JP2018528162A5 - - Google Patents

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JP2018528162A5
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以下の表は、huMOV19−C442−D5の静脈内投与で処置した雌のCD−1マウスのMTD試験の処置群、用量/スケジュール、及び最下点の体重減少%の概要である。
Figure 2018528162
一態様において、本発明は以下であってもよい。
[態様1]

Figure 2018528162
(式中、
Abは、その重鎖のEU/OUナンバリング442番目にシステイン残基を有する抗体であり、前記システイン残基のチオール基S442を介して連結部分JCB’に共有結合しており、
Dは、JCB’に共有結合しているリンカーLに共有結合している細胞傷害性薬剤であり、
wは、1または2である)
で表される抗体細胞傷害性薬剤複合体またはその製薬上許容される塩。
[態様2]
442番目のシステイン残基は、組換えにより前記Abに導入されている、態様1に記載の複合体。
[態様3]
CB’は、
Figure 2018528162
であり、
s1は、システイン残基に共有結合している部位であり、s2は、基Lに共有結合している部位であり、
、R、R、及びRは、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルである、
態様1または態様2に記載の複合体。
[態様4]
CB’は、
Figure 2018528162
であり、
s1は、システイン残基に共有結合している部位であり、s2は、基Lに共有結合している部位であり、
、R、R、及びRは、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルである、
態様1または態様2に記載の複合体。
[態様5]
、R、R、及びRは、それぞれHである、態様3または態様4に記載の複合体。
[態様6]
CB’は、
Figure 2018528162
である、態様1に記載の複合体。
[態様7]
−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表され、式中、
s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
Eは、−(CR1011−、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキルであり、
Zは、不存在、−SONR−、−NRSO−、−C(=O)−NR−、−NR−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=O)−NR−(CHCHO)−、−NR−C(=O)−(CHCHO)−、−(OCHCH−C(=O)NR−、または−(OCHCH−NR−C(=O)−であり、
pは、1〜24の整数であり、
Qは、H、荷電置換基、またはイオン化可能基であり、
、R10、R11、R12、及びR13は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
q及びrは、各出現で、独立して0〜10の整数である、
態様1〜態様6のいずれか1項に記載の複合体。
[態様8]
Eは、−(CR1011−である、態様7に記載の複合体。
[態様9]
Eは、
Figure 2018528162
である、態様7に記載の複合体。
[態様10]
Zは、−C(=O)−NR−または−NR−C(=O)−である、態様7〜態様9のいずれか1項に記載の複合体。
[態様11]
は、−Hである、態様10に記載の複合体。
[態様12]
Qは、
i)H;
ii)−SOH、−Z’−SOH、−OPO、−Z’−OPO、−PO、−Z’−PO、−COH、−Z’−COH、−NR1112、もしくは−Z’−NR1415、またはその製薬上許容される塩;または、
iii)−N141516または−Z’−N141516であり、
Z’は、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、または置換されていてもよいフェニレンであり、
14、R15、及びR16は、それぞれ独立して置換されていてもよいアルキルであり、
は、製薬上許容される陰イオンである、
態様7〜態様11のいずれか1項に記載の複合体。
[態様13]
Z’は、置換されていてもよいアルキレンである、態様12に記載の複合体。
[態様14]
Qは、Hまたは−SOMであり、MはH、Na、またはKである、態様7〜態様11のいずれか1項に記載の複合体。
[態様15]
、R10、R11、R12、及びR13は、すべてHであり、q及びrは、それぞれ独立して1〜6の整数である、態様7〜態様14のいずれか1項に記載の複合体。
[態様16]
−JCB’−L−は、構造式
Figure 2018528162
のいずれか1つで表され、式中、MはHまたは製薬上許容される陽イオンである、
態様1または態様2に記載の複合体。
[態様17]
−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表され、式中、
s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
19〜R22は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
m及びnは、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、
は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、
Pは、置換されていてもよいアルキレン、−(CH−CH−O)−(式中、酸素原子は、Pに連結されている−(C=O)−基に連結されている)、アミノ酸残基、または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
jは、1〜24の整数である、
態様1〜態様6のいずれか1項に記載の複合体。
[態様18]
19、R20、R21及びR22は、それぞれHであり、m及びnは、それぞれ独立して1〜6の整数である、態様17に記載の複合体。
[態様19]
Pは、アミノ酸残基、または2〜10アミノ酸残基を含むペプチドである、態様17または態様18に記載の複合体。
[態様20]
Pは、2〜5アミノ酸残基を含むペプチドである、態様19に記載の複合体。
[態様21]
各アミノ酸残基は、天然のアミノ酸、合成アミノ酸、アミノ酸アナログ、及び天然のアミノ酸と同様に機能するアミノ酸模倣体から独立して選択されるアミノ酸の残基である、態様17〜態様20のいずれか1項に記載の複合体。
[態様22]
各アミノ酸残基は、ヒスチジン、アラニン、イソロイシン、アルギニン、ロイシン、アスパラギン、リジン、アスパラギン酸、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、グルタミン酸、スレオニン、グルタミン、トリプトファン、グリシン、バリン、プロリン、セリン、チロシン、N−メチル−ヒスチジン、N−メチル−アラニン、N−メチル−イソロイシン、N−メチル−アルギニン、N−メチル−ロイシン、N−メチル−アスパラギン、N−メチル−リジン、N−メチル−アスパラギン酸、N−メチル−メチオニン、N−メチル−システイン、N−メチル−フェニルアラニン、N−メチル−グルタミン酸、N−メチル−スレオニン、N−メチル−グルタミン、N−メチル−トリプトファン、N−メチル−グリシン、N−メチル−バリン、N−メチル−プロリン、N−メチル−セリン、N−メチル−チロシン、ヒドロキシプロリン、γ−カルボキシグルタマート、セリノシステイン、O−ホスホセリン、ホモセリン、ノルロイシン、メチオニンスルホキシド、メチオニンメチルスルホニウム、シトルリン、オルニチン、システインスルホン酸、システインスルフィン酸、3−アミノアラニン、3−ジメチルアミノアラニン、2−アミノ−4−(ジメチルアミノ)ブタン酸、2,4−ジアミノブタン酸、2−アミノ−6−(ジメチルアミノ)ヘキサン酸、2−アミノ−5−(ジメチルアミノ)ペンタン酸、及びβ−アラニンからなる群(それぞれ独立してLまたはD異性体として)より独立して選択されるアミノ酸の残基である、態様21に記載の複合体。
[態様23]
各アミノ酸残基は、独立して選択されるグリシンまたはアラニンの残基である、態様22に記載の複合体。
[態様24]
Pは、プロテアーゼで切断可能なペプチドである、態様17〜態様23のいずれか1項に記載の複合体。
[態様25]
Pは、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N−トシル−Arg、Phe−N−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号14)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号15)、Gly−Phe−Leu−Gly(配列番号16)、Val−Arg、Arg−Val、Arg−Arg、Val−D−Cit、Val−D−Lys、Val−D−Arg、D−Val−Cit、D−Val−Lys、D−Val−Arg、D−Val−D−Cit、D−Val−D−Lys、D−Val−D−Arg、D−Arg−D−Arg、Ala−Ala、Ala−D−Ala、D−Ala−Ala、及びD−Ala−D−Ala.、Gly−Gly−Gly、Ala−Ala−Ala、D−Ala−Ala−Ala、Ala−D−Ala−Ala、Ala−Ala−D−Ala、Ala−Val−Cit、Ala−Val−Ala、及びβ−Ala−Gly−Gly−Glyからなる群より選択される、態様17に記載の複合体。
[態様26]
Pは、Gly−Gly−Gly、Ala−Ala−Ala、D−Ala−Ala−Ala、Ala−D−Ala−Ala、Ala−Val−Ala、またはβ−Ala−Gly−Gly−Glyである、態様25に記載の複合体。
[態様27]
−JCB’−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表される、態様17に記載の複合体。
[態様28]
−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表され、式中、
s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
23及びR24は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
m’は、0〜10の整数であり、
h’は、Hまたは置換されていてもよいアルキルである、
態様1〜態様6のいずれか1項に記載の複合体。
[態様29]
23及びR24は、どちらもHであり、m’は、1〜6の整数である、態様28に記載の複合体。
