出筒の幅方向での中心位置を挟んで前記回転カムが偏倚した側とは反対側に位置させてあることを特徴とする。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1で示した本発明の構成によると、回転カムの移動軌跡と開閉用電動モータのモータ本体の中心線とが吐出筒の上下方向の側壁部分に沿うように配設されるので、その回転カムと開閉用電動モータとが吐出筒の側壁部分に沿ってコンパクトに配設された状態となる。
また本発明では、回転カムの回転中心位置を、シャッタの横軸心に沿う方向における吐出筒の幅方向での中心位置に対して一方側に偏倚させて設けたものであるから、その回転カムが偏倚して設けられた側とは反対側では、回転カムの回転中心位置と吐出筒の側壁部分との間隔を他側よりも広げた状態とすることができる。
本発明では、この広くした回転カムの回転中心位置と吐出筒の側壁部分との間隔を利用して開閉用電動モータを配設したものであるから、開閉用電動モータのモータ本体の中心線を大きく傾けたりする必要はなく、開閉用電動モータが吐出筒の側壁部分からはみ出させずに配設することができる。
したがって、開閉用電動モータのモータ本体の中心線を大きく傾けるために吐出筒の幅方向の広いものにしか適用できないという制約がなく、比較的幅方向寸法の小さい吐出筒に対しても適用し易いという利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、請求項2に記載のように、前記回転カムは、回転中心位置から外周縁までの回転半径が大きい大径カム面部分と、回転中心位置から外周縁までの回転半径が小さい小径カム面部分とを外周縁に備え、この回転カムのシャッタ閉じ側への操作では、開放姿勢のシャッタに大径カム面部分が接当してシャッタの閉じ側へ回転するに伴って押し上げ操作が開始され、かつその大径カム面部分によってシャッタの閉塞姿勢が維持されるとともに、前記シャッタの開き側への操作では、閉塞姿勢のシャッタを支持する大径カム面部分が開き側へ回転操作されるにともなってシャッタが開き側へ揺動操作され、前記大径カム面部分が開き側へ回転してシャッタから離れるに伴ってシャッタが開放姿勢となるように構成されていることである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる本発明のコンバインの穀粒搬出装置では、回転カムのシャッタ閉じ側への操作では、開放姿勢のシャッタに対して回転カムの大径カム面部分が接当してシャッタの閉じ操作を開始するものであるから、シャッタを大きな回転半径で素速く閉じ側へ操作し、閉塞姿勢とすることができる。
また、シャッタの開き側への操作では、閉塞姿勢のシャッタを支持する大径カム面部分が開き側へ回転操作されるにともなってシャッタが開き側へ揺動操作されるので、この開き側への操作も大径カム面部分の大きな回転半径で素速く開き操作することができる。
これによって、シャッタの開閉操作を迅速に行える利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、請求項3に記載のように、前記回転カムの開放姿勢における開き側への移動を規制する下限規制部材、及び前記回転カムの閉塞姿勢における閉じ側への移動を規制する上限規制部材を設けてあることである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記のように、解決手段3にかかる本発明のコンバインの穀粒搬出装置では、回転カムが開放姿勢では開き側への移動を規制され、閉塞姿勢では閉じ側への移動を規制されるので、回転カムの回転による迅速な開閉操作を行えるものでありながら、下限及び上限での夫々の姿勢を安定良く維持し易いという利点がある。