JP2018204652A - 車両用伝動装置の油圧制御装置 - Google Patents

車両用伝動装置の油圧制御装置 Download PDF

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永吉 城所
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Abstract

【課題】バルブボディのボディ部を樹脂製としながらも、オリフィス部からの作動油の漏出を抑制可能な車両用伝動装置の油圧制御装置を提供する。【解決手段】油圧制御装置は、油路87を有する樹脂製のボディ部4aと、ボディ部4aと別体からなり、油路87の油路径よりも小さい内径のオリフィス孔102aを有し、油路87の内部に収容されて油路87の壁部87aにより固定された状態で設けられたオリフィスプラグ100と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば車両に搭載される車両用伝動装置の油圧制御装置に関する。
従来、車両用駆動装置の油圧制御装置としては、複数のリニアソレノイドバルブや切換えバルブ等の各種バルブ(以下、単にバルブという)と、これらのバルブ同士を連通する油路とを有するバルブボディを備えたものが普及している。バルブボディはアルミダイカスト等、金属製のものが主流であるが、近年では、3Dプリンタを利用した三次元積層造形法の採用により単一部材からなるボディ部を有するバルブボディが開発されている(特許文献1参照)。
このような単一部材からなるボディ部では、例えば、複数の油路を横切る挿入孔が設けられ、この挿入孔に軸形状で中心線に直交するオリフィス孔を複数有するオリフィス部材が挿入されて固定されて、バルブボディとして組み立てられる場合がある。これにより、挿入孔が横切る複数の油路において、1つのオリフィス部材の複数のオリフィス孔がそれぞれの油路を連通するように軸方向及び周方向に位置決めして設けられる。このオリフィス部材によれば、複数のオリフィス孔が1つのオリフィス部材に集約されるので、オリフィス部材の部品点数の増加を抑えることができる。
特開2017−053421号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載したバルブボディでは、オリフィス部材が複数の油路に跨って設けられているため、ボディ部の挿入孔とオリフィス部材との間でのシールは、オリフィス部材の外周の円柱形状面でのシールとなる。このため、挿入孔とオリフィス部材とにはクリアランスがあることから、隣接するオリフィス孔に連通する油路同士の間で作動油が漏出してしまう虞がある。
そこで、バルブボディのボディ部を樹脂製としながらも、オリフィス部からの作動油の漏出を抑制可能な車両用伝動装置の油圧制御装置を提供することを目的とする。
本開示に係る車両用伝動装置の油圧制御装置は、油路を有する樹脂製のボディ部と、前記ボディ部と別体からなり、前記油路の油路径よりも小さい内径のオリフィス孔を有し、前記油路の内部に収容されて前記油路の内周部により固定された状態で設けられたオリフィス部と、を備えた。
本車両用伝動装置の油圧制御装置によると、オリフィス部は油路の内部に収容されていると共に、油路の内周部により固定された状態で設けられている。このため、オリフィス部とボディ部との隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部を樹脂製としながらも、オリフィス部からの作動油の漏出を抑制することができる。
第1の実施形態に係る車両用伝動装置の油圧制御装置を搭載した車両を示す概略図である。 第1の実施形態に係る油圧制御装置を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る油圧制御装置を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る油圧制御装置を示す断面図である。 油圧制御装置の油路に設けられたオリフィスを示す断面図であり、(a)は第1の実施形態に係るオリフィス、(b)は第2の本実施形態に係るオリフィスである。 油圧制御装置の油路に設けられたオリフィスを示す断面図であり、(a)は第3の実施形態に係るオリフィス、(b)は第4の実施形態に係るオリフィス、(c)は(b)のC−C線で切断した図である。
<第1の実施形態>
以下、車両用伝動装置の油圧制御装置の第1の実施形態を、図1乃至図5(a)を参照しながら説明する。まず、車両用伝動装置の一例として自動変速機3が搭載される車両1の概略構成について、図1に沿って説明する。図1に示すように、本実施形態の車両1は、例えば、内燃エンジン2と、自動変速機3と、自動変速機3を制御する油圧制御装置4及びECU(制御装置)5と、車輪6とを備えている。内燃エンジン2は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関であり、自動変速機3に連結されている。また、本実施形態では、自動変速機3は、所謂FR(フロントエンジン・リアドライブ)型としている。但し、自動変速機3は、FR型には限られず、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)型であってもよい。また、同一の油圧制御装置4をFR型の自動変速機3とFF型の自動変速機とに共用可能としてもよい。また、本実施形態では、車両用伝動装置を適用した車両の一例として、駆動源として内燃エンジンのみを利用する車両の場合について説明しているが、これには限られず、駆動源として、例えば内燃エンジンと電動モータとを利用するハイブリッド車両に適用してもよい。
自動変速機3は、トルクコンバータ30と、変速機構31と、これらを収容するミッションケース32とを有している。トルクコンバータ30は、内燃エンジン2及び変速機構31の間に介在され、作動流体を介して内燃エンジン2の駆動力を変速機構31に伝達可能である。
変速機構31は、第1クラッチ(摩擦係合要素)C1を含む複数のクラッチやブレーキの係脱により複数の変速段を形成可能な多段変速機構としている。また、変速機構31は、油圧の給排により第1クラッチC1を係脱可能な油圧サーボ33を有している。但し、変速機構31としては、多段変速機には限られず、ベルト式無段自動変速機構等のような無段変速機構であってもよい。
油圧制御装置4は、例えばバルブボディにより構成されており、不図示のオイルポンプから供給された油圧からライン圧やモジュレータ圧等を生成し、ECU5からの制御信号に基づいて変速機構31のクラッチやブレーキをそれぞれ制御するための油圧を給排可能である。油圧制御装置4の詳細な構成については、後述する。
ECU5は、例えば、CPUと、処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備えており、油圧制御装置4への制御信号等、各種の信号を出力ポートから出力する。
次に、上述した油圧制御装置4の構成について、図2乃至図4に沿って詳細に説明する。図2及び図3に示すように、油圧制御装置4は、樹脂製のボディ部4aを有するバルブボディであり、リニアソレノイドバルブ70及びソレノイドバルブ79の各調圧部71を収容するソレノイド設置部40と、切換えバルブ66(図4参照)などのバルブを収容するバルブ設置部60と、これらソレノイド設置部40とバルブ設置部60との間に介在されて設けられた油路設置部50と、が積層されて形成されている。尚、本実施形態で、ボディ部4aは、第2ブロック42、第1ブロック41、第3ブロック43、第5ブロック52、第6ブロック62、第8ブロック63を順に積層した合成樹脂製のブロックからなり、油路やバルブを設置する孔等を有するバルブボディの基体である。
