JP2004041603A - 清掃用布帛およびそれを用いた清掃具 - Google Patents
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Abstract
【課題】面ファスナー構造を有し、清掃具の基台と着脱可能とした清掃用布帛であって、装着基台の種類の関係なく、簡便に取付けを可能とした清掃具を提供する。
【解決手段】係合機能を有する清掃用布帛およびそれを用いた清掃具において、清掃用布帛のループパイル部を清掃具の装着基台の背面に折り込み、別途設けた面ファスナー部材テープと係止して装着した清掃具。
【選択図】図1
【解決手段】係合機能を有する清掃用布帛およびそれを用いた清掃具において、清掃用布帛のループパイル部を清掃具の装着基台の背面に折り込み、別途設けた面ファスナー部材テープと係止して装着した清掃具。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃用布帛及びこれを装着した清掃具に関し、清掃具との脱着が容易であり、洗濯により繰り返しの使用が可能で、優れた清拭効果を有する清掃用布帛を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清掃用布帛と清掃用具を面ファスナーにより係止する方式は広く採用されており、例えば、清掃用布帛のベース組織中にループパイルを有する繊維糸条を挿入し、該布帛裏面側に面ファスナー雌材を貼着して清掃用布帛として供給し、該布帛を面ファスナー雄材を備えた装着ホルダーに係止して使用するモップが提案されている。
【0003】
しかしながら、面ファスナーによる係合に関しては雄材と雌材とは適当な組合せが存在し、どのような組合せでも係合が十分であるということではない。
従来の提案においては、装着ホルダー自体に面ファスナー雄材が固定されているため、清掃用布帛の裏面に貼着された雌材との係合性には自由度がなく、換言すれば、清掃用布帛に対しては専用の装着ホルダーが必要であり、使用者は清掃用布帛のみの購入のみならず、専用の装着ホルダーも購入することが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者の目的は、清掃用装着ホルダーの種類を選ぶ必要がなく清掃具と清掃用装着ホルダーとを着脱可能とした清掃用布帛を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、清掃用基台に装着して使用される清掃用布帛において、該布帛の清掃面(A)と同一面上に面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)が存在し、該係合面(B)は清掃面(A)に対し、(B)(A)(B)の配列状態で形成されてなる清掃用布帛であり、好ましくは係合面(B)にループパイルを有する上記の清掃用布帛であり、より好ましくは清掃用布帛の地組織中に熱融着繊維が含有されている上記の清掃用布帛である。
さらに本発明は、上記の清掃用布帛が清掃用基台に固定された清掃具であって、係合部(B)を該清掃用基台の背面へ折り込み、係合面(B)に対して係合性を有する面ファスナー部材(C)とが係止することにより、布帛を基台に固定してなる清掃具にである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の清掃用布帛においては、該布帛の清掃面(A)と同一面上に面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)が存在し、該係合面(B)は清掃面(A)に対し、(B)(A)(B)の配列状態で形成されていることが重要であり、かつ係合面(B)にはループパイルが形成されていることが好ましい。係合面(B)をループパイルとすることで、清掃用布帛を清掃具へ装着する際に面ファスナー部材(C)との係合性が十分なものとなる。
尚、係合面(B)の係合部材は鉤形やきのこ形などのフック状係合素子であってもよく、またループパイルとフック状係合素子との混在タイプであってもよく、市販の面ファスナーテープを貼着してもよいし、布帛中に組織的に形成させても良い。
【0007】
また面ファスナー部材(C)は係合面(B)と係合性されるものであれば、特に限定されるものはなく、例えば鉤形やきのこ形などのフック状係合素子であってもよく、またループパイルとフック状係合素子との混在タイプであってもよく、市販の面ファスナーテープを貼着してもよい。
【0008】
本発明の清掃用布帛の清掃面(A)に用いる繊維糸条は清掃目的により選定することができる。例えば油分を拭き取る場合には合成繊維からなる極細繊維が効果的であり、多量の水分を拭き取る場合には天然繊維が好適である。しかしながら、これらの繊維を適当に混紡、混繊することにより相乗効果を発揮することが可能である。さらに熱融着繊維を清掃用布帛の組織中に含有することは基布の形状を安定化する点で好適である。
【0009】