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、請求項4に記載のように、前記回転カムの回転角を検出するポテンショメータを備えるとともに、前記開閉用電動モータをそのモータ本体の中心線が上下方向に沿う状態で配設し、前記ポテンショメータを前記回転カムの下方側で、かつ前記開閉用電動モータの横側方に位置するように配設してあることである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記のように、解決手段4にかかる本発明のコンバインの穀粒搬出装置では、回転カムの回転中心位置がシャッタの横軸心に沿う方向における吐出筒の幅方向での中心位置に対して一方側に偏倚していることに加えて、開閉用電動モータをそのモータ本体の中心線が上下方向に沿う状態で配設すると、回転カムの下方側で、かつ開閉用電動モータの横側方に空間が生じるので、この空間位置を利用してポテンショメータを配置することにより、回転カムと開閉用電動モータとポテンショメータとの配置をコンパクトにまとめて配設できる利点がある。
コンバインの全体側面図 コンバインの全体平面図 穀粒搬出装置の吐出口付近の縦断面図 穀粒搬出装置の吐出口付近の縦断面図 図3におけるV-V線断面図 図4におけるVI-VI線断面図 シャッタ駆動装置を示す背面図 別実施形態における穀粒搬出装置の吐出口付近の縦断面図 別実施形態における穀粒搬出装置の吐出口付近の縦断面図
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
〔コンバインの全体構成〕
まず、本発明を適用したコンバインの全体構成について説明する。
図1には自脱形コンバインの全体側面が示されている。このコンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ式走行装置10を装備し、機体フレーム1の前方及び左前部には昇降揺動可能に連結した刈取前処理装置11が設けられている。
前記刈取前処理装置11で刈り取られた穀稈は機体フレーム1の左後部に設けられた脱穀装置12で脱穀処理され、脱穀された穀粒が穀粒タンク13に回収され、脱穀処理後の排ワラは後方の排ワラ処理装置14に受け渡されるように構成されている。
前記機体フレーム1の右前部には、前記クローラ式走行装置10、及び各種作業装置に対する動力源となるエンジン15を配設してある。そのエンジン15の上方側に位置する状態で運転座席16が配置され、その運転座席16の前方側、及び左側方に操縦搭17を備えた搭乗運転部18が配設されている。
前記穀粒タンク13には、その穀粒タンク13内に貯留された穀粒をタンク外へ送り出すための穀粒送出用底スクリュー(図示せず)が底部に設けてあり、この穀粒送出用底スクリューから送り出される穀粒が後述する穀粒搬出装置2に引き継がれて、機外へ排出されるように構成されている。
〔穀粒搬出装置の構成〕
穀粒搬出装置2は、穀粒タンク13側から供給される穀粒を受け取って上方側へ搬送する縦送り搬送部3と、その縦送り搬送部3の終端側に接続されて、縦送り搬送部3から供給された穀粒を横送り搬送して、終端の吐出口45から外部へ排出する横送り搬送部4とから構成されている。図1、図2は、穀粒搬出装置2の縦送り搬送部3が、その旋回作動範囲内の「格納位置」にあり、横送り搬送部4が機体上の受け台19に載置された格納状態を示している。
前記縦送り搬送部3は、内部に穀粒を揚上搬送するための通路を有した縦送り筒30と、その縦送り筒30内に装備された穀粒搬送用の縦送りスクリュー31とを備えて構成され、前記横送り搬送部4は、内部に穀粒を横送り搬送するための通路を有した横送り筒40(搬送用筒体に相当する。)と、その横送り筒40内に装備された穀粒搬送用の横送りスクリュー41(搬送用スクリューに相当する。)とを備えて構成されている。
前記縦送り筒30と横送り筒40とは、前記縦送り筒30の上端部に横向きに屈曲した接続用の筒部分32を設けるととともに、前記横送り筒40の基端側にも横向きに屈曲した接続用の筒部分42を設け、これらの横向きの接続用の筒部分32,42同士の対向端部を嵌合させて、相対回動自在に連結してある。