本実施形態では、積層方向Lを上下方向とし、ソレノイド設置部40を下方(第1の方向D1)に向けると共に、バルブ設置部60を上方(第2の方向D2)に向けて、バルブ設置部60をミッションケース32に取り付けて設けられている。即ち、積層方向Lのうち、油路設置部50からソレノイド設置部40への方向を第1の方向D1とし、その反対方向を第2の方向D2としている。また、後述するリニアソレノイドバルブ70の中心線L1(図4参照)の長手方向を、幅方向Wとしている。
図2乃至図4に示すように、ソレノイド設置部40は、第1ブロック41と、第2ブロック42と、第3ブロック43との3層の合成樹脂製の略板状ブロックを有しており、これら3層を積層して、例えば射出成形により互いに一体化して構成されている。
第1ブロック41は、ソレノイド設置部40を構成する3層の中心に配置され、積層方向Lに直交する幅方向Wの一側端部及びその反対側の他側端部から交互に内部に向けて複数の穴部44が形成されている。本実施形態では、第1ブロック41は、DSI法の一次射出成形において、有底円筒形状の金属製のスリーブ73がインサート成形されることで形成されており、スリーブ73の内部が穴部44とされている。各スリーブ73の中心線L1は、幅方向Wと平行に設けられている。
各スリーブ73には、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79が設けられている。設けられているリニアソレノイドバルブ70及びソレノイドバルブ79は、中心線を平行かつ同一平面上に配置して設けられている。リニアソレノイドバルブ70は、スリーブ73に収容され、スプール70pにより油圧を調圧する調圧部71と、電気信号に応じて調圧部71を駆動させるソレノイド部72とを有している。調圧部71は、油圧を調圧するための摺動可能なスプール70pと、スプール70pを一方向に押圧する圧縮コイルばねからなる付勢ばね70sとを有している。
各スリーブ73には、周側面において、多数の貫通孔を有するポート部70aが形成されている。ここでのポート部70aは、スリーブ73の内周面に形成されたポートと、ポートから外径側に連通する連通孔と、連通孔がスリーブ73の外周面で開口する開口部とを有している。各ポート部70aは、開口部において第1ブロック41を構成する合成樹脂により閉じられている。尚、ここでのリニアソレノイドバルブ70は、例えば、第1クラッチC1を係脱可能な油圧サーボ33等に油圧を供給可能である。尚、本実施形態では、リニアソレノイドバルブ70は第2ブロック42側から油圧が供給され、第3ブロック43側から油圧が出力されるように、各ポート部70aが配置されている。但し、これに限られないのは勿論である。
本実施形態では、リニアソレノイドバルブ70は、入力された油圧に基づいて電気信号に応じて出力圧を生成する。ソレノイドバルブ79は、電気信号に応じて出力圧の供給及び停止を切り換えるオンオフソレノイドバルブである。リニアソレノイドバルブ70及びソレノイドバルブ79は、積層方向Lに交差する方向、例えば直交方向Xに沿って、互いに平行に隣接して配置されている。
第1ブロック41は、第1の方向D1側に設けられた第1面411と、第1面411に形成された断面半円形状の複数の溝411aと、第1面411に形成された凸部411bと、を有している。複数の溝411aは、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79の複数のポート部のうちの一部のポート部70aに連通している。凸部411bは、第2ブロック42に向けて突出している。また、第1ブロック41は、第2の方向D2側に設けられた第2面412と、第2面412に形成された断面半円形状の複数の溝412aと、第2面412に形成された凸部412bと、を有している。複数の溝412aは、リニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79の複数のポート部のうちの一部のポート部70aに連通している。凸部412bは、第3ブロック43に向けて突出している。更に、第1ブロック41は、第1面411及び第2面412の間に、第1面411及び第2面412に沿って形成され、調圧部71を収容する複数の穴部44を有する。
第2ブロック42は、第1ブロック41の第1面411に対向して設けられた第3面423と、第3面423に形成された断面半円形状の複数の溝423aと、第3面423に形成された凹部423bとを有している。複数の溝423aは、複数の溝411aに対向して設けられている。また、第1ブロック41の第1面411に対して第3面423を対向させて積層することで、複数の溝411a及び複数の溝423aにより複数の油路80を形成する。凹部423bは、第1面411の凸部411bの突出方向と同方向に窪むと共に、凸部411bが積層方向Lに隙間を有して嵌合される。第1ブロック41及び第2ブロック42は、隣り合う油路80の間で凸部411bと凹部423bとを嵌合して積層され、凸部411bと凹部423bとの隙間をキャビティとする射出成形により一体化されている。
第3ブロック43は、第1ブロック41に対して第2ブロック42とは反対側に積層されている。第3ブロック43は、第1ブロック41の第2面412に対向する第4面434と、第4面434に形成された断面半円形状の複数の溝434aと、第4面434に形成された凹部434bとを有している。複数の溝434aは、複数の溝412aに対向して設けられている。また、第1ブロック41の第2面412に対して第4面434を対向させて積層することで、複数の溝412a及び複数の溝434aにより複数の油路81を形成する。凹部434bは、第2面412の凸部412bの突出方向と同方向に窪むと共に、凸部412bが積層方向Lに隙間を有して嵌合される。第1ブロック41及び第3ブロック43は、隣り合う油路81の間で凸部412bと凹部434bとを嵌合して積層され、凸部412bと凹部434bとの隙間をキャビティとする射出成形により一体化されている。
第1ブロック41と第3ブロック43とにより形成された油路81は、油路設置部50を介してバルブ設置部60に連通されたり、あるいは、リニアソレノイドバルブ70のポート部70aやソレノイドバルブ79のポート部同士を連通する。第1ブロック41と第2ブロック42とにより形成された油路80は、リニアソレノイドバルブ70のポート部70aやソレノイドバルブ79のポート部同士を連通すると共に、各種の元圧供給部に連通され、ライン圧やモジュレータ圧等の元圧をリニアソレノイドバルブ70やソレノイドバルブ79に供給する。
次に、油路設置部50は、第4ブロック(第2層)51と、第5ブロック(第1層)52との2層の合成樹脂製の略板状ブロックを有しており、これら2層を積層して、例えば射出成形により互いに一体化して構成されている。本実施形態では、第4ブロック51は第3ブロック43の第2の方向D2側に配置され、第4ブロック51と第3ブロック43とは単一部材により構成されている。但し、第4ブロック51と第3ブロック43とは単一部材であることには限られず、別部材により形成し、射出成形、接着、溶着等により一体化してもよい。
