JP2018168548A - 断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材 - Google Patents

断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材 Download PDF

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Abstract

【課題】作業効率を高め、施工コストを抑えることができる断熱壁構造の施工方法を提供する。【解決手段】コンクリート製の壁4の壁面4aにプライマー6を塗布するプライマー塗布工程と、プライマー6の表面6aに粘着テープ材8を介して断熱材10を設置する断熱材設置工程と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ビル等の建築物に適用可能な断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材に関する。
近年、建築物の躯体の施工には、PC(プレキャストコンクリート)板を壁体に用いたPC工法が多く用いられている。PC工法では、躯体の基本となるPC板が工場で製造された後、建設現場に持ち込まれ、設計通りに組み立て及び設置が行われる。なお、PC板に替えてALC(軽量気泡コンクリート)板が用いられる場合もある。
また、近年の省エネルギー化や零エネルギーハウス/ビルのニーズの高まりに伴い、上述のようにPC工法によって組み立てられた建築物には、良好な断熱性能が求められている。PC工法で施工されたコンクリート製の壁に断熱構造を設ける方法としては、主に、スチレン系のパネル状断熱材を接着材によって壁に貼り付ける接着工法と、ウレタン系の材料を壁に向けて発泡させると共に壁に直接吹き付ける吹付工法が挙げられる。しかしながら、施工性の悪さと施工コストの高さから、接着工法の使用頻度は減少し、吹付工法の使用が略主流となっている。
ところが、吹付工法では、ウレタン系の材料の吹付作業に高い専門性、技術力が求められる点や、念入りな養生作業を要する点等の問題があり、吹付工法に代わる施工方法が望まれていた。例えば、特許文献1には、コンクリート成形板の内側に合成樹脂発泡体製の断熱板が取り付けられた断熱壁構造において、断熱板がコンクリート成形板毎に分かれて接着されており、断熱板の側縁部が、断熱板の中央部に比して柔軟な易圧縮部となっている断熱壁構造が開示されている。
特許第5057470号公報
上述の特許文献1に開示されているように、コンクリート成形板等のコンクリート製の壁構造に発泡樹脂系の断熱材を施工するために、接着剤を用いる工法が提案されている。しかしながら、接着剤を用いる工法では、断熱壁構造に所定の強度を発現させるために、一定の期間の養生が必要となるという問題点が残り、作業効率が低下すると共に施工コストが増えるという問題があった。
本発明は、上述の事情を鑑みてなされたものであり、作業効率を高め、施工コストを抑えることができる断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材を提供する。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法は、コンクリート製の壁の一方の壁面にプライマーを塗布するプライマー塗布工程と、前記プライマーの表面に粘着テープ材を介して断熱材を設置する断熱材設置工程と、を有することを特徴とする。
上述の構成によれば、プライマー塗布工程において、壁の一方の壁面にプライマーを塗布することでプライマーの表面に平滑面を形成することができる。続く断熱材設置工程では、前述の平滑面に粘着テープ材を介して断熱材を設置するので、平滑面をなすプライマーに対して粘着テープ材を確実に接着させることができる。そのため、従来の接着剤を使用する場合のような強度発現に必要な養生期間を短縮することが可能となることから、作業効率を高め、施工コストを抑えることができる。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法において、前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに前記粘着テープ材を非交差状態で設けた前記断熱材を、前記プライマーの表面に設置してもよい。
