JP2018515639A - ポリビニルアルコールに基づく高アルコール耐性コポリマーおよびターポリマー - Google Patents
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Abstract
Description
a)酢酸ビニル;および
b)酢酸イソプロペニル;
を含む、コポリマーであって
90%超加水分解される、コポリマーを提供する。
a)酢酸ビニル;
b)酢酸イソプロペニル;および
c)少なくとも1つの追加の重合可能なモノマー
を含む、ターポリマーであって、
90%超加水分解される、ターポリマーを提供する。
a)酢酸ビニル;および
b)酢酸イソプロペニル;
を含む、コポリマーであって、90%超加水分解されるコポリマーを提供する。
a)酢酸ビニル;
b)酢酸イソプロペニル;および
c)少なくとも1つの追加の重合可能なモノマー
を含む、ターポリマーであって、90%超加水分解されるターポリマーを提供する。
本出願では、単数形の使用は特に別記されない限り、複数を含む。本明細書では、単数形「1つの(a、an)」および「その(the)」は、文脈により明確に別記されない限り、同様に複数形態を含むことが意図される。
本発明のコポリマーおよびターポリマーは好ましくは、酢酸イソプロペニル由来の少なくとも1つのオレフィン、および好ましくは酢酸ビニル由来の少なくとも1つのユニットおよびその誘導体を有する。本発明のターポリマーは好ましくは、他の重合可能なモノマーを含む。これらの他の重合可能なモノマーは、コポリマー組成物の総重量に基づいて、好ましくは25重量%未満、より好ましくは10重量%未満、最も好ましくは5%重量以下で使用される。例えば、これらの他の重合可能なモノマーは、0.5%〜25%;または2%〜10%;または1%〜5%の量で含まれ得る。他の重合可能なモノマーとしては、エチレン、プロペン、1−ブテン、イソブチレン、1,3−ブタジエン、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、無水マレイン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−(ヒドロキシメチル)−N−ビニルホルムアミドアクリル酸ヒドロキシエチル、メチルビニルケトンおよびジアセトンアクリルアミド、それらの混合物などが挙げられるが、それらに限定されない。
下記実施例は本発明の特定の態様を説明し、いかなる観点でもその範囲を制限することは意図されず、そのように解釈されるべきではない。
加水分解の程度を測定する
加水分解の程度を、OMNICソフトウェアにより制御されたNicolet 5700FTIR分光計を用いて、FTIRにより測定した。4000〜400cm−1範囲での拡張スペクトルを、いくつかの因子、例えばおよそ3400cm−1でのブロードな、強い伸縮振動バンド、およそ1300cm−1でのOH屈曲、および1100cm−1でのCO伸張(C−Cにカップリング)を測定するために使用し、第二級アルコールに割り当て、4cm−1のスペクトル分解を用いた。未加水分解性酢酸基は、およそ1700cm−1でのカルボニル伸張の存在により検出できる。各スペクトルは、32スキャンの平均の結果であった。溶液試料のFTIR分析はKBrディスクを用いて典型的に実施し、試料をKBrディスク上で穏やかに乾燥させ、その後、FTIRを測定した。
ガス透過クロマトグラフィー(GPC)トリプル検出および従来のGPCを使用して、試料の分子量を決定した。試料をTHF中で24時間調製し、その後0.45μmシリンジフィルタに通して濾過した。濃度較正曲線(RI、UV、ELSD)、およびナロー/ブロード/積分較正曲線を有する従来のGPCを、分子量参照標準および材料を合わせることから構築した。
試料を最初に300℃に加熱して、それらの熱プロファイルを見て分解温度を確認した。これに基づいて、試料をその後、試料のために特定的に開発した加熱−冷却−再加熱方法を使用して分析した。試料を標準アルミニウムDSCパン中に秤量し、波形にし、その後、下記の加熱−冷却−再加熱DSC温度プログラムを使用して加熱した。Tgを第1の加熱、冷却曲線、およびその後、第2の加熱中のより高い温度で、溶媒蒸発後に観察した。Tgを、第2の加熱中に段階変化(これは存在するアモルファス材料の量に関する)の大きさと共に測定した。ガラス転移の大きさおよび溶融吸熱の欠如とその後の冷却での再結晶は、試料が主にアモルファスであったことを暗示する。
およそ1gのコーティングをペトリ皿中に添加し、実際の重量を小数第2位まで記録した。ペトリ皿をその後、電気的に加熱されるファン援用オーブン中に30分間、150℃で置いた。試料をその後室温に冷却し、再秤量した。%NVCを下記の通り計算した:
