JP2018186620A - グロメット及びワイヤーハーネス - Google Patents

グロメット及びワイヤーハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP2018186620A
JP2018186620A JP2017086210A JP2017086210A JP2018186620A JP 2018186620 A JP2018186620 A JP 2018186620A JP 2017086210 A JP2017086210 A JP 2017086210A JP 2017086210 A JP2017086210 A JP 2017086210A JP 2018186620 A JP2018186620 A JP 2018186620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
electric wire
path
vehicle body
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017086210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6715211B2 (ja
Inventor
護衛 吉田
Goei Yoshida
護衛 吉田
記章 鈴木
Kisho Suzuki
記章 鈴木
敏孝 手綱
Toshitaka Tetsuna
敏孝 手綱
ルージターノン サラン
Rujitaanon Salan
ルージターノン サラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2017086210A priority Critical patent/JP6715211B2/ja
Priority to MX2018005024A priority patent/MX2018005024A/es
Priority to CN201810370783.0A priority patent/CN108736408B/zh
Publication of JP2018186620A publication Critical patent/JP2018186620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6715211B2 publication Critical patent/JP6715211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/22Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor

Abstract

【課題】車体固定部品が必要なく、しかも、難しく、且つ、面倒な作業を行うことなく電線を所望の経路で配策できるグロメット等を提供する。【解決手段】電線Wが貫通する車体パネル1の電線貫通孔2を塞ぐグロメット10において、車体パネル1の一方側で電線Wを被い、電線貫通孔2の周縁に密着されるグロメット本体11と、グロメット本体11より剛性が高い部材より形成され、グロメット本体11の内側に配置されるインナープロテクタ20と、インナープロテクタ20に固定され、車体パネル1の他端側に引き出された電線Wの経路を規制する経路規制部材30とを備えた。【選択図】図3

