JP2019097963A - 室内履き具 - Google Patents

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Abstract

【課題】トイレ等へ行く場合にトイレ用スリッパへ履き替える必要がなく防寒性に優れた室内履き具を提供する。【解決手段】この室内履き具100は、中綿を内包するとともに爪先から足甲を被覆する生地で構成された足甲部110と、中綿を内包するとともに足の側部から踵を被覆する生地で構成された足側部120と、足の底部を被覆する生地で構成された足底部130とを備える。この室内履き具100の大きさは、この室内履き具100を着用した状態でトイレ用スリッパをさらに着用することのできるように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、主として室内で防寒用に使用される室内履き具に関し、特に、トイレ等へ行く場合にトイレ用スリッパへ履き替える必要のない等の便利な室内履き具に関する。
室内で使用される室内履き具の代表的なものとして、スリッパとサンダルとがある。近年では、スリッパよりも足から抜け難い靴の形状に近いルームシューズの需要が高まっている。このルームシューズには、歩きやすさ、および、快適な履き心地が求められる。このような機能に加えて、冬季の防寒対策を施した、ブーツタイプ(足の全体をすっぽりと覆うタイプ)のルームシューズも見られる。このようなルームシューズは、軽くて、暖かくて、重宝されており、さまざまなタイプのルームシューズが開発されている。防寒対策としては、ルームシューズの内面に中綿を含ませている。また、このような構成を備え、専ら防寒用として中綿に(たとえばポリエステル綿ではなく)ダウン、フェザー等の羽毛を採用したブーツタイプ(ショートブーツタイプ、ロングブーツタイプ)のルームシューズが販売されている。
このようなルームシューズが本願出願人により出願された特開2013−192870号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示されたルームシューズは、室内で足に履く左右一対のルームシューズであって、足甲、足裏および踵を覆うように、布帛で形成された足部と、前記足部に連続して形成され、足首を覆うように、布帛で形成された筒部と、前記足部および前記筒部における足に対向する位置に、前記布帛に内包された中綿とを含み、前記布帛は、表側生地と肌側生地と前記表側生地および前記肌側生地の間に設けられた内生地とを含み、前記中綿は、前記内生地と前記肌側生地との間に内包され、前記布帛の少なくとも一部は2本針で縫製され、前記布帛の中の少なくとも表側生地は前記中綿が吹き出すことを防止するようにコーティング加工され、前記布帛の中の少なくとも内生地は高密度織りされていることを特徴とする。
特開2013−192870号公報
この特許文献1に開示されたルームシューズは、室内で足に履く左右一対のブーツタイプであって、防寒性能のために設けられた中綿がルームシューズ外に出ることなく、その防寒性能が経時的に低下しない点で非常に好評を得ている。
ところで、特許文献1に開示されたルームシューズを室内で履いて防寒している場合において、ルームシューズを履いたままトイレへ行ったときにトイレ用スリッパを履かなければならない事態に陥る。この場合、一般的に、このような中綿入りのブーツタイプのルームシューズを履いたままではトイレ用スリッパを履くことができず、ルームシューズを一旦脱いでトイレ用スリッパへ履き替えてトイレに入ってトイレを済まし、その後、また、トイレ用スリッパからルームシューズへ履き替えなければならず、特に暖房されていないことの多いトイレ近傍での防寒対策が十分でない(トイレ用スリッパは非常に冷たく、かつ、トイレ用スリッパに履き替えるために一旦に脱いだルームシューズの中綿が保持していた空気層は冷えてしまう)可能性が想定される。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、防寒用に使用される室内履き具であってトイレ等へ行く場合に他の室内履き(トイレへ行く場合にはトイレ用スリッパ)へ履き替える必要のない等で便利で、かつ、防寒性に優れた室内履き具を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る室内履き具は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る室内履き具は、爪先を含む足甲と足底と踵とを被覆する室内履
き具であって、中綿を内包するとともに爪先から足甲を被覆する生地で構成された足甲部と、中綿を内包するとともに足の側部から踵を被覆する生地で構成された足側部と、足の底部を被覆する生地で構成された足底部とを備え、前記足甲部および前記足側部と前記足底部とが接合されて立体的に形成されるとともに、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部が設けられ、前記室内履き具の大きさが、前記室内履き具を着用した状態で室内履きをさらに着用することのできるように形成されていることを特徴とする
