JP2018532027A - 新規なアルキルフェノール樹脂及びこの調製方法 - Google Patents

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Abstract

アルキルアルデヒド及びフェノールを使用する組成物、方法及び樹脂が本明細書において提供される。一実施形態では、アルキルフェノール樹脂を含む組成物は、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフェノールモノマー;並びに
5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒドを縮合させることによって調製できる。本出願のアルキルフェノール樹脂は、オクチルフェノール又はノニルフェノールモノマーを含まない。一実施形態では、アルキルフェノール樹脂はホルムアルデヒドを使用して調製されてもよく、又は別の実施形態では、ホルムアルデヒドを使用せずにアルキルフェノール樹脂が調製されてもよい。これらの新しい代替アルキルフェノール樹脂を製造する方法は、費用効果の高い方法であり、規模拡大が容易である。

Description

関連出願データ
本出願は、2015年10月29日に出願された米国仮特許出願第62/248,114号の利益を主張し、この出願の全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、樹脂及びこの調製方法に関する。本発明は、特に、アルキルフェノール樹脂及びこの調製方法に関する。
オクチルフェノールは環境上の懸念があることが知られている。例えば、1976年以来、英国では、このような化合物を洗剤の製造に使用しないという自主協定がなされている。国際レベルでは、オスパール条約の下でオクチルフェノールの使用を段階的に廃止することが推奨されており、北東大西洋及びバルト海それぞれの海洋環境を保護するヘルシンキ条約の下で優先行動の物質として挙げられている。
ノニルフェノールもまた環境上の懸念がある。米国環境保護庁は、環境中、特に水生環境中でノニルフェノールが持続し、中程度に生物濃縮性であり、水生生物に極めて有毒であるという立場を取っている。ノニルフェノールがインビトロ及びインビボアッセイの両方においてエストロゲン特性を示すということも環境保護庁の立場である。
2014年9月25日、環境保護庁は、製造業者が15のノニルフェノール(NP)及びノニルフェノールエトキシレート(NPE)の使用を開始又は再開する前に、保護庁の審査を要求するために重要新規利用規則(Significant New Use Rule)を提案した。
アルキルフェノール樹脂の製造には、オクチルフェノール及びノニルフェノールの両方が一般的に使用される。
アルキルフェノール樹脂を製造する技術において、オクチルフェノールモノマー及び/又はノニルフェノールモノマーが低減された又は全く使用されないような樹脂を調製し、これによってオクチルフェノール又はノニルフェノールモノマーをほとんど又はさらには全く含まない樹脂を製造することが当該技術分野において望ましい。
一態様では、本発明は、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるフェノールモノマー;並びに5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒドを含む反応混合物を縮合させることによって調製されるアルキルフェノール樹脂を含む組成物である。
別の態様では、本発明は、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるフェノールモノマー;並びに5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒドを含む反応混合物を縮合させる工程を含むアルキルフェノール樹脂を製造する方法である。
さらに別の態様では、本発明は、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるフェノールモノマー;並びに5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒドを含む反応混合物を縮合させることによって調製されるアルキルフェノール樹脂を使用して調製された製造品である。
本出願のアルキルフェノール樹脂の使用は、オクチル又はノニルフェノールから誘導された従来のアルキルフェノール樹脂に関連する規制懸念を克服するための環境的に許容可能な解決策を提供する。いくつかの実施形態では、アルケニルフェノール樹脂は、オクチルフェノール及びノニルフェノールモノマー(残留物又は他のもの)を含まない。他の実施形態では、本出願のアルケニルフェノール樹脂はまた、ホルムアルデヒドを含まなくてもよい。
