JP2019018498A - キャリッジおよび記録装置 - Google Patents

キャリッジおよび記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019018498A
JP2019018498A JP2017140629A JP2017140629A JP2019018498A JP 2019018498 A JP2019018498 A JP 2019018498A JP 2017140629 A JP2017140629 A JP 2017140629A JP 2017140629 A JP2017140629 A JP 2017140629A JP 2019018498 A JP2019018498 A JP 2019018498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carriage
air flow
plasma actuator
airflow
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017140629A
Other languages
English (en)
Inventor
章弘 吉村
Akihiro Yoshimura
章弘 吉村
金子 健一郎
Kenichiro Kaneko
健一郎 金子
恒之 佐々木
Tsuneyuki Sasaki
恒之 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017140629A priority Critical patent/JP2019018498A/ja
Priority to US16/037,575 priority patent/US10549536B2/en
Publication of JP2019018498A publication Critical patent/JP2019018498A/ja
Priority to JP2021188699A priority patent/JP7192951B2/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/145Arrangement thereof
    • B41J2/15Arrangement thereof for serial printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/1433Structure of nozzle plates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/02Air-assisted ejection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成することを抑制することができるキャリッジを提供する。【解決手段】キャリッジ12はインク滴55を吐出するノズル43が設置されたノズル面32aを備えたヘッドユニット32と、ノズル面32aに沿って流動する気流41aを加えるプラズマアクチュエーター37と、を備える。ノズル43は、キャリッジ12が移動する第1方向35と交差する第2方向42に配列してノズル列44を構成し、第2方向42においてプラズマアクチュエーター37が気流41aを加える範囲内にはノズル列44とノズル列44の端においてノズル43が設置されていない場所も含まれる。【選択図】図12

