JP2018535201A - 長鎖末端アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法 - Google Patents

長鎖末端アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法 Download PDF

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Abstract

長鎖末端アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。該方法は、(a)ケト酸誘導体を溶剤においてヒドロキシルアミンと反応させるか又はアンモ酸化・オキシム化反応を発せさせて、ヒドロキサム酸誘導体を生成するステップと、(b)生成したヒドロキサム酸誘導体をベックマン転位反応させて混合アミド誘導体を生成するステップと、(c)得られた混合アミド誘導体を加水分解して、長鎖末端アミノ酸と長鎖二塩基酸を生成するステップとを含む。

Description

本発明は長鎖ナイロンモノマーの生産方法、特に長鎖末端アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法に関する。
長鎖飽和脂肪末端アミノ酸、ラクタム及び二塩基酸は、長鎖ナイロンエンであるジニアリングプラスチックの工業生産に使用される重要なモノマーである。ナイロンは、分子主鎖にアミド基を含む高分子重合体である。エンジニアリングプラスチックのうち、ナイロンは使用量が最も大きく、品種が最も多く、用途が最も幅広い1種である。
長鎖ナイロンは、特別な分子構造のため、優れた統合的特性を有し、強度が金属より高く、吸水率が低く、耐油性に優れて、耐低温性、耐摩損性、耐薬品性、難燃性及び自己潤滑性を有し、摩擦係数が低く、且つ加工性も良好である。長鎖ナイロンは、各種のプラスチック製品を製造してもよく、延伸して繊維を製造してもよく、フィルム、塗料や熱接着剤の製造に用いられてもよく、自動車、電子電気、機械、通信、石油化学工業、航空宇宙の分野に幅広く用いられ得る。
長鎖アミノ酸又はラクタムをモノマーとしてナイロン9、ナイロン11及びナイロン12の工業的生産が実現される。
長鎖二塩基酸とジアミンを原料として重要なナイロン610、ナイロン612、ナイロン1010及びナイロン1212が工業的に生産される。
従来の工業生産技術によれば、ナイロン9のモノマーである9−アミノノナン酸がオレイン酸又はオレニトリルに一連の化学反応を発生させて得るものである(詳細な説明について、文献J.Am Oil Chemist’s Soc.,1975,Vol.52,No.11,pp 473−477参照)。先ず、オレイン酸をオゾン酸化して、水素化還元してアゼラアルデヒド酸メチル中間体を製造する。還元してアンモノリシスして、9−アミノノナン酸メチルを生成し、加水分解して精製し、9−アミノノナン酸モノマーを得る。全収率は約35%である。
ナイロン11のモノマーである11−アミノウンデカン酸が、ヒマシ油を原料として、メタノール化して、高温で熱分解し、無水臭化水素でラジカル付加して、最終的にアンモノリシスして得られるものである(詳細なプロセス過程の説明について、文献A.Chauvel&G.Lefebvre,Petrochemical Processes 2:Major Oxygenated,Chlorinated and Nitrated Derivatives,pages 274−278参照)。全収率は55%未満である。
ナイロン12のモノマーであるラウロラクタムが、工業的にブタジエンを出発材料として、トリマー化を触媒して、水素化還元、酸化を経てシクロドデカノンを得て、オキシム化反応、ベックマン転位反応の一連の反応を行って得られるものである(詳細のプロセス過程の説明について、文献A.Chauvel&G.Lefebvre Petrochemical Processes 2:Major Oxygenated,Chlorinated and Nitrated Derivatives,pages 279−286参照)。
長鎖二塩基酸の工業的生産に、アゼライン酸はオレイン酸を完全に酸化して得る。セバシン酸は強アルカリを用いて高温(200℃−250℃)でリシノール酸を分解して粗製品を製造し、一連の精製を経て生成した合格完成品である。
