JP6896329B2 - ブレードケース - Google Patents

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Description

本発明は、板状の被加工物を切削加工する際に用いられる切削ブレードを収容するためのブレードケースに関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータに代表される電子機器では、電子回路等のデバイスを備えるデバイスチップが必須の構成要素になっている。デバイスチップは、例えば、シリコン等の半導体材料でなるウェーハの表面を複数の分割予定ライン(ストリート)で区画し、各領域にデバイスを形成した後、この分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することで得られる。
ウェーハを複数のデバイスチップへと分割する際には、例えば、回転軸(スピンドル)に環状の切削ブレードが装着された切削装置を使用する。高速に回転させた切削ブレードを被加工物の分割予定ラインに沿って深く切り込ませることで、この被加工物を切断して複数のデバイスチップへと分割できる。
切削ブレードの一態様として、アルミニウム等でなる環状の基台の外周部に、砥粒を含む切刃が固定されたハブタイプが知られている。このハブタイプの切削ブレードの切刃はめっき等の方法で薄く形成されることが多い。そこで、搬送等の際には、切削ブレードをブレードケースに収容して切刃の破損を防いでいる(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−323545号公報
ところで、上述のブレードケースは、例えば、切削ブレードを収容するための収容領域のある収容部と、収容領域を閉じるための蓋部と、がヒンジ部を介して連結された構造を持つ。収容部には、切削ブレードの基台に設けられた孔に対応する形状の凸部が形成されており、切削ブレードは、この凸部を基台の孔に挿入した状態で収容領域に収容される。
切削ブレードをブレードケースから取り出す際には、通常、収容部を下にした状態で蓋部側を開く。基台の孔には収容部の凸部が挿入されているので、仮に、蓋部側が開かれた状態でブレードケースを傾けたとしても、切刃がブレードケースの内壁に接触して破損することはない。また、切削ブレードがブレードケースから脱落して破損することもない。
ところが、誤って、蓋部を下にした状態で収容部側を開いてしまうことがある。この場合には、収容部の凸部によって切削ブレードが保持されないので、例えば、ブレードケースを傾けてしまうと、切刃がブレードケースの内壁に接触して破損し易い。また、切削ブレードがブレードケースから脱落して破損する恐れもある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蓋部を下にした状態で収容部側を開いた場合でも、蓋部により切削ブレードを保持できるブレードケースを提供することである。
本発明の一態様によれば、表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、該収容部と該蓋部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、該天板の該一方の面側に配置され、該切削ブレードの移動を規制する移動規制部材と、を備え、該移動規制部材は、該天板の形状に対応する平板状に形成されるとともに、該切削ブレードの該被把持部が嵌合される嵌合孔を有し、該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該移動規制部材の該嵌合孔に該切削ブレードの該被把持部を嵌合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できるブレードケースが提供される。
本発明の別の一態様によれば、表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、該収容部と該蓋部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、該天板の該一方の面側に設けられ、該切削ブレードの移動を規制する複数の係合ピンと、を備え、該複数の係合ピンは、該切削ブレードの該被把持部に対応する位置に配置され、該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該複数の係合ピンに該切削ブレードの該被把持部を係合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できるブレードケースが提供される。