好ましくは、前記開口部に連続して形成され、中綿を内包するとともに足首を被覆する筒部をさらに含み、前記筒部の上端に前記開口部が形成されるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記足甲部において爪先を被覆する部分は、第1足指を他の足指と分離して爪先を被覆するように構成することができる。
さらに好ましくは、前記足底部の足裏当接側は起毛されているように構成することができる。
さらに好ましくは、前記中綿を内包した部分は、前記中綿の移動を防止するために複数に分けられて内包されているように構成することができる。
本発明によれば、防寒用に使用される室内履き具であってトイレ等へ行く場合に他の室内履き(トイレへ行く場合にはトイレ用スリッパ)へ履き替える必要のない等で便利で、かつ、防寒性に優れた室内履き具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る室内履き具の全体斜視図である。 図1の室内履き具を裏返した全体斜視図である。 図1に示す室内履き具の正面図である。 図1に示す室内履き具の側面図である。 図4の室内履き具を裏返した側面図である。 図4の室内履き具に符号を付した部分の断面図およびその一部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係る室内履き具100を、図面に基づき詳しく説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る室内履き具100を足Fに着用した着用状態を示す全体斜視図であって、図2は、図1に示す室内履き具100を裏返した全体斜視図である。この図1に示す着用状態についての正面図が図3であって、この図1に示す着用状態についての側面図が図4であって、この図2に示す着用状態についての側面図が図5(すなわち、図5は図4を裏返した状態)である。また、図6は図4の断面図およびその一部拡大図であって、図6(A)は図4の6A−6A断面図、図6(B)は図4の6B−6B断面図、図6(C)は図4の6C−6C断面図、図6(D)は図6(C)の一部を拡大した図である。
ここで、これらの図1〜図6は、着用者の足F(より詳しくは右足)にこの室内履き具100を着用している状態を想定している。すなわち、本実施の形態に係る室内履き具100は、中綿を内包した生地で形成されているために、このように想定して図示しない場合には(中綿を含んでいるので少しは形態保持性があるとはいえ)縮んだ状態となり、形状を理解することが困難なため、上述のように想定している。
また、限定されるものではないが、以下に示す室内履き具100は左右共用であって、左右共用であるために左右を履き間違いすることがない点で好ましい。なお、室内履き具が左右共用でない場合には、左足用と右足用とは左右対称の形状を備える。なお、詳しくは後述するが、この室内履き具100を足Fに着用した状態でも、さらに別の室内履き(この室内履きは本実施の形態に係る室内履き具100であってもトイレ用スリッパ等の他の室内履き(室内用のスリッパ、サンダル、下駄等)であっても構わない)をさらに(重ねて)着用することのできるように、この室内履き具100の大きさが形成されている点
が、この室内履き具100についての大きな特徴である。ここで、室内用のスリッパ、サンダル、下駄等とは、室外で使用できないという概念ではなく、室内室外と問わないで製造販売されているが室内で使用されることのできる室内履きを意味する。
以下において、これらの図に基づいて、この室内履き具100について詳しく説明する。ここで、基本的には素足(または(足袋を含む)靴下を着用した上)で防寒のために室内で着用するこのような室内履き具(特許文献1のようにルームシューズと呼ばれるものも含む)であって、爪先を含む足甲と足底と踵と(さらに足首と)を被覆する室内履き具の構造には様々なものがあり、本発明は特定の構造に限定されるものではなく、後述する特徴を備えたものであれば、どのような室内履き具の構造であっても、室内履き具を構成する生地の種類、生地の型紙およびその生地(編地)の接合方法がどのようなものであっても基本的には構わない。なお、この室内履き具100においては、生地として伸縮性を備えた生地(編地であっても構わないが編地に限定されない)を採用している。このように、以下に示すこの室内履き具100の構造自体は単なる例示でしかない。