第4ブロック51は、第2の方向D2側に設けられ、第6面16に対向する第5面(第3の面)15と、第5面15に形成された断面半円形状の大径の複数の第3の溝15a及び複数の小径の溝15cと、第5面15に形成された凸部15bと、を有している。凸部15bは、第2の方向D2に向けて突出しており、第5面15において複数の溝15a,15cを囲うように配置されている。複数の第3の溝15aは、積層方向Lから視て、リニアソレノイドバルブ70の調圧部71に重なって配置されている。また、複数の小径の溝15cは、積層方向Lから視て、リニアソレノイドバルブ70のソレノイド部72に重なって配置されている。
第5ブロック52は、第4ブロック51の第5面15に対向して設けられた第6面(第1の面)16と、第6面16に形成された断面半円形状の大径の複数の第1の溝16a及び複数の小径の溝16cと、第6面16に形成された凹部16bと、を有している。複数の第1の溝16aは、複数の第3の溝15aに対向して設けられている。複数の小径の溝16cは、複数の小径の溝15cに対向して設けられている。また、第4ブロック51の第5面15に対して第6面16を対向させて積層することで、複数の第1の溝16a及び複数の第3の溝15aにより複数の大径の第1の油路83を形成すると共に、複数の小径の溝16c及び複数の小径の溝15cにより複数の小径油路84を形成する。凹部16bは、第5面15の凸部15bの突出方向と同方向に窪むと共に、凸部15bが積層方向Lに隙間を有して嵌合される。即ち、凹部16bは、第6面16において複数の溝16a,16cを囲うように配置されている。第4ブロック51及び第5ブロック52は、隣り合う油路83,84の間で凸部15bと凹部16bとを嵌合して積層され、凸部15bと凹部16bとの隙間をキャビティとする射出成形により一体化されている。本実施形態では、第1の油路83及び小径油路84の断面形状は、略円形状である。略円形状とは、真円形状以外にも、楕円形など、油路83,84の断面が連続して湾曲した形状を含む。
また、第1の油路83は、第4ブロック51及び第5ブロック52の少なくとも一方の内部に形成された連通油路91に連通している。連通油路91は、例えば、第2面412と第4面434との間に形成される大径の油路81や、第7面17と第9面19との間に形成される大径の第2の油路82等に連通している。また、小径油路84は、第4ブロック51及び第5ブロック52の少なくとも一方の内部に形成された小径連通油路92に連通している。小径連通油路92は、連通油路91よりも小径で、例えば、第2面412と第4面434との間に形成される小径の油路や、第7面17と第9面19との間に形成される小径の油路等に連通している。これにより、油路83,84は、例えば、第4ブロック51及び第5ブロック52との間で、あるいは第4ブロック51から第4ブロック51、または第5ブロック52から第5ブロック52へ作動油を流通させることができる。また、油路83,84は、例えば第1クラッチC1の油圧サーボ33と、リニアソレノイドバルブ70のポート部70aと、切換えバルブ66のポート部66aと、のうちの2つを連通している。本実施形態では、第1の油路83は、例えば、ライン圧やレンジ圧、摩擦係合要素を制御するための油圧等、大流量の作動油を流通するために使用される。小径油路84は、例えば、切換えバルブ66の信号圧等、小流量の作動油を流通させるために使用される。
本実施形態では、凸部15bの高さは、凹部16bの深さよりも小さい。また、凸部15bの先端面と凹部16bの底面との間には、シール部材が充填されており、シール部材により凸部15bと凹部16bとが接合状態にある。更に、シール部材は射出成形材であり、凸部15bと凹部16bとは射出成形により接合状態にある。
次に、バルブ設置部60は、第6ブロック(第3層)61と、第7ブロック(第1層)62と、第8ブロック63との3層の合成樹脂製の略板状ブロックを有しており、これら3層を積層して、例えば射出成形により互いに一体化して構成されている。バルブ設置部60は、油路設置部50に対して、ソレノイド設置部40とは積層方向Lの反対側に積層され、切換えバルブ66を収容する。
第6ブロック61は、バルブ設置部60を構成する3層の中心に配置され、積層方向Lに直交する幅方向Wの一側端部及びその反対側の他側端部から内部に向けて複数の穴部64が形成されている。本実施形態では、第6ブロック61は、DSI法の一次射出成形において、有底円筒形状の金属製のスリーブ65がインサート成形されることで形成されており、スリーブ65の内部が穴部64とされている。各スリーブ65の中心線L2は、幅方向Wと平行に設けられている。
各スリーブ65には、スプールバルブである切換えバルブ66が形成されている。各スリーブ65には、摺動可能なスプール66pと、スプール66pを一方向に押圧する圧縮コイルばねからなる付勢ばね66sと、付勢ばね66sがスプール66pを押圧した状態にするストッパ67とが収容され、これらにより切換えバルブ66が形成されている。ストッパ67は、留め具68によりスリーブ65の開口部の近傍に固定されている。各スリーブ65には、周側面において、多数の貫通孔からなるポート部66aが形成されている。ここでのポート部66aは、スリーブ65の内周面に形成されたポートと、ポートから外径側に連通する連通孔と、連通孔がスリーブ65の外周面で開口する開口部とを有している。各ポート部66aは、開口部において第6ブロック61を構成する合成樹脂により閉じられている。尚、切換えバルブ66は、例えば油路を切換え又は油圧を調圧可能である。油路を切換え可能な切換えバルブ66は、移動可能なスプール66pと、スプール66pを一方向に付勢する付勢ばね66sと、供給された油圧によりスプール66pを付勢ばね66sに抗する方向に移動させる作動油室66bと、を有するスプールバルブである。
第6ブロック61は、第9面19に対向する第7面(第4の面)17と、第7面17に形成された断面半円形状の複数の第4の溝17aと、第7面17に形成された凸部17bと、を有している。複数の第4の溝17aは、切換えバルブ66の複数のポート部のうちの一部のポート部66aに連通している。凸部17bは、第7面17において隣り合う第4の溝17aの間に形成され、第7ブロック62に向けて突出している。また、第6ブロック61は、第7面17の反対側に設けられた第8面618と、第8面618に形成された断面半円形状の複数の溝618aと、第8面618に形成された凸部618bと、を有している。複数の溝618aは、切換えバルブ66の複数のポート部のうちの一部のポート部66aに連通している。凸部618bは、第8面618において隣り合う溝618aの間に形成され、第8ブロック63に向けて突出している。更に、第6ブロック61は、第7面17及び第8面618の間に、第7面17及び第8面618に沿って形成され、切換えバルブ66を収容する複数の穴部64を有する。
第7ブロック62は、第6ブロック61に対して、ミッションケース32とは反対側に積層されている。本実施形態では、第7ブロック62は第5ブロック52の第2の方向D2側に配置され、第7ブロック62と第5ブロック52とは単一部材により構成されている。但し、第7ブロック62と第5ブロック52とは単一部材であることには限られず、別部材により形成し、射出成形、接着、溶着等により一体化してもよい。