上述の構成によれば、粘着テープ材同士が重なることなくプライマーの平滑面と断熱材におけるプライマーと対向配置される面(以下、プライマー対向面という場合がある)との間に配置されるので、プライマーの平滑面と断熱材におけるプライマーとの対向面との厚み間隔が略均一になり、壁と断熱材に形成される不陸に対応した施工をすることができ、壁と断熱材との接着性を良好にすることができる。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法では、前記断熱材設置工程において、前記プライマーの表面のうち前記断熱材における前記プライマーと対向配置される面の外周部に対向する部分に前記粘着テープ材を設けた後、前記プライマーの表面に前記断熱材を設置してもよい。
上述の構成によれば、予め断熱材のプライマー対向面に粘着テープ材を設けておき、建設現場等において粘着テープ材を介して断熱材をプライマーの表面に貼り付ければよいので、作業効率を高めることができる。なお、断熱材のプライマー対向面に粘着テープ材を設ける作業は、プライマー塗布工程の前に行ってもよく、プライマー塗布工程後かつ断熱材設置工程前に行ってもよい。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法では、前記断熱材設置工程において、前記プライマーの表面に複数の前記断熱材を設置してもよい。また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法は、前記断熱材設置工程後に、前記複数の断熱材同士の継ぎ目を覆うように気密テープ材を設置する気密テープ材設置工程を有してもよい。
上述の構成によれば、断熱材を運搬や取り扱いが容易なサイズで複数形成して用いることができ、作業効率を高めることができる。また、複数の断熱材同士の継ぎ目が気密テープで覆われるので、室内側の湿気が複数の断熱材同士の継ぎ目から室外側に浸入することを防ぎ、良好な断熱性能を達成することができる。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法では、前記断熱材として熱硬化性樹脂発泡体で構成された断熱材を用いてもよい。
上述の構成によれば、熱硬化性樹脂発泡体で構成された断熱材を用いることで、断熱材の熱伝導率を低減し、断熱壁構造の断熱性能を高めることができる。したがって、断熱材の厚み及び使用量を抑えると共に、施工コストを抑えることができる。
本発明に係る断熱壁構造は、コンクリート製の壁と、前記壁の一方の壁面に塗布されたプライマーと、前記プライマーの表面に配された粘着テープ材と、前記粘着テープ材の表面に配置された断熱材と、を有することを特徴とする。
上述の構成によれば、プライマーの平滑な表面に粘着テープ材を介して断熱材が設置されているので、壁と断熱材に形成される不陸に対応した施工が可能となり、壁と断熱材とが良好に接着されている。このような断熱壁構造によれば、施工時の作業が円滑かつ容易に進められ、施工コストが抑えられる。
本発明に係る断熱壁構造において、前記粘着テープ材は、前記断熱材において前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに非交差状態で設けられていてもよい。
上述の構成によれば、粘着テープ材同士が重なることなく配置されているので、プライマーの平滑面と断熱材のプライマー対向面との厚み間隔が略均一になり、壁と断熱材に形成される不陸に対応した施工が可能となる。
本発明に係る断熱壁構造において、前記断熱材は複数設置され、複数の前記断熱材同士の継ぎ目を覆う気密テープ材を備えていてもよい。
上述の構成によれば、複数の断熱材同士の継ぎ目が気密テープで覆われているので、室内側の湿気が複数の断熱材同士の継ぎ目から室外側に浸入せず、良好な断熱性能が得られる。
本発明に係る断熱壁構造において、前記断熱材は熱硬化性樹脂発泡体であることが好ましい。
上述の構成によれば、断熱材の熱伝導率が低減され、断熱壁構造の断熱性能が確実に高められる。したがって、断熱材の厚み及び使用量が抑えられると共に、断熱壁構造の施工コストが抑えられる。