本出願の方法の一実施形態では、アルキルフェノール樹脂は、少なくとも1つのアルキルアルデヒドと、フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール、これらの異性体及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフェノールモノマーとを含む反応混合物を縮合させることによって調製される。適切な異性体には、オルト−、メタ−及びパラ−異性体、例えばオルト−、メタ−及びパラ−クレゾールが含まれ、これらの異性体は、本出願の方法で使用することができる。
本出願の趣旨上、アルキルレゾルシノールは、環上に1又は2つのアルキル鎖を有するジヒドロキシベンゼンである。アルキル鎖は、1〜3個の炭素を有していてもよい。
本出願の方法に有用なアルキルアルデヒドは、5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する任意のアルデヒドである。いくつかの実施形態では、アルキルアルデヒドは、3,5,5−トリメチルヘキサナール、ノナナール、2−エチルヘキサナール及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
本出願の方法は、オクチルフェノールとノニルフェノールとの両方が実質的に存在しない状態で実施され得ることに留意することが重要である。本出願の趣旨上、「実質的に存在しない」という用語は、フェノールモノマーがフェノールモノマーの総重量の0重量%〜5重量%未満のオクチルフェノール及びノニルフェノールモノマーの濃度を有することを意味する。いくつかの実施形態において、これらのモノマーの濃度は、0重量%〜1重量%未満である。さらに他の実施形態では、これらのモノマーの濃度は、0重量%〜0.1重量%未満である。一実施形態では、フェノールモノマーは、オクチルフェノール及びノニルフェノールを含まない。
アルキルフェノール樹脂はまた、ノボラック樹脂及びレゾール樹脂の形態であってもよい。本明細書に記載のアルキルフェノール樹脂を形成するために、塩基触媒を使用して調製した場合、レゾール樹脂が形成され、酸触媒を用いて調製した場合、ノボラックが形成される。適切な塩基触媒の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、有機アミン、炭酸ナトリウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。適切な酸触媒の例としては、塩酸、硫酸、リン酸、スルホン酸、スルファミド酸、ハロ酢酸及びこれらの組み合わせが挙げられる。例えば、一実施形態では、本出願のアルケニルフェノールアルデヒド樹脂を調製するために使用される酸触媒は、p−トルエンスルホン酸又はドデシルベンゼンスルホン酸である。
また、フェノールモノマーをアルデヒドと反応させてアルキルフェノール樹脂を調製する場合、反応に使用される反応物のモル比は、いくつかの実施形態では、樹脂の分子構造及び物理的特性を決定し得る。ノボラック型樹脂を調製することが望ましい場合、酸触媒を用いて、0.5:1〜1:1(例えば0.5:1〜0.8:1)のアルデヒド:フェノールの比が、熱可塑性の特徴を有するノボラック樹脂を形成する。塩基触媒を用いて、より高いアルデヒド:フェノールの比(例えば、1:1〜3:1を超える。)では高温で熱硬化する能力を特徴とする、レゾール樹脂を形成する。
本出願のアルキルフェノール樹脂は、ホルムアルデヒドの存在又は非存在に関して、少なくとも3つの異なる実施形態にあってもよい。
一実施形態では、アルキルフェノール樹脂は、ホルムアルデヒドを含まない樹脂の形態である。ホルムアルデヒドを含まないアルキルフェノール樹脂の場合、アルデヒド対フェノールモノマーのモル比は、約0.75:1〜約0.9:1、例えば0.85:1であってもよい。ホルムアルデヒドを含まないアルキルフェノール樹脂は、2000ダルトン未満、例えば1000ダルトン〜2000ダルトン未満の分子量(Mw)を有する。
アルキルフェノール樹脂がホルムアルデヒドを含まない樹脂の形態である場合、少なくとも1つのアルキルアルデヒドと、ホルムアルデヒド(ホルムアルデヒドモノマー)を含まない少なくとも1つのフェノールモノマーとの反応混合物の縮合反応を行うことにより調製される。一実施形態では、アルキルフェノール及びアルキルアルデヒドは、酸触媒の存在下で反応させる。適切な酸触媒には、無機酸又は有機酸、例えば塩酸、硫酸、リン酸、スルホン酸、スルファミド酸、ハロ酢酸、又はこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。又はアルキルフェノール及びアルキルアルデヒドを、酸触媒の存在下で反応させる。アルキルフェノール樹脂は、酸触媒が使用される場合はノボラック樹脂を形成し、塩基触媒が使用される場合はレゾール樹脂を形成し得る。
別の実施形態では、アルキルフェノール樹脂を形成するためにホルムアルデヒドが使用される。ホルムアルデヒド含有アルキルフェノール樹脂は、ノボラック樹脂及びレゾール樹脂であってもよい。ノボラック樹脂は、2000ダルトン〜50000ダルトンの分子量を有してもよく、レゾール樹脂は、2000ダルトン〜20000ダルトンの分子量を有してもよい。