第7ブロック62は、第9面(第2の面)19と、第9面19に形成された断面半円形状の複数の第2の溝19aと、第9面19に形成された凹部19bと、を有している。複数の第2の溝19aは、複数の第4の溝17aに対向して設けられている。また、第6ブロック61の第7面17に対して第9面19を対向させて積層方向Lに積層することで、複数の第4の溝17a及び複数の第2の溝19aが複数の第2の油路82を形成する。油路83,84及び第2の油路82は、第7面17及び第9面19等の対向面に交差、例えば直交する方向に連通した状態にある。
凹部19bは、第7面17の凸部17bの突出方向と同方向に窪むと共に、凸部17bが積層方向Lに隙間を有して嵌合される。本実施形態では、第6ブロック61及び第7ブロック62は、隣り合う第2の油路82の間で凸部17bと凹部19bとを嵌合して積層され、凸部17bと凹部19bとの隙間に射出成形材が注入され、隙間をキャビティとする射出成形により一体化されている。
本実施形態では、第7ブロック62と第5ブロック52とは単一部材であり、第1層を構成している。即ち、第7ブロック62及び第5ブロック52は、第6面16と、第1の溝16aと、第6面16の反対側に設けられた第9面19と、第2の溝19aと、第1の溝16a及び第2の溝19aを連通する連通油路91と、を有している。
第8ブロック63は、第6ブロック61に対して第7ブロック62とは反対側に積層されており、ミッションケース32に取り付けられている。第8ブロック63は、第10面630と、第10面630に形成された断面半円形状の複数の溝630aと、第10面630に形成された凹部630bと、を有している。複数の溝630aは、複数の溝618aに対向して設けられている。また、第6ブロック61の第8面618に対して第10面630を対向させて積層することで、複数の溝630a及び複数の溝618aが複数の油路85を形成する。
凹部630bは、第8面618の凸部618bの突出方向と同方向に窪むと共に、凸部618bが積層方向Lに隙間を有して嵌合される。第6ブロック61及び第8ブロック63は、隣り合う油路85の間で凸部618bと凹部630bとを嵌合して積層され、凸部618bと凹部630bとの隙間をキャビティとする射出成形により一体化されている。
また、本実施形態では、例えば、第6ブロック61と第7ブロック62との間に、ドレン油路86(図2及び図3参照)が設けられている。ドレン油路86は、第7面17に形成された第4の溝17aと第9面19に形成された第2の溝19aとにより、第7面17及び第9面19の両面内に形成され、第6ブロック61及び第7ブロック62の外部に連通して作動油をドレンする。尚、このドレン油路86の周囲には、接合部が設けられていない。
ここで、バルブ設置部60において切換えバルブ66に連通された油路82,85のうち、大流量の作動油を流通する大径の油路は、例えば、バルブ設置部60の中で他の切換えバルブ66に連通されたり、あるいは油路設置部50の第1の油路83を経由してバルブ設置部60の他の切換えバルブ66に連通されたり、あるいは油路設置部50の第1の油路83を経由してソレノイド設置部40のリニアソレノイドバルブ70又はソレノイドバルブ79に連通される。また、バルブ設置部60において切換えバルブ66に連通された油路82,85のうち、小流量の作動油を流通する小径の油路は、例えば、バルブ設置部60の中で他の切換えバルブ66に連通されたり、あるいは油路設置部50の小径油路84を経由してバルブ設置部60の他の切換えバルブ66に連通されたり、あるいは油路設置部50の小径油路84を経由してソレノイド設置部40のソレノイドバルブ79に連通される。即ち、油路設置部50の油路83,84の少なくとも一部は、ソレノイド設置部40のリニアソレノイドバルブ70とバルブ設置部60の切換えバルブ66とを連通する。
尚、上述の説明では、第5面15に形成された凸部15bと、第6面16に形成された凹部16bと、が接合して、第5面15及び第6面16の両面内に位置する油路83,84を囲んでシールした状態にあることを説明したが、これは凸部15b及び凹部16bには限られない。即ち、他の面の凸部及び凹部も同様に、隣り合う油路を囲むように設けることで、凸部及び凹部の接合により油路をシールすることができる。本実施形態では、凸部411b及び凹部423bは接合して油路80を囲んでシールし、凸部412b及び凹部434bは接合して油路81を囲んでシールし、凸部17b及び凹部19bは接合して第2の油路82を囲んでシールし、凸部618b及び凹部630bは接合して油路85を囲んでシールする。
次に、上述した自動変速機3の油圧制御装置4のバルブボディに形成される油路に設けたオリフィスプラグ(オリフィス部)100について、図5(a)を参照して詳細に説明する。ここでは、一例として、第5ブロック52を中心として第6ブロック61及び第4ブロック51の間に形成された油路87について説明する。油路87は、第1の油路(第1の油路部)83と、連通油路91と、第2の油路(第2の油路部)82との連通により形成されている。また、油路87での作動油の流通方向Fは、図中の矢印で示すように、第1の油路83から連通油路91を経て、第2の油路82に流れる方向としている。また、本実施形態では、連通油路91は積層方向Lに沿って設けられており、オリフィスプラグ100は中心軸を積層方向Lにして設けられている。
オリフィスプラグ100は、ボディ部4aと別体からなり、油路87の内部に収容されて設けられている。即ち、オリフィスプラグ100は、複数の油路に跨ることなく、単一の油路87に設けられている。このため、オリフィスプラグ100が隣接する油路に跨っていないので、油が隣接する油路に漏れることはない。オリフィスプラグ100は、略円筒形状の本体部(第1の外径部)101と、本体部101の内周部に形成された板部102と、本体部101の外周部に形成された保持部(第2の外径部)103と、本体部101の外周部に形成された溝部104と、を有している。このオリフィスプラグ100は、ボディ部4aよりも高硬度の材質、例えば、金属からなる。あるいは、ボディ部4aよりも高硬度の樹脂製としてもよい。これにより、板部102を薄くすることができ、流量特性を悪化させることなく、オリフィス孔102aの周囲において発生し得るキャビテーションに対して、十分な耐久性を有することができる。
板部102は、本体部101の内周部の軸方向の略中央部において、本体部101の内周面から内周側に突出して設けられている。板部102の中央部には、油路87の油路径よりも小さい内径のオリフィス孔102aが設けられている。オリフィス孔102aは、一般的なオリフィス孔としての大きさや形状を有しており、例えば、板部102の流通方向Fの上流側の径をD、オリフィス孔102aの径をdとした場合に、0.1≦d/D≦0.75の関係を満たすようにする。
保持部103は、本体部101の外周部の流通方向Fの上流側に形成され、下流側より拡径した形状としている。また、オリフィスプラグ100が装着される連通油路91が形成された第5ブロック52の第6面16側の部分には、第5面15との間で保持部103を挟み込む段差部52aが形成されている。本体部101は、第1の外径d1を有すると共に、後述するOリング105が設けられている。また、保持部103は、第1の外径d1よりも大きい第2の外径d2を有して、本体部101に対して段差を形成する。これにより、オリフィスプラグ100は、第5ブロック52と第4ブロック51とにより積層方向Lに挟み込まれる。このため、簡易な構成で抜け止めを実現できるので、オリフィスプラグ100のボディ部4aへの固定を強固にすることができる。
