JP2013225957A - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】インナー部材の形状制約をなるべく少なくすることを目的とする。
【解決手段】グロメット20は、ワイヤーハーネスに外装された状態で取付パネルに形成された貫通孔に装着される。グロメットは、ワイヤーハーネスを挿入可能で、かつ、貫通孔に挿入可能な筒状に形成されたインナー部材40と、弾性材料により形成され、インナー部材40と組み合わされてインナー部材40と取付パネルとの間を塞ぐシール部材22とを備える。インナー部材40は、その周方向において複数の分割インナー部50、60に分割されている。複数の分割インナー部50、60の複数の合体箇所のうちの少なくとも1つは、隣合う分割インナー部50、60同士を、合体可能、かつ、インナー部材40の軸方向に沿った軸周りに回転可能に連結するヒンジ部70である。
【選択図】図9

Description

この発明は、ワイヤーハーネスが挿通される取付パネルに形成された貫通孔部における止水技術に関する。
特許文献1には、弾性材と樹脂インナーとからなるグロメットが開示されている。樹脂インナーは、筒部を備えており、その軸線方向に沿って、一対の分割樹脂インナーに分割されている。一対の分割樹脂インナーは、その軸線方向に対して直交する軸周りに回転自在に連結されている。
特開2010−288367号公報
ところで、上記樹脂インナー内にはワイヤーハーネスを配設する必要があり、そのための作業性を考慮すると、樹脂インナーは、その軸方向に沿った回転軸周りで回転自在に連結されていることが好ましい。
しかしながら、樹脂インナーを、ヒンジを介して一体連結された分割構造にすると、金型製造上の制約が大となる。例えば、金型の離型工程等を考慮して、不本意な箇所に切り欠き等を形成する必要が生じ、樹脂インナーの強度が下がってしまうという問題が生じ得る。
そこで、本発明は、インナー部材の形状制約をなるべく少なくすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、ワイヤーハーネスに外装された状態で取付パネルに形成された貫通孔に装着されるグロメットであって、前記ワイヤーハーネスを挿入可能で、かつ、前記貫通孔に挿入可能な筒状に形成されたインナー部材と、弾性材料により形成され、前記インナー部材と組み合わされて前記インナー部材と前記取付パネルとの間を塞ぐシール部材とを備え、前記インナー部材は、その周方向において複数の分割インナー部に分割され、前記複数の分割インナー部の複数の合体箇所のうちの少なくとも1つは、隣合う前記分割インナー部同士を、合体可能、かつ、前記インナー部材の軸方向に沿った軸周りに回転可能に連結するヒンジ部とされている。
第2の態様は、第1の態様に係るグロメットであって、前記インナー部材は、筒部と前記筒部の外周に突出する鍔部とを含み、前記シール部材は、前記インナー部材に組合わされた状態で前記鍔部の一方主面に配設される介在シール部を含み、前記筒部に、前記鍔部と前記取付パネルとの間に前記介在シール部を挟込んだ状態で、前記貫通孔の周縁部に係止可能な係止部が形成されている。
第3の態様は、第2の態様に係るグロメットであって、前記筒部は、小筒部と、前記小筒部よりも大径な大筒部とを含み、前記シール部材は、前記小筒部に装着される小筒装着部を含み、前記ヒンジ部は、前記小筒部をその周方向に分割した部分同士を連結する。
第4の態様は、第3の態様に係るグロメットであって、前記大筒部は、隣合う分割大筒部を含み、前記ヒンジ部を中心とする一方の前記分割大筒部の移動軌跡を避けた位置に、他方の前記分割大筒部が設けられている。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るグロメットであって、前記ヒンジ部は、隣合う前記分割インナー部の一方に形成された軸受部と、隣合う前記分割インナー部の他方に形成され、前記軸受部に回転可能に挿入支持される軸部とを含み、前記軸部と前記軸受部とは、隣合う前記分割インナー部が所定の角度をなす状態で、前記軸受部に対して前記軸部をその軸方向に沿って挿入可能で、かつ、隣合う前記分割インナー部が前記所定の角度から外れた状態で、前記軸受部に対する前記軸部のその軸方向に沿った移動を抑制するように構成されている。
第6の態様は、第5の態様に係るグロメットであって、前記複数の分割インナー部のそれぞれは、前記インナー部材の外周側に突出する鍔部をその周方向に分割した分割鍔部を含み、隣合う前記分割鍔部のうちの少なくとも一方に、他方の前記分割鍔部に当接して、隣合う前記分割インナー部が前記所定の角度から外れた状態から前記所定の角度に向けて回転することを抑制するストッパが設けられている。
第1の態様によると、インナー部材を、前記ヒンジ部で分離させた別々の部材として成形することができる。このため、インナー部材の形状制約をなるべく少なくすることができる。
