JP2019112859A - 外断熱構造及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、施工が容易で、排水性に優れた外断熱構造及びその製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】建築物の下地壁の前面に断熱パネルを備え、該断熱パネルの外表面に湿式塗り仕上げが施されている外断熱構造であり、下地壁と断熱パネルとは前後方向に垂直な一方向に連通する隙間を有して接着しており、隙間の端部近傍に下地壁と断熱パネルとの間隔と同じ厚さを備える通水スペーサーが設けられていることを特徴とする、外断熱構造。【選択図】図1
Description
本発明は、建築物の外断熱構造及び外断熱構造の製造方法に関する。
従来、建築物の断熱性能を高める手段の一つとして、建築物の下地壁の前面に断熱パネルを貼り付け、該断熱パネルの外表面側にモルタル等の湿式塗り仕上げを施してなる外断熱構造が知られている。このような外断熱構造では、仕上げ面やシーリング等の劣化により下地壁と断熱パネルとの間に雨水等の水分が侵入し、この水分が断熱パネルや下地壁を劣化させる恐れがあるため、外断熱構造に通水構造を設けることが望まれる。
上記の要求に応えるものとして、例えば、特許文献1には、外壁構造物の下地材と対向する面に通水構造材によって形成された複数の排水部を備えた外壁断熱用ボードが開示されている。ボード本体と下地材との間に侵入した水や湿気による結露は、この排水部を流下し、外壁構造物から排出される。
また、特許文献2には、断熱ボードの一方の主面に複数の突起を有する通水構造付き断熱ボードが開示されている。この突起は、断熱ボードの一方の主面に所定の形状の複数の孔を有する工具を密着させて圧力を加えることにより形成される。建築物の壁にこの通水構造付き断熱ボードを取り付けた際に、突起と突起の間の空間が通水構造を形成する。
しかしながら、特許文献1及び2の外断熱構造は、断熱ボード自体に通水構造を設けるため、断熱ボードの加工に手間が掛かり、製造効率の点で改善の余地がある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、本発明の目的は、施工が容易で、排水性に優れた外断熱構造及びその製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は以下の[1]〜[6]を提供する。
[1]建築物の下地壁の前面に断熱パネルを備え、該断熱パネルの外表面に湿式塗り仕上げが施されている外断熱構造であり、
前記下地壁と前記断熱パネルとは前後方向に垂直な一方向に連通する隙間を有して接着しており、
前記隙間の端部近傍に前記下地壁と前記断熱パネルとの間隔と同じ厚さを備える通水スペーサーが設けられている
ことを特徴とする、外断熱構造。
[2]前記隙間は、前記前後方向に垂直な一方向以外の方向について少なくとも一方向が封止されている、[1]に記載の外断熱構造。
[3]前記通水スペーサーは、前記下地壁に固定されつつ、前記断熱パネルに押し当てられている、[1]又は[2]に記載の外断熱構造。
[4]前記断熱パネルの前面側から後面側に折り返されるように設けられたパネル補強材が、前記通水スペーサーと前記断熱パネルとの間に挟み込まれている、[1]〜[3]のいずれかに記載の外断熱構造。
[5]前記前後方向に垂直な一方向に関して、前記断熱パネルの後面側に位置する前記パネル補強材の端が前記通水スペーサーの最内端よりも内側に位置している、[4]に記載の外断熱構造。
[6]前記下地壁に前記通水スペーサーを固定し、該通水スペーサーに前記断熱パネルを押し当てることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載の外断熱構造の製造方法。
前記下地壁と前記断熱パネルとは前後方向に垂直な一方向に連通する隙間を有して接着しており、
前記隙間の端部近傍に前記下地壁と前記断熱パネルとの間隔と同じ厚さを備える通水スペーサーが設けられている
ことを特徴とする、外断熱構造。
[2]前記隙間は、前記前後方向に垂直な一方向以外の方向について少なくとも一方向が封止されている、[1]に記載の外断熱構造。
[3]前記通水スペーサーは、前記下地壁に固定されつつ、前記断熱パネルに押し当てられている、[1]又は[2]に記載の外断熱構造。
[4]前記断熱パネルの前面側から後面側に折り返されるように設けられたパネル補強材が、前記通水スペーサーと前記断熱パネルとの間に挟み込まれている、[1]〜[3]のいずれかに記載の外断熱構造。
[5]前記前後方向に垂直な一方向に関して、前記断熱パネルの後面側に位置する前記パネル補強材の端が前記通水スペーサーの最内端よりも内側に位置している、[4]に記載の外断熱構造。