Description

本発明は、キャリッジおよび記録装置に関するものである。
インクジェット方式の記録装置が広く活用されている。インクジェット方式ではインクをインク滴にしてノズルから吐出し、インク滴が着弾する位置を制御する。そして、所定のパターンに描画する。利便性を向上するために印刷にかかる時間を短縮することが要求されている。そして、描画を高速で行うために、単位時間当たりにインク滴を吐出する回数を多くしている。
複数のノズルがノズルヘッドに設置され、複数のノズルヘッドがキャリッジに設置されている。そして、キャリッジが印刷媒体に対して平行に移動する。インク滴は複数のノズルから同時に吐出される。そして、インク滴がノズルから印刷媒体に向かって進行するとき、インク滴の進行に伴って空気の気流が生じる。この気流は乱流であり流れの形態が変動する。そして、この気流がインク滴の進行方向に影響を及ぼすとき、インク滴の着弾位置が目標とする地点から離れた場所になる。このように着弾位置が乱れるとき風紋とよばれる濃淡ムラが生じる。
この風紋を抑制するための方法が特許文献1に開示されている。それによると、ノズルが設置されたノズルプレートにはノズル列と平行に伸びる角柱状の突起がノズル列の横に設置されている。この突起がうずの発生を抑制することにより風紋の発生を抑制していた。
特開2010−162873号公報
特許文献1においてノズルプレートにはノズルと突起が設けられている。この方式はインク滴の吐出量が少ないときには有効である。しかし、描画速度を高めるためにインク滴の吐出量が多いときにはノズル配列方向に生じる渦によりインク滴の着弾位置のばらつきが残る。そこで、記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成することを抑制することができるキャリッジが望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかるキャリッジであって、インク滴を吐出するノズルが設置されたノズル面を備えたヘッドと、前記ノズル面に沿って流動する気流を加えるプラズマアクチュエーターと、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、キャリッジはヘッド及びプラズマアクチュエーターを備えている。ヘッドはノズルが設置されたノズル面を備え、ノズルからインク滴が吐出される。プラズマアクチュエーターはノズル面に沿って流動する第1気流に気流を加える。
ノズルから吐出されるインク滴が進行するときインク滴の進行と並行する気流が生ずる。この気流を第2気流とする。インク滴の吐出頻度が高くなるとインク滴の周囲の第2気流に乱れが生じる。この第2気流の乱れによりインク滴の進行方向が乱される。インク滴が第2気流の乱れの影響を受けるとき、記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成する。
プラズマアクチュエーターはノズル面に沿って流動する第1気流にさらに気流を加える。第1気流はインク滴の進行方向に進む第2気流の乱れに影響を与えて、インク滴の周囲に発生する第2気流の乱れが停滞するのを抑制する。従って、進行するインク滴が第2気流の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。その結果、キャリッジは記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成することを抑制することができる。
[適用例2]
上記適用例にかかるキャリッジにおいて、前記ノズルは、前記キャリッジが移動する第1方向と交差する第2方向に配列してノズル列を構成し、前記第2方向において前記プラズマアクチュエーターが気流を加える範囲内には前記ノズル列と前記ノズル列の端において前記ノズルが設置されていない場所も含まれることを特徴とする。
本適用例によれば、キャリッジは第1方向に移動する。そして、ノズルは第1方向と交差する第2方向に配列してノズル列を構成する。従って、ノズル列は第2方向に伸びている。第2方向においてプラズマアクチュエーターはノズル列よりも長くなっている。そして、プラズマアクチュエーターが第1気流に気流を加える範囲内にはノズル列が入っている。さらに、プラズマアクチュエーターが第1気流に気流を加える範囲内にはノズル列の端でノズルが設置されていない場所も含まれる。
プラズマアクチュエーターはノズル列が設置された場所の第1気流に気流を加える。さらに、プラズマアクチュエーターはノズル列の端でノズルが設置されていない場所の第1気流にも気流を加える。このため、ノズル列の端においてもノズル列の中程と同様に第1気流を早く流動させることができる。その結果、ノズル列の端においても、ノズル列の中程と同様に進行するインク滴が第2気流の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。
[適用例3]
上記適用例にかかるキャリッジにおいて、前記キャリッジは第1方向に往復移動し、前記第1方向において前記プラズマアクチュエーターは前記ヘッドを挟んで配置され、前記ヘッドに対して前記キャリッジが進行する側の前記プラズマアクチュエーターが前記ヘッドに気流を加えることを特徴とする。
本適用例によれば、キャリッジは第1方向に往復移動する。キャリッジが移動するとき、キャリッジの進行方向側からヘッドに第1気流が進行する。そして、第1方向においてプラズマアクチュエーターはヘッドを挟んで配置されている。往路と復路とでは、ヘッドに対してキャリッジが進行する側のプラズマアクチュエーターが異なる。そして、ヘッドに対してキャリッジが進行する側のプラズマアクチュエーターがヘッドに気流を加える。従って、キャリッジの往路の移動においても復路の移動においてもキャリッジの移動に伴う気流が進行する方向と同じ方向にプラズマアクチュエーターが加えた気流にヘッドを通過させることができる。
[適用例4]
上記適用例にかかるキャリッジにおいて、前記ヘッドと前記プラズマアクチュエーターとを支持する本体部を備え、前記本体部において前記ノズル面に沿って流れる気体が流れる面である気流面には複数の凹部または凸部の少なくとも一方が配置されることを特徴とする。
本適用例によれば、キャリッジはヘッドとプラズマアクチュエーターとを支持する本体部を備えている。そして、本体部においてノズル面に沿って流れる気体が流れる面を気流面とする。この気流面には複数の凹部または凸部の少なくとも一方が配置されている。気流面に沿って流動する気流の一部は凹部または凸部に沿って流動し、また、一部の気流は直進する。このとき、凹部または凸部に沿って流動する気流と直進する気流とが干渉して細かな乱れが生じる。この乱れにより気流面における流体抵抗を低減することができる。その結果、第1気流を効率良く流動させることができる。
[適用例5]
上記適用例にかかるキャリッジにおいて、前記気流面は、複数の前記凹部または前記凸部の少なくとも一方が配置された第1領域と、前記凹部及び前記凸部のどちらも配置されていない第2領域と、を備え、前記キャリッジが移動する第1方向と交差する第2方向において、前記第2領域は前記第1領域を挟むように配置され、前記第1領域に前記ノズルが設置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、キャリッジの本体部は第1領域及び第2領域を備えている。第1領域には複数の凹部または凸部の少なくとも一方が配置されている。そして、第2領域には凹部及び凸部のどちらも配置されていない。これにより、第1領域は第2領域より効率良く第1気流が流れる。
そして、キャリッジが移動する第1方向と交差する第2方向において、第2領域は第1領域を挟むように配置されている。キャリッジが第1方向に移動するとき、第1領域を流動する第1気流が第2領域に向かわずに第1方向に流れるように第1気流の流れる方向を制御することができる。
そして、第1領域にノズルが設置されている。従って、第1領域を流動する第1気流を効率良くノズル面を通過させることができる。
[適用例6]
上記適用例にかかるキャリッジにおいて、前記キャリッジが移動する第1方向において、前記本体部には前記ノズル面に流れる気流を導く気流導入部を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、本体部にはキャリッジが移動する第1方向に気流導入部が設置されている。そして、気流導入部はキャリッジが移動する側に位置する空気を移動させる。そして、移動した空気がノズル面に流れる第1気流になる。従って、気流導入部はキャリッジの移動に伴って効率良く第1気流を取り込むことができる。
[適用例7]
本適用例にかかる記録装置であって、上記に記載のキャリッジを備えることを特徴とする。
本適用例によれば、記録装置は上記に記載のキャリッジを備えている。上記に記載のキャリッジは記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成することを抑制できるキャリッジである。従って、記録装置は記録媒体に着弾したインク滴が風紋状の模様を形成することを抑制できるキャリッジを備えた記録装置とすることができる。