第2の態様によると、鍔部と前記取付パネルとの間の介在シール部で、グロメットと貫通孔との止水を図ることができる。
第3の態様によると、前記ヒンジ部は、前記小筒部をその周方向に分割した部分同士を連結するため、小筒部に装着された小筒装着部の変形量を少なくできる。
第4の態様によると、2つの分割大筒部の干渉を避けて、分割インナー部をなるべく大きく開くことができる。
第5の態様によると、分割インナー部を開閉させる際の軸を安定化させつつ、意図しない分割インナー部の分離を抑制することができる。
第6の態様によると、意図しない分割インナー部の分離をより効果的に抑制することができる。
実施形態に係るグロメットを示す斜視図である。 同上のグロメットを示す正面図である。 同上のグロメットを示す背面図である。 同上のグロメットを示す側面図である。 同上のグロメットを示す底面図である。 同上のグロメットが取付パネルの貫通孔に装着された状態を示す説明図である。 インナー部材を示す斜視図である。 インナー部材を示す斜視図である。 インナー部材を示す斜視図である。 インナー部材を示す斜視図である。 分割インナー部を、ヒンジ部を介して連結する作業工程を示す説明図である。 分割インナー部を、ヒンジ部を介して連結する作業工程を示す説明図である。 変形例に係るグロメットを示す説明図である。 図13の部分拡大図である。
以下、実施形態に係るグロメットについて説明する。図1〜図5はグロメット20を示す図であり、図6はワイヤーハーネス10に外装されたグロメット20が取付パネルの貫通孔に装着された状態を示す説明図である。なお、図6は図5のVI−VI線断面図に相当する図である。図7〜図10はインナー部材40を示す図である。図7及び図8は分割インナー部50、60が閉じられた状態を示しており、図9及び図10は分割インナー部50、60が開かれた状態を示している。図11及び図12は、分割インナー部50、60を、ヒンジ部70を介して連結する作業工程を示している。
グロメット20は、車両に配索されるワイヤーハーネス10に外装された状態で、取付パネル16に形成された貫通孔17に装着される部材である(図6参照)。この状態で、グロメット20は、貫通孔17とワイヤーハーネス10との間を塞ぎ、それらの間で止水を行う。
ここで、取付パネル16としては、エンジンルームと車室内とを仕切る車体パネル等が想定される。この取付パネル16に、ワイヤーハーネス10を配索するための貫通孔17が形成されている。貫通孔17は、ここでは、円形状であるが、必ずしも円形である必要はない。
<グロメットの全体構成について>
上記グロメット20の全体構成について説明する。
上記グロメット20は、シール部材22と、インナー部材40とを備える。概略的には、インナー部材40は、グロメット20を貫通孔17に挿入固定する役割を果す。シール部材22は、貫通孔17に挿入固定されたインナー部材40に組合わされた状態で、貫通孔17の周囲で取付パネル16に密着することにより、インナー部材40と貫通孔17との間での止水を図る役割を果す。また、ここでは、シール部材22は、インナー部材40内でワイヤーハーネス10の外周に密着することにより、インナー部材40とワイヤーハーネス10との間での止水を図る役割をも果す。
インナー部材40は、合成樹脂材料により射出成型等されて形成された剛体部材である。このインナー部材40は、全体として見ると、ワイヤーハーネス10を挿入可能で、かつ、貫通孔17に挿入可能な筒状に形成されている。
より具体的には、インナー部材40は、筒部42と、この筒部42の外周に突出する鍔部47とを備える(図6〜図8参照)。
筒部42は、円筒状の小筒部43と同じく円筒状の大筒部44とが1つの筒形状を形成するように連なる形状に形成されている。小筒部43の内径は、対象となるワイヤーハーネス10を挿通可能な大きさ、即ち、ワイヤーハーネス10の外径よりも大きく(通常は多少大きい程度に)設定されている。大筒部44の外径は、当該大筒部44を貫通孔17内にがたつき無く挿入配置できる程度、即ち、貫通孔17の内径と同じかこれよりも僅かに小さい程度の大きさに設定されている。
通常、貫通孔17は、ワイヤーハーネス10の端部にあるコネクタ部分を挿通できるように、ワイヤーハーネス10の外径よりも十分に大きな内径に形成されている。このため、大筒部44の外径は、ワイヤーハーネス10の内径よりも十分に大きい。従って、ワイヤーハーネス10の内径よりも小筒部43の内径を大きくすること、及び、小筒部43の厚みを考慮しても、多くの場合、大筒部44は小筒部43よりも大径に形成される。もっとも、筒部は、その長手方向全体において同一径部分が連続する形状に形成されていてもよい。
なお、筒部42が円筒状であることは必須ではなく、楕円筒、又は、多角筒状であってもよい。