Description

本発明は、電線が貫通する車体パネルの電線貫通孔を塞ぐグロメット及びグロメットを有するワイヤーハーネスに関する。
従来より種々のグロメットが提案されている(例えば特許文献1)。かかるグロメットの一従来例として図13〜図16に示すものがある。図13〜図16において、車体パネル1には、電線貫通孔2が形成されている。この電線貫通孔2に電線Wが貫通されている。この電線Wの外周にグロメット100が装着されている。グロメット100は、柔軟な材料(例えばゴム材)より形成されたグロメット本体101と、グロメット本体101の内側に配置され、グロメット本体101より剛性の高い材料より形成されたインナープロテクタ110とを備えている。
グロメット本体101には、車体パネル1の当接面側にリップ部102が形成されている。インナープロテクタ110には、周方向に間隔を置いて複数のパネル係止爪111が設けられている。このパネル係止爪111とリップ部102によって車体パネル1の電線貫通孔2の外周縁を挟持することによって、グロメット100が車体パネル1に取り付けられている。パネル係止爪111とリップ部102の車体パネル1への挟持力によって、リップ部102が車体パネル1の電線貫通孔2の外周縁に密着されている。
グロメット本体101には、車体パネル1の当接面とは反対側に電線保持筒部103が形成されている。この電線保持筒部103とこれより外部に引き出された電線Wの部位がテープTで巻き付けされている。電線保持筒部103の内面が電線Wの外周に密着されている。
このようにして、車体パネル1の一方側より装着されたグロメット100が、車体パネル1の一方側のスペース3と他方側のスペース4に亘って電線Wを配策するための電線貫通孔2を防水等している。
ところで、電線貫通孔2より車体パネル1の他方側に引き出された電線Wは、図16(a)に示すように、所望の配策経路、つまり、周辺部品140との干渉を避け、且つ、周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確保できる配策経路で配策する必要がある。そのため、従来では、電線WにテープTを巻き、且つ、そのテープTの上からクリップ120を装着し、クリップ120を車体(図示せず)に固定して電線Wを所望の経路に強制的に経路規制していた。
特開2016−10165号公報
しかしながら、前記従来例では、電線Wが周辺部品140との干渉を避け、且つ、周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確保できる配策経路とするため、車体固定部品であるクリップ120が必要であると共に、クリップ120を車体に固定する作業が非常に難しく、且つ、面倒であった。
特に、図16(a)に示すように、周辺部品140とのクリアランスGを確保するため、車体パネル1からクリップ120までの長さLを短くする必要がある場合には、クリップ120に電線Wからの大きなテンションが作用するため、経年劣化によりテープTの巻き固定位置がずれて所定のクリアランスGが確保できなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、車体固定部品が必要なく、しかも、難しく、且つ、面倒な作業を行うことなく電線を所望の経路で配策できるグロメットグロメット及びグロメットを有するワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明は、電線が貫通する車体パネルの電線貫通孔を塞ぐグロメットにおいて、前記車体パネルの一方側で前記電線を被い、前記電線貫通孔の周縁に密着されるグロメット本体と、前記グロメット本体より剛性が高い部材より形成され、前記グロメット本体の内側に配置されるインナープロテクタと、前記インナープロテクタに固定され、前記車体パネルの他端側に引き出された前記電線の経路を規制する経路規制部材とを備えたことを特徴とするグロメットである。
本発明によれば、グロメットに経路規制部材が付設され、経路規制部材が車体パネルの他端側に引き出された電線の経路を規制、つまり、電線を所望の経路できる。以上より、車体固定部品が必要なく、しかも、難しく、且つ、面倒な作業を行うことなく電線を所望の経路で配策できる。
本発明の第1実施形態を示し、グロメットの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、グロメットの斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、図2のA−A線断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)〜(d)はグロメットの各組立工程を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)はグロメットが周辺部品との干渉を避け、且つ、周辺部品との間で必要なクリアランスで配策されていることを説明する側面図、(b)は電線の配策経路が一義的に決定されることを示す側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、グロメットの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、グロメットの斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