JP2018162819A - シール栓装置及び管路封止方法 - Google Patents

シール栓装置及び管路封止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来に比べてより一層確実に管路端の開口を封止し、封止位置からズレが生じ難い又は生じないシール栓装置及び管路封止方法を提供すること。【解決手段】管路の開口を封止するシール栓装置1であって、管路内への装着時に、軸線が管路の軸線と略平行に配置される本体部2と、本体部2における管路内への進入方向側の周側面に設けられ、拡径可能な弾性体を有する拡径部3と、本体部2において進入方向側とは反対側の反進入方向側に設けられ、管路に対して係止可能な係止部4と、を備え、拡径した弾性体は、反進入方向側から進入方向側に向かって本体部2の径方向に大きく形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、シール栓装置及び管路封止方法に関し、特に従来に比べてより一層確実に管路端の開口を封止し、封止位置からズレが生じ難い又は生じないシール栓装置及び管路封止方法に関する。
封止する管路の均一な気密性の確保、及び良好な元整理の作業性を得るために、管路の内面に圧接される栓本体と、管路内の広い領域で径方向に広がるように軸支されたロックピンと、を備え、栓本体の側面に管路内での進入作業が容易になるようにテーパ面を設けて成る元整理用シール栓装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第4036721号
しかしながら、従来のシール栓装置には気密性に改善の余地があった。
よって、本発明が解決しようとする課題は、従来に比べてより一層確実に管路端の開口を封止し、封止位置からズレが生じ難い又は生じないシール栓装置及び管路封止方法を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係るシール栓装置は、管路の開口を封止するシール栓装置であって、管路内への装着時に、軸線が管路の軸線と略平行に配置される本体部と、本体部における管路内への進入方向側の周側面に設けられ、拡径可能な弾性体を有する拡径部と、本体部において進入方向側とは反対側の反進入方向側に設けられ、管路に対して係止可能な係止部と、を備え、拡径した弾性体は、反進入方向側から進入方向側に向かって本体部の径方向に大きく形成される。
本発明に係るシール栓装置において、係止部は、管路の内面に形成されるネジ部に螺合可能であることが好ましい。
本発明に係るシール栓装置において、本体部は、特定の圧力が作用すると一方向にのみ開弁する弁体を少なくとも2つ有し、一の弁体と他の弁体とは、開弁方向が進入方向側又は反進入方向側を指向するように互いに逆向きに設けられていることが好ましい。
本発明に係るシール栓装置において、管路は、第1管路と、第1管路から分岐する第2管路と、を有し、本体部を第2管路から第1管路に向かって挿入した状態で、本体部の進入方向側の端部が、第1管路と第2管路との分岐部よりも第1管路内側に突出すると共に、拡径部が、第1管路内から第2管路内に亘る範囲で第2管路の内径より大きく拡径することが好ましい。
前記課題を解決するための別の手段として、本発明に係る管路封止方法は、シール栓装置を用いて管路の開口を封止する管路封止方法であって、シール栓装置は、管路内への装着時に、軸線が管路の軸線と略平行に配置される本体部と、本体部における管路内への進入方向側の周側面に設けられ、拡径可能な弾性体を有する拡径部と、本体部において進入方向側とは反対側の反進入方向側に設けられ、管路に対して係止可能な係止部と、を備え、拡径した弾性体は、反進入方向側から進入方向側に向かって本体部の径方向に大きく形成される。
本発明では、拡径した弾性体が反進入方向側から進入方向側に向かって大きく形成されることで、拡径部に対して管路の開口部が食い込むので、従来に比べてより一層確実に管路の開口部を封止することができ、係止部の係止によって封止位置からズレが生じ難い又は生じないシール栓装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシール栓装置を示した平面図である。 図2は、図1に示すシール栓装置の断面概略図である。 図3は、図1に示すシール栓装置が作動した状態の断面概略図である。 図4は、元整理作業におけるシール栓装置のサービスチーへの装着工程を示す断面概略図である。 図5は、元整理作業における圧力調整工程及び密閉工程を示す断面概略図である。 図6は本発明の他の実施形態に係るシール栓装置を示す断面概略図である。