[6]前記下地壁に前記通水スペーサーを固定し、該通水スペーサーに前記断熱パネルを押し当てることを特徴とする、[1]〜[5]のいずれかに記載の外断熱構造の製造方法。
本発明によれば、施工が容易で、排水性に優れた外断熱構造及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明について、実施形態に則して詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。
(外断熱構造)
本実施形態の外断熱構造は、建築物の下地壁の前面側に設けられて建築物の断熱性能を高めるものである。例えば、本実施形態の外断熱構造は、特に限定されることなく、図1〜3に示すような構成を有している。
本実施形態の外断熱構造は、建築物の下地壁の前面側に設けられて建築物の断熱性能を高めるものである。例えば、本実施形態の外断熱構造は、特に限定されることなく、図1〜3に示すような構成を有している。
具体的には、図1〜3に示す外断熱壁構造は、家等の建築物の内装8及び柱7の外側に設けられた下地壁6の前面に接着剤5を介して接着する断熱パネル1と、断熱パネル1の前面に設けられた下地層2及び補強材3と、外断熱壁構造の外表面を構成する塗り仕上げ層4とを備えている。そして、下地壁6と断熱パネル1とは前後方向に垂直な一方向(図1〜3に示す例では、鉛直下方)に連通する隙間9を有して接着しており、隙間9の端部近傍(図1〜3に示す例では、下端部近傍)に下地壁6と断熱パネル1との間隔と同じ厚さを備える通水スペーサー10が設けられていることを特徴とする。
なお、上記の「同じ」厚さとは、厳密な意味で同一という意味ではなく、通水スペーサー10がその機能を損なわない範囲で、下地壁6と断熱パネル1との間隔と同程度の厚みを有する場合を含む。
なお、上記の「同じ」厚さとは、厳密な意味で同一という意味ではなく、通水スペーサー10がその機能を損なわない範囲で、下地壁6と断熱パネル1との間隔と同程度の厚みを有する場合を含む。
このように、下地壁6と断熱パネル1とにより通水構造として機能する隙間9を構成し、その端部近傍、特に下端部近傍に通水スペーサー10を配設することにより、下地壁6及び断熱パネル1の端部に通水スペースが確実に確保されるため、接着剤等の他の構成要素により排水が阻害されるのを防ぎ、確実かつ円滑な排水が可能となる。また、通水スペースを確保するために、前述した先行技術文献のように断熱パネルに溝や突起等を加工したり、下地壁の複数箇所にビス打ちしたりする必要がないため、通水構造を容易に形成することができる。また特に、通水スペーサー10を隙間9の下端部近傍に配設した場合、通水スペーサー10の存在によって最下段に配する断熱パネル1を簡単に位置決めすることができるため、その上に、上段の断熱パネル1を垂直を確認しながら載せて配することで、仕上げられる壁面の垂直性を保ちながら通水スペースを確保することが容易にできる。
ここで、下地壁6としては、特に限定されることなく、ラスモルタル壁、鉄筋コンクリート壁、軽量気泡コンクリート壁、サイディング壁等の既知の外壁用の材料からなる壁、あるいは、合板、ダイライト(商品名)、モイス(商品名)等の既知の内装あるいは耐力面材用の材料からなる壁を用いることができる。下地壁6は、防水性を有する観点から、鉄筋コンクリート壁、軽量気泡コンクリート壁に塗装を施したものであることが好ましい。また、下地壁6が合板、ダイライト(商品名)、モイス(商品名)等の吸水性を有するものの場合は、前面に防水処理をすることが好ましい。
また、下地壁6と断熱パネル1との接着、断熱パネル1と通水スペーサー10との接着等に使用される接着剤5としては、モルタル等の既知の建築用接着剤を用いることができる。
なお、接着剤5は、下地壁6に断熱パネル1を貼り付け可能であれば、下地壁6の外表面全面に塗布する必要はなく、一部のみに塗布してもよい。同様に、接着剤5は、断熱パネル1に通水スペーサー10を貼り付け可能であれば、断熱パネル1の内表面全面に塗布する必要はなく、一部のみに塗布してもよい。
接着剤5を下地壁6又は通水スペーサー10の一部のみに塗布する方法としては、例えば、点状(団子状)塗布、線状(ビード状)塗布等が挙げられる。図1は、接着剤5を鉛直(上下)方向に線状に塗布した例を示し、図2は、接着剤5を塗布した部分の鉛直断面(図1の線A−Aに沿う面により切断したときの断面)を示し、図3は、接着剤5を塗布していない部分の鉛直断面(図1の線A’−A’に沿う面により切断したときの断面)を示す。図1、図2では、接着剤5は鉛直(上下)方向に直線状に所定のピッチで連続して塗布されているが、本形状に限定されず、直線状に断続的に塗布されていてもよい。断続的に塗布された部分は、鉛直方向に関して複数列をなしていてもよく、また、隣接する列間において、各列は互いにピッチをずらして塗布されていてもよい。
