JP2018192690A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結露の発生を抑制できる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】液滴吐出装置11は、媒体Sに液滴を吐出可能なノズル55を有するヘッド53と、ヘッドから液滴を吐出される媒体を加熱するためのヒーター61と、ヘッド及びヒーターを収容する筐体12の外部から内部に向けて外気を取り込む送風ファン82と、送風ファンが取り込む外気の温度を検出する温度センサー83と、を備え、温度センサーが検出する外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合に、送風ファンの送風量を小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液滴吐出装置に関する。
ヘッドから媒体に向けてインクを吐出する液滴吐出装置がある。特許文献1には、液滴吐出装置の一例として、媒体に吐出されたインクの乾燥を促進するための乾燥部を備えるインクジェットプリンターが記載されている。乾燥部は、インクが吐出された媒体に温風を吹き付けることによって、媒体を乾燥させる。
特開2002−292837号公報
特許文献1のプリンターの場合、乾燥部により蒸発したインクの水分が装置内で凝結し、結露を生じる虞がある。特に、液滴を吐出するヘッドに結露が生じると、その液滴の吐出精度に影響する虞がある。
本発明の目的は、結露の発生を抑制できる液滴吐出装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液滴吐出装置は、媒体に液滴を吐出可能なノズルを有するヘッドと、前記ヘッドから前記液滴を吐出される前記媒体を加熱するためのヒーターと、前記ヘッド及び前記ヒーターを収容する筐体の外部から内部に向けて外気を送風する送風ファンと、前記送風ファンが送風する外気の温度を検出する温度センサーと、を備え、前記温度センサーが検出する外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合に、前記送風ファンの送風量を小さくする。
ヘッドにより液滴を吐出された媒体がヒーターに加熱されることによって、媒体に付着した液滴から水分が蒸発する。このとき、筐体の内部は、液滴から蒸発した水分によって湿度が高い状態となる。筐体の内部の湿度が高いと、筐体の内部で結露が生じ易くなる。そこで、送風ファンが外気を送風することによって、湿度が高くなった筐体の内部の雰囲気が筐体の外部に排出される。すなわち、送風ファンが外気を送風することによって、筐体の内部における湿度の上昇が抑えられる。
ところで、結露は、その雰囲気中の湿度が高い場合に限らず、その雰囲気中の温度が低い場合においても生じ易くなる。すなわち、送風ファンが送風する外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合、ヒーターにより温められた筐体の内部が筐体の外部から取り込んだ外気によって冷却され、結露を生じ易くなる場合がある。
この点、上記構成によれば、外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合に、送風ファンの送風量を小さくする。すなわち、筐体の外部から内部に向けて送風される外気の量を少なくすることによって、筐体の内部の温度の低下を抑制できる。したがって、結露の発生を抑制できる。
上記液滴吐出装置においては、前記温度センサーが検出する外気の温度が前記設定温度より低い場合であって且つ前記ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より大きい場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることが好ましい。
ヘッドが吐出する液滴の吐出量によって、ヒーターの加熱により蒸発される水分の量が変化するため、筐体の内部の湿度の上昇具合が変化する。上記構成によれば、ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より多い場合、すなわち筐体の内部の湿度が大きく上昇すると見込まれる場合に、送風ファンの送風量を小さくする。これにより、筐体の内部の湿度が高い状態、すなわち結露が生じ易い状態にある筐体内部の温度の低下を抑制でき、結露の発生を抑制できる。
上記液滴吐出装置においては、前記送風ファンが送風する外気の湿度を検出する湿度センサーを備え、前記湿度センサーが検出する外気の湿度が予め設定された設定湿度より低い場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることが好ましい。
筐体の内部の湿度が低くなると、結露が生じ難くなる一方で、ヘッドのノズルが乾燥し易くなる。ノズルが乾燥し易くなると、ノズル詰まりが生じ易くなり、ヘッドが吐出する液滴の吐出精度に影響する。この点、上記構成によれば、外気の湿度が予め設定された設定湿度より低い場合に、送風ファンの送風量を小さくする。すなわち、筐体の外部から内部に向けて送風される外気の量を少なくすることによって、筐体の内部における湿度の低下を抑制できる。これにより、ノズルの乾燥を抑制できる。