本発明に係る断熱材は、一方の壁面にプライマーが塗布されたコンクリート製の壁の前記一方の壁面に設置するための断熱材であって、前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに非交差状態で設けられた粘着テープ材を有することを特徴とする。
上述の構成によれば、粘着テープ材同士が重なることなく配置されていることで、プライマーの表面に専門的な技術を要さずに容易に設置され、かつプライマーの平滑面と断熱材のプライマー対向面との厚み間隔が略均一になる断熱材が得られる。このような断熱材を用いることにより、コンクリート製の壁に施されたプライマーの表面に断熱材を設置する際の作業効率が高められ、施工コストが抑えられる。
本発明に係る断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材によれば、作業効率を高め、施工コストを抑えることができる。
本発明に係る断熱壁構造の背面図(即ち、屋内側から見た図)である。 本発明に係る断熱壁構造の上面図である。 断熱材の正面図(即ち、屋外側から見た図)であって、(a)は本発明に係る断熱材の図であり、(b)は従来のように粘着テープ材が交差状態で設けられている断熱材の図である。 本発明に係る断熱壁構造の施工方法を説明するための上面図である。 本発明に係る断熱壁構造の施工方法の変形例を説明するための上面図である。 本発明に係る断熱壁構造の施工方法の別の変形例を説明するための上面図である。 本発明に係る断熱壁構造の変形例の側断面図である。 本発明に係る断熱壁構造の別の変形例の側断面図である。
以下、本発明に係る断熱壁構造の施工方法、断熱壁構造、及び断熱材の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
(断熱壁構造、断熱材)
始めに、本発明に係る断熱壁構造及び断熱材の実施形態について説明する。図1及び図2に示すように、本発明を適用した断熱壁構造2は、コンクリート製の壁4と、壁4の屋内側の壁面(一方の壁面)4aに塗布されたプライマー6と、プライマー6の表面6aに配された粘着テープ材8と、粘着テープ材8の表面8aに配置された複数の断熱材10と、複数の断熱材10同士の継ぎ目Gを覆う気密テープ材20と、を有する。
壁4は、少なくともコンクリート製のものであるが、例えばPC工法によって施工された壁でもよく、その施工方法は特に限定されない。壁4を構成するコンクリートとしては、PCやALCが挙げられるが、コンクリートであれば特に限定されない。
図2に示すように、プライマー6は、壁4の壁面4aに所謂下地材として塗布されるものであり、コンクリート製の壁に塗布可能なものであれば特に限定されない。プライマー6の厚みは、プライマー6の表面6aの表面粗さが適度に達成されれば、特に限定されない。
プライマー6の好適な一例としては、例えば壁4の壁面4aのように比較的粗い面に対しても使用可能であり、スプレーによる噴射によって壁面4aに塗布可能なスプレーのりZ3(製造販売元:コニシ株式会社)等が挙げられ、プライマー6としては、ゴム系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ、これらは溶剤に溶解・分散されている溶剤型でも、無溶剤型でもよい。
図3(a)に示すように、粘着テープ材8は、少なくとも断熱材10のプライマー対向面(断熱材においてプライマーと対向する面)10bの外周部10rと外周部10rの内側部分10nとに設けられている。具体的に、断熱材10のプライマー対向面10bには、外周部10rにおいて断熱材10の短辺(ここでは、紙面横方向)に正面視で平行する粘着テープ材8A、断熱材10の長辺(ここでは、紙面縦方向)に正面視で平行する粘着テープ材8B、及び内側部分10nにおいて断熱材10の短辺に正面視で平行し、互いに所定の間隔をあけて配置された複数の粘着テープ材8Cが設けられている。