なお、接着剤5は、下地壁6に断熱パネル1を貼り付け可能であれば、下地壁6の外表面全面に塗布する必要はなく、一部のみに塗布してもよい。同様に、接着剤5は、断熱パネル1に通水スペーサー10を貼り付け可能であれば、断熱パネル1の内表面全面に塗布する必要はなく、一部のみに塗布してもよい。
接着剤5を下地壁6又は通水スペーサー10の一部のみに塗布する方法としては、例えば、点状(団子状)塗布、線状(ビード状)塗布等が挙げられる。図1は、接着剤5を鉛直(上下)方向に線状に塗布した例を示し、図2は、接着剤5を塗布した部分の鉛直断面(図1の線A−Aに沿う面により切断したときの断面)を示し、図3は、接着剤5を塗布していない部分の鉛直断面(図1の線A’−A’に沿う面により切断したときの断面)を示す。図1、図2では、接着剤5は鉛直(上下)方向に直線状に所定のピッチで連続して塗布されているが、本形状に限定されず、直線状に断続的に塗布されていてもよい。断続的に塗布された部分は、鉛直方向に関して複数列をなしていてもよく、また、隣接する列間において、各列は互いにピッチをずらして塗布されていてもよい。
断熱パネル1としては、通常用いられる任意の断熱パネルを用いることができる。具体的には、断熱パネル1としては、例えば、発泡体1aの少なくとも一方の表面(図1〜3に示す例では両面)に面材1bが積層一体化されてなる断熱パネルを用いることができる。
また、断熱パネル1として、面材1bを有さない、発泡体1aのみからなる断熱パネルを用いてもよい。
また、断熱パネル1として、面材1bを有さない、発泡体1aのみからなる断熱パネルを用いてもよい。
ここで、断熱パネル1の発泡体1aとしては、フェノールフォーム、スチレンフォーム、ウレタンフォーム、ロックウール等の断熱材として使用し得る既知の発泡体を用いることができる。中でも、ボード形状であり、吸水性も低く、難燃性にも優れる点から、発泡体1aとしては、フェノールフォームを用いることが好ましい。
また、断熱パネル1の面材1bとしては、不織布、織布、紙類、金属箔等の既知の面材を用いることができる。
断熱パネル1の形状は、特に限定されないが、最下段から上段へ積み上げる際の施工性の観点から長方形であることが好ましく、その縦方向(図1では上下方向)の寸法は、
300〜1100mmであることが好ましく、450〜910mmであることがより好ましい。また、横方向(図1では左右方向)の寸法は、450〜1820mmであることが好ましく、600〜1200mmであることがより好ましい。また、厚みは、建物ごとに要求される断熱基準などに応じて定めればよいが、例えば、フェノールフォーム断熱材の場合には、一般に、7〜150mmであることが好ましく、20〜80mmであることがより好ましい。
300〜1100mmであることが好ましく、450〜910mmであることがより好ましい。また、横方向(図1では左右方向)の寸法は、450〜1820mmであることが好ましく、600〜1200mmであることがより好ましい。また、厚みは、建物ごとに要求される断熱基準などに応じて定めればよいが、例えば、フェノールフォーム断熱材の場合には、一般に、7〜150mmであることが好ましく、20〜80mmであることがより好ましい。
断熱パネル1の施工方法は、特に限定されることなく、通常知られている方法を用いて貼り付けることができる。複数の断熱パネル1を貼り付ける場合、馬目地貼り又は芋目地貼り等を用いることができる。特に、馬目地貼りが好ましい。
また、下地層2としては、特に限定されることなく、樹脂モルタル等の既知の下地材を用いて形成した層を用いることができ、補強材3としては、特に限定されることなく、耐アルカリ性ガラス繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等を用いて形成した補強メッシュ等を用いることができる。そして、下地層2及び補強材3は、樹脂モルタル等の下地層2を形成する際に補強材3を下地層2の中に埋め込むように構成することにより、断熱パネル1の外表面に設けることができる。
更に、塗り仕上げ層4としては、特に限定されることなく、骨材入り樹脂や塗料等の既知の仕上げ材を湿式塗り仕上げしてなる層等が挙げられる。
隙間9は、下地壁6と前記断熱パネル1とは前後方向に垂直な一方向に連通しており、排水を円滑にする観点から、特に鉛直方向に連通していることが好ましい。また、隙間9は、断熱性の観点から、隙間9内からの空気とともに熱の流出が生じないように、断熱パネルの前後方向に垂直な一方向以外の方向について、少なくとも一方向が封止されていることが好ましい。特に隙間9が鉛直方向に連通している場合、少なくとも鉛直上方の端部が封止され、鉛直下方の端部近傍に通水スペーサー10を設置することが好ましい。例えば、図1〜3は、鉛直上方、左方、及び右方は封止されて鉛直下方のみが開いている例であり、開いている鉛直下方の端部近傍に通水スペーサー10を設置している。