上記液滴吐出装置においては、前記湿度センサーが検出する外気の湿度が前記設定湿度より低い場合であって且つ前記ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より小さい場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることが好ましい。
ヘッドが吐出する液滴の吐出量によって、ヒーターの加熱により蒸発される液滴の量が変化するため、筐体内部の湿度の上昇具合が変化する。上記構成によれば、ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より少ない場合、すなわち筐体内部の湿度があまり上昇しないと見込まれる場合に、送風ファンの送風量を小さくする。これにより、筐体の内部の湿度が低い状態にある筐体の内部における湿度のさらなる低下を抑制でき、ノズルの乾燥を抑制できる。
液滴吐出装置の一実施形態を概略的に示す側面図。 液滴吐出装置の電気的構成を示すブロック図。 制御部が実行する処理ルーチンを示すフローチャート。
以下、液滴吐出装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。
図1に示すように、液滴吐出装置11は、筐体12を備えている。液滴吐出装置11は、媒体Sを繰り出す繰出部20と、繰出部20から繰り出された媒体Sを支持する媒体支持部30とを備えている。液滴吐出装置11は、媒体支持部30に沿うように媒体Sを搬送方向Yに搬送する搬送部40を備えている。液滴吐出装置11は、媒体Sに文字、写真等の画像を印刷する印刷部50と、印刷部50に印刷された媒体Sを加熱するための加熱部60とを備えている。液滴吐出装置11は、印刷部50により印刷された媒体Sを巻き取る巻取部70と、筐体12の内部を換気するための換気部80とを備えている。
繰出部20は、その一部が筐体12の外部に露出するように配置されている。繰出部20は、媒体Sが巻き重ねられたロール体R1を着脱可能に保持する繰出軸21を有している。繰出部20は、ロール体R1を保持する繰出軸21が回転することによって、ロール体R1から媒体Sを巻き解いて繰り出す。本実施形態における繰出部20は、繰出軸21が反時計回り方向に回転することによって媒体Sを繰り出す。本実施形態において、媒体Sは、用紙とされている。
媒体支持部30は、それぞれ板状の部材で構成される第1案内部31、第2案内部32及び支持部33を有している。第1案内部31は、その一部分が筐体12の外部に露出するように配置されている。第1案内部31は、筐体12の開口である供給口13を通じて、繰出部20から繰り出された媒体Sを筐体12の内部に向けて案内するように支持する。支持部33は、筐体12の内部に配置され、第1案内部31に案内された媒体Sを支持する。第2案内部32は、その一部分が筐体12の外部に露出するように配置され、筐体12の開口である排出口14を通じて、支持部33上を通過する媒体Sを筐体12の外部に向けて案内するように支持する。すなわち、第1案内部31は、搬送方向Yにおいて支持部33よりも上流側に配置されている。第2案内部32は、搬送方向Yにおいて支持部33よりも下流側に配置されている。
第1、第2案内部31、32は、その上面が媒体Sを案内するための案内面34、35とされている。支持部33は、その上面が媒体Sを支持するための支持面36とされている。本実施形態において、媒体Sが搬送される搬送方向Yとは、支持部33の支持面36上において媒体Sが移動する方向のことを指す。本実施形態において、支持部33は、支持面36が水平に延びるように構成されている。第1、第2案内部31、32は、案内面34、35の一部が支持面36に対して湾曲するように構成されている。
搬送部40は、筐体12の内部に配置されている。本実施形態における搬送部40は、搬送方向Yにおいて、第1案内部31及び支持部33の間と、支持部33及び第2案内部32の間との2箇所に配置されている。搬送部40は、駆動回転が可能な駆動ローラー41と、駆動ローラー41の回転に対して従動回転が可能な従動ローラー42とを有している。搬送部40は、駆動ローラー41と従動ローラー42とが媒体Sを挟み込んだ状態で回転することによって、媒体Sを媒体支持部30に沿って搬送する。本実施形態において、駆動ローラー41は、鉛直方向Zの下方から媒体Sに接触可能とされている。従動ローラー42は、鉛直方向Zの上方から媒体Sに接触可能とされている。
印刷部50は、筐体12の内部に設けられ、支持部33と対向するように配置されている。印刷部50は、搬送される媒体Sの幅方向Xに延びるガイド軸51と、ガイド軸51に支持されるキャリッジ52と、キャリッジ52に搭載されるヘッド53と、温湿度検出部54とを有している。キャリッジ52は、ガイド軸51に沿って移動可能とされている。すなわち、キャリッジ52は、幅方向Xに移動可能に構成されている。なお、本実施形態において、ガイド軸51は2本設けられている。
ヘッド53は、キャリッジ52の下面から露出するようにキャリッジ52に搭載されている。ヘッド53は、支持部33と対向するその下面に、例えば液体の一例であるインクを液滴として吐出可能なノズル55を複数有している。ヘッド53は、支持部33に支持される媒体Sに向けてノズル55から液滴を吐出することによって、媒体Sに画像を印刷する。本実施形態において、ヘッド53が吐出するインクは、水系レジンとされている。水系レジンは、その溶媒として水が用いられている。温湿度検出部54は、キャリッジ52の下面において、ヘッド53と隣り合うようにキャリッジ52に取り付けられている。温湿度検出部54は、筐体12の内部におけるヘッド53近傍の温度及び湿度を検出可能とされている。