、固定側カバー及び可動側カバーが開いた状態の経路規制部材の側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、経路規制部材を傾斜角a度に設定した場合の(a)は要部側面図、(b)は要部斜視図、(c)は側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、経路規制部材を傾斜角b度(>a度)に設定した場合の(a)は要部側面図、(b)は要部斜視図、(c)は側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)〜(d)は経路規制部材の各組立工程を示す側面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)〜(c)は経路規制部材の組立後におけるグロメットの各組立工程を示す斜視図である。 従来例を示し、グロメットの分解斜視図である。 従来例を示し、グロメットの斜視図である。 従来例を示し、図13のB−B線断面図である。 従来例を示し、(a)はグロメットが周辺部品との干渉を避け、且つ、周辺部品との間で必要なクリアランスで配策されていることを示す側面図、(b)はグロメットから出た電線の配策経路が特定されない(ぶれる)ことを説明するための断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明の第1実施形態を示す。図1〜図4において、車体パネル1には、円形の電線貫通孔2が形成されている。この電線貫通孔2には、ワイヤーハーネスの電線(電線集合体)Wが貫通されている。ワイヤーハーネスの電線Wは、電線貫通孔2を貫通することによって車体パネル1の一方側のスペース3(図3等に示す)と他方側のスペース4(図3等に示す)に亘って配策される。ワイヤーハーネスは、電線Wの外周に装着されたグロメット10を有する。このグロメット10によって、車体パネル1の電線貫通孔2が閉塞されている。以下、グロメット10の構成を詳しく説明する。
グロメット10は、車体パネル1の一方側のスペース3より電線貫通孔2に装着されている。グロメット10は、柔軟な材料(例えばゴム材)より形成されたグロメット本体11と、グロメット本体11の内側に配置され、グロメット本体11より剛性の高い材料より形成されたインナープロテクタ20と、インナープロテクタ20に固定された経路規制部材30とを備えている。
グロメット本体11は、内部を電線Wが配策される筒形状であり、内周側にインナー嵌合溝13を有する大径筒部12と、大径筒部12の車体パネル1側に設けられたリップ部15と、大径筒部12の車体パネル1側の反対側に設けられた電線保持筒部19とを備え、これらが一体に設けられている。大径筒部12は、電線貫通孔2より大径である。インナー嵌合溝13は、大径筒部12の全周に亘って形成されている。インナー嵌合溝13には、インナープロテクタ20の外周縁が嵌合されている。これにより、グロメット本体11とインナープロテクタ20が固定されている。又、グロメット本体11、特に大径筒部12は、インナープロテクタ20によって形態維持が図られている。
リップ部15は、大径筒部12の車体パネル1側の外周縁面より突設されている。リップ部15は、内周リップ部16と外周リップ部17より形成されている。内周リップ部16と外周リップ部17は、大径筒部12の全周に亘って連続して形成されている。
グロメット10が電線貫通孔2に装着される前では、内周リップ部16は、根元より中心軸方向に向かって突出し、且つ、その先端側が中心軸に対し外側に開く方向に傾斜しており、外周リップ部17は、中心軸方向に対し外側に開く方向に突出している。グロメット10が電線貫通孔2に装着された状態では、内周リップ部16及び外周リップ部17は、大径筒部12の外周縁面に倒れる方向に弾性変形され、車体パネル1の電線貫通孔2の周縁面に密着される。これにより、車体パネル1の一方側の面とリップ部15の隙間より水等がグロメット10内に浸入するのを防止している。尚、図2、図3、図5では、内周リップ部16及び外周リップ部17は、グロメット10が電線貫通孔2に装着される前の状態を示している。
電線保持筒部19は、電線Wの外径より若干小さい内径若しくはほぼ同じ内径を有する。電線保持筒部19は、所定の長さに亘って電線Wの外周面に当接すると共に、電線保持筒部19の外周面にはテープ(図示せず)が巻き付けされている。これにより、電線保持筒部19の内面と電線Wの外周面の隙間より水等がグロメット10内に浸入するのを防止している。
電線保持筒部19は、上記したように柔軟な材料(例えばゴム材)より形成されている。これにより、電線保持筒部19は、電線Wと共に撓み変形でき、この撓み変形できる範囲で、車体パネル1の一方側のスペース4(グロメット10の装着側)に引き出された電線Wが所望の経路で配策可能とされている。