前記接続用の筒部分32,42の内部では、前記縦送りスクリュー31の回転動力を横送りスクリュー41に伝達するための周知の伝動機構(図示せず)が内装されていて、縦送り筒30内の穀粒を横送り筒40の内部に送り込むとともに、両スクリュー31,41が連動するように構成してある。
縦送り筒30の上端側に連設される横送り筒40は、前記縦送り筒30の上端側と、前記横送り筒40の横側部に一体に取り付けてある支持体43との間にわたって設けた油圧シリンダ21によって、前記縦送り筒30の上端側における水平方向の横軸心x周りで起伏揺動自在に構成されている。
縦送り筒30の下端部近くの外周部には環状の従動ギヤ33が一体に形成してあり、この従動ギヤ33が機体フレーム1側の固定位置に支持された旋回用電動モータ20側の駆動ギヤ(図示せず)と噛合して駆動される。これによって、前記縦送り筒30、及びその縦送り筒30の上端側に設けられた横送り筒40が、縦送り筒30内の縦送りスクリュー31の回動中心である縦軸心y周りで旋回作動可能となるように構成してある。
この縦送り筒30の前記縦軸心y周りでの旋回作動位置は、前記従動ギヤ33の回転角度を検出するように設けられた旋回用ポテンショメータ34によって検出されるように構成してある。
上記穀粒搬出装置2に対しては、穀粒タンク13の底部に備えられた前記穀粒送出用底スクリューを介してエンジン15の動力が伝達されるように構成してある。
すなわち、穀粒送出用底スクリューの穀粒搬送方向での下流側の端部から、ベベルギヤなどの適宜伝動機構を介して縦送りスクリュー31に対して駆動力が伝達され、その駆動力が縦送りスクリュー31の搬送終端側である上端部から横送りスクリュー41にも伝達されて、穀粒タンク13内部の穀粒が横送り搬送部4の搬送終端側の吐出筒44に設けた吐出口45から外部へ吐出されるように構成してある。
前記横送り筒40の搬送終端部には、図3乃至図6に示すように、横送り筒40から吐出筒44内への穀粒の導入を円滑にするための側部ガイド体49を設けてある。
この側部ガイド体49は、横送り筒40の終端開口40aの下側で、吐出筒44の上端側の左右横側位置に設けられ、ゴム板材からなる案内体49aと、その案内体49aを表裏で挟んで案内体49aの下端側が内側へ折り曲げられるように支持する支持板49bとで構成してある。
案内体49aの下端縁は、後述するシャッタ46が閉塞姿勢となったとき、そのシャッタ46の上面に近接して、横送り筒40側から導入される穀粒がシャッタ46の左右側縁と吐出筒44の左右の側壁部分44aとの間に入り込まないように制限する役割を果たすように、シャッタ46の上面の傾斜に沿って傾斜した下端縁に形成されている。
前記横送り筒40の搬送終端側に設けられる吐出筒44には、その吐出筒44の下端側に形成された吐出口45を開閉するためのシャッタ46を設けてあるとともに、そのシャッタ46を枢支する軸の横軸心p1周りに回動させて吐出口45を開閉操作するためのシャッタ駆動装置5、及び満杯検出器47を設けてある。
前記満杯検出器47は、吐出筒44の下端縁よりも下方側へ突出する状態で、後述する取付板7の下部に一体的に取り付けられている。この満杯検出器47は、吐出筒44を籾袋(図示せず)の上部に差し込んだ状態で、穀粒を籾袋に対して直接に投入する場合に、投入された穀粒が籾袋の上縁近くに達した満杯状態であることを検出するためのものである。
図示はしないが、この満杯検出器47が満杯を検出すると、何らかの報知手段を作動させたり、穀粒の搬出を停止させるなど、適宜の機構との連係構造を採用することができる。
尚、図中に示す符号48は吐出筒44の周辺から下方へ垂設した飛散防止カバーで、屈曲変形自在な透明の軟質合成樹脂材により構成してある。