上記大筒部44には、係止部45が形成されている。係止部45は、鍔部47と取付パネル16との間に後述する介在シール部25を挟込んだ状態で、貫通孔17の周縁部に係止可能に構成されている。
より具体的には、大筒部44周りに間隔をあけて複数(ここでは4つ)の長尺孔部44aが形成されており、それぞれの長尺孔部44a部分に係止部45が設けられている。各係止部45は、係止突部46bと係止部支持部46aとを含む(図7及び図8参照)。係止部支持部46aは、長尺孔部44aのうち大筒部44の開口側の部分からその反対側に向けて延びる長尺片状に形成されている。そして、係止部支持部46aが弾性変形することで、係止部支持部46aの先端部は、大筒部44の内外方向に変位可能とされている。係止突部46bは、係止部支持部46aの先端部よりの位置から大筒部44の外側に向けて突設されている。係止突部46bは、鍔部47側の係止面46b1と、当該係止面46b1の反対側のガイド面46b2とを含む。係止面46b1は、大筒部44の外周面に対して垂直姿勢で延在しつつ鍔部47と対向する面に形成されている。鍔部47と係止面46b1との距離は、後述する介在シール部25の厚みと取付パネル16の厚みとの和と同じ又はそれより小さい(僅かに小さい)程度の大きさに設定されている(図6参照)。ガイド面46b2は、鍔部47とは反対側(つまり、大筒部44の開口側)に向けて徐々に高さ寸法が小さくなる面(ここでは、傾斜面)に形成されている。そして、通常状態では、係止突部46bは大筒部44の外周面側に突出しており、この状態から係止部支持部46aが弾性変形することによって、係止突部46bが大筒部44の外周面から内側に退避するように変位可能とされている。
そして、大筒部44を貫通孔17に挿入すると、ガイド面46b2が貫通孔17の内周縁部に当接することにより、係止突部46bが大筒部44の内側に押込まれる。係止突部46bが貫通孔17の内周縁部を越えるまで、大筒部44が貫通孔17に挿入されると、係止部支持部46aの弾性によって、係止突部46bが大筒部44の外周側に突出するように復帰移動する。これにより、係止面46b1が大筒部44の外周側で鍔部47に対向して配設される。
鍔部47は、貫通孔17の外周で、後述するシール部材22の介在シール部25を取付パネル16に押付ける部分である(図6参照)。鍔部47は、筒部42の外周に突出する形状に形成されている。ここでは、鍔部47は、小筒部43と大筒部44との間で筒部42の外周側に突出している。鍔部47の外径は、貫通孔17の内径よりも大きく、従って、鍔部47は貫通孔17の周囲で取付パネル16に対向して配設可能とされている。なお、鍔部47は、必ずしも円形環状である必要はない。
なお、鍔部47のうち係止部45に対応する位置には、孔部47aが形成されている(図7及び図8参照)。この孔部47aは、係止部45を容易に金型成型するための加工用の孔であり、必ずしも必須ではない。
シール部材22は、ゴム等の弾性材料により形成された部材であり、インナー部材40と組み合わされてインナー部材40と取付パネル16との間を塞ぐ部材である。すなわち、シール部材22は、小筒装着部23と、鍔状シール部24と、内部シール部26とを備える。
小筒装着部23は、小筒部43に外装可能な筒形状に形成されている。すなわち、小筒装着部23の内径は小筒部43の外径と同じ程度に設定され、小筒装着部23の軸方向の長さ寸法は小筒部43の軸方向長さ寸法と同じ程度に設定される。そして、小筒装着部23が小筒部43の外周全体を覆った状態で外装される。ここで、シール部材22を、大筒部44ではなく、小筒部43に外装している理由は次の2つの要請に基づく。1つ目は、大筒部44には後述する係止部45が設けられており、この係止部45を外部に露出させておくためである。2つ目は、小筒部43内には内部シール部26が設けられるところ、鍔状シール部24と内部シール部26とを一体化させた構成とするためには、小筒部43に外装された小筒装着部23によって行うのが好ましいからである。
鍔状シール部24は、環状基部24aと、介在シール部25とを含む。環状基部24aは、小筒装着部23のうち鍔部47側の端部からその外周側に突出する環状部分であり、鍔部47のうち小筒部43側の面全体を覆う環状板形状に形成されている。介在シール部25は、環状基部24aの外周縁部から鍔部47の厚み程度の間隔をあけて環状基部24aの内周側に折返す環状部分に形成されている。つまり、環状基部24aと介在シール部25との間には、その内周側に環状に開口する、鍔部47の厚み程度の環状溝25gが形成されている(図6参照)。ここでは、介在シール部25の内径は、大筒部44の外径よりもやや大きい程度に設定されている。また、介在シール部25のうち係止部45側の部分には、環状突部25aが形成されている。ここでは、介在シール部25のうち係止部45側の部分には、内周側及び外周側の二重の環状突部25aが形成されている。環状突部25aは、係止部45側に向けて(つまり、取付パネル16に接触する側に向けて)外向き傾斜する環状突出片形状に形成されている。そして、介在シール部25が貫通孔17の外周で取付パネル16に押し当てられると、環状突部25aが押潰されるように弾性変形しつつ当該取付パネル16に密着する。
