JP2021507687A5

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Publication number: JP2021507687A5
Application number: JP2020529431A
Authority: JP
Filing date: 2018-11-29
Publication date: 2022-01-06
Anticipated expiration: 2038-11-29

Claims

ＡＡＶカプシドおよびそこにパッケージングされたベクターゲノムを含む、組換えＡＡＶ（ｒＡＡＶ）であって、前記ベクターゲノムが、ＡＡＶ５’末端逆位配列（ＩＴＲ）、機能的ヒトＮ−アセチル−アルファ−グルコサミニダーゼ（ｈＮＡＧＬＵ）をコードする操作された核酸配列、標的細胞におけるｈＮＡＧＬＵの発現を指示する制御配列、およびＡＡＶ３’ＩＴＲを含み、前記ｈＮＡＧＬＵコード配列が、配列番号１と少なくとも９５％同一である、組換えＡＡＶ（ｒＡＡＶ）。
前記ｈＮＡＧＬＵコード配列が、配列番号１である、請求項１に記載のｒＡＡＶ。
前記制御配列が、プロモーターを含む、請求項１または２に記載のｒＡＡＶ。
前記制御配列が、エンハンサー、イントロンおよび／またはポリＡをさらに含む、請求項１〜３のいずれかに記載のｒＡＡＶ。
前記ＡＡＶベクターゲノムが、配列番号４の配列（ＡＡＶ．ＣＢ７．ＣＩ．ｈＮＡＧＬＵｃｏ．ＲＢＧ）を含む、請求項１〜４のいずれかに記載のｒＡＡＶ。
前記ＡＡＶカプシドが、ＡＡＶ９カプシドである、請求項１〜５のいずれかに記載のｒＡＡＶ。
それを必要とする対象における、ムコ多糖症ＩＩＩＢ（ＭＰＳＩＩＩＢ）の処置、および／または歩行もしくは運動を改善するか、振戦を低減するか、攣縮を低減するか、姿勢を改善するか、もしくは視力喪失の進行を低減することにおける使用のために適している、請求項１〜６のいずれかに記載のｒＡＡＶ。
製剤緩衝液中の請求項１〜７のいずれかに記載のｒＡＡＶを含む、医薬組成物。
（ａ）機能的ｈＮＡＧＬＵタンパク質との同時投与に適当であるか、
（ｂ）脳室内（ＩＣＶ）、くも膜下腔内（ＩＴ）、嚢内または静脈内（ＩＶ）注射を介したデリバリーのため製剤化されるか、および／または、
（ｃ）脳質量１グラム当たり用量１×１０ ^９ＧＣ〜脳質量１グラム当たり約１×１０ ^１３ＧＣにて投与可能であるか、および／または、
（ｄ）ｐＨ約７．２８〜約７．３２を有するように製剤化される、
請求項８に記載の医薬組成物。
それを必要とする対象における、ＭＰＳＩＩＩＢと診断されたヒト対象の処置する、および／または歩行もしくは運動を改善するか、振戦を低減するか、攣縮を低減するか、姿勢を改善するか、もしくは視力喪失の進行を低減するのに使用するための請求項１〜７いずれか１に記載のｒＡＡＶの懸濁液であって、前記ｒＡＡＶの懸濁液が、前記対象に製剤緩衝液中の脳質量１グラム当たり１×１０^９ＧＣ〜脳質量１グラム当たり約１×１０^１３ＧＣにて投与される、ｒＡＡＶの懸濁液。
（ａ）前記処置が、健常対照の少なくとも約２０％、約２５％、約３０％、約３５％、約４０％、約４５％、約５０％、約５５％、約６０％、約６５％、約７０％、約７５％、約８０％、約８５％、約９０％、約９５％、または約１００％の血清ＮＡＧＬＵ活性をもたらすか、
（ｂ）前記懸濁液が、少なくとも１×１０ ^１１ゲノムコピー（ＧＣ）／ｍＬの前記ｒＡＡＶを有するか、
（ｃ）前記懸濁液が、機能的ｈＮＡＧＬＵタンパク質と同時投与するのに適当であるか、
（ｄ）前記懸濁液が、必要とする前記対象に、脳室内、くも膜下腔内、または静脈内にデリバリーされるか、
（ｅ）前記懸濁液が、ｐＨ約７．２８〜約７．３２を有するか、
（ｆ）前記ｒＡＡＶが、必要とする前記対象に１回投与されるか、または、
（ｇ）必要とする前記対象に１回より多く投与される、
請求項１０に記載の使用のためのｒＡＡＶの懸濁液。
（ａ）前記対象が、酵素補充療法のみを介した標準的処置と比較して、減少した投薬量にて、またはより少ない頻度で前記酵素補充療法を受ける；および／または
（ｂ）前記対象が、ＭＰＳＩＩＩＢに関連するバイオマーカーの改善を示す、請求項１０に記載の使用のためのｒＡＡｖの懸濁液。
機能的ｈＮＡＧＬＵをコードする操作された核酸配列および標的細胞におけるその発現を指示する制御配列を含む、ベクターであって、前記ｈＮＡＧＬＵコード配列が、配列番号１と少なくとも９５％同一である、ベクター。
（ａ）前記ｈＮＡＧＬＵコード配列が、配列番号１であるか、
（ｂ）前記ベクターが、組換えウイルス、プラスミド、リポプレックス、ポリマーソーム、ポリプレックス、デンドリマー、細胞透過性ペプチド（ＣＰＰ）結合体、磁気粒子、またはナノ粒子であるか、
（ｃ）前記ベクターが、アデノ随伴ウイルス（ＡＡＶ）、アデノウイルス、ボカウイルス、ハイブリッドＡＡＶ／ボカウイルス、単純ヘルペスウイルス、またはレンチウイルスであるか、および／または、
（ｄ）前記標的細胞が、単離された細胞、培養細胞、細胞株、大腸菌細胞、酵母細胞、ヒト細胞、非ヒト細胞、哺乳類細胞、非哺乳類細胞、昆虫細胞、ＨＥＫ−２９３細胞、肝細胞、腎細胞、中枢神経系の細胞、ニューロン、グリア細胞、または幹細胞である、
請求項１３に記載のベクター。
それを必要とする対象における、ＭＰＳＩＩＩＢの処置、および／または歩行もしくは運動を改善するか、振戦を低減するか、攣縮を低減するか、姿勢を改善するか、もしくは視力喪失の進行を低減する方法における使用のための、請求項１〜７のいずれかに記載のｒＡＡＶまたは請求項１３または１４に記載のベクター。
請求項１に定義されたベクターゲノムを含む、プラスミド。
請求項１６に記載のプラスミドを含む、宿主細胞。