%NVC=乾燥コーティングの最終重量(グラム)÷湿潤コーティングの初期重量(グラム)×100
残留溶媒のガスクロマトグラフィーヘッドスペース分析を下記の通り測定した:バリア組成物をPET基材上にコートすることにより試料を調製した。各プリントの100cm2試料を22mlヘッドスペースバイアル中に供給した。200μlの各有機溶媒を10mlグレードAメスフラスコ中にピペッティングすることにより較正標準を調製した。これをその後、Analarグレードのアセトンで正確に希釈した。ミクロキャピラリーを使用して公知の体積の較正標準を添加することによりヘッドスペース較正バイアルを調製した。
粘度を、Brookfield DV−II+Pro粘度計を用いて、20℃で測定した。コポリマーおよびターポリマーを、4%固形分で溶液中にて調製した。LV2スピンドルを使用し、試料を60rpmのせん断速度で試験した。粘度を、mPasとして報告した。
コーティング溶液の初期粘度を、(Seta)ザーンカップ#2を使用して23℃で測定した。初期粘度を適用粘度と考えた。100gのコーティング溶液を、4℃に設定した冷蔵庫内の密閉ガラス瓶中に置いた。試料を周期的に(4−5日毎)取り出し、その粘度を測定した。粘度または外観および均質性における変化、例えば、グラビア印刷プロセスでは25秒超、フレキソ印刷プロセスでは30秒超への粘度の増加はマイナス要因であると考えた。視認可能な相分離がないことが好ましい。14FTUを超える溶液の濁りがないこと(ヘイズ単位;溶解性試験のための下記方法を参照されたい)が好ましい。
増加する量のエタノールおよび水などの共溶媒を用いて、10%固体を含む溶液を調製した(表2)。エタノール含量を徐々に増加させ、ヘイズを、Hanna HI−93703濁度計を用いて測定した。赤外光のビーム(赤外線LED)を、測定される試料を含むバイアルに通過させた。光の向きに対して90°で配置したセンサ(シリコン光電セル)は、試料中に存在する非溶解粒子により散乱された光の量を検出した。マイクロプロセッサは、読み取り値をFTUに変換した。濁度を、ホルマジン濁度単位(FTU)として報告する。80%エタノールを有する10%固体では、視認可能な相分離のないことおよび14FTU(ヘイズ単位)を超える溶液の濁りのないことが、溶解性について合格と考えた。
ポリエステルフィルムに適用した場合のコーティングの酸素透過率(OTR)を、Mocon Oxtran2/21ガス透過性試験器で23℃および65/0%相対湿度にて決定した。この条件は、乾燥食品パッケージングに対する標準試験プロトコルを表す。これは、透過ガス(O2)が65%RH(23℃で)に、キャリヤガス(100%N2)が0%RH(23℃で)に調整されることを意味する。加えて、23℃および50/50%相対湿度条件でのMocon Oxtran2/21ガス透過性試験器も評価した。
コーティング溶液を、新たにコロナ処理した12ミクロンMelinex S基材にNo.0Kバー(RK Print Coat UK Ltd.により製造)を用いて適用した。No.0Kバーを使用して、コーティングをおよそ4グラム毎平方メートル湿潤フィルム重量で適用した。コーティングフィルムを引き延ばした直後にストップウオッチを開始させ、コーティングの表面を、コーティングが乾いた感触となり湿潤コーティングが指先へ移らずまたは明らかな粘性がなくなるまで、触ることにより5秒間隔で調査し、この条件に到達するのにかかった時間を記録した。
コーティング実施例を、市販のWindmoller&Holscher(6色コモンインプレッション型)Soloflexフレキソ印刷機上で評価した。評価下のコーティングを印刷ユニット1に、および典型的なパッケージングインク(Solimax、Sun Chemical Inc.により供給されるニトロセルロース溶媒系インク)を最終印刷ユニット、No.6中にポンピングした。印刷機の乾燥空気温度を60℃に設定し、新たにコロナ処理したMelinex Sを供給リールから送出リールに送った。印刷機の速度を、ユニットNo.6のパッケージングインクがユニットNo.1から適用されるコーティングに満足のいくように移行されなくなる点まで、徐々に増加させた。この時点で、試験を中止し、不十分な移行が起こる直前に到達した速度を記録した。問題なく印刷機の最大速度に到達した場合、パッケージングインクをユニットNo.6から取り出しユニットNo.5に入れ、適正に移行することができない速度に到達するまで、試験をこのように続けた。速度(m/分で測定)が高くなるほど、および印刷ユニット番号が小さくなるほど、より速乾性の実施例であることを示す。