粘着テープ材8は、非交差状態で設けられている。ここで、「非交差状態」とは、図3(b)に示すように、複数の粘着テープ材8同士が互いに交差する交差部8xが存在する状態ではなく、図3(a)に示すように、断熱材10のプライマー対向面10bに設けられている複数の粘着テープ材8同士が全く交差していない状態(複数の粘着テープ材が積層されていない状態)をいう。即ち、粘着テープ材8A,8Cは、それぞれの長手方向の端部が粘着テープの8Bに対して接続、又は僅かな隙間を開けて配置されている。これにより、粘着テープ材による段差が小さくなり、断熱材10と壁面4aの間に隙間が生じにくくなる。なお、複数の粘着テープ材が積層されていないことが望ましいが、複数の粘着テープ材同士がわずかに積層した状態を排除するものではなく、わずかに積層していても断熱材10と壁面4aの間に隙間が生じなければよい。
なお、図3(b)は粘着テープ材8が非交差状態で設けられている状態の一例を示すものであって、複数の粘着テープ材8同士が全く交差していなければ「非交差状態」に含まれる。非交差状態には、図3(b)の示す例の他に、例えば粘着テープ材8Cの少なくとも一つが正面視において左下がりまたは右下がりに傾斜しているものが挙げられる。
粘着テープ材8の厚みは、0.1mm以上3.0mm以下であることが好ましく、0.5mm以上1.5mm以下であることが好ましい。粘着テープ材8の厚みが0.1mm以上であれば、プライマー6の表面6aや断熱材10のプライマー対向面10bに凹凸状に形成される不陸がこれらの面同士の間に介在する粘着テープ材8によって吸収される。また、粘着テープ材8の厚みが3.0mm以下であれば、プライマー6の表面6aと断熱材10のプライマー対向面10bとの隙間を適度に抑え、該隙間への湿気の浸入や滞留を防止することができる。
上述の条件を満たす粘着テープ材8としては、所謂強力な両面テープであり、アクリル・オレフィン特殊共重合したポリプロピレンからなる長尺の基材の両面に離型フィルムまたは離型紙が設けられることによって構成されているものとしてもよい。このような粘着テープ材8を用いることにより、手軽に短時間で粘着テープ材8を断熱材10のプライマー対向面10bの所望の位置に貼着することができる。このような粘着テープ材8の一例としては、SJテープ(製造販売元:積水化学工業株式会社)が挙げられる。
断熱材10は、プライマー6が塗布されたコンクリート製の壁4の壁面4aに設置するための断熱材であって、断熱壁構造2において断熱の機能を発揮する本体部分である。図2に示すように、断熱材10は、断熱素材12と、断熱素材12の表面12a及び裏面12bに積層された面材14と、を備えている。なお、面材14は表面12a又は裏面12bのいずれか一方のみでもよく、面材14が両面とも無くともよい。
断熱素材12としては、例えば、フェノールフォーム断熱材、ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材、押出法ポリスチレンフォーム断熱材、硬質ウレタンフォーム断熱材、ポリエチレンフォーム断熱材、グラスウール、ロックウール、無機質系発泡体、ポリプロピレン発泡体等が挙げられるが、適度な断熱性能と次に説明するJISA9521又はJISA9511の規格に沿って好適な圧縮強さ、曲げ強さを有する素材であれば特に限定されない。
断熱素材12のJISA9521に準拠して測定される圧縮強さは、10N/cm以上100N/cm以下であることが好ましい。断熱素材12の圧縮強さが10N/cm未満になると、後述する断熱壁構造の施工方法で説明するように断熱材10をプライマー6の表面6aに設置する際に断熱材10をプライマー6の表面6aに押し当てると断熱材10に凹みや破損が生じる虞がある。また、断熱素材12の圧縮強さが100N/cmを超えると、断熱素材12の密度が著しく高くなるため、断熱素材12自体が重くなり、粘着テープ材8で断熱材10と壁面4aとの接着状態を保つのが難しくなる。
また、断熱素材12のJISA9521に準拠して測定される曲げ強さは、15N/cm以上200N/cm以下であることが好ましい。断熱素材12の曲げ強さが15N/cm未満であると、壁面4aに設置する施工時の押圧で断熱素材12が折れ曲がりやすくなってしまう。また、断熱素材12の曲げ強さが200N/cmを超えると、壁面4aの表面の不陸や凹凸に追従した施工が困難になる虞がある。
上述の特性を有し、断熱素材12として好ましい素材としては、断熱素材12の表面に後述する面材14が積層されているものが好ましく、例えばレゾール型フェノール樹脂を発泡硬化させたフェノール樹脂発泡体や、ポリイソシアネートとポリオールを発泡硬化させた硬質ポリウレタン樹脂発泡体や硬質ポリイソシアヌレート樹脂発泡体等の熱硬化性樹脂発泡体が挙げられ、これらの中でもフェノール樹脂発泡体が最も熱伝導率が低いため好ましい。断熱素材12として熱硬化性樹脂発泡体を用いることで、断熱材10の熱伝導率が低減され、断熱壁構造2の断熱性能が高まる。
