JP2018202184A - シート状面ファスナー部品、そしてこのようなシート状面ファスナー部品を備えた清掃システム - Google Patents

シート状面ファスナー部品、そしてこのようなシート状面ファスナー部品を備えた清掃システム Download PDF

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Abstract

【課題】公知のシート状面ファスナー部品をさらに改良し、特に数多くの清掃過程にも順応でき、糸‐布系の剥離を生じることのないようにする面ファスナーを提供する。【解決手段】特に他の面ファスナー部品と着脱可能に接合されて面ファスナーを形成し、かつ少なくとも経糸と緯糸とパイル糸とを有する糸系(10)から成るシート状面ファスナー部品において、個々の糸が異なる化学的および/または物理的性質を有し、このため異なる材料から成ることを特徴とする面ファスナー部品。【選択図】図5

Description

本発明は、特に他の面ファスナー部品と着脱可能に接合されて面ファスナーを形成し、かつ少なくとも経糸と緯糸とパイル糸とを有する糸系から成るシート状面ファスナー部品に関する。面ファスナー用のこのような面ファスナー部品はドイツ特許公報 102 40 986
号により公知である。
その経糸、緯糸およびパイル糸を一貫して紡織繊維で、或はプラスチック繊維または金属繊維で構成することもできる編織面ファスナー部品は数多くの実施形態において市場で自由に入手可能である。その際、パイル糸は経糸と緯糸とから成る基布中にループ状係止要素を形成する。糸系のこれらの糸はマルチフィラメント糸またはマルチフィラメント糸条で構成することができ、特にパイル糸はモノフィラメント糸またはモノフィラメント糸条から形成されており、こうして閉じたパイル糸ループは切断しまたは熱で相互に分離し、こうして抵抗力のあるファスナーフックを得ることができ、このファスナーフックは他方のファスナー部品に対応して形成されたフリースループ材料と着脱可能に係合可能である。
切断過程時にループ自由端が熱処理され、例えば融解されるかぎり、融解されたプラスチック材料の残留応力特性によって、引き続く硬化時にファスナー要素として茸状ファスナー頭部が生じる。さらに、このようなフック状または茸状ファスナー要素をフェルト状面ファスナー部品と着脱可能に互いに係合させて面ファスナーを全体として形成する可能性もある。
このような公知の面ファスナーシステムでもってきわめて良好な剥離強さ値を達成することができる。すなわち、面ファスナーを全体として形成する対応するシート状面ファスナー部品を接合解除のため再び引き離すには、比較的強い力が必要となり、これは常に望ましい。
公知の解決策では糸系、糸条系として紡織繊維材料の他にプラスチック材料も、特にナイロンまたはポリプロピレン材料の形で利用される。公知の解決策ではさらに、金属糸系を用いることも示されている。しかし基本的には、公知の各ファスナー材料では全糸系に対してまさに1つの製造材料のみが一貫して利用される。
ところで実務において示されたように、1つの製造素材から成る公知の糸材料または糸条材料の利用時に布全体に関して良好な基本安定性が十分に達成され、特にパイル糸は面ファスナーの脱離時に対応するフックファスナー材料を介して基布から容易には引き剥がすことができない。このことは長期的に見て面ファスナーの機能能力を意図することなく損なうことになろう。このような安定した糸系を利用した場合、頻繁な洗濯時、特に消毒または滅菌上の理由から洗剤用に高い温度が利用されるとき、糸系がその付着能力または閉鎖能力を失うことが示された。その都度利用される清浄剤は糸系用の利用される紡織材料やプラスチック材料に対してしばしばきわめて攻撃的でもあることが判明した。
本発明はさらにこのようなシート状面ファスナー部品を利用した清掃システムにも関係し、このような清掃システムは日常語においてダストモップとも称される。このようなダストモップ清掃システムを例えば病院で利用する場合、そのかぎりで消毒と滅菌に関する
要求条件が厳しくなる。裏面にシート状面ファスナー部品を備えて清掃システム用に利用される平面的払拭材料は、対応する面ファスナー部品を備えて手で操作可能な保持具に取り付けて、期待される寿命内において日常的洗濯過程で少なくとも500回の洗濯サイクル