上記のような隙間9の封止には、特に限定されることなく、変成シリコーン系、ウレタン系等の既知の建築用シーリング剤を用いることができる。
隙間9の厚みは、隙間9内での空気の対流が生じないように、一定の寸法以下であることが好ましく、一方、隙間9にて効率よく排水するために、一定の寸法以上であることが好ましい。具体的には、隙間9の厚みは、1〜5mmであることが好ましく、より好ましくは2〜4mmであり、更に好ましくは3〜4mmである。
上記のような隙間9の封止には、特に限定されることなく、変成シリコーン系、ウレタン系等の既知の建築用シーリング剤を用いることができる。
隙間9の厚みは、隙間9内での空気の対流が生じないように、一定の寸法以下であることが好ましく、一方、隙間9にて効率よく排水するために、一定の寸法以上であることが好ましい。具体的には、隙間9の厚みは、1〜5mmであることが好ましく、より好ましくは2〜4mmであり、更に好ましくは3〜4mmである。
通水スペーサー10としては、特に限定されることなく、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の汎用樹脂、セメント硬化体、木材、金属等の既知の材料を用いることができる。中でも、軽量で形状形成が容易であるという観点から、高密度ポリエチレンなどの汎用樹脂が好ましい。
また、寸法を安定させる観点からは、流動的な形状よりも、樹脂のシート、板等の固定された形状を有するものを用いることが好ましい。断熱パネル1は、通常、複数枚の断熱パネル1を下の段から上の段へと順次施工していくが、通水スペーサー10を最下段の断熱パネル1と下地壁6との間に設ける場合、通水スペーサー10の寸法が安定していることにより、下地壁6と最下段の断熱パネル1との隙間9の厚みも安定し、上の段への施工が容易になる。
通水スペーサー10の形状は、特に限定されることなく、波板、プラダン、しわ付きシート等の波状(凹凸)断面を有するシート又は板等を用いることが好ましい。その際、排水を円滑にする観点から、波状(凹凸)断面が所望の通水方向と垂直になるように通水スペーサー10を配置することが好ましい。
通水スペーサー10が波状(凹凸)断面を有する場合、その凹凸の平均ピッチは、2〜20mmであることが好ましい。
また、寸法を安定させる観点からは、流動的な形状よりも、樹脂のシート、板等の固定された形状を有するものを用いることが好ましい。断熱パネル1は、通常、複数枚の断熱パネル1を下の段から上の段へと順次施工していくが、通水スペーサー10を最下段の断熱パネル1と下地壁6との間に設ける場合、通水スペーサー10の寸法が安定していることにより、下地壁6と最下段の断熱パネル1との隙間9の厚みも安定し、上の段への施工が容易になる。
通水スペーサー10の形状は、特に限定されることなく、波板、プラダン、しわ付きシート等の波状(凹凸)断面を有するシート又は板等を用いることが好ましい。その際、排水を円滑にする観点から、波状(凹凸)断面が所望の通水方向と垂直になるように通水スペーサー10を配置することが好ましい。
通水スペーサー10が波状(凹凸)断面を有する場合、その凹凸の平均ピッチは、2〜20mmであることが好ましい。
通水スペーサー10の形状は、特に限定されないが、建築物の下地壁6の下端は多くの場合水平であり、その水平線に通気スペーサー10の下端を合わせて設置するという観点から、断熱パネル1と同様に長方形であることが好ましく、縦方向(図1では上下方向)の寸法は、30〜150mmであることが好ましく、40〜70mmであることがより好ましい。また、横方向(図1では左右方向)の寸法は、壁の横方向の長さに応じて長尺であることが好ましく、長尺のロール状で準備され、壁の長さに応じて切断して寸法を合わせることがより好ましい。また、厚み(断熱パネル1の前後方向の寸法)は、1.0〜5.0mmであることが好ましく、2.0〜4.0mmであることがより好ましい。
また、通水スペーサー10は、下地壁6に固定されつつ、前記断熱パネル1に押し当てられていることが好ましい。通水スペーサー10が断熱パネル1に押し当てられていることにより、通水スペーサー10の厚さが下地壁6と断熱パネル1との隙間の厚さと同じになる。通水スペーサー10は、釘、ビス、ボルト等の既知の固定手段で下地壁6に固定されてよく、接着剤5と同様の既知の建築用接着剤を介して断熱パネル1に接着されてよい。
