JP2018185977A - 燃料電池 - Google Patents

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良輔 堀
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泰 松廣
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文成 雫
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卓也 栗原
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Toshiaki Kusakari
俊明 草刈
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Abstract

【課題】樹脂フレームに変形があった際、電解質膜の変形を抑制する技術の提供。【解決手段】燃料電池は、電解質膜121と、電解質膜の両面に設置された一対の電極触媒層122,123と、を備える膜電極接合体120と、膜電極接合体120の第1面の側に配置された第1ガス拡散層130と、膜電極接合体の第1面とは反対の第2面の側に配置された第2ガス拡散層140と、膜電極接合体120の第1面の側における第1ガス拡散層130の外周端130aの外側に配置された樹脂フレーム80と、を備える。樹脂フレーム80が、樹脂フレーム80の外周端121aよりも内周端80aに近い箇所に形成された貫通穴90または薄肉部を設ける技術。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池に関する。
一般に、燃料電池は、複数の燃料電池セルを積層したスタック構造を有している。各燃料電池セルは、膜電極接合体の両面にガス拡散層を配置した膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体を挟む2枚のセパレータとを有する。この燃料電池セルでは、2枚のセパレータの間における膜電極ガス拡散層接合体の外周部は、樹脂フレームによってシールされる構造を備える。具体的に、特許文献1には、膜電極接合体の一方の面に配置されたガス拡散層および電極触媒層の各外周端よりも、電解質膜が外側に延びる構成として、この延びた部分に樹脂フレームを接着層によって接着した構成が開示されている。
特開2016−152109号公報
前記先行技術では、燃料電池セルの組み付けの締結力によって樹脂フレームに内側方向の膨らみがあると、接着層に樹脂フレームの膨らみによる応力が伝わり、接着層が変形する。接着層が変形すると、応力が膜電極ガス拡散層接合体の電解質膜に伝わり、電解質膜が変形する虞があった。このため、燃料電池において、樹脂フレームに変形があった際に、電解質膜の変形を抑制することのできる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態は、燃料電池である。この燃料電池は、電解質膜と、前記電解質膜の両面に設置された一対の電極触媒層と、を備える膜電極接合体と、前記膜電極接合体の第1面の側に配置された第1ガス拡散層と、前記膜電極接合体の前記第1面とは反対の第2面の側に配置された第2ガス拡散層と、前記膜電極接合体の前記第1面の側における前記第1ガス拡散層の外周端の外側に配置された樹脂フレームと、を備える。前記樹脂フレームは、前記樹脂フレームの外周端よりも内周端に近い箇所に形成された貫通穴または薄肉部を有する。この形態の燃料電池によれば、燃料電池の組み付けの締結力が樹脂フレームに掛かった場合に、貫通穴または薄肉部によって樹脂フレームの変形が緩和される。このため、電解質膜に対する樹脂フレームの変形による影響が小さいものとなることから、電解質膜が変形することを抑制できる。
(2)上記形態の燃料電池において、前記樹脂フレームは、前記第1ガス拡散層の外周端から隙間を開けて配置され、前記膜電極接合体は、前記第1ガス拡散層の外周端よりも外側に延びる少なくとも前記電解質膜を含む外側延長部を有し、前記燃料電池は、更に、前記隙間を含む前記樹脂フレームと前記膜電極接合体の前記外側延長部との間に配置され、前記外側延長部を補強する補強用樹脂部材を備えていてもよい。この形態の燃料電池によれば、補強用樹脂部材によって、電解質膜の強度を高めることができる。この場合に、樹脂フレームが変形すると、変形による応力が補強用樹脂部材を介して電解質膜に伝わることになるが、この形態の燃料電池によれば、前述したように、貫通穴または薄肉部によって樹脂フレームの変形が緩和されることから、電解質膜に対する樹脂フレームの変形による影響が小さいものとなり、電解質膜が変形することを抑制できる。