重要なドデカン二酸は、工業的に2種の異なる製造経路がある。ブタジエンを出発材料として、トリマー化を触媒して、水素化還元、酸化を経てアルコールとケトンを得て、次に硝酸で完全に酸化して生産する化学合成がそのうちの1種である。しかしながら、現在、微生物発酵方法で高純度n−ドデカン又はラウレートを酸化して生産することが一般的に使用される。
化学合成方法によってこれらモノマーを生産する場合、従来方法には、反応収率が低く(9−アミノノナン酸は35%、11−アミノウンデカン酸は55%、アゼライン酸は80%だけである)、反応条件が厳しく且つ安全性が非常に低いという主な問題が存在する。たとえば9−アミノノナン酸の生産にオゾン化反応、11−アミノウンデカン酸の生産に高温熱分解、及びラウロラクタムとドデカン二酸の生産に無水無酸素条件でのトリマー化反応、セバシン酸の生産に高温アルカリ加水分解が使用される。
微生物発酵法をドデカン二酸とほかの長鎖二塩基酸の生産に適用すると、反応条件が温和であるものの、粗製品に大量のバイオマスと分解した短鎖二酸不純物が含まれている。ナイロンの生産に適する合格した製品を製造するために、粗製品について大量の複雑な精製を行わなければならない。各種精製方法について大量の特許文献に記載があり、詳細な過程について米国特許U.S.6,218,574;U.S.8,729,298及び中国特許CN 104591998A;CN 102476990A;CN 102329224A;CN 103497100A;CN 102795989A;CN 104447274A;CN 104447280A;CN 104496793A;CN 104529741A;CN 104529747Aにおいて説明している。
従来技術の欠点に対して、本発明は長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法を提供する。従来の工業的生産技術に比べて、本発明による生産方法は、反応条件が温和で、全収率が高く、製品の品質を大幅に向上させ、工業的生産に適する。
本発明では、以下のステップに従い、長鎖ケト酸誘導体(I)を原料として、長鎖末端アミノ酸(V)と二塩基酸(IV)を共同製造する:
ステップ(1)、ケト酸誘導体(I)を溶剤においてヒドロキシルアミンとオキシム化反応させるか、又はケト酸誘導体(I)を溶剤においてアンモ酸化・オキシム化反応を発生させて、ヒドロキサム酸誘導体(II)を生産する。
ステップ(2)、ヒドロキサム酸誘導体を触媒で触媒してベックマン転位させて、式(IIIa)と式(IIIb)に示される化合物を含む混合アミド誘導体を生成する。
ステップ(3)、ベックマン転位生成物として、式(IIIa)と式(IIIb)に示される化合物を含む混合アミド誘導体を加水分解して、長鎖アミノ酸(V)と二塩基酸(IV)を得る。加水分解反応は、同時に短鎖第一級アミンと短鎖アルカン酸を副生する。
上記反応過程は以下のとおりである。
Figure 2018535201
反応式中、前記XはOR又はNR1R2であり、前記ORはC1−C8一価アルコール又はポリオール、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール又はグリセロール等である。RとRはそれぞれ水素とC−Cアルキル基である。mは0−10の整数である。nは6−20の整数である。好ましくは、XはOR、すなわちケト酸エステルである。
なお、m=5、n=10であるとき、原料は12−ケトステアリン酸誘導体である。本発明で開示されている生産方法によれば、ナイロン11のモノマーである11−アミノウンデカン酸と、ナイロン612とナイロン1212を生産するのに重要なドデカン二酸とを同時に製造できる。
m=7、n=8であるとき、原料は10−ケトステアリン酸誘導体である。本発明の過程によれば、得られた生成物はナイロン9モノマーである9−アミノノナン酸である。同時にナイロン610とナイロン1010を生産するためのセバシン酸も製造される。
m=5、n=12であるとき、原料は14−ケトアラキジン酸誘導体である。上記反応を経て得られた製品は、ナイロン13合成用の13−アミノトリデカン酸である。同時にテトラデカン二酸も生産される。