溝部104は、オリフィスプラグ100の外周部の流通方向Fの下流側に形成され、外周面が全周に亘って凹んだ形状としている。溝部104には、シール部材として、例えばゴム等の弾性体からなるOリング(シール部)105が装着されている。Oリング105は、油路87の壁部(内周部)87aに密着している。即ち、オリフィスプラグ100は、外周部に、油路87の壁部87aに対して全周に亘り密着したOリング105を有し、油路87の壁部87aにより固定された状態で、油路87ごとに独立して設けられている。そして、Oリング105は、油路87の全周に亘って壁部87aに密着して、ボディ部4a及びオリフィスプラグ100の間を全周に亘ってシールする。これにより、第1の油路83から連通油路91に向けて流通する作動油は、オリフィスプラグ100と壁部87aとの間をシールされた状態で、オリフィス孔102aを通過して第2の油路82に流通する。
尚、図5(a)では、一例として、油路87は、第5ブロック52及び第4ブロック51により形成された第1の油路83と、第5ブロック52に形成された連通油路91と、第5ブロック52及び第6ブロック61により形成された第2の油路82と、により形成された場合について説明したが、他のブロックにおける他の油路についても同様にオリフィスプラグ100を装着することができる。
上述した自動変速機3の油圧制御装置4のバルブボディは、本実施形態ではDSI法により製造される。このため、油圧制御装置4のバルブボディを製造する際は、第1ブロック41〜第8ブロック63を、それぞれ射出成形により形成し、金型から取り外されずに、対向するダイを相対移動させる。ダイスライドにより、一部の層同士を凸部と凹部とを嵌合して積層し、キャビティに合成樹脂を射出することにより射出成形して、積層した層を一体化する。この時、所定のブロックの間にオリフィスプラグ100を挟み込んで装着する(図3参照)。そして、このダイスライド及び積層を第1ブロック41〜第8ブロック63の全ての接合面で行い、バルブボディを形成する。尚、本実施形態では、積層したブロックを一体化するシール部材を射出成形材としたが、これには限られず、例えば接着剤としてもよい。即ち、各層の凸部と凹部とを接着により一体化してもよい。この場合、バルブボディの組立を安価に行うことができる。
次に、上述した自動変速機3の油圧制御装置4の動作について、図1乃至図5(a)に沿って説明する。
内燃エンジン2の始動後、オイルポンプが駆動して油圧が供給されると、レギュレータバルブ及びモジュレータバルブによりライン圧やモジュレータ圧が生成される。生成されたライン圧やモジュレータ圧は、ソレノイド設置部40の油路81から、油路設置部50の第1の油路83又は小径油路84を経て、バルブ設置部60の第2の油路82を流通して、リニアソレノイドバルブ70やソレノイドバルブ79に供給される。リニアソレノイドバルブ70は、ECU5からの電気信号によって動作し、ライン圧やモジュレータ圧に基づいて、所望の油圧を生成して出力する。ソレノイドバルブ79は、ECU5からの電気信号によって動作し、ライン圧やモジュレータ圧に基づいて、油圧の供給をオンオフする。
リニアソレノイドバルブ70やソレノイドバルブ79から供給された油圧の一部は、油路設置部50及びバルブ設置部60を貫通して、自動変速機3に供給される。また、リニアソレノイドバルブ70やソレノイドバルブ79から供給された油圧の他の一部は、油路設置部50を通過して切換えバルブ66に供給される。このとき、油路87では、第1の油路83から連通油路91に向けて流通する作動油は、オリフィス孔102aを通過して第2の油路82に流通し、所望の流量を得ることができる。油圧の供給により、切換えバルブ66のスプール66pの位置が切り換えられ、あるいは、ポート部66a同士が連通あるいは遮断され、自動変速機3に供給される。自動変速機3に油圧が供給されることにより、自動変速機3の第1クラッチC1やブレーキ等の摩擦係合要素が係脱されて所望の変速段が形成されたり、あるいは自動変速機3の各部の潤滑が行われる。
以上説明したように、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によると、オリフィスプラグ100は油路87の内部に収容されていると共に、油路87の壁部87aにより固定された状態で設けられている。このため、オリフィスプラグ100が隣接する油路に跨っておらず、オリフィスプラグ100とボディ部4aとの隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部4aを樹脂製としながらも、オリフィスプラグ100からの作動油の漏出を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4では、オリフィスプラグ100は、外周部に、油路87の壁部87aに対して全周に亘り密着したOリング105を有している。このため、第1の油路83から連通油路91に向けて流通する作動油は、オリフィスプラグ100と壁部87aとの間をシールされた状態で、オリフィス孔102aを通過して第2の油路82に流通する。
尚、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4では、第1ブロック41〜第8ブロック63の全ての層を合成樹脂製とした場合について説明したが、これには限られず、少なくとも一部の層が例えばアルミダイカストなどの金属製であってもよい。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4では、ボディ部4aをDSI法により形成した場合について説明したが、これには限られず、例えば、3Dプリンタを利用した三次元積層造形法の採用により形成するようにしてもよい。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4では、各ブロック同士の接合面の溝の周囲に凹凸形状を設け、互いに嵌合させてシール部材により接合した場合について説明したが、これには限られない。例えば、各ブロック同士の接合面の溝の周囲に凹凸形状を設けず、平面同士を射出成形、接着、溶着等により接合するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図5(b)を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、オリフィスプラグ200の形状やシール部の構成を第1の実施形態と異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、オリフィスプラグ200は、ボディ部4aと別体からなり、油路87の内部に収容されて設けられている。オリフィスプラグ200は、略円筒形状の本体部201と、本体部201の内周部に形成された板部202と、本体部201の外周部に形成された外周側を向いた凹形状の凹部(シール部)204と、を有している。オリフィスプラグ200は、ボディ部4aよりも高硬度の材質で、かつボディ部4aよりも熱膨張率が小さい材質、例えば、金属からなる。板部202の形成位置やオリフィス孔202aの大きさ等は、第1の実施形態と同様としている。