面材14は、所謂発泡層を構成する断熱素材12とプライマー6の表面6aとの接着性を確保するために設けられているものである。面材14としては、例えばクラフト紙や炭酸カルシウム紙、水酸化アルミニウム紙、ガラス繊維混抄紙等のセルロース繊維を含む紙類及びこれらの積層紙、ガラス繊維を含有するガラス繊維不織布やガラス繊維織布、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはナイロンを含有する合成繊維不織布等が挙げられるが、上述のように断熱素材12とプライマー6の表面6aとの接着性を確保可能なものであれば特に限定されない。面材14は、断熱素材12の発泡成形工程等において、接着剤を使用せず、断熱素材12自体の接着力で面材14と断熱素材12とが一体になるよう成形されている。また、面材14としては表面に凹凸があることが好ましく、合成繊維不織布の熱圧着部分(所謂、エンボス)のように面材14自体に凹凸があってもよく、断熱素材12の表面に凹凸が設けられ、この凹凸に面材14が追従した結果面材14に凹凸が設けられていてもよい。
なお、断熱素材12がポリスチレン系の樹脂からなる場合や断熱素材12とプライマー6の表面6aとの接着性がもともと確保可能である場合は、面材14は省略されてもよい。
図1及び図2に示すように、断熱材10は、壁4の壁面4aを覆うように複数設置されている。断熱材10の正面視での大きさは、例えば縦(鉛直方向)1820mm×横(水平方向)910mm程度であることが好ましいが、適切に調整されていればよい。断熱材10が複数設置されていることにより、一つ一つの断熱材10の取り扱いや運搬、管理が円滑に行われる。
気密テープ材20は、住宅や建築の用途で広く用いられているものであり、室内側の湿気が継ぎ目Gを介して室外側に浸入しないように継ぎ目Gを封止できるものであれば、特に限定されない。
気密テープ材20の幅は、継ぎ目Gを中心として継ぎ目Gの延在方向に直交する方向に沿って40mm以上200mm以下であることが好ましい。気密テープ材20の幅が40mm未満になると、室内側の湿気が継ぎ目Gを介して室外側に浸入するおそれがあると共に気密テープ材20の継ぎ目Gを含む断熱材10に対する接着性が低下し、断熱材10の表面10aから剥がれ易くなるという問題がある。また、気密テープ材20の幅が200mmを超えると、気密テープ材20の粘着面が大きすぎるために、気密テープ材20の粘着面同士が接着してしまい、断熱材10と気密テープ材20との間に隙間が生じやすいという問題がある。
好適な気密テープ材20の例としては、気密防水テープ#740(製造販売元:積水化学工業株式会社)やエースクロス(製造販売元:光洋化学株式会社)等が挙げられる。
(断熱壁構造の施工方法)
次いで、本発明に係る断熱壁構造の施工方法の実施形態について説明する。本発明を適用した断熱壁構造の施工方法は、コンクリート製の壁4の壁面4aにプライマー6を塗布するプライマー塗布工程、プライマー6の表面6aに粘着テープ材8を介して断熱材10を設置する断熱材設置工程、及び断熱材設置工程後に、複数の断熱材10同士の継ぎ目Gを覆うように気密テープ材20を設置する気密テープ材設置工程と、を有する。
プライマー塗布工程を行う前に、図3(a)に示すようにプライマー対向面10bの外周部10rと外周部10rの内側部分10nとに非交差状態で粘着テープ材8を設けた断熱材10を予め用意する。この際、粘着テープ材8の裏面8bに離型紙を配しておく等の方法で、後述するように断熱材10をプライマー6の表面6aに押し当てる作業を行う直前まで粘着テープ材8の裏面8bを保護し、裏面8bの粘着性が低下しないようにする。粘着テープ材8として前述の両面に離形紙が設けられた粘着テープを用いた場合は、粘着テープの離型フィルム又は離型紙が設けられていない方の面を、プライマー対向面10bの外周部10rと外周部10rの内側部分10nとに非交差状態で貼着し、粘着テープの他方の面の離型フィルムまたは離型紙は残しておけばよい。
先ず、図2に示すコンクリート製の壁4をPC工法等の公知の方法で所定の位置に設置する。