記録装置の構造を示す概略斜視図。 記録装置の構造を示す模式側断面図。 キャリッジの構造を示す模式側面図。 キャリッジの構造を示す模式平面図。 キャリッジの構造を示す模式側面図。 キャリッジの気流導入部の形状を示す要部概略斜視図。 プラズマアクチュエーターの動作を説明するための模式図。 プラズマアクチュエーターの動作を説明するための模式図。 キャリッジの底面を示す要部模式平面図。 第1気流がインク滴の吐出により生ずる第2気流に与える影響を説明するための模式図。 第1気流がインク滴の吐出により生ずる第2気流に与える影響を説明するための模式図。 第1気流がインク滴の吐出により生ずる第2気流に与える影響を説明するための模式図。 第1気流がインク滴の吐出により生ずる第2気流に与える影響を説明するための模式図。 第1気流の風速と記録媒体に着弾するインク滴のY方向の位置ずれ量の関係を示す図。 気流面に設置された凹部の作用を説明するための模式側断面図。 気流面に設置された凸部の作用を説明するための模式側断面図。
以下、実施形態について図面に従って説明する。尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
本実施形態では、記録装置の特徴的な例について、図に従って説明する。第1の実施形態にかかわる記録装置について図1〜図16に従って説明する。図1は、記録装置の構造を示す概略斜視図である。図1に示すように、記録装置1は比較的大型の記録媒体を扱うロール・ツー・ロール方式のラージフォーマットのインクジェット式プリンターである。記録装置1は地面に沿って1方向に長い形状をしている。記録装置1の長手方向をX軸方向とし、図中左側を+X軸方向とする。地面に沿ってX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。重力加速度方向を−Z軸方向とする。
記録装置1は脚部2を備えている。脚部2の−Z軸方向側には車輪3が設置され、記録装置1は移動可能になっている。車輪3には図示しないロック機能が設置され、記録装置1を使用するときには車輪3が回転しないようにすることができる。脚部2の+Z軸方向側には筐体部4が設置され、筐体部4の内部には印刷部5及び記録装置1を制御する制御部6が設置されている。
筐体部4の+Z軸方向側かつ−X軸方向側には操作パネル7が設置されている。操作パネル7は操作部8及び表示部9を備えている。操作部8はプッシュスイッチ等で構成されている。印刷条件等の入力及び各種指示を与える際に操作者が操作部8を操作する。表示部9は液晶表示装置等で構成されている。表示部9には印刷条件設定画面等が表示される。
印刷部5にはガイドレール10、ガイドレール11及びキャリッジ12が設置されている。キャリッジ12にはインクをインク滴にして吐出する図示しないヘッドが設置されている。ガイドレール10及びガイドレール11はX軸方向に伸びており、キャリッジ12はガイドレール10及びガイドレール11に沿って移動する。
筐体部4の+Y軸方向側には排出口13が設置され、印刷部5が排出する記録媒体14が排出口13から排出される。排出口13の−Z軸方向側には下流側支持部15が設置されている。下流側支持部15は排出口13から排出された記録媒体14を案内する。下流側支持部15の−X軸方向側にはインク装着部16が設置されている。インク装着部16にはインクが収納されている。
脚部2の−Y軸方向側には媒体供給部17が設置されている。媒体供給部17は印刷部5に記録媒体14を供給する。脚部2の+Y軸方向側には媒体巻取り部18が設置されている。媒体巻取り部18は排出口13から排出された記録媒体14を巻き取る。媒体巻取り部18はテンションローラー21及び第2ホルダー22を備えている。テンションローラー21はX軸方向に伸びる棒状の部材を備え、記録媒体14に一定の張力を加える。これにより、テンションローラー21は記録媒体14にしわが発生するのを抑制する。第2ホルダー22は記録媒体14を円筒状に巻き取って保持する。
図2は記録装置の構造を示す模式側断面図である。図2に示すように、媒体供給部17は第1ホルダー23を備えている。そして、未使用の記録媒体14が円筒状に巻き重ねられた第1ロール体24を第1ホルダー23が保持する。媒体供給部17は図示しないモーターを備えている。そして、媒体供給部17が第1ロール体24をX軸方向を軸にして反時計方向に回転させる。これにより、第1ロール体24から記録媒体14が印刷部5へ供給される。尚、記録媒体14の種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(Polypropylene)等がある。
筐体部4と脚部2との間には−Y軸方向側から+Y軸方向側に向けて、上流側支持部25、プラテン26、下流側支持部15の順に並んで設置されている。上流側支持部25、プラテン26及び下流側支持部15は記録媒体14を案内する。そして、上流側支持部25、プラテン26及び下流側支持部15は、記録媒体14の搬送経路27を構成している。
上流側支持部25と筐体部4との間には供給口28が設置されている。媒体供給部17から供給された記録媒体14は上流側支持部25を経て供給口28に案内される。上流側支持部25とプラテン26との間には搬送ローラー29が設置されている。搬送ローラー29は搬送駆動ローラー29a及び搬送従動ローラー29bを備えている。搬送駆動ローラー29a及び搬送従動ローラー29bは記録媒体14の移動方向である+Y軸方向側と交差するX軸方向に伸びている。搬送駆動ローラー29aは搬送経路27の−Z軸方向側に配置されている。搬送従動ローラー29bは搬送駆動ローラー29aの+Z軸方向側に配置されている。搬送従動ローラー29bは搬送駆動ローラー29aの回転に従動して回転する。
搬送ローラー29は図示しないばねを備えている。そして、そのばねが搬送従動ローラー29bを搬送駆動ローラー29aに押圧する。搬送駆動ローラー29aに搬送従動ローラー29bが押圧された状態において、搬送ローラー29は記録媒体14を挟持(ニップ)しつつ+Y軸方向の印刷部5に送り出す。筐体部4の内部には、搬送駆動ローラー29aに回転させる図示しない搬送用モーターが設置されている。搬送用モーターが駆動されて搬送駆動ローラー29aが回転駆動することで、搬送従動ローラー29bと搬送駆動ローラー29aとの間に挟持された記録媒体14が+Y軸方向へ搬送される。
搬送ローラー29を通過した記録媒体14はプラテン26に沿って移動する。そして、プラテン26を通過した記録媒体14は下流側支持部15に沿って移動する。下流側支持部15と筐体部4との間には排出口13が設置されている。記録媒体14は排出口13から筐体部4の外側に排出される。排出口13を通過した記録媒体14は下流側支持部15に沿って移動し、媒体巻取り部18に向かう。
媒体巻取り部18では、印刷部5で印刷された記録媒体14が円筒状に巻き取られて第2ロール体30が形成される。第2ホルダー22は図示しない芯材を挟んで保持し、この芯材に記録媒体14が巻き取られて第2ロール体30となっている。第2ホルダー22の一方には、芯材に回動力を供給する図示しない巻取モーターが備えられている。巻取モーターが駆動され芯材が回転する。これにより、記録媒体14が芯材に巻き取られる。テンションローラー21は自重によって垂れ下がり記録媒体14の裏面側を押圧する。このように、テンションローラー21は記録媒体14に張力を付与する。
筐体部4の内部にはキャリッジ移動部31が設置されている。キャリッジ移動部31はX軸方向にキャリッジ12を往復移動させる。キャリッジ12が移動するX軸方向を主走査方向という。キャリッジ12はX軸方向に沿って配置されたガイドレール10及びガイドレール11に支持されている。そして、キャリッジ移動部31によって±X軸方向に往復移動可能に構成されている。キャリッジ移動部31の機構としては、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構等を採用することができる。さらに、キャリッジ移動部31には、キャリッジ12をX軸方向に沿って移動させるための動力源として、図示しないモーターが設けられている。制御部6の制御によりモーターが駆動されると、キャリッジ12がX軸方向に沿って往復移動する。
キャリッジ12にはヘッドとしてのヘッドユニット32及び反射型センサー33が設置されている。ヘッドユニット32はプラテン26に沿って搬送される記録媒体14に対してインク滴を吐出する。反射型センサー33は、図示しない光源部及び受光部を備えた光学式センサーであり、光源部から−Z軸方向に向けて射出した光の反射光を受光部で受光し、受光部で受けた反射光の強さに応じた検出値を制御部6に出力する。また、キャリッジ12をX軸方向へ移動させながら反射型センサー33が検出を行う。制御部6は検出値に基づいて記録媒体14のX軸方向における両端部の位置を検知する。そして、制御部6は記録媒体14のX軸方向における長さを算出する。記録媒体14のX軸方向における長さは記録媒体14の幅に相当する。そして、検出された記録媒体14の幅に応じて、ヘッドユニット32がインク滴を記録媒体14に吐出して印刷が行われる。
他にも、筐体部4の内部には調整機構34が設置されている。調整機構34はガイドレール10及びガイドレール11のX軸方向における両端部に配置されている。そして、調整機構34はヘッドユニット32と記録媒体14との離間距離を調整するための機構である。調整機構34はヘッドユニット32のZ軸方向における位置を変化させる。