(3)上記形態の燃料電池において、更に、前記膜電極接合体は、前記電解質膜の外周端が、前記一対の電極触媒層のうちの前記第1面の側に位置する第1電極触媒層の外周端よりも外側に位置する段付き構造を有し、前記外側延長部は、前記膜電極接合体における前記第1電極触媒層の外周端よりも外側の領域であってもよい。この形態の燃料電池によれば、外側延長部は、第1電極触媒層と第1ガス拡散層の双方によって被覆されない構成となる。電極触媒層やガス拡散層によって電解質膜が強固に保持されていない場合、発電に伴う生成水によって電解質膜が膨潤、収縮することによって、電解質膜が変位する。この場合に、電極触媒層にクラック等があると、電解質膜に応力集中が発生し、電解質膜が裂ける虞がある。これに対して、この形態の燃料電池によれば、外側延長部は、第1電極触媒層が存在しない構成とすることができることから、電極触媒層にクラックがあることに起因する電解質膜の裂けを抑制することができる。
第1実施形態における燃料電池セルの平面図である。 燃料電池セルの分解図である。 図1における3−3断面図である。 樹脂フレームにおける貫通穴周辺を積層方向Yから見た平面図である。 図3における5−5線矢視断面図である。 本発明の第2実施形態における燃料電池セルの断面図である。 締結力が掛かった場合の力の働きの様子を示す説明図である。 比較例1の燃料電池セルにおける問題点を示す説明図である。 第2実施形態の燃料電池セルの他の作用効果を示す説明図である。 第3実施形態における燃料電池セルの断面図である。 第4実施形態における燃料電池セルの断面図である。 第5実施形態における燃料電池セルの断面図である。 参考例1を示す断面図である。 参考例2を示す断面図である。 参考例3を示す断面図である。 参考例4を示す平面図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態における燃料電池セル100の平面図である。図2は、燃料電池セル100の分解図である。燃料電池セル100を複数積層して直列に接続することによって、燃料電池としての燃料電池スタックが構成される。燃料電池セル100は、平面視で矩形状の外形を有しており、MEGAプレート200(図2)と、MEGAプレート200を両側から挟持する2つのセパレータ210,220(図2)とで構成されている。
MEGAプレート200は、膜電極ガス拡散層接合体(Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly、以下、「MEGA」と呼ぶ)110の外周(外周端の外側)の全体に亘って樹脂フレーム80が接合されたものである。平面視において、MEGA110は矩形状の外形を有し、樹脂フレーム80は中央に開口部分のある矩形枠状の形状を有する。樹脂フレーム80の開口部分にMEGA110が配設されている。
図1に示すように、燃料電池セル100には、燃料ガス(水素)と酸化剤ガス(空気)と冷却剤のためのマニホールド孔11〜13,16〜18が短辺に沿ってそれぞれ形成されている。なお、燃料電池セル100とMEGA110と樹脂フレーム80の平面形状は、矩形状に限らず、他の形状(例えば円状や長円状等)としてもよいが、直線状の辺を有する形状とすることが好ましい。
図3は、図1における3−3断面図である。この断面は、MEGA110の外形の辺の任意の位置において、その辺の方向に垂直な切断面で燃料電池セル100を切断した断面に相当する。MEGA110は、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)120と、膜電極接合体120の両面に積層された第1ガス拡散層130及び第2ガス拡散層140を有する。第1ガス拡散層130及び第2ガス拡散層140として、複数の炭素繊維(カーボンファイバ)がバインダによって結着された構造を有するカーボン多孔質体を用いることができる。具体的には、カーボンペーパーを用いるものとした。第1ガス拡散層130及び第2ガス拡散層140として、カーボンクロス等、導電性およびガス透過性を有する他の部材を用いるものとしてもよい。
膜電極接合体120は、電解質膜121と、電解質膜121の両面に接合された第1電極触媒層122及び第2電極触媒層123を有する。電解質膜121として、フッ素系樹脂などの固体高分子材料で形成された膜、例えばナフィオン(登録商標)を用いることができる。第1電極触媒層122及び第2電極触媒層123としては、カーボン粒子に白金などの触媒を担持させた触媒層を用いることができる。
図3中には、互いに直交するX、Y、Z方向を示した。Y方向は、第1ガス拡散層130、膜電極接合体120、および第2ガス拡散層140の積層方向と一致する。Y方向のうちの第1ガス拡散層130側を+Y方向側と呼び、Y方向のうちの第2ガス拡散層140を−Y方向側と呼ぶ。Y方向を積層方向Yと呼ぶ。X−Z平面は、膜電極接合体120の表面に沿った平面方向である。他の図面にも必要に応じてこのX、Y、Z方向を示した。
MEGA110において、第1ガス拡散層130の平面方向(X−Z平面)のサイズは、第2ガス拡散層140の平面方向(X−Z平面)のサイズよりも小さい。その上、積層方向Yから見た平面視において、第1ガス拡散層130の外周端130aは、第2ガス拡散層140の外周端140aよりも内側(図3における右側、すなわち−X方向側)に位置する。