内部シール部26は、インナー部材40の小筒部43とワイヤーハーネス10との間に介在して、それらの間の隙間を塞ぐ部分である。すなわち、内部シール部26は、小筒装着部23のうち鍔状シール部24の反対側の端部からその内側に折返す筒形状部分に形成されている。
内部シール部26の外径は、小筒部43の外径と同じか又はこの外径よりも大きく、小筒部43の内周面に密着可能とされている。
また、内部シール部26は、少なくとも1つの止水壁部27を含む。ここでは、内部シール部26の軸方向の中央部に、止水壁部27が設けられている。止水壁部27は、内部シール部26の内周側に突出する環状部分であり、その内部にワイヤーハーネス10を挿通可能な挿通孔27hが形成されている。ここでは、挿通孔27hは、内部シール部26内においてインナー部材40の突き合せ部分(後述する)側に偏心した位置に設けられているが、その他の位置、例えば、内部シール部26と同心位置に設けられていてもよい。
止水壁部27は、内部シール部26の軸方向中間部をその周方向に沿って山状に突出させることにより形成されており、前記挿通孔27hを広げるように弾性変形可能とされている。そして、挿通孔27hの内径よりも大きな外径のワイヤーハーネス10を、挿通孔27hに挿通させると、挿通孔27hが広がって、当該挿通孔27h内にワイヤーハーネス10が挿通される。この状態では、止水壁部27の弾性復元力によって、止水壁部27の内周部がワイヤーハーネス10の外周面に密着する。これにより、内部シール部26が小筒部43の内周面及びワイヤーハーネス10の外周面に密着し、インナー部材40の小筒部43とワイヤーハーネス10の外周面との間で内部シール部26による止水が図られる。
なお、インナー部材40とワイヤーハーネス10との間の止水は、必ずしも上記構成によって実現される必要はない。例えば、小筒部43及び大筒部44の少なくとも一方とワイヤーハーネス10とに粘着テープが巻回されることで、止水が図られてもよい。また、小筒部43及び大筒部44の少なくとも一方とワイヤーハーネス10との間にシリコーン等の充填材が充填されることで止水が図られてもよい。
上記シール部材22は、次のようにしてインナー部材40と組合わされている。すなわち、小筒装着部23が小筒部43に外装され、内部シール部26が小筒部43の内部に挿入配置される。また、鍔状シール部24が鍔部47に装着される。この状態で、鍔部47は環状溝25g内に嵌め込まれ、環状基部24aは鍔部47のうち小筒部43側の面を覆うと共に、介在シール部25は鍔部47のうち大筒部44側の面を覆う。
なお、シール部材22は、インナー部材40の突き合せ部分(後述する)で分離しており、従って、インナー部材40の開閉に伴ってシール部材22も開閉できるようになっている。
また、上記グロメット20は、次のようにして取付パネル16に装着されている。すなわち、ワイヤーハーネス10にグロメット20を外挿し、大筒部44を貫通孔17に嵌め込む。そして、係止部45が貫通孔17の周縁部に係止するまで、グロメット20の大筒部44を貫通孔17に押込む。すると、鍔部47と係止部45との間に、介在シール部25及び取付パネル16が挟込まれた状態となる。これにより、グロメット20が取付パネル16に対して一定位置及び姿勢で取付固定される。また、この状態では、鍔部47と取付パネル16との間に、介在シール部25が挟込まれた状態となり、これにより、鍔部47と取付パネル16との間、即ち、インナー部材40と取付パネル16との間の止水がなされる。
<インナー部材の分割構成について>
上記インナー部材40は、その周方向において複数の分割インナー部50、60に分割されている。ここでは、インナー部材40は、2つに分割されているが、3つ以上に分割されていてもよい。
各分割インナー部50、60の周方向における2箇所の合体箇所のうちの一つには、ヒンジ部70が設けられ、他の一つにはロック部80が設けられている。
上記ヒンジ部70は、分割インナー部50、60同士を合体可能、かつ、前記インナー部材40の軸方向に沿った軸周りに回転可能に連結可能に構成されている。従って、各分割インナー部50、60は、ヒンジ部70を介して連結される前の状態では、それぞれ別部品として存在している。従って、各分割インナー部50、60をそれぞれ別部品として金型成型することができる。