インナープロテクタ20は、互いに組み付けされる一対のインナー部材21より形成されている。各インナー部材21は、上方から見て半円状のインナー本体部22と、このインナー本体部22より外側に向かって突出する鍔部28とを備えている。インナー本体部22は、半円周側壁23と、この半円周側壁23より内周側に向かって設けられた上規制壁部24と、上規制壁部24より間隔を置いた下方位置に設けられた下規制壁部25とを備えている。各インナー本体部22には、上規制壁部24と下規制壁部25に囲まれて半円弧状の嵌合溝26が形成されている。一対のインナー部材21が合体された状態では、2つの嵌合溝26によって円周状の溝形状が形成される。
各上規制壁部24には、上方から見て三角形状の切欠部27が形成されている。一対のインナー部材21が合体された状態では、2つの切欠部27によって四角形の切欠形状が形成される。
各インナー部材21の合体面の近辺箇所には、ロック部29が設けられている。一対のインナー部材21同士は、その合体面同士が突き合わされた状態で、双方のロック部29でロックされる。
各半円周側壁23の外周面には、間隔を置いてパネル係止爪29Aが設けられている。各パネル係止爪29Aは、その先端側が半円周側壁23に近づく方向に弾性変形可能である。インナープロテクタ20の複数のパネル係止爪29Aとグロメット本体11のリップ部15とによって車体パネル1が挟持されている。この挟持力によって、グロメット10が車体パネル1の電線貫通孔2に装着されている。
経路規制部材30は、内部に電線Wが収容された状態で自らの形態を少なくとも維持できる剛性を有する材料より形成されている。経路規制部材30は、電線Wを内部に収容する筒体である。経路規制部材30は、電線Wの所望の配策方向に沿って延びている。具体的には、経路規制部材30は、インナープロテクタ20に固定された基端箇所に近い箇所で折曲され、折曲箇所より先端まで斜め方向にストレートに延びている。
経路規制部材30は、経路規制本体31と、経路規制本体31にヒンジ部32を介して連結されたカバー33と、経路規制本体31とカバー33の基端部に付設された土台鍔部34とを備えている。経路規制本体31は、電線Wの所望の配策方向に沿って延びるコ字状の壁面部を有し、このコ字状の壁面部内に電線収容室35が形成されている。カバー33は、ヒンジ部32によって電線収容室35を開閉自在に設けられている。閉塞位置では、経路規制本体31とカバー33の互いの係止部36によってロックされる。
経路規制部材30は、その土台鍔部34がインナープロテクタ20(合体された一対のインナー本体部22)の円周状の嵌合溝26に嵌合され、且つ、土台鍔部34より先端側がインナープロテクタ20(合体された一対の上規制壁部24)の四角形の一対の切欠部27より外部に突出している。経路規制部材30は、インナープロテクタ20に対し、切欠部27によって回転が阻止され、且つ、嵌合溝26によって所定方向の突出状態で固定されている。つまり、経路規制部材30は、車体パネル1の他方側のスペース4で、所定の方向に沿って延設され、車体パネル1の他端側のスペース4に引き出された電線Wの経路を規制する。経路規制部材30は、図5(a)に示すように、周辺部品140との干渉を避け、且つ、周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確保できる配策経路で電線Wを配策する。
経路規制部材30は、その土台鍔部34がインナープロテクタ20の嵌合溝26に隙間なく嵌合している。これにより、経路規制部材30が水平方向に変位したり、揺動方向に変位したりすることがない。ひいては、内部の電線Wの配策経路が一義的に特定される。
次に、グロメット10の組付手順を説明する。経路規制部材30内に電線Wを収容する。つまり、図4(a)に示すように、カバー33を開いた経路規制本体31内に電線Wを配策し、カバー33を閉じる。
次に、経路規制部材30をインナープロテクタ20に取り付ける。つまり、図4(b)に示すように、一対のインナー部材21の間に経路規制部材30の土台鍔部34をセットし、土台鍔部34を一対のインナー部材21の嵌合溝26に嵌め込みつつ一対のインナー部材21を合体させる(図4(c)参照)。
次に、電線Wを通したグロメット本体11にインナープロテクタ20を嵌合する。つまり、図4(d)に示すように、グロメット本体11の大径筒部12を広げる方向に弾性変形させ、グロメット本体11のインナー嵌合溝13にインナープロテクタ20の鍔部28を嵌め込む。これで、電線Wにグロメット10が装着される。
次に、電線Wを車体パネル1の電線貫通孔2に通し、車体パネル1の一方側のスペース3より、経路規制部材30を挿入先端側としてグロメット10を電線貫通孔2に押し込む。すると、経路規制部材30が電線貫通孔2より車体パネル1の他方側のスペース4に突出し、次に、インナープロテクタ20が電線貫通孔2に入り込む。ここで、インナープロテクタ20の各パネル係止爪29Aが電線貫通孔2の周縁に突き当たるが、各パネル係止爪29Aが弾性変形してインナープロテクタ20の電線貫通孔2への挿入が許容される。インナープロテクタ20が挿入完了位置まで挿入されると、各パネル係止爪29Aが弾性復帰して車体パネル1の電線貫通孔2の反対側周縁に係止する。複数のパネル係止爪29Aとグロメット本体11のリップ部15とによって車体パネル1が挟持される。この挟持力によって、グロメット10が車体パネル1の電線貫通孔2に装着される。