また、上記熱融着繊維は清掃用布帛の地組織中に挿入すると効果的である。本発明の清掃用布帛は清掃用基台からの着脱が可能であるため、繰り返しの洗濯によっても使用できることが消費性能を高めることになるが、このような使用方法において問題となるのは、繰り返しの洗濯によるカーリング(基布の端が巻き上がったり、あるいは反り返ること)が発生することである。
したがって、このような問題を防止するために、本発明の清掃用布帛においては、熱融着繊維を地組織中に挿入することが効果的である。この場合、清掃面に使用する繊維糸条よりも繊度の大きい熱融着性繊維糸条を用いることがより好ましい。
【0010】
以下、図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1は本発明の清掃用布帛を示す平面模式図である。1は清掃面(A)を示し、2は面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)を示す。清掃面(A)を構成する部分1は少なくともループパイルまたはカットパイルであることを示し、係合面(B)構成する部分2は面ファスナー雌材としての機能を発現するループパイルを示す。
【0011】
図2は本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台4に被覆して面ファスナー雄材3で係止している状態を示す断面図である。
また、図3は本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台6に装着する途中段階を示したものであって、清掃面(A)と係合面(B)とを境界部で折り込んでいる状態を示す。
【0012】
このような構造を有する本発明の清掃用布帛は、種々の方法で作製することができ、例えば、長方形など所望の大きさ、形状の布帛中央部には清掃機能をもたせるためのカットパイルを形成させ清掃面(A)とし、その両側に、市販のループを有する面ファスナーテープを縫製又は接着等の手段により布帛の所定箇所に固定することで作製可能である。また、清掃面(A)と係合面(B)とをファブリックの設計段階で形成するようにしてもよい。例えば、図4は本発明の清掃用布帛を編み立てるための単位編組織図の一例を示したものであって、清掃面(A)をループパイルとして形成する部分5と係合面(B)を係合用のループパイルとして形成するように組織6が組まれている。そして地糸7を同時に給糸口に挿入して編み立てることになる。
【0013】
本発明の清掃用布帛は清掃面(A)の両端が係合面(B)によって挟まれ、かつ係合面(B)にループパイル糸などの係合部材が形成されており、別途用意された面ファスナー係合部材(C)と係合させることで、種々の清掃用装着ホルダーに簡単に装着することが可能である。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明は本実施例により何等限定されるものではない。なお以下の実施例において、捲縮率は以下の方法にて測定した。
【0015】
[実施例1]
(1)繊維糸条の製造
6−ナイロンとポリエチレンテレフタレートからなる分割型複合繊維〔WRAMP(登録商標);(株)クラレ製〕から構成される165dtex/48フィラメントのマルチフィラメントを仮撚数2550T/M、1段ヒーター温度190℃、2段ヒーター温度170℃の条件にて仮撚加工を施し、捲縮率が22%となる仮撚糸を得た。
次いでインターレースノズル〔クラレエンジニアリング(株)製〕を用いて、上記の仮撚加工糸2本を引き揃えて、エア圧2.3kg/cm2、加工速度250m/minにより330dtex/96フィラメントの混繊糸を得た。
【0016】
(2)編地の製造
口径が30インチ、20ゲージのシンカーパイル編機を用いて、パイル高さが4.0mm〔清掃面(A)部を形成〕と2.0mm〔係合面(B)部を形成〕である二段パイルとなるように図4に示した組織を形成して、上記(1)で得た330dtex/96フィラメントの混繊糸を供給した。また、地糸には165dtex/48フィラメントの熱融着繊維〔(株)クラレ製「ソフィスタ」(登録商標)〕を挿入して図1に示すような編地を得た。次いで得られた編地をシャーリング機によりパイル高さが4.0mmであるパイルループのみをカットしてベロア地とし、170℃でセットして本発明の清掃用布帛を得た。
【0017】
上記実施例1で得られた布帛を裁断して図1の形状になるようにして、面ファスナー部材(C)として(株)クラレ製 マジックテープ(登録商標)〔品番「A1705−00」〕を使用した清掃具を作製し、着脱、洗濯を1サイクルとする操作を100回繰り返したところ、カールもなく、良好な外観を維持し、耐久性に優れるものであった。
【0018】
[比較例1]
地糸に挿入する繊維として167dtex/48フィラメントのレギュラーポリエステル繊維〔(株)クラレ製「クラベラ」(登録商標)〕を挿入した以外は実施例1と同様にして編地を得た。
得られた布帛を裁断して図1の形状になるようにして、清掃具を作製し、着脱、洗濯を1サイクルとする操作を行ったところ、1回の洗濯により端部にカーリングが生じた。
【0019】
【発明の効果】