また、ロック部80は、分割インナー部50、60の突き合せ部分を合体状態に維持可能に構成されている。すなわち、分割インナー部50、60の周方向一方側の端部同士は、上記ヒンジ部70によって合体されている。このヒンジ部70を中心として、分割インナー部50、60を開いた状態では、分割インナー部50、60の周方向他方側の端部間には、ワイヤーハーネス10を挿通可能な隙間が設けられる。従って、この状態で、ワイヤーハーネス10をグロメット20内に容易に挿入配置することができる。また、グロメット20内にワイヤーハーネス10を配設した後には、ヒンジ部70を中心として、分割インナー部50、60を閉じて、分割インナー部50、60の周方向他方側の端部同士を突合わせ、この突き合せ状態を維持する必要がある。ロック部80は、当該突き合せ状態を維持する部分である。
より具体的に説明すると、一方側の分割インナー部50は、小筒部43をその周方向に分割した分割小筒部52と、大筒部44をその周方向に分割した分割大筒部54と、鍔部47をその周方向に分割した分割鍔部56とを備える。
また、他方側の分割インナー部60は、小筒部43をその周方向に分割した分割小筒部62と、大筒部44をその周方向に分割した分割大筒部64と、鍔部47をその周方向に分割した分割鍔部66とを備える。
分割小筒部52、62は、上記小筒部43を均等に2分割した半筒形状に形成されている。本実施形態では、ヒンジ部70は、分割小筒部52、62同士を連結するように構成されている。
より具体的には、ヒンジ部70は、一方の分割小筒部52の周方向一方側の端部に設けられた軸受部72と、他方の分割小筒部62の周方向一方側端部に設けられた軸部74とを備える(図7〜図12、変形例に係る図13、図14も参照)。
軸部74は、筒部42の軸方向に沿って延びる丸棒状の軸本体部75aと、分割小筒部62の周方向一方側端部から離れた位置で軸本体部75aを支持する支持片75bとを備える。軸本体部75aの長さ寸法は、分割小筒部62の軸方向長さ寸法と同程度に設定されている。また、支持片75bは、分割小筒部62の周方向一方側端部よりその周方向に沿って延出する板状片に形成されている。筒部42の軸方向において、軸本体部75aの長さ寸法は、支持片75bの長さ寸法よりも大きい。そして、筒部42の軸方向において、軸本体部75aの両端部が支持片75bより突出している。
軸受部72は、分割小筒部52の周方向一方側の端部に設けられた肉厚状の軸受本体部73を含む。軸受本体部73には、軸本体部75aを収容可能な軸収容凹部73aが形成されている。軸収容凹部73aは、小筒部43の開口側(鍔部47の反対側)に開口している。また、軸受本体部73の一側部には、上記支持片75bをスライド挿入可能なスリット73bが形成されている。スリット73bの幅寸法は、支持片75bの厚み寸法と同程度に形成されている。そして、小筒部43の開口側より、軸本体部75aを軸収容凹部73a内に挿入すると共に、支持片75bをスリット73b内にスライド挿入すると、軸部74は、軸収容凹部73aからスリット73b側へは抜けないようになっている。
また、スリット73bは、軸受本体部73に対して、分割小筒部52の周方向一方側延長上から斜め外方を向く位置に形成されている。そして、軸本体部75aと軸収容凹部73aとを同軸上に配設し、2つの分割インナー部50、60が所定の角度(例えば、ヒンジ部70の軸を中心とする分割インナー部50の突き合せ端部の開口角度)をなすように、2つの分割インナー部50、60を開いた状態(図11及び図12参照)でのみ、軸本体部75aを軸受本体部73に挿入できるようになっている。
また、軸受本体部73のうち上記スリット73bよりも分割小筒部52の内周側部分には、支持片75bを配設可能な凹部73cが形成されている。小筒部43の軸方向において、凹部73cは、支持片75bの寸法と軸本体部75aの寸法との間の寸法(ここでは、支持片75bの寸法より僅かに大きい程度)に設定されている。また、軸収容凹部73aの軸周りにおけるスリット73bからの凹部73cの凹み寸法は、2つの分割小筒部52、62を一つの筒形状に連続させるように、分割小筒部52、62を閉じた状態で、支持片75bの移動を妨げない程度に設定されている。
そして、上記軸部74を軸受部72に挿入すると、支持片75bがスリット73bから凹部73c内を動ける範囲で、軸部74が軸受部72に回転可能に挿入支持される。また、2つの分割小筒部52、62が上記所定の角度をなす状態では、支持片75bをスリット73b内にスライド挿入させつつ、軸本体部75aをその軸方向に沿って軸収容凹部73aに挿入することができる。そして、軸本体部75aを軸収容凹部73a内に挿入した状態で、軸受部72と軸部74とを回転させて、2つの分割インナー部50、60が前記所定の角度をなす状態から外れる状態にすると、支持片75bが凹部73c内に収容される。支持片75bが凹部73c内に収容されると、軸部74の軸方向においては、支持片75bが凹部73cの周縁部に当接して当該方向への移動を抑制される。これにより、軸受部72からの軸部74の抜けが抑制される。