図3はキャリッジの構造を示す模式側面図である。図3に示すように、キャリッジ12はガイドレール10及びガイドレール11に沿ってX軸方向に往復移動する。このキャリッジ12が移動する方向を第1方向35とする。キャリッジ12は本体部36を備え、本体部36にはヘッドユニット32が設置されている。ヘッドユニット32の個数は特に限定されないが、本実施形態では、例えば、1つのキャリッジ12に8個のヘッドユニット32が設置されている。ヘッドユニット32は−Z軸方向側にノズル面32aを備え、ノズル面32aにはインク滴を吐出するノズルが設置されている。
さらに、本体部36の−Z軸方向側の面にはプラズマアクチュエーター37が設置されている。そして、本体部36はヘッドユニット32とプラズマアクチュエーター37とを支持する。プラズマアクチュエーター37はノズル面32aに沿って流動する気流を加える。キャリッジ12が移動する第1方向35において、本体部36の両側にはノズル面32aに流れる気流を導く気流導入部38が設置されている。
気流導入部38はノズル面32a側が深く凹んでいる。ノズル面32aと記録媒体14との間においてノズル面32aに沿って流れる気流を第1気流41とする。キャリッジ12の進行方向側の側面の気流導入部38に空気が当たるとき気流導入部38は空気をノズル面32aと記録媒体14との間に導く。そして、ノズル面32aと記録媒体14との間に導かれた空気はノズル面32aに沿って流れる第1気流41になる。本体部36においてプラテン26を向く側の面を気流面36aとする。気流面36aはノズル面32aに沿って流れる気体が流れる面である。気流導入部38はノズル面32a側が凹んでいるので、キャリッジ12の移動に伴って効率良く第1気流41を取り込むことができる。
図4はキャリッジの構造を示す模式平面図である。図4に示すように、−X軸方向の気流導入部38では±Y軸方向側より中央側が+X軸方向に凹んでいる。そして、+X軸方向に凹んでいる場所の+X軸方向側にノズル面32aが配置されている。同様に、+X軸方向の気流導入部38でも±Y軸方向側より中央側が−X軸方向に凹んでいる。そして、−X軸方向に凹んでいる場所の−X軸方向側にノズル面32aが配置されている。このような形状の気流導入部38はキャリッジ12の±Y軸方向側に位置する空気をノズル面32aに流動させることができる。
ノズル面32aと平行な面において第1方向35と直交する方向を第2方向42とする。ノズル面32aは第2方向42に長い長方形である。そして、ノズル43が第2方向42に配列してノズル列44を構成する。尚、ノズル列44が伸びる方向は第1方向35と交差すれば良く第2方向42に限定されない。
本体部36に設置されたヘッドユニット32を+X軸方向側から−X軸方向に向かって順に第1ヘッドユニット32c、第2ヘッドユニット32d、第3ヘッドユニット32e、第4ヘッドユニット32f、第5ヘッドユニット32g、第6ヘッドユニット32h、第7ヘッドユニット32i、第8ヘッドユニット32jとする。第1方向35においてプラズマアクチュエーター37はヘッドユニット32を挟んで配置されている。
本体部36に設置されたプラズマアクチュエーター37を+X軸方向側から−X軸方向に向かって順に第1プラズマアクチュエーター37c、第2プラズマアクチュエーター37d、第3プラズマアクチュエーター37e、第4プラズマアクチュエーター37f、第5プラズマアクチュエーター37g、第6プラズマアクチュエーター37h、第7プラズマアクチュエーター37i、第8プラズマアクチュエーター37j、第9プラズマアクチュエーター37kとする。
プラズマアクチュエーター37には+側プラズマアクチュエーター37a及び−側プラズマアクチュエーター37bが含まれる。+側プラズマアクチュエーター37aは+X軸方向に気流を加える。そして、−側プラズマアクチュエーター37bは−X軸方向に気流を加える。第1プラズマアクチュエーター37cは−側プラズマアクチュエーター37bである。
キャリッジ12が+X軸方向に進行するとき、第1プラズマアクチュエーター37cは第1ヘッドユニット32cに気流を加える。第2プラズマアクチュエーター37d〜第8プラズマアクチュエーター37jはそれぞれ+側プラズマアクチュエーター37a及び−側プラズマアクチュエーター37bを備えている。キャリッジ12が+X軸方向に進行するとき、第2プラズマアクチュエーター37dでは−側プラズマアクチュエーター37bが第2ヘッドユニット32dに気流を加える。同様に、第3プラズマアクチュエーター37e〜第8プラズマアクチュエーター37jでは−側プラズマアクチュエーター37bが第3ヘッドユニット32e〜第8ヘッドユニット32jに気流を加える。
キャリッジ12が−X軸方向に進行するとき、第2プラズマアクチュエーター37dでは+側プラズマアクチュエーター37aが第1ヘッドユニット32cに気流を加える。同様に、第3プラズマアクチュエーター37e〜第8プラズマアクチュエーター37jでは+側プラズマアクチュエーター37aが第2ヘッドユニット32d〜第7ヘッドユニット32iに気流を加える。第9プラズマアクチュエーター37kは+側プラズマアクチュエーター37aである。そして、第9プラズマアクチュエーター37kは第8ヘッドユニット32jに気流を加える。
このように、第1方向35においてプラズマアクチュエーター37はヘッドユニット32を挟んで配置されている。キャリッジ12は第1方向35に往復移動する。そして、ヘッドユニット32に対してキャリッジ12が進行する側のプラズマアクチュエーター37がヘッドユニット32に気流を加える。
キャリッジ12が往復移動する往路と復路とでは、ヘッドユニット32に対してキャリッジ12が進行する側のプラズマアクチュエーター37が異なる。そして、ヘッドユニット32に対してキャリッジ12が進行する側のプラズマアクチュエーター37がヘッドユニット32に気流を加える。従って、キャリッジ12の往路の移動においても復路の移動においてもキャリッジ12の移動に伴って生じる第1気流41が進行する方向と同じ方向にプラズマアクチュエーターが気流を加え、この気流にヘッドユニット32を通過させることができる。
図5はキャリッジの構造を示す模式側面図であり、図6はキャリッジの気流導入部の形状を示す要部概略斜視図である。図5及び図6に示すように、気流導入部38は本体部36の側面よりX方向に凹んでいる。そして、気流導入部38を構成する面は連続する曲面や平面により構成されている。そして、気流導入部38はノズル面32a側が深く凹んでいるので、キャリッジ12が進行する側の気流導入部38は空気を取り込んでノズル面32aと記録媒体14との間に流動させることができる。
図7及び図8はプラズマアクチュエーターの動作を説明するための模式図である。プラズマアクチュエーター37の動作については公知であるので詳細な説明を省略し概要の説明をする。図7においてキャリッジ12の進行方向は+X軸方向とする。このとき、第1気流41は−X軸方向に向かって進行する。隣り合うヘッドユニット32の間にはプラズマアクチュエーター37が設置されている。プラズマアクチュエーター37は+側プラズマアクチュエーター37a及び−側プラズマアクチュエーター37bを備える。+側プラズマアクチュエーター37aは+X軸方向に向けて気流41aを加える。−側プラズマアクチュエーター37bは−X軸方向に向けて気流41aを加える。
+側プラズマアクチュエーター37a及び−側プラズマアクチュエーター37bはそれぞれ下電極45及び上電極46を備えている。そして、下電極45と上電極46との間には誘電体47が設置されている。下電極45及び上電極46はY軸方向側に伸びる長方形になっており、平行に配置されている。そして、Z軸方向側から−側プラズマアクチュエーター37bを見たとき、上電極46は下電極45より−X軸方向に配置されている。Z軸方向側から+側プラズマアクチュエーター37aを見たとき、上電極46は下電極45より+X軸方向に配置されている。誘電体47の材質には、シリコン板、エポキシ板、テフロン(登録商標)シート、ポリイミドシート等を用いることができる。下電極45及び上電極46は導電性があれば良く、特に限定されず、銀、銅、アルミ等の金属を用いることができる。
上電極46はシャーシグランド48に接地されている。そして、上電極46と下電極45との間には交流電源49及びスイッチ50が直列接続されている。交流電源49の電圧は数Kvであり、周波数は数KHzである。スイッチ50は交流電源49が供給する電圧を+側プラズマアクチュエーター37a及び−側プラズマアクチュエーター37bの一方に切り替える。
キャリッジ12が+X軸方向に進行するとき、制御部6は−側プラズマアクチュエーター37bを駆動する。そして、制御部6は交流電圧を−側プラズマアクチュエーター37bの下電極45に供給するようにスイッチ50の回路を切り替える。このとき、下電極45と上電極46との間には交流磁場が形成される。この交流磁場により−側プラズマアクチュエーター37bでは下電極45の−X軸方向側に放電プラズマが形成される。この放電プラズマが形成された領域をプラズマ領域51とする。
