JP2018184671A - 処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法 - Google Patents

処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018184671A
JP2018184671A JP2017085119A JP2017085119A JP2018184671A JP 2018184671 A JP2018184671 A JP 2018184671A JP 2017085119 A JP2017085119 A JP 2017085119A JP 2017085119 A JP2017085119 A JP 2017085119A JP 2018184671 A JP2018184671 A JP 2018184671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
unit
color material
particles
containing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017085119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6855904B2 (ja
Inventor
功刀 正尚
Masanao Kunugi
正尚 功刀
佐登美 吉岡
Satomi Yoshioka
佐登美 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2017085119A priority Critical patent/JP6855904B2/ja
Priority to CN201810326373.6A priority patent/CN108724988B/zh
Priority to US15/954,810 priority patent/US10538877B2/en
Priority to TW107113318A priority patent/TWI700410B/zh
Priority to EP18168815.1A priority patent/EP3396061B1/en
Publication of JP2018184671A publication Critical patent/JP2018184671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6855904B2 publication Critical patent/JP6855904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/30Defibrating by other means
    • D21B1/32Defibrating by other means of waste paper
    • D21B1/325Defibrating by other means of waste paper de-inking devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/26Devices, non-fluid media or methods for cancelling, correcting errors, underscoring or ruling
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/06Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by dry methods
    • D21B1/08Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by dry methods the raw material being waste paper; the raw material being rags
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】繊維含有材料に色材が含まれている場合、その色材の除去を迅速に行なうことができる処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法の提供。【解決手段】繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊部13と、解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給部25と、を備える処理装置1。また、繊維含有材料は、色材を含むものであり、処理装置1では、粒子RMは、繊維含有材料に含まれる色材に衝突して、色材を繊維から剥離させる機能を有するのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法に関する。
近年では、環境への意識が高まり、職場での紙(記録媒体)の使用量の削減だけではなく、職場での紙の再生を行なうことが求められている。
記録媒体を再生する方法としては、例えば、紙のシートで構成され、印刷が施された使用済みの記録媒体の記録層(印刷部)にブラスト材を噴射することにより、この記録層を除去する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、記録層が除去された記録媒体は、再度使用可能なものとなる。
特開2000−284675号公報
しかしながら、特許文献1に記載の再生方法では、記録媒体がシート状態のままでブラスト材を噴射して当てているため、そのブラスト材が、記録媒体の厚さ方向の奥側に存在するインクまでは届かず、結果、このインクを十分に除去することができない。また、このインクを除去しようとすると、ブラスト材を当てる時間を多く確保しなければならず、そのため、インクを除去するための時間も多くかかってしまうという問題があった。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、繊維含有材料に色材が含まれている場合、その色材の除去を迅速に行なうことができる処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明の処理装置は、繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊部と、
解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給部と、
を備えることを特徴とする。
これにより、繊維含有材料に色材が含まれている場合であっても、粒子供給部から供給されるドライアイスの粒子が色材に当たることにより、繊維含有材料から色材を迅速に除去することができる。
本発明の処理装置では、前記繊維含有材料は、色材を含むものであり、
前記粒子は、前記繊維含有材料に含まれる前記色材に衝突することにより、前記色材を前記繊維から剥離させる機能を有するのが好ましい。
これにより、色材は、粒子の衝突により剥離して、繊維から除去される。
本発明の処理装置では、前記粒子の衝突により分離した前記色材を回収する色材回収部を備えるのが好ましい。