また、この室内履き具100は、中綿を内包した複数の生地で形成されている。室内履き具100を形成する生地は外側生地と肌側生地とであって、それらの生地の間に中綿200が挟み込まれて内包されている。これらの生地(外側生地および肌側生地)ならびにその中綿の素材は、特に限定されるものではないが、たとえば、生地はポリエステル100%の生地であったり、ポリエステル70%、綿25%およびレーヨン5%の生地であったりして、中綿はダウン50%およびフェザー50%であったり、ポリエステル100%(ポリエステル綿)であったりする。中綿については、保温性が高いダウン50%およびフェザー50%の羽毛がより好ましいが、空気層を保持できてこの室内履き具100の防寒性を達成できるのであればポリエステル100%のポリエステル綿であっても構わない。
このような中綿として採用されるダウンやフェザー等の羽毛およびポリエステル綿は、生地の織り目の隙間からでも、縫製の小さな穴からでも、羽毛がこの室内履き具100の外部へ吹き出して(飛び出して)しまう(特に羽毛)。その結果、中綿が室内に浮遊したり、中綿が減少して室内履き具100の防寒性能が低下する。このような問題に対して、この室内履き具100においては、中綿を内包する生地(中綿を挟む外側生地および肌側生地の少なくとも一方)は、中綿が吹き出すことを防止するように表面をコーティング加工している。この室内履き具100において、このコーティング加工するにあたり、加工ムラのないコーティング剤を採用している。さらに、このような問題に対して、この室内履き具100においては、中綿を内包する生地(中綿を挟む外側生地および肌側生地の少なくとも一方)は、高密度織りしている。通常は190番手の生地であるのに対して、この室内履き具100においては210番手の生地を採用した。なお、番手とは、840ヤード(768.1メートル)で1ポンド(453.6グラム)あれば1番手といい、同じ重さで2倍の長さがあると2番手となる。この番手の数字が大きくなればなるほど、糸が細くなり生地の目が詰まって、より高密度に織られた生地になる。
本実施の形態に係る室内履き具100は、基本的には素足(または(足袋を含む)靴下を着用した上)で防寒のために室内で着用され、爪先を含む足甲と足底と踵とを被覆する。この室内履き具100は、中綿200を内包するとともに爪先から足甲を被覆する生地で構成された足甲部110と、中綿200を内包するとともに足の側部から踵を被覆する生地で構成された足側部120と、足の底部を被覆する生地で構成された足底部130とを備える。そして、足甲部110および足側部120と、足底部130とが接合されて立体的に形成されるとともに、足底部130に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部140が設けられている。さらに特徴的であるのは、室内履き具100の大きさが、この室内履き具100を着用した状態で室内履きをさらに着用することのできるように形成されている点である。この場合において、さらに着用することのできる室内履きには、この室内履き具100であっても(この場合には室内履き具100の二重履きになる)、トイレ用スリッパ等の他の室内履きであっても(この場合には室内履き具100を着用したままでこの室内履き具100以外のトイレ用スリッパ等を履く二重履きになる)構わ
ない。
ここで、開口部140に連続して形成され、中綿200を内包するとともに足首を被覆する筒部230をさらに含むようにしたブーツ型の室内履き具100としてもよい。この場合、図3および図4に一点鎖線で示すように、この筒部230の上端に開口部240が形成されることになり、足首を好適に保温して防寒性を向上させることができる。
さらに、この室内履き具100は、足甲部110において爪先を被覆する部分は、第1足指(足の親指)を他の足指(足の親指以外の4足指)と分離して爪先を被覆するように形成しても構わない。このようにすると、素足に足袋を履いてこの室内履き具100を着用することができるし(素肌、足袋、室内履き100の順)、(二重履きする)トイレ用スリッパ等が第1足指(足の親指)を他の足指(足の親指以外の4足指)と分離した下駄タイプの室内履きである場合にも、室内履き具100を着用したままでこのようなトイレ用スリッパ等を履く二重履き(素肌(足袋は任意)、室内履き具100、下駄タイプの室内履きの順)が可能になる。
さらに、この室内履き具100は、足底部130の足裏に当接する側の足底肌側生地134は起毛されているようにすると、防寒性および肌接触性が向上するので好ましい。
さらに、中綿200を内包した部分は、中綿200の移動を防止して、防寒性の偏りを防止するために複数に分けられて内包されている。たとえば、足甲部110においては、足甲部110の外側生地と肌側生地との間に中綿200が挟み込まれて内包されているが、これらの外側生地と肌側生地とが分離縫着部118で縫着されており、中綿200が分離縫着部118を越えて移動できないことになり、中綿200は複数に分けられて内包されている。このように足甲部110においては、甲部内包部112と側部内包部114とに分けられて中綿200が内包されている。図示しないが、足側部120においても、たとえば踵位置に分離縫着部を設けて中綿200は複数に分けられて内包すると、足側部120においても中綿200の移動を防止して、防寒性の偏りを防止することができる。