本発明の更に別の一態様によれば、表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該環状の基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、該蓋部と該収容部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、を備え、該天板の該一方の面側には、該切削ブレードの該被把持部が係合される係合凹部が形成されており、該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該係合凹部に該切削ブレードの該被把持部を係合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できるブレードケースが提供される。
本発明の一態様に係るブレードケースは、蓋部を構成する天板の一方の面側に配置され切削ブレードの移動を規制する移動規制部材を備えている。そして、この移動規制部材には、切削ブレードの被把持部が嵌合される嵌合孔が設けられている。そのため、移動規制部材の嵌合孔に切削ブレードの被把持部を嵌合させることで、蓋部により切削ブレードを保持できる。
また、本発明の別の一態様に係るブレードケースは、蓋部を構成する天板の一方の面側に設けられ切削ブレードの移動を規制する複数の係合ピンを備えている。そして、この複数の係合ピンは、切削ブレードの被把持部に対応する位置に配置されている。そのため、複数の係合ピンに切削ブレードの被把持部を係合させることで、蓋部により切削ブレードを保持できる。
また、本発明の更に別の一態様に係るブレードケースでは、蓋部を構成する天板の該一方の面側に切削ブレードの被把持部が係合される係合凹部が形成されている。そのため、係合凹部に切削ブレードの被把持部を係合させることで、蓋部により切削ブレードを保持できる。このように、本発明のブレードケースによれば、蓋部を下にした状態で収容部側を開いた場合でも、蓋部により切削ブレードを保持できる。
ブレードケース等の構成例を模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、切削ブレードを収容部側に載せた状態を模式的に示す断面図であり、図2(B)は、切削ブレードを収容した状態を模式的に示す断面図であり、図2(C)は、切削ブレードを蓋部側に載せた状態を模式的に示す断面図である。 図3(A)は、第1変形例に係るブレードケース等の構成例を模式的に示す断面図であり、図3(B)は、第2変形例に係るブレードケース等の構成例を模式的に示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るブレードケース2の構成例を模式的に示す斜視図である。ブレードケース2は、いわゆるハブタイプの切削ブレード(ハブブレード)11を収容できるように構成されており、収容部4と蓋部6とを含む。
このブレードケース2に収容される切削ブレード11は、例えば、環状の基台13と、基台13の外周部に固定された環状の切刃15とで構成されている。基台13は、例えば、アルミニウム等の金属を用いて形成され、その中央には、基台13を表面(図1の上側の面)側から裏面側に貫通する孔(挿入孔)13aが設けられている。孔13aには、切削ブレード11を回転させるための回転軸(スピンドル)が挿入される。
また、基台13の表面側には、回転軸に対して切削ブレード11を取り付ける際や、回転軸から切削ブレード11を取り外す際に把持される被把持部13bが設けられている。この被把持部13bは、挿入孔13aを囲む環状に形成され、基台13の表面側に突出している。
切刃15は、ダイヤモンド等の砥粒を金属(代表的には、ニッケル)等の結合材で固めて形成され、基台13の外周部から径方向外側に突出している。この切刃15は、例えば、めっき等の方法で10μm〜30μm程度の厚みに形成される。ただし、基台13や切刃15の材質、大きさ(厚さ)、製法等に特段の制限はない。
収容部4及び蓋部6は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体に形成され、ヒンジ部8によって互いに連結されている。収容部4は、底板10と、底板10の第1面(一方の面)10a側の外周部に設けられた側壁12とを有している。側壁12より内側が、切削ブレード11を収容する第1収容領域12aとなる。
底板10の中央には、第1面10aから突出する円筒状の第1凸部14が設けられている。第1凸部14の外周14aの径は、切削ブレード11の基台13に設けられた孔13aの径と概ね等しくなっている。また、底板10の第1凸部14を囲む位置には、第1面10aから突出する円環状の第2凸部16が設けられている。第2凸部16の外周16aの径は、切刃15の内周の径よりも小さくなっている。
第1凸部14を基台13の孔13aに挿入するとともに、第2凸部16に基台13の裏面側を接触させれば、径方向への移動を規制しながら収容部4側で切削ブレード11を保持できる。ヒンジ部8の反対側に位置する側壁12の外側には、外向きの第1爪部18が形成されている。
蓋部6は、天板20と、天板20の第1面(一方の面)20a側の外周部に設けられた側壁22とを有している。側壁22より内側が、第2収容領域22aとなる。なお、側壁22の高さは、収容部4の側壁12の高さよりも低くなっている。また、ヒンジ部8の反対側に位置する側壁22の内側には、内向きの第2爪部24が形成されている。