[態様30]
’はHである、態様28または態様29に記載の複合体。
[態様31]
−JCB’−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表される、態様28に記載の複合体。
[態様32]
Dは、ベンゾジアゼピン化合物である、態様1〜態様31のいずれか1項に記載の複合体。
[態様33]
Dは、インドリノベンゾジアゼピン化合物である、態様32に記載の複合体。
[態様34]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは、−Hまたはアミン保護基から選択され、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、−SOM、−SOM、または−OSOMから選択され、Mは、−Hまたは陽イオンであり、
Rは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、nは、1〜24の整数であり、Rは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、
R’及びR”は、−H、−OH、−OR、−NRRg’、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、O、S、N、及びPから選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環、PEG基−(CHCHO)−Rからそれぞれ独立して選択され、Rg’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、
X’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、フェニル、及びアミン保護基からなる群より選択され、
Y’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択され、
A及びA’は、−O−及び−S−から選択され、
W’は、不存在か、または−O−、−N(R)−、−N(R)−C(=O)−、−N(C(=O)R)−、−S−、もしくは−CH−S−、−CHNR−から選択され、
は、不存在か、または1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキルから選択され、
は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
Gは、−CH−または−N−から選択され、
は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンである、
態様1〜態様27のいずれか1項に記載の複合体。
[態様35]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表される、態様34に記載の複合体。
[態様36]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは、−OHまたは−SOMであり、
Mは、−Hまたは製薬上許容される陽イオンであり、
X’及びY’は、どちらも−Hであり、
A及びA’は、どちらも−O−であり、
は、−OMeであり、
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルである、
態様34または態様35に記載の複合体。
[態様37]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様34に記載の複合体。
[態様38]
Yは、−SOMであり、Mは、H、Na、またはKである、態様34〜態様37のいずれか1項に記載の複合体。
[態様39]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
L’、L’’、及びL’’’のうちの1つは、式
−Z−P−Z−Rx1−C(=O)− (A’)、または
−N(R)−Rx1−C(=O)− (D’)
で表され、
他の2つは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SOH、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からそれぞれ独立して選択され、
及びZのうちの1つは、−C(=O)−であり、もう1つは、−NR−であり、
は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
x1は、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−H、または1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキルであり、単結合である場合は、Xは−Hまたはアミン保護部分であり、Yは、−OR、−OCOR’、−OCOOR’、−OCONR’R’’、−NR’R’’、−NR’COR’’、−NR’NR’R’’、窒素を含む置換されていてもよい5もしくは6員複素環、−NR’(C=NH)NR’R’’で表されるグアニジウム、アミノ酸、または−NRCOP’で表されるペプチド、−SR、−SOR’、ハロゲン、シアノ、アジド、−OSOH(またはその塩)、亜硫酸(−SOHまたは−SOHまたはその塩)、メタ重亜硫酸(Hまたはその塩)、モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラ−チオリン酸(POSH、PO、POS、PSまたはその塩)、チオリン酸エステル(RO)PS(OR)、RS−、RSO、RSO、RSO、チオ硫酸(HSまたはその塩)、亜ジチオン酸(HSまたはその塩)、ジチオリン酸(P(=S)(ORk’)(S)(OH)またはその塩)、ヒドロキサム酸(Rk’C(=O)NOHまたはその塩)、及びホルムアルデヒドスルホキシラート(HOCHSO またはその塩)またはそれらの混合物から選択される脱離基であり、Rは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、−N(R、−COH、−SOH、及び−POHから選択される少なくとも1つの置換基で置換されており、Rは、さらに、本明細書で説明するアルキルの置換基で置換されていてもよく、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、Rk’は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
P’は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
Rは、各出現で、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環からなる群より独立して選択され、
R’及びR’’は、−H、−OH、−OR、−NHR、−NR、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ならびにO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環からそれぞれ独立して選択され、
は、−Hまたは1〜4個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルであり、
nは、1〜24の整数であり、
’は、−H、アミン保護基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、ならびにO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、置換されていてもよい6〜18員アリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
、R、R、R、R’、R’、R’及びR’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NCO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SO H、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からなる群よりそれぞれ独立して選択され、
は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
Gは、−CH−または−N−であり、
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、オキソ(−C(=O)−)、−CRR’O−、−CRR’−、−S−、−CRR’S−、−NR、及び−CRR’N(R)−から独立して選択され、
は、各出現で、独立して−Hまたは1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルである、
態様1〜態様6及び態様28〜態様31のいずれか1項に記載の複合体。
[態様40]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様39に記載の複合体。
[態様41]
L’、L”及びL’”のうちの1つは、式(A’)または(D’)で表され、他の2つは−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキル、ハロゲン、−OH、(C−C)アルコキシ、または−NOである、態様39または態様40に記載の複合体。
[態様42]
L’は、式(A’)で表され、L”及びL’”はどちらも−Hである、態様41に記載の複合体。
[態様43]
L’は、(D’)で表され、L”及びL’”はどちらも−Hである、態様39または態様40に記載の複合体。
[態様44]
x1は、ハロゲン、−OH、−SOH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qで置換されていてもよい、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルである、態様39〜態様43のいずれか1項に記載の複合体。
[態様45]
L’は、式
−NR−P−C(=O)−(CR−C(=O)− (B1’);
−NR−P−C(=O)−Cy−(CRs1’−C(=O)− (B2’);
−C(=O)−P−NR−(CR−C(=O)− (C1’)、または
−C(=O)−P−NR−Cy−(CRs1’−C(=O)− (C2’)
で表され、式中、
及びRは、各出現で、それぞれ独立して−H、(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qであり、
sは、1〜6の整数であり、
s1’は、0または1〜6の整数であり、