ホルムアルデヒド含有アルキルフェノール樹脂の場合、モル比は以下のように多段階法で記載され得る。2000ダルトン〜50000ダルトンの分子量を有するノボラック樹脂の場合、第1工程は、アルデヒド対フェノールモノマーのモル比が約0.25:1〜約0.9:1、より好ましくは約0.5:1〜約0.85:1であってもよく、第2工程では、ホルムアルデヒド対フェノールモノマーのモル比は、約0.25:1〜約0.75:1、より好ましくは約0.25:1〜約0.5:1であってもよい。2000ダルトン〜20000ダルトンの分子量を有するレゾール型樹脂の場合、第1工程は、アルデヒド対フェノールモノマーのモル比が約0.25:1〜約0.9:1、より好ましくは約0.5:1〜約0.75:1であってもよく、第2工程では、ホルムアルデヒド対フェノールモノマーのモル比は、約0.25:1〜約1.25:1、より好ましくは約0.5:1〜約1:1であってもよい。
記載された実施形態の全てについて、有機溶媒が縮合反応に使用され得、この有機溶媒は水と共沸混合物を形成してもよい。例えば、本出願の方法のいくつかの実施形態では、n−ブタノール、トルエン、キシレン及びこれらの混合物がこのように使用されてもよい。一実施形態では、溶媒及び反応物混合物を加熱して、約90〜約200℃の温度で水を除去してもよい。いくつかの実施形態では、温度範囲は約100〜約160℃であってもよい。
いくつかの実施形態において、溶媒はまた、縮合反応の間又は後に除去される。他の実施形態では、縮合条件下でプロトンを放出しない溶媒は、縮合反応後に生成物中に残留し得る。
樹脂が形成された後、触媒は中和されてもよい。縮合過程の樹脂が、脂肪族及び/又は芳香族炭化水素又は炭化水素混合物、例えば石油留分、ケロシン、デカン、ペンタデカン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、又は当業者に有用であることが知られている他の市販の溶媒で希釈され得又はさらに希釈され得る後に、樹脂は直接又は触媒の中和後に使用することができる。
本出願のアルキルフェノール樹脂は、オクチルフェノール又はノニルフェノールモノマーを含まないか又は実質的に含まない。これらの樹脂はまた、ホルムアルデヒドを含まなくてもよい。これらの新しい代替アルキルフェノール樹脂を製造する方法は、費用効果の高い方法であり、規模拡大が容易である。
本出願の方法の1つの利点は、アルキル化反応及び重合反応の両方が1つの工程で同時に起こり得ることである。これは、特に商業的規模に拡大された操作において、実質的な費用便益を提供することができる。
従来のアルキルフェノール樹脂では、アルキル鎖はペンダント基としてフェノール環のパラ位に結合していたが、本出願のアルキルフェノール樹脂ではアルキル鎖は2つのフェノール環の間の架橋として機能し、主ポリマー骨格の一部である。ポリマー構造のこの独特の違いのために、樹脂は独自の化学的特性を有することが期待される。
アルキルフェノールアルデヒド樹脂の相対溶解度数(Relative Solubility Number:RSN)値は、オクチル又はノニルフェノールに由来する同様の分子量の従来のアルキルフェノール樹脂よりも低い。RSNは、非イオン性界面活性剤の疎水性−親水性組成を決定する方法である。RSN値は、持続的又は永続的な濁度を生成するのに必要な水の量である。ここで報告されるこれらの新規なアルキルフェノール樹脂の全体的な相対溶解度数(RSN)値は、約7.5〜約12.5、例えば約8〜約10.5であり、これらの値は、ノニルフェノール及びホルムアルデヒドから製造された同様の分子量のBakelite PF6920CLノニルフェノールノボラックポリマーと比較した場合に低い値であり、Bakelite PF6920CL 樹脂の通常のRSN値範囲は、13.0〜17.0である。
この新規な方法の別の利点は、少量のホルムアルデヒドを使用することにより、アルキルフェノール樹脂をより高分子量のノボラック樹脂に転化でき、さらにこれらを熱硬化性レゾール樹脂に転化できるという多用途性である。同時に、混合アルデヒド技術の使用により、ホルムアルデヒドの排出を低減する。
以下の実施例は、本発明を説明するために提供される。実施例は、本発明の範囲を限定するものではなく、このように解釈されるべきではない。量は、特に明記しない限り、重量部又は重量パーセントである。分子量はGPCにより決定され、M(重量平均分子量)である。
[実施例1]
ホルムアルデヒドを含まないアルキルフェノール樹脂を、以下の方法に従って調製する:
1)フェノール、4−ドデシルベンゼンスルホン酸及び芳香族炭化水素の溶媒(ナフタレンを含まない;Sure Sol(R)150 ND)を入れる;
2)反応器の内容物を100℃に加熱する;
3)徐々に3,5,5−トリメチルヘキサナールを供給する;
4)反応温度を130℃に上げ、2〜4時間還流する;
5)共沸蒸留方法により水を140℃で6〜10時間で除去する;