本発明のような構造をもつ清掃用布帛は、清掃用装着ホルダーの種類とは無関係に清掃用装着ホルダーに容易に着脱可能である。また本発明の清掃用布帛は着脱、洗濯を繰り返し行ってもカールが発生しにくく、しかも良好な外観を維持され、耐久性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃用布帛を示す平面模式図。
【図2】本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台に装着した時の断面図。
【図3】本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台に装着する途中段階を示す斜視図。
【図4】本発明の清掃用布帛を編み立てるための単位編組織の一例を示す図。
【符号の説明】
1:清掃面(A)
2:係合面(B)
3:面ファスナー部材(C)
4:清掃用装着基台
5:清掃面(A)のパイル糸
6:係合面(B)のパイル糸
7:地糸
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃用布帛及びこれを装着した清掃具に関し、清掃具との脱着が容易であり、洗濯により繰り返しの使用が可能で、優れた清拭効果を有する清掃用布帛を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清掃用布帛と清掃用具を面ファスナーにより係止する方式は広く採用されており、例えば、清掃用布帛のベース組織中にループパイルを有する繊維糸条を挿入し、該布帛裏面側に面ファスナー雌材を貼着して清掃用布帛として供給し、該布帛を面ファスナー雄材を備えた装着ホルダーに係止して使用するモップが提案されている。
【0003】
しかしながら、面ファスナーによる係合に関しては雄材と雌材とは適当な組合せが存在し、どのような組合せでも係合が十分であるということではない。
従来の提案においては、装着ホルダー自体に面ファスナー雄材が固定されているため、清掃用布帛の裏面に貼着された雌材との係合性には自由度がなく、換言すれば、清掃用布帛に対しては専用の装着ホルダーが必要であり、使用者は清掃用布帛のみの購入のみならず、専用の装着ホルダーも購入することが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者の目的は、清掃用装着ホルダーの種類を選ぶ必要がなく清掃具と清掃用装着ホルダーとを着脱可能とした清掃用布帛を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、清掃用基台に装着して使用される清掃用布帛において、該布帛の清掃面(A)と同一面上に面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)が存在し、該係合面(B)は清掃面(A)に対し、(B)(A)(B)の配列状態で形成されてなる清掃用布帛であり、好ましくは係合面(B)にループパイルを有する上記の清掃用布帛であり、より好ましくは清掃用布帛の地組織中に熱融着繊維が含有されている上記の清掃用布帛である。
さらに本発明は、上記の清掃用布帛が清掃用基台に固定された清掃具であって、係合部(B)を該清掃用基台の背面へ折り込み、係合面(B)に対して係合性を有する面ファスナー部材(C)とが係止することにより、布帛を基台に固定してなる清掃具にである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の清掃用布帛においては、該布帛の清掃面(A)と同一面上に面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)が存在し、該係合面(B)は清掃面(A)に対し、(B)(A)(B)の配列状態で形成されていることが重要であり、かつ係合面(B)にはループパイルが形成されていることが好ましい。係合面(B)をループパイルとすることで、清掃用布帛を清掃具へ装着する際に面ファスナー部材(C)との係合性が十分なものとなる。
尚、係合面(B)の係合部材は鉤形やきのこ形などのフック状係合素子であってもよく、またループパイルとフック状係合素子との混在タイプであってもよく、市販の面ファスナーテープを貼着してもよいし、布帛中に組織的に形成させても良い。
【0007】
また面ファスナー部材(C)は係合面(B)と係合性されるものであれば、特に限定されるものはなく、例えば鉤形やきのこ形などのフック状係合素子であってもよく、またループパイルとフック状係合素子との混在タイプであってもよく、市販の面ファスナーテープを貼着してもよい。
【0008】
本発明の清掃用布帛の清掃面(A)に用いる繊維糸条は清掃目的により選定することができる。例えば油分を拭き取る場合には合成繊維からなる極細繊維が効果的であり、多量の水分を拭き取る場合には天然繊維が好適である。しかしながら、これらの繊維を適当に混紡、混繊することにより相乗効果を発揮することが可能である。さらに熱融着繊維を清掃用布帛の組織中に含有することは基布の形状を安定化する点で好適である。
【0009】