本発明に係るシール栓装置は、シール栓装置単体で管路の開口をシール可能な本栓、又は、管路端の開口に装着する密閉蓋と共に用いてシール栓装置は管路内に装着される仮栓のいずれとしても用いることができる。
本発明に係るシール栓装置を本栓として用いる場合は、本体部と、拡径部と、係止部とを備える。また、本発明に係るシール栓装置を仮栓として用いる場合は、本体部と、拡径部と、係止部と、弁体とを備える。つまり、本栓では弁体が必須ではない。
各部材の構成及び作用効果については、図面に示す具体的な実施形態と共に後述する。なお、図面に示す実施形態は、上記シール栓装置を仮栓として用いるものである。
本発明に係るシール栓装置の一実施形態について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
なお、図1は、本発明の一実施形態に係るシール栓装置1を示した平面図である。また、図2は、図1に示す切断面でのシール栓装置1の断面概略図である。図3は、図1に示すシール栓装置1が作動した状態の断面概略図である。
まず、図1及び2に示すように、シール栓装置1は、本体部2と、拡径部3と、係止部4とを備える。
本体部2は、略円柱形状であり、管路内への装着時に軸線が管路の軸線と略平行に配置される。本体部2は、大きく3つの部位を有し、具体的には作動部5と蓋部6と固定部7とを有する。
作動部5は、封止しようとする管路内にシール栓装置1を装着する際に、管路内へのシール栓装置1の進入方向側(図1における奥側、図2における下側)に設けられる部位である。作動部5は、後述するシール栓装置1の作動時に本体部2の軸線に沿って変位する部位である。
作動部5には、リリーフバルブ9及びチェックバルブ10の一端部が挿入配置可能な貫通孔が設けられている。リリーフバルブ9及びチェックバルブ10については後述する。
蓋部6は、上記進入方向側とは反対側の反進入方向側(図1における手前側、図2における上側)に設けられる部位である。蓋部6は、略円盤状部材であり、管路に装着されると管路の開口側に配置されることとなる。
蓋部6には、図1及び2に示すように、複数の貫通孔が設けられ、該貫通孔から本体部2内に後述の操作部8、リリーフバルブ9、及びチェックバルブ10等が挿入配置されている。操作部8については、リリーフバルブ9及びチェックバルブ10と共に後述する。
固定部7は、作動部5と蓋部6との間に挟まれて配置される部位である。特に図2に示すように、本体部2は、反進入方向側から進入方向側に向かって蓋部6、固定部7及び作動部5の順に配置されている。
固定部7は、蓋部6と同様に複数の貫通孔を有し、該貫通孔に後述の操作部8、リリーフバルブ9、及びチェックバルブ10等が挿入配置されている。固定部7と蓋部6とは相互に固定された状態で設けられる。なお、固定部7は、略中央部に配置される操作部8を回転可能に保持するための保持部11を有する。
操作部8は、ボルト状部材であり、一端部に操作用凹部12を有すると共に、他端部の周側面に外ネジ部13を有する。
操作用凹部12は、シール栓装置1を用いて管路を封止する際に適宜の操作用治具を挿入及び嵌合させるための凹部であり、図1に示すように蓋部6側に露出するように配置されている。
操作部8は、進入方向及び反進入方向に沿った方向には不動であり、かつ操作部8の軸線を中心として回転可能となるように、外ネジ部13が設けられていない周側面において保持部11により保持されている。
外ネジ部13は、保持部11より進入方向側に設けられるネジ山であり、作動部5の反進入方向側の略中央部に設けられた挿入孔の内面に形成される内ネジ部14に螺合可能である。