本実施形態の外断熱構造は、断熱パネル1の下端部小口面(底面)を保護する観点から、例えば図1〜3に示すような、パネル補強材11を更に備えていてもよい。パネル補強材11は、断熱パネル1の前面から底面に沿って設けられていることが好ましく、図1〜3に示すように、断熱パネル1の前面側から後面側に底面で折り返されるように設けられて、パネル補強材11の一部が通水スペーサー10と断熱パネル1との間に挟み込まれていることがより好ましい。パネル補強材11の一部が通水スペーサー10と断熱パネル1との間に挟み込まれていることにより、断熱パネル1の下端部小口面が劣化するのを効果的に防ぐことができる。なお、図1〜3では、断熱パネル1の前面においてパネル補強材11は下地層2より断熱パネル1側に配されているが、パネル補強材11を補強材3に接触するように下地層2に埋設するように配してもよい。
また、断熱パネル1への通水を防ぐため、通水スペーサー10と断熱パネル1との間に設けられたパネル補強材11の端は、通水スペーサー10の最内端よりも内側に位置することが好ましい。即ち、図1〜3の例で言えば、断熱パネル1の後面に沿って設けられたパネル補強材11の上端が、通水スペーサー10の最上端よりも上側に位置することが好ましい。この時、パネル補強材11の上端と通水スペーサー10の最内端(最上端)との高さの差は、30〜100mmであることが好ましく、40〜70mmであることがより好ましい。
パネル補強材11としては、特に限定されることなく、補強材3と同様のものを使用することができ、耐アルカリ性ガラス繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等を用いて形成した補強メッシュ等が挙げられる。
また、断熱パネル1への通水を防ぐため、通水スペーサー10と断熱パネル1との間に設けられたパネル補強材11の端は、通水スペーサー10の最内端よりも内側に位置することが好ましい。即ち、図1〜3の例で言えば、断熱パネル1の後面に沿って設けられたパネル補強材11の上端が、通水スペーサー10の最上端よりも上側に位置することが好ましい。この時、パネル補強材11の上端と通水スペーサー10の最内端(最上端)との高さの差は、30〜100mmであることが好ましく、40〜70mmであることがより好ましい。
パネル補強材11としては、特に限定されることなく、補強材3と同様のものを使用することができ、耐アルカリ性ガラス繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等を用いて形成した補強メッシュ等が挙げられる。
(外断熱構造の製造方法)
本実施形態の外断熱構造は、特に限定されることなく、通常知られている方法を用いて製造することができる。例えば、本実施形態の外断熱構造は、断熱パネルを準備する工程(A)、建築物の下地壁の前面に通水スペーサーを固定する工程(B)、通水スペーサー及び下地壁の前面に断熱パネルを張る工程(C)、断熱パネルの前面に下地層及び補強材を設ける工程(D)、外断熱壁構造の外表面を構成する塗り仕上げ層を形成する工程(E)等を含んでいてよい。
本実施形態の外断熱構造は、特に限定されることなく、通常知られている方法を用いて製造することができる。例えば、本実施形態の外断熱構造は、断熱パネルを準備する工程(A)、建築物の下地壁の前面に通水スペーサーを固定する工程(B)、通水スペーサー及び下地壁の前面に断熱パネルを張る工程(C)、断熱パネルの前面に下地層及び補強材を設ける工程(D)、外断熱壁構造の外表面を構成する塗り仕上げ層を形成する工程(E)等を含んでいてよい。
工程(A)では、例えば、ラミネートボード発泡法等の、走行する面材上に吐出した発泡性樹脂組成物を発泡及び硬化させて発泡体を形成する既知の発泡方法を使用して断熱パネルを準備することができる。中でも、厚み精度に優れる断熱パネルを効率的に製造する観点からは、走行する面材上に連続的に吐出した発泡性樹脂組成物を発泡及び硬化させて形成した長尺の発泡体を走行方向に直交する方向に裁断して断熱パネルを準備することが好ましく、ラミネートボード発泡法を用いて形成した長尺の発泡体を走行方向に直交する方向に裁断して断熱パネルを準備することがより好ましい。
なお、発泡性樹脂組成物としては、樹脂成分、発泡剤、及び硬化剤を含有する既知の発泡性樹脂組成物を用いることができる。また、面材としては、前述した断熱パネル1に使用し得る面材を用いることができる。
また、長尺の発泡体の形成及び裁断は、特に限定されることなく、通常知られている装置を用いて行うことができる。
更に、工程(A)において、断熱パネルに既知の建築用接着剤等を用いてパネル補強材を予め貼り付けてもよい。パネル補強材は、断熱パネルの前面(外表面)から底面に沿って設けるのが好ましく、断熱パネルの前面に沿って底面で折り返し、更に後面に沿うように設けるのがより好ましい。
なお、パネル補強材としては、前述したパネル補強材11の形成に使用し得るものを用いることができる。
なお、パネル補強材としては、前述したパネル補強材11の形成に使用し得るものを用いることができる。
工程(B)は、特に限定されることなく、通水スペーサーを釘、ビス、ボルト等の既知の固定手段を用いて下地壁の前面に固定することができる。