本実施形態における液滴吐出装置11は、通常、水平に広がる床面に設置された状態で使用される。本実施形態の液滴吐出装置11は、設置される床面と支持部33の支持面36とが略平行となるように構成されている。そこで、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸からなる座標系を考え、Z軸が鉛直方向Zに延びるように座標軸をとると、水平に広がる床面はX軸及びY軸からなる平面となる。すなわち、支持部33の支持面36は、X軸及びY軸からなる平面となる。
次に、鉛直方向ZとZ軸の延びる方向とを一致させたうえで、X軸がガイド軸51に沿うように、つまり幅方向Xに延びるように座標軸をとる。すると、本実施形態の液滴吐出装置11においては、Y軸の延びる方向が搬送方向Yと一致する。幅方向Xに延びるX軸と、搬送方向Yに延びるY軸と、鉛直方向Zに延びるZ軸とは、それぞれ互いに直交する関係にある。すなわち、本実施形態において、幅方向X、搬送方向Y及び鉛直方向Zは、それぞれ互いに異なる3つの方向を示している。
加熱部60は、筐体12の内部に配置され、支持部33の下面に取り付けられている。本実施形態における加熱部60は、支持部33の下面に沿うように、搬送方向Yにおいて間隔をおいて複数配置されるヒーター61として構成されている。ヒーター61は、例えば幅方向Xに延びるように配置されるチューブヒーターで構成され、通電されることによって発熱する。ヒーター61は、支持部33を下面から加熱することによって、その上面である支持面36上に位置する媒体Sを間接的に加熱する。すなわち、ヒーター61は、支持部33を加熱することによって、ヘッド53により液滴が吐出される媒体Sを加熱する。ヒーター61は、ヘッド53から媒体Sに吐出された液滴の水分を蒸発させることによって、媒体Sに印刷された画像の定着を促進する。本実施形態におけるヒーター61は、予め設定された温度で発熱するように構成されている。
巻取部70は、その一部が筐体12の外部に露出するように配置されている。巻取部70は、媒体Sが巻き重ねられたロール体R2を着脱可能に保持する巻取軸71を有している。このロール体R2は、ヘッド53により液滴が吐出されることで画像が印刷された媒体Sを巻取軸71が巻き取ることで形成される。本実施形態における巻取部70は、巻取軸71が反時計回り方向に回転することによって媒体Sを巻き取る。
換気部80は、筐体12の上部に配置され、その一部が筐体12の外部に露出するように設けられている。換気部80は、筐体12の外部から筐体12の内部に向けて外気を取り込むための取込流路81と、取込流路81を通じて外気を筐体12の内部に送風するための送風ファン82とを有している。換気部80は、送風ファン82によって取り込まれる外気の温度を検出するための温度センサー83と、送風ファン82によって取り込まれる外気の湿度を検出するための湿度センサー84とを有している。取込流路81は、筐体12の内外を貫くように設けられ、筐体12の外部に開口する取込口85と、筐体12の内部に開口する吹出口86とを有している。取込口85は、吹出口86と比較して大きく開口している。吹出口86は、幅方向Xに延びるように幅広に開口している。
送風ファン82は、取込流路81内において、取込口85寄りとなる位置に配置されている。本実施形態における送風ファン82は、例えば軸流ファンとして構成され、その羽根87が回転することにより外気を送風する。温度センサー83及び湿度センサー84は、取込流路81内において、送風ファン82よりも吹出口86寄りとなる位置に配置されている。すなわち、温度センサー83及び湿度センサー84は、送風ファン82の駆動によって取込流路81を流れる外気の温度及び湿度を検出する。
換気部80は、送風ファン82を駆動することによって、筐体12の内部においてキャリッジ52が往復移動する領域に向けて、取込流路81を介して取り込んだ外気を送風する。筐体12の内部の雰囲気は、取込流路81を介して取り込まれた外気によって、供給口13及び排出口14から筐体12の外部に排出される。このとき、ヘッド53から吐出されたインクのミスト、媒体Sから生じる紙粉などの筐体12の内部に浮遊する浮遊物が、筐体12の内部の雰囲気とともに筐体12の外部に排出される。
送風ファン82は、第1モードと第2モードとの2つのモードで駆動可能に構成されている。第1モードで駆動する送風ファン82は、筐体12の外部から内部に向けて、吹出口86から第1送風量で外気を送風する。第2モードで駆動する送風ファン82は、筐体12の外部から内部に向けて、吹出口86から第2送風量で外気を送風する。第1送風量は、第2送風量よりも大きい値である。すなわち、送風ファン82は、比較的大きい送風量で送風する第1モードと、比較的小さい送風量で送風する第2モードとでその駆動状態を切替可能とされている。本実施形態において、送風ファン82が第1モードで駆動する際、吹出口86から吹き出される外気の風速は1.0m/sとされている。送風ファン82が第2モードで駆動する際、吹出口86から吹き出される外気の風速は0.5m/sとされている。なお、本実施形態において、送風量とは、単位時間当たりに送風される気体の体積の量を指す。