下電極45に蓄積された電子と誘電体47の−Z軸方向側表面に蓄積される電子の分布は下電極45の電圧が上昇するときと下降するときで異なる。そして、下電極45の電圧が上昇するときと下降するときでプラズマ領域51における空気の電離状態が非対称となる。このため、空気に−X軸方向に偏った運動量が生まれる。尚、プラズマ領域51でイオン化される空気は通常1ppm未満である。少数の加速された荷電粒子がその他大部分の中性の空気分子に衝突することでマクロな運動量になる。
このように、下電極45と誘電体47との間で電子及びイオンが移動するとき空気分子に電子及びイオンが衝突して空気分子が−X軸方向に移動する。これにより−側プラズマアクチュエーター37bは第1気流41にノズル面32aに沿って−X軸方向に流動する気流41aを加える。
図8に示すように、キャリッジ12が−X軸方向に進行するとき、制御部6は+側プラズマアクチュエーター37aを駆動する。そして、制御部6は交流電圧を+側プラズマアクチュエーター37aの下電極45に供給するようにスイッチ50の回路を切り替える。このとき、下電極45と上電極46との間には交流磁場が形成される。この交流磁場により、+側プラズマアクチュエーター37aでは下電極45の+X軸方向側に放電プラズマが形成される。
そして、下電極45と誘電体47との間で電子及びイオンが移動するとき空気分子に電子及びイオンが衝突して空気分子が+X軸方向に移動する。これにより、+側プラズマアクチュエーター37aは第1気流41にノズル面32aに沿って+X軸方向に流動する気流41aを加える。
図9はキャリッジの底面を示す要部模式平面図であり、キャリッジ12が+X軸方向に向かって進行する図である。図9に示すようにノズル列44は第2方向42に伸びて配列している。そして、プラズマアクチュエーター37も第2方向42に伸びる形状になっている。プラズマアクチュエーター37が第1気流41に気流41aを加える範囲を第1範囲52とする。
そして、ヘッドユニット32においてノズル列44が設置されている範囲を第2範囲53とする。第2範囲53は第1範囲52よりも狭い範囲になっている。従って、第1範囲52には第2範囲53の両端でノズル43が設置されていない場所も含まれる。この第1範囲52においてノズル43が配置されていない場所を第3範囲54とする。この第3範囲54は第2範囲53の両端に配置されている。つまり、第2方向42においてプラズマアクチュエーター37が気流41aを加える範囲内にはノズル列44とノズル列44の端においてノズル43が設置されていない場所も含まれる。
これにより、プラズマアクチュエーター37はノズル列44が設置された第2範囲53の場所の第1気流41に気流41aを加える。さらに、プラズマアクチュエーター37はノズル列44の端でノズル43が設置されていない第3範囲54の場所の第1気流41にも気流41aを加える。このため、ノズル列44の端においてもノズル列44の中程と同様の流速の第1気流41を流動させることができる。
図10〜図13は第1気流がインク滴の吐出により生ずる第2気流に与える影響を説明するための模式図である。図10及び図11はプラズマアクチュエーター37が駆動されていない状態を示す。図10はキャリッジ12をY軸方向側からみた図であり、図11はキャリッジ12をX軸方向側から見た図である。図10に示すように、ヘッドユニット32のノズル面32aにはノズル43が設置されている。尚、1つのヘッドユニット32におけるノズル列44の数及びノズル43の数は図を見やすくするために少なくしてある。そして、各ノズル43からインク滴55が吐出される。プラテン26に対してキャリッジ12が第1方向35に移動するので、第1方向35ではインク滴55は鉛直方向に対して少し斜めに傾いて進行するように観察される。
ノズル43から吐出されるインク滴55が進行するときインク滴55の進行と並行する気流が生ずるこの気流を第2気流56とする。インク滴55の吐出頻度が高くなるとインク滴55の周囲の第2気流56に乱れが生じる。そして、第2気流56に渦状の回転流が生じる。これにより、第2気流56はインク滴55から離れた場所にも影響を及ぼすので乱流となる。そして、第2気流56の乱れによりインク滴55の進行方向が乱される。
図11に示すように、第2気流56の乱れによりインク滴55が記録媒体14に着弾した場所の間隔57は幅が広い第1間隔57aの場所や幅が狭い第2間隔57bの場所が生ずる。このように、第1間隔57aや第2間隔57bのままヘッドユニット32が第1方向35に移動するとき、記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成する。
図12及び図13は−側プラズマアクチュエーター37bが駆動されている状態を示す。図12はキャリッジ12をY軸方向側からみた図であり、図13はキャリッジ12をX軸方向側から見た図である。図12に示すように、−側プラズマアクチュエーター37bが駆動される。そして、−側プラズマアクチュエーター37bはノズル面32aに沿って流動する第1気流41に気流41aを加える。第1気流41はインク滴55の進行方向に進む第2気流56の乱れに影響を与えて、インク滴55の周囲に発生する第2気流56の乱れが停滞するのを抑制する。従って、プラズマアクチュエーター37は進行するインク滴55が第2気流56の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。
図13に示すように、第2気流56の乱れが抑制されることによりインク滴55が記録媒体14に着弾した場所の間隔57は分散が小さくなる。このように、間隔57の分散が小さい状態のままヘッドユニット32が第1方向35に移動するとき、記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成することを抑制することができる。
図14は第1気流の風速と記録媒体に着弾するインク滴のY方向の位置ずれ量の関係を示す図である。キャリッジ12を移動せずに、ノズル43からインク滴55を吐出する。このとき、インク滴55が記録媒体14に着弾する位置とノズル43の直下の位置との差が位置ずれ量である。横軸は第1気流41の風速を示し、縦軸はインク滴55が着弾した場所の位置ずれ量を示す。風速−位置ずれ相関線58は第1気流41の風速に対する位置ずれ量を示す。
第1気流41の風速が0m/Sのとき位置ずれ量は約40μmである。第1気流41の風速が0.3m/Sのとき位置ずれ量は約12μmに減少する。第1気流41の風速が0.6m/Sのとき位置ずれ量は約10μmに減少する。風紋観察線61は風紋が確認される境界をしめしている。位置ずれ量が13μm以上のとき風紋が確認される。従って、位置ずれ量は風紋観察線61未満が好ましい。
第1気流41の風速が0.3m/Sのときには位置ずれ量が風紋観察線61に近い。第1気流41の平均風速が0.3m/Sのときには風速が0.3m/Sより低下する場合があるので風紋が観察される可能性がある。従って、第1気流41の風速は0.6m/S以上にするのが好ましい。
図9に戻って、第2範囲53に加えて第3範囲54でも第1気流41はプラズマアクチュエーター37により発生する気流41aが加えられている。その結果、ノズル列44の端においても、ノズル列44の中程と同様に進行するインク滴55が第2気流56の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。
図4に戻って、気流面36aにおいてヘッドユニット32及びプラズマアクチュエーター37が設置されている領域を第1領域62とする。第1領域62にはノズル43が設置されており、さらに、複数の凹部または凸部の少なくとも一方が配置されている。
図15は気流面に設置された凹部の作用を説明するための模式側断面図である。図15に示すように、第1領域62の気流面36aに凹部63が設置されるとき、気流面36aに沿って流動する第1気流41の一部は凹部63に沿って流動し、一部の第1気流41は直進する。このとき、凹部63に沿って流動する気流と直進する気流とが干渉して細かな乱れが生じる。この乱れにより気流面36aにおける流体抵抗を低減することができる。その結果、第1気流41を効率良く流動させることができる。
図16は気流面に設置された凸部の作用を説明するための模式側断面図である。図16に示すように、第1領域62の気流面36aに凸部64が設置されるとき、気流面36aに沿って流動する第1気流41の一部は凸部64に沿って流動し、一部の第1気流41は直進する。このとき、凸部64に沿って流動する気流と直進する気流とが干渉して細かな乱れが生じる。この乱れにより気流面36aにおける流体抵抗を低減することができる。その結果、第1気流41を効率良く流動させることができる。尚、第1領域62に凹部63または凸部64の一方だけを配列して設置しても良く、凹部63と凸部64との両方を設置しても良い。このときにも気流面36aにおける流体抵抗を低減することができる。その結果、第1気流41を効率良く流動させることができる。
図4に戻って、第1領域62の+Y軸方向側及び−Y軸方向側の領域を第2領域65とする。第2方向42において、第2領域65は第1領域62を挟むように配置されている。そして、第2領域65には凹部63及び凸部64のどちらも配置されない。これにより、第1領域62では第2領域65より効率良く第1気流が流れる。