接着を、DRG1112ポリプロピレンテープを使用して測定した。25mm幅のテープのストリップを、対象となる基材上の乾燥させたコーティング試料上にしっかりと押し付け、いくつかの方法で除去した。第1に、180°で非常に迅速にテープを引き戻すことによった。第2にテープを90°で引きはがすことにより、最後に、第1の試験を非常に遅い速度(例えば、20mm/分)で繰り返すことによった。結果を、基材に接着して残ったパーセント(%)コーティングとして報告する。コーティングが全ての試験に合格した場合、ただ一つの結果が記録され、すなわち100%である。
コーティングをポリエステルフィルムの処理側に適用することにより積層物を調製した。乾燥させたコーティングの上面上に接着剤を適用し、その後、30μmゲージポリ(エチレン)フィルムの処理側に積層させた。使用した接着剤はHenkelにより供給され、LIOFOL UR39662およびUR6055とラベルされており、製造者の指示により調製し、4.32gsmの最終乾燥フィルム重量を達成するように適用した。積層物をその後、14日間25℃で保存し、イソシアネート系接着剤を確実に完全硬化させた。接着強度を、「T」剥離分離条件下で30mm/分のクロスヘッド速度を使用して、JJ Lloyd LRXテンシオメータ上で測定した。積層物試料は15mm幅であり、結果をニュートン(重量グラム)/15mm(N/15mm)で表す。
コーティングを、PET12μmフィルム基材上に印刷した。乾燥フィルム試料(10cm2)を、試料のコート側が裏面(すなわち印刷されていない)PETフィルムに面するように、Specac試験器中に置いた。15トンの圧力を24時間印加し、その後、フィルムを剥離させた。フィルムをその後、印刷されたコーティングに対するダメージ、およびPET基材の裏の、印刷されていない側への印刷されたコーティングの移行を視覚的に検査した。結果を、0%〜100%移行のスケールで評価した。好ましい肯定的な結果は0%で示され、すなわち、無コートフィルムの裏面へのコーティングの移行がない。ナノフィラーありまたはなしのいずれかのコーティングについて、発明のバリアコーティングでコートした基材において移行がないことが観察された。
パウチをPET−バリアコーティング−接着剤−PE積層構造に基づいて調製し、PEを熱シーリング層として用い、ヒートシーラーを使用して密封した。パウチをその後、85℃で45分間ビーカーの水中に置いた。パウチがPET−PE層間で離層せず、透明積層物中に視認可能な泡が現れなかった場合、「合格」評価を与えた。
コーティング試料を所望の基材(すなわちPET)上にコートし、PEに接着剤を用いて積層させた。積層物をその後、RDSM HSE−3実験室ヒートシーラーを用いて、パウチに変換させた。ヒートシールジョーを150℃で、1秒の保持時間、50psiで設定した。湿潤食品をシミュレートするために100%相対湿度を含んでパウチを調製した。パウチをその後、水道水のバケツ中に置き、パウチが完全に浸漬されたことを確実にし、24時間放置して層間剥離が起こったかどうかを決定した。層間剥離は、コートされたPET基材とPEの間での水の侵入により典型的に起こる。観察可能な層間剥離がないことを「合格」と評価した。
コポリマー実施例3(表1を参照されたい)の40%水溶液を乾燥させ、9μmおよび130μm厚さの薄膜を調製した。フィルム厚さを、Mitutoyoマイクロメータを用いて測定した。
バリアフィルムの冷水溶解性を、2cm2のフィルム試料を8ccの冷水中に溶解することにより試験した。試料を、撹拌なしで(静置)水中に浸漬させ、または撹拌した水および溶液中に浸漬させた(かき混ぜ)。試料が溶解するのにかかった時間を記録した。
反応槽に、27.63g(0.276モル)の酢酸イソプロペニルおよび55.1g(0.64モル)の酢酸ビニルを添加し、容器をその後、窒素で30分間室温にてパージした。その後、0.209g(1.27×10−3モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、反応槽をその後、80℃に加熱し、その温度で2時間撹拌した。次に、0.066g(4×10−4モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を撹拌しながらさらに4時間続けた。最後に、0.145g(8.8×10−4モルの2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を撹拌しながらさらに2時間続けた。重合のこの段階での収率は80%超であり、揮発物質を除去するために真空を50℃で40分間適用すること以外は精製も単離も必要なかった。この時点で、アセテートコポリマーは、室温(ここで、高粘性または透明固体樹脂が形成する)に冷却でき、または次の工程のために直ちに使用できる。41.21部のアセテートコポリマーに58.3部のメタノールを添加し、容器を、均質溶液が形成されるまで70℃で加熱し、撹拌を開始した。その後、0.49部の水酸化ナトリウムを少しずつ30分にわたって反応槽に、酢酸基が完全加水分解されるまで70℃で撹拌しながら添加した。試料を周期的に取りFTIRにより分析し、遊離ヒドロキシル基への酢酸基の完全消費を確保した。最終完全加水分解コポリマーをその後、当技術分野で知られている従来の方法で単離した。残留モノマー、触媒、開始剤の副産物および低分子量誘導体を、メタノール、その後アセトンで最終生成物から洗浄した。最終完全加水分解生成物をその後、オーブン中で乾燥させ、コポリマー実施例4を得た。