ヒドロキサム酸誘導体(II)を形成するステップでは、ケト酸誘導体(I)を有機溶剤においてヒドロキシルアミン水溶液と反応させて、又はアンモ酸化・オキシム化反応を発生させてヒドロキサム酸誘導体(II)を生成する。有機溶剤は水溶性のものであってもよく、水に不溶な有機溶剤であってもよい。オキシム化反応用溶剤について、ケト酸誘導体(I)とヒドロキサム酸誘導体(II)がともに該溶剤に溶解しやすく、且つ反応物、生成物、ヒドロキシルアミンと反応しないものが必要である。たとえば、ヒドロキシルアミンと反応するため、アルデヒドおよびケトン類がオキシム化反応に使用できない。ニトリル類溶剤もヒドロキシルアミンと反応するため、好ましくない。アンモニア類溶剤はケトンと反応してシッフ塩基を生成するため、好ましくない。アルコール系溶剤はケト酸誘導体(I)とエステル変換反応を行うため、使用しない方が好ましい。
ベックマン転位反応の場合、溶剤について、ヒドロキサム酸誘導体(II)とアミド誘導体(III)に対する溶解性が良好であり、且つベックマン転位触媒を溶解できるが触媒と反応しないことが求められる。
オキシム化とベックマン転位反応に使用される溶剤は、安定性と回収し易いさが必要である。オキシム化反応とベックマン転位反応では、各反応自体の要件を満たすように、異なる溶剤を使用することができる。溶剤の使用と回収を減少させるために、2種の反応の要件を同時に満たす溶剤を使用することが好ましい。オキシム化と転位反応後の製品分離のため、好ましくは有機溶剤は水に不溶である。本発明では、溶剤が反応物に対して希釈と分散作用を果たすものに過ぎないので、溶剤量について特に限定がない。
上記要件を満たす溶剤には、エステル、アルカン、芳香族炭化水素、エーテル類等の不活性溶剤が含まれる。たとえば、好適な溶剤として、酢酸ブチル、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、アニソール、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、エチルtert−ブチルエーテル、メチルテトラヒドロフラン、石油エーテル、シクロヘキサン、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トリフルオロトルエンが含まれる。
これら溶剤は単独に使用してもよく、二種又は複数種を混合して使用してもよい。
オキシム化反応温度が0℃−100℃であるが、より高い温度で加圧して実施してもよい。この反応は好ましくは0℃−100℃、常圧で行われる。温度が低すぎると、反応速度が低く、反応時間が長くなる。好ましくは反応温度は60℃−80℃である。
オキシム化反応は空気中で行われるが、不活性ガス、たとえば窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスの保護下で行われてもよい。
オキシム化反応時間は温度に繋がり、通常、0.5時間−24時間、好ましくは1−6時間であり、反応温度は0〜100℃に制御される。反応時間が短すぎると、ケト酸誘導体の残留量が大きく、反応収率が低下してしまう。残留されたケト酸誘導体は後処理時に回収できるが、回収装置の増設が必要である。反応時間を長くすると、ケト酸誘導体の残留量を減少できるが、反応装置を増大しなければならない。
オキシム化反応器は、一般的な反応器、たとえば、バッチ式反応器、半連続式反応器、管状反応器、又はフローリアクターであってもよい。連続槽型反応器(CSTR)が好ましい。CSTR反応器を使用する場合、ヒドロキシルアミン水溶液とケト酸誘導体(I)有機溶剤は同時に一番目の反応器に入り、次に残りの反応器に流入して反応を完了する。
オキシム化反応では、ヒドロキシルアミン塩、たとえば硫酸塩、塩酸塩、水溶液が使用される場合、アルカリ性物質、好ましくはアンモニア水を用いて反応のpH値を3−14に調整して反応を進める必要がある。反応終了後、水溶液を用いて、アンモニウム塩、たとえば硫酸アンモニウムを回収する。オキシム化反応として、アンモ酸化・オキシム化反応が使用可能であり、アンモ酸化・オキシム化反応は、従来のプロセスによって実施でき、すなわち過酸化水素酸化アンモニアとケト酸誘導体(I)を用いてオキシム化を行う。
ケト酸誘導体(I)がヒドロキサム酸誘導体(II)に変換されるように、ケト酸誘導体(I)とヒドロキシルアミンのモル比は0.1〜10.0、好ましくは1.0〜2.0に制御される。