6)50%水酸化ナトリウムで中和する;
7)残留水及び溶媒を真空蒸留し、次いで熱溶融物を清潔なパンに注ぎ出す。
3,5,5−トリメチルヘキサナールに対するフェノールの比は0.85である。得られたアルキルフェノール樹脂は、1,812の分子量及び2.24の多分散性を有する。また、ポリマーの形成は、FTIR及び13C−NMRスペクトルの両方によって確実に確認されている。10.4の相対溶解度数(RSN)値は、ノニルフェノール及びホルムアルデヒドから製造された同様の分子量のBakelite PF6920CLノニルフェノールノボラックポリマーと比較して低く、Bakelite PF6920CL樹脂の典型的なRSN値範囲は13.0〜17.0である。
[実施例2]
ホルムアルデヒドを含まないアルキルフェノール樹脂を、以下の方法に従って調製する:
1)フェノール、4−ドデシルベンゼンスルホン酸及び芳香族炭化水素の溶媒(ナフタレンを含まない;Sure Sol(R)150 ND)を入れる;
2)反応器の内容物を100℃に加熱する;
3)徐々に3,5,5−トリメチルヘキサナールを供給する;
4)反応温度を130℃に上げ、2時間還流する;
5)還流後、共沸蒸留方法により水を除去する;
6)5〜7時間後に軽真空を加えて最後に残った量の水を除去する;
7)反応フラスコを40℃に冷却する;
8)50%水酸化ナトリウムで中和する;
9)10分間混合し、次いで樹脂溶液を容器に注ぎ出す。
3,5,5−トリメチルヘキサナールに対するフェノールの比は0.73である。得られたアルキルフェノール樹脂の分子量は1,292であり、相対溶解度数は9.73である。
[実施例3]
ノボラックアルキルフェノール樹脂は、以下の方法に従って調製される:
1)フェノール、4−ドデシルベンゼンスルホン酸及び芳香族炭化水素の溶媒(ナフタレンを含まない;Sure Sol(R)150 ND)を入れる;
2)反応器の内容物を100℃に加熱する;
3)徐々に3,5,5−トリメチルヘキサナールを供給する;
4)120℃で共沸蒸留方法により7〜10時間還流し、経時的に回収された水を除去する;
5)反応温度を100℃に下げる;
6)30〜60分間にわたって50%ホルムアルデヒドをゆっくりと供給する;
7)反応物を100℃で2時間還流する;
8)130℃で5時間、共沸蒸留方法により水を除去する;
9)反応混合物を40℃に冷却する;
10)50%水酸化ナトリウムで中和する;
11)軽真空下での蒸留のために、反応温度を120℃に上昇させる;
12)いったん水がほとんど又は全くなくなれば、軽く冷却して注ぎ出す。
3,5,5−トリメチルヘキサナールに対するフェノールの比は0.5である。ホルムアルデヒドに対するフェノールの比は0.50である。得られたノボラック樹脂は、18,889の分子量及び7.94の相対溶解度数を有する。
[実施例4]
第2のノボラックアルキルフェノール樹脂は、実施例3のものと実質的に同一に調製される。これは53,734の分子量及び相対溶解度数8.17を有する。
[実施例5]
第3のノボラックアルキルフェノール樹脂は、実施例3のものと実質的に同一に調製される。これは17,415の分子量を有する。
[実施例6]
レゾールアルキルフェノール樹脂は、以下の方法に従って調製される:
1)フェノール及び4−ドデシルベンゼンスルホン酸を入れる;
2)95℃に加熱する;
3)ノナナールを供給する;
4)130℃で5時間還流する;
5)ブタノールを入れる;
6)60℃まで冷却し、50%水酸化ナトリウムをゆっくりと入れる;
7)65℃でホルムアルデヒドの供給を開始する;
8)85℃まで加熱し、5時間までレゾール還流する;
9)40℃に冷却し、次いで37.5%のリン酸を入れて中和する;
10)真空蒸留のために65℃に加熱する;
11)いったん水又はブタノールがほとんど又は全くなくなれば、真空蒸留を終了し、メタノールを入れる;
12)25ミクロンのフィルターバッグで濾過する。
フェノール対3,5,5−トリメチルヘキサナールの比は0.75である。ホルムアルデヒドに対するフェノールの比は1.22である。得られたレゾール樹脂は4,108の分子量を有する。固形分パーセント濃度は61.9%である。標準的なレゾール樹脂と同様に、この樹脂のDSCも一方は154.8℃、他方は213.5℃の2つの異なる転移を示し、熱架橋していることを示す。
[実施例7]
第2のレゾールアルキルフェノール樹脂は、ホルムアルデヒドに対するフェノールの比が1.22であることを除いて、実施例6の場合と実質的に同一に調製される。この樹脂は22,392の分子量及び7.49の相対溶解度数を有する。固形分パーセント濃度は59.9%である。
[実施例8]
ノボラックアルキルフェノール樹脂は、以下の方法に従って調製される:
1)フェノール及び4−ドデシルベンゼンスルホン酸を入れる;
2)100℃に加熱する;
3)徐々に2−エチルヘキサナールを供給する;
4)共沸蒸留方法により120〜140℃で7〜10時間還流し、経時的に回収される水を除去する;
5)反応混合物を100℃まで冷却する;