そして、第2方向42において、第2領域65は第1領域62を挟むように配置されている。これにより、キャリッジ12が第1方向35に移動するとき、第1領域62を流動する第1気流41が第2領域65に向かわずに第1方向35に流れるように第1気流41の流れる方向を制御することができる。
そして、第1領域62にはノズル43が設置されている。従って、第1領域62に入る第1気流41を効率良くノズル面32aを通過させることができる。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、キャリッジ12はヘッドユニット32及びプラズマアクチュエーター37を備えている。ヘッドユニット32はノズル43が設置されたノズル面32aを備え、ノズル43からインク滴55が吐出される。プラズマアクチュエーター37はノズル面32aに沿って流動する第1気流41に気流41aを加える。
ノズル43から吐出されるインク滴55が進行するときインク滴55の進行と並行して第2気流56が生ずる。インク滴55の吐出頻度が高くなるとインク滴55の周囲の第2気流56に乱れが生じる。この第2気流56の乱れによりインク滴55の進行方向が乱される。インク滴55が第2気流56の乱れの影響を受けるとき、記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成する。
プラズマアクチュエーター37はノズル面32aに沿って流動する第1気流41に気流41aを加える。第1気流41はインク滴55の進行方向に進む第2気流56の乱れに影響を与えて、インク滴55の周囲に発生する第2気流56の乱れが停滞するのを抑制する。従って、進行するインク滴55が第2気流56の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。その結果、キャリッジ12は記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成することを抑制することができる。
(2)本実施形態によれば、キャリッジ12は第1方向35に移動する。そして、ノズル43は第1方向35と交差する第2方向42に配列してノズル列44を構成する。従って、ノズル列44は第2方向42に伸びている。第2方向42においてプラズマアクチュエーター37はノズル列44よりも長くなっている。そして、プラズマアクチュエーター37が気流41aを加える第1範囲52内にはノズル列44が入っている。さらに、プラズマアクチュエーター37が第1気流に気流41aを加える第1範囲52内にはノズル列44の端でノズル43が設置されていない第3範囲54の場所も含んでいる。
プラズマアクチュエーター37はノズル列44が設置された第2範囲53の場所の第1気流41に気流41aを加える。さらに、プラズマアクチュエーター37はノズル列44の端でノズル43が設置されていない第3範囲54の場所の第1気流にも気流41aを加える。このため、ノズル列44の端においてもノズル列44の中程と同様に第1気流41を早く流動させることができる。その結果、ノズル列44の端においても、ノズル列44の中程と同様に進行するインク滴55が第2気流56の乱れの影響を受けるのを抑制することができる。
(3)本実施形態によれば、キャリッジ12は第1方向35に往復移動する。キャリッジ12が移動するとき、キャリッジ12の進行方向側からヘッドユニット32に第1気流41が進行する。そして、第1方向35においてプラズマアクチュエーター37はヘッドユニット32を挟んで配置されている。往路と復路とでは、ヘッドユニット32に対してキャリッジ12が進行する側のプラズマアクチュエーター37が異なる。そして、ヘッドユニット32に対してキャリッジ12が進行する側のプラズマアクチュエーター37がヘッドユニット32に気流41aを加える。従って、キャリッジ12の往路の移動においても復路の移動においてもキャリッジ12の移動に伴う第1気流41が進行する方向と同じ方向にプラズマアクチュエーター37が加えた気流41aにヘッドユニット32を通過させることができる。
(4)本実施形態によれば、キャリッジ12はヘッドユニット32とプラズマアクチュエーター37とを支持する本体部36を備えている。そして、ノズル面32aに沿って流れる気体は本体部36の気流面36aに沿って流れる。この気流面36aには複数の凹部63または凸部64が配置されている。気流面36aに沿って流動する第1気流41の一部は凹部63または凸部64に沿って流動し、また、一部の第1気流41は直進する。このとき、凹部63または凸部64に沿って流動する第1気流41と直進する第1気流41とが干渉して細かな乱れが生じる。この乱れにより気流面36aにおける流体抵抗を低減することができる。その結果、第1気流41を効率良く流動させることができる。
(5)本実施形態によれば、キャリッジ12の本体部36は第1領域62及び第2領域65を備えている。第1領域62には複数の凹部63または凸部64の少なくとも一方が配置されている。そして、第2領域65には凹部63及び凸部64のどちらも配置されていない。これにより、第1領域62は第2領域65より効率良く第1気流41が流れる。
そして、キャリッジ12が移動する第1方向35と交差する第2方向42において、第2領域65は第1領域62を挟むように配置されている。キャリッジ12が第1方向35に移動するとき、第1領域62を流動する第1気流41が第2領域65に向かわずに第1方向35に流れるように第1気流41の流れる方向を制御することができる。
そして、第1領域62にノズル43が配列して設置されている。従って、第1領域62に入る第1気流41を効率良くノズル面32aに沿って通過させることができる。
(6)本実施形態によれば、本体部36にはキャリッジ12が移動する第1方向35に気流導入部38が設置されている。そして、気流導入部38はキャリッジ12が移動する側に位置する空気を移動させる。そして、移動した空気がノズル面32aに流れる第1気流41になる。従って、気流導入部38はキャリッジ12の移動に伴って効率良く第1気流41を取り込むことができる。
(7)本実施形態によれば、記録装置1はキャリッジ12を備えている。キャリッジ12は記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成することを抑制できるキャリッジ12である。従って、記録装置1は記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成することを抑制できるキャリッジ12を備えた記録装置1とすることができる。
尚、本実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態では、第2方向42においてプラズマアクチュエーター37が気流41aを加える範囲内にはノズル列44が含まれていた。ノズル列44の端の部分と対向する場所の記録媒体14に着弾したインク滴55が風紋状の模様を形成しないときには、ノズル列44の端の部分は第2方向42においてプラズマアクチュエーター37が気流41aを加える範囲内に含まれなくても良い。つまり、風紋状の模様が形成されない場所にはプラズマアクチュエーター37が設置されなくても良い。第2方向42におけるプラズマアクチュエーター37の長さを短くできるのでキャリッジ12を軽くすることができる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、キャリッジ12は第1方向35に往復移動した。第1方向35においてプラズマアクチュエーター37はヘッドユニット32を挟んで配置された。ノズル43からインク滴55を吐出するときにキャリッジ12が移動する方向が1方向のときには、第1方向35においてプラズマアクチュエーター37はヘッドユニット32の片側に配置されても良い。そして、インク滴55を吐出するときにヘッドユニット32が移動する方向側にプラズマアクチュエーター37を配置しても良い。このときにも、プラズマアクチュエーター37はノズル面32aに沿って気流41aを加えることができる。そして、プラズマアクチュエーター37の個数を減らせるので、キャリッジ12を軽くすることができる。
(変形例3)
前記第1の実施形態では、本体部36の第1領域62に凹部63または凸部64が設置された。第1領域62に凹部63または凸部64がないときにも記録媒体14に風紋状の模様が形成されないときには凹部63および凸部64を省いても良い。凹部63および凸部64を設置しないので生産性良く記録装置1を製造することができる。
(変形例4)
前記第1の実施形態では、本体部36に気流導入部38が設置された。気流導入部38がないときにも記録媒体14に風紋状の模様が形成されないときには気流導入部38を省いても良い。気流導入部38を設置しないので生産性良く記録装置1を製造することができる。
1…記録装置、12…キャリッジ、14…記録媒体、32…ヘッドとしてのヘッドユニット、32a…ノズル面、35…第1方向、36…本体部、36a…気流面、37…プラズマアクチュエーター、38…気流導入部、41a…気流、42…第2方向、43…ノズル、44…ノズル列、52…プラズマアクチュエーターが気流を加える範囲としての第1範囲、55…インク滴、56…第2気流、62…第1領域、63…凹部、64…凸部、65…第2領域。