また、上記熱融着繊維は清掃用布帛の地組織中に挿入すると効果的である。本発明の清掃用布帛は清掃用基台からの着脱が可能であるため、繰り返しの洗濯によっても使用できることが消費性能を高めることになるが、このような使用方法において問題となるのは、繰り返しの洗濯によるカーリング(基布の端が巻き上がったり、あるいは反り返ること)が発生することである。
したがって、このような問題を防止するために、本発明の清掃用布帛においては、熱融着繊維を地組織中に挿入することが効果的である。この場合、清掃面に使用する繊維糸条よりも繊度の大きい熱融着性繊維糸条を用いることがより好ましい。
【0010】
以下、図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
図1は本発明の清掃用布帛を示す平面模式図である。1は清掃面(A)を示し、2は面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)を示す。清掃面(A)を構成する部分1は少なくともループパイルまたはカットパイルであることを示し、係合面(B)構成する部分2は面ファスナー雌材としての機能を発現するループパイルを示す。
【0011】
図2は本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台4に被覆して面ファスナー雄材3で係止している状態を示す断面図である。
また、図3は本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台6に装着する途中段階を示したものであって、清掃面(A)と係合面(B)とを境界部で折り込んでいる状態を示す。
【0012】
このような構造を有する本発明の清掃用布帛は、種々の方法で作製することができ、例えば、長方形など所望の大きさ、形状の布帛中央部には清掃機能をもたせるためのカットパイルを形成させ清掃面(A)とし、その両側に、市販のループを有する面ファスナーテープを縫製又は接着等の手段により布帛の所定箇所に固定することで作製可能である。また、清掃面(A)と係合面(B)とをファブリックの設計段階で形成するようにしてもよい。例えば、図4は本発明の清掃用布帛を編み立てるための単位編組織図の一例を示したものであって、清掃面(A)をループパイルとして形成する部分5と係合面(B)を係合用のループパイルとして形成するように組織6が組まれている。そして地糸7を同時に給糸口に挿入して編み立てることになる。
【0013】
本発明の清掃用布帛は清掃面(A)の両端が係合面(B)によって挟まれ、かつ係合面(B)にループパイル糸などの係合部材が形成されており、別途用意された面ファスナー係合部材(C)と係合させることで、種々の清掃用装着ホルダーに簡単に装着することが可能である。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明は本実施例により何等限定されるものではない。なお以下の実施例において、捲縮率は以下の方法にて測定した。
【0015】
[実施例1]
(1)繊維糸条の製造
6−ナイロンとポリエチレンテレフタレートからなる分割型複合繊維〔WRAMP(登録商標);(株)クラレ製〕から構成される165dtex/48フィラメントのマルチフィラメントを仮撚数2550T/M、1段ヒーター温度190℃、2段ヒーター温度170℃の条件にて仮撚加工を施し、捲縮率が22%となる仮撚糸を得た。
次いでインターレースノズル〔クラレエンジニアリング(株)製〕を用いて、上記の仮撚加工糸2本を引き揃えて、エア圧2.3kg/cm2、加工速度250m/minにより330dtex/96フィラメントの混繊糸を得た。
【0016】
(2)編地の製造
口径が30インチ、20ゲージのシンカーパイル編機を用いて、パイル高さが4.0mm〔清掃面(A)部を形成〕と2.0mm〔係合面(B)部を形成〕である二段パイルとなるように図4に示した組織を形成して、上記(1)で得た330dtex/96フィラメントの混繊糸を供給した。また、地糸には165dtex/48フィラメントの熱融着繊維〔(株)クラレ製「ソフィスタ」(登録商標)〕を挿入して図1に示すような編地を得た。次いで得られた編地をシャーリング機によりパイル高さが4.0mmであるパイルループのみをカットしてベロア地とし、170℃でセットして本発明の清掃用布帛を得た。
【0017】
上記実施例1で得られた布帛を裁断して図1の形状になるようにして、面ファスナー部材(C)として(株)クラレ製 マジックテープ(登録商標)〔品番「A1705−00」〕を使用した清掃具を作製し、着脱、洗濯を1サイクルとする操作を100回繰り返したところ、カールもなく、良好な外観を維持し、耐久性に優れるものであった。
【0018】
[比較例1]
地糸に挿入する繊維として167dtex/48フィラメントのレギュラーポリエステル繊維〔(株)クラレ製「クラベラ」(登録商標)〕を挿入した以外は実施例1と同様にして編地を得た。
得られた布帛を裁断して図1の形状になるようにして、清掃具を作製し、着脱、洗濯を1サイクルとする操作を行ったところ、1回の洗濯により端部にカーリングが生じた。
