JP2018161106A - 乗用苗移植機 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗用座席に座った作業者が機体の前方を見ながら安定した状態で安全に苗の供給作業を行える乗用苗移植機を提供すること。
【解決手段】左右前輪2,2と後下方に向けて設ける左右伝動ケース5L,5Rに軸支した左右後輪3,3で支持した車体1の前部に苗供給装置8と苗植付装置9を設け、前記左右伝動ケース5L,5Rの枢支軸4の側面視で上方に座席13を前向きに設けた乗用苗移植機とする。
【選択図】図1
【解決手段】左右前輪2,2と後下方に向けて設ける左右伝動ケース5L,5Rに軸支した左右後輪3,3で支持した車体1の前部に苗供給装置8と苗植付装置9を設け、前記左右伝動ケース5L,5Rの枢支軸4の側面視で上方に座席13を前向きに設けた乗用苗移植機とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、野菜苗を畝に植え付ける移植機で、作業者が機体上の座席に座って苗供給作業を行う乗用苗移植機に関する。
乗用苗移植機として、下記特許文献1には、後部に歩行操縦操作用ハンドルを設けた機体の最後部に苗供給装置と苗植付装置を設け、機体前部に後方に向かって座る乗用座席を設け、該乗用座席に座った作業者が手作業で苗供給装置に野菜苗を供給しながら機体を前進走行させて移植作業を行う構成が記載されている。
この構成の苗移植機は、乗用座席に座った作業者が苗植付装置の苗植付状況を確認しながら移植作業を行えるので、植付不良に気が付き易く、苗植付装置や機体の調整を行い易い。
しかしながら、機体は乗用座席に座った作業者の後方に向かって走行しながら作業者が苗供給作業を行うようになるために、作業者は機体の進路に障害物が無いか度々後方へ振り返らなければならず、苗の供給作業に集中できない。
本発明の目的は、上記従来の乗用苗移植機の課題に鑑みて、乗用座席に座った作業者が機体の前方を見ながら安定した状態で安全に苗の供給作業を行える乗用苗移植機を提供することである。
上記従来の乗用苗移植機の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、左右前輪2,2と後下方に向けて設ける左右伝動ケース5L,5Rに軸支した左右後輪3,3で支持した車体1の前部に苗供給装置8と苗植付装置9を設け、前記左右伝動ケース5L,5Rの枢支軸4の側面視で上方に座席13を前向きに設けた乗用苗移植機とする。
請求項2の発明は、車体1の中央に設ける座席13の下部に左右伝動ケース5L,5Rを揺動するシリンダ21と苗植付装置9の植付間隔を変更する植付間隔調整ミッション24を設け、苗供給装置8と座席13の間及び座席13の左右に搭乗フロア15を車体1に配設した乗用苗移植機とする。
請求項3の発明は、座席13を有する車体1の後部に操縦ハンドル17を設けた乗用苗移植機において、座席13の下部に前後方向のスライド軸23を設け、該スライド軸23に左右伝動ケース5L,5Rの下方回動に伴って後方へスライドするバランスウエイト22を設けたことを特徴とする乗用苗移植機とする。
請求項1の発明によれば、作業者は車体1の前に向かって座席13に座って進行方向を確認しながら苗供給装置8に野菜苗を供給する作業を行うので、頭をあまり移動しないで前方を確認出来るので安全であり、座席13が左右伝動ケース5L,5Rの枢支軸4の側面視で上方に位置するために、重い作業者の体重が車体1を支える左右前輪2,2と左右後輪3,3に分散し、左右伝動ケース5L,5Rが揺動して車体1が昇降しても不安定になることが無い。
請求項2の発明によれば、シリンダ21と植付間隔調整ミッション24を避けて座席13の回りに搭乗フロア15を設けるので、搭乗フロア15を低く出来て作業者の乗降が容易になる。
請求項3の発明によれば、乗用苗移植機を旋回する場合は、左右伝動ケース5L,5Rを下方回動して車体1を上昇させて操縦ハンドル17を押し下げて前輪2,2を浮かせるが、その際にバランスウエイト22が操縦ハンドル17側にスライドするので、操縦ハンドル17を押し下げる力を軽く出来る。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
車体1は、前部に固定される左右の前輪2,2と前後中間部の枢支軸4で揺動可能に設ける左右の伝動ケース5,5に軸支される後輪3,3で支持される。左右の伝動ケース5,5は車体1の左右傾きで作動する油圧或いは電動のシリンダ21で上下に揺動して車体1を左右水平に修正する。車体1の後部にはエンジン6を搭載し、ミッションケース7を装着して、左右の伝動ケース5,5のチェーン伝動を通じて左右後輪3,3に駆動力を伝動し、また、車体1の前部に設ける苗供給装置8と苗植付装置9を駆動する。
車体1の後端から左右後上方に操縦ハンドル17を設け、その後上部に操向クラッチレバー18等の操縦装置を設け、作業者が歩行しながら操縦出来るようにしている。
車体1の前上部には受け皿10が平面視でループ状に周回する苗供給装置8とその下部で植付具を昇降して受け皿10から受け取った野菜苗を畝に植え付ける苗植付装置9を設けている。苗供給装置8の左右中央には苗箱12を受ける苗箱受11を設けている。
車体1の前後左右中央で前記枢支軸4の略真上位置に支柱14で支持する座席13を前向きに設けている。座席13の下部にはシリンダ21や植付間隔調整ミッション24の他に前後方向のスライド軸23に沿って車体1の上昇に伴って後方へスライドするバランスウエイト22を設けている。この座席13の左右側部には苗箱12を載せる苗箱キャリー16を三段に設けている。