分割大筒部54、64は、上記大筒部44を2分割した部分筒形状に形成されている。ここでは、インナー部材40は、分割小筒部52、62同士がヒンジ部70を介して回転可能に連結された構成であり、分割大筒部54、64は、分割小筒部52、62の外周側にある。このため、大筒部を単純に2等分した構成では、分割された大筒部同士が干渉し合い、分割インナー部50、60を大きく開くことが困難となる。
そこで、ここでは、分割大筒部54、64の周方向の長さ寸法を異ならせて、分割インナー部50、60において、分割大筒部54、64を非対称構成としている。そして、ヒンジ部70を中心とする一方の分割大筒部54の移動軌跡を避けるように、他方の分割小筒部62が設けられている。
より具体的には、分割大筒部54、64のうちヒンジ部70の反対側の周方向端部は、インナー部材40の中心軸を挟んでヒンジ部70の丁度反対側の位置にある(図5参照)。また、分割大筒部54のうちヒンジ部70側の端部は、インナー部材40の周方向においてヒンジ部70を越えて延出している(図5、図8及び図10参照)。また、分割大筒部64のうちヒンジ部70側の端部は、インナー部材40の周方向においてヒンジ部70の手前に退避している(図5、図8及び図10参照)。そして、分割インナー部50、60を、ヒンジ部70の軸周りに回転させると、分割大筒部54のうちヒンジ部70側の端部は、分割大筒部64のうちヒンジ部70側の端部を退避させた部分を通る(図5の矢符P参照)。換言すれば、ヒンジ部70を中心とする一方の分割大筒部54のヒンジ部70側の端の移動軌跡を避けるように、他方の分割大筒部64のヒンジ部70側の端部がヒンジ部70側から離れる方向に退避している。これにより、分割小筒部52、62同士を、ヒンジ部70を介して回転可能に連結した構成においても、分割大筒部54、64同士の干渉を避けて、分割インナー部50、60を大きく開くことができる。
また、ここでは、一方の分割大筒部54のうちヒンジ部70側の端部に、接触片54pが設けられている。接触片54pは、一方の分割大筒部54のうちヒンジ部70側の端部からその内側に傾斜する板形状に形成されている。この接触片54pは、一つの連続する大筒部44を形成するように、分割大筒部54、64が開かれた状態で、接触片54pが一方の分割大筒部54のうちヒンジ部70側の端部の内周部に当接し、これにより、大筒部44がより安定した筒形状に保てるように補強する役割を果す。
ロック部80は、一方の分割大筒部54の周方向他方側(ヒンジ部70とは反対側)の端部に設けられたロック受部82と、他方の分割大筒部64の周方向他方側(ヒンジ部70とは反対側)の端部に設けられたロック片84とを備える(図8及び図10参照)。
ロック片84は、分割大筒部64の周方向他方側端部の内周部から延出する部材であり、その先端部にロック突部84aが形成されている。ロック受部82は、分割大筒部64の周方向他方側端部の内周部に突設された部材であり、前記ロック突部84aを係止可能に構成されている。
そして、分割大筒部54、64が連続する大筒部44を形成するように、分割大筒部54、64を閉じると、分割大筒部54、64の他方側端部同士が突合わされ、ロック片84がロック受部82に係止される。これにより、分割大筒部54、64が大筒部44を形成する状態、即ち、分割インナー部50、60が筒状のインナー部材40を形成する状態が維持される。もっとも、分割インナー部50、60が筒状のインナー部材40の形状を保つための構成は上記例に限られない。インナー部材40の外周に粘着テープ等の他の部材が巻付けられてその筒形状が保たれてもよい。また、インナー部材40が貫通孔17に挿入されることで、その筒形状が保たれてもよい。
分割鍔部56、66は、上記鍔部47を2分割した部分円板形状に形成されている。
ここでは、分割鍔部56、66のうちヒンジ部70の反対側の周方向端部は、インナー部材40の中心軸を挟んでヒンジ部70の丁度反対側の位置にある(図8参照)。また、分割鍔部56、66のうちヒンジ部70側の周方向端部は、ヒンジ部70の外周側位置にある。ここで、インナー部材40は、分割小筒部52、62同士がヒンジ部70を介して回転可能に連結された構成であり、分割鍔部56、66は、分割小筒部52、62の外周側にある。このため、鍔部を単純に2等分した構成では、分割された鍔部分同士が干渉し合い、分割インナー部を大きく開くことが困難となる。
そこで、分割鍔部56、66のうちヒンジ部70側の周方向端部を、相互に重ね合せ可能な構成としている。すなわち、分割鍔部56のうちヒンジ部70側の端部の主面に凹部56aが形成されている。また、分割鍔部66のうちヒンジ部70側の端部の主面に前記凹部56aと対向し合う凹部66aが形成されている。そして、分割インナー部50、60を、ヒンジ部70の軸周りに回転させると、分割鍔部56、66のうちヒンジ部70側の周方向端部の凹部56a、66a形成部分が相互に嵌まり合うように重なり合い、分割インナー部50、60をスムーズに開閉できるようになっている。