凹部204は、オリフィスプラグ200の外周部に形成され、外周面が全周に亘って凹んだ形状としている。油路87の壁部87aには、凹部204に嵌合した内周側を向いた凸形状の凸部(嵌合部)87bが全周に亘って設けられている。このオリフィスプラグ200は、第5ブロック52の形成時に鋳込まれて一体成形される。オリフィスプラグ200は、凹部204及び凸部87bの嵌合により、例えば第5ブロック52と第4ブロック51とにより挟み込まれることなく、油路87の内部に保持される。
ここで、作動油の流通時には、作動油が高温であることから、オリフィスプラグ200及び油路87が熱膨張する。この時、オリフィスプラグ200の熱膨張率よりもボディ部4aの熱膨張率が大きいので、凸部87bが凹部204の内側で拡張し、特に積層方向Lの第1の方向D1及び第2の方向D2に押圧する。これにより、凸部87b及び凹部204の間のシール性を向上することができる。第1の油路83から連通油路91に向けて流通する作動油は、オリフィスプラグ200の外周部と油路87の内周部との間をシールされた状態で、オリフィス孔202aを通過して第2の油路82に流通する。
本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によっても、オリフィスプラグ200は油路87の内部に収容されていると共に、油路87の壁部87aにより固定された状態で設けられている。このため、オリフィスプラグ200が隣接する油路に跨っておらず、オリフィスプラグ200とボディ部4aとの隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部4aを樹脂製としながらも、オリフィスプラグ200からの作動油の漏出を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によれば、オリフィスプラグ100の熱膨張率よりもボディ部4aの熱膨張率が大きい。このため、作動油の熱による熱膨張時に、凸部87bが凹部204を押圧することより、凸部87b及び凹部204の間のシール性を向上することができる。
尚、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4では、油路87の内周部に設けられた嵌合部を凸部87bとし、オリフィスプラグ200の外周部に設けられたシール部を凹部204とした場合について説明したが、これには限られず、油路87の内周部に設けられた嵌合部を凹部とし、オリフィスプラグ200の外周部に設けられたシール部を凸部としてもよい。即ち、オリフィスプラグ100の外周部に設けられたシール部は、外周側を向いた凸形状及び凹形状の一方であり、油路87の壁部87aに設けられた嵌合部は、内周側を向いた凸形状及び凹形状の他方である。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を、図6(a)を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、オリフィスプラグ300の形状やシール部の構成を第1の実施形態と異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、オリフィスプラグ300は、ボディ部4aと別体からなり、油路87の内部に収容されて設けられている。オリフィスプラグ300は、略円筒形状の本体部301と、本体部301の内周部に形成された板部302と、本体部301の外周部に形成されたフランジ状の保持部303と、を有している。オリフィスプラグ300は、ボディ部4aよりも高硬度の材質、例えば、金属からなる。板部302は、本体部301の流通方向Fの上流側の端部に設けられ、オリフィス孔302aの大きさ等は、第1の実施形態と同様としている。
保持部303は、本体部301の外周部の流通方向Fの上流側に形成され、外周側にフランジ状に突出した円環形状としている。保持部303の流通方向Fの下流側を向いた面は、第2のシール面(シール部)303aとしている。また、オリフィスプラグ300が装着される連通油路91が形成された第5ブロック52の第6面16側の部分には、段差が形成されている。この段差において、作動油の流通方向Fの上流側を向いた段差面は、第1のシール面52bとしている。更に、第4ブロック51の第5面15には、第1のシール面52bに向けて突出した形状の保持突起15dが形成されている。オリフィスプラグ300の保持部303は、第5ブロック52の第1のシール面52bと第4ブロック51の保持突起15dとの間で挟み込まれている。これにより、オリフィスプラグ300は、第5ブロック52と第4ブロック51とにより積層方向Lに挟み込まれる。
第1のシール面52bと第2のシール面303aとは、密着してシールしている。ここで、第1のシール面52bは段差面であるので、オリフィスプラグ300の上流側の受圧面積は下流側の受圧面積よりも大きい。このため、作動油の流通時には、オリフィスプラグ300に対する押圧力は、下流側からよりも上流側からの方が大きくなるので、第2のシール面303aから第1のシール面52bへの押圧力を高めることができ、差圧シールとしてシール性を向上することができる。第1の油路83から連通油路91に向けて流通する作動油は、オリフィスプラグ300の外周部と油路87の内周部との間をシールされた状態で、オリフィス孔302aを通過して第2の油路82に流通する。
本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によっても、オリフィスプラグ300は油路87の内部に収容されていると共に、油路87の壁部87aにより固定された状態で設けられている。このため、オリフィスプラグ300が隣接する油路に跨っておらず、オリフィスプラグ300とボディ部4aとの隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部4aを樹脂製としながらも、オリフィスプラグ300からの作動油の漏出を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によれば、第1のシール面52bは流通方向Fの上流側を向いた段差面であるので、オリフィスプラグ300の上流側の受圧面積は下流側の受圧面積よりも大きい。このため、作動油の流通時には、第2のシール面303aから第1のシール面52bへの押圧力を高めることができ、差圧シールとしてシール性を向上することができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を、図6(b)、(c)を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、オリフィスプラグ100の装着方向を第1の実施形態と異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。即ち、本実施形態のオリフィスプラグ100自体の構成は、第1の実施形態で説明したオリフィスプラグ100と同様である。本実施形態では、油路87は、一例として、第5ブロック52及び第4ブロック51の間に形成された油路87について説明する。