反応終了後、ヒドロキサム酸誘導体(II)を有機相に溶解する。水相を分離して有機相を洗浄する。水の有機相での溶解度が極めて小さいが、ベックマン転位触媒の活性を破壊するため、除去しなければならない。乾燥剤又は脱水剤を用いて少量の水を除去できるが、好ましくは少量の溶剤を蒸発除去することで水を除去する方法が使用される。蒸発された溶剤は乾燥せずにオキシム化反応段階に直接利用できる。残された無水ヒドロキサム酸誘導体溶液は直接ベックマン転位反応に利用できる。
上記脱水ヒドロキサム酸誘導体(II)を加熱して、触媒作用下でベックマン転位してアミド誘導体(III)を生成する。使用される触媒は硫酸、或いは、酸性活性ハロゲン化合物又は酸性活性ハロゲン化合物とルイス酸を含有する混合物である。酸性活性ハロゲン化合物は、単独にベックマン転位反応を触媒できるが、ルイス酸との組み合わせ触媒はより良好な反応効果が得られる。酸性活性ハロゲン化合物は好ましくは塩素含有化合物を含む。
適用される酸性活性塩素化合物としては、塩化チオニル;塩素化スルホン;クロロスルホン酸;各種塩化スルホニル、たとえば塩化メタンスルホニル、塩化ベンゼンスルホニル、塩化p-トルエンスルホニル;各種酸塩化物、たとえば塩化ホルミル、塩化アセチル、塩化ベンゾイル、塩化オキサリル、ホスゲン、ジホスゲン、トリホスゲン、三塩化ホウ素のうちのいずれか1種、又は2種以上を任意の割合で混合した混合物;各種塩素含有リン化合物、たとえば三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リンのうちのいずれか1種又は2種以上を任意の割合で混合した混合物が挙げられる。また、活発な酸性塩素を含有する複素環化合物、特に塩化シアヌル、ホスファゼンも触媒として利用できる。
使用可能なルイス酸として、金属ハロゲン化物、たとえば塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化コバルト、塩化スズ、塩化アルミニウム、塩化チタン、三塩化ホウ素のうちのいずれか1種又は2種以上を任意の割合で混合した混合物が挙げられる。
上記ベックマン転位反応において、酸性活性塩素化合物の使用量が触媒量であり、すなわちヒドロキサム酸誘導体のモル量の10%以下であり、好ましくは、ヒドロキサム酸誘導体のモル量の0.1〜5%である。酸性活性塩素化合物とルイス酸の使用量も触媒量であり、すなわちヒドロキサム酸誘導体のモル量の10%以下であり、好ましくはヒドロキサム酸誘導体のモル量の0.1〜5%である。硫酸で転位を触媒する場合、硫酸の使用量は従来のプロセスに従えばよい。
ルイス酸と酸性活性塩素のモル比は1:0.01−1:100、好ましくは1:0.3−1:1.5である。
触媒の使用量、反応温度、反応圧力及び反応時間は互いに関連性を有する。特定の反応温度では、触媒の使用量を増加することで反応時間を短縮できる。
ヒドロキサム酸誘導体のベックマン反応の温度について特に制限がなく、常温−還流温度としてもよい。加圧下で昇温して行ってもよい。温度が高すぎると、生成物の色が濃くなり、後処理に悪影響を与える。
転位反応は、大気中で行われてもよく、不活性ガス、たとえば窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス保護下で行われてもよい。好ましくは、本反応は乾燥空気で行われる。転位反応の圧力について制限がなく、常圧、減圧、加圧下で行われることができる。
転位反応は反応器についても制限がない。一般的に使用される反応釜、管状反応器は使用可能である。反応はバッチ式、半連続式、又は連続式で行える。
反応終了後、活性触媒はクエンチしてもよいし、製品を分離した後に再利用してもよい。反応をクエンチしようとする場合、少量の水を添加すればよい。添加される水に少量の酸又はアルカリを含んでもよく、無機塩を添加してもよい。
ベックマン反応により生成したアミド誘導体は、モル比がほぼ同じな2種のアミドである(IIIa)と(IIIb)の混合物である。溶剤が回収された後、この混合物を精製して純粋なアミド誘導体を得て、加水分解ステップに投入できるが、粗製品を直接加水分解して、導入した不純物を加水分解後に除去してもよい。実際には、ヒドロキサム酸エステル(II)の純度が非常に高い場合、転位生成物の純度が非常に高い。