これにより、例えば後にシート状に形成して用いられ得る繊維と、廃棄してもよい色材とに分けることができる。
本発明の処理装置では、前記色材回収部は、前記繊維と前記色材との大きさの違いを利用して、前記色材を分けて回収するものであるのが好ましい。
これにより、色材が除去された繊維を、例えばその後にシート状に形成して、記録媒体として用いることができる。
本発明の処理装置では、前記色材回収部は、前記繊維と前記色材との比重差を利用して、前記色材を分けて回収するものであるのが好ましい。
これにより、色材が除去された繊維を、例えばその後にシート状に形成して、記録媒体として用いることができる。
本発明の処理装置では、前記色材が分離した前記繊維含有材料は、シート状に形成されるものであり、
前記粒子は、前記繊維含有材料が前記シート状に形成されるまでに昇華するのが好ましい。
これにより、シート状に形成された後の繊維含有材料内に粒子が残留するのが防止され、よって、当該シート状のものは、高品質のものとなる。また、処理装置に粒子を回収する部分を別途設けるのを省略することができ、よって、処理装置の構成が簡単となる。
本発明の処理装置では、前記粒子供給部は、前記解繊部に接続または設置され、前記解繊部にある前記繊維含有材料に向けて前記粒子を噴射する噴射部を有するのが好ましい。
噴射された粒子の中には、解繊物に付着している色材に衝突して接触するものがある。そして、この粒子は、例えば色材を繊維から剥離させることができる。これにより、繊維から色材を確実に除去することができる。
本発明の処理装置では、前記解繊部に接続され、解繊後の前記繊維含有材料が通過する流路を備え、
前記粒子供給部は、前記流路に接続され、前記流路を通過する前記繊維含有材料に向けて前記粒子を噴射する噴射部を有するのが好ましい。
これにより、解繊が十分に施された繊維含有材料に対して粒子を供給することができる。このような供給により、粒子は、解繊された繊維含有材料の隅々にまで行き渡り、その結果、色材とも衝突して接触する。これにより、繊維含有材料から色材を確実に除去することができる。
本発明の処理装置では、前記粒子の噴射により、前記繊維含有材料は、攪拌されつつ、前記粒子と接触するのが好ましい。
これにより、繊維に付着している色材と粒子との接触(衝突)も促進され、よって、繊維からの色材の除去を十分に行なうことができる。
本発明の処理装置では、前記繊維含有材料に供給されるときの前記粒子の平均粒径は、50μm以上1000μm以下の範囲以内にあるのが好ましい。
これにより、粒子は、繊維から色材を除去する除去粒子としての機能を十分に発揮することができる。また、粒子が繊維に衝突したとしても、その衝突によるダメージを繊維に与えてしまうのを防止することができる。
本発明のシート製造装置は、本発明の処理装置を備えることを特徴とする。
これにより、繊維含有材料に色材が含まれている場合であっても、粒子供給部から供給されるドライアイスの粒子が色材に当たることにより、繊維含有材料から色材を迅速に除去することができる。そして、色材が除去された繊維含有材料からシートをさらに製造することができる。
本発明の処理方法は、繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊工程と、
解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給工程と、
を有することを特徴とする。
これにより、繊維含有材料に色材が含まれている場合であっても、粒子供給工程で供給されるドライアイスの粒子が色材に当たることにより、繊維含有材料から色材を迅速に除去することができる。
本発明のシートの製造方法は、繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊工程と、
解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給工程と、
を有し、
前記粒子の供給後の前記繊維含有材料からシートを製造することを特徴とする。
これにより、繊維含有材料に色材が含まれている場合であっても、粒子供給工程で供給されるドライアイスの粒子が色材に当たることにより、繊維含有材料から色材を迅速に除去することができる。そして、色材が除去された繊維含有材料からシートをさらに製造することができる。
図1は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第1実施形態を示す概略側面図である。 図2は、図1に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。 図3は、図1に示すシート製造装置において粒子が供給された状態を示すイメージ図である。 図4は、図1に示すシート製造装置において色材が除去された状態を示す概略側面図である。 図5は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第2実施形態の上流側を示す概略側面図である。 図6は、図5に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。 図7は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第3実施形態の上流側を示す概略側面図である。 図8は、図7に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。 図9は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第4実施形態の上流側を示す概略側面図である。 図10は、図9に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。
以下、本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の処理装置1は、繊維を含む解繊物M3(繊維含有材料)を気中(大気中)で解繊する解繊部13と、解繊中または解繊後の解繊物M3(繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給部25と、を備える。
また、本発明の処理方法は、繊維を含む解繊物M3(繊維含有材料)を気中で解繊する解繊工程と、解繊中または解繊後の解繊物M3(繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給工程と、を有する。そして、この方法は、処理装置1によって実行される。
このような本発明によれば、後述するように、解繊物M3に色材CMが含まれている場合であっても、粒子供給部25から供給されるドライアイスの粒子RMが色材CMに例えば衝突して当たることにより、解繊物M3から色材CMを迅速に除去することができる。また、処理装置1が色材回収部28を備える場合には、解繊物M3から色材CMが除去された後、色材回収部28によって色材CMの回収も行なうこともできる。このように、色材CMの除去を迅速に行なうことができる。
すなわち、本発明の処理とは、古紙の脱墨処理と言えるものである。従来の脱墨処理は、古紙を水中に分散させ、機械的、化学的(界面活性剤、アルカリ系薬品等)に着色剤を遊離させ、浮上法、スクリーン洗浄法などにより、色材を取り除く処理が一般的であるが、本発明では、古紙を水に浸す必要なく、脱墨が可能になる。乾式の脱墨技術と言えるものである。