Claims (7)

  1. インク滴を吐出するノズルが設置されたノズル面を備えたヘッドと、
    前記ノズル面に沿って流動する気流を加えるプラズマアクチュエーターと、を備えることを特徴とするキャリッジ。
  2. 請求項1に記載のキャリッジであって、
    前記ノズルは、前記キャリッジが移動する第1方向と交差する第2方向に配列してノズル列を構成し、
    前記第2方向において前記プラズマアクチュエーターが気流を加える範囲内には前記ノズル列と前記ノズル列の端において前記ノズルが設置されていない場所も含まれることを特徴とするキャリッジ。
  3. 請求項1または2に記載のキャリッジであって、
    前記キャリッジは第1方向に往復移動し、前記第1方向において前記プラズマアクチュエーターは前記ヘッドを挟んで配置され、
    前記ヘッドに対して前記キャリッジが進行する側の前記プラズマアクチュエーターが前記ヘッドに気流を加えることを特徴とするキャリッジ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャリッジであって、
    前記ヘッドと前記プラズマアクチュエーターとを支持する本体部を備え、
    前記本体部において前記ノズル面に沿って流れる気体が流れる面である気流面には複数の凹部または凸部の少なくとも一方が配置されることを特徴とするキャリッジ。
  5. 請求項4に記載のキャリッジであって、
    前記気流面は、複数の前記凹部または前記凸部の少なくとも一方が配置された第1領域と、
    前記凹部及び前記凸部のどちらも配置されていない第2領域と、を備え、
    前記キャリッジが移動する第1方向と交差する第2方向において、前記第2領域は前記第1領域を挟むように配置され、
    前記第1領域に前記ノズルが設置されていることを特徴とするキャリッジ。
  6. 請求項4または5に記載のキャリッジであって、
    前記キャリッジが移動する第1方向において、前記本体部には前記ノズル面に流れる気流を導く気流導入部を備えることを特徴とするキャリッジ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のキャリッジを備えることを特徴とする記録装置。
JP2017140629A 2017-07-20 2017-07-20 キャリッジおよび記録装置 Pending JP2019018498A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140629A JP2019018498A (ja) 2017-07-20 2017-07-20 キャリッジおよび記録装置
US16/037,575 US10549536B2 (en) 2017-07-20 2018-07-17 Carriage and recording apparatus
JP2021188699A JP7192951B2 (ja) 2017-07-20 2021-11-19 キャリッジおよび記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017140629A JP2019018498A (ja) 2017-07-20 2017-07-20 キャリッジおよび記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021188699A Division JP7192951B2 (ja) 2017-07-20 2021-11-19 キャリッジおよび記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019018498A true JP2019018498A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65014466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017140629A Pending JP2019018498A (ja) 2017-07-20 2017-07-20 キャリッジおよび記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10549536B2 (ja)
JP (1) JP2019018498A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019003372A1 (ja) 2017-06-29 2019-01-03 三菱電機株式会社 センサマグネット、モータ、及び空気調和機