図3及び図4における符号44bは、吐出筒44の側壁部分44aのうち、シャッタ46の遊端側に対向する箇所の側壁部分44aに形成された凹部である。この凹部44bは、シャッタ46が閉塞姿勢に姿勢切換されたとき、シャッタ46の上限位置を位置決めするとともに、閉塞姿勢のシャッタ46の遊端が側壁部分44aと強く圧接して開き側への作動がスムースに行われなくなることを回避し得るように、シャッタ46の遊端と側壁部分44aとの間に隙間を形成するためのものである。
〔シャッタ駆動装置〕
前記シャッタ駆動装置5は次のように構成されている。
図3〜図7に示すように、前記シャッタ駆動装置5は、動力源となる開閉用電動モータ50と、その開閉用電動モータ50の駆動力を前記シャッタ46に伝えてシャッタ46を開閉作動させる操作機構6と、これらの開閉用電動モータ50及び操作機構6を前記吐出筒44に装着するための取付板7とを備えて構成されている。
図7に示すように、前記取付板7は、前記開閉用電動モータ50、及び回転カム60を取り付けるための主板70と、後述するカム位置検出用ポテンショメータ54を取り付けるための補助板71を備えるとともに、シャッタ46が開放姿勢となったときに、そのシャッタ46の裏面の下端側に接当して、開放姿勢を維持するためのチャンネル状の当たり部材72とが溶接して一体化されている。
前記主板70の下端側では、吐出筒44の下端よりも下方へ突出するセンサ取付部73が延出されていて、このセンサ取付部73に満杯検出器47が装着されている。
前記主板70の両横側部には、背面側への折り返し片70aが設けてあり、この折り返し片70a部分に止めナット74を溶接してあり、吐出筒44の外部からボルト75を螺入することによって取付板7を吐出筒44に対して取付固定ならびに分解可能に構成してある。
前記主板70の上端縁70bは、横送り筒40の外周の曲率半径と同じ曲率半径の円弧状に形成されていて、横送り筒40の下半側の外周に当てつけた状態で吐出筒44側に装着されるものである。
前記操作機構6は、図7に示すように、開閉用電動モータ50からの出力によって駆動される板状の回転カム60と、その回転カム60に対して、開閉用電動モータ50の回転動力を伝えるように、動力の伝達方向を変換する運動方向変換機構6Aとで構成されている。
すなわち、前記取付板7に対して前記開閉用電動モータ50の出力軸51は、その軸心線p2(モータ本体の中心線に相当する)が取付板7の板面に沿うように平行に配置してあり、前記回転カム60の回転軸となる運動方向変換機構6Aの伝動軸61は、前記回転カム60のボス60aに嵌入した状態でピン連結されており、その伝動軸61の軸心線p3が前記取付板7の板面と交差するように直交させて配置してある。そして、前記運動方向変換機構6Aは、前記出力軸51の周面に形成したウォーム51a部分と、そのウォーム51aに噛合するように前記運動方向変換機構6Aの伝動軸61と一体に形成したウォームホイール62とで構成されている。
したがって、開閉用電動モータ50が一方向に回転駆動されると、その回転動力が出力軸51のウォーム51aを介してウォームホイール62に伝達され、これと一体回転する回転カム60が駆動され、その回転カム60の周縁に接触するシャッタ46が閉じ側、または開き側に操作される。
前記シャッタ46は、図3乃至図6に示すように、その揺動中心となる横軸心p1が存在する基端側から遊端側へ向けて延出された板状部材によって構成されている。このシャッタ46の形状は、図5中に仮想線で示すように開放姿勢の正面視ではほぼ矩形に形成されているとともに、基端側から遊端側に至る延出方向の途中箇所で、前記横軸心p1に沿う方向視では、ほぼ「へ」の字状に折り曲げられた形状に構成されている。
そして、シャッタ46において「へ」の字に折り曲げられた屈曲箇所と前記横軸心p1との間の基端側部分に回転カム60のカム面63が摺接するように設けられている。つまり、図3に示すシャッタ46の開放姿勢で、シャッタ46の前記屈曲箇所よりも下方側(遊端側)は取付板7の板面とほぼ平行に位置し、前記屈曲箇所よりも上方側(基端側)で前記横軸心p1に近い側のシャッタ46の裏面が、回転カム60の回転面に交差する姿勢となって、カム面63に摺接するように構成されている。