コポリマー実施例1〜6を、表2aに示されるように、様々な量のアルコールを含む水溶液中に溶解させた。実施例1〜6を、共溶媒としての水と共に増加するエタノール含量中に10%固体で溶解させた。酢酸ビニルのモル比が減少するにつれ酢酸イソプロペニル含量は増加し、これが意味するのは、ヒドロキシル含量は同じままである(完全加水分解された)一方で、コポリマー内のイソプロペニルアルコールの骨格上の追加のメチル基の存在のためにアルコール耐性が増加するということである。よって、80%のエタノール含量が達成できる。
非加水分解コポリマー(すなわち加水分解されていないコポリマー)実施例1〜6の数平均分子量(Mn)および重量平均分子量(Mw)を、従来のおよびトリプルGPC法の両方により決定されるガス透過クロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した。分散度「D」を、Mw/Mnとして計算した。完全加水分解コポリマーの分子量は、酢酸基のヒドロキシル基への変換のためにより小さい(約半分)だろう。完全加水分解コポリマー実施例1〜6のガラス転移温度(Tg)を、以上で記載される通り測定した。結果を、下記表3に示す。
完全加水分解コポリマー(完全に加水分解されたコポリマー)実施例1〜5を、ナノフィラー、例えば剥離ベントナイト粘土の添加によりさらに改質した。配合物を、実施例10〜14として下記表4において示す。粘土はSouthern Clays Inc.によりCloisite Na+として供給されたが、他のナノフィラーもまた使用できる。各場合において溶液または粘土分散物を不安定にさせないように、的確な量のアルコールが確実に存在するように注意した。選択した粘土複合配合物を、Windmoeller and Holscher6色Soloflexコモンインプレッション型フレキソ印刷機上で、比較例34における市販のポリビニルアルコールと一緒に比較した。比較例34は市販品、SunBar Gen 1.1(部分A[SX011]およびB[SX012]を合わせた)を表す。コーティングを、4gsm湿潤で新たにコロナ処理したMylar800PET上に適用し、50℃で乾燥させた。積層接着強度およびOTRを以上で記載される通りに測定した。結果を、表4に示す。
バリアコーティング組成物への1つ以上の他のコポリマーの添加は、バリア性能をさらに改善する。ポリ酸、例えばポリメタクリル酸またはポリアクリル酸のポリビニルアルコールへの添加が高い相対湿度でのポリビニルアルコールのバリア性能を改善することは、当技術分野でよく知られている。バリア特性の改善は、コーティングまたはフィルムが乾燥する時に十分な熱が適用される場合、水素結合相互作用により、または架橋反応により促進できる。
他の粘土、例えば、Kunimine Industriesにより製造されるKunipiaなどのベントナイト粘土を使用できる。最終組成物中50%を超える高いレベルのアルコールを維持しつつ、0.3μmの乾燥フィルム厚さで50/50%RHおよび65/0%RHにて1cc/m2/日未満の良好なバリア性能が達成され得る。アルコール中に分散されたアンモニウム有機改質剤で改質された、改質KunipiaG粘土もまた、非常に良好なバリア特性を示し、70%超のアルコール含量を有する。酸素透過率を上で記載される通りに測定した。配合および試験結果を、下の表6に示す。
発明の範囲は、高アルコール耐性コポリマー組成物を利用し、かつ架橋剤、例えばメラミンホルムアルデヒド(Allnex製Cymel XW3106)を添加することにより、さらに拡張され得る。実施例19および20を、表7に示されるように調製した。バリアコーティング組成物実施例19および20の酸素透過率を、表7に示す。
ゾルゲル架橋剤が、ナノプレートレットの添加なしで、純コポリマーのバリア性能を改善することも見出された。バリアコーティング組成物を、コポリマー実施例3および様々な量のゾルゲル架橋剤オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含んで調製した。バリアコーティング組成物の酸素透過率を測定した。配合および試験結果を、下の表8に示す。
