JP2018161697A - ブレードケース - Google Patents

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Abstract

【課題】切削ブレードを回転軸に装着する際に切刃が破損する可能性を低く抑えられるブレードケースを提供する。【解決手段】収容部と、切削ブレードの被把持部に係合する第1係合爪を有する第1蓋部と、切削ブレードの被把持部に係合する第2係合爪を有する第2蓋部と、を備え、第1蓋部と第2蓋部とは、第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが接触及び分離できる態様で互いに連結され、第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが接触した状態では、第1係合爪と第2係合爪とによって切削ブレードを把持でき、第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが分離されると、切削ブレードの把持が解除されるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、板状の被加工物を切削加工する際に用いられる切削ブレードを収容するためのブレードケースに関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータに代表される電子機器では、電子回路等のデバイスを備えるデバイスチップが必須の構成要素になっている。デバイスチップは、例えば、シリコン等の半導体材料でなるウェーハの表面を複数の分割予定ライン(ストリート)で区画し、各領域にデバイスを形成した後、この分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することで得られる。
ウェーハを複数のデバイスチップへと分割する際には、例えば、回転軸(スピンドル)に環状の切削ブレードが装着された切削装置を使用する。高速に回転させた切削ブレードを被加工物の分割予定ラインに沿って深く切り込ませることで、この被加工物を切断して複数のデバイスチップへと分割できる。
切削ブレードの一態様として、アルミニウム等でなる環状の基台の外周部に、砥粒を含む切刃が固定されたハブタイプが知られている。このハブタイプの切削ブレードの切刃はめっき等の方法で薄く形成されることが多い。そこで、搬送等の際には、切削ブレードをブレードケースに収容して切刃の破損を防いでいる(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−323545号公報
上述した切削ブレードは、通常、オペレータ等によってブレードケースから取り出された後に切削装置の回転軸へと装着される。ところが、この装着の際に、誤って切削ブレードを切削装置等に衝突させて、切刃が破損してしまうことがある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削ブレードを回転軸に装着する際に切刃が破損する可能性を低く抑えられるブレードケースを提供することである。
本発明の一態様によれば、表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、底板、及び該底板の一方の面の外周部に一端が接続された収容部側壁を有し、該収容部側壁の内側に該切削ブレードを該裏面側から収容するための収容領域が形成された収容部と、該底板の一部に対応する第1天板、該収容部側壁の一部に対応し該第1天板の一方の面の外周部に一端が接続された第1蓋部側壁、及び該第1天板の該一方の面に設けられ該被把持部に係合する第1係合爪を有する第1蓋部と、該底板の他の一部に対応する第2天板、該収容部側壁の他の一部に対応し該第2天板の一方の面の外周部に一端が接続された第2蓋部側壁、及び該第2天板の該一方の面に設けられ該被把持部に係合する第2係合爪を有する第2蓋部と、を備え、該第1蓋部と該第2蓋部とは、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触及び分離できる態様で互いに連結され、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態では、第1係合爪と第2係合爪とによって該切削ブレードを把持でき、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが分離されると、該切削ブレードの把持が解除されるブレードケースが提供される。
上述した本発明の一態様において、該第1蓋部側壁と該第2蓋部側壁とを連結するヒンジ部と、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態を保つロック部と、を更に備えても良い。