膜電極接合体120において、第1電極触媒層122の平面方向(X−Z平面)のサイズは、電解質膜121の平面方向(X−Z平面)のサイズよりも小さい。第2電極触媒層123の平面方向(X−Z平面)のサイズは、電解質膜121の平面方向(X−Z平面)のサイズと一致している。このため、積層方向Yから見た平面視において、電解質膜121の外周端121aと、第2電極触媒層123の外周端123aとが、第1電極触媒層122の外周端122aよりも外側(図3における+X方向側)に突出した構成となっている。積層方向Yから見た平面視において、電解質膜121の外周端121aと、第2電極触媒層123の外周端123aとは、一致する。
さらに、積層方向Yから見た平面視において、第1ガス拡散層130の外周端130aと、第1電極触媒層122の外周端122aとが、一致している。積層方向Yから見た平面視において、第2ガス拡散層140の外周端140aと、第2電極触媒層123の外周端123aとが、一致している。このため、MEGA110は、第1ガス拡散層130の外周端130aおよび第1電極触媒層122の外周端122aよりも外側に、電解質膜121、第2電極触媒層123、および第2ガス拡散層140が延びた構成となっている。この外側に延びた部分を、以下、「膜電極接合体120の外側延長部」と呼ぶ。典型的な例では、第1電極触媒層122はカソードであり、第2電極触媒層123はアノードである。
膜電極接合体120の+Y向きの側における第1ガス拡散層130の外周端130aの外側回りに、樹脂フレーム80が配置されている。具体的には、樹脂フレーム80は、第1ガス拡散層130の外周端130aから隙間Sを開けて配置されている。
樹脂フレーム80は、コア層81と、コア層81の両面に形成された接着剤層82,83とを有する3層フィルムである。コア層81の材質としては、電気絶縁性で、かつ、ガスバリア性(ガス不透過性)に優れた樹脂が使用される。具体的には、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)や、PET(ポリエチレンテレフタレート)、SPS(シンジオタクチックポリスチレン)をコア層81として使用可能である。接着剤層82,83を構成する接着剤としては、接着性を付与した熱可塑性樹脂、例えば、シランカップリング剤が配合されたポリプロピレンやポリエチレン、ポリオレフィンに官能基を導入した変性ポリオレフィンを用いることができる。
2つのセパレータ210,220は、それぞれ凹凸を有するプレス成形板で構成されている。本明細書において、セパレータ210,220の凹凸のうち、樹脂フレーム80やMEGA110(すなわち図1のMEGAプレート200)に接触する部分を凸部と呼び、これらから離れる部分を凹部と呼ぶ。また、凸部から凹部に繋がる傾斜部分は、凹部に属するものとする。外周側から順に、第1凸部211,221、第1凹部212,222、第2凸部213,223と呼ぶ。一方のセパレータ210の第1凸部211と他方のセパレータ220の第1凸部221は、互いに対向するように形成されている。第1凹部212,222と第2凸部213,223も同様である。
本実施形態では、セパレータ210,220としては、金属プレートを用いるものとした。セパレータ210,220として、ガス不透過で導電性を有する他の部材を用いるものとしてもよい。2つのセパレータ210,220は、プレス成形以外の方法で作成されたものでもよい。
樹脂フレーム80は、セパレータ210の第1凸部211とセパレータ210の第1凸部211との間に挟持され、接着剤層82,83によって、セパレータ210の第1凸部211およびセパレータ220の第1凸部221に接着されている。膜電極接合体120の外側延長部は、セパレータ210,220の第1凹部212,222で形成される空間内に収納されている。この外側延長部における電解質膜121の外周端121aから予め定められた範囲に、樹脂フレーム80が、接着剤層83によって接着されている。
積層方向Yから見た平面視において、第1ガス拡散層130よりも内側(図3では右側)の領域が発電部となる。すなわち、積層方向Yにおいて、第1ガス拡散層130、第1電極触媒層122、電解質膜121、第2電極触媒層123、および第2ガス拡散層140が揃う箇所が発電部となる。発電部よりも外側(図3では左側)の領域が非発電部となる。
樹脂フレーム80は、前述したように中央に開口部分のある矩形枠状の形状を有するが、樹脂フレーム80の外周端(図示せず)よりも内周端80aに近い箇所には、貫通穴90が形成されている。
図4は、樹脂フレーム80における貫通穴90周辺を積層方向Yから見た平面図である。図5は、図3における5−5線矢視断面図である。図4は、図5における4−4線矢視断面図に相当する。両図に示すように、樹脂フレーム80の内周端80aに沿う方向、すなわち図4および図5ではZ方向に、複数の貫通穴90が並んでいる。即ち、複数の貫通穴90は、樹脂フレーム80の内周端80aに沿うように、内周端80aの全周に亘って並ぶ。各貫通穴90は、丸孔であり、樹脂フレーム80の厚さ方向、すなわち積層方向Yに貫通している。