リリーフバルブ9とチェックバルブ10とは、開弁方向が相互に逆向きとなるように配置されている。具体的には、リリーフバルブ9及びチェックバルブ10は、特定の圧力が作用すると一方向にのみ開弁する弁体であり、それぞれの開弁方向が進入方向側又は反進入方向側を指向するように互いに逆向きに設けられている。リリーフバルブ9及びチェックバルブ10は、作動部5に対して固定的に配置され、反進入方向側の蓋部6の貫通孔と、進入方向側の作動部5の貫通孔とに開弁時にそれぞれ連通可能になっている。
なお、本実施形態では一例としてリリーフバルブ9の作動圧力が0.1MPaのものを用い、またチェックバルブ10の作動圧力が7kPaのものを用いている。なお、ガスの圧力に応じて、例えばリリーフバルブ9の作動圧力が0.1〜0.3Mpaのものを用いると共に、チェックバルブ10の作動圧力が1kPa以下のものを用いることもできる。もっとも、本発明はこれらの作動圧力に限定されず、適用する管路の種類、管路内を流通する流体の圧力等に鑑みて適宜に設定することができる。
拡径部3は、本体部2における進入方向側の周側面に設けられ、径方向に拡大可能な弾性体を有する。また、拡径部3は、弾性体が拡径しきった状態で、反進入方向側から進入方向側に向かって本体部2の径方向に大きく形成される。換言すると、拡径した拡径部3は、略漏斗状(中空円錐台状)に形成される。本発明における拡径部の弾性体の材料は管路内に流通する流体によって変質又は変性しにくいものであれば特に制限されず、本実施形態における拡径部3の弾性体はエラストマーを用いている。
拡径部3は、固定部7の周側面と作動部5の周側面とに渡されて設けられ、固定部7に当接している部位が固定されている。
作動部5は、反進入方向側に向けた傾斜面で構成されるテーパ部15を進入方向側の一端部に有する。なお、拡径部3は、テーパ部15に対しては固定されておらず、当接した状態で配置されている。
係止部4は、本体部2の蓋部6における周側面に設けられ、管路に対して係止可能な部位である。本実施形態における係止部4は、ネジ状部位として形成され、内ネジが設けられた管路の内面に対して螺合可能に設けられている。
また、係止部4は、図1及び2に示すように管路の封止前状態、換言すると拡径部3の拡径前状態においては、固定部7、拡径部3、及び作動部5よりも本体部2の径方向外側に大きく形成されている。
操作して管路を封止可能な状態としたシール栓装置1を図3に示している。管路を封止可能な状態とするには、図3に示すように操作用治具Jを操作部8の操作用凹部12に挿入して、回転操作を行う。この回転操作により、操作部8がその軸線を中心にして回転する。操作部8は、保持部11により進入方向及び反進入方向に沿った方向には不動となっているので、回転動作のみが生じる。
操作部8が回転すると、操作部8の外ネジ部13に螺合する作動部5の内ネジ部によって、作動部5が進入方向及び反進入方向に沿った方向に変位する。よって、操作部8を特定の方向(本実施形態では時計回り方向)に回転させることで、作動部5を反進入方向に変位させることができる。
作動部5が反進入方向に沿って変位すると、拡径部3の進入方向側の端部をテーパ部15が反進入方向側に押圧する。これにより、拡径部3におけるテーパ部15に当接する部位が反進入方向側に変位していくので、拡径部3の進入方向側の端部が本体部2の径方向外側に拡大することとなる。本実施形態においては、拡径部3が係止部4より本体部2の径方向に拡大することで管路端の開口を封止することができる。すなわち、作動部5の可動範囲は、拡径部3が係止部4より本体部2の径方向外側に拡大する範囲に設定すれば良い。
続いて、シール栓装置1を用いて管路端の開口を封止する方法について、図4及び5を参照しつつ説明する。本実施形態においては、管路Pに取付けられたサービスチーSの管路Pからの突起を小さくするためにシール栓装置1を用いた元整理作業について説明する。なお、図4及び5に示す作業工程が本発明に係る管路封止方法の一例である。
図4(a)及び(b)は、元整理作業におけるシール栓装置1のサービスチーSへの装着工程を示す断面概略図である。図5(a)〜(c)は、元整理作業における圧力調整工程及び密閉工程を示す断面概略図である。