Cyは、ハロゲン、−OH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、またはハロ(C−C)アルキルで置換されていてもよい、5または6環炭素原子を有する環式アルキルである、
態様42〜態様44のいずれか1項に記載の複合体。
[態様46]
及びRは、どちらもHであり、式(B2’)及び式(C2’)のCyは、シクロヘキサンであり、Rは、HまたはMeである、態様45に記載の複合体。
[態様47]
s1’は、0または1である、態様45または態様46に記載の複合体。
[態様48]
荷電置換基またはイオン化可能基Qは、i)−SOH、−Z’−SOH、−OPO、−Z’−OPO、−PO、−Z’−PO、−COH、−Z’−COH、−NR1112、もしくは−Z’−NR1112、またはその製薬上許容される塩、またはii)−N141516または−Z’−N141516であり、Z’は、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、または置換されていてもよいフェニレンであり、R14〜R16は、それぞれ独立して置換されていてもよいアルキルであり、Xは、製薬上許容される陰イオンである、態様39〜態様47のいずれか1項に記載の複合体。
[態様49]
Qは、−SOHまたはその製薬上許容される塩である、態様48に記載の複合体。
[態様50]
は、2〜10アミノ酸残基を含むペプチドである、態様39〜態様49のいずれか1項に記載の複合体。
[態様51]
は、2〜5アミノ酸残基を含むペプチドである、態様50に記載の複合体
[態様52]
は、Gly−Gly−Gly、Ala−Val、Val−Ala、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N−トシル−Arg、Phe−N−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号14)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号15)、Gly−Phe−Leu−Gly(配列番号16)、Val−Arg、Arg−Val、Arg−Arg、Val−D−Cit、Val−D−Lys、Val−D−Arg、D−Val−Cit、D−Val−Lys、D−Val−Arg、D−Val−D−Cit、D−Val−D−Lys、D−Val−D−Arg、D−Arg−D−Arg、Ala−Ala、Ala−D−Ala、D−Ala−Ala、D−Ala−D−Ala、Ala−Met、またはMet−Alaである、態様51に記載の複合体。
[態様53]
は、Gly−Gly−Gly、Ala−Val、Ala−Ala、Ala−D−Ala、D−Ala−Ala、またはD−Ala−D−Alaである、態様52に記載の複合体。
[態様54]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、二重結合を表す、態様39〜態様53のいずれか1項に記載の複合体。
[態様55]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合を表し、Xは、−Hまたはアミン保護基であり、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、窒素を含む置換されていてもよい5または6員複素環、−SOM、−SOM、及び−OSOMから選択され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、態様39〜態様53のいずれか1項に記載の複合体。
[態様56]
は、−SOM、−OH、−OMe、−OEt、または−NHOHから選択される、態様55に記載の複合体。
[態様57]
は、−SOMまたは−OHであり、Mは、H、Na、またはKである、態様56に記載の複合体。
[態様58]
’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、及びフェニルからなる群より選択される、態様39〜態様57のいずれか1項に記載の複合体。
[態様59]
’は、−H、−OH、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、またはフェニルである、態様58に記載の複合体。
[態様60]
’は、−H、−OH、または−Meである、態様59に記載の複合体。
[態様61]
’は−Hである、態様59に記載の複合体。
[態様62]
’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択される、態様39〜態様61のいずれか1項に記載の複合体。
[態様63]
’は、−H、オキソ基、(C−C)アルキル、またはハロ(C−C)アルキルである、態様62に記載の複合体。
[態様64]
’は、−Hまたはオキソである、態様62に記載の複合体。
[態様65]
’は−Hである、態様62に記載の複合体。
[態様66]
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、−S−、−NR−、及びオキソ−(C=O)−から選択される、態様39〜態様65のいずれか1項に記載の複合体。
[態様67]
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−及び−S−から選択される、態様66に記載の複合体。
[態様68]
A及びA’は、−O−である、態様67に記載の複合体。
[態様69]
は、−OMeである、態様39〜態様68のいずれか1項に記載の複合体。
[態様70]
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、独立して−H、ハロゲン、−NO、−OH、(C−C3−)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシである、態様39〜態様69のいずれか1項に記載の複合体。
[態様71]
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hである、態様70に記載の複合体。
[態様72]
R、R’、R”、及びRは、それぞれ独立して−Hまたは(C−C)アルキルである、態様39〜態様71のいずれか1項に記載の複合体。
[態様73]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hであり、
は、−OMeであり、
’及びY’は、どちらも−Hであり、
A及びA’は、−O−であり、
Mは、H、Na、またはKである、
態様39〜態様53のいずれか1項に記載の複合体。
[態様74]
Dは、構造式
Figure 2018528162
Figure 2018528162
で表され、式中、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
態様39に記載の複合体。
[態様75]
構造式
Figure 2018528162
Figure 2018528162
Figure 2018528162
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、Abは、抗体であり、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
態様1に記載の複合体。
[態様76]
Mは、存在する場合は、H、Na、またはKである、態様1〜態様75のいずれか1項に記載の複合体。
[態様77]
wは2である、態様1〜態様76のいずれか1項に記載の複合体。
[態様78]
構造式
D−L−JCB
(式中、
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは、−Hまたはアミン保護基から選択され、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、−SOM、−SOM、または−OSOMから選択され、Mは、−Hまたは陽イオンであり、
Rは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、nは1〜24の整数であり、Rは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、
R’及びR”は、−H、−OH、−OR、−NRRg’、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、O、S、N、及びPから選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環、PEG基−(CHCHO)−Rからそれぞれ独立して選択され、Rg’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、
X’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、フェニル、及びアミン保護基からなる群より選択され、
Y’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択され、
A及びA’は、−O−及び−S−から選択され、
W’は、不存在か、または−O−、−N(R)−、−N(R)−C(=O)−、−N(C(=O)R)−、−S−もしくは−CH−S−、−CHNR−から選択され、
は、不存在か、または1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキルから選択され、
は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
Gは、−CH−または−N−から選択され、
は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表され、式中、
s3は、JCBに共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
Eは、−(CR1011−、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキルであり、
Zは、不存在、−SONR−、−NRSO−、−C(=O)−NR−、−NR−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=O)−NR−(CHCHO)−、−NR−C(=O)−(CHCHO)−、−(OCHCH−C(=O)NR−、または−(OCHCH−NR−C(=O)−であり、
pは、1〜1000の整数であり、
Qは、H、荷電置換基、またはイオン化可能基であり、
、R10、R11、R12、及びR13は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
q及びrは、各出現で、独立して0〜10の整数であり、
CBは、
Figure 2018528162