以上の構成された本実施形態の燃料電池セル100によれば、樹脂フレーム80における外周端よりも内周端80aに近い箇所に、複数の貫通穴90が形成されていることから、燃料電池セル100の組み付けの締結力が樹脂フレーム80に掛かった場合に、貫通穴90によって樹脂フレーム80の変形が緩和される。貫通穴90がない場合には、樹脂フレーム80の内周端80aの側では、内側に膨らむにように変形するが、貫通穴90を有することによって、この変形が緩和される。したがって、本実施形態の燃料電池セル100によれば、燃料電池セル100の組み付けの締結力が樹脂フレーム80に掛かった場合に、も、樹脂フレーム80の変形が小さいことから、応力が接着層83介して電解質膜121に伝わり電解質膜が変形することを抑制できる。
B.第2実施形態:
図6は、本発明の第2実施形態における燃料電池セル600の断面図である。第2実施形態の燃料電池セル600は、第1実施形態の燃料電池セル100(図3)と比較して、膜電極接合体20の外側延長部は電解質膜21だけが延びている点と、外側延長部の両面は、第1補強用樹脂部材61と第2補強用樹脂部材62とによって覆われている点と、が主に相違する。残余の点、すなわち、樹脂フレーム80、セパレータ210、およびセパレータ220の構成は同一である。図6において、第1実施形態と同一のパーツには第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態におけるMEGA10は、第1実施形態におけるMEGA10(図3)と比較して、積層方向Yから見た平面視において、第2電極触媒層23の外周端23aと、第2ガス拡散層40の外周端40aとが、電解質膜21の外周端21aより内側にあり、かつ、第1電極触媒層22の外周端22aおよび第2ガス拡散層40の外周端40aと一致している点が相違する。この結果、膜電極接合体20の外側延長部は、電解質膜21だけが延びた構成を有する。
膜電極接合体20の外側延長部における+Y方向側の部分は第1補強用樹脂部材61によって覆われ、膜電極接合体20の外側延長部における−Y方向側の部分は第2補強用樹脂部材62によって覆われている。第1補強用樹脂部材61および第2補強用樹脂部材62は、電解質膜21を覆って電解質膜21を補強する。第1補強用樹脂部材61、第2補強用樹脂部材62としては、例えば、ポリオレフィンのような熱硬化性樹脂や、ポリイソブチレンのような紫外線硬化性樹脂を用いることができる。ポリオレフィンとしては、ポリプロピレンやポリエチレンを用いることができる。
第1補強用樹脂部材61は、樹脂フレーム80と膜電極接合体20の外側延長部における+Y方向側の部分との間と、樹脂フレーム80の内周端80aと第1ガス拡散層30の外周端30aとの間の隙間Sと、に配置される。
第1ガス拡散層30と第1電極触媒層22との間は、互いの全面で接合されている訳ではない。第1ガス拡散層30の第1電極触媒層22側の面における外周端30a付近には、段差部30bが全周に亘って形成されている。すなわち、第1ガス拡散層30の第1電極触媒層22側の面において、外周端30aから所定の幅の領域は、内側(図6では右側)の領域と比べて+Y方向側に凹んだ形状となっている。この段差部30bと第1電極触媒層22との間の隙間にも、第1補強用樹脂部材61が配置されている。第2ガス拡散層40の第2電極触媒層23側の面における外周端40a付近にも、同様に段差部40bが形成されている。この段差部40bと第2電極触媒層23との間の隙間には、第2補強用樹脂部材62が配置されている。
積層方向Yから見た平面視において、第1ガス拡散層30における段差部30bよりも内側(図6では右側)の領域が発電部となる。すなわち、積層方向Yにおいて、第1電極触媒層22、電解質膜21、第2電極触媒層23が揃い、かつ、第1電極触媒層22に対して第1ガス拡散層30が接し、第2電極触媒層23に対して第2ガス拡散層40が接している箇所が発電部となる。発電部よりも外側(図6では左側)の領域が非発電部となる。
以上の構成された第2実施形態の燃料電池セル600によれば、電解質膜21は、第1電極触媒層22の外周端22a、第1ガス拡散層30の外周端30a、第2電極触媒層23の外周端23a、および第2ガス拡散層40の外周端40aより外側に延びており、この外側に延びた外側延長部の両面が、第1補強用樹脂部材61および第2補強用樹脂部材62によって覆われている。このため、電解質膜21を第1電極触媒層22および第2電極触媒層23によって補強することができる。また、セパレータ210の第1凹部212で形成される空間と、セパレータ220の第1凹部222で形成される空間とが、外側延長部としての電解質膜21によって区分けされていることから、セパレータ210の第1凹部212に流れる水素ガスがセパレータ220の第1凹部222にクロスリークすることを、電解質膜21によって抑制することができる。
さらに、燃料電池セル600によれば、樹脂フレーム80における外周端22aよりも内周端80aに近い箇所に、複数の貫通穴90が形成されていることから、燃料電池セル600の組み付けの締結力が樹脂フレーム80に掛かった場合に、貫通穴90によって樹脂フレーム80の変形が緩和される。