この室内履き具100において、上述したように、足甲部110、足側部120、筒部230においては、それらは外側生地および肌側生地と、それらの生地の間に挟み込まれて内包された中綿200とにより構成されており、足底部130においては、起毛された足底肌側生地134と室内の床面に当接するために(後述する芯材とともに)室内歩行時に繰り返し受ける衝撃に耐え得る強度を備えた足底外側生地132とで構成されている。
たとえば、限定されるものではないが、足底部130は、足裏の形状に対応する形状を備え、足底部130の形状を保持するための芯材(図示しない)と、その芯材の裏面側に設けられ床面に接地する側の足底外側生地132と、その芯材の表面側に設けられ肌に当接する側の(起毛された)足底肌側生地134とで構成される。さらに、足底肌側生地134には土踏まず部分および踵部に、接着剤で貼着した滑り防止部(図示しない)を構成することも好ましい。なお、この芯材は、ユーザの体重が付与されても足底部130の形状を保持することにより、この室内履き具100の全体の形状を保持する。しかしながら、この室内履き具100の全体の形状または足底部130の形状を保持することができれば、芯材を含まない構造であっても構わない。滑り防止部は、たとえば、微少なゴム等の突起が表面に多数形成されて滑り止め加工が施された合成皮革等のシートである。
上述したような特徴を備えたこの室内履き具100について、図1〜図6を参照して、さらに詳しく説明する。
この室内履き具100においては、足甲部110と足側部120とが接続縫着部150により縫着(縫製による接合)されて、このように接合された足甲部110および足側部120と足底部130とが足底縫着部160により縫着(縫製による接合)されて立体的な形状を備えた室内履き具100を形成している。なお、足甲部110と足側部120とが接続縫着部150により接合されているために、足底縫着部160は爪先側の前側足底縫着部162と踵側の後側足底縫着部164とに分かれるが、足底部130の周縁に沿った足底形状の1周分が連続して縫製されて、立体的な室内履き具100が形成される。
また、開口部140の周縁は、足甲部110においても足側部120においても、外側生地と肌側生地とが接合されており、足甲部110には開口前側周縁部116が形成され
ており、足側部120には開口後側周縁部126が形成されている。
この開口部140の上縁の全周に亘って伸縮性細幅生地(図示しない)を設けることも好ましい。たとえば、開口前側周縁部116および開口後側周縁部126の少なくとも一方に、室内履き具100の内側(足Fが接する側:内側:肌当接面)に伸縮性細幅生地が設ける。この室内履き具100を履くときに伸縮性細幅生地を伸張させると開口部140が大きく開くために履きやすく、かつ、室内履き具100を履いた後は伸縮性細幅生地が収縮して開口部140が小さくなるために歩行時に室内履き具100が脱げることがない。
なお、この開口部140の上縁の全周に亘って設ける伸縮性細幅生地については、室内履き具100の外側(足Fが接する側とは逆側:外側(靴側):肌当接面の逆面)に伸縮性細幅生地を設けるようにしても構わない。なお、この伸縮性細幅生地は、開口部140の上縁の全周ではなく上縁の一部(たとえば開口前側周縁部116および開口後側周縁部126の一方のみ)に設けるようにしても構わないし、連続的ではなく断続的に設けるようにしても構わない。さらに、限定されるものではないが、(たとえば本願出願人により出願され公開された特開2014−133952号公報に記載されたように)伸縮性細幅生地を折り返して折り返した線が開口部140の上縁に略一致するように設けられるようにしても構わない。その結果、伸縮性細幅生地の幅の略半分が室内履き具100の内側(足Fが接する側:内側:肌当接面)に、伸縮性細幅生地の幅のもう一方の略半分が室内履き具100の外側(足Fが接する側とは逆側:外側(靴側):肌当接面の逆面)に、跨がって伸縮性細幅生地が設けられることになる。
このように、この室内履き具100は(筒部230を任意構成として)足甲部110と、足側部120と、足底部130との3つの生地(これら3つのうちの少なくとも足甲部110および足側部120は中綿200を内包)が接合された立体的な形状を備える。そして、この室内履き具100は、開口部140における外側生地と肌側生地とが接合されて、足甲部110の開口前側周縁部116および足側部120の開口後側周縁部126が形成されている。このようにこの室内履き具100においては複数の生地が接合されているが、接合方法は、接着剤による接着(接着による接合)であっても、縫合糸による縫着(縫着による接合)であっても構わない。より具体的には、この室内履き具100においては、開口前側周縁部116および開口後側周縁部126における接合方法は接着であって(外側生地と肌側生地とが接着により接合され)、その他における接合方法は縫着により接合されている。