以上説明したように、グロメット10は、車体パネル1の一方側で電線Wを被い、電線貫通孔2の周縁に密着されるグロメット本体11と、グロメット本体11より剛性が高い部材より形成され、グロメット本体11の内側に配置されるインナープロテクタ20と、インナープロテクタ20に固定され、車体パネル1の他端側に引き出された電線Wの経路を規制する経路規制部材30とを備えている。このようにグロメット10に経路規制部材30が付設され、経路規制部材30が車体パネル1の他端側に引き出された電線Wの経路を規制して電線Wを所望の経路で配策できる。より具体的には、車体パネル1の他方側に引き出された電線Wは、図5(a)に示すように、周辺部品140との干渉を避け、且つ、周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確保できる配策経路にできる。以上より、従来例のように車体固定部品(例えばクリップ)が必要なく、しかも、難しく、且つ、面倒な作業を行うことなく電線Wを所望の経路で配策できる。
経路規制部材30は、電線Wを内部に収容する筒体である。つまり、従来例では、図16(b)に示すように、車体パネル1の他方側に引き出された電線Wは、クリップ120の位置でしか規制されず、しかも、インナープロテクタ110内の電線挿通路110aには電線Wとの間に隙間が存在するため、インナープロテクタ110からクリップ120の位置までの間で配策経路に自由度があり、仮想線で示すように配策経路が変位する可能性があり、一義的に特定されない。そのため、電線Wが周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確保できない事態が発生する。これに対し、本実施形態では、図5(b)に示すように、車体パネル1の他方側に引き出された電線Wは、経路規制部材30がインナープロテクタ20にほぼ隙間なく支持され、且つ、インナープロテクタ20から経路規制部材30の先端までの区間では、電線Wの配策経路が経路規制部材30によって自由度なく一義的に特定されるため、電線Wが周辺部品140との間で必要なクリアランスGを確実に確保できる。
経路規制部材30は、電線Wを内部に収容する筒体である。従って、経路規制部材30は、電線Wの保護機能(プロテクタ機能)を有する。
(第2実施形態)
図6〜図12は本発明の第2実施形態を示す。図6〜図9に示すように、第2実施形態のグロメット10Aは、前記第1実施形態の同様に、グロメット本体11、インナープロテクタ20及び経路規制部材40より構成されるが、その内で経路規制部材40の構成のみが相違する。第1実施形態の経路規制部材30は、電線Wの配策経路を変更できないが、第2実施形態の経路規制部材40は、電線Wを配策経路を変更できる。以下、説明する。
経路規制部材40は、電線Wを内部に収容する筒体である。詳細には、経路規制部材40は、固定側経路規制部41と、固定側経路規制部41にヒンジ部50を介して連結された可動側経路規制部51とから1部材で構成されている。固定側経路規制部41は、固定側経路規制本体42と、固定側経路規制本体42にヒンジ部43を介して連結された固定側カバー44と、固定側経路規制本体42及び固定側カバー44の基端部に付設された土台鍔部45とを備えている。可動側経路規制部51は、可動側経路規制本体52と、可動側経路規制本体52にヒンジ部53を介して連結された可動側カバー54とを備えている。
固定側経路規制部41は、固定側カバー44の閉塞面側から見て円弧状に曲がった形態である。可動側経路規制部51は、ストレートの形態である。
図8に示すように、固定側経路規制本体42と固定側カバー44の双方の先端側(可動側経路規制部51を連結する部位)の側面部には、電線Wの経路の配策方向に間隔を置いて4つの位置決め孔(位置決め固定部)46が左右でシフトした位置に設けられている。固定側経路規制本体42の上面部には、電線Wの経路の配策方向に間隔を置いて4つの位置決め爪(位置決め固定部)47が設けられている。対応する各位置決め孔46と各位置決め爪47は、電線Wの経路の配策方向に対し同じ位置ではなくシフトした位置に設定されている。
一方、可動側経路規制本体52と可動側カバー54の双方の基端側(固定側経路規制部41を連結する部位)の側面部には、1つの位置決め爪(位置決め固定部)57が左右シフトした位置に設けられている。可動側経路規制本体52の上面部には、電線Wの経路の配策方向に間隔を置いて2つの位置決め孔(位置決め固定部)56が設けられている。位置決め爪57と1つの位置決め孔56は、電線Wの経路の配策方向にシフトした位置で、位置決め爪57と他の1つの位置決め孔56は電線Wの経路の配策方向の同じ位置に設定されている。
可動側経路規制部51の左右の位置決め爪57は、固定側経路規制部41の左右の4つの位置決め孔46に選択的に嵌合でき、同じく、可動側経路規制部51の2つの位置決め孔56は、固定側経路規制部41の4つの位置決め爪47の2つ又は1つと選択的に嵌合できる。つまり、位置決め孔46,56と位置決め爪47,57の選択によって4つの連結位置を選択でき、この連結位置の選択によって固定側経路規制部41に対する可動側経路規制部51の連結角度(傾斜角度)が変更される。
例えば、図9(a)に示すように、固定側経路規制部41の最も先端側の位置決め孔46に可動側経路規制部51の位置決め爪57を嵌合すると、経路規制部材40の延設方向は、車体パネル1の面に対してa角度になる。図9(b)に示すように、固定側経路規制部41の先端側から2つ目の位置決め孔46に可動側経路規制部51の位置決め爪57を嵌合すると、経路規制部材40の延設方向は、車体パネル1の面に対してb角度(b>a)になる。