本発明のシート製造装置100は、処理装置1を備える。
また、本発明のシートの製造方法は、繊維を含む解繊物M3(繊維含有材料)を気中で解繊する解繊工程と、解繊中または解繊後の解繊物M3(繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給工程と、を有し、粒子RMの供給後の解繊物M3(繊維含有材料)からシートSを製造する。そして、この方法は、シート製造装置100によって実行される。
このような本発明によれば、前述した処理装置1(処理方法)の利点を享受しつつ、粒子RMの供給後の材料からシートSをさらに製造する(再生する)ことができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第1実施形態を示す概略側面図である。図2は、図1に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。図3は、図1に示すシート製造装置において粒子が供給された状態を示すイメージ図である。図4は、図1に示すシート製造装置において色材が除去された状態を示す概略側面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1および図4中(図5および図7についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言い、左側を「左」または「上流側」、右側を「右」または「下流側」と言うことがある。
図1に示すシート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、粒子供給部25と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、シート形成部20と、切断部21と、ストック部22とを備えている。また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234とを備えている。シート製造装置100が備える各部の作動は、制御部(図示せず)によって制御されている。
また、シート製造装置100は、処理装置1を備えたものとなっている。本実施形態では、処理装置1は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、粒子供給部25と、選別部14と、第1ウェブ形成部15とで構成されている。
図2に示すように、本実施形態では、シートの製造方法は、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とを有する。また、解繊工程とともに、粒子供給工程が行なわれ、第1ウェブ形成工程とともに、色材回収工程が行なわれる。そして、シート製造装置100がこれらの工程を順に実行することができる。また、これらの工程のうち、処理装置1が行なう工程は、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、粒子供給工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、色材回収工程である。
以下、シート製造装置100が備える各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給する原料供給工程(図2参照)を行なう部分である。この原料M1としては、繊維(セルロース繊維)を含む繊維含有材料で構成された、例えばシート状をなすものである。また、原料M1は、本実施形態では、古紙、すなわち、使用済みのシートとなっているが、これに限定されず、未使用のシートであってもよい。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロース(狭義のセルロース)を主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロース(狭義のセルロース)の他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を気中(空気中)で粗砕する粗砕工程(図2参照)を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート(ホッパー)122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含むフィルター(図示せず)を有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式(または温風気化式)の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管(流路)241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2(繊維を含む繊維含有材料)を気中(空気中)で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程(図2参照)を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ(気流)を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
解繊部13は、解繊物M3(粗砕片M2)に付着した樹脂粒や、インク、トナー等の色材CM、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能も有する。
このような構成の解繊部13には、粒子供給部25が接続されている。粒子供給部25は、解繊中の解繊物M3(繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する部分である。ここで、「ドライアイス」とは、固体二酸化炭素のことである。粒子供給部25の構成については、後述する。
また、解繊部13は、管(流路)242を介して、選別部14に接続されている。解繊物M3(解繊後の繊維含有材料)は、管242を通過して、選別部14に搬送される。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程(図2参照)を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上100μm以下であるのが好ましい。また、平均アスペクト比は、3未満であるのが好ましく、2以下であるのがより好ましい。一方、第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管(流路)243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側(下流側)が管241とに接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、空気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部(分離部)15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程(図2参照)を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト(分離ベルト)151と、3つの張架ローラー152と、吸引部(サクション機構)153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、後述する色材CMが混在している。この色材CMは、粒子供給部25から供給された粒子RMによって、第1選別物M4−1(解繊物M3)から剥離される。また、色材CMは、メッシュベルト151の目開きよりも小さい。これにより、剥離後の色材CMは、メッシュベルト151を通過して、さらに下方に落下する。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト151を通過した色材CMを空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管(流路)244を介して、収納部(回収部)27に接続されている。吸引部153で吸引された色材CMは、収納部27に回収され、収納される。