シール栓装置1の管路への装着について、図4を参照しつつ説明する。図4(a)に示すように、管路PとサービスチーSとの接合部位までシール栓装置1をサービスチーS内で移動させる。サービスチーSの内面は図4に示すように内ネジが形成されているので、シール栓装置1の係止部4として形成されたネジ部とサービスチーSの内ネジとが螺合することでシール栓装置1が係止される。シール栓装置1は、シール栓装置1の軸線を中心にしてシール栓装置1全体を回転させることで螺合状態が維持されつつサービスチーS内での進退が可能である。
なお、サービスチーS内でのシール栓装置1の移動は、図4(a)に示すように、本体部2及び拡径部3の進入方向側端部が管路Pの開口から内部に進入した状態で停止する。シール栓装置1の移動量としては、拡径部3においてシール栓装置1の操作によりサービスチーSの内径及び管路Pの開口部Oより大きく拡径する部位が、管路Pの開口部Oに被さる位置となるように調整されるのが良い。シール栓装置1がサービスチーS内で管路P近傍まで移動したとき、又は移動が完了した後に、サービスチーSのシール栓装置1に対して反進入方向側部分を切断して除去する。これにより、サービスチーSの端部からシール栓装置1までの距離が小さくなるので、種々の治具及び工具等をサービスチーS内及びシール栓装置1に対して挿入し易く、シール栓装置1を用いた管路Pの封止操作、及び、その後の密閉作業及びガスの漏洩検査作業等の一連の作業が容易になる。サービスチーSの切断により新たに形成された開口部を切断開口部Cとする。
続いて図4(b)に示すように、サービスチーSの切断開口部Cから操作用治具Jを挿入して、操作用治具Jの先端部をシール栓装置1の操作用凹部12に嵌合させる。更に、操作用治具Jをその軸線を中心にして回転させることで、図3及び図4(b)に示すように、作動部5が反進入方向側に移動することでテーパ部15に押圧された拡径部3が本体部2の径方向外側に拡径する。これにより、拡径部3が管路Pの開口部Oを周方向に沿って密着する。拡径部3は弾性材料により形成されているので、開口部Oの縁部分が拡径部3に対してある程度埋没するまで拡径部3を拡径が可能であり、これによって気密性及び液密性が向上して、拡径部3による開口部Oの良好なシール性を確保することができる。図4(b)に示す状態になれば、次に図5に示すサービスチーSを完全に密閉する工程に移る。
なお、図4(b)に示すように、シール栓装置1は、本体部2の進入方向側の端部、つまり作動部5側の端部が管路P内側に突出すると共に、拡径部3が管路P内からサービスチーS内に亘る範囲で拡径している。換言すると、拡径部3が拡径する範囲としては、サービスチーSから進入方向側である管路P内に突出した作動部5のテーパ部15及びその周辺部位から、サービスチーS内に残置される作動部5の一部、蓋部6、固定部7及びその周辺部位までに亘る範囲である。拡径部3の拡径する範囲が、シールをしようとする管路Pの開口部Oを跨いだ範囲に設定されることで、サービスチーSの内面のみでシールするのではなく、開口部Oの進入方向側から反進入方向側に向かって被せるようにシールするので、良好なシール性が得られる。
シール栓装置1は拡径した拡径部3が反進入方向側から進入方向側に向かって大きく形成されることで、拡径部3が管路Pの開口部Oに当接して更に拡径しようとすると、拡径部3に形成されたテーパによってシール栓装置1全体が進入方向側に移動しようとする。しかしながら、係止部4によってシール栓装置1がサービスチーSに対して係止されているので、シール栓装置1は拡径操作を行っている位置からは不動である。これにより、拡径部3に対して管路Pの開口部Oの縁部分が大きく食い込むこととなり、シール栓装置1の確実なシールが可能となる。
更に、管路P及びサービスチーSに対してその位置を強固に保持しようとする固定状態が生じる、すなわちシール栓装置1の封止位置からのズレが生じ難い又は生じない。よって、シール栓装置1の管路P及びサービスチーSからの不用意な脱離等の事故が生じ難いので好ましい。
本実施形態に係るシール栓装置1は、管路Pの開口部Oの径より大きく拡径するのは変形容易な弾性部材である拡径部3のみである。作動部5は本体部2の軸線に沿った移動が生じるに過ぎず、作動部5自体に拡径機構を組込む必要が無い。これにより、作動部5が正常に作動するための構造及び拡径操作工程等が複雑化、煩雑化することがなく、シール栓装置1の部品点数を削減することができるので、保守点検も容易となる。