ポリビニルアルコールの主鎖のヒドロキシル官能基は、様々なタイプの試薬と反応させることができる。例えば、アセト酢酸改質ポリビニルアルコールの調製では、主鎖ヒドロキシル基を、2,2,6−トリメチル−4H−1,3−ジオキシン−4−オン、ジケテン、またはアセト酢酸tert−ブチルと反応させる。
アセト酢酸改質樹脂はその後、アミン、例えばアジピン酸ジヒドラジド、およびポリビニルアルコール-co-ビニルアミンを表すUltiloc 5003、5002および5001との広範な架橋反応を行い得る。これらのタイプの架橋反応を特に興味深くするのは、それらがホルムアルデヒドを含まない架橋反応であることである。これらのタイプの架橋反応のさらなる特徴は、それらがブロックされたアミンを用いて実施できることである。それらはその後、ある条件下で、例えば水分喪失下で脱ブロックさせることができ、遊離アミンを解放し、これはその後、アセト酢酸官能基と反応できる。後者は特に望ましく、なぜなら、それは溶液の有効期間を長くことができ、時期尚早なゲル化または制御されない反応を防止するからである。架橋可能な樹脂を、表10の配合に従い調製した。積層物を、アセト酢酸官能化コポリマー27〜30を用いて調製した。積層物をPET−コーティング−接着剤−PEに基づいて調製し、表10に示されるように試験した。
反応槽に、27.6g(0.276モル)の酢酸イソプロペニル、55g(0.639モル)の酢酸ビニルおよび5g(0.043モル)のアクリル酸ヒドロキシエチルを添加し、容器をその後、室温にて30分間窒素でパージした。その後、0.209g(1.27×10−3モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、反応槽をその後、80℃に加熱し、撹拌を2時間続けた。その後、0.066g(4×10−4モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を撹拌しながらさらに4時間続けた。最後に、0.145g(8.8×10−4モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を、撹拌しながらさらに2時間続けた。重合のこの段階での収率は70%超であり、揮発物質を除去するために真空を50℃で40分間適用すること以外、精製も単離も必要なかった。アセテートターポリマーは、室温(ここで、高粘性または透明固体樹脂が形成する)に冷却でき、あるいは次の工程のために直ちに使用できる。40.43部のアセテートターポリマーに59.26部のメタノールを添加し、容器を、均質溶液が形成されるまで70℃で加熱し、撹拌を開始した。その後、0.31部の水酸化ナトリウムを、酢酸基が完全加水分解されるまで70℃で撹拌しながら反応槽に30分にわたって少しずつ添加した。試料を周期的に取りFTIRにより分析し、遊離ヒドロキシル基への酢酸基の完全消費を確保した。最終完全加水分解ターポリマーをその後、当技術分野で知られている従来の方法で単離した。残留モノマー、触媒、開始剤の副産物および低分子量誘導体を、メタノール、その後アセトンで最終生成物から洗浄した。最終完全加水分解生成物をその後、オーブン中で乾燥させ、ターポリマー実施例Bを得た。このように調製したターポリマーは、その対象とする用途のための所望の固体および粘度で、アルコールおよび共溶媒としての水を用いて溶液に変換できる。
反応槽に、27.6g(0.276モル)の酢酸イソプロペニル、55g(0.639モルの酢酸ビニル)および4.98g(0.071モル)のメチルビニルケトンを添加し、容器をその後、室温にて30分間窒素でパージした。その後、0.209g(1.27×10−3モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、反応槽をその後、80℃に加熱し、撹拌を2時間続けた。その後、0.066g(4×10−4モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を撹拌しながらさらに4時間続けた。最後に、0.145g(8.8×10−4モル)の2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)を窒素ブランケット下で添加し、80℃での加熱を撹拌しながらさらに2時間続けた。重合のこの段階での収率は65%超であり、揮発物質を除去するために真空を50℃で40分間適用すること以外、精製も単離も必要なかった。アセテートターポリマーは、室温(ここで、高粘性または透明固体樹脂が形成する)に冷却でき、あるいは次の工程のために直ちに使用できる。39.88部のアセテートターポリマーに59.8部のメタノールを添加し、容器を、均質溶液が形成されるまで70℃で加熱し、撹拌を開始した。その後、0.32部の水酸化ナトリウムを、酢酸基が完全加水分解されるまで70℃で撹拌しながら反応槽に30分にわたって少しずつ添加した。試料を周期的に取りIRにより分析し、遊離ヒドロキシル基への酢酸基の完全消費を確保した。最終完全加水分解ターポリマーをその後、当技術分野で知られている従来の方法で単離した。残留モノマー、触媒、開始剤の副産物および低分子量誘導体を、メタノール、その後アセトンで最終生成物から洗浄した。最終完全加水分解生成物をその後、オーブン中で乾燥させ、ターポリマー実施例Cを得た。このように調製したターポリマーは、その対象とする用途のための所望の固体および粘度で、アルコールおよび共溶媒としての水を用いて溶液に変換できる。