なお、ここでは、分割鍔部66のうちヒンジ部70側の端部に延出鍔部66pが延設されており、分割インナー部50、60を閉じた状態で、当該延出鍔部66pが他方の分割鍔部56のうちのヒンジ部70側の端部(ここでは、凹部56aが形成された部分)に重ね合されている。これにより、分割インナー部50、60が閉じられた状態又は閉じられた状態に近い状態からも、分割鍔部56、66の相互干渉を抑制して、分割インナー部50、60を円滑に開けるようになっている。
以上のように構成されたグロメット20によると、インナー部材40は、分割インナー部50、60がヒンジ部70を介して合体連結された構成とされており、各分割インナー部50、60については、それぞれ別々の部材として金型成型等することができる。このため、各分割インナー部50、60を金型成型等する際の制約条件を可及的に緩やかにすることができる。これにより、金型設計の簡易化、金型構造の簡易化、また、分割インナー部50、60に対して、金型成立性を充足するためだけの凹形状等を作る必要がなくなることから、グロメット20の強度向上等を図ることも可能となる。
また、上記実施形態では、シール部材22の小筒装着部23が装着された小筒部43にヒンジ部70を設けているため、分割インナー部50、60の開閉に伴うシール部材22の変形量を少なくすることができる。
また、大筒部44は、隣合う分割大筒部54、64を含むところ、ヒンジ部70を中心とする一方の分割大筒部54の移動軌跡を避けた位置に、他方の分割大筒部64が設けられているため、2つの分割大筒部54、64の相互干渉を避けて、分割インナー部50、60をなるべく大きく開くことができる。
また、ヒンジ部70は、隣合う分割インナー部50、60の一方側に形成された軸受部72と、隣合う分割インナー部50、60の他方側に設けられた軸部74とを含むため、両分割インナー部50、60を開閉する際の回転中心が一定化して、相互の捻り等が抑制される。その結果、分割インナー部50、60の開閉動作が安定し、分割インナー部50、60に対するワイヤーハーネス10の配設動作、分割インナー部50、60を閉じ合わせる動作を円滑に行える。
また、分割インナー部50、60が所定の角度(例えば、図13の角度β参照)をなす状態では、軸受部72に対して軸部74をその軸方向に沿って挿入することができ、かつ、分割インナー部50、60が前記所定の角度から外れると、軸受部72に対する軸部74のその軸方向に沿った移動が抑制され、軸受部72からの軸部の分離離脱が抑制される。
図13及び図14は、変形例に係るグロメットのインナー部材140を示す図である。図13は、分割インナー部50に対応する分割インナー部150と、分割インナー部60に対応する分割インナー部160とがヒンジ部70を介して連結された状態を示す図であり、図14は図13の部分拡大図である。
本変形例が上記実施形態と異なる点は、次に説明するストッパ190が設けられている点である。
すなわち、隣合う分割鍔部56、66のうちの一方(ここでは、分割鍔部56)にストッパ190が設けられている。ストッパ190は、隣合う分割インナー部50、60が前記所定の角度よりも小さい角度(例えば、図13の角度α参照)をなす状態で、他方の分割鍔部66に当接することにより、当該分割インナー部50、60が所定の角度に向けて開くように回転することを抑制するように構成されている。
ここでは、ストッパ190は、分割鍔部56のうち凹部56aを形成した面に形成されている。ストッパ190は、分割鍔部56の径方向に沿って細長い凸形状に形成されている。そして、分割インナー部50、60が前記所定の角度よりも小さく角度をなしている状態で、ストッパ190が他方の分割鍔部66のうちのヒンジ部70側の端部に当接する。これにより、分割インナー部50、60がそれ以上に大きく開くことが抑制されている。
この変形例によると、分割インナー部50、60を、ヒンジ部70を介して連結する際、即ち、軸部74を軸受部72に挿入する際には、他方の分割鍔部66のうちのヒンジ部70側の端部(ここでは、延出鍔部66pの端部)を、ストッパ190上に被せた状態とする。そして、分割鍔部56、66のうちのヒンジ部70側の端部を弾性変形させつつ、軸部74を軸受部72の奥に挿入して、軸受部72に対して軸部74を回転させる。そして、ストッパ190を他方の分割鍔部66のうちのヒンジ部70側の端部に当接させた状態とする。この状態で、分割インナー部50、60に対するワイヤーハーネス10の配設作業等を行う。この際、ストッパ190により、分割インナー部50、60が前記所定の角度をなすまで開くことが抑制されている。このため、分割インナー部50、60の意図しない分離がより確実に抑制される。