サービスチーSの切断開口部Cを密閉するために、まず図5(a)に示すように、管路P内の圧力を減圧する。この減圧作業は、次の工程である密閉蓋16の切断開口部Cに対する融着を正常に行うために実行される。具体的には、図2を参照しつつ上述したように、シール栓装置1は一方向にのみ開弁する弁体としてリリーフバルブ9及びチェックバルブ10を有し、相互に開弁方向が逆方向となるように配置されている。本実施形態においては、リリーフバルブ9の開弁方向は進入方向側から反進入方向側、すなわち管路PからサービスチーSに向かう方向である。また、チェックバルブ10の開弁方向は反進入方向側から進入方向側、すなわちサービスチーSから管路Pに向かう方向である。
本実施形態におけるチェックバルブ10としては、棒状の開弁工具Aにより押圧されると、強制的に開弁可能な弁体を用いている。開弁工具Aによりチェックバルブ10を開弁することで、管路P内がシール栓装置1より反進入方向側よりも高圧であった場合に圧力を低減し、反進入方向側と同圧にすることができる。管路P内が高圧になる要因としては様々であり、例えば図5(a)に示したエアパージ工程の残存圧力に起因する可能性等が挙げられる。この強制的な開弁工程を行うのは、管路P内の圧力が常圧よりは高圧であるが、リリーフバルブ9が開弁する程度の高圧ではない場合に特に有効である。
次いで、図5(b)に示すように、樹脂製のサービスチーSの切断開口部Cに同じく樹脂製の密閉蓋16を装着する。密閉蓋16は、切断開口部Cに対して融着により固定的に装着される。つまり、本実施形態において、密閉蓋16は管路P内の気密状態を維持するための本栓であり、シール栓装置1は密閉蓋16を安全に装着するための仮栓として機能する。なお、本実施形態では気密性向上のために切断開口部CからサービスチーS内に挿入される凸状部位を有する密閉蓋16が採用されている。
密閉蓋16が切断開口部Cに融着される際には、サービスチーS内における密閉蓋16とシール栓装置1との間の領域(以下、「第1領域S1」と称する)が融着の際の加熱膨張、及び、凸状部位の挿入によって、管路P内の領域(以下、「第2領域S2」と称する)よりも相対的に高圧になる。この密閉蓋16の装着工程時にはチェックバルブ10が開弁することで第1領域S1と第2領域S2とが同圧になる。
なお、図5(a)に示した強制的なチェックバルブ10の開弁工程を経ているので、図5(b)に示す密閉蓋16の装着によってチェックバルブ10が開弁する際に、第2領域S2から第1領域S1へのガスの逆流を抑制又は低減することができる。つまり、チェックバルブ10の強制開弁工程によって第1領域S1と第2領域S2とを同圧にすることで、同圧化しない場合に比べて第1領域S1と第2領域S2との絶対値での圧力差が低減され、特に第1領域S1より第2領域S2が高圧である状態を出来る限り解消することができる。これにより、密閉蓋16の融着工程の際に第1領域S1が第2領域S2より高圧となることが期待でき、かつ第2領域S2内で平均化された圧力は絶対値が低いので、融着時にチェックバルブ10が開弁した時の第2領域S2から第1領域S1へのガスの逆流を生じ難い。
ガスが逆流すると融着しようとしていた密閉蓋16がガス圧で飛ばされてサービスチーSの切断開口部Cから脱離してしまう可能性がある。本実施形態に係るシール栓装置1を用いることで上記逆流が生じ難いので、安全かつ安定的な融着工程が実行可能となる。また、密閉蓋16をサービスチーSに融着する際にガスが第1領域S1へと逆流すると、融着部分に微細な空隙が生じる可能性があり、この空隙は密閉蓋16による気密性の低下を招き得る。しかしながら、本実施形態に係るシール栓装置1を用いることでガスの上記逆流が生じ難いので融着部分における空隙が生じ難く、密閉蓋16による良好な気密性を確保することができる。
続いて、図5(c)に示す工程では密閉蓋16の気密性を確認するためのガスの漏洩検査を行う。図5(b)に示した工程の際にチェックバルブ10が開弁することで第1領域S1と第2領域S2とが同圧になっているが、漏洩検査工程では管路P内にガスを圧入することで第2領域S2を強制的に第1領域S1より高圧にする。ガスの圧入により、シール栓装置1のリリーフバルブ9が作動圧を超えると開弁するので、第2領域S2から第1領域S1へとガスが流入する。密閉蓋16からのガスの漏出の有無を監視することで、密閉蓋16の気密性を確認することができる。なお、密閉蓋16が正常な気密性を以てサービスチーSに装着されていれば、第2領域S2から第1領域S1へのガスの流入は、両領域が同圧になったときに停止するので放置しておいても良い。