また、上述した本発明の一態様において、該収容部側壁の他端側に形成された雌ネジと、該第1蓋部側壁の他端側に形成された第1雄ネジと、該第2蓋部側壁の他端側に形成された第2雄ネジと、を更に備え、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態で、該第1雄ネジ及び該第2雄ネジを該雌ネジにねじ込むことによって、該第1蓋部及び該第2蓋部が該収容部に取り付けられるようにしても良い。
本発明の一態様に係るブレードケースは、切削ブレードの被把持部に係合する第1係合爪を有する第1蓋部と、被把持部に係合する第2係合爪を有する第2蓋部と、を備え、この第1蓋部と第2蓋部とは、第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが接触及び分離できる態様で互いに連結される。
第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが接触した状態では、第1係合爪と第2係合爪とによって切削ブレードを把持し、第1蓋部と第2蓋部とで切削ブレードを保護できる。第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とが分離されると、第1係合爪と第2係合爪とによる切削ブレードの把持は解除される。
そのため、第1係合爪と第2係合爪とによって切削ブレードを把持することで、第1蓋部と第2蓋部とで切削ブレードを保護しながら、この切削ブレードを回転軸に装着できる。例えば、切削ブレードを回転軸に装着した後には、第1蓋部の一部と第2蓋部の一部とを分離させて、第1係合爪と第2係合爪とによる切削ブレードの把持を解除すれば良い。
このように、本発明の一態様に係るブレードケースによれば、第1蓋部と第2蓋部とで切削ブレードを保護しながら、切削ブレードを回転軸に装着できるので、切削ブレードを回転軸に装着する際に切刃が破損する可能性を低く抑えられる。
ブレードケースの構成例を模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、別の方向から見た第1蓋部及び第2蓋部を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、ロック部を拡大した断面図である。 図3(A)は、ブレードケースに切削ブレードが収容された状態を模式的に示す断面図であり、図3(B)は、収容部から第1蓋部及び第2蓋部が取り外された状態を模式的に示す断面図である。 図4(A)、図4(B)、及び図4(C)は、切削ブレードを回転軸に装着するための手順を模式的に示す斜視図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、ブレードケース2の構成例を模式的に示す斜視図であり、図2(A)は、図1とは別の方向から見たブレードケース2の一部を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、ブレードケース2の一部を拡大した断面図であり、図3(A)は、ブレードケース2に切削ブレード(ハブブレード)11が収容された状態を模式的に示す断面図である。
ブレードケース2は、いわゆるハブタイプの切削ブレード11を収容できるように構成されており、収容部4、第1蓋部6、及び第2蓋部8を含む。図3(A)に示すように、このブレードケース2に収容される切削ブレード11は、例えば、環状の基台13と、基台13の外周部に固定された環状の切刃15とで構成されている。
基台13は、例えば、アルミニウム等の金属を用いて形成され、その中央には、基台13を表面(図3(A)の上側の面)側から裏面側に貫通する孔(挿入孔)13aが設けられている。孔13aには、切削ブレード11を回転させるための回転軸(スピンドル)が挿入される。
また、基台13の表面側には、回転軸に対して切削ブレード11を取り付ける際や、回転軸から切削ブレード11を取り外す際に把持される被把持部13bが設けられている。被把持部13bは、挿入孔13aを囲む環状に形成され、基台13の表面側に突出している。また、被把持部13bの径は、基端側に比べて先端側で僅かに大きくなっている。
切刃15は、ダイヤモンド等の砥粒を金属(代表的には、ニッケル)等の結合材で固めて形成され、基台13の外周部から径方向外側に突出している。この切刃15は、例えば、めっき等の方法で10μm〜30μm程度の厚みに形成される。ただし、基台13や切刃15の材質、大きさ(厚さ)、製法等に特段の制限はない。
収容部4、第1蓋部6、及び第2蓋部8は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成される。収容部4は、平面視で円形の底板10と、底板10の第1面(一方の面)10a側の外周部に設けられた側壁(収容部側壁)12とを有している。側壁12の基端(一端)が底板10の外周部に接続されている。側壁12より内側が、切削ブレード11を収容する第1収容領域となる。