X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
Figure 2018528162
である)
で表される化合物またはその製薬上許容される塩。
[態様79]
CBは、
Figure 2018528162
X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
Figure 2018528162
である、態様78に記載の化合物。
[態様80]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様78または態様79に記載の化合物。
[態様81]
、R、R、及びRは、それぞれHである、態様78、態様79、または態様80に記載の化合物。
[態様82]
CBは、
Figure 2018528162
である、態様78または態様79に記載の化合物。
[態様83]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
Mは、−Hまたは製薬上許容される陽イオン(たとえばNa)であり、
X’及びY’は、どちらも−Hであり、
A及びA’は、どちらも−O−であり、
は、−OMeであり、
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルである、
態様78〜態様82のいずれか1項に記載の化合物。
[態様84]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様78または態様79に記載の化合物。
[態様85]
Yは、−SOMであり、Mは、H、Na、またはKである、態様78〜態様84のいずれか1項に記載の化合物。
[態様86]
Eは、−(CR1011−である、態様78〜態様85のいずれか1項に記載の化合物。
[態様87]
Eは、
Figure 2018528162
である、態様86に記載の化合物。
[態様88]
Zは、−C(=O)−NR−または−NR−C(=O)−である、態様78〜態様87のいずれか1項に記載の化合物。
[態様89]
は−Hである、態様88に記載の化合物。
[態様90]
Qは、
i)H;
ii)−SOH、−Z’−SOH、−OPO、−Z’−OPO、−PO、−Z’−PO、−COH、−Z’−COH、−NR1112、もしくは−Z’−NR1415、またはその製薬上許容される塩;または、
iii)−N141516または−Z’−N141516であり、
Z’は、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、または置換されていてもよいフェニレンであり、
14、R15、及びR16は、それぞれ独立して置換されていてもよいアルキルであり、
は、製薬上許容される陰イオンである、
態様78〜態様89のいずれか1項に記載の化合物。
[態様91]
Z’は、置換されていてもよいアルキレンである、態様90に記載の化合物。
[態様92]
Qは、Hまたは−SOMであり、Mは、H、Na、またはKである、態様78〜態様89のいずれか1項に記載の化合物。
[態様93]
、R10、R11、R12、及びR13は、すべてHであり、q及びrは、それぞれ独立して1〜6の整数である、態様78〜態様92のいずれか1項に記載の化合物。
[態様94]
−L−JCBは、構造式
Figure 2018528162
で表され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、態様78〜態様85に記載の化合物。
[態様95]
構造式
Figure 2018528162
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様78に記載の化合物。
[態様96]
構造式
D−L−JCB
(式中、
Dは、構造式
Figure 2018528162
または
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
L’、L’’、及びL’’’のうちの1つは、式
−Z−P−Z−Rx1−C(=O)− (A’)、または
−N(R)−Rx1−C(=O)− (D’);
で表され、他の2つは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SOH、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からそれぞれ独立して選択され、
及びZのうちの1つは、−C(=O)−であり、もう1つは、−NR−であり、
は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
x1は、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−H、または1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキルであり、単結合である場合は、Xは−Hまたはアミン保護部分であり、Yは、−OR、−OCOR’、−OCOOR’、−OCONR’R’’、−NR’R’’、−NR’COR’’、−NR’NR’R’’、窒素を含む置換されていてもよい5もしくは6員複素環、−NR’(C=NH)NR’R’’で表されるグアニジウム、アミノ酸、または−NRCOP’で表されるペプチド、−SR、−SOR’、ハロゲン、シアノ、アジド、−OSOH(またはその塩)、亜硫酸(−SOHまたは−SOHまたはその塩)、メタ重亜硫酸(Hまたはその塩)、モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラ−チオリン酸(POSH、PO、POS、PSまたはその塩)、チオリン酸エステル(RO)PS(OR)、RS−、RSO、RSO、RSO、チオ硫酸(HSまたはその塩)、亜ジチオン酸(HSまたはその塩)、ジチオリン酸(P(=S)(ORk’)(S)(OH)またはその塩)、ヒドロキサム酸(Rk’C(=O)NOHまたはその塩)、及びホルムアルデヒドスルホキシラート(HOCHSO またはその塩)、またはそれらの混合物から選択される脱離基であり、Rは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、−N(R、−COH、−SOH、及び−POHから選択される少なくとも1つの置換基で置換されており、Rは、さらに、本明細書で説明するアルキルの置換基で置換されていてもよく、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、Rk’は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
P’は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
Rは、各出現で、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、またはO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環からなる群より独立して選択され、
R’及びR’’は、−H、−OH、−OR、−NHR、−NR、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ならびにO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環からそれぞれ独立して選択され、
は、−Hまたは1〜4個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖または分岐アルキルであり、
nは、1〜24の整数であり、
’は、−H、アミン保護基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、ならびにO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、置換されていてもよい6〜18員アリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NCO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SO H、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からなる群よりそれぞれ独立して選択され、
は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
Gは、−CH−または−N−であり、
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、オキソ(−C(=O)−)、−CRR’O−、−CRR’−、−S−、−CRR’S−、−NR、及び−CRR’N(R)−から独立して選択され、
は、各出現で、独立して−Hまたは1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルであり、
−L−は、構造式
Figure 2018528162
で表され、式中、
s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
23及びR24は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
m’は、0〜10の整数であり、
h’は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、
CBは、
Figure 2018528162
X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
Figure 2018528162
で表される化合物またはその製薬上許容される塩。
[態様97]
CBは、
Figure 2018528162
X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
Figure 2018528162
である、態様96に記載の化合物。
[態様98]
Dは、構造式
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様96または態様97に記載の化合物。
[態様99]
、R、R、及びRは、それぞれHである、態様96、態様97、または態様98に記載の化合物。
[態様100]
CBは、
Figure 2018528162
である、態様96〜態様99のいずれか1項に記載の化合物。
[態様101]
L’、L”、及びL’”のうちの1つは、式(A’)または式(D’)で表され、他の2つは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキル、ハロゲン、−OH、(C−C)アルコキシ、または−NOである、態様96〜態様100のいずれか1項に記載の化合物。
[態様102]