<プライマー塗布工程>
壁4の屋内側の壁面4aにプライマー6を塗布する。プライマー6の塗布方法は、プライマー6の種類等を勘案して適切な方法や公知の方法を採用すればよい。この後、プライマー6を充分に乾燥させる。
<断熱材設置工程>
次に、図4に示すように、断熱材10に設けた粘着テープ材8の裏面8bに配された離型フィルムまたは離型紙等を剥がし、粘着テープ材8の裏面8bをプライマー6の表面6aの所定の位置に当接させるように(図4に示す矢印の方向に沿って)断熱材10をプライマー6に押し当てる。同様の作業を繰り返し、複数の断熱材10をプライマー6の表面6aに設置する。
<気密テープ材設置工程>
次に、前述のように複数の断熱材10同士の継ぎ目Gを覆うように気密テープ材20を設置する。
以上の工程を行うことにより、図1及び図2に示す断熱壁構造2の施工が完了する。断熱壁構造2の施工完了後、断熱材10の表面10aや気密テープ材20の表面20aに適宜内装材等を設けてもよく、壁4の屋外側の壁面4bに適宜外装材等を設けてもよい。
以上説明した本実施形態の断熱壁構造2では、プライマー6の平滑な表面6aに粘着テープ材8を介して断熱材10が設置されているので、壁4と断熱材10に形成される不陸に対応した施工が可能となり、プライマー6及び粘着テープ材8を介して壁4と断熱材10とが良好に接着されている。そのため、従来のような接着剤を使用する場合のような強度発現に必要とされる養生期間が短縮されることから、断熱壁構造2の施工時の作業効率が高まり、施工コストが抑えられる。
また、本実施形態の断熱壁構造2では、粘着テープ材8が断熱材10のプライマー対向面10bの外周部10rと内側部分10nとに非交差状態で設けられているので、粘着テープ材8同士が重なることなく、断熱材10のプライマー対向面10bに設置された粘着テープ材8の厚みが側面視において略均一になる。本実施形態の断熱壁構造2によれば、断熱材10が粘着テープ材8を介してプライマー6の表面6aに設置されていることで、プライマー6の表面6aと断熱材10のプライマー対向面10bとの厚み間隔が略均一になり、平滑面をなすプライマー6に対して粘着テープ材8を確実に接着させることができる。なお、図3(b)に例示したように従来の断熱材100では、粘着テープ材8(公知の粘着材を含む)が交差する交差部8xが存在することで、交差部8xの厚みが交差部8x以外の粘着テープ材8の厚みより大きくなり、壁4と断熱材10に形成される不陸によって接着性が低下していた。
また、本実施形態の断熱壁構造2では、複数の断熱材10が設置され、断熱材10同士の継ぎ目Gが気密テープ材20で覆われているので、室内側の湿気が断熱材10同士の継ぎ目Gから室外側に浸入せず、良好な断熱性能が得られる。
また、本実施形態の断熱壁構造2では、断熱材10がフェノール樹脂発泡体から構成されることで、断熱材10の熱伝導率がより低減され、断熱壁構造2の断熱性能が確実に高められる。したがって、断熱材10の厚み及び使用量が抑えられると共に、断熱壁構造2の施工コストが抑えられる。
また、本実施形態の断熱材10によれば、予めプライマー対向面10bの外周部10rと内側部分10nとに粘着テープ材8が非交差状態で設けられているので、建設現場への持ち運びや建設現場でのプライマー6の表面6aへの設置が手軽に行われる。断熱材10により、断熱壁構造2の施工時の作業効率が高まり、施工コストが低減される。
また、本実施形態の断熱壁構造の施工方法によれば、プライマー塗布工程において、壁4の壁面4aにプライマー6を塗布することでプライマー6の表面6aに平滑面を形成することができる。断熱材設置工程では、平滑にしたプライマー6の表面6aに粘着テープ材8を介して断熱材10を設置することで、壁4と断熱材10に形成される不陸に対応した施工をすることができ、プライマー6の表面6aに断熱材10を良好な接着性をもって設置することができる。これにより、断熱壁構造2の施工時の作業効率を高め、施工コストを抑えることができる。
また、本実施形態の断熱壁構造の施工方法によれば、粘着テープ材8同士を非交差状態で断熱材10のプライマー対向面10bに配置するので、プライマー6の表面6aと断熱材10のプライマー対向面10bとの厚み間隔を略均一にし、プライマー6及び粘着テープ材8を介して壁4と断熱材10との接着性を良好にすると共に、壁4と断熱材10に形成される不陸に対して確実に対応し、断熱壁構造2を施工することができる。