アミド誘導体の加水分解は酸中に行える。使用される酸は硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸等のうちのいずれか1種又は2種以上を任意の割合で混合した混合物である。加水分解反応における酸の使用量及び反応条件は、従来のプロセスに従えばよい。反応時、式(IIIa)と式(IIIb)に示される化合物を含む混合アミド誘導体の溶解度を向上させるために、有機溶剤、たとえばメタノール、エタノール、蟻酸、酢酸等を添加してもよい。
加水分解終了後、冷却して結晶化させると、ほぼ純粋な飽和二酸が分離できる。母液が中性に中和すると、長鎖アミノ酸を分離できる。長鎖二塩基酸とアミノ酸を再結晶化で精製して合格製品は得られる。
式(IIIa)と式(IIIb)に示される化合物を含む長鎖混合アミド誘導体はアルカリで加水分解してもよい。加水分解反応におけるアルカリの使用量及び反応条件は、従来のプロセスに従えばよい。使用できるアルカリは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び水酸化バリウム等のうちのいずれか1種又は2種以上を任意の割合で混合した混合物であってもよい。加水分解溶液として、水を使用してもよく、有機溶剤を任意の割合で混合した混合溶剤を使用してもよい。前記有機溶剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のうちのいずれか1種又は2種以上を任意の割合で混合した混合物である。
加水分解反応の温度は好ましくは50℃〜200℃、圧力は好ましくは常圧−加水分解温度での自生圧力であり、加圧してもよい。加水分解反応は好ましくは空気で行われるが、不活性ガス保護下で行ってもよい。
加水分解時間は、アルカリ濃度、反応温度により決められるが、1時間−24時間、好ましくは2〜4時間である。反応時間が短すぎると、加水分解反応を十分に行うことができない。反応時間が長すぎると、反応器の体積を増大して、コストを向上させる。
加水分解終了後、有機溶剤を除去して、酸でpHを中性に調整して、長鎖アミノ酸を析出する。使用される酸は、硫酸、塩酸、硝酸、及び有機酸たとえば酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸等である。無機酸が好ましい。
アミノ酸が分離された後、母液のpHを5未満に調整して、長鎖二塩基酸が析出される。濾過して製品を分離する。
なお、本発明で製造された長鎖二塩基酸とアミノ酸は、純度が非常に高く、ほかの二塩基酸やイミノ二塩基酸等の不純物を含まない。
以下、実施例を参照して本発明の前記形態について更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に制限されない。
実施例1.ナイロン11モノマーとドデカン二酸の共同製造
12−ケトステアリン酸メチル94gをトルエン500mlに溶解して、ヒドロキシルアミン13.5gを含む硫酸ヒドロキシルアミン水溶液(〜8%)を添加した。70〜85℃で激しく撹拌しながら、アンモニア水で系のpHを4.5〜5.0に保持し、6時間後、HPLC分析をしたところ、原料が完全に反応して、12−オキシムステアリン酸メチルに変換された。
反応終了後、静置して分層させて、水相を排出した。次に塩化シアヌル1.1gと塩化亜鉛1.5gを加えた。90〜105℃で撹拌して2時間反応させて、ベックマン転位を完了した。水50mLを加えて反応を終止した。水相を分離した後にトルエンを回収し、略白色の混合アミド酸メチルを得た。
上記固体を加熱して10%水酸化ナトリウム水溶液500mLに溶解して、高圧釜内に入れ、150℃で4時間保温し、HPLC分析をしたところ、加水分解は終了する。
加水分解液に水500mLを加えて、活性炭2gを加えて90℃で30分間脱色した後、希硫酸でpH 7.5になるまで中和した。室温に冷却させた後、濾過、洗浄、乾燥を経て11−アミノウンデカン酸55.8gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.7%であった。
母液を85℃に加熱して、硫酸でpH 1になるまで酸性化して、大量の固体を析出した。室温に冷却させて濾過し、蒸留水で3回洗浄して、メタノールで1回洗浄した。乾燥させてドデカン二酸62.4gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.5%であった。