このように構成されたブレードケース2では、ヒンジ部8を支点に蓋部6を回転させて閉じることで、切削ブレード11を収容する第1収容領域12aを閉塞させることができる。この状態で、第1爪部18と第2爪部24とを係合させれば、蓋部6を閉じた閉状態が維持される。一方で、蓋部6を開いた開状態では、第1収容領域12aも開放される。
蓋部6の第2収容領域22a、すなわち、天板20の第1面20a側には、切削ブレードの移動を規制するための移動規制部材26が配置される。移動規制部材26は、例えば、紙や合成樹脂、不織布等を用いて、天板20の形状に対応する平板状に形成される。また、移動規制部材26の中央には、孔(嵌合孔)26aが設けられている。
孔26aの径は、切削ブレード11が有する被把持部13bの外周の径に概ね等しくなっている。そのため、例えば、この孔26aに切削ブレード11の被把持部13bを嵌合させることで、径方向への移動を規制しながら蓋部6側で切削ブレード11を保持できる。なお、移動規制部材26の材質、大きさ(厚さ)、形状、製法等に特段の制限はない。
次に、本実施形態に係るブレードケース2の使用例を説明する。図2(A)は、切削ブレード11を収容部4側に載せた状態を模式的に示す断面図であり、図2(B)は、切削ブレード11を収容した状態を模式的に示す断面図であり、図2(C)は、切削ブレード11を蓋部6側に載せた状態を模式的に示す断面図である。
切削ブレード11を収容部4側に載せる際には、例えば、図2(A)に示すように、第1凸部14を基台13の孔13aに挿入するとともに、第2凸部16に基台13の裏面側を接触させる。なお、この状態では、第1凸部14によって切削ブレード11の径方向への移動が規制されることになる。
切削ブレード11を収容部4側に載せた後には、図2(B)に示すように、蓋部6を閉じる。これにより、切削ブレード11は、ブレードケース2に収容される。なお、この状態で、移動規制部材26の孔26aには、切削ブレード11の被把持部13bが嵌合している。つまり、切削ブレード11は蓋部6側でも保持されることになる。
切削ブレード11をブレードケース2から取り出す際に、例えば、蓋部6を下にした状態で収容部4側を開いてしまった状況を想定する。この場合には、図2(C)に示すように、切削ブレード11が蓋部6側に載せられてしまうが、切削ブレード11の被把持部13bは、移動規制部材26の孔26aに嵌合しているので、仮に、ブレードケース2が傾いたとしても、切削ブレード11は殆ど移動しない。よって、切削ブレード11の破損を防止できる。
以上のように、本実施形態に係るブレードケースは、蓋部6を構成する天板20の第1面(一方の面)20a側に配置され切削ブレード11の移動を規制する移動規制部材26を備えている。そして、この移動規制部材26には、切削ブレード11の被把持部13bが嵌合される孔(嵌合孔)26aが設けられている。そのため、移動規制部材26の孔26aに切削ブレード11の被把持部13bを嵌合させることで、蓋部6により切削ブレード11を保持できる。よって、蓋部6を下にした状態で収容部4側を開いた場合でも、蓋部6により切削ブレード11を保持できる。
本発明は、上記実施形態等の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、平板状の移動規制部材26を用いて切削ブレード11の移動を規制しているが、他の構造で切削ブレード11の移動を規制することもできる。図3(A)は、第1変形例に係るブレードケース2等の構成例を模式的に示す断面図であり、図3(B)は、第2変形例に係るブレードケース2等の構成例を模式的に示す断面図である。
なお、第1変形例及び第2変形例に係るブレードケース2の基本的な構成要素は、上記実施形態に係るブレードケースの構成要素と共通している。よって、共通する構成要素には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図3(A)に示すように、第1変形例に係るブレードケース2は、移動規制部材26の孔(嵌合孔)26aの代わりとなる複数のピン(係合ピン)28が天板20の第1面20a側に設けられている。つまり、複数のピン28は、切削ブレード11の被把持部13bに対応する位置に配置されている。
そのため、例えば、この複数のピン28に切削ブレード11の被把持部13bを係合させることで、径方向への移動を規制しながら蓋部6側で切削ブレード11を保持できる。なお、ピン28の数や大きさに特段の制限はないが、径方向への移動を適切に規制できるように被把持部13bの少なくとも3つの異なる位置と係合する態様でピン28を設けると良い。
このように、第1変形例に係るブレードケース2は、蓋部6を構成する天板20の第1面(一方の面)20a側に設けられ切削ブレード11の移動を規制する複数のピン(係合ピン)28を備えている。そして、この複数のピン28は、切削ブレード11の被把持部13bに対応する位置に配置されている。そのため、複数のピン28に切削ブレード11の被把持部13bを係合させることで、蓋部6により切削ブレード11を保持できる。