L’は、式(A’)で表され、L”及びL’”は、どちらも−Hである、態様101に記載の化合物。
[態様103]
特定の実施形態では、L’は、式(D’)で表され、L”及びL’”は、どちらも−Hである、態様96〜態様100のいずれか1項に記載の化合物。
[態様104]
x1は、ハロゲン、−OH、−SOH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qで置換されていてもよい、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルである、態様96〜態様103のいずれか1項に記載の化合物。
[態様105]
L’は、式
−NR−P−C(=O)−(CR−C(=O)− (B1’);
−NR−P−C(=O)−Cy−(CRs1’−C(=O)− (B2’);
−C(=O)−P−NR−(CR−C(=O)− (C1’)、または
−C(=O)−P−NR−Cy−(CRs1’−C(=O)− (C2’)
で表され、式中、
及びRは、各出現で、それぞれ独立して−H、(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qであり、
sは、1〜6の整数であり、
s1’は、0または1〜6の整数であり、
Cyは、ハロゲン、−OH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、またはハロ(C−C)アルキルで置換されていてもよい5または6環炭素原子を有する環式アルキルである、
態様96〜態様104のいずれか1項に記載の化合物。
[態様106]
及びRは、どちらもHであり、式(B2’)及び式(C2’)のCyは、シクロヘキサンであり、Rは、HまたはMeである、態様105に記載の化合物。
[態様107]
s1’は、0または1である、態様105または態様106に記載の化合物。
[態様108]
荷電置換基またはイオン化可能基Qは、i)−SOH、−Z’−SOH、−OPO、−Z’−OPO、−PO、−Z’−PO、−COH、−Z’−COH、−NR1112、もしくは−Z’−NR1112、またはその製薬上許容される塩、またはii)−N141516または−Z’−N141516であり、Z’は、置換されていてもよいアルキレン、置換されていてもよいシクロアルキレン、または置換されていてもよいフェニレンであり、R14〜R16は、それぞれ独立して置換されていてもよいアルキルであり、Xは、製薬上許容される陰イオンである、態様96〜態様107のいずれか1項に記載の化合物。
[態様109]
Qは、SOHまたはその製薬上許容される塩である、態様108に記載の化合物。
[態様110]
は、2〜10アミノ酸残基を含むペプチドである、態様96〜態様109のいずれか1項に記載の化合物。
[態様111]
は、2〜5アミノ酸残基を含むペプチドである、態様110に記載の化合物。
[態様112]
は、Gly−Gly−Gly、Ala−Val、Val−Ala、Val−Cit、Val−Lys、Phe−Lys、Lys−Lys、Ala−Lys、Phe−Cit、Leu−Cit、Ile−Cit、Trp、Cit、Phe−Ala、Phe−N−トシル−Arg、Phe−N−ニトロ−Arg、Phe−Phe−Lys、D−Phe−Phe−Lys、Gly−Phe−Lys、Leu−Ala−Leu、Ile−Ala−Leu、Val−Ala−Val、Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号14)、β−Ala−Leu−Ala−Leu(配列番号15)、Gly−Phe−Leu−Gly(配列番号16)、Val−Arg、Arg−Val、Arg−Arg、Val−D−Cit、Val−D−Lys、Val−D−Arg、D−Val−Cit、D−Val−Lys、D−Val−Arg、D−Val−D−Cit、D−Val−D−Lys、D−Val−D−Arg、D−Arg−D−Arg、Ala−Ala、Ala−D−Ala、D−Ala−Ala、D−Ala−D−Ala、Ala−Met、及びMet−Alaから選択される、態様111に記載の化合物
[態様113]
は、Gly−Gly−Gly、Ala−Val、Ala−Ala、Ala−D−Ala、D−Ala−Ala、及びD−Ala−D−Alaである、態様112に記載の化合物。
[態様114]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、二重結合を表す、態様96〜態様113のいずれか1項に記載の化合物。
[態様115]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合を表し、Xは、−Hまたはアミン保護基であり、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、窒素を含む置換されていてもよい5または6員複素環、−SOM、−SOM、及び−OSOMから選択され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、態様96〜態様113のいずれか1項に記載の化合物。
[態様116]
は、−SOM、−OH、−OMe、−OEt、または−NHOHから選択される、態様115に記載の化合物。
[態様117]
は、−SOMまたは−OHであり、Mは、H、Na、またはKである、態様116に記載の化合物。
[態様118]
’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、及びフェニルからなる群より選択される、態様96〜態様117のいずれか1項に記載の化合物。
[態様119]
’は、−H、−OH、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、またはフェニルである、態様118に記載の化合物。
[態様120]
’は、−H、−OH、または−Meである、態様119に記載の化合物。
[態様121]
’は、−Hである、態様120に記載の化合物。
[態様122]
’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択される、態様96〜態様121のいずれか1項に記載の化合物。
[態様123]
’は、−H、オキソ基、(C−C)アルキル、またはハロ(C−C)アルキルである、態様122に記載の化合物。
[態様124]
’は、−Hまたはオキソである、態様123に記載の化合物。
[態様125]
’は−Hである、態様123に記載の化合物。
[態様126]
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、−S−、−NR−、及びオキソ−(C=O)−から選択される、態様96〜態様125のいずれか1項に記載の化合物。
[態様127]
A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−及び−S−から選択される、態様126に記載の化合物。
[態様128]
A及びA’は、−O−である、態様126に記載の化合物。
[態様129]
は、−OMeである、態様96〜態様128のいずれか1項に記載の化合物。
[態様130]
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、独立して−H、ハロゲン、−NO、−OH、(C−C3−)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、または(C−C)アルコキシである、態様96〜態様129のいずれか1項に記載の化合物。
[態様131]
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hである、態様130に記載の化合物。
[態様132]
R、R’、R”、及びRは、それぞれ独立して−Hまたは(C−C)アルキルである、態様96〜態様131のいずれか1項に記載の化合物。
[態様133]
NとCの間の二重線
Figure 2018528162
は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hであり、
は−OMeであり、
’及びY’は、どちらも−Hであり、
A及びA’は、−O−であり、
Mは、H、Na、またはKである、
態様96〜態様113のいずれか1項に記載の化合物。
[態様134]
Dは、構造式
Figure 2018528162
Figure 2018528162
で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、態様96に記載の化合物。
[態様135]
Mは、H、Na、またはKである、態様96〜態様134のいずれか1項に記載の化合物。
[態様136]
23及びR24は、どちらもHであり、m’は、1〜6の整数である、態様96〜態様135のいずれか1項に記載の化合物。
[態様137]
は、Hである、態様136に記載の化合物。
[態様138]
−L−JCBは、構造式
Figure 2018528162
で表される、態様96〜態様137に記載の化合物。
[態様139]
構造式
Figure 2018528162
で表され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
態様96に記載の化合物。
[態様140]
Mは、H、Na、またはKである、態様139に記載の化合物。
[態様141]
態様1〜態様77のいずれか1項に記載の複合体、及び製薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
[態様142]
哺乳動物における異常な細胞増殖を阻害するか、または増殖性障害を治療する方法であって、治療有効量の態様1〜態様77のいずれか1項に記載の複合体、及び任意選択による第2の治療剤を前記哺乳動物に投与することを含む、前記方法。
[態様143]
増殖性障害は、癌である、態様142に記載の方法。
[態様144]
癌は、血液癌または固形腫瘍である、態様143に記載の方法。
[態様145]
血液癌は、白血病(たとえば急性骨髄性白血病(AML)、急性Bリンパ性白血病(B−ALL)などの急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、または慢性リンパ性白血病(CLL))、またはリンパ腫である、態様144に記載の方法。
[態様146]
固形腫瘍は、黒色腫、肺癌(たとえば肺非小細胞癌)、卵巣癌、子宮内膜癌、腹膜癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌、または子宮頚癌である、態様144に記載の方法。

Claims (33)

  1. 以下の式:
    Figure 2018528162
    (式中、
    Abは、その重鎖のEU/OUナンバリング442番目にシステイン残基を有する抗体であり、前記システイン残基のチオール基S442を介して連結部分JCB’に共有結合しており、