本実施形態では、油路87は積層方向Lに直交する水平方向、例えば幅方向Wに沿って設けられており、オリフィスプラグ100は中心軸を幅方向Wにして設けられている。オリフィスプラグ100が装着される油路87の部位では、第5ブロック52の第6面(第1の面)16の第1の溝16aと、第4ブロック51の第5面(第2の面)15の第3の溝(第2の溝)15aとに、全周に亘って凹部52c,51cが形成されている。この凹部52c,51cにオリフィスプラグ100の保持部103が嵌合することにより、オリフィスプラグ100は第5ブロック52と第4ブロック51とにより積層方向Lに挟み込まれる。
オリフィスプラグ100の溝部104に装着されたOリング105は、油路87の壁部87aに密着している。Oリング105は、油路87の全周に亘って壁部87aに密着して、ボディ部4a及びオリフィスプラグ100の間を全周に亘ってシールする。これにより、油路87を流通する作動油は、オリフィスプラグ100と壁部87aとの間をシールされた状態で、オリフィス孔102aを通過する。
本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によっても、オリフィスプラグ100は油路87の内部に収容されていると共に、油路87の壁部87aにより固定された状態で設けられている。このため、オリフィスプラグ100が隣接する油路に跨っておらず、オリフィスプラグ100とボディ部4aとの隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部4aを樹脂製としながらも、オリフィスプラグ100からの作動油の漏出を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機3の油圧制御装置4によれば、2つのブロックの間に形成された油路87にオリフィスプラグ100を設けることができるので、設計の自由度を高めることができる。
尚、第1〜第4の実施形態は、以下の構成を少なくとも備える。本実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)は、油路(87)を有する樹脂製のボディ部(4a)と、前記ボディ部(4a)と別体からなり、前記油路(87)の油路径よりも小さい内径のオリフィス孔(102a,202a,302a)を有し、前記油路(87)の内部に収容されて前記油路(87)の内周部(87a)により固定された状態で設けられたオリフィス部(100,200,300)と、を備える。この構成によれば、オリフィス部(100,200,300)は油路(87)の内部に収容されていると共に、油路(87)の内周部(87a)により固定された状態で設けられている。このため、オリフィス部(100,200,300)とボディ部(4a)との隙間から作動油が隣の油路に漏出することはなく、バルブボディのボディ部(4a)を樹脂製としながらも、オリフィス部(100,200,300)からの作動油の漏出を抑制することができる。
また、第1〜第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、オリフィス部(100,200,300)は、外周部に、前記油路(87)の内周部(87a)に対して全周に亘り密着したシール部(105,204,303a)を有するこの構成によれば、油路(87)を流通する作動油は、オリフィス部(100,200,300)と内周部(87a)との間をシールされた状態で、オリフィス孔(102a,202a,302a)を通過するので、流量特性の悪化を防止することができる。
また、第1〜第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記ボディ部(4a)は、第1の面(16)と、前記第1の面(16)に形成された第1の溝(16a)と、前記第1の面(16)の反対側に設けられた第2の面(19)と、前記第2の面(19)に形成された第2の溝(19a)と、前記第1の溝(16a)及び前記第2の溝(19a)を連通する連通油路(91)と、を有する第1層(52,62)と、前記第1の面(16)に対向する第3の面(15)と、前記第3の面(15)に形成されて前記第1の溝(16a)に対向する第3の溝(15a)と、を有し、前記第1の面(16)に前記第3の面(15)が接合されて前記第1層(52,62)に対して積層された第2層(51)と、前記第2の面(19)に対向する第4の面(17)と、前記第4の面(17)に形成されて前記第2の溝(19a)に対向する第4の溝(17a)と、を有し、前記第2の面(19)に前記第4の面(17)が接合されて前記第1層(52,62)に対して前記第2層(51)の反対側に積層された第3層(61)と、を有し、前記油路(87)は、前記第1の溝(16a)及び前記第3の溝(15a)により形成された第1の油路部(83)と、前記連通油路(91)と、前記第2の溝(19a)及び前記第4の溝(17a)により形成された第2の油路部(82)と、により形成され、前記オリフィス部(100,200,300)は、前記油路(87)に設けられ、前記第1層(52,62)と前記第2層(51)とに挟み込まれている。この構成によれば、3層構造のバルブボディの層間に形成された油路(87)において、オリフィス部(100,200,300)とボディ部(4a)との隙間から作動油が隣の油路に漏出することを抑制できる。
また、第1〜第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記オリフィス部(100,200,300)は、前記ボディ部(4a)よりも高硬度の材質からなる。この構成によれば、オリフィス孔(102a,202a,302a)を形成する板部を薄くすることができ、流量特性を悪化させることなく、オリフィス孔(102a,202a,302a)の周囲において発生し得るキャビテーションに対して、十分な耐久性を有することができる。
また、第1及び第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記シール部(105)は、Oリングである。この構成によれば、安価な部品を利用しながらも、十分なシール性を得ることができる。
また、第1及び第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記オリフィス部(100)は、外周部に、前記油路(87)の内周部に対して全周に亘り密着したシール部(105)と、第1の外径(d1)を有すると共に前記シール部(105)が設けられた第1の外径部(101)と、前記第1の外径(d1)よりも大きい第2の外径(d2)を有して第1の外径部(101)に対して段差を形成する第2の外径部(103)と、を有し、前記第2の外径部(103)は、前記第1層(52,62)と前記第2層(51)とに挟み込まれている。この構成によれば、簡易な構成で抜け止めを実現できるので、オリフィス部(100)の固定を強固にすることができる。
また、第2の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記シール部(204)は、外周側を向いた凸形状及び凹形状の一方であり、前記油路(87)の内周部(87a)は、前記シール部(204)に嵌合した内周側を向いた前記凸形状及び凹形状の他方である嵌合部(87b)を有する。この構成によれば、凹凸部の嵌合により、シール用の部品を使用することなく、十分なシール性を得ることができる。
