JP2015223415A - ルームシューズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ルームシューズ1の靴底2の外底21が、パイルを有する織物又は編物からなるルームシューズであり、そのパイルが、カットパイルであるルームシューズであってもよく、さらに、そのパイルが、極細繊維からなるルームシューズであってもよい。
【選択図】 図1
Description
[1] ルームシューズの靴底の外底が、パイルを有する織物又は編物からなるルームシューズ。
[2] 前記パイルが、カットパイルである上記[1]記載のルームシューズ。
[3] 前記パイルが、極細繊維からなる上記[1]又は[2]記載のルームシューズ。
以下、図面に基づいて、本発明に係るルームシューズ1を実施するための形態について説明をする。
図1に示すとおり、ルームシューズ1は、靴底2と甲皮3とからなる。また、甲皮3には、履き口4が形成されている。
靴底2は、ルームシューズ1のうち甲皮3以外の部分であり、履く者の足の裏が乗る部分であるとともに履く者の足の裏に代わりに床面に直接当たる部分でもある。そのため、図3に示すとおり底面視において全体として足の裏の輪郭に沿う輪郭を有し、図1に示すとおり側面視において全体として平坦な形態に形成される。
外底21は、靴底2のうち床面に直接当たる部分であり、パイルを有する織物又は編物(以下単に「パイル織編物」ということがある。)からなることにより、床面の拭き掃除の用にも供される部分でもある。
二以上の樹脂成分の組み合わせは、たとえば、ポリアミド成分とポリエステル成分、ポリアミド成分とポリエチレン成分、ポリアミド成分とポリプロピレン成分、ポリアミド成分とポリアクリロニトリル系ポリマー成分、ポリエステル成分とポリエチレン成分、ポリエステル成分とポリプロピレン成分がある。
また、二以上の樹脂成分の組み合わせ方は、その横断面形状により区別すると、たとえば、放射線状をなす一の成分とその周囲にあって楔形状をなす他の成分とを組み合わせてなるもの、一の成分を海として他の成分を島状に分散させたもの、各成分が交互に放射模様をなすもの(中心部分が中空のものを含む。)、各成分が交互に層をなすものがある。
また、複合型繊維の分割方法は、二以上の樹脂成分のうち一方の一部若しくは全部の溶解又は物理的衝撃によるものがある。
内底22は、履く者の足の裏を乗せる部分である。そのため、足の裏の輪郭に沿った形態に形成される。より詳細には、側面視において全体として平坦な形態に、平面視において足の裏のなす輪郭をその内側に含むことのできる輪郭をなす形態に、それぞれ形成される。
布地をなす繊維は、天然繊維であることが肌触りの点において好ましく、合成繊維であることが洗濯して反復して使用できる点において好ましく、吸水・吸湿性、透湿性、保温性又は消臭・抗菌防臭性を有する機能性繊維であることが快適さの点においてより好ましい。また、これらの繊維を組み合わせて用いることが、これらの性質を両立させることができる点において更に好ましい。
以上のことから、内底22は、たとえば、ポリエステルと綿とを混紡してなる糸を織ってなる織物からなるものとすることができる。
靴底2は、外底21及び内底22の間にクッション層を更に備えるものとしてもよい。これにより、ルームシューズ1を履く者が床面を歩く際に受ける衝撃を和らげるとともに床面から伝わる冷たさを断つことができる。さらに、履く者の自重により靴底2の内底22の表面の形状が自然と足の裏の形状に沿うものとなり、装着感を向上させることができる。
靴底2は、外底21と内底22との間に中芯を更に備えるものとしてもよい。これにより、ルームシューズ全体に適度な強度を与えて、形が崩れることを防ぐことができる。このような中芯は、たとえば、低密度ポリエチレンからなるものを用いることができる。
外底21をパイル織編物からなるものとするためには、たとえば、片方の表面のみがパイルで覆われているパイル織編物のうち、パイルに覆われている方の面を外底21とし、パイルに覆われていない方の表面と内底22とを、直接、又は中芯若しくはクッション層を介して、くっつければよい。このとき、互いにくっつけられようとするものが、繊維層同士であれば縫い合わせることが好ましく、繊維層と樹脂層とであれば接着剤による接着が好ましい。