ターポリマー実施例BおよびCを使用してバリアコーティング組成物を調製し、実施例31〜33を得た。バリアコーティング組成物の酸素透過率を上で記載される通りに測定した。配合および試験結果を、下の表11に示す。
発明の範囲をさらに拡張するために、実施例3(表1)を調製し、主希釈剤としての75%エタノール中のコーティング溶液に変換した。これにcloisite分散物を添加し、最終配合物中で60.24%の全体のアルコール含量を得た(実施例35)。市販のポリビニルアルコールに基づく比較例34、および実施例番号35(Ex.3表1)を、市販のWindmoller&Holscher Soloflex(6色コモンインプレッション型)フレキソ印刷機上で評価した。配合を下の表12に示す。
比較例34および実施例35を、ヘッドスペースガスクロマトグラフィー(HS−GC)を用いて保持溶媒について分析した。結果を、表14に示す((mg/m2)として表される)。
改質樹脂(すなわちコポリマー実施例3)のみに基づき、9μmおよび130μmのフィルム厚さを有する、コポリマー実施例3(表1を参照されたい)に基づくフィルムを調製した。2cm2の面積を有するフィルムの試料を取り、8ccの冷水中に置いた。フィルムを、かき混ぜあり、およびかき混ぜなしでどれくらい速く溶解したかを見るために評価し、それらがバリア特性を有する水溶性フィルムを要求する用途において好適であることを確認した。結果を、表15に示す。
Claims (33)
- a)酢酸ビニル;および
b)酢酸イソプロペニル;
を含み、
90%超加水分解されている、コポリマー。 - 95%超加水分解されている、請求項1に記載のコポリマー。
- 99%超加水分解されている、請求項1に記載のコポリマー。
- 低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物中に3%〜40%の固体含量で可溶である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物中に6%〜30%の固体含量で可溶である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマー中のイソプロペニルアルコールのモル比は5mol%〜80mol%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマー中のイソプロペニルアルコールのモル比は10mol%〜50mol%である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 前記コポリマー中のイソプロペニルアルコールのモル比は15mol%〜34mol%である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物中で可溶性であり、前記溶媒混合物中の低級アルコールの量は50%〜95%である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物中に可溶であり、前記溶媒混合物中の低級アルコールの量は60%〜80%である、請求項1〜9のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物中に可溶であり、前記溶媒混合物中の低級アルコールの量は65%〜75%である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のコポリマー。
- コポリマーの総重量に基づいて1wt%〜25wt%の量で1つ以上の追加の重合可能なモノマーをさらに含むターポリマーである、請求項1〜11のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 前記1つ以上の追加の重合可能なモノマーはコポリマーの総重量に基づいて1.5wt%〜10wt%の量で存在する、請求項12に記載のコポリマー。