吹出口86から筐体12の内部に送風される外気の送風量は、吹出口86の開口面積と、吹出口86から吹き出される外気の風速とを乗ずることで算出される。そのため、吹出口86から吹き出される外気の風速が変化すると、吹出口86から筐体12の内部に送風される外気の送風量が変化する。本実施形態においては、送風ファン82が有する羽根87の回転速度を変化させることによって、吹出口86から送風される外気の送風量を変化させている。送風ファン82の羽根87の回転速度が変化すると、取込口85から取込流路81内に送風される外気の風速が変化する。取込口85から取込流路81内に送風される外気の風速が変化すると、吹出口86から筐体12の内部に送風される外気の風速が変化する。なお、本実施形態においては、吹出口86から筐体12の内部に送風される外気の送風量を、送風ファン82の送風量とする。
次に、液滴吐出装置11の電気的構成について説明する。
図2に示すように、液滴吐出装置11は、装置を統括的に制御する制御部90を備えている。制御部90は、温湿度検出部54、温度センサー83、湿度センサー84のそれぞれと電気的に接続されている。制御部90は、温湿度検出部54、温度センサー83、湿度センサー84から発信される信号を受信可能に構成されている。温湿度検出部54は、検出したノズル55近傍の温度及び湿度に基づく信号を制御部90に向けて発信可能とされている。温度センサー83は、検出した外気の温度に基づく信号を制御部90に向けて発信可能とされている。湿度センサー84は、検出した外気の湿度に基づく信号を制御部90に向けて発信可能とされている。
制御部90は、繰出軸21、駆動ローラー41、キャリッジ52、ヘッド53、ヒーター61、巻取軸71、送風ファン82のそれぞれと電気的に接続されている。制御部90は、繰出軸21、駆動ローラー41、キャリッジ52、ヘッド53、ヒーター61、巻取軸71、送風ファン82のそれぞれに、その駆動を制御するための信号を発信可能に構成されている。本実施形態における液滴吐出装置11は、例えばパーソナルコンピューターなどの外部端末と通信可能に構成されている。すなわち、制御部90は、外部端末から発信される印刷ジョブなどの情報を受信可能に構成されている。
次に、上記のように構成された液滴吐出装置11が行う処理について説明する。
液滴吐出装置11は電源が投入されると、まず、ヒーター61及び送風ファン82を駆動させる。ヒーター61が駆動すると、筐体12の内部の温度がヒーター61の発熱によって上昇する。そのため、本実施形態において、筐体12の内部の温度は、外気の温度と比較して高い温度であると考えられる。筐体12の内部の温度が上昇すると、筐体12の内部が、媒体Sを乾燥させるにあたって適した環境となる。すなわち、液滴吐出装置11の電源投入時にヒーター61を駆動させるのは、ヒーター61により筐体12の内部の温度を所定の温度とするのには時間を要するためである。ヒーター61は、支持部33上の媒体Sを加熱する。そのため、筐体12の内部において、支持部33と対向するヘッド53のノズル55近傍の温度が上昇し易い。
送風ファン82が駆動すると、筐体12の内部に向けて外気が送風される。液滴吐出装置11の電源投入時に送風ファン82を駆動させるのは、ヒーター61の発熱により筐体12の内部の温度が上昇し過ぎることを抑制するためである。そのため、送風ファン82は、ヒーター61が駆動している間、筐体12の内部に外気を送風し続ける。本実施形態における送風ファン82は、液滴吐出装置11の電源投入時に第1モードで駆動する。すなわち、送風ファン82は、液滴吐出装置11の電源が投入されると、筐体12の内部に向けて外気を第1送風量で送風する。なお、温湿度検出部54が検出する筐体12の内部の温度が一定の値を超えた後に、送風ファン82の駆動を開始する構成としてもよい。本実施形態においては、電源を投入した後、筐体12の内部の温度が一定の値を超えることによって、液滴吐出装置11が媒体Sに対して印刷を実行可能な状態となる。
本実施形態のように、媒体Sに印刷された画像の定着を促すための加熱部60を備える液滴吐出装置11においては、媒体Sに吐出された液滴の水分をヒーター61が蒸発させるため、筐体12の内部の湿度が上昇する。そのため、本実施形態において、筐体12の内部の湿度は、外気の湿度と比較して高い湿度であると考えられる。筐体12の内部の湿度が高いと、筐体12の内部において結露が生じ易くなる。
ヒーター61は、支持部33上の媒体Sを加熱する。そのため、筐体12の内部において、支持部33と対向するヘッド53のノズル55近傍の湿度が上昇し易い。すなわち、ノズル55が形成されたヘッド53の下面に結露が生じ易い。ヘッド53の下面に結露が生じると、ノズル55から液滴を吐出する際にその液滴が結露した水滴と接触するなどして、ノズル55の吐出精度に影響する虞がある。この点、本実施形態の液滴吐出装置11においては、送風ファン82により筐体12の内部に外気を取り込むことによって、筐体12の内部の湿度、特に温湿度検出部54が検出するノズル55近傍の湿度の上昇が抑制される。また、送風ファン82が筐体12の内部に外気を送風することによって、媒体Sに吐出された液滴における水分の蒸発が促進される。
図3に示すように、制御部90は、媒体Sに画像を印刷するための印刷ジョブが外部端末から入力されると、ステップS11において、外気の温度が設定温度以上か否かを判断する。このとき、制御部90は、温度センサー83が検出する外気の温度と、制御部90に予め設定されている設定温度とを比較する。本実施形態においては、液滴吐出装置11の電源投入時に送風ファン82が駆動しているため、取込流路81内に位置する温度センサー83により外気の温度を精度良く検出可能とされている。なお、設定温度とは、筐体12の内部に結露が生じ易くなると考えられる温度である。この設定温度は、筐体12のサイズ、液滴吐出装置11の使用環境等を加味して設定される。すなわち、外気の温度が設定温度より低い場合、ヒーター61により温められた筐体12の内部が、筐体12の内部に取り込まれる外気により冷却されることによって、筐体12の内部で結露が生じ易くなる。本実施形態において、設定温度は、10度〜25度の範囲で設定されることが好ましい。設定温度としてより好ましくは20度である。制御部90は、外気の温度が設定温度以上と判断した場合に、ステップS12へと処理を移行する。制御部90は、外気の温度が設定温度より低いと判断した場合に、ステップS14へと処理を移行する。