甲皮3は、ルームシューズ1のうち靴底2以外の部分であり、履く者の足首を覆うことにより保護する部分である。また、靴底2とともにルームシューズ1が足首から脱げないように両者を固定する部分である。そのため、甲皮3は、足首の一部又は全部を覆うことができる形態に形成される。
布地をなす繊維は、天然繊維であることが肌触りの点において好ましく、合成繊維であることが洗濯して反復して使用できる点において好ましく、吸水・吸湿性、透湿性、保温性又は消臭・抗菌防臭性を有する機能性繊維であることが快適さの点においてより好ましい。また、これらの繊維を組み合わせて用いることが、これらの性質を両立させることができる点において更に好ましい。
以上のことから、甲皮3は、たとえば、ポリエステルと綿とを混紡してなる糸を織ってなる織物からなる表地及び裏地を互いに縫い合わせたものとすることができる。
ルームシューズ1においては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、ビニロン、ビラニール、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ビニリデン、ポリウレタン、ポリ乳酸その他の合成繊維、レーヨン、キュプラ、リヨセル、アセテート、トリアセテートその他の再生繊維その他の化学繊維を、綿、絹、麻、羊毛その他の天然繊維を、これらのほか、アクレリート系繊維、エチレンビニルアルコール繊維その他の公知の繊維を、単独で又は組み合わせて、それぞれ用いることができる。
甲皮3は、靴底2の上方に、かつ、これに接して連結される。より詳細には、靴底2の外周側面に、又は、靴底2の内底22の周縁に、甲皮3のうち、下方に開口する部分の周縁が連結される。連結の方法は、破れにくさの点において縫着が好ましいが、接着や溶着であっても構わない。
靴底2と甲皮3とが連結されることにより、甲皮3のうち下方の端にある開口は閉塞される。これにより、靴底2と甲皮3とは一体となって、履く者の足首を包むものとなる。そのため、ルームシューズ1は脱げにくいものとなる。
一方、靴底2と甲皮3が連結された状態においても、甲皮3のうち上方の端にある開口は開口したままである。そのため、甲皮3の開口のうち上方にあるものは、そのまま上方向に開口する履き口4となる。上記のとおり、甲皮3の開口のうち上方にあるものの輪郭は、足のうち踝若しくはその近傍又は脛における横断面の輪郭に沿うものであるが、このような開口であれば、足の爪先から甲、踝若しくはその近傍、踵又は脛までの各部位を通すことができる。さらに、ここで、甲皮が織物又は編物からなるものである場合には、甲皮3に伸縮性が生じるので、履き口4の口径を伸縮により一時的に大きくすることができ、履きやすく、かつ、脱げにくいルームシューズとすることができる。
ルームシューズ1を履こうとする者は、甲皮3の上端において上方に開口する履き口4に対し、まず、足の爪先から靴底の内底22に対して角度をつけた状態で挿入し、そのまま足の甲を挿入してゆき、足の爪先が甲皮3の内側の前方の端に当たる程度にまで挿入した段階において上から下へと踵を落とすようにして靴底2の内底22に着地させることにより、足首を靴底2と甲皮3により包まれた状態とし、ルームシューズ1を履くことができる。
さらに、このように脱げにくいルームシューズ1の靴底2の外底21がパイル織編物からなる。そのため、ルームシューズ1を履く者の動きは、摺り足に限られることがなく、あたかも素足である場合と変わることがない。そのため、歩くだけで掃除をすることは当然として、床面の隅や角のごみや埃も容易に取り除くことができる。
2 靴底
21 外底
22 内底
3 甲皮
4 履き口
Claims (3)
- ルームシューズの靴底の外底が、パイルを有する織物又は編物からなるルームシューズ。
- 前記パイルが、カットパイルである請求項1記載のルームシューズ。
- 前記パイルが、極細繊維からなる請求項1又は2記載のルームシューズ。
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