工程(C)は、特に限定されることなく、接着剤等の既知の手段を用いて断熱パネルを通水スペーサー及び下地壁の外表面に貼り付けることができる。具体的には、例えば、下側の段から上側の段に向かって、一段ずつ断熱パネルを通水スペーサー及び下地壁に貼り付けることができる。より具体的には、例えば、図1〜3に示す構造において、水平方向(左右方向)に隣接する断熱パネル同士を水平方向に当接させつつ通水スペーサーに押し当てるようにして通水スペーサー及び下地壁に貼り付けて下側の段を形成した後、形成された下側の段の上で、水平方向に隣接する断熱パネル同士を水平方向に当接させつつ下地壁に貼り付けて次の段を形成する操作を繰り返すことにより、断熱パネルを貼ることができる。最下段の断熱パネルを通水スペーサーに押し当てるようにして貼り付けることにより、通水スペーサーの厚さが下地壁と断熱パネルとの隙間の厚さと同じになる。
また、上述の工程(A)でパネル補強材を断熱パネルに予め貼り付けない場合には、工程(C)において、パネル補強材を断熱パネルの内側表面(後面)に既知の建築用接着剤等を用いて接着した後、断熱パネルを通水スペーサーに貼り付けることにより、パネル補強材を通水スペーサーと断熱パネルとの間に挟み込むように設置してもよい。この後、パネル補強材は、断熱パネルの底面に沿わせて断熱パネルの後面側から前面側に折り返すようにして、断熱パネルの底面及び前面に貼り付けることができる。
更に、工程(D)では、特に限定されることなく、断熱パネルの外表面に下地材を介して補強材を貼り付けることにより、断熱パネルの前面に下地層及び補強材を設けることができる。
なお、下地材及び補強材としては、前述した下地層2及び補強材3の形成に使用し得る下地材及び補強材を用いることができる。
また、工程(D)は、全ての断熱パネルの貼り付けが終了した後に実施してもよいし、一部の断熱パネルの貼り付けが終了した後に貼り付けられた断熱パネルに対して工程(D)を実施する作業を繰り返してもよい。
なお、下地材及び補強材としては、前述した下地層2及び補強材3の形成に使用し得る下地材及び補強材を用いることができる。
また、工程(D)は、全ての断熱パネルの貼り付けが終了した後に実施してもよいし、一部の断熱パネルの貼り付けが終了した後に貼り付けられた断熱パネルに対して工程(D)を実施する作業を繰り返してもよい。
工程(E)では、特に限定されることなく、例えばモルタルや塗料等の既知の仕上げ材を湿式塗り仕上げすることにより、外断熱構造の外表面を構成する塗り仕上げ層を形成することができる。
以下に、実施例及び比較例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
フェノール樹脂100質量部に対して、発泡剤としてのイソペンタン50質量%及びイソブタン50質量%の混合物5.6質量部と、酸性硬化剤としてのキシレンスルホン酸80質量%及びジエチレングリコール20質量%の混合物13質量部とを添加し、発泡性フェノール樹脂組成物を調製した。
続いて、スラット型ダブルコンベアを有する装置を使用して長尺の板状発泡体を製造した。得られた長尺の板状発泡体を面材の走行方向に直交する方向に裁断して、走行方向に対応する方向の寸法が600mm、走行方向に対応する方向及び厚み方向の双方に直交する方向の寸法が1200mmの断熱パネル(面材付き発泡体)を複数製造した。
次に、通水スペーサーとしてプラダン(プラスチック製段ボールシート、縦50mm、縦1500mm、厚み4mm)を、ステンレス釘(長さ30mm)を用いて下地壁の前面に固定した。
続いて、接着剤として樹脂モルタルを使用し、通水スペーサー及び建築物の下地壁の前面に、上記で得た断熱パネルを走行方向に対応する方向が縦目地の方向と平行になるように(即ち、横目地と平行な方向の断熱パネルの寸法が1200mmとなるように)、馬目地貼りした。なお、断熱パネルの1段目は、パネル補強材として耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュ(縦360mm、横1500mm、目付146g/m2)を、接着剤として樹脂モルタルを用いて断熱パネルの後面に貼り付け、その上に樹脂モルタルを塗りつけて、断熱パネルを通水スペーサーに押し当てるようにして接着した。この時、補強メッシュは、補強メッシュの上端が通水スペーサーの上端よりも50mm上方となるように断熱パネルの後面に貼り付けた。
次に、断熱パネルの後面に貼り付けた耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュを、断熱パネルの底面に沿って折り返し、断熱パネルの底面および前面にも貼り付けた。