    Dは、JCB’に共有結合しているリンカーLに共有結合している細胞傷害性薬剤であり、
    wは、1または2である)
    で表される抗体−細胞傷害性薬剤複合体またはその製薬上許容される塩。
  2. CB’は、
    Figure 2018528162
    であり、
    s1は、システイン残基に共有結合している部位であり、s2は、基Lに共有結合している部位であり、
    、R、R、及びRは、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルである、
    請求項1に記載の複合体。
  3. −L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、式中、
    s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
    Eは、−(CR1011−、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキルであり、
    Zは、不存在、−SONR−、−NRSO−、−C(=O)−NR−、−NR−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=O)−NR−(CHCHO)−、−NR−C(=O)−(CHCHO)−、−(OCHCH−C(=O)NR−、または−(OCHCH−NR−C(=O)−であり、
    pは、1〜24の整数であり、
    Qは、H、荷電置換基、またはイオン化可能基であり、
    、R10、R11、R12、及びR13は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、および
    q及びrは、各出現で、独立して0〜10の整数である、
    請求項1または2に記載の複合体。
  4. −JCB’−L−は、構造式
    Figure 2018528162
    のいずれか1つで表され、式中、MはHまたは製薬上許容される陽イオンである、
    請求項1に記載の複合体。
  5. −L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、式中、
    s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
    19〜R22は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    m及びnは、それぞれ独立して、0〜10の整数であり、
    は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    Pは、置換されていてもよいアルキレン、−(CH−CH−O)−(式中、酸素原子は、Pに連結されている−(C=O)−基に連結されている)、アミノ酸残基、または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、および
    jは、1〜24の整数である、
    請求項1または2に記載の複合体。
  6. −JCB’−L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表される、請求項5に記載の複合体。
  7. −L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、式中、
    s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
    23及びR24は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    m’は、0〜10の整数であり、
    h’は、Hまたは置換されていてもよいアルキルである、
    請求項1または2に記載の複合体。
  8. −JCB’−L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表される、請求項7に記載の複合体。
  9. Dは、ベンゾジアゼピン化合物である、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の複合体。
  10. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
    NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは、−Hまたはアミン保護基から選択され、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、−SOM、−SOM、または−OSOMから選択され、Mは、−Hまたは陽イオンであり、
    Rは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、nは、1〜24の整数であり、Rは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、
    R’及びR”は、−H、−OH、−OR、−NRRg’、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、O、S、N、及びPから選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環、PEG基−(CHCHO)−Rからそれぞれ独立して選択され、Rg’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、
    X’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、フェニル、及びアミン保護基からなる群より選択され、
    Y’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択され、
    A及びA’は、−O−及び−S−から選択され、
    W’は、不存在か、または−O−、−N(R)−、−N(R)−C(=O)−、−N(C(=O)R)−、−S−、もしくは−CH−S−、−CHNR−から選択され、
    は、不存在か、または1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキルから選択され、
    は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    Gは、−CH−または−N−から選択され、および
    は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンである、
    請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複合体。
  11. NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは、−OHまたは−SOMであり、
    Mは、−Hまたは製薬上許容される陽イオンであり、
    X’及びY’は、どちらも−Hであり、
    A及びA’は、どちらも−O−であり、
    は、−OMeであり、および
    は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルである、
    請求項10に記載の複合体。
  12. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、請求項10に記載の複合体。
  13. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
    L’、L’’、及びL’’’のうちの1つは、式
    −Z−P−Z−Rx1−C(=O)− (A’)、または
    −N(R)−Rx1−C(=O)− (D’)
    で表され、
    他の2つは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SOH、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からそれぞれ独立して選択され、
    及びZのうちの1つは、−C(=O)−であり、もう1つは、−NR−であり、
    は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
    x1は、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−H、または1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキルであり、単結合である場合は、Xは−Hまたはアミン保護部分であり、Yは、−OR、−OCOR’、−OCOOR’、−OCONR’R’’、−NR’R’’、−NR’COR’’、−NR’NR’R’’、窒素を含む置換されていてもよい5もしくは6員複素環、−NR’(C=NH)NR’R’’で表されるグアニジウム、アミノ酸、または−NRCOP’で表されるペプチド、−SR、−SOR’、ハロゲン、シアノ、アジド、−OSOH(またはその塩)、亜硫酸(−SOHまたは−SOHまたはその塩)、メタ重亜硫酸(Hまたはその塩)、モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラ−チオリン酸(POSH、PO、POS、PSまたはその塩)、チオリン酸エステル(RO)PS(OR)、RS−、RSO、RSO、RSO、チオ硫酸(HSまたはその塩)、亜ジチオン酸(HSまたはその塩)、ジチオリン酸(P(=S)(ORk’)(S)(OH)またはその塩)、ヒドロキサム酸(Rk’C(=O)NOHまたはその塩)、及びホルムアルデヒドスルホキシラート(HOCHSO またはその塩)またはそれらの混合物から選択される脱離基であり、Rは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、−N(R、−COH、−SOH、及び−POHから選択される少なくとも1つの置換基で置換されており、Rは、さらに、本明細書で説明するアルキルの置換基で置換されていてもよく、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、Rk’は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
    P’は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
    Rは、各出現で、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、またはO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環からなる群より独立して選択され、