制御部90は、ステップS12において、外気の湿度が設定湿度以上か否かを判断する。このとき、制御部90は、湿度センサー84が検出する外気の湿度と、制御部90に予め設定された設定湿度とを比較する。本実施形態においては、液滴吐出装置11の電源投入時に送風ファン82が駆動しているため、取込流路81内に位置する湿度センサー84により外気の湿度を精度良く検出可能とされている。なお、設定湿度とは、ヘッド53のノズル詰まりが生じ易くなると考えられる湿度である。この設定湿度は、筐体12のサイズ、液滴吐出装置11の使用環境等を加味して設定される。すなわち、外気の湿度が設定湿度より低い場合、筐体12の内部に取り込まれる外気により筐体12の内部の湿度が下がることによって、筐体12の内部が乾燥する。筐体12の内部が乾燥すると、ノズル55内の液体が固着し、ノズル55が詰まり易くなる。本実施形態において、設定湿度は、25%〜45%の範囲で設定されることが好ましい。設定湿度としてより好ましくは40%である。制御部90は、外気の湿度が設定湿度以上と判断した場合に、ステップS13へと処理を移行する。制御部90は、外気の湿度が設定湿度より低いと判断した場合に、ステップS16へと処理を移行する。
制御部90は、ステップS13において、送風ファン82を第1モードで駆動させる。本実施形態において、送風ファン82は、液滴吐出装置11の電源投入時に第1モードで駆動しているため、継続して第1モードで駆動する。その後、制御部90は、印刷ジョブに基づく印刷を開始する。
制御部90は、ステップS11において外気の温度が設定温度より低いと判断した場合、ステップS14において、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が設定量より小さいか否かを判断する。このとき、制御部90は、入力された印刷ジョブに含まれている画像データに基づき、その画像を印刷するにあたってヘッド53が媒体Sに吐出する液滴の総量を算出する。制御部90は、算出した液滴の総量に基づき、その画像を印刷するにあたってヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量を算出する。本実施形態においては、制御部90は、印刷ジョブに含まれる画像データに基づき、媒体Sに対する印刷デューティーを算出することもある。
制御部90は、ステップS14において、算出した液滴の吐出量と、制御部90に予め設定された設定量とを比較する。なお、設定量とは、筐体12の内部における湿度の上昇具合を示す指標として設定される値である。この設定量は、筐体12のサイズ、液滴吐出装置11の使用環境等を加味して設定される。すなわち、液滴の吐出量が設定量より大きい場合には、筐体12の内部の湿度が大きく上昇すると推察できる。本実施形態において、設定量は、媒体Sに対する印刷デューティーが40%〜60%となるような量に設定されることが好ましく、50%となるような量に設定されることがより好ましい。
本実施形態において、印刷デューティーとは、ヘッド53から媒体Sに吐出される液体が媒体S上において占める面積とその媒体Sの面積との比率、すなわち媒体Sに形成される画像における液体の被覆率である。液滴吐出装置11は、印刷デューティーが100%である場合、媒体Sの全域に亘って液滴を吐出する所謂ベタ印刷をする。なお、本実施形態における印刷部50は、印刷デューティーが100%を超える量の液滴を吐出することが可能である。ただし、印刷デューティーが100%を超える量の液滴を吐出する場合、媒体Sに滲みが生じる虞がある。すなわち、液滴吐出装置11は、印刷デューティーが100%である場合、媒体Sに対して滲みが生じない程度の量の液滴を吐出してベタ印刷をする。
制御部90は、液滴の吐出量が設定量より大きいと判断した場合に、ステップS15へと処理を移行させる。制御部90は、液滴の吐出量が設定量以下と判断した場合に、ステップS13へと処理を移行させる。
制御部90は、ステップS15において、送風ファン82を第2モードで駆動させる。すなわち、制御部90は、送風ファン82の駆動状態を第1モードから第2モードに変更し、送風ファン82の送風量を第1送風量から第2送風量に変更する。換言すると、制御部90は、送風ファン82の送風量を小さくするように制御する。このとき、ヘッド53が吐出する液滴の吐出量が設定量より大きいため、印刷を開始すると、筐体12の内部の湿度が大きく上昇すると見込まれる。そのため、筐体12の内部は、結露を生じ易い環境となることが予見される。また、外気の温度が設定温度より低いため、筐体12の内部に外気を送風する送風ファン82の送風量によっては、筐体12の内部が冷却されることによって、筐体12の内部に結露を生じる虞が高くなる。