底板10の中央には、第1面10aから突出する円筒状の第1凸部14が設けられている。第1凸部14の外周の径は、切削ブレード11の基台13に設けられた孔13aの径と概ね等しくなっている。また、底板10の第1凸部14を囲む位置には、第1面10aから突出する円環状の第2凸部16が設けられている。第2凸部16の外周の径は、切刃15の内周の径よりも小さくなっている。側壁12の先端(他端)側の内周面には、ネジ溝(雌ネジ)18が形成されている。
収容部4の第1凸部14を基台13の孔13aに挿入するとともに、第2凸部16に基台13の裏面側を接触させることで、切削ブレード11を収容部4の第1収容領域に収容し、且つ、切削ブレード11の径方向への移動を規制できる。このように、第1収容領域には、切削ブレード11が基台13の裏面側から収容されることになる。
第1蓋部6は、平面視で半円形の天板(第1天板)20と、天板20の第1面(一方の面)20a側の外周部に設けられた側壁(第1蓋部側壁)22とを有している。側壁22の基端(一端)が天板20の外周部に接続されている。天板20の形状は、例えば、収容部4の底板10を2つに分割して得られる一方側の形状に対応している。
また、側壁22は、天板20の円周に相当する部分にのみ設けられている。つまり、側壁22は、収容部4の側壁12を2つに分割して得られる一方側に対応する位置にのみ配置される。また、天板20には、第1面20aから突出する係合爪(第1係合爪)24が設けられている。
係合爪24は、収容される切削ブレード11の被把持部13bの位置に合わせて配置され、被把持部13bと係合する。係合爪24の先端側は、被把持部13bの先端側より径の小さい被把持部13bの基端側と適切に係合できるように、側壁22の反対側に向かって僅かに傾斜している。
なお、本実施形態では、被把持部13bの約半分の領域を把持できる半円(半円環)状の係合爪24を設けているが、係合爪24の大きさ、形状、数量、配置等に特段の制限はない。側壁22の先端(他端)側の外周面には、収容部4のネジ溝18に対応するネジ山(第1雄ネジ)26が形成されている。
第2蓋部8は、平面視で半円形の天板(第2天板)28と、天板28の第1面(一方の面)28a側の外周部に設けられた側壁(第2蓋部側壁)30とを有している。側壁30の基端(一端)が天板28の外周部に接続されている。天板28の形状は、例えば、収容部4の底板10を2つに分割して得られる他方側の形状に対応している。
また、側壁30は、天板28の円周に相当する部分にのみ設けられている。つまり、側壁30は、収容部4の側壁12を2つに分割して得られる他方側に対応する位置にのみ配置される。また、天板28には、第1面28aから突出する係合爪(第2係合爪)32が設けられている。
係合爪32は、収容される切削ブレード11の被把持部13bの位置に合わせて配置され、被把持部13bと係合する。係合爪32の先端側は、被把持部13bの先端側より径の小さい被把持部13bの基端側と適切に係合できるように、側壁30の反対側に向かって僅かに傾斜している。
なお、本実施形態では、被把持部13bの約半分の領域を把持できる半円(半円環)状の係合爪32を設けているが、係合爪32の大きさ、形状、数量、配置等に特段の制限はない。側壁30の先端(他端)側の外周面には、収容部4のネジ溝18に対応するネジ山(第2雄ネジ)34が形成されている。
図1に示すように、第1蓋部6(側壁22)と第2蓋部8(側壁30)とは、第1蓋部6及び第2蓋部8と一体に形成されたヒンジ部36を介して互いに連結されており、ヒンジ部36を支点に開閉される。なお、第1蓋部6、第2蓋部8、及びヒンジ部36は、必ずしも一体に形成されなくて良い。
このヒンジ部36を支点に第1蓋部6と第2蓋部8とを閉じると、例えば、ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部と側壁30の一部とが互いに接触する。一方で、ヒンジ部36を支点に第1蓋部6と第2蓋部8とを開くと、ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部と側壁30の一部とは分離される。
図2(A)及び図2(B)に示すように、ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22及び側壁30の外周面には、第1蓋部6と第2蓋部8とを閉じた状態に保つためのロック部38が設けられている。ロック部38は、例えば、側壁22側のかぎ爪部40と側壁30側の突起部42とで構成されている。突起部42にかぎ爪部40を係合(ロック)させることで、第1蓋部6と第2蓋部8とは閉じた状態に保たれる。
切削ブレード11をブレードケース2に収容する際には、図3(A)に示すように、まず、収容部4の第1凸部14を基台13の孔13aに挿入し、第2凸部16に基台13の裏面側を接触させる。これにより、切削ブレード11が、収容部4の第1収容領域に収容される。
次に、第1蓋部6と第2蓋部8とを閉じ、そのネジ山26、34を収容部4のネジ溝18に接触させる。この状態で、例えば、第1蓋部6及び第2蓋部8を収容部4に対して第1方向に回転させ、ネジ溝18にネジ山26、34をねじ込むことで、第1蓋部6及び第2蓋部8を収容部4に取り付けることができる。