    R’及びR’’は、−H、−OH、−OR、−NHR、−NR、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ならびにO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環からそれぞれ独立して選択され、
    は、−Hまたは1〜4個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルであり、
    nは、1〜24の整数であり、
    ’は、−H、アミン保護基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、ならびにO、S、N及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
    ’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、置換されていてもよい6〜18員アリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
    、R、R、R、R’、R’、R’及びR’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NCO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SO H、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からなる群よりそれぞれ独立して選択され、
    は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
    Gは、−CH−または−N−であり、
    A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、オキソ(−C(=O)−)、−CRR’O−、−CRR’−、−S−、−CRR’S−、−NR、及び−CRR’N(R)−から独立して選択され、
    は、各出現で、独立して−Hまたは1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルである、
    請求項1、2、7および8のいずれか1項に記載の複合体。
  14. L”およびL’”は、ともにHであり、
    L’は、式
    −NR−P−C(=O)−(CR−C(=O)− (B1’);
    −NR−P−C(=O)−Cy−(CRs1’−C(=O)− (B2’);
    −C(=O)−P−NR−(CR−C(=O)− (C1’)、または
    −C(=O)−P−NR−Cy−(CRs1’−C(=O)− (C2’)
    で表され、式中、
    及びRは、各出現で、それぞれ独立して−H、(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qであり、
    sは、1〜6の整数であり、
    s1’は、0または1〜6の整数であり、および
    Cyは、ハロゲン、−OH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、またはハロ(C−C)アルキルで置換されていてもよい、5または6環炭素原子を有する環式アルキルである、
    請求項13に記載の複合体。
  15. NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
    、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hであり、
    は、−OMeであり、
    ’及びY’は、どちらも−Hであり、
    A及びA’は、−O−であり、
    Mは、H、Na、またはKである、
    請求項13または14に記載の複合体。
  16. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    で表され、式中、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
    請求項13に記載の複合体。
  17. 構造式
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、Abは、抗体であり、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
    請求項1に記載の複合体。
  18. 複合体が、以下の式:
    Figure 2018528162
    で表される、請求項17に記載の複合体。
  19. 構造式
    D−L−JCB
    (式中、
    Dは、構造式
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
    NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは、−Hまたはアミン保護基から選択され、Yは、−OR、−OCOR’、−SR、−NR’R”、−SOM、−SOM、または−OSOMから選択され、Mは、−Hまたは陽イオンであり、
    Rは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、nは1〜24の整数であり、Rは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、
    R’及びR”は、−H、−OH、−OR、−NRRg’、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、O、S、N、及びPから選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環、PEG基−(CHCHO)−Rからそれぞれ独立して選択され、Rg’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、またはPEG基−(CHCHO)−Rであり、
    X’は、−H、−OH、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、フェニル、及びアミン保護基からなる群より選択され、
    Y’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換または未置換の直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択され、
    A及びA’は、−O−及び−S−から選択され、
    W’は、不存在か、または−O−、−N(R)−、−N(R)−C(=O)−、−N(C(=O)R)−、−S−もしくは−CH−S−、−CHNR−から選択され、
    は、不存在か、または1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキルから選択され、
    は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    Gは、−CH−または−N−から選択され、
    は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
    −L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、式中、
    s3は、JCBに共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
    Eは、−(CR1011−、シクロアルキル、またはシクロアルキルアルキルであり、
    Zは、不存在、−SONR−、−NRSO−、−C(=O)−NR−、−NR−C(=O)−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=O)−NR−(CHCHO)−、−NR−C(=O)−(CHCHO)−、−(OCHCH−C(=O)NR−、または−(OCHCH−NR−C(=O)−であり、
    pは、1〜1000の整数であり、
    Qは、H、荷電置換基、またはイオン化可能基であり、
    、R10、R11、R12、及びR13は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    q及びrは、各出現で、独立して0〜10の整数であり、
    CBは、
    Figure 2018528162
    X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
    Figure 2018528162
    である)
    で表される化合物またはその製薬上許容される塩。
  20. NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
    Mは、−Hまたは製薬上許容される陽イオン(たとえばNa)であり、
    X’及びY’は、どちらも−Hであり、
    A及びA’は、どちらも−O−であり、
    は、−OMeであり、および
    は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルである、
    請求項19に記載の化合物。
  21. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、請求項19に記載の化合物。
  22. −L−JCBは、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、請求項19〜請求項21のいずれか1項に記載の化合物。
  23. 構造式
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、請求項19に記載の化合物。
  24. 構造式
    D−L−JCB
    (式中、
    Dは、構造式
    Figure 2018528162
    または
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩であり、式中、
    L’、L’’、及びL’’’のうちの1つは、式
    −Z−P−Z−Rx1−C(=O)− (A’)、または
    −N(R)−Rx1−C(=O)− (D’);
    で表され、他の2つは、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SOH、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からそれぞれ独立して選択され、