また、第1実施形態と同様に、経路規制部材40は、電線Wが収容された状態で自らの形態を少なくとも維持できる剛性を有する材料より形成されている。固定側経路規制本体42及び可動側経路規制本体52は、電線Wの所望の配策方向に沿って延びるコ字状の壁面部を有し、このコ字状の壁面部内に電線収容室48,58が形成されている。固定側カバー44及び可動側カバー54は、ヒンジ部43,53によってそれぞれ電線収容室48,58を開閉自在に設けられている。閉塞位置では、固定側経路規制本体42と固定側カバー44、及び、可動側経路規制本体52と可動側カバー54は、それぞれ互いの係止部59によってロックされる。
グロメット本体11及びインナープロテクタ20の構成は、前記第1実施形態と同じであるため、図面の同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
次に、グロメット10の組付手順を説明する。図11(a)に示すように、固定側カバー44及び可動側カバー54を開けた状態で、固定側経路規制本体42の任意の位置決め孔46及び位置決め爪47に可動側経路規制本体52の位置決め爪57及び位置決め孔56を嵌合し、連結位置、つまり、連結角度を決定する。例えば図11(a)では、固定側経路規制本体42の最も先端側の位置決め孔46及び位置決め爪47に可動側経路規制本体52の位置決め爪57及び位置決め孔56を嵌合し、最も小さい傾斜の連結角度としている。
次に、固定側経路規制本体42及び可動側経路規制本体52内に電線Wを配策し、図11(b)に示すように、固定側経路規制本体42に対し固定側カバー44を閉める。
次に、図11(c)に示すように、可動側経路規制本体52に対し可動側カバー54を閉める。これで、図11(d)に示すように、可動側カバー54の位置決め爪57が固定側カバー44の位置決め孔46に嵌合する。
その後の組付手順は、第1実施形態と同じである。つまり、図12(a)、(b)に示すように、経路規制部材40をインナープロテクタ20に固定する。次に、図12(c)に示すように、電線Wを通したグロメット本体11にインナープロテクタ20を嵌合する。これで、電線Wにグロメット10Aが装着される。次に、第1実施形態と同じ手順でグロメット10Aを車体パネル1の電線貫通孔2に装着すれば、完了する。
以上、この第2実施形態でも第1実施形態と同様に、グロメット10Aは、車体パネル1の一方側で電線Wを被い、電線貫通孔2の周縁に密着されるグロメット本体11と、グロメット本体11より剛性が高い部材より形成され、グロメット本体11の内側に配置されるインナープロテクタ20と、インナープロテクタ20に固定され、車体パネル1の他端側に引き出された電線Wの経路を規制する経路規制部材40とを備えている。このようにグロメット10Aに経路規制部材40が付設され、経路規制部材40が車体パネル1の他端側に引き出された電線Wの経路を規制、つまり、電線Wを所望の経路できる。より具体的には、車体パネル1の他方側に引き出された電線Wは、周辺部品(図示せず)との干渉を避け、且つ、周辺部品との間で必要なクリアランスを確保できる配策経路にできる。以上より、従来例のように車体固定部品(例えばクリップ)が必要なく、しかも、難しく、且つ、面倒な作業を行うことなく電線Wを所望の経路で配策できる。
経路規制部材40は、電線Wの経路を変更自在に設けられている。従って、車体パネル1の他方側のスペース4における周辺部品(図示せず)の配置等が変わっても、新規に経路規制部材40を起工することなく対応可能である。
経路規制部材40は、インナープロテクタ20に固定された固定側経路規制部41と、固定側経路規制部41に連結される可動側経路規制部51とを有し、固定側経路規制部41と可動側経路規制部51には、電線Wの経路が変更となる複数の位置決め固定部(位置決め孔46,56と位置決め爪47,57が設けられた。従って、複数の位置決め固定部のうちから1つを選択すれば、簡単に電線Wの経路を変更でき、作業性が良い。
経路規制部材40は、1部材より形成されている。従って、電線配策等の作業性が良い。
(変形例)
各実施形態では、インナープロテクタ20は、分離された一対のインナー部材21より構成されているが、ヒンジ部を介して連結された一対のインナー部材より構成しても良い。一対のインナー部材は連結されている方が、作業性が良い。
各実施形態では、インナープロテクタ20の切欠部27は、上方から見て四角形に形成されているが、経路規制部材30,40の回転を阻止する形状であれば良い。
第2実施形態では、経路規制部材40が電線Wの配策経路の角度を4つの異なる角度に変更できるよう構成されているが、2つでも、3つでも、或いは5つ以上に変更できるよう構成することもできる。又、電線Wの配策経路の角度を連続的に変更できるよう構成することもできる。
第2実施形態では、 経路規制部材40は、1部材より形成されているが、2部材以上より形成しても良い。
1 車体パネル
2 電線貫通孔
10,10A グロメット
11 グロメット本体
20 インナープロテクタ
30,40 経路規制部材
41 固定側経路規制部
51 可動側経路規制部
46,56 位置決め孔(位置決め固定部)
47,57 位置決め爪(位置決め固定部)
W 電線