- 前記1つ以上の追加の重合可能なモノマーは、エチレン、プロペン、1−ブテン、イソブチレン、1,3−ブタジエン、スチレン、α−メチルスチレン、塩化ビニル、アクリロニトリル、無水マレイン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、N−(ヒドロキシメチル)−N−ビニルホルムアミド アクリル酸ヒドロキシエチル、メチルビニルケトンおよびジアセトンアクリルアミド並びにそれらの混合物からなる群より選択される、請求項12又は13に記載のコポリマー。
- 5000Da〜150,000Daの分子量を有する、請求項1〜14のいずれかに記載のコポリマー。
- 10,000Da〜50,000Daの分子量を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のコポリマー。
- 請求項1〜16のいずれか一項に記載のコポリマー、ならびに低級アルコールおよび水を含む溶媒混合物を含み、固体含量は3%〜40%である、溶液。
- 前記固体含量は6%〜30%である、請求項17に記載の溶液。
- 20℃で、50%〜95%アルコールを含む水溶液中にて、4%溶液として測定される場合、3mPas秒〜5mPas秒の粘度を有する、請求項17又は18に記載の溶液。
- 20℃で、60%〜80%アルコールを含む水溶液中にて、4%溶液として測定される場合、3mPas秒〜5mPas秒の粘度を有する、請求項17〜19のいずれか一項に記載の溶液。
- 3.2mPas秒〜3.8mPas秒の粘度を有する、請求項17〜20のいずれか一項に記載の溶液。
- 請求項1〜16のいずれか一項に記載の1つ以上のコポリマーを含むバリアコーティング組成物。
- 前記コポリマーは前記バリアコーティング組成物の総重量に基づいて、2wt%〜15wt%の量で存在する、請求項22に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記コポリマーは前記バリアコーティング組成物の総重量に基づいて、3wt%〜10wt%の量で存在する、請求項22又は23に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記バリアコーティング組成物の総重量に基づいて、1wt%〜5wt%の量で剥離ナノ粘土の1つ以上の分散物をさらに含む、請求項22〜24のいずれか一項に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記粘土は、それが有機溶媒中で分散可能であるように表面処理されている、請求項25に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記バリアコーティング組成物の総重量に基づいて、0.1wt%〜15wt%の量で1つ以上の架橋剤をさらに含む、請求項22〜26のいずれか一項に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記1つ以上の架橋剤が、メラミンホルムアルデヒド、尿素ホルムアルデヒド、グリオキサール、グルタルアルデヒド、オルトケイ酸テトラメチル、メチルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、[3−(ジエチルアミノ)プロピル]トリメトキシシラン、イソブチル(トリメトキシ)シラン、N−プロピルトリエトキシシラン、オルトケイ酸テトラプロピル、トリエトキシ(オクチル)シラン、トリエトキシフェニルシラン、トリエトキシビニルシラン、トリメトキシメチルシラン、トリメトキシフェニルシラン、およびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項27に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記バリアコーティング組成物の総重量に基づいて、0.1wt%〜10wt%の量で1つ以上の添加物をさらに含む、請求項22〜28のいずれか一項に記載のバリアコーティング組成物。
- 前記1つ以上の添加物が、ポリマー、接着促進剤、分散剤、界面活性剤、着色剤、レオロジー改質剤、湿潤剤、安定剤、シリコーン、ワックス、可塑剤、消泡剤、触媒、フィラー、光安定剤、UV安定剤、流れ促進剤、抗酸化剤、および脱ガス添加物から選択される、請求項29に記載のバリアコーティング組成物。
- <0.5μmの乾燥フィルム厚さで適用されたときに、23℃および50%RHで<7cc/m2/日のOTRを有する、請求項22〜30のいずれか一項に記載のバリアコーティング組成物。
- 請求項1〜16のいずれか一項に記載の1つ以上のコポリマーを含むバリアフィルム。
- 食品、化粧品、および医薬品のための可撓性パッケージングを製造するのに好適である、請求項32に記載のバリアフィルム。
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