図3(B)に示すように、第2変形例に係るブレードケース2は、移動規制部材26の孔(嵌合孔)26aの代わりとなる凹部(係合凹部)20bが天板20の第1面20a側に形成されている。つまり、凹部20bの径は、切削ブレード11が有する被把持部13bの外周の径に概ね等しくなっている。
そのため、例えば、この凹部20bに切削ブレード11の被把持部13bを係合させることで、径方向への移動を規制しながら蓋部6側で切削ブレード11を保持できる。なお、天板20は、適切な深さの凹部20bを形成できる程度に厚く形成されることが望ましい。
このように、第2変形例に係るブレードケース2は、蓋部6を構成する天板20の第1面(一方の面)20a側に切削ブレード11の被把持部13bが係合される凹部(係合凹部)20bが形成されている。そのため、凹部20bに切削ブレード11の被把持部13bを係合させることで、蓋部6により切削ブレード11を保持できる。
その他、上記実施形態及び変形例に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更できる。
2 ブレードケース
4 収容部
6 蓋部
8 ヒンジ部
10 底板
10a 第1面
12 側壁
12a 第1収容領域
14 第1凸部
14a 外周
16 第2凸部
16a 外周
18 第1爪部
20 天板
20a 第1面
20b 凹部(係合凹部)
22 側壁
22a 第2収容領域
24 第2爪部
26 移動規制部材
26a 孔(嵌合孔)
28 ピン(係合ピン)
11 切削ブレード
13 基台
13a 孔(挿入孔)
13b 被把持部
15 切刃

Claims (3)

  1. 表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、
    底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、
    天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、
    該収容部と該蓋部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、
    該天板の該一方の面側に配置され、該切削ブレードの移動を規制する移動規制部材と、を備え、
    該移動規制部材は、該天板の形状に対応する平板状に形成されるとともに、該切削ブレードの該被把持部が嵌合される嵌合孔を有し、
    該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該移動規制部材の該嵌合孔に該切削ブレードの該被把持部を嵌合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できることを特徴とするブレードケース。
  2. 表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、
    底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、
    天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、
    該収容部と該蓋部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、
    該天板の該一方の面側に設けられ、該切削ブレードの移動を規制する複数の係合ピンと、を備え、
    該複数の係合ピンは、該切削ブレードの該被把持部に対応する位置に配置され、
    該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該複数の係合ピンに該切削ブレードの該被把持部を係合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できることを特徴とするブレードケース。
  3. 表面側から裏面側に貫通し回転軸が挿入される挿入孔、及び該挿入孔を囲み表面側に突出する被把持部を有する環状の基台と、該環状の基台の外周部から該基台の径方向外側に突出する環状の切刃と、を備える切削ブレードを収容するブレードケースであって、
    底板、該底板の一方の面側の外周部に設けられた側壁、及び該挿入孔に対応して該底板の該一方の面に設けられ該切削ブレードを収容する際に該挿入孔に挿入される凸部を有する収容部と、
    天板、及び該天板の一方の面側の外周部に設けられた側壁を有する蓋部と、
    該収容部と該蓋部とを開閉可能に連結するヒンジ部と、を備え、
    該天板の該一方の面側には、該切削ブレードの該被把持部が係合される係合凹部が形成されており、
    該収容部を下にした状態で該蓋部が開かれた場合には、該基台の該挿入孔に該凸部が挿入された状態が保たれ、該蓋部を下にした状態で該収容部が開かれた場合には、該係合凹部に該切削ブレードの該被把持部を係合させることで、該蓋部により該切削ブレードを保持できることを特徴とするブレードケース。
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