収納部27には、管(流路)245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、色材CMが除去されたものとなる。また、色材CMは、ブロアー262の作動により、管244を通過して、収納部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程(図2参照)を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161に第1ウェブM5が巻き込まれることにより、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合する混合工程(図2参照)を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管(流路)172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤等が含まれていてもよい。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程(図2参照)を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、空気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程(図2参照)を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト(分離ベルト)191と、張架ローラー192と、吸引部(サクション機構)193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管(流路)246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
第2ウェブ形成部19の下流側には、シート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程(図2参照)を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、これらの間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、モーター(図示せず)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、これらの間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、モーター(図示略)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート形成部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程(図2参照)を行なう部分である。この切断部21は、第1カッター211と、第2カッター212とを有する。
第1カッター211は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断するものである。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。
このような第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
さて、前述したように、解繊部13には、粒子供給部25が接続(または設置)されている(図1参照)。粒子供給部25は、解繊部13内で解繊中の解繊物M3(繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給工程(図2参照)を行なう部分である。本実施形態では、解繊物M3に対しては、気中で、解繊工程を行ないつつ、粒子供給工程も行なわれる。
図1では、粒子供給部25は、解繊部13の中央に接続される図を示しているが、粒子RMを解繊部13に供給できれば良いので、必ずしも、この構成に限定されるものではない。例えば、粒子供給部25は、解繊部13の上流側の管241に接続して、シュート122から運ばれる粗砕片M2とともに、粒子RMを解繊部13に運ぶように構成しても良い。
本実施形態では、原料M1は、印刷されて使用済みとなった古紙である。このため、図3に示すように、解繊物M3(繊維含有材料)は、色材CMを含むもの、すなわち、色材CMが付着したものである。色材CMとしては、例えば、黒色またはカラーのトナー、各種インク、各種染料、顔料等が挙げられる。
粒子供給部25から供給される粒子RMは、解繊部13内で、解繊物M3(繊維含有材料)に含まれる色材CMに衝突することにより、色材CMを解繊物M3(繊維含有材料)から剥離させる(分離する)機能を有する。そして、図3に示すように、この剥離機能を粒子RMが発揮することにより、色材CMは、解繊物M3から確実に除去される。このように、粒子RMは、解繊物M3から色材CMを除去する除去粒子として機能する。特に、色材CMがトナーの場合、粒子RMは、除去粒子としての機能が高くなり、好ましい。
色材CMが剥離した(分離した)解繊物M3(繊維含有材料)は、後の工程(シート形成工程)でシート状に形成されるものである。そして、粒子RMは、大気(空気)と接触して昇温し、解繊物M3(繊維含有材料)がシート状に形成されるまでに昇華して、消失する。特に、図4に示す状態となる前に、粒子RMは、消失するのが好ましい。これにより、色材CMの分離、回収が確実となる。このように粒子RMは、色材CMの剥離に用いられた後は、昇華によりシート製造装置100(処理装置1)内から消失することとなる。これにより、シートSに、不純物となり得る粒子RMが残留するのが防止され、よって、シートSは高品質のものとなる。また、シート製造装置100に粒子RMを回収する部分を別途設けるのを省略することができ、よって、シート製造装置100の構成が簡単となる。
例えば本実施形態では、図1に示すように、粒子RMは、解繊部13からは、解繊物M3や、解繊物M3から剥離した色材CMとともに管242に排出されるが、この管242を通過中には、昇華する。これにより、管242の下流側にある選別部14には、粒子RMは至らず、解繊物M3や色材CMが流入することとなる。なお、管242の長さは、粒子RMが通過する際に、その粒子RMの昇華が可能な程度の長さとなっている。また、粒子RMの中には、解繊部13内で昇華するものもあってもよい(図3参照)。