実施例2.ナイロン9モノマーとセバシン酸の共同製造
10−ケトステアリン酸メチル94gを酢酸ブチル500mlに溶解して、ヒドロキシルアミン12.5gを含有する硫酸ヒドロキシルアミン水溶液(〜8%濃度)を加えた。70〜80℃で激しく6時間撹拌して、アンモニア水で系のpHを4.5〜5.0に保持した。HPLC分析をしたところ、全部の原料は10−オキシムステアリン酸メチルに変換された。
水相を分離した。有機相を50mL蒸発除去して水を除去した後、トリホスゲン0.8gと塩化亜鉛1.2gを加えた。90℃で撹拌して3時間反応させて、転位反応を完了した。水50mLを加えて反応を停止した。水相を分離した後に溶剤を回収した。略白色の混合アミド酸メチルを得た。
上記固体を酢酸200mLに溶解して、次に30%塩酸200mLを加えて、48時間還流して加水分解を完了した。水500mLを加えて、冷却して結晶化させた。濾過、乾燥を経てセバシン酸54.6gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.5%であった。
毋液を減圧下で乾固するまで蒸発させた。固体を水800mLに溶解して、80℃に加熱した。アンモニア水でpH 6.5−7.0に中和した。冷却、濾過、乾燥を経た。9−アミノノナン酸45.6gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.6%であった。
実施例3.ナイロン13モノマーとテトラデカン二酸の共同製造
14−ケトアラキジン酸メチル102.2gをアニソール500mLに溶解して、ヒドロキシルアミン16.5gを含有する硫酸ヒドロキシルアミン水溶液(8%濃度)を加えた。75〜85℃で激しく8時間撹拌して、アンモニア水で系のpHを4.5〜5.0に保持した。HPLC分析をしたところ、全部の原料は14−オキシムアラキジン酸メチルに変換された。
水相を分離した。有機相を減圧下で50mL蒸発除去して水を除去した後、塩化p-トルエンスルホニル1.2gと塩化亜鉛1.5gを加えて、90〜105℃で撹拌して2時間反応させて、ベックマン転位反応を完了し、水50mLを加えて反応を停止した。水相を分離した後に減圧下でアニソールを回収し、残留物を冷却させて硬化し、混合アミド酸メチルを得た。
上記固体を加熱して8%水酸化ナトリウム水溶液700mLに溶解して、高圧釜内に入れ、150℃で5時間加水分解した。HPLC分析をしたところ、加水分解は終了する。
加水分解液に水600mL、活性炭2gを加えて、90℃で45分間脱色した。濾過して炭素を除去した後、80〜90℃で30%塩酸を用いてpH 7.0−7.5に中和した。室温に冷却させて、濾過、水洗、乾燥を経て13−アミノトリデカン酸62.7gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.5%であった。
母液を85℃に加熱して、30%塩酸でpH 1になるまで酸性化して、大量の固体を生成した。室温に冷却させて、濾過、水洗、メタノール洗浄、乾燥を経てテトラデカン二酸70.6gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.7%であった。
実施例4.12−ケトステアリン酸メチルのアンモ酸化・オキシム化反応
12−ケトステアリン酸メチル95gをトルエン500mlに溶解して、チタンシリカライト分子篩20gを加え、撹拌しながら70℃に昇温し、2時間かけて27.5質量%の過酸化水素水50mlと25質量%のアンモニア水70mlを同時に均一に滴下した。75℃で撹拌して60分間反応させた後、冷却して静置して分層させた。HPLC分析をしたところ、原料は完全に12−オキシムステアリン酸メチルに変換された。次に、実施例1と同様にして操作して、11−アミノウンデカン酸56.5gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.5%、ドデカン二酸は63.7gであった。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.3%であった。
実施例5.硫酸による12−オキシムステアリン酸メチルのベックマン転位反応の触媒