6)徐々にホルムアルデヒドを30〜60分間かけて供給する;
7)100℃で2時間還流する;
8)130℃で5時間、共沸蒸留方法により水を除去する;
9)反応フラスコを40℃に冷却する;
10)バッチを中和するために50%水酸化ナトリウムを入れる;
11)軽真空下で蒸留するために120℃に加熱する;
12)いったん水がほとんど又は全くなくなれば、真空を解除し、反応器の内容物をパンに注ぎ出す。
2−エチルヘキサナールに対するフェノールの比は0.75であり、ホルムアルデヒドに対するフェノールの比は0.25である。得られたノボラック樹脂の分子量は1781であり、相対溶解度数は11.8、軟化点は98℃である。この樹脂の軟化点は、オクチルフェノールとホルムアルデヒドから製造された標準オクチルフェノールノボラック樹脂の範囲内である。
本発明は、特定の実施形態を参照して記載し、説明してきたが、当業者であれば、本発明は必ずしも本明細書に説明されていない変形形態に適していることが理解される。

Claims (19)

  1. フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフェノールモノマー、並びに
    5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒド、
    を含む反応混合物を縮合させることによって調製されるアルキルフェノール樹脂を含む、組成物。
  2. フェノールモノマーが、フェノールモノマーの総重量の0重量%〜5重量%未満のオクチルフェノール及びノニルフェノールモノマーの濃度を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. フェノールモノマーが、オクチルフェノール及びノニルフェノールモノマーを含まない、請求項1に記載の組成物。
  4. 縮合反応が、ホルムアルデヒドを含まない、請求項1に記載の組成物。
  5. 縮合反応が、ホルムアルデヒドをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  6. アルキルフェノール樹脂が、ノボラック樹脂又はレゾール樹脂を含む、請求項1に記載の組成物。
  7. 縮合反応が、酸触媒、塩基触媒、有機溶媒、又はこれらの組み合わせをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  8. フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフェノールモノマー、並びに
    5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒド、
    を含む反応混合物を縮合させる工程を含む、アルキルフェノール樹脂を製造する方法。
  9. 反応混合物が、フェノールモノマーの総重量の0重量%〜5重量%未満のオクチルフェノール及びノニルフェノールモノマーの濃度を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 縮合反応が、ホルムアルデヒドを含まない、請求項8に記載の方法。
  11. 反応混合物が、ホルムアルデヒドをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  12. アルキルフェノール樹脂が、ノボラック樹脂又はレゾール樹脂を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 反応混合物が、酸触媒、塩基触媒、有機溶媒、又はこれらの組み合わせをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  14. フェノール、クレゾール、レゾルシノール、キシレノール、エチルフェノール、アルキル及びアルキルレゾルシノール及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのフェノールモノマー、並びに
    5〜12個の炭素原子のアルキル基を有する少なくとも1つのアルキルアルデヒド、
    を含む反応混合物を縮合させることによって調製されるアルキルフェノール樹脂を用いて調製される、製造品。
  15. 反応混合物が、フェノールモノマーの総重量の0重量%〜5重量%未満のオクチルフェノール及びノニルフェノールモノマーの濃度を有する、請求項14に記載の製造品。
  16. 縮合反応が、ホルムアルデヒドを含まない、請求項14に記載の製造品。
  17. 反応混合物が、ホルムアルデヒドをさらに含む、請求項14に記載の製造品。
  18. アルキルフェノール樹脂が、ノボラック樹脂又はレゾール樹脂を含む、請求項14に記載の製造品。
  19. 反応混合物が、酸触媒、塩基触媒、有機溶媒、又はこれらの組み合わせをさらに含む、請求項14に記載の製造品。
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