粒子供給部25は、貯留部251を有している。貯留部251は、粒子RMを貯留するタンクである。この貯留部251では、粒子RMは、大きさ(粒径)が維持される。また、貯留部251としては、粒子RMを必要に応じて製造可能に構成されたものを用いるのが好ましい。
粒子供給部25は、貯留部251との間で、解繊部13に接続(または設置され)、解繊部13にある解繊物M3(繊維含有材料)に向けて粒子RMを噴射する噴射部252を有している。噴射部252は、管253と、ブロアー254とで構成されている。なお、粒子供給部25は、解繊部13の内部に設置されているか、または、解繊部13と一体的に設置されていてもよい。
管253は、貯留部251と解繊部13とを接続している。そして、粒子RMは、管253内を貯留部251から解繊部13に向かって通過することができる。
管253の長手方向の途中には、ブロアー254が設置されている。ブロアー254は、解繊部13に向かう気流を発生させることができる。これにより、粒子RMは、管253内を通過して、解繊部13内に噴射される。噴射された粒子RMの中には、解繊物M3に付着している色材CMに衝突して接触するものがある。これにより、粒子RMは、色材CMを解繊物M3から剥離させる剥離機能を発揮することができ、よって、解繊物M3から色材CMを確実に除去することができる。
なお、解繊部13内に噴射される粒子RMの速度(噴射速度)は、特に限定されないが、例えば、粒子RMの構成材料や粒径によって、適宜設定される。
また、粒子RMの温度は、特に限定されないが、昇華するまでの時間と硬度とのバランスを考慮して、例えば、−110度以上−70度以下とするのが好ましい。
また、粒子RMの噴射により、解繊物M3(繊維含有材料)は、攪拌されつつ、粒子RMと接触する。これにより、解繊物M3に付着している色材CMと粒子RMとの接触も促進され、よって、解繊物M3からの色材CMの除去を十分に行なうことができる。
解繊物M3(繊維含有材料)に供給されるときの粒子(粉末)RMの平均粒径は、50μm以上1000μm以下の範囲以内にあるのが好ましく、100μm以上500μm以下であるのがより好ましい。これにより、色材CMに対する剥離機能が有効に発揮される。平均粒径が上記の下限値未満であると、粒子RMが色材CMに衝突したとしても、例えば色材CMの種類や量等の条件によっては、色材CMに対する剥離機能が不十分となるおそれがある。また、平均粒径が上記の上限値を超えると、例えば解繊物M3の大きさによっては、その解繊物M3に対して粒子RMが大きくなり過ぎてしまい、衝突時のダメージを解繊物M3に与えてしまうおそれがある。
図1に示すように、シート製造装置100(処理装置1)は、粒子RMの衝突により、解繊物M3(繊維含有材料)から分離した色材CMを回収する色材回収工程(図2参照)を行なう色材回収部28を備えている。この回収により、第1ウェブM5となる解繊物M3と、廃棄してもよい色材CMとに分けることができる。なお、本実施形態では、解繊物M3に対しては、第1ウェブ形成工程を行ないつつ、色材回収工程も行なわれる。
図1に示す構成では、色材回収部28は、第1ウェブ形成部15と、収納部27と、管244と、管245と、ブロアー262とで構成されている。
第1ウェブ形成部15の上方では、前述したように、解繊物M3は、選別部14によって、第1選別物M4−1と、第2選別物M4−2とに選別される。図4に示すように、第1選別物M4−1には、分離した色材CMが混在している。そして、第1選別物M4−1は、色材CMとともに、第1ウェブ形成部15のメッシュベルト151上に落下してくる。なお、第1選別物M4−1には、昇華しきれなかった粒子RMが含まれていてもよい。この場合、粒子RMは、色材回収部28にて、色材CMとともに回収することができる。
色材回収部28は、第1選別物M4−1(繊維)と色材CMとの大きさ(粒径)の違いを利用して、色材CMを分けて回収するものである。すなわち、色材回収部28は、色材CMは通過するが、第1選別物M4−1の通過が規制される程度の大きさの目開きを有するメッシュベルト151(網状体)を備えている。これにより、図4に示すように、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151に堆積して、第1ウェブM5として形成される。一方、色材CMは、吸引部153での吸引力により、メッシュベルト151を通過し、その後、吸引部153、管244を順に経由して、収納部27に収納される。これにより、第1ウェブM5は、色材CMが除去されたものとなる。そして、この第1ウェブM5は、以降の工程に移送されて、最終的にシートSとなる。
また、仮に粒子RMが第1選別物M4−1内に残留していたとしても、この粒子RMを色材CMとともに色材回収部28で回収することができる。
以上ように、シート製造装置100(処理装置1)では、シート再生用の原料M1である古紙に色材CMが含まれている場合であっても、粒子供給部25から供給される粒子RMによって色材CMの剥離、除去が行なわれ、その後、色材回収部28によって色材CMの回収を行なうことができる。これにより、製造されるシートSは、再生時に不純物となり得る色材CMが除去された高品質のものとなる。
<第2実施形態>
図5は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第2実施形態の上流側を示す概略側面図である。図6は、図5に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。
以下、これらの図を参照して本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、粒子供給部の配置箇所が異なることと、それに伴って粒子供給工程を行なうタイミングが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、シート製造装置100(処理装置1)は、解繊部13に接続され、解繊物M3(解繊後の繊維含有材料)が通過する管(流路)242を備えている。
本実施形態では、粒子供給部25は、解繊工程の後に、すなわち、解繊物M3(解繊後の繊維含有材料)に、ドライアイスの粒子RMを供給する粒子供給工程(図6参照)を行なう。この粒子供給部25は、管(流路)242のブロアー261よりも下流側に接続され、管(流路)242を通過する解繊物M3(繊維含有材料)に向けて粒子RMを噴射する噴射部252を有している。これにより、解繊が十分に施された解繊物M3に対して粒子RMを供給することができる。
このような供給により、粒子RMは、解繊物M3の隅々にまで行き渡り、その結果、色材CMとも衝突して接触する。これにより、粒子RMの剥離機能が十分に発揮されて、解繊物M3から色材CMをより確実に除去することができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第3実施形態の上流側を示す概略側面図である。図8は、図7に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。