Claims (5)

  1. 電線が貫通する車体パネルの電線貫通孔を塞ぐグロメットにおいて、
    前記車体パネルの一方側で前記電線を被い、前記電線貫通孔の周縁に密着されるグロメット本体と、
    前記グロメット本体より剛性が高い部材より形成され、前記グロメット本体の内側に配置されるインナープロテクタと、
    前記インナープロテクタに固定され、前記車体パネルの他端側に引き出された前記電線の経路を規制する経路規制部材とを備えたことを特徴とするグロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記経路規制部材は、前記電線の経路を変更自在に設けられたことを特徴とするグロメット。
  3. 請求項2に記載のグロメットであって、
    前記経路規制部材は、前記インナープロテクタに固定された固定側経路規制部と、前記固定側経路規制部に連結される可動側経路規制部とを有し、前記固定側経路規制部と前記可動側経路規制部には、前記電線の経路が変更となる複数の位置決め固定部が設けられたことを特徴とするグロメット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のグロメットであって、
    前記経路規制部材は、前記電線を内部に収容する筒体であることを特徴とするグロメット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のグロメットを備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
JP2017086210A 2017-04-25 2017-04-25 グロメット及びワイヤーハーネス Active JP6715211B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017086210A JP6715211B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 グロメット及びワイヤーハーネス
MX2018005024A MX2018005024A (es) 2017-04-25 2018-04-24 Pasacables y arnes de cables.
CN201810370783.0A CN108736408B (zh) 2017-04-25 2018-04-24 索环和线束