このように構成されたシャッタ駆動装置5において、本発明では、図3乃至図6に示すように、回転カム60の移動軌跡と開閉用電動モータ50のコイル等が内装されたモータ本体の中心線(出力軸51の軸心線p2)とが吐出筒44の上下方向の側壁部分44aに沿うように、前記回転カム60と開閉用電動モータ50とを配設してある。
また、図5及び図6に示すように、シャッタ46の横軸心p1に沿う方向における吐出筒44の幅方向での中心位置を示す幅方向中心線y1に対して、運動方向変換機構6Aの伝動軸61の軸心線p3(回転カム60の回転中心位置に相当)が、吐出筒44の幅方向での一方側に偏倚するように回転カム60を位置させてある。
そして、開閉用電動モータ50は、その出力軸51の上下方向の軸心線p2が、吐出筒44の幅方向で前記幅方向中心線y1を挟んで前記回転カム60を偏倚させた側とは反対側に位置するように配設してある。
つまり、前記幅方向中心線y1を挟んで、前記回転カム60と出力軸51を上下方向に向けた開閉用電動モータ50とがシャッタ46の横軸心p1に沿う方向で吐出筒44の幅方向での両側に振り分けられた状態に配設されている。
〔開閉作動〕
シャッタ46の開閉動作と操作機構6との連動関係は、図3〜図6に記載されているとおりである。
前記回転カム60のカム面63は、運動方向変換機構6Aの伝動軸61の軸心線p3から外周縁までの回転半径が大きい大径カム面部分63aと、前記伝動軸61の軸心線p3から外周縁までの回転半径が小さい小径カム面部分63bとを外周縁に備えている。
図3に示す状態がシャッタ46を全開にした状態であり、この状態では、図5に示すように、回転カム60は最大半径部分を含む大径カム面部分63aのカム周縁が図中下方に位置して、シャッタ46の裏面(吐出口閉塞姿勢で下側となる面)から離れている。
上記の図3及び図5に示す状態から、回転カム60を図5中で時計回りに回転させ、図4及び図6に示すように、回転カム60の大径カム面部分63aが図中上方に位置する状態に操作すると、図4及び図6に示すようにシャッタ46の裏面側に接触した回転カム60の前記大径カム面部分63aがシャッタ46を押し上げて吐出口45を閉じる閉塞姿勢に操作される。
この閉塞姿勢では、前記回転カム60がストッパーピン64(上限規制部材に相当する)に接当して、それ以上の閉じ側への回動が規制されている。
このとき、回転カム60のカム面63とシャッタ46の裏面との接触点箇所は、前記運動方向変換機構6Aの伝動軸61の軸心線p3を通る鉛直線y2の近くであるが、前記ストッパーピン64は、回転カム60の閉じ側への回転方向(図6中で時計回り)で、前記鉛直線y2よりも図6中の右側に位置し、それ以上の回転カム60の閉じ側への回転を阻止するように設けられている。これによって、回転カム60は、閉じ側への回転を規制された状態で安定よく閉塞姿勢を維持されている。
この後、再びシャッタ46を開放姿勢に戻すには、前記開閉用電動モータ50を逆方向に回転させると、回転カム60の大径カム面部分63aが図中上方に位置する状態から、開き側の回転方向(図6中で反時計回り)に回動して、再び図3及び図5に示すように、回転カム60の大径カム面部分63aのカム周縁が図中下方に位置する状態に姿勢変更する。これに伴って、シャッタ46は自重で前記横軸心p1周りに回動して図3に示すように吐出口45を開いた開放姿勢に復帰する。この開放姿勢では、図5に示すように前記回転カム60がストッパーピン64(下限規制部材に相当する)に接当して、それ以上の開き側への回動が規制されている。
このように、前記ストッパーピン64は、回転カム60に対して閉じ側への回動を規制する上限規制部材と、開き側への回動を規制する下限規制部材とを兼ねるように位置を定めて設けてある。