以下、これらの図を参照して本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、色材回収部の配置箇所と、色材回収部の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すように、本実施形態では、色材回収部28は、管242の途中であって、ブロアー261よりも下流側に配置されている。これにより、色材回収部28での色材回収工程は、解繊工程の後に行なわれる(図8参照)。
色材回収部28は、解繊物M3(繊維含有材料)と色材CMとの比重差を利用して、色材CMを分けて回収するものである。すなわち、色材回収部28は、遠心分離により色材CMを除去するよう構成されており、遠心分離部281と、管282と、収納部283とを有している。遠心分離部281と、収納部283とは、管282を介して接続されている。
遠心分離部281は、管242の途中に配置、接続されている。管242を通過してきた解繊物M3と色材CMとは、遠心分離部281に一括して流入する。そして、遠心分離部281での遠心分離により、選別部14に向かってさらに管242を流下していく解繊物M3と、管282に向かう色材CMとに分けられる。管282に向かう色材CMは、収納部283に収納される。
このような色材回収部28によっても解繊物M3から色材CMを確実に除去することができる。
<第4実施形態>
図9は、本発明のシート製造装置(本発明の処理装置を含む)の第4実施形態の上流側を示す概略側面図である。図10は、図9に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。
以下、これらの図を参照して本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、粒子供給部の配置箇所が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、粒子供給部25は、管242の途中であって、色材回収部28よりも上流側に配置、接続されている。これにより、粒子供給部25での粒子供給工程は、解繊工程の後に行なわれ、さらにこの粒子供給工程の後に色材回収工程が行なわれる(図10参照)。なお、粒子供給部25の配置箇所は、色材回収部28よりも上流側となっているが、さらにブロアー261よりも上流側であるのが好ましい。
また、管242には、粒子供給部25が接続された部分と、ブロアー261との間に、蛇行した蛇行部247が形成されている。これにより、粒子RMは、蛇行部247を通過する際に、色材CMと衝突する機会が増大し、よって、色材CMの吸着が促進される。
さらに、粒子RMは、ブロアー261の作用により管242を通過する速度が増大する。これにより、粒子RMと解繊物M3とが衝突する機会が増大し、その結果、当該解繊物M3に付着した色材CMとも接触することとなり、色材CMの剥離が促進される。
そして、色材CMを剥離した粒子RMは、色材回収部28にて、色材CMとともに回収されてもよい。
また、仮に粒子RMが解繊物M3内に残留していたとしても、この粒子RMを色材CMとともに色材回収部28で回収することができる。
以上、本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、処理装置およびシート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、色材を除去する粒子を複数回(処理装置の異なる箇所で)供給(衝突)してもよい。この場合、供給するごとに、粒子の粒径が異なっていてもよく、例えば、初回の粒径を大、次回の粒径を小とすることができる。これにより、色材の除去効率が向上する。
100…シート製造装置、1…処理装置、11…原料供給部、12…粗砕部、121…粗砕刃、122…シュート(ホッパー)、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部(篩部)、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部(サクション機構)、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管(流路)、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…ほぐし部、181…ドラム部、182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト(分離ベルト)、192…張架ローラー、193…吸引部(サクション機構)、20…シート形成部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、21…切断部、211…第1カッター、212…第2カッター、22…ストック部、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管(流路)、242…管(流路)、243…管(流路)、244…管(流路)、245…管(流路)、246…管(流路)、247…蛇行部、25…粒子供給部、251…貯留部、252…噴射部、253…管、254…ブロアー、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…収納部(回収部)、28…色材回収部、281…遠心分離部、282…管、283…収納部、CM…色材、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、P1…樹脂、RM…粒子、S…シート

Claims (13)

  1. 繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊部と、
    解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給部と、
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記繊維含有材料は、色材を含むものであり、
    前記粒子は、前記繊維含有材料に含まれる前記色材に衝突することにより、前記色材を前記繊維から剥離させる機能を有する請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記粒子の衝突により分離した前記色材を回収する色材回収部を備える請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記色材回収部は、前記繊維と前記色材との大きさの違いを利用して、前記色材を分けて回収するものである請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記色材回収部は、前記繊維と前記色材との比重差を利用して、前記色材を分けて回収するものである請求項3に記載の処理装置。
  6. 前記色材が分離した前記繊維含有材料は、シート状に形成されるものであり、
    前記粒子は、前記繊維含有材料が前記シート状に形成されるまでに昇華する請求項2ないし5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記粒子供給部は、前記解繊部に接続または設置され、前記解繊部にある前記繊維含有材料に向けて前記粒子を噴射する噴射部を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の処理装置。