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017086210A JP6715211B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 グロメット及びワイヤーハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018186620A true JP2018186620A (ja) 2018-11-22
JP6715211B2 JP6715211B2 (ja) 2020-07-01

Family

ID=63939207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017086210A Active JP6715211B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 グロメット及びワイヤーハーネス

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6715211B2 (ja)
CN (1) CN108736408B (ja)
MX (1) MX2018005024A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6933678B2 (ja) * 2019-03-13 2021-09-08 矢崎総業株式会社 グロメットシール構造及びワイヤハーネス
TWI736868B (zh) 2019-03-29 2021-08-21 啟碁科技股份有限公司 板件結構及電子裝置
JP2021061679A (ja) * 2019-10-07 2021-04-15 矢崎総業株式会社 グロメット、及び、ワイヤハーネス
JP7117337B2 (ja) * 2020-02-03 2022-08-12 矢崎総業株式会社 グロメット、及び、ワイヤハーネス
JP2022071605A (ja) * 2020-10-28 2022-05-16 住友電装株式会社 グロメット

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0939688A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2003235131A (ja) * 2002-02-01 2003-08-22 Yazaki Corp グロメット
JP2008230352A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Furukawa Electric Co Ltd:The パネル取付け用ハーネス保護部材
JP2012039770A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2013225957A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3427949B2 (ja) * 1994-07-19 2003-07-22 住友電装株式会社 グロメット
JP2000264140A (ja) * 1999-03-17 2000-09-26 Fuji Heavy Ind Ltd ハーネス用グロメット
JP5764360B2 (ja) * 2011-03-25 2015-08-19 古河電気工業株式会社 インナー付きグロメット
JP5857997B2 (ja) * 2013-04-22 2016-02-10 住友電装株式会社 グロメット
US9197050B2 (en) * 2013-08-29 2015-11-24 Ford Global Technologies, Llc End-fitting for routing cables within vehicles
US9647438B2 (en) * 2015-10-07 2017-05-09 GM Global Technology Operations LLC Sealing grommet assembly with integral wire channel

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0939688A (ja) * 1995-07-31 1997-02-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2003235131A (ja) * 2002-02-01 2003-08-22 Yazaki Corp グロメット
JP2008230352A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Furukawa Electric Co Ltd:The パネル取付け用ハーネス保護部材
JP2012039770A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット
JP2013225957A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Sumitomo Wiring Syst Ltd グロメット

Also Published As

Publication number Publication date
CN108736408A (zh) 2018-11-02
MX2018005024A (es) 2019-09-04
JP6715211B2 (ja) 2020-07-01
CN108736408B (zh) 2020-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018186620A (ja) グロメット及びワイヤーハーネス
JP6762285B2 (ja) ワイヤハーネス用のプロテクタ、及び、ワイヤハーネスの製造方法
JP6155246B2 (ja) グロメット
JP6509925B2 (ja) プロテクタ、及び、ワイヤハーネス
WO2018168398A1 (ja) 電線配索部材及び電線配索構造
JP2005151701A (ja) プロテクタ
US10586630B2 (en) Wire harness
JP6908427B2 (ja) グロメット及びワイヤーハーネス
JP2015053753A (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
CN110137895A (zh) 索环、电子构件和形成索环的方法
JP2013187979A (ja) グロメット及びワイヤーハーネス
JP6868457B2 (ja) グロメット及びワイヤーハーネス
JP7216690B2 (ja) グロメット、及び、ワイヤハーネス
JP2009106067A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
WO2019181521A1 (ja) ワイヤハーネス用経路規制部材及びワイヤハーネス
JP2014230323A (ja) ドア用グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP2018133872A (ja) クリップ固定構造及びプロテクタ
JP2021002469A (ja) コネクタ
JP6371541B2 (ja) 電気電子部品の防水収容構造および電気電子部品内蔵コネクタ
JP2023013143A (ja) グロメット、及び、ワイヤハーネス
JP2018107093A (ja) グロメット
JP6915465B2 (ja) グロメット
KR20200017840A (ko) 와이어링 프로텍터
JP2018019450A (ja) グロメット、及び、ワイヤハーネス
JP7231481B2 (ja) ワイヤーハーネス保持具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6715211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250