このとき、シャッタ46の開放姿勢は、図3に示すように、シャッタ46の裏面の上部が前記ストッパーピン64の突出端との接当によって、かつ、下部が前記取付板7に付設された当たり部材72との接当によって姿勢維持されるように構成してある。
この開放姿勢で、シャッタ46の下端位置は、図3に示すように下方の満杯検出器47よりも吐出筒44の中央側寄りに位置しており、開放姿勢のシャッタ46の表面側を流下する籾が満杯検出器47に接触することを回避し得るように構成してある。
前記回転カム60の姿勢変更状態は、前記運動方向変換機構6Aの伝動軸61の軸心線p3周りでの回転カム60の回転角度を検出する角度検出器52によって検出されるように構成してある。
この角度検出器52は、前記回転カム60のカム面63のうち、前記シャッタ46に対して接触している箇所とは異なる箇所で前記カム面63と接触する検知部53aを備えた接触検知操作体53と、その接触検知操作体53を枢支する軸の軸心p4周りで揺動自在に支持させたカム位置検出用ポテンショメータ54とで構成してある。前記接触検知操作体53は、カム位置検出用ポテンショメータ54に設けられた付勢手段によりカム面63に接当する側に付勢されている。
このように構成したことにより、接触検知操作体53の検知部53aが、図3及び図5に示すように、図中下方に位置する状態の回転カム60の大径カム面部分63a、もしくはそれに近い箇所のカム面63に接触していると、回転カム60がシャッタ46を開放する開放姿勢角度位置にあることを検出する。
そして、接触検知操作体53の検知部53aが、図4及び図6に示すように、図中下方に位置する状態の回転カム60の小径カム面部分63b、もしくはそれに近い箇所のカム面63に接触していると、回転カム60がシャッタ46を閉塞する閉塞姿勢角度位置にあることを検出する。
上記シャッタ駆動装置5によるシャッタ46の開閉操作は、搭乗運転部18に備えた図示しない穀粒排出クラッチ操作具のクラッチ入り操作によって開閉用電動モータ50が開き側に操作され、穀粒排出クラッチ操作具のクラッチ切り操作によって開閉用電動モータ50が閉じ側に操作されるように、開閉用電動モータ50の作動を制御する制御装置を構成することによって制御される。
このとき、前記制御装置では、シャッタ46の開き操作は前記穀粒排出クラッチ操作具のクラッチ入り操作によってただちに行わせ、シャッタ46の閉じ操作は、前記穀粒排出クラッチ操作具がクラッチ切り操作されたことと、穀粒搬出装置2の縦送り搬送部3の上下軸心y周りでの旋回位置を旋回用ポテンショメータ34で検出して、横送り搬送部4が受け台19の直上位置に到達したこととの、両検出結果に基づいてシャッタ46を閉じるようにしてもよい。
〔別実施形態の1〕
図8は本発明における別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、穀粒搬送用の横送り搬送部4である横送りスクリュー41及び横送り筒40が、上述の実施形態で説明した構造の横送りスクリュー41及び横送り筒40よりも小径に構成されたものを用いている。
この構造では、横送り搬送部4が小径のもので構成されているのに拘わらず、シャッタ駆動装置5としては、前述の実施形態で用いたものと同一寸法のものを用いているため、取付板7の主板70の上端縁70bの円弧の曲率半径が横送り筒40の外周の曲率半径よりも大きなものとなる。
このため、主板70の上端縁70bと横送り筒40の外周との間に隙間ができることになるが、吐出筒44の横送り筒40の外周に対する接続箇所の上端縁44cに、前記横送り筒40の外周の曲率半径と同一形状の部分を形成することで、吐出筒44と横送り筒40との接続箇所が密閉された構造となる。このとき、吐出筒44の左右両側では、側壁部分44aの上端部分44dを内向きに折り曲げて横送り筒40の外周に接触させるように形成してある。このようにして横送り筒40の外周に接触させた吐出筒44の上部側を溶接して横送り筒40に接続してある。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