  8. 前記解繊部に接続され、解繊後の前記繊維含有材料が通過する流路を備え、
    前記粒子供給部は、前記流路に接続され、前記流路を通過する前記繊維含有材料に向けて前記粒子を噴射する噴射部を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の処理装置。
  9. 前記粒子の噴射により、前記繊維含有材料は、攪拌されつつ、前記粒子と接触する請求項7または8に記載の処理装置。
  10. 前記繊維含有材料に供給されるときの前記粒子の平均粒径は、50μm以上1000μm以下の範囲以内にある請求項1ないし9のいずれか1項に記載の処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載の処理装置を備えることを特徴とするシート製造装置。
  12. 繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊工程と、
    解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給工程と、
    を有することを特徴とする処理方法。
  13. 繊維を含む繊維含有材料を気中で解繊する解繊工程と、
    解繊中または解繊後の前記繊維含有材料に、ドライアイスの粒子を供給する粒子供給工程と、
    を有し、
    前記粒子の供給後の前記繊維含有材料からシートを製造することを特徴とするシートの製造方法。
JP2017085119A 2017-04-24 2017-04-24 処理装置およびシート製造装置 Active JP6855904B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085119A JP6855904B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 処理装置およびシート製造装置
CN201810326373.6A CN108724988B (zh) 2017-04-24 2018-04-12 处理装置、薄片制造装置、处理方法以及薄片的制造方法
US15/954,810 US10538877B2 (en) 2017-04-24 2018-04-17 Processing device, sheet manufacturing apparatus, processing method, and sheet manufacturing method
TW107113318A TWI700410B (zh) 2017-04-24 2018-04-19 處理裝置、片材製造裝置、處理方法及片材之製造方法
EP18168815.1A EP3396061B1 (en) 2017-04-24 2018-04-23 Processing device, sheet manufacturing apparatus, processing method, and sheet manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085119A JP6855904B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 処理装置およびシート製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018184671A true JP2018184671A (ja) 2018-11-22
JP6855904B2 JP6855904B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=62148102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017085119A Active JP6855904B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 処理装置およびシート製造装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10538877B2 (ja)
EP (1) EP3396061B1 (ja)
JP (1) JP6855904B2 (ja)
CN (1) CN108724988B (ja)
TW (1) TWI700410B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180305870A1 (en) * 2017-04-24 2018-10-25 Seiko Epson Corporation Processing device, sheet manufacturing device, processing method, and method for manufacturing sheet

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11319668B2 (en) * 2016-08-31 2022-05-03 Seiko Epson Corporation Sheet manufacturing apparatus
JP7119622B2 (ja) * 2018-06-18 2022-08-17 セイコーエプソン株式会社 ウェブ形成装置およびシート製造装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4668339A (en) * 1983-11-22 1987-05-26 Kimberly-Clark Corporation Process for dry deinking of secondary fiber sources
JP2010538170A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 カール・フロイデンベルク・カー・ゲー 少なくとも部分的に解繊された糸、繊維またはフィラメントを有するファブリックの製造方法およびその製造装置
JP2015151642A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、原料解繊装置
JP2015183336A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4744181A (en) * 1986-11-17 1988-05-17 Moore David E Particle-blast cleaning apparatus and method
US5223090A (en) * 1991-03-06 1993-06-29 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Method for fiber loading a chemical compound
US6200416B1 (en) * 1997-06-10 2001-03-13 Praxair Technology, Inc. Recycled paper production process which incorporates carbon dioxide