そのため、本実施形態における液滴吐出装置11は、外気の温度が設定温度より低い場合において、送風ファン82の送風量を小さくする。特に、外気の温度が設定温度より低い場合であって且つ液滴の吐出量が設定量より大きい場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。具体的には、外気の温度が設定温度以上且つ外気の湿度が設定湿度以上である場合に第1モードで駆動する送風ファン82の送風量(第1送風量)よりも小さくする。その後、制御部90は印刷ジョブに基づく印刷を開始する。
制御部90は、ステップS12において外気の湿度が設定湿度より低いと判断した場合、ステップS16において、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が設定量より小さいか否かを判断する。このとき、制御部90は、ステップS14における処理と同様に、入力された印刷ジョブに含まれている画像データに基づき、その画像を印刷するにあたってヘッド53が媒体Sに吐出する液滴の総量を算出する。制御部90は、算出した液滴の総量に基づき、その画像を印刷するにあたってヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量を算出する。本実施形態においては、制御部90は、印刷ジョブに含まれる画像データに基づき、媒体Sに対する印刷デューティーを算出することもある。
制御部90は、算出した液滴の吐出量と、制御部90に予め設定された設定量とを比較する。なお、この設定量は、ステップS14において参照する設定量と同一である。すなわち、液滴の吐出量が設定量より小さい場合には、筐体12の内部の湿度があまり上昇しないと推察される。制御部90は、液滴の吐出量が設定量より小さいと判断した場合に、ステップS17へと処理を移行させる。制御部90は、液滴の吐出量が設定量以上であると判断した場合に、ステップS13へと処理を移行させる。
制御部90は、ステップS17において、ステップS15における処理と同様に、送風ファン82を第2モードで駆動させる。すなわち、制御部90は、送風ファン82の駆動状態を第1モードから第2モードに変更し、送風ファン82の送風量を第1送風量から第2送風量に変更する。換言すると、制御部90は、送風ファン82の送風量を小さくするように制御する。このとき、ヘッド53が吐出する液滴の吐出量が設定量より小さいため、印刷を開始したとしても、筐体12の内部の湿度があまり上昇しないと見込まれる。そのため、筐体12の内部は、ノズル詰まりを生じ易い環境となることが予見される。また、外気の湿度が設定湿度より低いため、筐体12の内部に外気を送風する送風ファン82の送風量によっては、筐体12の内部がさらに乾燥し、ノズル詰まりを生じる虞がより高くなる。
そのため、本実施形態における液滴吐出装置11は、外気の温度が設定温度以上である場合において、さらに外気の湿度が設定湿度より低い場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。特に、外気の温度が設定温度以上である場合において、さらに外気の湿度が設定湿度より低い場合であって且つ液滴の吐出量が設定量より小さい場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。具体的には、外気の温度が設定温度以上且つ外気の湿度が設定湿度以上である場合に第1モードで駆動する送風ファン82の送風量(第1送風量)よりも小さくする。その後、制御部90は印刷ジョブに基づく印刷を開始する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ヘッド53により液滴を吐出された媒体Sがヒーター61に加熱されることによって、媒体Sに付着した液滴から水分が蒸発する。このとき、筐体12の内部は、液滴から蒸発した水分によって湿度が高い状態となる。筐体12の内部の湿度が高いと、筐体12の内部で結露が生じ易くなる。そこで、送風ファン82が外気を送風することによって、湿度が高くなった筐体12の内部の雰囲気が筐体12の外部に排出される。すなわち、送風ファン82が外気を送風することによって、筐体12の内部における湿度の上昇が抑えられる。
ところで、結露は、その雰囲気中の湿度が高い場合に限らず、その雰囲気中の温度が低い場合においても生じ易くなる。すなわち、送風ファン82が送風する外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合、ヒーター61により温められた筐体12の内部が筐体12の外部から取り込んだ外気によって冷却され、結露を生じ易くなる場合がある。
この点、上記実施形態によれば、外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。すなわち、筐体12の外部から内部に向けて送風される外気の量を少なくすることによって、筐体12の内部の温度の低下を抑制できる。したがって、結露の発生を抑制できる。
(2)ヘッド53が吐出する液滴の吐出量によって、ヒーター61の加熱により蒸発される水分の量が変化するため、筐体12の内部の湿度の上昇具合が変化する。上記実施形態によれば、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より多い場合、すなわち筐体12の内部の湿度が大きく上昇すると見込まれる場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。これにより、筐体12の内部の湿度が高い状態、すなわち結露が生じ易い状態にある筐体12の内部の温度の低下を抑制でき、結露の発生を抑制できる。