図7は、締結力が掛かった場合の力の働きの様子を示す説明図である。燃料電池セル600の組み付けによって、樹脂フレーム80の両面には、垂直に締結力P1が作用する。締結力P1が作用することによって、樹脂フレーム80の内周端80aに近い側は、矢印Aに示す方向に膨らもうとするが、貫通穴90を有することから、膨らみによる変形が緩和される、このため、樹脂フレーム80の変形が第1補強用樹脂部材61を介して電解質膜21の露出部分に伝わる本実施形態の構成であっても、そもそも樹脂フレーム80の変形が小さいことから、電解質膜21が変形することを抑制できる。
図8は、比較例1の燃料電池セル900における問題点を示す説明図である。比較例1の燃料電池セル900は、第2実施形態の燃料電池セル600(図6)と比較して、樹脂フレーム980に貫通穴90を有しない点と、第1ガス拡散層930の外周端930aよりも外側に延びる外側延長部として第1電極触媒層922と電解質膜921と第2電極触媒層923と第2ガス拡散層940とが延びている点と、第2補強用樹脂部材62を有しない点と、が相違し、残余の点は同一である。図8において、第2実施形態と同一のパーツには第2実施形態と同じ符号を付した。なお、図8においては、アノード側のセパレータ220を省略している。比較例1の燃料電池セル900では、電解質膜921の端部付近において、電解質膜921の両面に第1電極触媒層922及び第2電極触媒層923が接合されており、第1電極触媒層922に第1補強用樹脂部材961が接合されている。
第1電極触媒層922に対する第1補強用樹脂部材961の接着力は低いため、第1電極触媒層922と第1補強用樹脂部材961との界面には隙間が生じやすい。燃料電池では、発電に伴い水が生成され、その生成水によって電解質膜が膨潤、収縮する。上述したように、第1電極触媒層922と第1補強用樹脂部材961との界面に隙間が生じると、上記膨潤、収縮によって電解質膜921が大きく動くことになる。電解質膜921が大きく動くと、電解質膜921に膜裂けが生じ易くなる。また、図8に示すように、第1電極触媒層922および第2電極触媒層923にクラック(ひび割れ)CRがある場合に、上述したように電解質膜が大きく動くと、クラックCRの部分に応力集中し、電解質膜21に膜裂けがより生じ易くなる。
これに対して、第2実施形態の燃料電池セル600によれば、図6に示すように、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層が設けられていないことから、第1補強用樹脂部材61は電解質膜21に接着され、その接着力は高いものとなる。接着力が高いと、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に隙間が生じ難くなり、電解質膜21の動きが小さくなる。このため、電解質膜921に膜裂けが生じることを防止することができる。
図9は、第2実施形態の燃料電池セル600の他の作用効果を示す説明図である。第2実施形態の燃料電池セル600によれば、第1ガス拡散層30の第1電極触媒層22側の面における外周端30a付近に、段差部30bが形成されており、この段差部30bと第1電極触媒層22との間の隙間にも、第1補強用樹脂部材61が配置されている。第2ガス拡散層40の第2電極触媒層23側の面における外周端40a付近にも、同様に段差部40bが形成されており、この段差部30bと第1電極触媒層22との間の隙間には、第2補強用樹脂部材62が配置されている。このため、図中の、楕円で示したエリアT1、すなわち、段差部30bと第1補強用樹脂部材61との界面において、第1ガス拡散層30に含まれるカーボンファイバCFの伸びが第1補強用樹脂部材61によって抑えられ、カーボンファイバCFが電解質膜21に刺さることを防止できる。
一般に、第1ガス拡散層30の外周端30a付近、および第2ガス拡散層40の外周端40a付近は、内側よりもカーボンファイバCFが毛羽だった構成となっている。これに対して、第2実施形態の燃料電池セル600によれば、第1ガス拡散層30の第1電極触媒層22側の面における外周端30a付近、および第2ガス拡散層40の第2電極触媒層23側の面における外周端40a付近では、第1補強用樹脂部材61および第2補強用樹脂部材62によって、カーボンファイバCFが電解質膜21に刺さることを防止できる。
C.第3実施形態:
図10は、本発明の第3実施形態における燃料電池セル1100の断面図である。第2実施形態の燃料電池セル600(図6)では、樹脂フレーム80に貫通穴90が形成されていた。これに対して、第3実施形態における燃料電池セル1100では、樹脂フレーム1080に、貫通穴90に換えて薄肉部1090が形成されている。樹脂フレーム1080の平面方向(図中のX方向)における薄肉部1090の形成位置は、第2実施形態における貫通穴90の形成位置と同一である。薄肉部1090では、接着剤層1082,1083が省かれ、コア層1081が他の部位よりも厚さの薄い構成となっている。薄肉部1090では、コア層1081は、+Y方向側の面、−Y方向側の面ともに凹んでいる。凹みの平面形状は円である。