US5853493A (en) * 1997-08-22 1998-12-29 Albany International Corp. Cleaning of industrial fabrics using cryoblasting techniques
JP2000284657A (ja) * 1999-03-29 2000-10-13 Canon Inc 記録媒体の再生方法および再生装置
US20020141007A1 (en) * 1999-03-31 2002-10-03 Shiseido Co.,Ltd. Special image reproducing and observing device
JP2000284675A (ja) 1999-03-31 2000-10-13 Shiseido Co Ltd 特殊映像再生観察装置
DE10144574A1 (de) * 2001-09-11 2003-03-27 Voith Paper Patent Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines Transportbands einer Maschine zur Herstellung einer Materialbahn
US7537674B1 (en) * 2006-06-12 2009-05-26 Narayanasamy Seenivasan Closed floatation de-inking module for recycled paper
JP5720257B2 (ja) * 2011-01-14 2015-05-20 セイコーエプソン株式会社 紙再生装置
JP2014208925A (ja) * 2013-03-27 2014-11-06 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置
JP6127882B2 (ja) * 2013-10-01 2017-05-17 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置およびシートの製造方法
JP6507468B2 (ja) * 2014-01-23 2019-05-08 セイコーエプソン株式会社 紙製造装置、紙製造方法及び紙
JP6269235B2 (ja) * 2014-03-26 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4668339A (en) * 1983-11-22 1987-05-26 Kimberly-Clark Corporation Process for dry deinking of secondary fiber sources
JP2010538170A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 カール・フロイデンベルク・カー・ゲー 少なくとも部分的に解繊された糸、繊維またはフィラメントを有するファブリックの製造方法およびその製造装置
JP2015151642A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置、原料解繊装置
JP2015183336A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 セイコーエプソン株式会社 シート製造装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180305870A1 (en) * 2017-04-24 2018-10-25 Seiko Epson Corporation Processing device, sheet manufacturing device, processing method, and method for manufacturing sheet
US10876255B2 (en) * 2017-04-24 2020-12-29 Seiko Epson Corporation Processing device, sheet manufacturing device, processing method, and method for manufacturing sheet

Also Published As

Publication number Publication date
TW201839215A (zh) 2018-11-01
EP3396061A1 (en) 2018-10-31
US20180305868A1 (en) 2018-10-25
CN108724988B (zh) 2020-07-14
US10538877B2 (en) 2020-01-21
JP6855904B2 (ja) 2021-04-07
EP3396061B1 (en) 2019-11-06
TWI700410B (zh) 2020-08-01
CN108724988A (zh) 2018-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI700410B (zh) 處理裝置、片材製造裝置、處理方法及片材之製造方法
TWI715836B (zh) 處理裝置、片材製造裝置、處理方法及片材之製造方法
JP6919476B2 (ja) 結合素材、シート製造装置、シート製造方法およびシート
JP7035532B2 (ja) 処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法
JP6957957B2 (ja) 処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法
JP6996238B2 (ja) 繊維原料再生装置
JP7043739B2 (ja) 処理方法およびシートの製造方法
JP2022035102A (ja) 繊維体製造方法、及び繊維体製造装置
TWI688463B (zh) 處理裝置、片材製造裝置及處理方法
JP2020121295A (ja) 分離装置および繊維体堆積装置
JP2018140547A (ja) シート製造装置およびシート製造方法
JP2019119957A (ja) 脱墨剤、処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法
JP2018183884A (ja) 処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法
JP7027957B2 (ja) 繊維原料再生装置
JP2019065418A (ja) シート処理装置、シート製造装置およびシート処理方法
WO2018180273A1 (ja) シート製造装置およびシート製造システム
JP2022035103A (ja) 繊維体製造方法、及び繊維体製造装置
JP2019076870A (ja) 分別装置およびシート製造装置
JP2021122803A (ja) 粗砕装置、解繊装置および繊維構造体製造装置
JP2019148019A (ja) 処理装置、シート製造装置、処理方法およびシートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150