車体1の床面15上にブレーキペダル20やクラッチレバー19等の操縦装置を設けて、座席13に前向きに座った作業者が操縦出来るようにしている。また、苗供給装置8と座席13の間及び座席13の左右には搭乗フロア15を設け、車体1の後端でミッションケース7の左右から搭乗フロア15に向かってステップ25を設け、作業者が座席13の左右どちら側からでも乗り降りできるようにしている。
座席13に座った作業者が、前方を見ながら苗箱12から野菜苗を取出して苗供給装置8の周回する受け皿10に投入する作業を行うと、苗供給装置8の受け皿10から苗植付装置9の植付具に野菜苗が自動で供給されて、植付具が昇降して野菜苗が畝に植え付けられる。
車体1を旋回する場合は、作業者が車体1の後方に立ち、左右伝動ケース5L,5Rを下方に回動して車体1を上昇させた状態にして操縦ハンドル17を押し下げて前輪2,2を浮かせるが、その時にバランスウエイト22が後方へスライドして操縦ハンドル17の押し下げが容易になる。
図2,図3は、第二実施例で、車体1の前部にエンジン6とミッションケース7を搭載し、座席13を車体1の後部に設けている。
車体1を支持する左右前輪2,2は、ミッションケース7の枢支軸4から前方下方に設ける前支持ケース31L,31Rに枢支し、左右後輪3,3は枢支軸4から後下方に設ける左右伝動ケース5L,5Rに枢支している。
エンジン6の左右に灌水タンク26を搭載し、エンジン6の前にはバランスウエイト27を車体1に取り付けているので、車体1の前側から灌水タンク26の着脱が容易で、灌水タンク26はバランスウエイトとして作用する。
座席13の前には、苗供給装置8と苗植付装置9を設け、搭乗フロア15にサイドクラッチペダル28や走行クラッチレバー29を設け、搭乗フロア15の前カバー30は網面や透明樹脂板として苗植付装置9の作動状態を観察できるようにしている。なお、この前カバー30は、前記第一実施例においても同様に設けると良い。
1 車体
4 枢支軸
5L,5R 左右伝動ケース
8 苗供給装置
9 苗植付装置
13 座席
15 搭乗フロア
17 操縦ハンドル
21 シリンダ
22 バランスウエイト
23 スライド軸
24 植付間隔調整ミッション
4 枢支軸
5L,5R 左右伝動ケース
8 苗供給装置
9 苗植付装置
13 座席
15 搭乗フロア
17 操縦ハンドル
21 シリンダ
22 バランスウエイト
23 スライド軸
24 植付間隔調整ミッション
Claims (3)
- 左右前輪(2,2)と後下方に向けて設ける左右伝動ケース(5L,5R)に軸支した左右後輪(3,3)で支持した車体(1)の前部に苗供給装置(8)と苗植付装置(9)を設け、前記左右伝動ケース(5L,5R)の枢支軸(4)の側面視で上方に座席(13)を前向きに設けた、ことを特徴とする乗用苗移植機。
- 車体(1)の中央に設ける座席(13)の下部に左右伝動ケース(5L,5R)を揺動するシリンダ(21)と苗植付装置(9)の植付間隔を変更する植付間隔調整ミッション(24)を設け、苗供給装置(8)と前記座席(13)の間及び前記座席(13)の左右に搭乗フロア(15)を前記車体(1)に配設した、ことを特徴とする乗用苗移植機。
- 座席(13)を有する車体(1)の後部に操縦ハンドル(17)を設けた乗用苗移植機において、
前記座席(13)の下部に前後方向のスライド軸(23)を設け、該スライド軸(23)に左右伝動ケース(5L,5R)の下方回動に伴って後方へスライドするバランスウエイト(22)を設けた、ことを特徴とする乗用苗移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017061308A JP2018161106A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 乗用苗移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017061308A JP2018161106A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 乗用苗移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018161106A true JP2018161106A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63859049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017061308A Pending JP2018161106A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 乗用苗移植機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2018161106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021132621A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017061308A patent/JP2018161106A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021132621A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
JP7164838B2 (ja) | 2020-02-28 | 2022-11-02 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
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