また、本実施形態の断熱壁構造の施工方法によれば、断熱材設置工程において、複数の断熱材10を用いることにより、断熱材10の設置面積が比較的大きい壁4の壁面4aに対しても該設置面積を適宜区分けして各区分に合わせた断熱材10を設置することができる。加えて、断熱材10を運搬や取り扱いが容易なサイズにすることができる。さらに、本実施形態の断熱壁構造の施工方法によれば、断熱材設置工程後に気密テープ材設置工程を行うことで、断熱材10同士の継ぎ目Gを気密テープ材20によって封止し、室内側の湿気が継ぎ目Gから室外側に浸入することを防ぎ、良好な断熱性能を達成することができる。
また、本実施形態の断熱壁構造の施工方法によれば、熱硬化性樹脂で構成された断熱材10を用いることで、断熱材10の熱伝導率を低減し、断熱壁構造2の断熱性能を高めることができる。したがって、断熱材10の厚み及び使用量を抑えると共に、施工コストを抑えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明に係る断熱壁構造の施工方法では、断熱材設置工程において、図5に示すように、プライマー6の表面6aのうち断熱材10のプライマー対向面10bの外周部10rに対向する部分6pに粘着テープ材8を設けた後、粘着テープ材8の表面8aに断熱材10のプライマー対向面10bを当接させるように断熱材10を設置してもよい。言い換えれば、プライマー6の表面6aに粘着テープ材8を介して断熱材10を設置することができれば、粘着テープ材8は、プライマー6の表面6aに設けてもよく、断熱材10のプライマー対向面10bに設けてもよい。
なお、建設現場の作業空間の広さや工程等に余裕があれば、断熱材10のプライマー対向面10bに粘着テープ材8を設ける作業は、後述する断熱材設置工程において行っても構わない。また、壁4の壁面4aに塗布したプライマー6を乾燥させる時間内に、断熱材10のプライマー対向面10bに粘着テープ材8を設けても構わない。
また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法及び断熱壁構造2では、プライマー6と断熱材10との接着性が良好に確保可能であれば、粘着テープ材8を断熱材10のプライマー対向面10bの外周部10rのみに設置してもよく、内側部分10nに設置しなくてもよい。
また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法及び断熱壁構造2では、断熱材10を必ず複数用いる必要はなく、一枚物の断熱材10を用いても構わない。一枚物の断熱材10を用いる場合や、複数の断熱材10の継ぎ目Gに接着剤等が配置される場合等であれば、気密テープ材20及び気密テープ材設置工程は省略可能である。
また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法及び断熱壁構造2において、断熱壁構造2の屋内側や屋外側には種々の部材や建材が設けられていてもよい。例えば、図6に示すように、気密テープ材20の表面20a(即ち、断熱壁構造2の屋内側)にスタッドと呼ばれる鋼製下地30が設けられ、鋼製下地32の表面30aに石膏ボード34が設けられていてもよい。また、同図に示すように、壁4の壁面4b(即ち、断熱壁構造2の屋外側)に外装材40が設けられていてもよい。なお、図6では、断熱材10における断熱素材12及び面材14の図示は省略し、これらをまとめて断熱材10として示している。
また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法及び断熱壁構造2では、図7に示すように、壁4の形状等を勘案して、部分的に粘着テープ材8及び断熱材10を貼り増ししてもよい。図7に示す例では、壁4において鉛直方向に沿う部分及び段部の断熱材10Aの表面10aに粘着材8及び断熱材10Bが設けられている。なお、図7では、断熱材10における断熱素材12及び面材14の図示は省略し、これらをまとめて断熱材10として示すと共に、気密テープ材20の図示は省略する。