ガスの漏洩検査工程でガス漏れが検出されない場合は、管路Pの元整理作業が完了する。以上により、管路PはサービスチーSが取付けられる前の密閉性を維持した状態で上記作業は完了することとなり、管路P内に通常通りのガスの流通が再開されても問題無い。
なお、上述した実施形態では蓋部6と固定部7とは別体の部材として設けられ、適宜の固定手段によって相互に固定されているが、本発明においては部材の組み付けに問題が無ければ一つの部材として形成されても良い。
管路Pに取付けられたサービスチーSの突起低減のための元整理作業において、シール栓装置1を用いた実施形態を示した。なお、突起低減が不要な場合であっても、上記実施形態に係るシール栓装置1を用いてサービスチーSの端部の開口部を封止することとしても良い。
以上のように図1〜図5において図示した実施形態以外にも、本発明の目的を達成可能な範囲で様々な形態を採用することができる。以下に、本発明における係止部の変形例について、図6を参照しつつ説明する。
なお、図6は本発明の他の実施形態に係るシール栓装置100を示す断面概略図であり、図6(a)は作動前の他の実施形態に係るシール栓装置100を示す断面概略図であり、図6(b)は作動後の他の実施形態に係るシール栓装置100を示す断面概略図である。
図6に示すシール栓装置100と上記シール栓装置1との相違点は、上記係止部4に代えて係止部41を採用している点である。係止部41は、周面にネジ山が形成されて成る係止部4とは異なり、反進入方向側に延在してサービスチーSの切断開口部Cに引っ掛けが可能に構成されている。シール栓装置100において、該相違点以外は上記シール栓装置1と同様の部材を用いているので、同様の部材及び参照符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。なお、シール栓装置100は、シール栓装置1と同様に2つの弁体を有する仮栓として使用することができる。
具体的には、係止部41はフック部17を有している。フック部17は、サービスチーSと同一樹脂材料から成り、蓋部61の周縁部から反進入方向側に延在し、先端部が略コの字型に屈曲されて成るフック状部位である。図6に示す実施形態ではフック部17は蓋部61の周方向に沿って90°毎に4つ設けられている。
シール栓装置100を使用するには、まず図6(a)に示すようにシール栓装置100がサービスチーS内に挿入される。フック部17は、サービスチーSの切断開口部Cから外側に露出した屈曲先端部が切断開口部Cの縁部分に引っ掛かった状態となることで、シール栓装置100のサービスチーSに対する係止状態となる。
なお、元整理作業において管路PからのサービスチーSの突出距離が決められている場合は、フック部17の延在長さは一定で良い。
該突出距離が作業毎に異なる場合は、例えばフック部17をまず短冊状の平板として設け、拡径部3が管路Pの開口部Oに臨む位置までシール栓装置100をサービスチーSに挿入した状態で、切断開口部Cの位置に合わせて平板の先端部をフック状に屈曲させつつ係止状態も略同時に実現させることができる。また、蓋部61とフック部17とを着脱自在に構成すると共に、予め種々の延在長さを有するフック部17を複数準備しておき、突出距離が決まり次第、突出距離に応じた長さのフック部17を蓋部61に取付けた上で、シール栓装置100をサービスチーS内に挿入することもできる。
更に、シール栓装置100と密閉蓋160によるサービスチーSの封止状態は、図6(b)に示すように拡径部3を拡径させてシール状態とした後に、密閉蓋160をサービスチーSの切断開口部Cに融着することで実現される。なお、密閉蓋160とフック部17とサービスチーSとは少なくとも周方向に沿って相互に融着されることで、一体的に固定状態となり、ガスの漏出を好適に抑制することができる。