に耐えることができなければならない。その際好ましくは、保持具は柄部を介して被清掃床面に沿って動かすことができる。さらに、このような清掃システムでもその都度利用される面ファスナー部品は利用のため相応に丈夫に設計され、通常の磨滅もしくは布剥離に効果的に対抗できなければならない。
清掃システムに付設可能な公知の面ファスナーシステムはこれらの要求条件に不十分にしか対応できず、そのことは一般に製品の寿命が短いことに表れている。
この先行技術を前提に本発明の課題は、このような面ファスナー部品を利用して、付設可能な清掃システムの他に公知のシート状面ファスナー部品をさらに改良し、面ファスナー部品が使用時に丈夫で長寿命であると実証され、特に数多くの清掃過程にも順応でき、糸‐布系の剥離を生じることのないようにすることである。この課題は、請求項1の特徴
を有するシート状面ファスナー部品と、このような面ファスナー部品を利用した請求項11の特徴構成を有する清掃システムが解決する。
この課題を解決するために本発明によればシート状面ファスナー部品において、糸系の個々の糸が異なる化学的および/または物理的性質を有し、このため特にプラスチック材料の形の異なる材料から成る。その際、糸の少なくとも一部をポリアミド材料で構成し、その他の糸部分をポリエステル材料で構成するのが特に好ましい。
前記ポリアミド糸はその表面構造から見て微視的範囲において比較的粗いと称され、こうして、経糸と緯糸とから成る基布系の内部で凝集改善を助けるために一般に利用される仕上げ材に対し良好な作用ベースを提供する。しかしプラスチック材料のポリアミドはやはり基本的に親水性と見做され、特にポリアミドは吸水下に容易に膨張し、強度値の点で柔らかくなり、その結果、吸水時に糸系の安定性が低下し、純粋にポリアミド材料で構成された糸系は面ファスナー部品の場合長期的に見て頻繁な洗濯サイクルにあまり適していない。過塩素酸塩や過酢酸等の一般に強い酸化作用を有する消毒剤、滅菌剤が洗濯水と一緒に利用されると、ポリアミドの抵抗力はやはり僅かであると判明する。というのも、ポリアミドは一般に分子構造の点でいわゆるアミノ末端基を備えており、このアミノ末端基は上記消毒剤、滅菌剤と化学反応して、糸系内のポリアミドを相応に分解する最終製品となるからである。
それに対してポリエステルは規則的に平滑な表面構造を有する糸‐プラスチック材料として疎水性布‐挿入材料であると実証され、この挿入材料は官能性アミノ基を備えてもおらず、消毒剤や滅菌剤を利用して頻繁に洗濯してもポリエステル糸材料は何ら害されない。特に、ポリエステルが分子構造内に官能性基、特にアミノ末端基を備えていないので、化学的分解化合物は生じない。しかしそのかぎりでポリエステル糸材料の平滑な表面構造のゆえに、既に挙げた仕上げ材材料の物理的付着が生じることはなく、そのかぎりで仕上げ材材料は各ポリエステル繊維を機械的に取り囲むだけであり、そこからやはり機械的応力時に容易に切り離されることがある。
面ファスナー技術分野の平均的な専門家にとって意外なこととして、専門家は糸系全体の部分糸系用に糸材料または糸条材料を適切に選択することによって面ファスナー部品もしくは面ファスナー材料の機能的性質を広い範囲内で自由に調整することができる。例えば炭素繊維の形の導電性繊維材料を付加的にまたは選択的に挿入することによって面ファスナー部品の静的誘導を改善できることもこれに含まれる。設定可能な電気抵抗値を有する金属糸が繊維複合系全体に挿入される場合、相応する電流源に金属糸を接続することに
よって面ファスナー材料の加熱を達成することができる。このような加熱は面ファスナー部品のファスナー材料中の微生物を殺すのに利用することができ、この方向でも最高の消毒滅菌要件を難なく満たすことができる。
特に本発明に係るシート状面ファスナー部品をいわゆるダストモップで利用する場合に特別有利であると実証されたのは、糸系のうち長い糸区間にわたっていわゆる長尺緯糸として延びる緯糸をポリアミドで形成し、それよりも短い部分緯糸をポリエステルで形成することである。さらに、糸系内部で利用されるパイル糸の50%をポリエステルで形成し、残り50%をポリアミド糸またはポリアミド糸条で形成すると有利であると実証された。ここでも当然、糸複合系の内部で別のパーセント組成、例えば40%のポリアミドと60%のポリエステルを応用することができる。