(3)筐体12の内部の湿度が低くなると、結露が生じ難くなる一方で、ヘッド53のノズル55が乾燥し易くなる。ノズル55が乾燥し易くなると、ノズル詰まりが生じ易くなり、ヘッド53が吐出する液滴の吐出精度に影響する。この点、上記実施形態によれば、外気の湿度が予め設定された設定湿度より低い場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。すなわち、筐体12の外部から内部に向けて送風される外気の量を少なくすることによって、筐体12の内部における湿度の低下を抑制できる。これにより、ノズル55の乾燥を抑制できる。
(4)ヘッド53が吐出する液滴の吐出量によって、ヒーター61の加熱により蒸発される水分の量が変化するため、筐体12の内部の湿度の上昇具合が変化する。上記実施形態によれば、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より少ない場合、すなわち筐体12の内部の湿度があまり上昇しないと見込まれる場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。これにより、筐体12の内部の湿度が低い状態にある筐体12の内部における湿度のさらなる低下を抑制でき、ノズル55の乾燥を抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。また、以下の変更例は、適宜組み合わせてもよい。
・液滴吐出装置11は、湿度センサー84を備えなくともよい。さらに、液滴吐出装置11は、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量を算出しなくともよい。すなわち、液滴吐出装置11は、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS12、S14、S16、S17における処理を実行しない構成としてもよい。この場合、外気の温度が設定温度以上である場合に、送風ファン82は、第1送風量で外気を送風する。外気の温度が設定温度より低い場合に、送風ファン82は、第2送風量で外気を送風する。まとめると、外気の温度が設定温度より低い場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。
・液滴吐出装置11は、湿度センサー84を備えなくともよい。すなわち、液滴吐出装置11は、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS12、S16、S17における処理を実行しない構成としてもよい。この場合、外気の温度が設定温度以上である場合に、送風ファン82は、第1送風量で外気を送風する。外気の温度が設定温度より低い場合であって且つヘッド53から吐出される単位時間当たりの液滴の吐出量が設定量以下である場合に、送風ファン82は、第1送風量で外気を送風する。外気の温度が設定温度より低い場合であって且つヘッド53から吐出される単位時間当たりの液滴の吐出量が設定量より大きい場合に、送風ファン82は、第2送風量で外気を送風する。まとめると、外気の温度が設定温度より低い場合であって且つ単位時間当たりの液滴の吐出量が設定量より大きい場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。
・液滴吐出装置11は、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量を算出しなくともよい。すなわち、液滴吐出装置11は、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS14、S16における処理を実行しない構成としてもよい。この場合、外気の温度が設定温度以上であって且つ外気の湿度が設定湿度以上である場合に、送風ファン82は、第1送風量で外気を送風する。外気の温度が設定温度より低い場合、又は外気の湿度が設定湿度より低い場合に、送風ファン82は第2送風量で外気を送風する。まとめると、外気の温度が設定温度より低い場合、又は外気の湿度が設定湿度より低い場合に、送風ファン82の送風量を小さくする。なお、液滴吐出装置11は、図3に示すフローチャートにおいて、ステップS14における処理のみを実行しない構成としてもよいし、ステップS16における処理のみを実行しない構成としてもよい。
・液滴吐出装置11は、印刷ジョブが入力されるタイミングで図3に示す処理ルーチンを実行する構成に限らない。例えば、液滴吐出装置11は、画像を印刷するにあたり、幅方向Xにおいて往復移動するキャリッジ52が媒体Sの上方を通過する度に、図3に示す処理ルーチンを実行する構成としてもよい。すなわち、ヘッド53が媒体Sに対して1走査分印刷するごとに、送風ファン82の送風量を決定する構成としてもよい。この場合、液滴吐出装置11は、送風ファン82の送風量をより細かく制御できるため、結露の発生をより抑制できる。
・ステップS14における設定量と、ステップS16における設定量とは、互いに異なる量であってもよい。
・ステップS14及びステップS16において、制御部90は、ヘッド53が単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量を算出しなくともよい。例えば、ステップS14及びステップS16において、画像を印刷するにあたってヘッド53が媒体Sに吐出する液滴の総量と、予め制御部90に設定された設定量とを比較する構成でもよい。この場合においても、設定量は、印刷デューティーが40%〜60%となるような量に設定されることが好ましく、50%となるような量に設定されることがより好ましい。