なお、分離時には、分割鍔部56、66等を弾性変形させることで、他方の分割鍔部66のうちのヒンジ部70側の端部を、ストッパ190上に被せて、ストッパ190と分割鍔部66のうちのヒンジ部70側の端部との当接を解除する。これにより、分割インナー部50、60を所定の角度まで広げて、上記とは逆に、分離作業を行うことができる。この際の作業は、分割鍔部56、66の重ね合せ部分間に挿入可能な工具等によって行うとよい。
なお、上記実施形態及び変形例では、インナー部材40が2つの分割インナー部50、60に分割された例で説明したが、3つ以上に分割されていてもよい。この場合、3つ以上の分割インナー部の合体箇所ののうちの少なくとも1つが、合体可能なヒンジ構造にて連結されればよく、他の合体箇所については、隣合う分割インナー部間で一体形成されたヒンジ部構造が適用されてもよい。この場合でも、合体可能なヒンジ構造にて連結された分割インナー部間では、金型成型上の形状制約をなるべく少なくすることができる。
なお、上記実施形態及び変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 ワイヤーハーネス
16 取付パネル
17 貫通孔
20 グロメット
22 シール部材
25 介在シール部
40 インナー部材
42 筒部
43 小筒部
44 大筒部
45 係止部
47 鍔部
50、60 分割インナー部
52、62 分割小筒部
54、64 分割大筒部
56、66 分割鍔部
70 ヒンジ部
72 軸受部
73a 軸収容凹部
73b スリット
73c 凹部
74 軸部
75a 軸本体部
75b 支持片
140 インナー部材
150、160 分割インナー部
190 ストッパ

Claims (6)

  1. ワイヤーハーネスに外装された状態で取付パネルに形成された貫通孔に装着されるグロメットであって、
    前記ワイヤーハーネスを挿入可能で、かつ、前記貫通孔に挿入可能な筒状に形成されたインナー部材と、
    弾性材料により形成され、前記インナー部材と組み合わされて前記インナー部材と前記取付パネルとの間を塞ぐシール部材と、
    を備え、
    前記インナー部材は、その周方向において複数の分割インナー部に分割され、
    前記複数の分割インナー部の複数の合体箇所のうちの少なくとも1つは、隣合う前記分割インナー部同士を、合体可能、かつ、前記インナー部材の軸方向に沿った軸周りに回転可能に連結するヒンジ部である、グロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記インナー部材は、筒部と前記筒部の外周に突出する鍔部とを含み、
    前記シール部材は、前記インナー部材に組合わされた状態で前記鍔部の一方主面に配設される介在シール部を含み、
    前記筒部に、前記鍔部と前記取付パネルとの間に前記介在シール部を挟込んだ状態で、前記貫通孔の周縁部に係止可能な係止部が形成されている、グロメット。
  3. 請求項2記載のグロメットであって、
    前記筒部は、小筒部と、前記小筒部よりも大径な大筒部とを含み、
    前記シール部材は、前記小筒部に装着される小筒装着部を含み、
    前記ヒンジ部は、前記小筒部をその周方向に分割した部分同士を連結する、グロメット。
  4. 請求項3記載のグロメットであって、
    前記大筒部は、隣合う分割大筒部を含み、
    前記ヒンジ部を中心とする一方の前記分割大筒部の移動軌跡を避けた位置に、他方の前記分割大筒部が設けられている、グロメット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のグロメットであって、
    前記ヒンジ部は、隣合う前記分割インナー部の一方に形成された軸受部と、隣合う前記分割インナー部の他方に形成され、前記軸受部に回転可能に挿入支持される軸部とを含み、
    前記軸部と前記軸受部とは、隣合う前記分割インナー部が所定の角度をなす状態で、前記軸受部に対して前記軸部をその軸方向に沿って挿入可能で、かつ、隣合う前記分割インナー部が前記所定の角度から外れた状態で、前記軸受部に対する前記軸部のその軸方向に沿った移動を抑制するように構成されている、グロメット。
  6. 請求項5記載のグロメットであって、
    前記複数の分割インナー部のそれぞれは、前記インナー部材の外周側に突出する鍔部をその周方向に分割した分割鍔部を含み、
    隣合う前記分割鍔部のうちの少なくとも一方に、他方の前記分割鍔部に当接して、隣合う前記分割インナー部が前記所定の角度から外れた状態から前記所定の角度に向けて回転することを抑制するストッパが設けられている、グロメット。
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