経糸と緯糸とから成る基布用に通常の布接合体、或は緯編成材料と経編成材料も、用いることができる。しかし特別好ましくは糸系がラッシェル編で製造されており、ラッシェル編機でのラッシェル編は公知経編の拡充態様である。ラッシェル編機の詳細は例えばDeutsche Verlagsanstalt Stuttgart編“Groses Textil-Lexikon”とCarl Hanser-Verlag Munchen編“Einfuhrungshandbuch textile Fertigungsverfahren”に見られる。
個別糸または個別糸条の結合を改善するために、糸系はパイル糸とは反対の側面、つまり糸系の裏面に仕上げ材が備えられている。仕上げ材として利用できるのは、反応性ポリウレタンプレポリマーを基とする水分硬化性無溶剤ホットメルト接着剤であり、少なくとも濃度10〜90%のポリエステルポリオール、場合によっては濃度0〜50%のポリエーテル
ポリオールと、少なくとも重量濃度5〜35%のポリイソシアネートとを含有している。こ
のように利用されるポリウレタン材料が糸系内で個々の組織構成要素の相互付着を強めることになり、個々の糸、特にパイル糸が生地組織から引き出されることは確実に防止されている。
以下、本発明に係る面ファスナー部品と清掃システムにおけるその使用を図面の実施例により詳しく解説する。図面は縮尺どおりではない原理図である。
図1は、仕上げ材なしの本発明に係るシート状面ファスナー部品の一部の矩形斜視図である。 図2は、理解を深めるために図1の糸系のうち1本の経糸とこの経糸によって緯入れ方向で位置決めされた4本の部分緯糸のみを有する部分を示しており、このようなリピートが4本の部分緯糸後に繰り返される。 図3は、図1の図示のうち2本の部分的にのみ図示された経糸と1本の部分緯糸と図3の目視方向で右側に示した経糸に結合されたパイル糸とを有する部分糸系を示す。 図4は、図1による糸系の一部の平面図であり、少なくともパイル糸はいわゆるマルチフィラメント糸またはマルチフィラメント糸条から成る。 図5は、面ファスナーを介して最も上に図示した保持具と結合することのできる最も下に配置される払拭手段を分解組立図の方式で示す。 図6は図5において円Xで取り囲まれた保持具部分の拡大図である。 図7は図6のY‐Y線に沿った縦断面図である。
既に上で触れたように、図1は仕上げ材を被着していない本発明に係るシート状面ファスナー部品の一部の矩形斜視図である。このようなシート状面ファスナー部品は特に他の面ファスナー部品と着脱可能に接合されて面ファスナーを形成することができ、そのことは以下でなお清掃システムに基づいて詳しく示される。面ファスナー部品は全体として符
号10とした糸系を有し、この糸系は図1の目視方向に見て垂直に延びる経糸12と、それに対して水平方向に延びる緯糸14と、経糸12と緯糸14とから成る基本接合系内でそれに沿って延びるパイル糸16とから成る。
糸系10の内部で長い糸区間にわたって延びる長尺緯糸18は、好ましくは糸系全体の全長または全幅にわたって延びている。図1の目視方向に見て垂直方向で互いに等距離間隔に配置されるこれらの長尺緯糸18の横でそれぞれこれらと平行に4本の部分緯糸20、22、24、26が延びており、その場合、緯方向に見たリピートは第1部分緯糸20と他の各部分緯糸22、24、26とを結合することによって繰り返される。このような構造が図示改善のため図
2に再現してあり、異なるラインを有する個々の部分緯糸が経糸12の横に再現してある。図2の目視方向に見て垂直に延びる経糸12がマルチループ系を形成し、経糸12の隣接ループ間で4本の部分緯糸20、22、24、26がこの経糸12に挿通されて相応に結合される。次に
第4部分緯糸26以降、第1部分緯糸20で始まり、図2の目視方向に見て右側に示したように第4部分緯糸26で終わるリピートが繰り返される。好ましくは、図1の図示により各部分
緯糸用に独自の経糸系12が設けられている。
特に図3の図示によればそこでは部分緯糸20の1つについて2本の隣接経糸12間に二重結合が図示されている。図3はさらに、ループを形成するパイル糸16が右側の経糸系12に結合されていることを示している。図2と図3の組織構造を具体的に合わせると、図1の図示による全体模様が得られる。