また、接着剤として、接着テープを用いても構わない。接着テープを採用する場合には、帯状部材の一面に接着剤が塗布された接着テープであって、加熱することにより接着剤が溶融して編地を熱接着して接合するものが好ましい。なお、この場合の接合には、熱圧着によるもの、熱溶着によるもの、熱融着によるもの等を含む。
さらに、この室内履き具100の踵部の上縁における室内履き具100の内側(足Fが接する側:内側:肌当接面)には、シリコーン樹脂等の薄い透明のシートで形成された踵部滑り止めを設けることも好ましい。これにより、足Fの踵との密着性を高めて室内履き具100が足Fの踵の部分からずれることをさらに防止することができる。なお、この踵部滑り止めは、本発明に係る室内履き具において必須の構成ではない。
以上のようにして、本実施の形態に係る室内履き具100によると、その大きさが、この室内履き具100を着用した状態で室内履きをさらに着用することのできるように形成されているために、室内履き具100を着用したままでトイレ用スリッパ等を履く二重履きが可能になる。その結果、室内履き具100を着用して室内で防寒している場合において、トイレ等へ行く場合に他の室内履き具(トイレへ行く場合にはトイレ用スリッパ)へ履き替える必要がなく、室内履き具100を着用した状態を継続できるので、中綿200に保持される空気層の温度が低下しないために、高い防寒性を実現することができる、履き替え不要な便利な室内履き具を提供することができる。この室内履き具100ではなく通常のルームシューズであると、トイレへ行く度にトイレ用スリッパ)へ履き替える必要がありトイレ中に中綿200に保持される空気層の温度が低下してしまい(多くの場合ト
イレ内もトイレ前の廊下も十分には暖房されておらず室温が少なくとも体温より相当に低い)、高い防寒性を実現することができない点で、本実施の形態に係る室内履き具100は非常に大きな作用効果を奏する。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、防寒用に使用される室内履き具に好適であり、トイレ等へ行く場合に他の室内履き(トイレへ行く場合にはトイレ用スリッパ)へ履き替える必要のない等の便利で、かつ、防寒性に優れている点で特に好ましい。
100 室内履き具
110 足甲部
112 甲部内包部
114 側部内包部
116 開口前側周縁部
118 分離縫着部
120 足側部
126 開口後側周縁部
130 足底部
132 足底外側生地
134 足底肌側生地
140 開口部
150 接続縫着部
160 足底縫着部
162 前側足底縫着部
164 後側足底縫着部
200 中綿
230 筒部
240 開口部
F 足

Claims (5)

  1. 爪先を含む足甲と足底と踵とを被覆する室内履き具であって、
    中綿を内包するとともに爪先から足甲を被覆する生地で構成された足甲部と、
    中綿を内包するとともに足の側部から踵を被覆する生地で構成された足側部と、
    足の底部を被覆する生地で構成された足底部とを備え、
    前記足甲部および前記足側部と前記足底部とが接合されて立体的に形成されるとともに、前記足底部に対して上下反対側に足を出し入れするための開口部が設けられ、
    前記室内履き具の大きさが、前記室内履き具を着用した状態で室内履きをさらに着用することのできるように形成されていることを特徴とする、室内履き具。
  2. 前記開口部に連続して形成され、中綿を内包するとともに足首を被覆する筒部をさらに含み、前記筒部の上端に前記開口部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の室内履き具。
  3. 前記足甲部において爪先を被覆する部分は、第1足指を他の足指と分離して爪先を被覆することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の室内履き具。
  4. 前記足底部の足裏当接側は起毛されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の室内履き具。
  5. 前記中綿を内包した部分は、前記中綿の移動を防止するために複数に分けられて内包されていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の室内履き具。
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