第3実施形態における燃料電池セル1100において、薄肉部1090を除いた残余の構成は、第2実施形態の燃料電池セル600と同一である。図10において、第2実施形態と同一のパーツには第2実施形態と同じ符号を付した。なお、図10においては、アノード側のセパレータ220を省略している。
以上のように構成された第3実施形態の燃料電池セル1100によれば、組み付けの締結力が樹脂フレーム1080に掛かった場合に、薄肉部1090によって樹脂フレーム1080の変形が緩和される。このため、電解質膜21に対する樹脂フレーム1080の変形による影響が小さいものとなることから、電解質膜21が変形することを抑制できる。
D.第4実施形態:
図11は、本発明の第4実施形態における燃料電池セル2100の断面図である。第2実施形態の燃料電池セル600(図6)では、樹脂フレーム80に貫通穴90が形成されていた。これに対して、第4実施形態における燃料電池セル2100では、樹脂フレーム2080に、貫通穴90に換えて薄肉部2090が形成されている。樹脂フレーム2080の平面方向(図中のX方向)における薄肉部2090の形成位置は、第2実施形態における貫通穴90の形成位置と同一である。第3実施形態における薄肉部1090(図10)では、接着剤層1082,1083が省かれ、コア層1081が他の部位よりも厚さの薄い構成となっていた。これに対して、第4実施形態における薄肉部2090は、接着剤層2082,2083だけが省かれ、コア層2081は薄肉となっていない。接着剤層2082,2083の削りとられて部分、すなわち、薄肉部2090の平面形状は円である。
第4実施形態における燃料電池セル2100において、薄肉部2090を除いた残余の構成は、第2実施形態の燃料電池セル600と同一である。図11において、第2実施形態と同一のパーツには第2実施形態と同じ符号を付した。なお、図11においては、アノード側のセパレータ220を省略している。
以上のように構成された第4実施形態の燃料電池セル2010では、組み付けの際に高温となった場合に、熱可塑性樹脂である接着剤層2082,2083の流動性が高くなり、接着剤層2082,2083の変形が大きくなる。しかし、薄肉部2090では、接着剤層2082,2083が省かれていることから、薄肉部2090が熱可塑性樹脂の流れ代となり、接着剤層2082,2083が平面方向に膨らむことを緩和することができる。このため、電解質膜21に対する樹脂フレーム2080の変形による影響が小さいものとなることから、電解質膜21が変形することを抑制できる。
E.第5実施形態:
図12は、本発明の第5実施形態における燃料電池セル3100の断面図である。第5実施形態の燃料電池セル3100は、第2実施形態の燃料電池セル600(図6)と比較して、第1ガス拡散層3030の外周端3030aよりも外側に延びる外側延長部として第1電極触媒層3022と電解質膜3021と第2電極触媒層3023と第2ガス拡散層3040とが延びている点と、第2補強用樹脂部材62を有しない点と、段差部30b(図6)および段差部40bを有しない点とが相違し、残余の点は同一である。図12において、第2実施形態と同一のパーツには第2実施形態と同じ符号を付した。なお、図12においては、アノード側のセパレータ220を省略している。
第5実施形態の燃料電池セル3100では、電解質膜3021の端部付近においても、電解質膜3021の両面に第1電極触媒層3022及び第2電極触媒層3023が接合されている。カソード側に配置された第1ガス拡散層3030のサイズは、アノード側に配置された第2ガス拡散層3040のサイズよりも小さい。樹脂フレーム80は、第2実施形態と同一の構成である。この樹脂フレーム80と第1電極触媒層3022との間と、樹脂フレーム80の内周端80aと第1ガス拡散層3030の外周端3030aとの間の隙間Sと、に、第1補強用樹脂部材3061が配置されている。
以上の構成された第5実施形態の燃料電池セル3100によれば、第2実施形態の燃料電池セル600と同様に、燃料電池セル3100の組み付けの締結力が樹脂フレーム80に掛かった場合に、貫通穴90によって樹脂フレーム80の変形が緩和される。このため、樹脂フレーム80の変形が膜電極接合体3020に直接、伝わる本実施形態の構成であっても、そもそも樹脂フレーム80の変形が小さいことから、電解質膜3021が変形することを抑制できる。
なお、第5実施形態の変形例として、第2実施形態に対する第3実施形態の変形と同様に、貫通穴90を薄肉部1090(図10)に換えた構成としてもよい。また、第5実施形態の他の変形例として、第2実施形態に対する第4実施形態の変形と同様に、貫通穴90を薄肉部2090(図11)に換えた構成としてもよい。
F.参考例:
・参考例1:
図13は、参考例1を示す断面図である。参考例1の燃料電池セル4100は、第2実施形態の燃料電池セル600(図6)と比較して、樹脂フレーム4080に貫通穴90が形成されていない点が相違し、残余の点は同一である。樹脂フレーム4080は、第2実施形態の樹脂フレーム80と同一の材料によって形成されている。図13において、第2実施形態と同一のパーツには第2実施形態と同じ符号を付した。なお、図12においては、アノード側のセパレータ220を省略している。
参考例1の燃料電池セル4100では、第2実施形態の燃料電池セル600と同様に、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層が設けられていないことから、第1補強用樹脂部材61は電解質膜21に接着され、その接着力は高いものとなる。接着力が高いと、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に隙間が生じ難くなり、電解質膜21の動きが小さくなる。このため、電解質膜21に膜裂けが生じることを防止することができる。さらに、電極触媒層にクラック等があると、電解質膜に応力集中が発生し、電解質膜が裂ける虞があるが、この形態の燃料電池によれば、上記の隙間に連通する部分には第1電極触媒層が存在しない構成とすることができることから、電極触媒層にクラックがあることに起因する電解質膜21の裂けを抑制することができる。
・参考例2:
図14は、参考例2を示す断面図である。参考例2の燃料電池セル5100は、参考例1の燃料電池セル4100(図13)と比較して、電解質膜21より+Y方向側、すなわち、アノード側の構成は同一であり、電解質膜20より−Y方向側、すなわち、カソード側の構成は相違する。図14において、参考例2と同一のパーツには参考例2と同じ符号を付した。カソード側の構成は、第1実施形態の燃料電池セル100のカソード側の構成と同一である。
参考例2の燃料電池セル5100は、参考例1の燃料電池セル4100と同様に、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層が設けられていないことから、第1補強用樹脂部材61は電解質膜21に接着され、その接着力は高いものとなる。接着力が高いと、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に隙間が生じ難くなり、電解質膜21の動きが小さくなる。このため、電解質膜21に膜裂けが生じることを防止することができる。さらに、参考例1と同様に、電極触媒層にクラックがあることに起因する電解質膜21の裂けを抑制することができる。
・参考例3:
図15は、参考例3を示す断面図である。参考例3の燃料電池セル6100は、参考例2の燃料電池セル5100(図14)と比較して、電解質膜6021より+Y方向側、すなわちアノード側の構成と、電解質膜6021より−Y方向側、すなわちカソード側の構成と、が反転している。すなわち、MEGA6010は、第2ガス拡散層6040の外周端6040aおよび第2電極触媒層6023の外周端6023aよりも外側(図15においては左側)に、電解質膜6021、第1電極触媒層6022、および第1ガス拡散層6030が延びた構成(外側延長部)となっている。第1電極触媒層6022はカソードであり、第2電極触媒層6023はアノードである。
膜電極接合体6020の−Y向きの側における第2ガス拡散層6040の外周端6040aの外側回りに、樹脂フレーム6080が配置されている。樹脂フレーム6080と膜電極接合体6020の外側延長部における−Y方向側の部分との間と、樹脂フレーム6080の内周端6080aと第2ガス拡散層6040の外周端6040aとの間の隙間とに、補強用樹脂部材6062が配置されている。
参考例3の燃料電池セル6100は、補強用樹脂部材6062と電解質膜6021との間に電極触媒層が設けられていないことから、補強用樹脂部材6062は電解質膜6021に接着され、その接着力は高いものとなる。接着力が高いと、補強用樹脂部材6062と電解質膜6021との間に隙間が生じ難くなり、電解質膜6021の動きが小さくなる。このため、電解質膜6021に膜裂けが生じることを防止することができる。さらに、参考例2と同様に、電極触媒層にクラックがあることに起因する電解質膜6021の裂けを抑制することができる。
・参考例4:
図16は、参考例4を示す平面図である。参考例4は、参考例1(図13参照)に対する変形例である。図16は、カソード側のセパレータと第1補強用樹脂部材とを取り除いて積層方向Yから見た平面視を示す。参考例1は、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層が設けられていない構成としたが、この電極触媒層が設けられていない範囲は、樹脂フレーム4080の内周端4080aの全周に亘る範囲であった。これに対して、この変形例の燃料電池セルでは、図16に示すように、カソード入口Ainからカソード出口Aoutまでの上流側の半分(図中のハッチの部分)に、第1補強用樹脂部材と電解質膜との間に第1電極触媒層22を設ける。下流側の半分には、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層の間に第1電極触媒層が設けられない構成(図13参照)とした。カソード入口Ain側はカソード出口Aout側に比べて生成水が滞留しづらいことから、電解質膜21が膨潤することが少ない。これに対して、生成水が滞留し易いカソード出口Aout側については、参考例1と同様に、第1補強用樹脂部材61と電解質膜21との間に電極触媒層が設けられない構成とすることで、電解質膜21に膜裂けが生じることを防止することができる。