また、第2の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記嵌合部(87b)は、凸形状であり、前記シール部(204)は、凹形状である共に、前記嵌合部(87b)よりも熱膨張率が小さい材質からなる。この構成によれば、流通する作動油の熱により凸形状の嵌合部(87b)が凹形状のシール部(204)よりも大きく膨張し、凸形状の嵌合部(87b)が凹形状のシール部(204)の内部で密着するので、シール性を高めることができる。
また、第3の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、
油路(87)の内周部(87a)は、作動油の流通方向の上流側を向いた段差面である第1のシール面(52b)を有し、前記シール部(303a)は、前記流通方向の下流側を向いて前記第1のシール面(52b)に密着した第2のシール面(303a)を有する。この構成によれば、オリフィス部(300)の上流側の受圧面積は下流側の受圧面積よりも大きいので、作動油の流通時には、第2のシール面(303a)から第1のシール面(52b)への押圧力を高めることができ、差圧シールとしてシール性を向上することができる。
また、第4の実施形態の車両用伝動装置(3)の油圧制御装置(4)では、前記ボディ部(4a)は、第1の面(16)と前記第1の面(16)に形成された第1の溝(16a)とを有する第1層(52,62)と、前記第1の面(16)に対向する第2の面(15)と前記第2の面(15)に形成され前記第1の溝(16a)に対向する第2の溝(15a)とを有し、前記第1の面(16)に前記第2の面(15)が接合されて前記第1層(52,62)に積層された第2層(51)と、を有し、前記油路(87)は、前記第1の溝(16a)及び前記第2の溝(15a)により形成され、前記オリフィス部(100)は、前記油路(87)に設けられ、前記第1層(52,62)と前記第2層(51)とに挟み込まれている。この構成によれば、2層構造のバルブボディの層間に形成された油路(87)において、オリフィス部(100)とボディ部(4a)との隙間から作動油が隣の油路に漏出することを抑制できる。
3 自動変速機(車両用伝動装置)
4 油圧制御装置
4a ボディ部
15 第5面(第3の面、第2の面)
15a 第3の溝(第2の溝)
16 第6面(第1の面)
16a 第1の溝
17 第7面(第4の面)
17a 第4の溝
19 第9面(第2の面)
19a 第2の溝
51 第4ブロック(第2層)
52 第5ブロック(第1層)
52b 第1のシール面
61 第6ブロック(第3層)
62 第7ブロック(第1層)
82 第2の油路(第2の油路部)
83 第1の油路(第1の油路部)
87 油路
87a 壁部(内周部)
87b 凸部(嵌合部)
91 連通油路
100 オリフィスプラグ(オリフィス部)
101 本体部(第1の外径部)
102a オリフィス孔
103 保持部(第2の外径部)
105 Oリング(シール部)
200 オリフィスプラグ(オリフィス部)
202a オリフィス孔
204 凹部(シール部)
300 オリフィスプラグ(オリフィス部)
302a オリフィス孔
303a 第2のシール面(シール部)
F 流通方向
L 積層方向

Claims (10)

  1. 油路を有する樹脂製のボディ部と、
    前記ボディ部と別体からなり、前記油路の油路径よりも小さい内径のオリフィス孔を有し、前記油路の内部に収容されて前記油路の内周部により固定された状態で設けられたオリフィス部と、を備えた車両用伝動装置の油圧制御装置。
  2. 前記オリフィス部は、外周部に、前記油路の内周部に対して全周に亘り密着したシール部を有する請求項1に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  3. 前記シール部は、Oリングである請求項2に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  4. 前記シール部は、外周側を向いた凸形状及び凹形状の一方であり、
    前記油路の内周部は、前記シール部に嵌合した内周側を向いた前記凸形状及び凹形状の他方である嵌合部を有する請求項2に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  5. 前記嵌合部は、凸形状であり、
    前記シール部は、凹形状である共に、前記嵌合部よりも熱膨張率が小さい材質からなる請求項4に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  6. 前記油路の内周部は、作動油の流通方向の上流側を向いた段差面である第1のシール面を有し、
    前記シール部は、前記流通方向の下流側を向いて前記第1のシール面に密着した第2のシール面を有する請求項2に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  7. 前記ボディ部は、第1の面と前記第1の面に形成された第1の溝とを有する第1層と、前記第1の面に対向する第2の面と前記第2の面に形成され前記第1の溝に対向する第2の溝とを有し、前記第1の面に前記第2の面が接合されて前記第1層に積層された第2層と、を有し、
    前記油路は、前記第1の溝及び前記第2の溝により形成され、
    前記オリフィス部は、前記油路に設けられ、前記第1層と前記第2層とに挟み込まれた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  8. 前記オリフィス部は、外周部に、前記油路の内周部に対して全周に亘り密着したシール部と、第1の外径を有すると共に前記シール部が設けられた第1の外径部と、前記第1の外径よりも大きい第2の外径を有して第1の外径部に対して段差を形成する第2の外径部と、を有し、
    前記第2の外径部は、前記第1層と前記第2層とに挟み込まれた請求項7に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  9. 前記ボディ部は、
    第1の面と、前記第1の面に形成された第1の溝と、前記第1の面の反対側に設けられた第2の面と、前記第2の面に形成された第2の溝と、前記第1の溝及び前記第2の溝を連通する連通油路と、を有する第1層と、
    前記第1の面に対向する第3の面と、前記第3の面に形成されて前記第1の溝に対向する第3の溝と、を有し、前記第1の面に前記第3の面が接合されて前記第1層に対して積層された第2層と、
    前記第2の面に対向する第4の面と、前記第4の面に形成されて前記第2の溝に対向する第4の溝と、を有し、前記第2の面に前記第4の面が接合されて前記第1層に対して前記第2層の反対側に積層された第3層と、を有し、
    前記油路は、前記第1の溝及び前記第3の溝により形成された第1の油路部と、前記連通油路と、前記第2の溝及び前記第4の溝により形成された第2の油路部と、により形成され、
    前記オリフィス部は、前記油路に設けられ、前記第1層と前記第2層とに挟み込まれた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
  10. 前記オリフィス部は、前記ボディ部よりも高硬度の材質からなる請求項1乃至9のいずれか1項に記載の車両用伝動装置の油圧制御装置。
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