シール栓装置100は、係止部41がフック部17の切断開口部Cの縁部分への引っ掛かりによって係止を行うので、例えば図4に示した内面にネジが形成されて成るサービスチーSだけでなく、図6に示すようにネジが形成されずに内面が平滑なサービスチーSにも適用することができる。
また、係止部41の係止形態によって、本体部2の外径がサービスチーSの内径より小さく、本体部2の周面部がサービスチーSの内面に接触しない場合であっても、係止の実現には影響が無い。よって、フック部17を採用することで本体部2をサービスチーSの大きさに合わせて設計する必要がなくなり、装置設計の自由度が向上する。
以上のように、本発明に係るシール栓装置の基本的な実施形態及び変形例について説明した。上記シール栓装置1及び100は、図4及び5で特に示したように、サービスチーの元整理作業において仮栓として用いているが、本発明においては発明の目的を達成する限り様々な配管に係る作業に用いることができる。管路の元整理作業以外には、例えば上記管路Pが例えばガスを流通させる本支管であり、上記サービスチーSが例えばサービスチー又は適宜の継手等を介して各家庭等にガスを分配させる分岐管である場合に、複数ある内の一の分岐管でガスの流通を中止し、その状態を維持したいという要求があれば、上記シール栓装置1及び100等を用いて分岐管の元整理作業を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により、本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1及び100:シール栓装置、2:本体部、3:拡径部、4及び41:係止部、5:作動部、6及び61:蓋部、7:固定部、8:操作部、9:リリーフバルブ、10:チェックバルブ、11:保持部、12:操作用凹部、13:外ネジ部、14:内ネジ部、15:テーパ部、16及び160:密閉蓋、17:フック部、J:操作用治具、S:サービスチー、P:管路、O:開口部、C:切断開口部、A:開弁工具、S1:第1領域、S2:第2領域

Claims (5)

  1. 管路の開口を封止するシール栓装置であって、
    前記管路内への装着時に、軸線が前記管路の軸線と略平行に配置される本体部と、
    前記本体部における前記管路内への進入方向側の周側面に設けられ、拡径可能な弾性体を有する拡径部と、
    前記本体部において前記進入方向側とは反対側の反進入方向側に設けられ、前記管路に対して係止可能な係止部と、を備え、
    拡径した前記弾性体は、前記反進入方向側から前記進入方向側に向かって前記本体部の径方向に大きく形成される、
    シール栓装置。
  2. 前記係止部は、前記管路の内面に形成されるネジ部に螺合可能である、
    請求項1に記載のシール栓装置。
  3. 前記本体部は、特定の圧力が作用すると一方向にのみ開弁する弁体を少なくとも2つ有し、
    一の前記弁体と他の前記弁体とは、開弁方向が前記進入方向側又は前記反進入方向側を指向するように互いに逆向きに設けられている、
    請求項1又は2に記載のシール栓装置。
  4. 前記管路は、第1管路と、前記第1管路から分岐する第2管路と、を有し、
    前記本体部を前記第2管路から前記第1管路に向かって挿入した状態で、
    前記本体部の前記進入方向側の端部が、前記第1管路と前記第2管路との分岐部よりも前記第1管路内側に突出すると共に、
    前記拡径部が、前記第1管路内から前記第2管路内に亘る範囲で前記第2管路の内径より大きく拡径する、
    請求項1〜3のいずれかに記載のシール栓装置。
  5. シール栓装置を用いて管路の開口を封止する管路封止方法であって、
    前記シール栓装置は、
    前記管路内への装着時に、軸線が前記管路の軸線と略平行に配置される本体部と、
    前記本体部における前記管路内への進入方向側の周側面に設けられ、拡径可能な弾性体を有する拡径部と、
    前記本体部において前記進入方向側とは反対側の反進入方向側に設けられ、前記管路に対して係止可能な係止部と、を備え、
    拡径した前記弾性体は、前記反進入方向側から前記進入方向側に向かって前記本体部の径方向に大きく形成される、
    管路封止方法。
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