【0019】
【発明の効果】
本発明のような構造をもつ清掃用布帛は、清掃用装着ホルダーの種類とは無関係に清掃用装着ホルダーに容易に着脱可能である。また本発明の清掃用布帛は着脱、洗濯を繰り返し行ってもカールが発生しにくく、しかも良好な外観を維持され、耐久性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃用布帛を示す平面模式図。
【図2】本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台に装着した時の断面図。
【図3】本発明の清掃用布帛を清掃用装着基台に装着する途中段階を示す斜視図。
【図4】本発明の清掃用布帛を編み立てるための単位編組織の一例を示す図。
【符号の説明】
1:清掃面(A)
2:係合面(B)
3:面ファスナー部材(C)
4:清掃用装着基台
5:清掃面(A)のパイル糸
6:係合面(B)のパイル糸
7:地糸
Claims (4)
- 清掃用基台に装着して使用される清掃用布帛において、該布帛の清掃面(A)と同一面上に面ファスナーの係合部材を有する係合面(B)が存在し、該係合面(B)は清掃面(A)に対し、(B)(A)(B)の配列状態で形成されてなる清掃用布帛。
- 係合面(B)にループパイルを有する請求項1に記載の清掃用布帛。
- 清掃用布帛の地組織中に熱融着繊維が含有されている請求項1または請求項2に記載の清掃用布帛。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の清掃用布帛が清掃用基台に装着された清掃具であって、係合面(B)を該清掃用基台の背面へ折り込み、係合面(B)に対して係合性を有する面ファスナー部材(C)とを係止することにより、布帛を基台に固定してなる清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206350A JP2004041603A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 清掃用布帛およびそれを用いた清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206350A JP2004041603A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 清掃用布帛およびそれを用いた清掃具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041603A true JP2004041603A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31711350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002206350A Pending JP2004041603A (ja) | 2002-07-16 | 2002-07-16 | 清掃用布帛およびそれを用いた清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004041603A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015057969A1 (en) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | Afl Telecommunications Llc | Attachable disposable fiber optic cleaning pad |
JP2015223415A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | レック株式会社 | ルームシューズ |
-
2002
- 2002-07-16 JP JP2002206350A patent/JP2004041603A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015057969A1 (en) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | Afl Telecommunications Llc | Attachable disposable fiber optic cleaning pad |
JP2015223415A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | レック株式会社 | ルームシューズ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060926 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
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