G.変形例:
前記第1ないし第5実施形態では、カソード側に本発明を適用する構成とした。これに対して、アノード側の構成とカソード側の構成とを判定して、アノード側に本発明を適用する構成としてもよい。さらに、カソード側とアノード側の双方に本発明を適用する構成とした。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、前述した各実施形態における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…MEGA
11…マニホールド孔
12…電解質膜
20…電解質膜
21…電解質膜
21a…外周端
22…第1電極触媒層
22a…外周端
23…第2電極触媒層
23a…外周端
30…第1ガス拡散層
30a…外周端
30b…段差部
40…第2ガス拡散層
40a…外周端
40b…段差部
61…第1補強用樹脂部材
62…第2補強用樹脂部材
80…樹脂フレーム
80a…内周端
81…コア層
82…接着剤層
83…接着剤層
90…貫通穴
100…燃料電池セル
110…MEGA
120…膜電極接合体
121…電解質膜
121a…外周端
122…第1電極触媒層
122a…外周端
123…第2電極触媒層
123a…外周端
130…第1ガス拡散層
130a…外周端
140…第2ガス拡散層
140a…外周端
200…MEGAプレート
210…セパレータ
211…第1凸部
212…第1凹部
213…第2凸部
220…セパレータ
221…第1凸部
222…第1凹部
223…第2凸部
600…燃料電池セル
900…燃料電池セル
921…電解質膜
922…第1電極触媒層
923…第2電極触媒層
930…第1ガス拡散層
930a…外周端
940…第2ガス拡散層
962…第1補強用樹脂部材
980…樹脂フレーム
1080…樹脂フレーム
1082…接着剤層
1090…薄肉部
1100…燃料電池セル
2010…燃料電池セル
2080…樹脂フレーム
2081…コア層
2082…接着剤層
2090…薄肉部
2100…燃料電池セル
3020…膜電極接合体
3021…電解質膜
3022…第1電極触媒層
3023…第2電極触媒層
3030…第1ガス拡散層
3030a…外周端
3040…第2ガス拡散層
3061…第1補強用樹脂部材
3100…燃料電池セル
4080…樹脂フレーム
4100…燃料電池セル
5100…燃料電池セル
6020…膜電極接合体
6021…電解質膜
6022…第1電極触媒層
6023…第2電極触媒層
6023a…外周端
6030…第1ガス拡散層
6040…第2ガス拡散層
6040a…外周端
6061…補強用樹脂部材
6062…補強用樹脂部材
6080…樹脂フレーム
6080a…内周端
6100…燃料電池セル
Y…積層方向

Claims (3)

  1. 燃料電池であって、
    電解質膜と、前記電解質膜の両面に設置された一対の電極触媒層と、を備える膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体の第1面の側に配置された第1ガス拡散層と、
    前記膜電極接合体の前記第1面とは反対の第2面の側に配置された第2ガス拡散層と、
    前記膜電極接合体の前記第1面の側における前記第1ガス拡散層の外周端の外側に配置された樹脂フレームと、
    を備え、
    前記樹脂フレームは、前記樹脂フレームの外周端よりも内周端に近い箇所に形成された貫通穴または薄肉部を有する、
    燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池であって、
    前記樹脂フレームは、前記第1ガス拡散層の外周端から隙間を開けて配置され、
    前記膜電極接合体は、前記第1ガス拡散層の外周端よりも外側に延びる少なくとも前記電解質膜を含む外側延長部を有し、
    前記燃料電池は、更に、
    前記隙間を含む前記樹脂フレームと前記膜電極接合体の前記外側延長部との間に配置され、前記外側延長部を補強する補強用樹脂部材を備える、燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池であって、更に、
    前記膜電極接合体は、前記電解質膜の外周端が、前記一対の電極触媒層のうちの前記第1面の側に位置する第1電極触媒層の外周端よりも外側に位置する段付き構造を有し、
    前記外側延長部は、前記膜電極接合体における前記第1電極触媒層の外周端よりも外側の領域である、燃料電池。
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