続いて、下地モルタルを介して補強材としての耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュ(縦1260mm、横1500mm、目付146g/m2))を貼り付け、その上からモルタルを塗布し、更にアクリル樹脂系の仕上げ塗材(無機顔料、骨材入り)を用いて、左官こてによる湿式塗り仕上げを施すことにより、外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
フェノール樹脂100質量部に対して、発泡剤としてのイソペンタン50質量%及びイソブタン50質量%の混合物5.6質量部と、酸性硬化剤としてのキシレンスルホン酸80質量%及びジエチレングリコール20質量%の混合物13質量部とを添加し、発泡性フェノール樹脂組成物を調製した。
続いて、スラット型ダブルコンベアを有する装置を使用して長尺の板状発泡体を製造した。得られた長尺の板状発泡体を面材の走行方向に直交する方向に裁断して、走行方向に対応する方向の寸法が600mm、走行方向に対応する方向及び厚み方向の双方に直交する方向の寸法が1200mmの断熱パネル(面材付き発泡体)を複数製造した。
次に、通水スペーサーとしてプラダン(プラスチック製段ボールシート、縦50mm、縦1500mm、厚み4mm)を、ステンレス釘(長さ30mm)を用いて下地壁の前面に固定した。
続いて、接着剤として樹脂モルタルを使用し、通水スペーサー及び建築物の下地壁の前面に、上記で得た断熱パネルを走行方向に対応する方向が縦目地の方向と平行になるように(即ち、横目地と平行な方向の断熱パネルの寸法が1200mmとなるように)、馬目地貼りした。なお、断熱パネルの1段目は、パネル補強材として耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュ(縦360mm、横1500mm、目付146g/m2)を、接着剤として樹脂モルタルを用いて断熱パネルの後面に貼り付け、その上に樹脂モルタルを塗りつけて、断熱パネルを通水スペーサーに押し当てるようにして接着した。この時、補強メッシュは、補強メッシュの上端が通水スペーサーの上端よりも50mm上方となるように断熱パネルの後面に貼り付けた。
次に、断熱パネルの後面に貼り付けた耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュを、断熱パネルの底面に沿って折り返し、断熱パネルの底面および前面にも貼り付けた。
続いて、下地モルタルを介して補強材としての耐アルカリ性ガラス繊維製の補強メッシュ(縦1260mm、横1500mm、目付146g/m2))を貼り付け、その上からモルタルを塗布し、更にアクリル樹脂系の仕上げ塗材(無機顔料、骨材入り)を用いて、左官こてによる湿式塗り仕上げを施すことにより、外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
(実施例2)
通水スペーサーとして波板(縦50mm、横1500mm、厚み3.2mm)を用いた以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
通水スペーサーとして波板(縦50mm、横1500mm、厚み3.2mm)を用いた以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
(実施例3)
通水スペーサーとしてデュポン社製タイベック(登録商標)ドレインラップ(縦50mm、横1500mm、最大部の厚み1.2mm)を用いた。実施例3では、下地壁に対して、プラスチックの皿頭10mmφのついたステンレス釘を、隙間の下端部から25mmの位置に水平方向に300mmピッチで、プラスチックの皿頭が下地壁から2mm出るように調整して設けた。その上に、タイベックドレインラップを押し当てて、適宜ステンレス釘(長さ30mm)を用いて下地壁の前面に固定した。その後、断熱パネルをタイベックドレインラップに押し当てて取り付けた。これにより、タイベックドレインラップが、しわ付きかつシート状であって、剛性が乏しいが、断熱パネルを押し当てても潰れないように構成することができた。
上記以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
通水スペーサーとしてデュポン社製タイベック(登録商標)ドレインラップ(縦50mm、横1500mm、最大部の厚み1.2mm)を用いた。実施例3では、下地壁に対して、プラスチックの皿頭10mmφのついたステンレス釘を、隙間の下端部から25mmの位置に水平方向に300mmピッチで、プラスチックの皿頭が下地壁から2mm出るように調整して設けた。その上に、タイベックドレインラップを押し当てて、適宜ステンレス釘(長さ30mm)を用いて下地壁の前面に固定した。その後、断熱パネルをタイベックドレインラップに押し当てて取り付けた。これにより、タイベックドレインラップが、しわ付きかつシート状であって、剛性が乏しいが、断熱パネルを押し当てても潰れないように構成することができた。