上述のように、第1蓋部6には、切削ブレード11の被把持部13bと係合する係合爪24が設けられており、第2蓋部8には、被把持部13bと係合する係合爪32が設けられている。そのため、第1収容領域に切削ブレード11を収容した状態で、第1蓋部6及び第2蓋部8を収容部4に取り付けると、係合爪24、32は、被把持部13bと係合する。
図3(B)は、収容部4から第1蓋部6及び第2蓋部8が取り外された状態を模式的に示す断面図である。収容部4から第1蓋部6及び第2蓋部8を取り外すには、例えば、収容部4に対して第1蓋部6及び第2蓋部8を第1方向と反対の第2方向に回転させる。これにより、ネジ山26、34をネジ溝18から緩めて、第1蓋部6及び第2蓋部8を収容部4から取り外すことができる。
上述のように、第1蓋部6の係合爪24及び第2蓋部8の係合爪32は、切削ブレード11の被把持部13bと係合している。そのため、第1蓋部6及び第2蓋部8を収容部4から取り外すと、図3(B)に示すように、切削ブレード11は、第1蓋部6の係合爪24及び第2蓋部8の係合爪32によって把持されたまま収容部4から取り出される。
次に、この切削ブレード11を回転軸に装着する手順の例を説明する。図4(A)、図4(B)、及び図4(C)は、切削ブレードを回転軸に装着するための手順を模式的に示す斜視図である。まず、切削ブレード11が装着される回転軸を含む切削ユニットの概略について説明する。
図4(A)、図4(B)、及び図4(C)に示すように、切削ユニット52は、切削装置の移動機構等に固定されるハウジング54を備えている。ハウジング54には、回転軸(スピンドル)56が支持されている。回転軸56の前端部56aは、ハウジング54の外部に露出している。この前端部56aは、例えば、円筒状に形成されており、前端部56aの外周の径は、切削ブレード11の孔13aの径と概ね同じである。
ハウジング54の前方には、回転軸56に装着される切削ブレード11等を収容するためのブレードカバー58が設けられている。ブレードカバー58は、ハウジング54の前部に固定される固定カバー60と、固定カバー60に対してスライドされるスライドカバー62とを含んでいる。
スライドカバー62は、エアシリンダ等でなるスライド機構64を介して固定カバー60に連結されており、エア供給路68等を通じて供給されるエアによってスライドする。例えば、切削ブレード11を回転軸56に装着した後に、スライドカバー62をスライドさせて閉じれば、切削ブレード11をブレードカバー58の内側に収容できる。
スライドカバー62には、切削ブレード11の下部を前後に挟む略L字状の一対のノズル70が設けられている。ノズル70には、切削水供給路72等を通じて切削水が供給される。ノズル70の先端側には、切削ブレード11に対面する複数のスリット(不図示)が形成されている。複数のスリットを通じて噴射される切削水によって、切削ブレード11や被加工物は、冷却、洗浄される。
一方で、固定カバー60にも、切削ブレード11に切削水を供給するためのノズル(不図示)が設けられている。切削水供給路74等を通じてこのノズルから供給される切削水によって、切削ブレード11や被加工物は、冷却、洗浄される。
切削ブレード11を回転軸56に装着する際には、図1に示すように、まず、スライドカバー62をスライドさせて開き、回転軸56の前端部56aに対して切削ブレード11を装着し易くする。次に、第1蓋部6の係合爪24及び第2蓋部8の係合爪32によって把持された状態の切削ブレード11の孔13aと、回転軸56の前端部56aとの位置を合わせる。
そして、この孔13aに前端部56aを挿入するように、第1蓋部6及び第2蓋部8を前端部56aに向けて移動させる。図4(B)に示すように、孔13aに前端部56aが挿入された後には、ロック部38を構成するかぎ爪部40と突起部42との係合(ロック)を解除して、図4(C)に示すように、第1蓋部6と第2蓋部8とを開く。その結果、係合爪24、32と被把持部13bとの係合も解除されて、回転軸56に装着された切削ブレード11から第1蓋部6と第2蓋部8とを取り外すことができる。
以上のように、本実施形態に係るブレードケースは、切削ブレード11の被把持部13bに係合する係合爪(第1係合爪)24を有する第1蓋部6と、被把持部13bに係合する係合爪(第2係合爪)32を有する第2蓋部8と、を備え、この第1蓋部6と第2蓋部8とは、ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部(第1蓋部6の一部)と側壁30の一部(第2蓋部8の一部)とが接触及び分離できる態様で互いに連結される。
ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部と側壁30の一部とが接触した状態では、係合爪24、32によって切削ブレード11を把持し、第1蓋部6と第2蓋部8とで切削ブレード11を保護できる。ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部と側壁30の一部とが分離されると、係合爪24、32による切削ブレード11の把持は解除される。