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179626A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Canon Inc インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2012196792A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US20120281041A1 (en) * 2010-01-25 2012-11-08 Leoni Napoleon J Hard imaging devices and hard imaging device operational methods
JP2014188925A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2015193219A (ja) * 2014-03-25 2015-11-05 キヤノン株式会社 液体吐出装置および液体吐出方法
JP2016175402A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016175241A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016196172A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2017177418A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法およびインクジェットヘッド

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4784072B2 (ja) * 2004-11-19 2011-09-28 ブラザー工業株式会社 インクジェットプリンタ
JP5393407B2 (ja) 2008-12-19 2014-01-22 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド及び記録装置
JP6459594B2 (ja) * 2015-02-13 2019-01-30 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置
JP7019964B2 (ja) * 2017-05-17 2022-02-16 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179626A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Canon Inc インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
US20120281041A1 (en) * 2010-01-25 2012-11-08 Leoni Napoleon J Hard imaging devices and hard imaging device operational methods
JP2012196792A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2014188925A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2015193219A (ja) * 2014-03-25 2015-11-05 キヤノン株式会社 液体吐出装置および液体吐出方法
JP2016175402A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016175241A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016196172A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2017177418A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法およびインクジェットヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
US10549536B2 (en) 2020-02-04
US20190023009A1 (en) 2019-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140253638A1 (en) Device for Discharging Ink Using Electrostatic Force
US5105205A (en) Continuous ink jet catcher device having improved flow control construction
US8425011B2 (en) Inkjet printing apparatus and method thereof
US8534818B2 (en) Printhead including particulate tolerant filter
US8459775B2 (en) Liquid ejecting head, liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
JP6526986B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2019018498A (ja) キャリッジおよび記録装置
JP7192951B2 (ja) キャリッジおよび記録装置
US20110261124A1 (en) Printhead including filter associated with each nozzle
US20130043127A1 (en) Mandrel for electroform filter including uniform pores
JP2014188925A (ja) 液体噴射装置
US8398222B2 (en) Printing using liquid film solid catcher surface
US8398221B2 (en) Printing using liquid film porous catcher surface
US9199462B1 (en) Printhead with print artifact supressing cavity
US8419175B2 (en) Printing system including filter with uniform pores
US8444260B2 (en) Liquid film moving over solid catcher surface
JP2011245824A (ja) 描画装置、及び描画方法
JP2017074712A (ja) インクジェット記録装置
US9174438B2 (en) Liquid film moving over porous catcher surface
US8668312B2 (en) Liquid ejection with on-chip deflection and collection
US8668313B2 (en) Liquid ejection with on-chip deflection and collection
JP2020082543A (ja) インクジェット記録装置
JP2011167940A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2011194752A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
US20130043184A1 (en) Electroform filter structure including uniform pore size

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180910

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190402

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200518

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20200803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210824

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210915

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20211108

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211119

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220809

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20221101

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20221129

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20221129