JP2018526994A5 - - Google Patents

Claims (33)

1. ベクターゲノムを中にパッケージングして有するＡＡＶカプシドを含む組換えアデノ随伴ウイルス（ｒＡＡＶ）であって、前記ベクターゲノムは、ネコエリスロポエチン（ＥＰＯ）をコードする核酸配列、末端逆位反復配列、及び宿主細胞での前記ＥＰＯの発現を指示する発現制御配列を含む、
   前記組換えアデノ随伴ウイルス。
2. ベクターゲノムを中にパッケージングして有するＡＡＶカプシドを含む組換えアデノ随伴ウイルス（ｒＡＡＶ）であって、前記ベクターゲノムは、イヌエリスロポエチン（ＥＰＯ）をコードする核酸配列、末端逆位反復配列、及び宿主細胞での前記ＥＰＯの発現を指示する発現制御配列を含む、
   前記組換えアデノ随伴ウイルス。
3. 前記ＥＰＯ配列は、全長ＥＰＯタンパク質をコードする、請求項１または２に記載のｒＡＡＶ。
4. 前記ＥＰＯ配列は、異種リーダー配列と組み合わせて、成熟ＥＰＯタンパク質をコードする、請求項１または２に記載のｒＡＡＶ。
5. 前記ＥＰＯ配列は、配列番号４のタンパク質配列をコードする、請求項１に記載のｒＡＡＶ。
6. 前記ＥＰＯ配列は、配列番号３のタンパク質配列をコードする、請求項２に記載のｒＡＡＶ。
7. 前記ＥＰＯ配列は、配列番号６の核酸配列またはその変異体を含む、請求項１に記載のｒＡＡＶ。
8. 前記変異体は、配列番号６のコドン最適化変異体である、請求項７に記載のｒＡＡＶ。
9. コドン最適化変異体は、配列番号８である、請求項８に記載のｒＡＡＶ。
10. 前記ＥＰＯ配列は、配列番号５の核酸配列またはその変異体を含む、請求項２に記載のｒＡＡＶ。
11. 前記変異体は、配列番号５のコドン最適化変異体である、請求項１０に記載のｒＡＡＶ。
12. コドン最適化変異体は、配列番号７である、請求項１１に記載のｒＡＡＶ。
13. 前記発現制御配列は、プロモーターを含む、請求項１または２に記載のｒＡＡＶ。
14. 前記プロモーターは、ＣＢ７プロモーターである、請求項１３に記載のｒＡＡＶ。
15. 前記プロモーターは、ＴＢＧプロモーターである、請求項１３に記載のｒＡＡＶ。
16. 前記発現制御配列は、組織特異的プロモーターを含む、請求項１３に記載のｒＡＡＶ。
17. 前記組織特異的プロモーターは、腎臓特異的プロモーターである、請求項１６に記載のｒＡＡＶ。
18. 前記組織特異的プロモーターは、Ｎｋｃｃ２プロモーター、ウロモジュリンプロモーター、Ｋｓｐ−カドヘリンプロモーター、及びＴＨＰ遺伝子プロモーターから選択される、請求項１６に記載のｒＡＡＶ。
19. さらに、イントロン、Ｋｏｚａｋ配列、ポリＡ、及び転写後調節エレメントのうち１つまたは複数を含む、請求項１または２に記載のｒＡＡＶ。
20. 前記ＡＡＶカプシドは、ＡＡＶ８、ｒｈ６４Ｒ１、ＡＡＶ９、ＡＡＶｈｕ．３７、またはｒｈ１０、及びそれらの変異体から選択される、請求項１または２に記載の組換えベクター。
21. 前記カプシドは、ＡＡＶ８カプシドである、請求項１または２に記載のウイルスベクター。
22. さらに、ＡＡＶ末端逆位反復配列を含む、請求項１または２に記載のウイルスベクター。
23. ベクターゲノムを中にパッケージングして有するＡＡＶ８カプシドを含む組換えアデノ随伴ウイルス（ｒＡＡＶ）であって、前記ベクターゲノムは、ネコエリスロポエチン（ＥＰＯ）をコードする核酸配列、末端逆位反復配列、及び宿主細胞でのＥＰＯの発現を指示する発現制御配列を含む、
    前記組換えアデノ随伴ウイルス。
24. 薬学上許容される担体、及び請求項１から２３のいずれか１項に記載のウイルスベクターを含む、医薬組成物。
25. 慢性腎臓疾患の治療方法であって、薬学上許容される担体、及び請求項１または請求項２に記載のウイルスベクターを含む医薬組成物を投与することを含む、
    前記方法。
26. 前記組成物は、静脈内投与される、請求項２５に記載の方法。
27. 前記対象は、ネコまたはイヌである、請求項２５に記載の方法。
28. 前記対象は、ネコであり、かつ前記ＥＰＯは、ネコ配列である、請求項２５に記載の方法。
29. 前記組成物は、別の治療法と併用して投与される、請求項２５に記載の方法。
30. 前記組成物は、約３×１０¹⁰ＧＣ／ｋｇの投与量で投与される、請求項２６に記載の方法。
31. 前記組成物は、１回より多く投与される、請求項２７に記載の方法。
32. 慢性腎臓疾患の治療の使用における、請求項１から２３のいずれか１項に記載の組換えＡＡＶの使用。
33. 慢性腎臓疾患の治療に使用するのに適している、請求項１から２３のいずれか１項に記載の組換えｒＡＡＶ。