そのため、係合爪24、32によって切削ブレード11を把持することで、第1蓋部6と第2蓋部8とで切削ブレード11を保護しながら、この切削ブレード11を回転軸56に装着できる。例えば、切削ブレード11を回転軸56に装着した後には、ヒンジ部36の反対側に位置する側壁22の一部と側壁30の一部とを分離させて、係合爪24、32による切削ブレード11の把持を解除すれば良い。
このように、本実施形態に係るブレードケース2によれば、第1蓋部6と第2蓋部8とで切削ブレード11を保護しながら、切削ブレード11を回転軸56に装着できるので、切削ブレード11を回転軸56に装着する際に切刃15が破損する可能性を低く抑えられる。
本発明は、上記実施形態等の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、ヒンジ部36を介して第1蓋部6と第2蓋部8とを連結しているが、第1蓋部6と第2蓋部8とは、必ずしも連結されていなくて良い。すなわち、第1蓋部6と第2蓋部8とは、分離されていても良い。この場合には、例えば、ロック部38と同様のロック部をヒンジ部36の代わりに設けて、第1蓋部6と第2蓋部8とを連結できるようにしておけば良い。
その他、上記実施形態及び変形例に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更できる。
2 ブレードケース
4 収容部
6 第1蓋部
8 第2蓋部
10 底板
10a 第1面(一方の面)
12 側壁(収容部側壁)
14 第1凸部
16 第2凸部
18 ネジ溝(雌ネジ)
20 天板(第1天板)
20a 第1面(一方の面)
22 側壁(第1蓋部側壁)
24 係合爪(第1係合爪)
26 ネジ山(第1雄ネジ)
28 天板(第2天板)
28a 第1面(一方の面)
30 側壁(第2蓋部側壁)
32 係合爪(第2係合爪)
34 ネジ山(第2雄ネジ)
36 ヒンジ部
38 ロック部
40 かぎ爪部
42 突起部
52 切削ユニット
54 ハウジング
56 回転軸(スピンドル)
56a 前端部
58 ブレードカバー
60 固定カバー
62 スライドカバー
64 スライド機構
68 エア供給路
70 ノズル
72 切削水供給路
74 切削水供給路
11 切削ブレード
13 基台
13a 孔(挿入孔)
13b 被把持部
15 切刃

Claims (3)

  1. 表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、
    底板、及び該底板の一方の面の外周部に一端が接続された収容部側壁を有し、該収容部側壁の内側に該切削ブレードを該裏面側から収容するための収容領域が形成された収容部と、
    該底板の一部に対応する第1天板、該収容部側壁の一部に対応し該第1天板の一方の面の外周部に一端が接続された第1蓋部側壁、及び該第1天板の該一方の面に設けられ該被把持部に係合する第1係合爪を有する第1蓋部と、
    該底板の他の一部に対応する第2天板、該収容部側壁の他の一部に対応し該第2天板の一方の面の外周部に一端が接続された第2蓋部側壁、及び該第2天板の該一方の面に設けられ該被把持部に係合する第2係合爪を有する第2蓋部と、を備え、
    該第1蓋部と該第2蓋部とは、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触及び分離できる態様で互いに連結され、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態では、第1係合爪と第2係合爪とによって該切削ブレードを把持でき、該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが分離されると、該切削ブレードの把持が解除されることを特徴とするブレードケース。
  2. 該第1蓋部側壁と該第2蓋部側壁とを連結するヒンジ部と、
    該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態を保つロック部と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のブレードケース。
  3. 該収容部側壁の他端側に形成された雌ネジと、
    該第1蓋部側壁の他端側に形成された第1雄ネジと、
    該第2蓋部側壁の他端側に形成された第2雄ネジと、を更に備え、
    該第1蓋部の一部と該第2蓋部の一部とが接触した状態で、該第1雄ネジ及び該第2雄ネジを該雌ネジにねじ込むことによって、該第1蓋部及び該第2蓋部が該収容部に取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブレードケース。
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