上記以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、本実施例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まることがなく、通水がスムーズに行われた。
(比較例1)
通水スペーサーを設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、比較例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まり通水がスムーズに行われなかった。
通水スペーサーを設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして外断熱構造を作製した。
なお、比較例では、樹脂モルタルで断熱パネルの後面及び底面にパネル補強材を貼り付け、断熱パネルを下地壁の前面に接着した際に、隙間の下端部が樹脂モルタルで埋まり通水がスムーズに行われなかった。
本発明によれば、施工が容易で、排水性に優れた外断熱構造を提供することができる。
1 断熱パネル
1a 発泡体
1b 面材
2 下地層
3 補強材
4 塗り仕上げ層
5 接着剤
6 下地壁
7 柱
8 内装
9 隙間
10 通水スペーサー
11 パネル補強材
1a 発泡体
1b 面材
2 下地層
3 補強材
4 塗り仕上げ層
5 接着剤
6 下地壁
7 柱
8 内装
9 隙間
10 通水スペーサー
11 パネル補強材
Claims (6)
- 建築物の下地壁の前面に断熱パネルを備え、該断熱パネルの外表面に湿式塗り仕上げが施されている外断熱構造であり、
前記下地壁と前記断熱パネルとは前後方向に垂直な一方向に連通する隙間を有して接着しており、
前記隙間の端部近傍に前記下地壁と前記断熱パネルとの間隔と同じ厚さを備える通水スペーサーが設けられている
ことを特徴とする、外断熱構造。 - 前記隙間は、前記前後方向に垂直な一方向以外の方向について少なくとも一方向が封止されている、請求項1に記載の外断熱構造。
- 前記通水スペーサーは、前記下地壁に固定されつつ、前記断熱パネルに押し当てられている、請求項1又は2に記載の外断熱構造。
- 前記断熱パネルの前面側から後面側に折り返されるように設けられたパネル補強材が、前記通水スペーサーと前記断熱パネルとの間に挟み込まれている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外断熱構造。
- 前記前後方向に垂直な一方向に関して、前記断熱パネルの後面側に位置する前記パネル補強材の端が前記通水スペーサーの最内端よりも内側に位置している、請求項4に記載の外断熱構造。
- 前記下地壁に前記通水スペーサーを固定し、該通水スペーサーに前記断熱パネルを押し当てることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外断熱構造の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017248115A JP2019112859A (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 外断熱構造及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017248115A JP2019112859A (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 外断熱構造及びその製造方法 |
Publications (1)
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JP2019112859A true JP2019112859A (ja) | 2019-07-11 |
Family
ID=67223076
Family Applications (1)
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JP2017248115A Pending JP2019112859A (ja) | 2017-12-25 | 2017-12-25 | 外断熱構造及びその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019112859A (ja) |
-
2017
- 2017-12-25 JP JP2017248115A patent/JP2019112859A/ja active Pending
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