また、本発明に係る断熱壁構造の施工方法及び断熱壁構造2では、壁4の壁面4aにビス等の固定具による突出部があれば、該突出部の正面視近傍まで断熱壁構造2を施工し、その後に該突出部を覆うように新たに断熱壁構造2を屋内側から施工してもよい。(即ち、特許文献1の図3に示されている断熱板1と同様に本発明に係る断熱壁構造2を施工してもよい。)
例えば、図8に示すように、建築物には、鉛直方向に沿って設けられた壁4Aに加え、壁4Aの壁面4a(即ち、屋内側の面)にビス43で固定された取付部材42や、必要に応じて取付部材41等を介して壁4Aに接続され、水平方向に沿う壁4B(即ち、床又は天井)が設置されている場合がある。このような構成においては、取付部材41,42やビス43の表面41a,42a,43aに細かい突出部が形成されるので、表面41a,42a,43aには従来のようにウレタン系の材料を発泡させると共に直接吹き付けることによって発泡ウレタン系の断熱部Uを設け、壁4A,4Bの平滑な壁面4aには本発明に係るプライマー6、粘着テープ材8、及び断熱材10を設けてもよい。なお、図8では、断熱材10における断熱素材12及び面材14の図示は省略し、これらをまとめて断熱材10として示すと共に、気密テープ材20の図示は省略する。
2…断熱壁構造、4…壁、4a…壁面(一方の壁面)、6…プライマー、6a…表面、8…粘着テープ材、10…断熱材、10b…プライマー対向面(断熱材においてプライマーに対向する面)、20…気密テープ、G…継ぎ目

Claims (10)

  1. コンクリート製の壁の一方の壁面にプライマーを塗布するプライマー塗布工程と、
    前記プライマーの表面に粘着テープ材を介して断熱材を設置する断熱材設置工程と、
    を有することを特徴とする断熱壁構造の施工方法。
  2. 前記断熱材設置工程において、前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに前記粘着テープ材を非交差状態で設けた前記断熱材を、前記プライマーの表面に設置することを特徴とする請求項1に記載の断熱壁構造の施工方法。
  3. 前記断熱材設置工程において、前記プライマーの表面のうち前記断熱材における前記プライマーと対向配置される面の外周部に対向する部分に前記粘着テープ材を設けた後、前記プライマーの表面に前記断熱材を設置することを特徴とする請求項1に記載の断熱壁構造の施工方法。
  4. 前記断熱材設置工程において、前記プライマーの表面に複数の前記断熱材を設置し、
    前記断熱材設置工程後に、前記複数の断熱材同士の継ぎ目を覆うように気密テープ材を設置する気密テープ材設置工程を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の断熱壁構造の施工方法。
  5. 前記断熱材設置工程において、前記断熱材として熱硬化性樹脂発泡体を用いることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の断熱壁構造の施工方法。
  6. コンクリート製の壁と、
    前記壁の一方の壁面に塗布されたプライマーと、
    前記プライマーの表面に配された粘着テープ材と、
    前記粘着テープ材の表面に配置された断熱材と、
    を有することを特徴とする断熱壁構造。
  7. 前記粘着テープ材は、前記断熱材において前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに非交差状態で設けられていることを特徴とする請求項6に記載の断熱壁構造。
  8. 前記断熱材は複数設置され、
    複数の前記断熱材同士の継ぎ目を覆う気密テープ材を備えていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の断熱壁構造。
  9. 前記断熱材は熱硬化性樹脂発泡体であることを特徴とする請求項6から請求項8の何れか一項に記載の断熱壁構造。
  10. 一方の壁面にプライマーが塗布されたコンクリート製の壁の前記一方の壁面に設置するための断熱材であって、
    前記プライマーと対向する面の外周部と前記外周部の内側部分とに非交差状態で設けられた粘着テープ材を有することを特徴とする断熱材。
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