・液滴吐出装置11の電源投入時、送風ファン82は、第1モードで駆動しなくともよい。例えば、液滴吐出装置11の電源投入時、送風ファン82は、その送風量が第1送風量よりも小さく、第2送風量よりも大きい第3送風量で送風するように駆動してもよい。
・液滴吐出装置11は、ヘッド53に供給される液体の温度を検出するセンサーを備えてもよい。本実施形態のような液滴吐出装置11においては、ヘッド53に供給する液体を収容する液体収容体を備えている。こうした液体収容体は、交換、液体の補充等その利便性のために、筐体12の外部からアクセスし易い位置に設けられることが専らである。そのため、液体収容体に収容されている液体は、外気の温度と近しい温度となる。すなわち、ヘッド53から吐出される液滴の量が多いと、液体収容体から供給される液体によってヘッド53が冷却され、ヘッド53に結露が生じ易くなる。そのため、液滴吐出装置11は、ヘッド53に供給される液体の温度を検出するセンサーに検出結果に基づいて、送風ファン82の送風量を制御する構成としてもよい。
・搬送部40は、第1案内部31と支持部33との間となる1箇所にだけ設けられる構成でもよいし、3箇所以上に設けられる構成でもよい。
・液滴吐出装置11は、第1案内部31及び第2案内部32にも加熱部60を備える構成としてもよい。
・制御部90に設定される設定湿度は、相対湿度ではなく絶対湿度でもよい。
・送風ファン82は、例えば遠心ファンとして構成されていてもよい。
・媒体Sは、ロール体R1から繰り出される連続紙に限らず、単票紙でもよい。媒体Sは、用紙に限らず、プラスチックフィルム、金属フィルム、布帛などでもよい。
・印刷部50は、幅方向Xにおいて長尺に設けられ、筐体12内において固定して配置される所謂ラインヘッドとして設けられてもよい。
・液滴吐出装置11は、インク以外の他の液体を液滴として噴射したり吐出したりする液滴吐出装置であってもよい。なお、液滴吐出装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液滴吐出装置から吐出させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液滴吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を吐出する液滴吐出装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液滴吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液滴吐出装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液滴吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液滴吐出装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液滴吐出装置であってもよい。
11…液滴吐出装置、12…筐体、13…供給口、14…排出口、20…繰出部、21…繰出軸、30…媒体支持部、31…第1案内部、32…第2案内部、33…支持部、34…案内面、35…案内面、36…支持面、40…搬送部、41…駆動ローラー、42…従動ローラー、50…印刷部、51…ガイド軸、52…キャリッジ、53…ヘッド、54…温湿度検出部、55…ノズル、60…加熱部、61…ヒーター、70…巻取部、71…巻取軸、80…換気部、81…取込流路、82…送風ファン、83…温度センサー、84…湿度センサー、85…取込口、86…吹出口、87…羽根、90…制御部、R1…ロール体、R2…ロール体、S…媒体、X…幅方向、Y…搬送方向、Z…鉛直方向。

Claims (4)

  1. 媒体に液滴を吐出可能なノズルを有するヘッドと、
    前記ヘッドから前記液滴を吐出される前記媒体を加熱するためのヒーターと、
    前記ヘッド及び前記ヒーターを収容する筐体の外部から内部に向けて外気を送風する送風ファンと、
    前記送風ファンが送風する外気の温度を検出する温度センサーと、を備え、
    前記温度センサーが検出する外気の温度が予め設定された設定温度より低い場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記温度センサーが検出する外気の温度が前記設定温度より低い場合であって且つ前記ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より大きい場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記送風ファンが送風する外気の湿度を検出する湿度センサーを備え、
    前記湿度センサーが検出する外気の湿度が予め設定された設定湿度より低い場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記湿度センサーが検出する外気の湿度が前記設定湿度より低い場合であって且つ前記ヘッドが単位時間当たりに吐出する液滴の吐出量が予め設定された設定量より小さい場合に、前記送風ファンの送風量を小さくすることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
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