    及びZのうちの1つは、−C(=O)−であり、もう1つは、−NR−であり、
    は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
    x1は、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    は、−H、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、または−(CH−CH−O)−Rであり、Rは、−H、1〜6個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキルであり、二級アミノ(たとえば−NHR101)基または三級アミノ(−NR101102)基または窒素を含む5もしくは6員複素環を有していてもよく、R101及びR102は、それぞれ独立して1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニルであり、
    NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−H、または1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐アルキルであり、単結合である場合は、Xは−Hまたはアミン保護部分であり、Yは、−OR、−OCOR’、−OCOOR’、−OCONR’R’’、−NR’R’’、−NR’COR’’、−NR’NR’R’’、窒素を含む置換されていてもよい5もしくは6員複素環、−NR’(C=NH)NR’R’’で表されるグアニジウム、アミノ酸、または−NRCOP’で表されるペプチド、−SR、−SOR’、ハロゲン、シアノ、アジド、−OSOH(またはその塩)、亜硫酸(−SOHまたは−SOHまたはその塩)、メタ重亜硫酸(Hまたはその塩)、モノ−、ジ−、トリ−、及びテトラ−チオリン酸(POSH、PO、POS、PSまたはその塩)、チオリン酸エステル(RO)PS(OR)、RS−、RSO、RSO、RSO、チオ硫酸(HSまたはその塩)、亜ジチオン酸(HSまたはその塩)、ジチオリン酸(P(=S)(ORk’)(S)(OH)またはその塩)、ヒドロキサム酸(Rk’C(=O)NOHまたはその塩)、及びホルムアルデヒドスルホキシラート(HOCHSO またはその塩)、またはそれらの混合物から選択される脱離基であり、Rは、1〜10個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、−N(R、−COH、−SOH、及び−POHから選択される少なくとも1つの置換基で置換されており、Rは、さらに、本明細書で説明するアルキルの置換基で置換されていてもよく、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐アルキルであり、Rk’は、1〜10個の炭素原子を有する直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、アリール、ヘテロシクリル、またはヘテロアリールであり、
    P’は、アミノ酸残基または2〜20アミノ酸残基を含むペプチドであり、
    Rは、各出現で、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、もしくは環式アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、またはO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環からなる群より独立して選択され、
    R’及びR’’は、−H、−OH、−OR、−NHR、−NR、−COR、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ならびにO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環からそれぞれ独立して選択され、
    は、−Hまたは1〜4個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖または分岐アルキルであり、
    nは、1〜24の整数であり、
    ’は、−H、アミン保護基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、6〜18個の炭素原子を有する置換されていてもよいアリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、ならびにO、S、N、及びPから独立して選択される1〜6個のヘテロ原子を含む置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
    ’は、−H、オキソ基、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、置換されていてもよい6〜18員アリール、窒素、酸素、及び硫黄から独立して選択される1つ以上のヘテロ原子を含む置換されていてもよい5〜18員ヘテロアリール環、1〜6個のヘテロ原子を有する置換されていてもよい3〜18員複素環から選択され、
    、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、−H、1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖、分岐、または環式アルキル、アルケニル、またはアルキニル、ポリエチレングリコール単位−(CHCHO)−R、ハロゲン、グアニジウム[−NH(C=NH)NH]、−OR、−NR’R’’、−NO、−NCO、−NR’COR’’、−SR、−SOR’、−SOR’、−SO H、−OSOH、−SONR’R’’、シアノ、アジド、−COR’、−OCOR’、及び−OCONR’R’’からなる群よりそれぞれ独立して選択され、
    は、−H、−R、−OR、−SR、−NR’R’’、−NO、またはハロゲンであり、
    Gは、−CH−または−N−であり、
    A及びA’は、同じかまたは異なっており、−O−、オキソ(−C(=O)−)、−CRR’O−、−CRR’−、−S−、−CRR’S−、−NR、及び−CRR’N(R)−から独立して選択され、および
    は、各出現で、独立して−Hまたは1〜10個の炭素原子を有する置換されていてもよい直鎖もしくは分岐アルキルであり、
    −L−は、構造式
    Figure 2018528162
    で表され、式中、
    s3は、JCB’に共有結合している部位であり、s4は、Dに共有結合している部位であり、
    23及びR24は、各出現で、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    m’は、0〜10の整数であり、
    h’は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、
    CBは、
    Figure 2018528162
    X’−CR−C(=O)‐、X’−CR−C(=O)‐NR−、
    Figure 2018528162
    で表される化合物またはその製薬上許容される塩。
  25. L”およびL’”はともにHであり、
    L’は、式
    −NR−P−C(=O)−(CR−C(=O)− (B1’);
    −NR−P−C(=O)−Cy−(CRs1’−C(=O)− (B2’);
    −C(=O)−P−NR−(CR−C(=O)− (C1’)、または
    −C(=O)−P−NR−Cy−(CRs1’−C(=O)− (C2’)
    で表され、式中、
    及びRは、各出現で、それぞれ独立して−H、(C−C)アルキル、または荷電置換基またはイオン化可能基Qであり、
    sは、1〜6の整数であり、
    s1’は、0または1〜6の整数であり、
    Cyは、ハロゲン、−OH、(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、またはハロ(C−C)アルキルで置換されていてもよい5または6環炭素原子を有する環式アルキルである、
    請求項23に記載の化合物。
  26. NとCの間の二重線
    Figure 2018528162
    は、単結合または二重結合を表し、二重結合である場合は、Xは不存在であり、Yは−Hであり、単結合である場合は、Xは−Hであり、Yは−OHまたは−SOMであり、
    、R、R、R、R’、R’、R’、及びR’は、すべて−Hであり、
    は−OMeであり、
    ’及びY’は、どちらも−Hであり、
    A及びA’は、−O−であり、
    Mは、H、Na、またはKである、
    請求項24または25に記載の化合物。
  27. Dは、構造式
    Figure 2018528162
    Figure 2018528162
    で表されるか、またはその製薬上許容される塩である、請求項24に記載の化合物。
  28. −L−JCBは、構造式
    Figure 2018528162
    で表される、請求項24〜請求項27のいずれか1項に記載の化合物。
  29. 構造式
    Figure 2018528162
    で表され、Mは、Hまたは製薬上許容される陽イオンである、
    請求項24に記載の化合物。
  30. 化合物が、以下の構造式:
    Figure 2018528162
    で表され、式中、MはH、Na、またはKである、請求項29に記載の化合物。
  31. 請求項1〜請求項23のいずれか1項に記載の複合体、及び製薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
  32. 哺乳動物における異常な細胞増殖を阻害するか、または増殖性障害を治療するための医薬組成物であって、治療有効量の請求項1〜請求項23のいずれか1項に記載の複合体、及び任意選択による第2の治療剤を含む、前記医薬組成物。
  33. 増殖性障害が、白血病(たとえば急性骨髄性白血病(AML)、急性Bリンパ性白血病(B−ALL)などの急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、または慢性リンパ性白血病(CLL))、およびリンパ腫からなる群より選択される血液癌;または、黒色腫、肺癌(たとえば肺非小細胞癌)、卵巣癌、子宮内膜癌、腹膜癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌、および子宮頚癌からなる群より選択される固形腫瘍;である、請求項32に記載の医薬組成物。
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