〔別実施形態の2〕
前述の実施形態では、吐出筒44に対するシャッタ46の取付位置が、横送り搬送部4の搬送方向での上手側に相当する側壁部分44a側で枢支された構造としたものであるが、これに限らず、シャッタ46の枢支箇所である横軸心p1の位置を、横送り搬送部4の搬送方向での下手側に相当する側壁部分44aに設けてもよい。
この構成では、シャッタ駆動装置5である開閉用電動モータ50や回転カム60を取り付けた取付板7が、シャッタ46よりも横送り搬送部4の搬送方向での下手側に位置する状態で取り付けられることになる。この場合、シャッタ46の遊端側を受ける凹部44bは、前記取付板7を設けた下手側の側壁部分44aとは反対側の上手側の側壁部分44aに形成されることになる。その他の構成は前述の実施形態のものと同様である。
また、吐出筒44に対するシャッタ46の取付位置としては、横送り搬送部4の搬送方向での上手側もしくは下手側に相当する箇所に限らず、横送り搬送部4の搬送方向の横側方に相当する箇所であってもよい。
つまり、横送りスクリュー41の軸線方向にシャッタ46の横軸心p1沿わせて、横送り筒40の筒軸線方向に沿う吐出筒44の左右何れか一方の側壁部分44aに対してシャッタ駆動装置5の取付板7を固定し、他方側の側壁部分44aにシャッタ46の遊端側を受ける凹部44bを構成して、シャッタ46が横送り搬送部4での穀粒搬送方向に対して交差する方向で揺動するように構成してもよい。その他の構成は前述した実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の3〕
シャッタ駆動装置5としては、上述の実施形態で説明したように、回転カム60の操作位置を検出する角度検出器52として、接触検知操作体53やカム位置検出用ポテンショメータ54を用いた構造のものに限らず、例えば、角度検出器52として、回転カム60と一体回動する接触片、及びその接触片がシャッタ46の閉塞姿勢位置、あるいは開放姿勢位置に相当する所定位置に達したことを検出する一対のリミットスイッチを用いたものであってもよい。その他の構成は前述した実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の4〕
上記実施形態では、シャッタ駆動装置5側の回転カム60に対して、シャッタ46の裏面側を直接に接触させることにより、シャッタ46自体がカム面63に接触するように構成したものであるが、これに限らず、例えば、図示しないがシャッタ46の裏面側に、シャッタ46とは別の接触案内用の板片やローラなどを付設して接触させるようにしてもよい。その他の構成は前述した実施形態のものと同様である。
〔別実施形態の5〕
上記実施形態では、単一のストッパーピン64を用いて、回転カム60の上限規制部材と、下限規制部材とを兼ねるように構成したものであるが、これに限らず、上限規制部材と、下限規制部材とを別々に構成したものであってもよく、上限規制部材と下限規制部材とを用いないものであってもよい。
〔別実施形態の6〕
上記実施形態では、シャッタ駆動装置5を構成するにあたり、開閉用電動モータ50を正逆転可能な構造のもので構成し、回転カム60を所定角度範囲内で往復回動させるように構成したものであるが、このような構造に限らず、ストッパーピン64をなくしてシャッタ駆動装置5による回転カム60の駆動方向を一方向にのみ駆動するように構成してもよい。
この構造では、回転カム60の操作位置を検出する角度検出器52としての、接触検知操作体53やカム位置検出用ポテンショメータ54を用いて回転カム30の操作位置を検出し、これに基づいて、シャッタ46が開放姿勢であるのか閉塞姿勢であるのかを判断させるように構成すればよい。