98%硫酸100mlに、実施例1の操作により乾燥させて得た12−オキシムステアリン酸メチル20gを原料として加えて、HPLC分析をしたところ、純度は99.2%であった。100℃に緩やかに加熱して、1時間保温し、室温に冷却させた後、砕氷200gに投入して、撹拌後、濾過して混合アミドエステル18gを得た。次に、実施例1と同様にして操作して、11−アミノウンデカン酸8.9gを得た。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.2%、ドデカン二酸は9.6gであった。HPLC分析をしたところ、生成物の純度は99.4%であった。
上記実施例は本発明の技術発想及び技術の特徴を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の主旨に基づいてなさる等価変換又は修飾はすべて本発明の保護範囲に属する。

Claims (10)

  1. 長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法であって、
    (1)下記式を有するケト酸誘導体(I)を溶剤においてヒドロキシルアミンとオキシム化反応させて、又はケト酸誘導体(I)を溶剤においてアンモ酸化・オキシム化反応を発生させて、ヒドロキサム酸誘導体(II)を生産するステップと、
    (2)脱水乾燥したヒドロキサム酸誘導体を溶剤においてベックマン転位反応させて下記式を有する混合アミド誘導体(IIIa)と(IIIb)を生成するステップと、
    (3)上記混合アミド誘導体を加水分解して、下記式を有する長鎖アミノ酸(V)と二塩基酸(IV)を生成するステップとを含むことを特徴とする長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
    Figure 2018535201
    (上記式中、前記XはOR又はNR1R2であり、前記ORはC1−C8の一価アルコール又はポリオール、たとえばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール又はグリセロール等である。RとRはそれぞれ水素とC−Cアルキル基である。mは0−10の整数である。nは6−20の整数である。)
    Figure 2018535201
  2. オキシム化反応の温度が0℃−100℃、pHが3−14に保持されることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  3. ベックマン転位反応の触媒が硫酸、或いは、酸性活性ハロゲン化合物又は酸性活性ハロゲン化合物とルイス酸を含有する混合物であることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  4. オキシム化反応とベックマン転位反応用の溶剤として、異なる溶剤又は同一溶剤が使用できることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  5. ベックマン転位反応の生成物が混合アミド誘導体(IIIa)と(IIIb)であることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  6. 混合アミド誘導体を酸加水分解して、長鎖アミノ酸(V)と二塩基酸(IV)を生成することを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  7. 混合アミド誘導体をアルカリ加水分解して、長鎖アミノ酸(V)と二塩基酸(IV)を生成することを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  8. 長鎖アミノ酸と二塩基酸を、加水分解混合物から、多段中和法により分離して精製することを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  9. 長鎖アミノ酸が長鎖ナイロンを生産するためのモノマーとして使用できることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
  10. 長鎖二塩基酸が長鎖ナイロンを生産するためのモノマーとして使用できることを特徴とする請求項1に記載の長鎖アミノ酸と二塩基酸の共同製造方法。
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