糸系について異なる諸機能を達成するために、経糸12はすべてポリエステル材料から成り、パイル糸16の一部はポリアミド、別の主に半分のパイル糸16はポリエステルから成る。さらに、長く浮かせて組織全体にわたって延びる長尺緯糸18はポリアミド樹脂材料で構成されるのに対して、部分緯糸20、22、24、26は好ましくはポリエステルから成り、またはそのようなポリエステル材料を有する。いかなる範囲内で個別構成要素の前記諸機能を調整したいのかに応じて、ここでは別の材料組合せも利用される。
図4がさらに示すように、本発明に係る面ファスナー部品の特別好ましい実施形態では、少なくともパイル糸16がいわゆるマルチフィラメント糸から成り、すなわち個々の糸または個々の糸条は多数の個別フィラメントに分割されており、これらの個別フィラメントは全てループ形状を形成し、こうして着脱可能な面ファスナー用の例えばファスナーフックの形の対応するファスナー材料と協働するのに特別良好に適している。それに対して図4の図示では経糸系12も、長尺緯糸18と部分緯糸20もしくは22、24、26とを有する緯糸系14も、それぞれモノフィラメント糸として形成されている。しかし、詳しくは図示しない実施形態において、付着をさらに改善するためにこのような経糸12と緯糸14をやはりマルチフィラメント糸として組織に挿入する可能性もある。
複合布または複合ニットを有する図1、図4に例示した面ファスナー部品は詳しくは図
示しないいわゆるラッシェル編機で製造することができ、この編機は類型上いわゆる経編機に属する。このようなラッシェル編機は通例2列のべら針と6列の導糸針とを有し、べら針も導糸針も素材接合式に把持され、特にいわゆるニードルバーまたはガイドバーの形でまとめられている。「前進」、「かぶせ」、「編目脱出」の諸機能はニードルバーに対する相対運動によって固定式ノックオーバーコームが引き受け、このコームは針通過用の櫛状削り溝を上端に有する。糸は次にまとめられて経糸とされ、特にラッシェル編機の場合、ワープビームまたは部分ワープビームとして呈示されている。糸は次にガイドバーによって針に供給され、ワープビームは個別に駆動される。このように製造されたラッシェル編物は次に機台の下部で引取り器によって引き取られ、後の使用のため用意される(Groses Textillexikon、Deutsche Verlagsanstalt Stuttgart参照)。
図1、図4の図示による布組織を糸系全体10の個別糸間で確保できるようにするために、個別糸はパイル糸16とは反対の側面に、主に平面的に設けられるポリウレタン材料の形の仕上げ材が備えられる。上記糸の他に、難燃性および/または導電性および/または伝熱性および/または強度値を高めるその他の糸も特に線状構成で利用することができる。金属糸の他にここではナイロン糸または炭素糸または難燃剤で被覆した糸系の利用も可能である。例えば前記部分緯糸の一部はこのようなその他の糸に取り替えることができる。また、糸構造全体10でいわゆる複合繊維を利用することも基本的に考えられる。
次に図5は特にダストモップ方式の清掃システムにおける本発明に係る面ファスナー部品の使用を示しており、そこでは平面的払拭材料30が例えば木綿材料から成る多数の払拭ループ32を含めて裏面34に糸系10を備えており、特に縦縫目36、横縫目38に沿って糸系と縫合されている。払拭手段の形の払拭材料の前面も裏面も図示できるようにするために、図5の左半分に払拭材料の前面が図示され、右側には折り返してその裏面が図示されている。そのかぎりで、図4に例示した糸系10は図5の右側で観察者に向き合っており、保持具42の下面に沿って保持具の片側44から反対側46へと延びる2つのフック及びループストリップ40と相応に係合して着脱可能な面ファスナーを形成することができる。保持具42は、好ましくはアルミニウム異形材料またはプラスチック異形材料から製造されている。個々のフック及びループストリップ40は、他のファスナー部品50としての突出するフック材料48とともに中空形材52(図7参照)の方式で保持具42から取り去ることができ、こうして不具合時に保持具で容易に交換することができ、および/または分離可能な中空形材52を介して簡単に洗濯またはその他の清掃を行うことができる。