〔別実施形態の7〕
図9は、取付板7に設ける当たり部材72を、図示のように上下に長い面を有した構造で、かつ吐出筒44の左右横幅全体にわたる形状に形成したものであり、シャッタ46を設けていない場合にも、満杯検出器47への穀粒の接触を回避しながら穀粒の流下案内を行えるように構成したものである。
本発明は、コンバインの穀粒搬出装置に関するものであり、そのコンバインとしては、自脱型に限らず、全稈投入型のものであってもよい。
2 穀粒搬出装置
5 シャッタ駆動装置
6 操作機構
7 取付板
40 搬送用筒体(横送り筒)
41 搬送用スクリュー(横送りスクリュー)
44 吐出筒
44a 側壁部分
45 吐出口
46 シャッタ
50 開閉用電動モータ
54 ポテンショメータ
60 回転カム
63 カム面
63a 大径カム面部分
63b 小径カム面部分
64 下限規制部材(ストッパーピン)
64 上限規制部材(ストッパーピン)
p1 横軸心
p2 軸心線(モータ本体の中心線)
p3 回転中心位置(伝動軸の軸心線)
y1 中心位置

Claims (4)

  1. 搬送用スクリューを内装した搬送用筒体の搬送終端側に、下向きに開口する吐出口が形成された吐出筒を備え、この吐出筒を横断する方向の横軸心回りに揺動して前記吐出口を開閉操作可能なシャッタを設け、前記シャッタを開閉操作するシャッタ駆動装置を備え、このシャッタ駆動装置には、動力源となる開閉用電動モータと、その開閉用電動モータの駆動力で前記シャッタを開閉作動させる操作機構とを備えたコンバインの穀粒搬出装置であって、
    前記操作機構は、前記開閉用電動モータの回転駆動力が伝えられる回転カムを、前記シャッタの横軸心に沿う方向の移動軌跡を有して回転駆動されるように配設して、その回転カムの回転角度の変化に伴ってシャッタを揺動開閉操作するように構成してあり、
    前記回転カムの移動軌跡と前記開閉用電動モータのモータ本体の中心線とが前記吐出筒の上下方向の側壁部分に沿うように前記回転カムと前記開閉用電動モータとを配設し、
    前記シャッタの横軸心に沿う方向における吐出筒の幅方向での中心位置に対して、前記回転カムの回転中心位置を前記幅方向での一方側に偏倚させて設けるとともに、前記開閉用電動モータのモータ本体の中心線を、前記吐出筒の幅方向での中心位置を挟んで前記回転カムが偏倚した側とは反対側に位置させてあることを特徴とするコンバインの穀粒搬出装置。
  2. 前記回転カムは、回転中心位置から外周縁までの回転半径が大きい大径カム面部分と、回転中心位置から外周縁までの回転半径が小さい小径カム面部分とを外周縁に備え、
    この回転カムのシャッタ閉じ側への操作では、開放姿勢のシャッタに大径カム面部分が接当してシャッタの閉じ側へ回転するに伴って押し上げ操作が開始され、かつその大径カム面部分によってシャッタの閉塞姿勢が維持されるとともに、
    前記シャッタの開き側への操作では、閉塞姿勢のシャッタを支持する大径カム面部分が開き側へ回転操作されるにともなってシャッタが開き側へ揺動操作され、前記大径カム面部分が開き側へ回転してシャッタから離れるに伴ってシャッタが開放姿勢となるように構成されている請求項1記載のコンバインの穀粒搬出装置。
  3. 前記回転カムの開放姿勢における開き側への移動を規制する下限規制部材、及び前記回転カムの閉塞姿勢における閉じ側への移動を規制する上限規制部材を設けてある請求項1又は2記載のコンバインの穀粒搬出装置。
  4. 前記回転カムの回転角を検出するポテンショメータを備えるとともに、前記開閉用電動モータをそのモータ本体の中心線が上下方向に沿う状態で配設し、前記ポテンショメータを前記回転カムの下方側で、かつ前記開閉用電動モータの横側方に位置するように配設してある請求項1、2、又は3記載のコンバインの穀粒搬出装置。
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