特にその場合各中空形材52の交換時に保持具42は直接再び利用することができる。保持具42はその上面にハンドル部54を備えており、図示実施においてこのような保持具42はハンドル部54でもって例えば窓面または作業面を掃除するのに利用することができる。保持具42のハンドル部54を相応に延長したなら(図示せず)、このような清掃システムはあらゆる種類のフロアやそのフローリングを掃除するのにも問題なく用いることができる。払拭材料30が使い古されまたは汚れたなら、図示したクレット(商標)接合システムを介してこのような払拭材料または払拭手段30は新品のものと交換することができる。使い古されまたは汚れた払拭材料30は次に洗濯し、主に消毒し、保持具42を有する上記清掃システムの一部として新たな清掃過程用に再び利用することができる。

Claims (11)

  1. 他の面ファスナー部品と着脱可能に接合されて面ファスナーを形成し、かつ少なくとも経糸(12)と緯糸(14)とパイル糸(16)とを有する糸系(10)から成るシート状面ファスナー部品において、
    個々の前記糸(12、14、16)が異なる化学的および/または物理的性質を有し、このため異なる材料から成ることを特徴とする面ファスナー部品。
  2. 前記糸(12、14、16)の少なくとも一部がポリアミドまたはポリエステルから成ることを特徴とする請求項1記載の面ファスナー部品。
  3. 前記経糸(12)がポリエステルから成り、前記緯糸(18)の少なくとも一部と前記パイル糸(16)の少なくとも一部がポリアミドから成ることを特徴とする請求項1または2記載の面ファスナー部品。
  4. 前記糸系の内部で長い糸区間にわたって長尺緯糸(18)として延びる緯糸がポリアミドで形成され、それに比べて短い部分緯糸(20、22、24、26)がポリエステルで形成されており、または主としてそのようなプラスチック材料を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  5. 利用される前記パイル糸(16)の一部がポリエステルから成り、別の部分がポリアミドから成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  6. 前記糸系の組織内部で経糸推移毎に部分緯糸(20、22、24、26)が2本のパイル糸(16
    )と同様に結合されており、4つの経糸推移(12)後に組織パターンが第1部分緯糸(20)から新たに始まることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  7. 前記糸系のすべての糸(12、14、16)がマルチフィラメントで形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  8. 前記糸系(10)がラッシェル編機で製造されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  9. 前記糸系(10)は前記パイル糸とは反対の側面に、主にポリウレタン材料を含む仕上げ材を備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の面ファスナー部品。
  10. 前記糸系(10)は既存の糸を補足して、または少なくとも部分的にその代わりとして、難燃性および/または導電性および/または伝熱性および/または強度値を高める線状要素を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の面ファスナー。
  11. ダストモップ方式の清掃システムであって、請求項1乃至10のいずれか1項記載の面ファスナー部品を裏面に備えた平面的払拭材料(30)が、手で操作可能な保持具(42)の一部である他の面ファスナー部品としてのフック材料(48)と着脱可能に接合されており、前記保持具が好ましくはハンドル部(54)を介して被掃除床面に沿って運動可能である清掃システム。
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